JP2008129051A - パターン描画装置 - Google Patents

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清忠 雨森
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Abstract

【課題】装置の安定度を考慮した適正な時間間隔で照射位置の較正処理を行うことができ、装置の稼働率と描画品質とを両立させることができるパターン描画装置を提供する。
【解決手段】本実施形態のパターン描画装置1は、各光学ヘッドによるパルス光の照射位置を計測し、その照射位置のずれ量Pおよびずれ量の差分ΔPに応じて較正処理の時間間隔Tsを変更する。このため、光学ヘッドの安定度を考慮した適正な時間間隔Tsで較正処理を行うことができ、装置の稼働率と描画品質とを両立させることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、カラーフィルタ用ガラス基板、フラットパネルディスプレイ用ガラス基板、半導体基板、プリント基板等の基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置に関する。
従来より、感光材料が塗布された基板の表面に光を照射することにより、基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置が知られている。パターン描画装置は、基板を載置するステージと、ステージ上の基板の表面に光を照射する複数の光学ヘッドとを備えており、ステージとともに基板を水平方向に移動させつつ複数の光学ヘッドから光を照射することにより、基板の表面に所定のパターンを描画する。
このようなパターン描画装置の各光学ヘッドの内部には、所定の遮光部が形成されたガラス板であるアパーチャが搭載されている。パターン描画装置は、光源から出射された光が各光学ヘッド内においてアパーチャを通過することにより、所定パターンの光束となって基板の表面に照射される構成となっている。
このような従来のパターン描画装置の構成は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2006−145745号公報
従来のパターン描画装置の各光学ヘッドには、アパーチャの位置を調整するための駆動機構が設けられている。パターン描画装置は、描画データに基づいてアパーチャを移動させることにより、光の照射位置を調整できるようになっている。このような光学ヘッドにおいて、アパーチャの位置は、駆動機構の径時変化によって次第にずれてしまう場合がある。このため、従来のパターン描画装置では、所定の時間間隔ごとに各光学ヘッドによる光の照射位置を較正していた。
しかしながら、上記の較正処理は、頻繁に実行すると装置の稼働率を低下させてしまうこととなり、生産効率上好ましくない。一方、較正処理の時間間隔を大きくしすぎると、照射位置のずれ量が大きくなってしまう恐れがあり、描画品質上好ましくない。従来のパターン描画装置では、各光学ヘッドが安定しているか不安定であるかに関わらず、このような較正処理を一定の時間間隔で行っていた。このため、必ずしも装置の稼働率と描画品質とを両立させるために最適な時間間隔にはなっていなかった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、装置の安定度を考慮した適正な時間間隔で照射位置の較正処理を行うことができ、装置の稼働率と描画品質とを両立させることができるパターン描画装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する光照射手段と、前記保持手段と前記光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、前記光照射手段による光の照射位置を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された照射位置と理想位置とのずれ量を算出する算出手段と、前記ずれ量を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、その時間間隔を前記ずれ量に応じて変更する間隔変更手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する光照射手段と、前記保持手段と前記光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、前記光照射手段による光の照射位置を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された照射位置と理想位置とのずれ量を算出する算出手段と、前記ずれ量を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、前記ずれ量の増減傾向を取得する増減傾向取得手段と、前記較正処理の時間間隔を前記増減傾向に応じて変更する間隔変更手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する光照射手段と、前記保持手段と前記光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、前記光照射手段による光の照射位置を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された照射位置と理想位置とのずれ量を算出する算出手段と、前記ずれ量を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、前記ずれ量の増減傾向を取得する増減傾向取得手段と、前記較正処理の時間間隔を、前記ずれ量と前記増減傾向とに応じて変更する間隔変更手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のパターン描画装置において、前記間隔変更手段は、前記ずれ量に基づいて決まる第1の時間間隔と、前記増減傾向に基づいて決まる第2の時間間隔とにそれぞれ所定の係数を乗じて両者を合算することにより、変更後の時間間隔を算出することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項3または請求項4に記載のパターン描画装置において、複数の前記光照射手段を有し、前記算出手段により前記光照射手段ごとに算出されたずれ量と、前記増減傾向取得手段により前記光照射手段ごとに算出された前記増減傾向とのそれぞれについて、代表値を決定する代表値決定手段を更に備え、前記間隔変更手段は、前記較正処理の時間間隔を前記代表値に応じて変更することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する複数の光照射手段と、前記保持手段と前記複数の光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、前記複数の光照射手段による光の照射位置をそれぞれ計測する計測手段と、前記計測手段により計測された複数の照射位置の相対的な差を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記複数の照射位置の相対的な差を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、その時間間隔を、前記算出手段により算出された前記複数の照射位置の相対的な差に応じて変更する間隔変更手段と、を備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する複数の光照射手段と、前記保持手段と前記複数の光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、前記複数の光照射手段による光の照射位置をそれぞれ計測する計測手段と、前記計測手段により計測された複数の照射位置の相対的な差を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記複数の照射位置の相対的な差を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、前記複数の照射位置の相対的な差の増減傾向を取得する増減傾向取得手段と、前記較正処理の時間間隔を前記増減傾向に応じて変更する間隔変更手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する複数の光照射手段と、前記保持手段と前記複数の光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、前記複数の光照射手段による光の照射位置をそれぞれ計測する計測手段と、前記計測手段により計測された複数の照射位置の相対的な差を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記複数の照射位置の相対的な差を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、前記照射位置の相対的な差の増減傾向を取得する増減傾向取得手段と、前記較正処理の時間間隔を、前記算出手段により算出された前記複数の照射位置の相対的な差と前記増減傾向とに応じて変更する間隔変更手段と、を備えることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載のパターン描画装置において、前記間隔変更手段は、前記複数の照射位置の相対的な差に基づいて決まる第1の時間間隔と、前記増減傾向に基づいて決まる第2の時間間隔とにそれぞれ所定の係数を乗じて両者を合算することにより、変更後の時間間隔を算出することを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1から請求項9までのいずれかに記載のパターン描画装置において、前記光照射手段は、光源から出射される光を部分的に遮光して所定パターンの光束を形成するアパーチャを有し、前記調整手段は、前記アパーチャの位置を移動させることにより前記照射位置を調整することを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項1から請求項10までのいずれかに記載のパターン描画装置において、前記計測手段は、前記光照射手段から照射される光を撮影する撮影手段を有し、前記撮影手段により取得された画像データに基づいて前記照射位置を計測することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、パターン描画装置は、光照射手段による光の照射位置を計測し、その照射位置のずれ量に応じて較正処理の時間間隔を変更する。このため、光照射手段の安定度を考慮した適正な時間間隔で較正処理を行うことができ、装置の稼働率と描画品質とを両立させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、パターン描画装置は、光照射手段による光の照射位置を計測し、その照射位置のずれ量の増減傾向に応じて較正処理の時間間隔を変更する。このため、光照射手段の安定度を考慮した適正な時間間隔で較正処理を行うことができ、装置の稼働率と描画品質とを両立させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、パターン描画装置は、光照射手段による光の照射位置を計測し、その照射位置のずれ量およびずれ量の増減傾向に応じて較正処理の時間間隔を変更する。このため、光照射手段の安定度を考慮した適正な時間間隔で較正処理を行うことができ、装置の稼働率と描画品質とを両立させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、パターン描画装置は、照射位置のずれ量に基づいて決まる第1の時間間隔と、照射位置のずれ量の増減傾向に基づいて決まる第2の時間間隔とにそれぞれ所定の係数を乗じて両者を合算することにより、変更後の時間間隔を算出する。このため、適正な時間間隔を容易に算出することができる。
請求項5に記載の発明によれば、パターン描画装置は、光照射手段ごとに算出されたずれ量と、光照射手段ごとに算出された増減傾向とのそれぞれについて代表値を決定し、その代表値に応じて較正処理の時間間隔を変更する。このため、最も不安定な値または最も不安定な光照射手段を基準として較正処理の時間間隔を変更することができる。
請求項6に記載の発明によれば、パターン描画装置は、複数の光照射手段による光の照射位置をそれぞれ計測し、それらの照射位置の相対的な差に応じて較正処理の時間間隔を変更する。このため、光照射手段の安定度を考慮した適正な時間間隔で較正処理を行うことができ、装置の稼働率と描画品質とを両立させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、パターン描画装置は、複数の光照射手段による光の照射位置をそれぞれ計測し、それらの照射位置の相対的な差の増減傾向に応じて較正処理の時間間隔を変更する。このため、光照射手段の安定度を考慮した適正な時間間隔で較正処理を行うことができ、装置の稼働率と描画品質とを両立させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、パターン描画装置は、複数の光照射手段による光の照射位置をそれぞれ計測し、それらの照射位置の相対的な差およびその増減傾向に応じて較正処理の時間間隔を変更する。このため、光照射手段の安定度を考慮した適正な時間間隔で較正処理を行うことができ、装置の稼働率と描画品質とを両立させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、パターン描画装置は、複数の照射位置の相対的な差に基づいて決まる第1の時間間隔と、複数の照射位置の相対的な差の増減傾向に基づいて決まる第2の時間間隔とにそれぞれ所定の係数を乗じて両者を合算することにより、変更後の時間間隔を算出する。このため、適正な時間間隔を容易に算出することができる。
請求項10に記載の発明によれば、パターン描画装置は、光照射手段内のアパーチャの位置を移動させることにより光の照射位置を調整する。このため、光の照射位置を容易に微調整することができる。
請求項11に記載の発明によれば、計測手段は、光照射手段から照射される光を撮影する撮影手段を有し、撮影手段により取得された画像データに基づいて照射位置を計測する。このため、テスト描画を行うことなく光の照射位置を調整することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照される各図には、各部材の位置関係や動作方向を明確化するために、共通のXYZ直交座標系が付されている。
<1.パターン描画装置の全体構成>
図1および図2は、本発明の一実施形態に係るパターン描画装置1の構成を示した側面図および上面図である。パターン描画装置1は、液晶表示装置のカラーフィルタを製造する工程において、カラーフィルタ用のガラス基板(以下、単に「基板」という。)9の上面に所定のパターンを描画するための装置である。図1および図2に示したように、パターン描画装置1は、基板9を保持するためのステージ10と、ステージ10に連結されたステージ駆動部20と、複数の光学ヘッド32a〜32gを有するヘッド部30と、各光学ヘッド32a,32b,…,32gからの照射光を撮影するための照射光撮影部40と、装置各部の動作を制御するための制御部50とを備えている。
ステージ10は、平板状の外形を有し、その上面に基板9を水平姿勢に載置して保持するための保持部である。ステージ10の上面には複数の吸引孔(図示省略)が形成されている。このため、ステージ10上に基板9を載置したときには、吸引孔の吸引圧により基板9はステージ10の上面に固定保持される。なお、ステージ10上に保持された基板9の表面には、カラーレジスト等の感光材料の層が形成されている。
ステージ駆動部20は、ステージ10を主走査方向(Y軸方向)、副走査方向(X軸方向)、および回転方向(Z軸周りの回転方向)に移動させるための機構である。ステージ駆動部20は、ステージ10を回転させる回転機構21と、ステージ10を回転可能に支持する支持プレート22と、支持プレート22を副走査方向に移動させる副走査機構23と、副走査機構23を介して支持プレート22を支持するベースプレート24と、ベースプレート24を主走査方向に移動させる主走査機構25と、を有している。
回転機構21は、ステージ10の−Y側の端部に取り付けられた移動子と、支持プレート22の上面に敷設された固定子とにより構成されたリニアモータ21aを有している。また、ステージ10の中央部下面側と支持プレート22との間には回転軸21bが設けられている。このため、リニアモータ21aを動作させると、固定子に沿って移動子がX軸方向に移動し、支持プレート22上の回転軸21bを中心としてステージ10が所定角度の範囲内で回転する。
副走査機構23は、支持プレート22の下面に取り付けられた移動子とベースプレート24の上面に敷設された固定子とにより構成されたリニアモータ23aを有している。また、支持プレート22とベースプレート24との間には、副走査方向にのびる一対のガイド部23bが設けられている。このため、リニアモータ23aを動作させると、ベースプレート24上のガイド部23bに沿って支持プレート22が副走査方向に移動する。
主走査機構25は、ベースプレート24の下面に取り付けられた移動子と本装置1の基台60上に敷設された固定子とにより構成されたリニアモータ25aを有している。また、ベースプレート24と基台60との間には、主走査方向にのびる一対のガイド部25bが設けられている。このため、リニアモータ25aを動作させると、基台60上のガイド部25bに沿ってベースプレート24が主走査方向に移動する。
ヘッド部30は、ステージ10上に保持された基板9の上面に所定パターンのパルス光を照射するための機構である。ヘッド部30は、ステージ10およびステージ駆動部20を跨ぐようにして基台60上に架設されたフレーム31と、フレーム31に副走査方向に沿って等間隔に取り付けられた7つの光学ヘッド32a〜32gとを有している。各光学ヘッド32a,32b,…,32gには、照明光学系33を介して1つのレーザ発振器34が接続されている。また、レーザ発振器34にはレーザ駆動部35が接続されている。このため、レーザ駆動部35を動作させると、レーザ発振器34からパルス光が発振され、発振されたパルス光は照明光学系33を介して各光学ヘッド32a,32b,…,32g内に導入される。
各光学ヘッド32a,32b,…,32gの内部には、照明光学系33から導入されたパルス光を下方へ向けて出射するための出射部36と、パルス光を部分的に遮光するためのアパーチャユニット37と、パルス光を基板9の上面に結像させるための投影光学系38とが設けられている。アパーチャユニット37には、所定の遮光パターンが形成されたガラス板であるアパーチャAPがセットされている。出射部36から出射されたパルス光は、アパーチャユニット37にセットされたアパーチャAPを通過する際に部分的に遮光され、所定パターンの光束として投影光学系38へ入射する。そして、投影光学系38を通過したパルス光が基板9の上面に照射されることにより、基板9上の感光材料に所定のパターンが描画される。
また、図1に概念的に示したように、各光学ヘッド32a,32b,…,32gには、アパーチャユニット37にセットされたアパーチャAPの位置を調整するためのアパーチャ駆動部39が設けられている。アパーチャ駆動部39は、アパーチャAPの水平位置(水平面内の傾きを含む)を調整することにより、基板9に対するパターンの投影位置を調整することができる。アパーチャ駆動部39は、例えば、複数のリニアモータを組み合わせて構成することができる。
照射光撮影部40は、各光学ヘッド32a,32b,…,32gから照射されるパルス光を撮影するための機構である。照射光撮影部40は、CCDカメラ41と、ガイドレール42と、リニアモータ等により構成されたカメラ駆動機構43とを有している。CCDカメラ41は、撮影方向を上方に向けて配置されている。また、カメラ駆動機構43を動作させると、ベースプレート24の+Y側の側辺に取り付けられたガイドレール42に沿ってCCDカメラ41が副走査方向に移動する。
CCDカメラ41を使用するときには、まず、主走査機構25を動作させ、CCDカメラ41がヘッド部30の下方に位置するように、ベースプレート24を位置決めする(図1および図2の状態)。そして、カメラ駆動機構43を動作させることによりCCDカメラ41を副走査方向に移動させつつ、各光学ヘッド32a,32b,…,32gから照射されるパルス光をCCDカメラ41で撮影する。撮影により取得された画像データは、CCDカメラ41から制御部50に転送される。
制御部50は、パターン描画装置1内の上記各部の動作を制御するための処理部である。図3は、パターン描画装置1の上記各部と制御部50との間の接続構成を示したブロック図である。図3に示したように、制御部50は、上記の回転機構21、副走査機構23、主走査機構25、レーザ駆動部35、照明光学系33、投影光学系38、アパーチャ駆動部39、CCDカメラ41、およびカメラ駆動機構43と電気的に接続されており、これらの動作を制御する。なお、制御部50は、例えば、CPUやメモリを有するコンピュータにより構成され、コンピュータにインストールされたプログラムに従ってコンピュータが動作することにより上記の制御を行う。
このようなパターン描画装置1において描画処理を行うときには、入力された描画データに従い、ステージ10を主走査方向および副走査方向に移動させつつ、各光学ヘッド32a,32b,…,32gからパルス光を照射し、基板9上にパターンを描画する。具体的には、まず、ステージ10を主走査方向に移動させつつ、各光学ヘッド32a,32b,…,32gからパルス光を照射する。これにより、基板9の上面には所定の露光幅(例えば50mm幅)で複数本のパターンが主走査方向に描画される。1回の主走査方向への描画が終了すると、パターン描画装置1は、ステージ10を副走査方向に露光幅分だけ移動させ、ステージ10を再び主走査方向に移動させつつ、各光学ヘッド32a,32b,…,32gからパルス光を照射する。このように、パターン描画装置1は、光学ヘッド32a,32b,…,32gの露光幅ずつ基板9を副走査方向にずらしながら、主走査方向への描画を所定回数(例えば4回)繰り返すことにより、基板9上にカラーフィルタ用のパターンを描画する。
<2.照射位置の較正機能について>
このパターン描画装置1は、入力された描画データに基づいて基板9上の正確な位置に描画を行うために、各光学ヘッド32a,32b,…,32gから照射されるパルス光の微小な位置ずれを較正する機能を有している。以下では、このような照射位置の較正機能について説明する。
図4は、パターン描画装置1の構成のうち、照射位置の較正機能に関わる部分のみを模式的に示した図である。図4に示したように、このパターン描画装置1は、照射光撮影部40、アパーチャ駆動部39、および制御部50を使用して、照射位置の較正機能を実現する。制御部50の内部には、照射光撮影部40から受信した画像データをアナログデータからデジタルデータに変換するためのA/D変換部51と、画像データや後述するずれ量P等のデータを一時的に保持するためのメモリ52と、メモリ52にアクセスしつつ種々のデータ処理を行うためのCPU53と、CPU53からの指令に基づきアパーチャ駆動部39を動作させるためのドライバ54と、後述するルックアップテーブル55x,55yを記憶保持するためのLUT保持部55と、較正処理のタイミングを通知するためのタイマー56とが設けられ、これらは相互に電気的に接続されている。また、A/D変換部51は照射光撮影部40のCCDカメラ41と電気的に接続されており、ドライバ54はアパーチャ駆動部39と電気的に接続されている。
図5は、パターン描画装置1における照射位置の較正処理の流れを示したフローチャートである。光学ヘッド32a〜32gの照射位置を較正するときには、まず、主走査機構25を動作させ、CCDカメラ41がヘッド部30の下方に位置するように、ベースプレート24を移動させる(図1および図2の状態)。そして、各光学ヘッド32a,32b,…,32gからパルス光を照射しつつCCDカメラ41を副走査方向に移動させ、各光学ヘッド32a,32b,…,32gから照射されるパルス光をCCDカメラ41で撮影する(ステップS41)。
撮影により取得された各画像データは、CCDカメラ41から制御部50内のA/D変換部51に送信される。A/D変換部51は、CCDカメラ41から受信した各画像データをアナログデータからデジタルデータに変換し、変換後の各画像データをメモリ52に保存する(ステップS42)。
その後、CPU53は、メモリ52に保存された各画像データを読み出し、読み出した画像データを解析することにより、光学ヘッドごとに、CCDカメラ41の視野中心に対するパルス光の位置を取得する。そして、CPU53は、取得されたパルス光の位置と理想的なパルス光の位置とを比較することにより、各光学ヘッド32a,32b,…,32gの照射位置のずれ量Pを計測する(ステップS43)。
CPU53は、光学ヘッドごとに計測された照射位置のずれ量Pを、後述するΔPの算出処理で使用するために、一旦メモリ52に保存する。また、CPU53は、各位置ずれ量Pを予め設定された閾値と比較することにより、較正処理の要否を判断する(ステップS44)。具体的には、位置ずれ量Pが閾値を超えている場合には、当該光学ヘッドについて照射位置の較正処理が必要と判断する。また、位置ずれ量Pが閾値以下である場合には、当該光学ヘッドについて照射位置の較正処理は必要ないと判断する。
CPU53は、ドライバ54を介して、照射位置の較正処理が必要と判断された光学ヘッドのアパーチャ駆動部39を動作させ、上記の位置ずれ量Pを減少させるように当該光学ヘッドのアパーチャAPを移動させる(ステップS45)。これにより、当該光学ヘッドにおけるパルス光の照射位置が較正される。一方、CPU53は、照射位置の較正処理が必要ないと判断された光学ヘッドについては、アパーチャ駆動部39を動作させず、当該光学ヘッドのアパーチャAPをそのままの状態に維持する。
以上が、パターン描画装置1における照射位置の較正処理の流れであるが、このような較正処理は、描画データが変更されたときに、あるいは、同一の描画データに基づいて複数回の描画処理を行う際に適当な時間間隔で、実行される。すなわち、同一の描画データに基づいて複数回の描画処理を行うときには、複数の基板に対して順次に描画処理を行いつつ、適当な時間間隔が経過した時点で、その次の基板を搬入する前に上記の較正処理を行う。そして、このパターン描画装置1は、このような「較正処理の時間間隔」を設定する機能を有している。以下では、このような「較正処理の時間間隔」を設定する処理の流れについて説明する。
図6は、較正処理の時間間隔を設定する処理の流れを示したフローチャートである。複数回の較正処理を行うときには、まず、制御部50内のタイマー56を初期化する(ステップS1)。すなわち、タイマー56のカウント値Tとして標準の値T0を設定する。そして、タイマー56の動作を開始させ(ステップS2)、タイマー56のカウント値Tが0となるのを待つ(ステップS3)。なお、タイマー56を動作させている間、パターン描画装置1は複数の基板9に対して順次に描画処理を行う。
やがて、タイマー56のカウント値Tが0になると、パターン描画装置1は、その時点において実行されている基板9の描画処理が終了した後、その次の基板9の描画処理を行う前に、各光学ヘッド32a,32b,…,32gの照射位置の較正処理を行う(ステップS4)。較正処理の詳細は、上記のステップS41〜S45の通りである。すなわち、パターン描画装置1は、CCDカメラ41により撮影された画像データに基づいて各光学ヘッド32a,32b,…,32gによる照射位置のずれ量Pを計測し、そのずれ量Pを減少させるようにアパーチャAPを移動させることにより、各光学ヘッド32a,32b,…,32gの照射位置を較正する。
続いて、CPU53は、メモリ52にアクセスし、今回の較正処理において取得された各光学ヘッド32a,32b,…,32gの照射位置のずれ量P(以下P(i)と表記する)と、前回の較正処理において取得された各光学ヘッド32a,32b,…,32gの照射位置のずれ量P(以下P(i−1)と表記する)とを読み出す。そして、光学ヘッドごとにこれらの差分ΔP=P(i)−P(i−1)を算出する(ステップS5)。なお、上記のステップS4が1回目の較正処理である場合には、前回計測されたずれ量P(i−1)は存在しないため、ステップS5では、P(i−1)の代わりに予め設定された定数(例えば0)を使用すればよい。
図7は、このようにして光学ヘッドごとに取得された照射位置のずれ量Pおよび差分ΔPの一例を示した図である。CPU53はこのような複数のずれ量Pおよび差分ΔPのうち、それぞれ最も値の大きいものを装置としての照射位置のずれ量Paおよび差分ΔPaとして採用する(ステップS6)。例えば、図7の例では、光学ヘッド32fの照射位置のずれ量(P=12)が最も大きいため、それを装置としての照射位置のずれ量Paとして採用する。また、図7の例では、光学ヘッド32bの照射位置のずれ量の差分(ΔP=6)が最も大きいため、それを装置としての照射位置のずれ量の差分ΔPaとして採用する。そして、これらの値を次のステップS7において使用する。
装置としての照射位置のずれ量Paおよび差分ΔPaが決まると、CPU53は、LUT保持部55からルックアップテーブル55x,55yを読み出し、当該ルックアップテーブル55x,55yを参照してPaおよびΔPaに対応する時間間隔TxおよびTyを求める(ステップS7)。
図8,図9は、それぞれステップS7において使用されるルックアップテーブル55x,55yの例を示した図である。ルックアップテーブル55xは、照射位置のずれ量Paが大きいほどそれに対応する時間間隔Txは小さくなるように設定されており、反対に、照射位置のずれ量Paが小さいほどそれに対応する時間間隔Txは大きくなるように設定されている。また、ルックアップテーブル55yでは、ずれ量の差分ΔPaが大きいほど(ずれ量が増加幅が大きいほど)それに対応する時間間隔Tyは小さくなるように設定されており、反対に、ずれ量の差分ΔPaが小さいほど(ずれ量の増加幅が小さいほど)それに対応する時間間隔Tyは大きくなるように設定されている。
Tx,Tyが決まると、CPU53は、これらを次の数1に代入し、最終的な時間間隔Tsを算出する(ステップS8)。数1中のA,Bは、光学ヘッド32a〜32gの特性に基づいて予め設定された定数である。これにより、ずれ量Pa、ずれ量の差分ΔPa、および光学ヘッド32a〜32gの特性に応じた較正処理の時間間隔が算出される。CPU53は、算出された時間間隔Tsをタイマー56のカウント値Tとして設定する(ステップS9)。
Ts=A・Tx+B・Ty ・・・ (数1)
その後、ステップS2に戻り、タイマー56の動作が開始される。パターン描画装置1は、このようなステップS2〜S9の処理を繰り返すことにより、時間間隔Tsを動的に変更しつつ、各光学ヘッド32a〜32gの照射位置の較正処理を繰り返すこととなる。
以上のように、本実施形態のパターン描画装置1は、各光学ヘッド32a,32b,…,32gによるパルス光の照射位置を計測し、その照射位置のずれ量Pおよびずれ量の差分ΔPに応じて較正処理の時間間隔Tsを変更する。このため、光学ヘッド32a〜32gの安定度を考慮した適正な時間間隔Tsで較正処理を行うことができる。これにより、光学ヘッド32a〜32gの照射位置が安定しているときには時間間隔Tsを大きく設定して装置の稼働率を上げることができ、また、光学ヘッド32a〜32gの照射位置が不安定であるときには時間間隔Tsを小さく設定して描画品質を維持することができる。したがって、装置の稼働率と描画品質とを両立させることができる。
特に、本実施形態のパターン描画装置1では、各光学ヘッド32a,32b,…,32gについて取得された照射位置のずれ量Pおよびずれ量の差分ΔPのうち、最も値の大きいものを装置としてのずれ量Paおよびずれ量の差分ΔPとして(すなわち、代表値として)採用している。このため、最も不安定な値を基準として時間間隔Tsを算出することができる。したがって、高い描画品質を維持することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記のステップS6では、各光学ヘッド32a,32b,…,32gについて取得された照射位置のずれ量Pおよびずれ量の差分ΔPのうち、最も値の大きいものを装置としてのずれ量Paおよびずれ量の差分ΔPとして採用していたが、PaおよびΔPaとして他の値を採用してもよい。例えば、図10に示したように、光学ヘッドごとにP+ΔPを算出し、P+ΔPの値が最も大きい光学ヘッド(図10の例では光学ヘッド32f)のPおよびΔPの値を、装置としての照射位置のずれ量Paおよび差分ΔPaとして選択してもよい。このようにすれば、最も不安定な1つの光学ヘッドを基準として較正処理の時間間隔Tsを算出することができる。
また、上記の例では、時間間隔Tx,Tyに基づいて最終的な時間間隔Tsを算出していたが、時間間隔Tsを算出することなく、時間間隔TxまたはTyをタイマー56のカウント値として使用してもよい。時間間隔Txを使用した場合には、照射位置のずれ量に応じた適正な時間間隔で較正処理を行うことができる。また、時間間隔Tyを使用した場合には、照射位置のずれ量の増減傾向に応じた適正な時間間隔で較正処理を行うことができる。
また、上記のステップS43では、各光学ヘッド32a,32b,…,32gのパルス光の位置と理想的なパルス光の位置とのずれ量Pを計測していたが、複数の光学ヘッド32a〜32gによる照射位置の相対的なずれ量を計測するようにしてもよい。そして、計測された相対的なずれ量とその増減傾向とに応じて較正処理の時間間隔を算出するようにしてもよい。
また、上記のパターン描画装置1は、CCDカメラ41により各光学ヘッド32a,32b,…,32gの照射光を直接撮影し、取得された画像データに基づいて各光学ヘッド32a,32b,…,32gの照射位置のずれ量Pを計測する構成であったが、他の方法により照射位置のずれ量Pを計測するようにしてもよい。例えば、テスト用の基板にテスト用のパターンを描画し、その描画結果に基づいて各光学ヘッド32a,32b,…,32gの照射位置のずれ量Pを計測するようにしてもよい。但し、各光学ヘッド32a,32b,…,32gの照射光を直接撮影すれば、テスト描画を行うことなく容易に各光学ヘッド32a,32b,…,32gの照射位置のずれ量Pを計測することができる。
また、上記のパターン描画装置1は、固定配置された複数の光学ヘッド32a〜32gに対してステージ10を移動させる構成であったが、ステージ10を固定配置し、その上方において複数の光学ヘッド32a〜32gを移動させる構成であってもよい。すなわち、ステージ10と複数の光学ヘッド32a〜32gとを相対的に移動させる構成であればよい。
また、上記のパターン描画装置1は、7つの光学ヘッド32a〜32gを有するものであったが、光学ヘッドの数は7つに限定されるものではない。また、上記のパターン描画装置1はレーザ発振器34のパルス光を使用していたが、光源や照射方式は上記の例に限定されるものではない。例えば、単波長の光だけではなく複数の波長が混在している光や紫外線を使用する構成であってもよく、また、パルス光ではなく連続的な光を照射する構成であってもよい。また、上記のパターン描画装置1は、カラーフィルタ用のガラス基板9を処理対象としていたが、半導体基板、プリント基板、プラズマ表示装置用ガラス基板等の他の基板を処理対象とするものであってもよい。
本発明の一実施形態に係るパターン描画装置の側面図である。 本発明の一実施形態に係るパターン描画装置の上面図である。 制御部と各部との間の接続構成を示したブロック図である。 パターン描画装置の構成のうち、照射位置の較正機能に関わる部分のみを模式的に示した図である。 照射位置の較正処理の流れを示したフローチャートである。 較正処理の時間間隔を設定する処理の流れを示したフローチャートである。 各光学ヘッドの照射位置のずれ量および差分の一例を示した図である。 ルックアップテーブルの例を示した図である。 ルックアップテーブルの例を示した図である。 各光学ヘッドの照射位置のずれ量および差分の一例を示した図である。
符号の説明
1 パターン描画装置
9 基板
10 ステージ
20 ステージ駆動部
30 ヘッド部
32a〜32g 光学ヘッド
39 アパーチャ駆動部
40 照射光撮影部
41 カメラ
50 制御部
56 タイマー
AP アパーチャ
Ts,Tx,Ty 時間間隔

Claims (11)

  1. 基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、
    表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する光照射手段と、
    前記保持手段と前記光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、
    前記光照射手段による光の照射位置を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された照射位置と理想位置とのずれ量を算出する算出手段と、
    前記ずれ量を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、
    前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、その時間間隔を前記ずれ量に応じて変更する間隔変更手段と、
    を備えることを特徴とするパターン描画装置。
  2. 基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、
    表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する光照射手段と、
    前記保持手段と前記光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、
    前記光照射手段による光の照射位置を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された照射位置と理想位置とのずれ量を算出する算出手段と、
    前記ずれ量を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、
    前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、前記ずれ量の増減傾向を取得する増減傾向取得手段と、
    前記較正処理の時間間隔を前記増減傾向に応じて変更する間隔変更手段と、
    を備えることを特徴とするパターン描画装置。
  3. 基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、
    表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する光照射手段と、
    前記保持手段と前記光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、
    前記光照射手段による光の照射位置を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された照射位置と理想位置とのずれ量を算出する算出手段と、
    前記ずれ量を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、
    前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、前記ずれ量の増減傾向を取得する増減傾向取得手段と、
    前記較正処理の時間間隔を、前記ずれ量と前記増減傾向とに応じて変更する間隔変更手段と、
    を備えることを特徴とするパターン描画装置。
  4. 請求項3に記載のパターン描画装置において、
    前記間隔変更手段は、前記ずれ量に基づいて決まる第1の時間間隔と、前記増減傾向に基づいて決まる第2の時間間隔とにそれぞれ所定の係数を乗じて両者を合算することにより、変更後の時間間隔を算出することを特徴とするパターン描画装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載のパターン描画装置において、
    複数の前記光照射手段を有し、
    前記算出手段により前記光照射手段ごとに算出されたずれ量と、前記増減傾向取得手段により前記光照射手段ごとに算出された前記増減傾向とのそれぞれについて、代表値を決定する代表値決定手段を更に備え、
    前記間隔変更手段は、前記較正処理の時間間隔を前記代表値に応じて変更することを特徴とするパターン描画装置。
  6. 基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、
    表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する複数の光照射手段と、
    前記保持手段と前記複数の光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、
    前記複数の光照射手段による光の照射位置をそれぞれ計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された複数の照射位置の相対的な差を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記複数の照射位置の相対的な差を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、
    前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、その時間間隔を、前記算出手段により算出された前記複数の照射位置の相対的な差に応じて変更する間隔変更手段と、
    を備えることを特徴とするパターン描画装置。
  7. 基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、
    表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する複数の光照射手段と、
    前記保持手段と前記複数の光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、
    前記複数の光照射手段による光の照射位置をそれぞれ計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された複数の照射位置の相対的な差を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記複数の照射位置の相対的な差を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、
    前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、前記複数の照射位置の相対的な差の増減傾向を取得する増減傾向取得手段と、
    前記較正処理の時間間隔を前記増減傾向に応じて変更する間隔変更手段と、
    を備えることを特徴とするパターン描画装置。
  8. 基板の表面に所定のパターンを描画するパターン描画装置において、
    表面に感光材料の層が形成された基板を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された基板の表面に光を照射する複数の光照射手段と、
    前記保持手段と前記複数の光照射手段とを相対的に移動させる移動手段と、
    前記複数の光照射手段による光の照射位置をそれぞれ計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された複数の照射位置の相対的な差を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記複数の照射位置の相対的な差を減少させるように、前記照射位置を調整する調整手段と、
    前記計測手段、前記算出手段、および前記調整手段による一連の較正処理を複数回行うときに、前記照射位置の相対的な差の増減傾向を取得する増減傾向取得手段と、
    前記較正処理の時間間隔を、前記算出手段により算出された前記複数の照射位置の相対的な差と前記増減傾向とに応じて変更する間隔変更手段と、
    を備えることを特徴とするパターン描画装置。
  9. 請求項8に記載のパターン描画装置において、
    前記間隔変更手段は、前記複数の照射位置の相対的な差に基づいて決まる第1の時間間隔と、前記増減傾向に基づいて決まる第2の時間間隔とにそれぞれ所定の係数を乗じて両者を合算することにより、変更後の時間間隔を算出することを特徴とするパターン描画装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のパターン描画装置において、
    前記光照射手段は、光源から出射される光を部分的に遮光して所定パターンの光束を形成するアパーチャを有し、
    前記調整手段は、前記アパーチャの位置を移動させることにより前記照射位置を調整することを特徴とするパターン描画装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載のパターン描画装置において、
    前記計測手段は、前記光照射手段から照射される光を撮影する撮影手段を有し、前記撮影手段により取得された画像データに基づいて前記照射位置を計測することを特徴とするパターン描画装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010072615A (ja) * 2008-08-21 2010-04-02 Nsk Ltd スキャン露光装置およびスキャン露光装置の基板搬送方法

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