JP2008128568A - イナートガスオーブン - Google Patents

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Abstract

【課題】処理室内の温度を容易に制御することができるイナートガスオーブンを提供すること
【解決手段】配設孔25aを囲むように緩衝材31を断熱壁25に密着させ、緩衝材31の開口を閉塞するように取付ベース32との間を隙間なく密着させて、取付ベース32の中央に配設孔25aと略同軸上にベース孔32aが形成した。また、取付ベース32に取付部材35によってモータ36を配設し、モータ36によって回転するシャフト37を取付ベース32に配設した磁性流体軸受33で支持して断熱壁25に形成された配設孔25aに遊挿し、シャフト37の端部に送風ファン38を取着した。
【選択図】図2

Description

本発明は、イナートガスオーブンに関するものである。
従来、有機ELディスプレイパネル等フラットパネルディスプレイに用いるガラス基板に付着した溶剤を揮発させる、等のためにイナートガスオーブンが用いられている。イナートガスオーブンは、ガラス基板を載置する処理室内の雰囲気を不活性ガス(例えば、窒素)で置換し、処理室内を高温にしてガラス基板に付着した溶剤を揮発させる。図4に示すように、イナートガスオーブンは、断熱材からなる断熱壁60の外側にモータ61が配設されている。そして、モータ61によって回転させられるシャフト62が、断熱壁60に形成された配設孔60aに遊挿され、シャフト62の処理室内の端部に送風ファン63が取着され、シャフト62と一体回転する。
モータ61を駆動して送風ファン63を回転させると、送風ファン63の径方向外側が高圧になり、送風ファン63の軸付近が低圧になるため、不活性ガスを送風ファン63の軸方向から径方向外側に向かって送出する。この不活性ガスの流れにより、イナートガスオーブンの作動時には、処理室内に配置されたヒータ(図4において省略)によって加熱された不活性ガスが処理室内で循環される。
ところが、送風ファン63の軸付近の圧力は、処理室外の大気圧よりも低くなるため、モータの種類によっては処理室外の外気がシャフト62を支持するベアリングの隙間から処理室内に吸入されてしまう。このため、不活性ガスで置換した処理室内の雰囲気中に、外気に含まれる酸素等のガスが混入するという問題があった。また、処理室内の温度変動が大きくなることや、処理室内の温度制御が難しくなることがあった。そこで、処理室内の不活性ガスと同一種類の不活性ガスを、モータ61と送風ファン63との間に供給してその空間の圧力を高め、処理室内へ外気が流入することを抑制することが考えられる。しかしながら、この方法では、不活性ガスがモータ61を介して処理室外に流出するため、不活性ガスを余分に消費するという問題がある。また、供給する不活性ガスが低温であれば、外気と同様に、処理室内の温度変動が大きくなり、処理室内の温度を制御することが困難になるといった問題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は処理室内の温度を容易に制御することができるイナートガスオーブンを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、内部の雰囲気が不活性ガスで置換される処理室と、前記処理室内に配設され前記不活性ガスを加熱するヒータと、前記処理室の内外を連通するように該処理室の断熱壁に形成された配設孔と、前記配設孔を介して一部が前記処理室内に配設され、前記不活性ガスを前記処理室内で循環させる送風装置とを備えたイナートガスオーブンであって、前記送風装置は、前記配設孔の周囲を囲むように環状に形成され、前記断熱壁外面に対して全周に亘って密着された支持部材と、前記支持部材に密着された軸受と、前記軸受に回転可能に支持され、前記配設孔に挿通されて先端が前記処理室内に配設されたシャフトと、前記シャフトの先端に一体回転可能に取着された送風ファンと、前記処理室の外側に配設され、前記シャフトを回転駆動するモータと、を備え、前記軸受は、前記軸受と前記シャフトとの間をシールする磁気シールを有する。
同構成によれば、処理室の断熱壁に形成された配設孔の周囲を囲むように、環状に形成され断熱壁外面に対して全周に亘って密着された支持部材に軸受が密着しているため、処理室外に配設されたモータによって処理室内の送風ファンを回転させても、配設孔とシャフトとの間に流入する外気が磁気シールを有する軸受によって遮断されるため、処理室内への外気の流入が抑制される。そのため、処理室内の温度を容易に制御できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のイナートガスオーブンにおいて、前記支持部材は、前記断熱壁の前記処理室外側面における前記配設孔を囲むように設けられ、前記断熱壁の熱的変形を許容する緩衝材と、前記緩衝材に設けられ、前記軸受が密着される取付ベースと、からなる。同構成によれば、配設孔を囲むように設けられた緩衝材に取付ベースが取着され、該取付ベースにモータが配設されている。処理室内部が高温になって断熱壁に生じる歪みと、取付ベースに生じる歪みとのずれが、緩衝材によって許容されるため、断熱壁から緩衝部材や取付ベースが剥がれ落ちることを抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のイナートガスオーブンにおいて、前記シャフトは前記モータの出力軸である。同構成によれば、シャフトがモータの出力軸であるため、別途シャフトを用いる必要がなくなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のイナートガスオーブンにおいて、前記軸受は、前記磁気シールよりも前記処理室の外側に配置され前記シャフトを支持するベアリングを備えた。同構成によれば、ベアリングが磁気シールよりも処理室の外側に配置されているため、ベアリングが回転することによって発生する塵等が処理室内に混入することが磁気シールによって抑制される。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のイナートガスオーブンにおいて、前記処理室内の温度を検出する温度センサと、前記温度センサにおいて検出された温度と予め設定した設定温度とに基づいて前記ヒータの駆動を制御する制御装置と、を備えた。同構成によれば、制御装置によって、処理室内の温度を容易に設定温度にすることができる。
本発明によれば、処理室内の温度を容易に制御することができるイナートガスオーブンを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、イナートガスオーブンを側方から見た概略構成図である。イナートガスオーブンは、有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等フラットパネルに用いられるガラス基板Wに付着した溶剤を高温環境下において揮発させる等の用途に用いられる。
イナートガスオーブンは処理室としての炉本体10を備え、該炉本体10は箱状に形成され、その炉本体10の側面11にはガラス基板Wを処理室に対して搬入・搬出するための開口11aが形成されている。また、炉本体10には、開口11aを開閉するための扉体12が設けられている。これら炉本体10及び扉体12は断熱材により構成されている。扉体12のフランジ部12aには、炉本体10と扉体12との間をシールするOリング13が設けられている。
炉本体10の上壁14には、不活性ガス(例えば、窒素)を炉本体10内へ供給するための供給管15が貫設され、供給管15の炉本体10外側には供給バルブ16が接続されている。また、炉本体10の下壁17には、炉本体10内の外気を排気するための排気管18が貫設され、排気管18の炉本体10外側には排気ポンプ19が接続されている。
開口11aの下面から炉本体10内に向かって、開口11aの下面と同じ高さを有する床20が形成されており、図示しない支柱によって支持されている。床20は、例えば目の粗い金網等で構成され、炉本体10内における不活性ガスの循環を妨げないようになっている。床20の下方には、その内部の不活性ガスを加熱するためのヒータ21が、下壁17の上面に配設されている。床20の炉本体10内部側(図1において右側)には、フィルタ22が設けられており、フィルタ22は炉本体10内の不活性ガス中に混入した塵等を吸着する。床20上には、例えばガラス基板Wが収容されたカセット23が載置される。カセット23が載置された上方には、温度センサ24が上壁14の下面に配設されている。温度センサ24は、炉本体10内部の温度を検出して、温度情報を出力する。また、扉体12と対向する断熱壁25には、送風装置30が配設されており、送風装置30は、炉本体10内の不活性ガスを循環させる。
イナートガスオーブンには、制御装置50が設けられ、制御装置50は、供給バルブ16及び排気ポンプ19に接続されて、供給バルブ16を開閉することにより炉本体10に不活性ガスを供給し、排気ポンプ19を駆動することにより炉本体10内の外気を排気する。また、制御装置50は、ヒータ21及び温度センサ24に接続されており、温度センサ24からの信号を受けてヒータ21を制御する。さらに、制御装置50は、送風装置30に接続されており、送風装置30を制御して炉本体10内の不活性ガスを循環させる。
図2に示すように、断熱壁25には配設孔25aが形成され、配設孔25aを囲むように円筒状に形成された支持部材としての緩衝材31が断熱壁25の外側に密着されている。緩衝材31の炉本体10と反対側の端部には、該緩衝材31の開口を閉塞するように支持部材としての取付ベース32が密着されており、該取付ベース32の中央には、前記配設孔25aと略同軸上にベース孔32aが形成されている。取付ベース32の炉本体10と反対側の取付面32bには磁性流体軸受33が配設され、磁性流体軸受33のフランジ部33aにはOリング34が設けられて、取付ベース32と磁性流体軸受33との間がシールされている。また、取付ベース32の取付面32bには取付部材35によってモータ36が固着されている。モータ36には、炉本体10側に突出してモータ36の出力軸であるシャフト37が設けられている。シャフト37は、磁性流体軸受33によって回転可能に軸支されるとともにシールされている。また、シャフト37は、ベース孔32a及び配設孔25aを介して炉本体10内に挿入され、シャフト37の炉本体10内の端部に送風ファン38が設けられている。送風ファン38は、シャフト37とともに一体回転する。磁性流体軸受33が炉本体10と反対側の取付面32bに配設されているため、高温に加熱された不活性ガスが磁性流体軸受33に接触し難く、磁性流体軸受33が不活性ガスによって加熱されることが抑制される。
本実施形態において、シャフト37は磁性材料から構成されている。また、配設孔25a及びベース孔32aの径はシャフト37の径よりも大きく形成されている。そのため、炉本体10内が高温になって炉本体10,取付ベース32及びシャフト37が変形しても、断熱壁25とシャフト37とが接触しないように構成されている。また、炉本体10内が高温になって断熱壁25に歪みが生じたときでも、取付ベース32は高温の不活性ガスに直接触れないため歪みが生じ難い。そのため、断熱壁25が膨張する前後で断熱壁25と緩衝材31との相対位置がずれるが、緩衝材31によってずれが吸収されるため、断熱壁25に密着した緩衝材31及び取付ベース32が断熱壁25から剥がれ落ちることを抑制される。歪みによりモータ36が傾いてシャフト37が配設孔25aに接触することを抑制することができる。このように構成されていても、炉本体10と緩衝材31との間が密着し、緩衝材31と取付ベース32とが密着しており、さらに、シャフト37と磁性流体軸受33との間がシールされているため、配設孔25aとシャフト37との隙間を介して外気が流入すること遮断されている。
磁性流体軸受33は、ベアリング39と磁気シール40とから構成され、ベアリング39によりシャフト37を回転可能に軸支し、磁気シール40によりシャフト37と磁性流体軸受33との隙間を介して外気が流入することを低減できる。詳述すると、磁気シール40は、シャフト37の軸方向に着磁された複数の環状磁石(図示略)を、シャフト37との間に僅かな隙間を有するようしてシャフト37に嵌める。そして、各環状磁石同士が同じ極を向かい合うように、つまり、各環状磁石の磁極が軸方向に沿ってN極−S極,S極−N極,N極−S極の並びで配列させ、シャフト37と環状磁石との隙間に磁性流体(図示略)を介在させる。このように構成することにより、シャフト37と環状磁石との間に形成される磁場によって磁性流体が保持され、シャフト37と環状磁石との間が磁性流体によってシールされる。更に、シャフト37と磁性流体とが隙間なく密着しても、磁性流体は液体であるためシャフト37と磁性流体との間で摩擦や磨耗が発生し難い。
また、ベアリング39は、磁性流体軸受33内において磁気シール40よりも炉本体10と反対側の位置に配置されている。そのため、ベアリング39の回転によって発生する塵等が炉本体10内に混入することが磁気シール40によって抑制される。
このように構成されたイナートガスオーブンの動作について説明する。
制御装置50は、ガラス基板Wが載置されたカセット23が運び込まれた状態で、供給バルブ16及び排気ポンプ19を制御して、炉本体10内の外気を排気し、不活性ガスを吸気して、炉本体10内の雰囲気を不活性ガスで置換する。炉本体10内の雰囲気が不活性ガスで置換されると、制御装置50は、ヒータ21を制御してヒータ21の周辺の不活性ガスを温める。また、制御装置50は、送風装置30を駆動して炉本体10内の不活性ガスを循環させて炉本体10内の温度を均一にし、高温になった不活性ガスによってガラス基板Wに付着した溶剤を揮発させる。
このとき、配設孔25aとシャフト37との隙間を介して外気が流入することが遮断されているため、炉本体10の外部に配設されたモータ36によって炉本体10内の送風ファン38を回転させることにより炉本体10内の不活性ガスを循環させても、炉本体10内への低温の外気の流入が抑制される。また、炉本体10と扉体12とが断熱材からなるため、炉本体10内の温度が制御装置50によって制御されるヒータ21の動作以外では変更され難くなり、炉本体10内の温度を容易に制御できる。さらに、制御装置50は、温度センサ24からの温度情報に基づいて、炉本体10内の温度が予め設定された設定温度となるようにヒータ21を制御する。そのため、炉本体10内の温度を容易に設定温度にすることできる。
また、外部から不活性ガスを供給して炉本体10内へ外気が流入することを抑制する方法と異なり、常に不活性ガスを供給し続けなくとも炉本体10内に外気が流入しない。そのため、不活性ガスの使用量が減り、イナートガスオーブンの使用に際して必要なコストを低減することできる。さらに、炉本体10内の不活性ガスの出入りがないため、炉本体10内の圧力を一定にするための制御が容易にできる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)配設孔25aを囲むように緩衝材31を断熱壁25に密着させ、緩衝材31の開口を閉塞するように取付ベース32との間を隙間なく密着させて、取付ベース32の中央に配設孔25aと略同軸上にベース孔32aが形成した。また、取付ベース32に取付部材35によってモータ36を配設し、モータ36によって回転するシャフト37を取付ベース32に配設した磁性流体軸受33で支持して断熱壁25に形成された配設孔25aに遊挿し、シャフト37の端部に送風ファン38を取着した。シャフト37は、磁気シール40によってシールされているため、外部から内部への外気の流れが防止される。このため、炉本体10の外部に配設されたモータ36によって炉本体10内の送風ファン38を回転させることにより炉本体10内の不活性ガスを循環させても、炉本体10内への低温の外気の流入が抑制され、炉本体10内の温度を容易に制御できる。
(2)断熱壁25に緩衝材31及び取付ベース32を設けてモータ36を配設したため、炉本体10内が高温になることで生じる断熱壁25と緩衝材31との相対位置のずれが、緩衝材31によって吸収されるため、断熱壁25に密着した緩衝材31及び取付ベース32が断熱壁25から剥がれ落ちることを抑制することができる。
(3)制御装置50は、温度センサ24からの温度情報と、予め設定された設定温度とに基づいてヒータ21を駆動するため、炉本体10内の温度を容易に設定温度にすることができる。
(4)常に不活性ガスを供給し続けなくとも炉本体10内に外気が流入しないため、不活性ガスの使用量が減り、イナートガスオーブンの使用に際して必要なコストを低減することできる。
(5)炉本体10内の不活性ガスの出入りがないため、炉本体10内の圧力を一定にするための制御が容易にできる。
尚、上記一実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態では、磁性流体軸受33を取付ベース32の炉本体10と反対側の取付面32bに設けたが、炉本体10内の温度が低温である場合には、図3に示すように、断熱壁25に凹部25bを形成し、磁性流体軸受33を取付ベース32の炉本体10側の取付面32cに設けて、取付部材35を用いずにモータ36を取付ベース32に直接配設する。このように構成することで、イナートガスオーブンを小型化することができる。また、配設孔25aの径を大きくして磁性流体軸受33が炉本体10側に配設された場合に比べ、高温に加熱された不活性ガスが磁性流体軸受33に接触し難いため、磁性流体軸受33が不活性ガスによって加熱されることが抑制される。尚、断熱壁25に凹部25bを形成せずに、磁性流体軸受33を取付ベース32の炉本体10側に設けて、取付部材35を用いずにモータ36を取付ベース32に直接配設するだけであってもよい。
・上記実施形態では、シャフト37がモータ36の出力軸として設けられていたが、シャフト37とモータ36の出力軸と別部材で構成し、モータ36の出力軸にシャフト37を結合させてもよい。
・上記実施形態では、ベアリング39が磁性流体軸受33内において磁気シール40よりも炉本体10と反対側の位置に配置されていたが、磁気シール40よりも炉本体10側に配置してもよい。
・上記実施形態では、ガラス基板Wに付着した溶剤を揮発させる用途に用いたが、他にもウェハーのコーティングを乾燥させる用途に用いてもよい。
・上記実施形態では、不活性ガスとして窒素を用いたが、これに限らず、例えばアルゴン等を用いてもよい。
イナートガスオーブンの概略構成図。 送風装置の断面図。 別の送風装置の断面図。 従来の送風装置の断面図。
符号の説明
10…炉本体、21…ヒータ、24…温度センサ、25…断熱壁、25a…配設孔、30…送風装置、31…緩衝材、32…取付ベース、33…磁性流体軸受、36…モータ、37…シャフト、38…送風ファン、39…ベアリング、40…磁気シール、50…制御装置。

Claims (5)

  1. 内部の雰囲気が不活性ガスで置換される処理室と、前記処理室内に配設され前記不活性ガスを加熱するヒータと、前記処理室の内外を連通するように該処理室の断熱壁に形成された配設孔と、前記配設孔を介して一部が前記処理室内に配設され、前記不活性ガスを前記処理室内で循環させる送風装置とを備えたイナートガスオーブンであって、
    前記送風装置は、
    前記配設孔の周囲を囲むように環状に形成され、前記断熱壁外側面に対して全周に亘って密着された支持部材と、
    前記支持部材に密着された軸受と、
    前記軸受に回転可能に支持され、前記配設孔に挿通されて先端が前記処理室内に配設されたシャフトと、
    前記シャフトの先端に一体回転可能に取着された送風ファンと、
    前記処理室の外側に配設され、前記シャフトを回転駆動するモータと、を備え、
    前記軸受は、前記軸受と前記シャフトとの間をシールする磁気シールを有する、
    ことを特徴とするイナートガスオーブン。
  2. 請求項1に記載のイナートガスオーブンにおいて、
    前記支持部材は、
    前記断熱壁の前記処理室外側面における前記配設孔を囲むように設けられ、前記断熱壁の熱的変形を許容する緩衝材と、
    前記緩衝材に設けられ、前記軸受が密着される取付ベースと、
    からなることを特徴とするイナートガスオーブン。
  3. 請求項1又は2に記載のイナートガスオーブンにおいて、
    前記シャフトは前記モータの出力軸であることを特徴とするイナートガスオーブン。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のイナートガスオーブンにおいて、
    前記軸受は、前記磁気シールよりも前記処理室の外側に配置され前記シャフトを支持するベアリングを備えたことを特徴とするイナートガスオーブン。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のイナートガスオーブンにおいて、
    前記処理室内の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサにおいて検出された温度と予め設定した設定温度とに基づいて前記ヒータの駆動を制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とするイナートガスオーブン。
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