JP2008128346A - 車両の発進制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 動力源と、前記動力源と駆動輪との間に介装され前記動力源と前記駆動輪とを断接する摩擦要素と、車両の発進要求時に、アクセル開度に基づき前記摩擦要素の締結トルクの目標値を設定し、前記締結トルクを制御する締結トルク制御手段と、を備えた車両の発進制御装置において、車両に加わる負荷を判定する車両負荷判定手段と、車両負荷の判定結果に基づき前記目標値を補正する締結トルク補正手段と、車両負荷の判定結果に基づき前記摩擦要素のスリップ量を制御するスリップ量制御手段と、を設けた。
【選択図】 図7
Description
図1は、実施例1の発進制御装置が適用された後輪駆動によるハイブリッド車両を示す全体システム図である。まず、このハイブリッド車両の駆動系構成を説明する。実施例1におけるハイブリッド車両の駆動系は、エンジンEと、フライホイールFWと、第1クラッチCL1と、モータジェネレータMGと、第2クラッチCL2と、自動変速機ATと、プロペラシャフトPSと、ディファレンシャルDFと、左ドライブシャフトDSLと、右ドライブシャフトDSRと、左後輪RL(駆動輪)と、右後輪RR(駆動輪)と、を有している。なお、FLは左前輪、FRは右前輪である。
締結トルク推定部405は、推定されたモータトルクTmやモータ回転数Nm等に基づいて第2クラッチCL2の実締結トルクTCL2を推定し、切換部406に出力する。
発進要求時またはエンジン始動要求時には第2クラッチCL2をスリップ制御すると共に、切換部406によりモータジェネレータの制御をトルク制御から回転数制御に切り換える。その後、所定の条件が成立すると、回転数制御からトルク制御に切り換えると共に、第2クラッチCL2を完全締結する。
次に、本願発明の発進制御処理について説明する。上記のように、車両発進時(WSC走行モード時)には、第2クラッチCL2の締結トルクTCL2を制御し、目標締結トルクTCL2*をアクセル開度APOに応じて設定する。同時に、モータジェネレータMGの目標回転数Nm*を、出力回転数N2outに所定スリップ量αを加算した値に設定する。
図7は、実施例1の発進制御処理の流れを示すフローチャートである。本制御は、停車状態においてアクセル踏み込みによる発進動作があった場合に実行される(ステップS1)。アクセル開度APOがゼロより大きくなったことを検出したら、発進要求があったとしてステップS2に進む。
図8は、大きな車両負荷で発進する際、本発進制御を実行した場合のタイムチャートである。
時刻t1において、アクセル開度APOがゼロから所定値APO1へ切り替わると、アクセル踏み込みによる発進動作(発進要求)があったと判断する(ステップS1)。なお、アクセル開度APO1は十分に大きく、WSC走行モードで発進するものとする(図4の斜線部分)。よって、時刻t1においてエンジン始動要求が成される。
図8中、一点鎖線は、高負荷時において、本発進制御(高負荷時締結トルク制御および高負荷時モータ回転数制御)を実行しなかった場合の各変数の時間変化を示す。第1に、高負荷時締結トルク制御を実行しない場合、高負荷時においても目標締結トルクTCL2*が標準負荷時の所定値TCL2*1に固定されるため、発進トルクがT(G1)に固定されて標準負荷時に比べて不足する。このため加速Gも予想加速G*より小さい加速G1となって、迅速な発進が妨げられる。
ステップS21では、図6に示すマップ2を用いて、発進要求後の所定時刻t2において、アクセル開度APOに応じた予想車速VSP*と実際の車速VSPとを比較する。予想車速VSP*が実車速VSPと同じであるか、または予想車速VSP*と実車速VSPとの差の大きさが所定閾値ΔVSP未満であるときはステップS3に進み、それ以外のときはステップS51に進む。
ステップS22では、図6に示すマップ2を用いて、アクセル開度APOに応じた予想クラッチ締結時間Tc*と実際のクラッチ締結時間Tcとを比較する。予想クラッチ締結時間Tc*が実クラッチ締結時間Tcと同じであるか、または予想クラッチ締結時間Tc*と実クラッチ締結時間Tcとの差の大きさが所定閾値ΔTc未満であるときはステップS3に進み、それ以外のときはステップS52に進む。
さらには、本発明の車両の発進制御装置は、発進クラッチ(第2クラッチCL2)のみを持つ車両にも適用できるし、動力源としてモータジェネレータMGを有せずエンジンEのみを有する車両にも適用できる。この場合、エンジントルクTeを制御することによりエンジン回転数Neを低下させ、これにより発進クラッチ(第2クラッチCL2)のスリップ量を低減することができる。
MG モータジェネレータ
CL2 第2クラッチ
AT 自動変速機
RL 左後輪(駆動輪)
RR 右後輪(駆動輪)
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
7 ATコントローラ
8 第2クラッチ油圧ユニット
10 統合コントローラ
16 アクセル開度センサ
17 車速センサ
21 モータ回転数センサ
22 第2クラッチ出力回転数センサ
25 加速度センサ
100 目標駆動力演算部
200 モード選択部
400 動作点指令部
407 車両負荷判定部
408 高負荷時制御部
500 変速制御部
Claims (6)
- 動力源と、
前記動力源と駆動輪との間に介装され前記動力源と前記駆動輪とを断接する摩擦要素と、
車両の発進要求時に、アクセル開度に基づき前記摩擦要素の締結トルクの目標値を設定し、前記締結トルクを制御する締結トルク制御手段と、
を備えた車両の発進制御装置において、
車両に加わる負荷を判定する車両負荷判定手段と、
車両負荷の判定結果に基づき前記目標値を補正する締結トルク補正手段と、
車両負荷の判定結果に基づき前記摩擦要素のスリップ量を制御するスリップ量制御手段と、を設けたこと
を特徴とする車両の発進制御装置。 - 請求項1に記載の車両の発進制御装置において、
前記スリップ量制御手段は、前記動力源の出力回転数を制御することにより前記摩擦要素のスリップ量を制御することを特徴とする車両の発進制御装置。 - 請求項1または2に記載の車両の発進制御装置において、
車両の発進要求後、実際の車両加速度を検出する加速度検出手段を設け、
前記車両負荷判定手段は、
車両の発進要求後、所定の車両負荷における車両加速度をアクセル開度ごとに予想する加速度予想手段を有し、
前記検出した加速度と前記予想した加速度との比較結果に基づき車両負荷を判定すること
を特徴とする車両の発進制御装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両の発進制御装置において、
車両の発進要求後、実際の車速を検出する車速検出手段を設け、
前記車両負荷判定手段は、
車両の発進要求後、所定の車両負荷における車速をアクセル開度ごとに予想する車速予想手段を有し、
前記検出した車速と前記予想した車速との比較結果に基づき車両負荷を判定すること
を特徴とする車両の発進制御装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両の発進制御装置において、
車両の発進要求後、前記摩擦要素が完全に締結されるまでの締結時間を検出する締結時間検出手段を設け、
前記車両負荷判定手段は、
所定の車両負荷における前記締結時間をアクセル開度ごとに予想する締結時間予想手段を有し、
前記検出した締結時間と前記予想した締結時間との比較結果に基づき車両負荷を判定すること
を特徴とする車両の発進制御装置。 - 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両の発進制御装置において、
前記動力源としてエンジンとモータジェネレータとを有し、
前記エンジンと前記モータジェネレータとの間に、前記エンジンと前記モータジェネレータとを断接する第2摩擦要素を介装し、
前記摩擦要素を、前記モータジェネレータと前記駆動輪との間に介装したこと
を特徴とする車両の発進制御装置。
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