JP2008127340A - 脂肪酸エステルおよび化粧料 - Google Patents

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亙 島田
Shinichiro Kamato
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Abstract

【課題】べたつかずさっぱりと軽い使用感触を有し肌なじみが良く、かつ酸性からアルカリ性の広い液性において加水分解安定性が高い脂肪酸エステルおよび当該脂肪酸エステルを配合した、使用感触および安定性に優れる化粧料を得ることを課題とした。
【解決手段】7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンと2−エチルヘキサン酸またはイソノナン酸またはイソミリスチン酸またはイソパルミチン酸またはイソステアリン酸とをエステル化することにより得られる脂肪酸エステルが、べたつかずさっぱりと軽い使用感を有しながら、肌へのなじみにおいて良好な油分であるだけではなく、酸性、中性、アルカリ性の広い液性においても加水分解されにくい、優れた安定性を有していることを見出すとともに、当該脂肪酸エステルを配合した化粧料がべたつきのない良好な使用感を有し、安定性も良いことを見出し、本発明を完成した。
【選択図】なし

Description

本発明は安全性、安定性および肌に塗布した時の感触に優れた特定の脂肪酸エステルならびに当該脂肪酸エステルを配合した化粧料に関する。すなわち、さっぱりと軽い使用感触を有し肌なじみが良く、酸性からアルカリ性の広い液性において加水分解安定性が高い脂肪酸エステルおよび当該脂肪酸エステルを配合し、使用感触および安定性に優れた化粧料に関する。
一般に化粧料には、皮膚上にオイルバリアーを作り、乾燥などにより皮膚中の水溶性成分や皮脂などが失われるのを防ぎ、さらには失われた皮脂を補給する目的で油分が配合されている。化粧料の使用目的や求める使用感触により種々な物性の油分を組み合わせて用いるが、油分の性質によっては油っぽい、あるいは、べたつく等の感触となってしまう。そのために、近年ではべたつかず、さらに、さっぱりとした使用感触とするために、ジメチルポリシロキサンやメチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油が多く配合されるようになっている。(非特許文献1、特許文献2参照)
しかしながら、シリコーン油は化粧料に配合される薬剤や紫外線吸収剤に対する溶解性が悪いという問題点を有しているために、シリコーン油と同様に、べたつかずさっぱりと軽い使用感触を有し、かつ薬剤や紫外線吸収剤の溶解性が高い炭化水素油分が望まれている。このような問題点を改良すべくネオペンタン酸アルキレンポリグリコール(特許文献3参照)やネオペンタン酸ジエステル(特許文献4参照)が開発されている。
べたつかずさっぱりと軽い使用感触の炭化水素油分は分子量が小さく極性が高いエステル油分が該当するが、分子量が小さいと皮膚への経皮吸収が高くなったり、皮膚刺激が大きくなる傾向にある。また、エステル油は酸性やアルカリ性条件下で、加水分解を起こすことがあり、安定性に問題を有している。
フレグランス ジャーナル、33(6)、28(2005) 特開平06−048916号公報 WO2003/026698号公報 特開2005−206573号
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、べたつかずさっぱりと軽い使用感触を有し肌なじみが良く、かつ酸性からアルカリ性の広い液性において加水分解安定性が高い脂肪酸エステルおよび当該脂肪酸エステルを配合し、使用感触および安定性に優れた化粧料を得ることを課題とした。
本発明者等は安全性および肌に塗布した時の感触が良好な脂肪酸エステルを見出すべく鋭意研究した結果、7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンと特定の分岐脂肪酸とをエステル化することにより得られる脂肪酸エステルが、安全性に優れ、肌に塗布した時の感触が、シリコーン油のような軽い感触を有しながら肌へのなじみにおいて良好な油分であるだけではなく、意外にも、酸性、中性、アルカリ性のあらゆる液性においても加水分解されにくい、優れた安定性を有していることを見出すに至り、本発明を完成した。すなわち、本発明は、7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンと2−エチルヘキサン酸またはイソノナン酸またはイソミリスチン酸またはイソパルミチン酸またはイソステアリン酸とをエステル化することにより得られる脂肪酸エステルであり、また7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンと2−エチルヘキサン酸またはイソノナン酸またはイソミリスチン酸またはイソパルミチン酸またはイソステアリン酸をエステル化することにより得られる脂肪酸エステルを油分として配合することを特徴とする化粧料である。
本発明によれば、べたつかない使用感触を持ち加水分解安定性が高い油分および当該油分を配合した使用感触が良好な化粧料が得られる。
すなわち、7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンと2−エチルヘキサン酸またはイソノナン酸またはイソミリスチン酸またはイソパルミチン酸またはイソステアリン酸とをエステル化することにより得られる脂肪酸エステルは、酸性、中性、アルカリ性のあらゆる液性においても加水分解されにくいため、安定性が向上し、それに合わせて皮膚刺激物質である加水分解による低分子物質の生成や加水分解による脂肪酸の生成によるpHの低下が抑えられるため安全性も向上する。7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンとこれらの分岐脂肪酸とをエステル化することにより得られる脂肪酸エステルは、安定性および安全性に優れているだけでなく、肌に塗布した時の感触が、シリコーン油のような軽い感触を有しながら肌へのなじみにおいて良好な油分であり、かつ7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンと2−エチルヘキサン酸またはイソノナン酸またはイソミリスチン酸またはイソパルミチン酸またはイソステアリン酸とをエステル化することにより得られる脂肪酸エステルを配合した皮膚外用剤は、安定性および安全性に優れているだけでなく、エモリエント性や柔軟性やしっとり感を与える化粧料として使用できる。
以下、本発明について詳述する。
本発明の脂肪酸エステルの合成方法は、特に制限されることはないが、7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンと2−エチルヘキサン酸またはイソノナン酸またはイソミリスチン酸またはイソパルミチン酸またはイソステアリン酸を酸性、アルカリ性、あるいは無触媒で、脱水しながら加熱する直接エステル化法や、7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンとこれらの分岐脂肪酸クロライドを塩基存在下エステル化する方法や、7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンとこれらの分岐脂肪酸をジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)などの脱水縮合剤を用いてエステル化する方法や、酵素的にエステル化する方法などにより合成することができる。
本発明の原料である7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカンは、工業的に入手可能な原料として、2量化オクタノール(小倉合成工業社製)が挙げられる。
本発明の脂肪酸エステルの分岐脂肪酸としては、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸を挙げることができる。
本発明の脂肪酸エステルは、油分としてエモリエント剤、ツヤだし剤、分散剤、経皮吸収促進剤、感触改良剤などとして使用できる。
本発明で用いる脂肪酸エステルの化粧料への添加量は、特に制限されることは無いが、0.01〜90質量%であり、好ましくは0.1〜50質量%である。
本発明の組成物または化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲で化粧料等に用いられる成分、例えば、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫外線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価アルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。
本発明の化粧料は、皮膚化粧料、毛髪化粧料、メイクアップ化粧料等に使用できる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
3,5,5−トリメチルヘキサン酸−1−ヘキシル−3−メチルノニルエステルの合成
水分離器を取り付けた1Lコルベンに、3,5,5−トリメチルヘキサン酸223gと7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカン242gと水酸化ナトリウム0.4gを添加し、窒素雰囲気下、240℃で3,5,5−トリメチルヘキサン酸を還流し、生成する水を除きながら反応させた。反応の進行は、酸価の低下により確認し、酸価が下がらなくなった時点で、冷却を開始した。80℃で43%リン酸水溶液1.14gを添加し、30分間、80℃で撹拌し、次に、50mPa以下の減圧下、100℃で脱水した。次に、珪藻土をろ過助剤に用いて塩をろ過し、ろ液を蒸留により精製して、目的の3,5,5−トリメチルヘキサン酸−1−ヘキシル−3−メチルノニルエステル288gを得た。
IR測定結果 2956.7cm−1 2927.7cm−1 2860.2cm−1 1732.0cm−1 1463.9cm−1 1371.3cm−1 1274.9cm−1 1245.9cm−1 1199.6cm−1 1157.2cm−1 1076.2cm−1
2−エチルヘキサン酸−1−ヘキシル−3−メチルノニルエステルの合成
水分離器を取り付けた1Lコルベンに、2−エチルヘキサン酸202gと7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカン242gと酸化第一スズ0.2gを添加し、窒素雰囲気下、215℃で2−エチルヘキサン酸を還流し、生成する水を除きながら反応させた。反応の進行は、酸価の低下により確認し、酸価が下がらなくなった時点で、冷却を開始した。80℃で活性白土1gを添加し、50mPa以下の減圧下、100℃で脱水した。次に、珪藻土をろ過助剤に用いてろ過し、ろ液を蒸留により精製して、目的の2−エチルヘキサン酸−1−ヘキシル−3−メチルノニルエステル258gを得た。
IR測定結果 2958.6cm−1 2927.7cm−1 2871.8cm−1 1730.0cm−1 1463.9cm−1 1380.9cm−1 1263.3cm−1 1174.6cm−1 1145.6cm−1
イソステアリン酸−1−ヘキシル−3−メチルノニルエステルの合成
水分離器を取り付けた1Lコルベンに、イソステアリン酸287gと7−ヒドロキシ−9−メチルペンタデカン242gと水酸化ナトリウム0.4gを添加し、窒素雰囲気下、230℃で生成する水を除きながら反応させた。反応の進行は、酸価の低下により確認し、酸価が1以下になった時点で、冷却を開始した。80℃で43%リン酸水溶液1.14gを添加し、30分間、80℃で撹拌し、次に、50mPa以下の減圧下、100℃で脱水した。次に、珪藻土をろ過助剤に用いて塩をろ過し、目的のイソステアリン酸−1−ヘキシル−3−メチルノニルエステル503gを得た。
IR測定結果 2956.7cm−1 2925.8cm−1 2856.4cm−1 1733.9cm−1 1461.9cm−1 1377.1cm−1 1176.5cm−1 1145.6cm−1
酸性条件下における加水分解安定性試験
200mL共栓付きフラスコに、実施例1から3の脂肪酸エステル3gを秤量し80%イソプロパノール水溶液50ml加えた。それぞれの溶液に1/2N塩酸0.7mLでpH3に調整した。各フラスコを50℃の恒温槽で保存し、開始時、24時間後、96時間後、168時間後の酸価を測定した。また、比較対照として、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸セチルを用いて、同時に試験した。加水分解率は、けん化価の理論値に対する酸価の上昇率から算出し、その結果を表1に示した。
Figure 2008127340
この結果より、比較対照で用いた脂肪酸エステルは、経時的に加水分解されるのに対し、本発明の化合物は、酸性条件下において安定であった。
アルカリ性条件下における加水分解安定性試験
実施例1から3の脂肪酸エステルのアルカリ性条件下の安定性を、経時的なけん化価の変動により評価した。けん化価測定法は、基準油脂分析試験法に従い測定した。また、比較対照として、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチルヘキシルを用いて、同時に試験した。加水分解率は、けん化価の理論値に対する割合とし、その結果を表2に示した。
Figure 2008127340
この結果より、比較対照で用いた脂肪酸エステルは、アルカリ性条件下で容易に加水分解されるのに対し、本発明の化合物は、アルカリ性条件下において加水分解しにくいことがわかる。特に、実施例2の化合物は、非常にエステル結合が切れにくく安定であった。
性能評価
油分の感触の軽さや伸びの指標として摩擦係数を、しっとり感の指標として粘度を測定した。
人工皮革を貼ったスライドガラスを摩擦感テスターの測定台に固定し、人工皮革に実施例1から3の脂肪酸エステルをそれぞれ75μL滴下(5μL/cm)して、ガラス棒で均一に塗布した。そして、25gの重りを乗せたシリコンラバー付センサーを人工皮革上にセットし、摩擦係数を測定した。それぞれを3回測定し、その平均値を摩擦係数とした。また、比較対照として、流動パラフィン#70、シリコーン油(6cs)、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルについても同時に測定した。摩擦係数の測定結果を表3に示す。
また、各油分の25℃における粘度は、B型粘度計を用いて測定し、その結果を表3に示す。
Figure 2008127340
この結果より、本発明の化合物は、通常化粧品で使用される油分より、シリコーン油のような軽い感触の油分であることがわかった。また、本発明の化合物は、軽い感触でありながら適度なしっとり感を有することがわかった。
乳液
(A)
モノステアリン酸グリセリル 1.0質量%
モノステアリン酸POE(20)ソルビタン 1.0
テトラオレイン酸POE(30)ソルビット 0.5
ステアリン酸 0.2
ベヘニルアルコール 0.4
パルミチン酸セチル 0.4
オリーブスクワラン 2.0
トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン
2.0
ホホバ油 1.0
酢酸トコフェロール 0.1
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.1
3,5,5−トリメチルヘキサン酸−1−ヘキシル−
3−メチルノニルエステル(実施例1で得られたの)
3.0
(B)
1,3−ブチレングリコール 6.0
ヒアルロン酸ナトリウム(1%水溶液) 1.0
カルボキシビニルポリマー(1%水溶液) 8.0
精製水 残余
(C)
水酸化カリウム(1%水溶液) 2.1
精製水 3.9
(D)
シソエキス 0.5
アロエベラエキス 0.5
精製水 2.0
製法:A、B、Cを80℃に加熱溶解し、Dを45℃に加熱する。BをAに加え攪拌乳化し、直ちにCを加える。 攪拌冷却を続け、45℃でDを加え、35℃まで攪拌し、放置脱泡後、容器に充填する。
ファンデーション
(A)
モノラウリン酸デカグリセリル 2.5質量%
モノステアリン酸グリセリン 1.0
ポリリシノール酸ヘキサグリセリル 1.0
セトステアリルアルコール 4.0
トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン
10.0
ネオペンタン酸イソアルキル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
2−エチルヘキサン酸−1−ヘキシル−3−メチル
ノニルエステル(実施例2で得られたもの) 2.0
酸化チタン 3.0
タルク 1.5
ポリアクリル酸アルキル 0.5
ベンガラ 0.4
黄酸化鉄 1.2
黒酸化鉄 1.2
メチルハイドロジェンポリシロキサン 0.2
(B)
キサンタンガム(2%水溶液) 5.0
グリセリン 5.0
精製水 残余
製法:Aを常温で攪拌、粉体を均一に分散させた後、80℃で加熱溶解し、Bを80℃に加熱溶解する。BをAに加え攪拌乳化した後、撹拌乳化する。その後、通常撹拌冷却し、35℃まで撹拌し、放置脱泡後,容器に充填する。
クレンジングオイル
モノオレイン酸テトラグリセリル 10.0質量%
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 12.0
オリーブ油 2.0
ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール 5.0
3,5,5−トリメチルヘキサン酸−1−ヘキシル−
3−メチルノニルエステル(実施例1で得られたもの)
60.0
ジメチルポリシロキサン 10.0
香料、色素 残余
製法:上記成分を、室温で十分に均一に撹拌した後、ろ過して容器に充填する。
サンスクリーン乳液
(A)
モノステアリン酸ソルビタン 1.0質量%
モノステアリン酸POE(20)ソルビタン 1.0
テトラオレイン酸POE(60)ソルビット 1.0
ベヘニルアルコール 1.0
ミツロウ 0.5
低融点パラフィン 0.5
メチルフェニルポリシロキサン 2.0
イソステアリン酸−1−ヘキシル−3−メチルノニル
エステル(実施例3で得られたもの) 2.0
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 20.0
ジカプリル酸ピリドキシン 0.1
(B)
1,3−ブチレングリコール 5.0
カルボキシビニルポリマー(2%水溶液) 6.0
精製水 残余
(C)
トリエタノールアミン 0.12
精製水 4.88
製法:A、B、Cを80℃に加熱溶解攪拌均一にする。BをAに加え攪拌乳化し、直ちにCを加える。攪拌冷却を続け、35℃まで攪拌し、放置脱泡後、容器に充填する。
セルフタンニングローション
(A)
エチルアルコール 5.0質量%
ビタミンEアセテート 0.05
POE(60)硬化ヒマシ油 1.0
2−ヒドロキシメトキシベンゾフェノン 0.2
3,5,5−トリメチルヘキサン酸−1−ヘキシル−
3−メチルノニルエステル(実施例1で得られたもの)
3.0
防腐剤 適量
香料 0.02
(B)
ジヒドロキシアセトン 5.0
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
プルロニックL−62 1.0
キサンタンガム 0.2
エデト酸二ナトリウム 0.1
精製水 残余
製法:Bの精製水にエデト酸二ナトリウムおよびジヒドロキシアセトンを溶解し、グリセリンと1,3−ブチレングリコールで湿潤したキサンタンガムを添加する。Aの各成分を十分に溶解させBを添加して容器に充填する。
シャンプー
(A)
POE(2)ラウリルエーテル硫酸トリエタノール
アミン水溶液(36%水溶液) 5.0質量%
POE(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム水溶液
(27%水溶液) 10.0
ラウリル硫酸トリエタノールアミン水溶液(43%水溶液)
25.0
POEラノリン 1.0
POE(10)硬化ヒマシ油 1.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸
ベタイン水溶液(30%水溶液) 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
塩化[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)
プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 10.0
加水分解コラーゲンペプチド 1.0
アラントイン 0.1
エデト酸二ナトリウム 0.3
(B)
クエン酸 0.05
精製水 残余
(C)
3,5,5−トリメチルヘキサン酸−1−ヘキシル−
3−メチルノニルエステル(実施例1で得られたもの)
0.1
(D)
香料 適量
製法:A、Bを80℃に加熱攪拌溶解する。BをAに加え低速攪拌混合する。攪拌を続けながらCを加え、35℃まで攪拌しながら冷却しDを添加攪拌し、放置脱泡後、容器に充填する。
ヘアリンス
(A)
ベヘナミドプロピルジメチルアミン 2.5質量%
ステアリルアルコール 5.0
オクチルドデカノール 1.5
ジメチルポリシロキサン(20cs) 6.0
2−エチルヘキサン酸−1−ヘキシル−3−メチル
ノニルエステル(実施例2で得られたもの) 3.0
(B)
ヒドロキシエチルセルロース 0.3
L−グルタミン酸 0.8
プロピレングリコール 5.0
精製水 残余
(C)
香料 適量
製法:A、Bをそれぞれ80℃に加温溶解する。BにAを添加し撹拌乳化する。撹拌冷却し、50℃でCを添加する。さらに撹拌を続け、室温まで冷却する。
酸性染毛料
ラウリル硫酸ナトリウム 0.22質量%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.02
オレンジII 0.03
ナフトールブラック 0.03
タートラジン 0.01
カルボキシメチルセルロース 1.5
クエン酸 0.5
ベンジルアルコール 5.0
3,5,5−トリメチルヘキサン酸−1−ヘキシル−
3−メチルノニルエステル(実施例1で得られたもの)
2.0
精製水 残余
製法:定法に従って酸性染毛料を作った。
ボディーソープ
(A)
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸
ベタイン水溶液(30%水溶液) 15.0質量%
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリ
エタノールアミン液(30%水溶液) 30.0
ポリオキシエチレン牛脂アルキルヒドロキシ
ミリスチレンエーテル 0.5
ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム
20.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0
エデト酸四ナトリウム 0.2
(B)
グリセリン 3.0
精製水 残余
(C)
2−エチルヘキサン酸−1−ヘキシル−3−メチル
ノニルエステル(実施例2で得られたもの) 3.0
(D)
香料 適量
製法:A、Bを80℃に加熱溶解攪拌均一にする。BをAに加え攪拌混合する。攪拌しながらCを加える。35℃まで攪拌しながら冷却しDを添加攪拌し、放置脱泡後、容器に充填する。
実施例7〜15の化粧料は、いずれも使用試験において、さっぱりと軽い使用感触を有しており、肌荒れ等も無く安全であった、また長期保存試験(40℃、6ヶ月)においても脂肪酸エステルの加水分解はみられず安定であった。
本発明によって、さっぱりと軽い使用感触を有し肌なじみが良く、酸性からアルカリ性の広い液性において加水分解安定性が高い特定の脂肪酸エステルおよび当該脂肪酸エステルを配合し、使用感触および安定性に優れた化粧料を得ることが出来る。

Claims (2)

  1. 下記構造式(化1)
    Figure 2008127340
    (Rは、2−エチルヘキサン酸またはイソノナン酸またはイソミリスチン酸またはイソパルミチン酸またはイソステアリン酸の脂肪酸残基)
    で表される脂肪酸エステル。
  2. 請求項1に記載の脂肪酸エステルを配合することを特徴とする化粧料。
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