JP2008127086A - 折り畳み可能な金属製容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】不使用時にはその容量を極めて小さくすることができ、組み立ても容易であり、強度が強く、不燃性であり、熱伝導率が高く、静電気が発生しない折り畳み可能な金属製容器を提供する。
【解決手段】4枚の壁板3がヒンジ部3aを介して起伏状に連結されてなる方形状筒部2と、該方形状筒部の開口部2aにヒンジ部3aを介して開閉自在に連結されてなる2枚の扉板5とからなり、前記方形状筒部の、少なくとも一方の開口部2a付近には掛止口4が穿設され、前記掛止口が設けられた開口部に連結された扉板5には、前記掛止口4に掛脱自在に掛止する掛止片6が設けられていることを特徴とする折り畳み可能な金属製容器1を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】4枚の壁板3がヒンジ部3aを介して起伏状に連結されてなる方形状筒部2と、該方形状筒部の開口部2aにヒンジ部3aを介して開閉自在に連結されてなる2枚の扉板5とからなり、前記方形状筒部の、少なくとも一方の開口部2a付近には掛止口4が穿設され、前記掛止口が設けられた開口部に連結された扉板5には、前記掛止口4に掛脱自在に掛止する掛止片6が設けられていることを特徴とする折り畳み可能な金属製容器1を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、醤油・食酢・調味料等の食品、酒・ジュース等の飲料、洗剤・シャンプー等の化学品などの各種液体や、砂糖・塩・小麦粉・穀物・豆類等の各種紛体、粒状体等を充填した内装袋を収納して運搬するための金属製容器に関し、詳しくは、不使用時の在庫や輸送の際には折り畳んでその容量を極めて小さくすることができるとともに、容器として使用の際には組み立ても容易であり、更に、強度が強く、不燃性であり、熱伝導率が高く、静電気が発生しない折り畳み可能な金属製容器に関する。
従来より、液体を運搬するための容器としては、いわゆるブリキ缶が最も大量に使用されている。しかしながらブリキ缶は回収コストが高く、また内部洗浄が難しいという問題があるため、使用後は再利用されることなく廃棄されており、資源保護の点で好ましくない。
そこで近年では、液体、紛体、粒状体等を内装袋の中に封入し、その内装袋を段ボール箱の中に収納した、所謂バッグインボックスが使用されている。このバッグインボックスは使用した段ボールが故紙として回収される点で上記ブリキ缶の欠点が解消され、さらに軽量で扱いやすい。
しかしながら、段ボールは断熱性に優れる反面、熱伝導率が低いため、冷蔵効率が悪くなる。また、強度が弱いため繰り返し使用することができず、通常の場合、出荷した業者は使用済み段ボール箱を引き取らないため、故紙として回収されるまでの間は納入した顧客がこれを保管することになる。さらに段ボールは嵩張るため、これを保管するために多大なスペースが必要となる。
そこで近年では、液体、紛体、粒状体等を内装袋の中に封入し、その内装袋を段ボール箱の中に収納した、所謂バッグインボックスが使用されている。このバッグインボックスは使用した段ボールが故紙として回収される点で上記ブリキ缶の欠点が解消され、さらに軽量で扱いやすい。
しかしながら、段ボールは断熱性に優れる反面、熱伝導率が低いため、冷蔵効率が悪くなる。また、強度が弱いため繰り返し使用することができず、通常の場合、出荷した業者は使用済み段ボール箱を引き取らないため、故紙として回収されるまでの間は納入した顧客がこれを保管することになる。さらに段ボールは嵩張るため、これを保管するために多大なスペースが必要となる。
かかる点を解消するため、蓋及び下部容器に分離して着脱可能な組み立て式にした内装袋式回収型容器(例えば、特許文献1)が提案されている。しかしながら、かかる容器では不使用時においても、内部に液体が充填されている時と同様に嵩張ったままであり、容器のみを収納、運搬する際に不便である。そこで、不使用時の減容が可能な容器として液体用組立コンテナ(例えば、特許文献2)が提案されている。しかしながら、かかる容器では組立及び分解作業、特に部材同士の固定及び分離作業が煩雑であり、回収及び再利用のコストが高くなってしまう。
なお、樹脂製や木材パネル製のコンテナも提案されており(例えば、特許文献3、特許文献4)、これらのコンテナは軽量で扱いやすいため、組立及び分解作業も容易になる。しかしながら、組立及び分解作業の工程数自体は変わらないため根本的な問題解決にはならない。また材料の強度が低く壊れやすいため、取り扱いには細心の注意が必要となる。さらには燃えやすいため、例えば、調理場など火を使用する環境下での使用には向かない。さらに熱伝導率が低いため、そのまま冷蔵するなどの場合に効率が悪い。また静電気が発生しやすいため内容物が静電気を嫌う場合には使用できない。
特開平11−152132号公報
特開2002−68182号公報
特開2004−1851号公報
特開平10−35778号公報
本発明はかかる実情に鑑み、上記従来技術の問題点を解消し、繰り返し何度でも使用でき、不使用時の在庫や輸送の際には折り畳んでその容量を極めて小さくすることができるとともに、容器としての組み立ても容易であり、更に、強度が強く、不燃性であり、熱伝導率が高く、静電気が発生しない折り畳み可能な金属製容器を提供することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、本発明の請求項1は、4枚の壁板がヒンジ部を介して起伏状に連結されてなる方形状筒部と、該方形状筒部の開口部にヒンジ部を介して開閉自在に連結されてなる2枚の扉板とからなり、前記方形状筒部の、少なくとも一方の開口部付近には掛止部(以下、筒部用掛止部と記す)が設けられ、前記筒部用掛止部が設けられた開口部に連結された扉板には、該筒部用掛止部に掛脱自在に掛止する掛止部(以下、扉板用掛止部と記す)が設けられていることを特徴とする折り畳み可能な金属製容器を特徴とする折り畳み可能な金属製容器を内容とする。
本発明の請求項2は、他方の開口部に連結された扉板には、開口部の周囲に遊嵌される周壁が該扉板の縁辺から垂設されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み可能な金属製容器を内容とする。
本発明の請求項3は、扉板用掛止部が、開口部にヒンジ部を介して連結された辺を除く、扉板の他の3辺の周縁部に設けられ、筒部用掛止部が対応する壁板の開口部付近に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み可能な金属製容器を内容とする。
本発明の請求項4は、筒部用掛止部及び扉板用掛止部が、掛止口とこれに掛脱自在に掛止する掛止片とからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器を内容とする。
本発明の請求項5は、掛止片が1方向に掛止部位を備えた断面視J字状又はU字状からなることを特徴とする請求項4に記載の折り畳み可能な金属製容器を内容とする。
本発明の請求項6は、掛止片が2方向に掛止部位を備えた断面視S字状またはM字状からなることを特徴とする請求項4に記載の折畳式金属製容器を内容とする。
本発明の請求項7は、壁板及び扉板に補強リブが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器を内容とする。
本発明の請求項8は、補強リブが凹状又は凸状のリブからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器を内容とする。
本発明の請求項9は、ステンレス又はアルミニウム製であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器を内容とする。
本発明の請求項10は、壁板及び扉板がそれぞれ正方形であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器を内容とする。
本発明の請求項11は、2枚の扉板が同じ壁板か又は対向する壁板に連結され、扉板が連結された壁板と隣接する壁板の中央に該壁板を内側に二つ折りするためのヒンジが設けられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器を内容とする。
本発明に係る折り畳み可能な金属製容器は、4枚の壁板がヒンジ部を介して起伏状に連結されてなる方形状筒部と、該方形状筒部の開口部にヒンジ部を介して開閉自在に連結されてなる2枚の扉板とからなるため、使用時には方形状筒部を起立させて、少なくとも一方の開口部付近に設けられた筒部用掛止部と扉板用掛止部を掛合させるだけで容易に組み立てることができる。また不使用時にはこの掛合を外して方形状筒部を伏臥させることにより容易に折り畳むことができ、その体積を小さくして保存・運搬を容易にし、容器を回収するコストを減少させることができる。
また、金属製であるから強度が強く、取り扱いに特別な配慮が不要であり、且つ何度でも再利用することができる。また、不燃性であるため、例えば、調理場など火を使用する環境下でも使用が可能である。さらに熱伝導率が高いため冷蔵効率等も高く、そのまま冷蔵する事も可能で、また、静電気が発生しないため静電気を嫌う内容物を貯蔵することもできる。
また、金属製であるから強度が強く、取り扱いに特別な配慮が不要であり、且つ何度でも再利用することができる。また、不燃性であるため、例えば、調理場など火を使用する環境下でも使用が可能である。さらに熱伝導率が高いため冷蔵効率等も高く、そのまま冷蔵する事も可能で、また、静電気が発生しないため静電気を嫌う内容物を貯蔵することもできる。
他方の開口部に連結された扉板に、その縁辺から周壁を垂設すると、その周壁は方形状筒部の開口部の周囲に遊嵌されて方形状筒部を取り囲み、その形状をしっかりと保つため、より容易に容器を組み立てることができ、さらに周壁が設けられた扉板は開口部内に入り込むようなことがないので、蓋として好適に使用できる。
扉板用掛止部を、開口部にヒンジ部を介して連結された辺を除く、扉板の他の3辺の周縁部に設けて、筒部用掛止部をこれに対応する壁板の開口部付近に設ければ、扉板は3箇所で開口部に掛止されることになるため、組み立てられた容器はより強固となる。
対応する扉板用掛止部及び筒部用掛止部のうち、一の掛止部を掛止口とし、他の掛止部を該掛止口に掛脱自在に掛止する掛止片とすることにより、突出部が少なく、従ってコンパクトに折り畳むことができ、また構造が簡単になる。掛止片の具体的な形状としては、1方向に掛止部位を備えた断面視J字状またはU字状、2方向に掛止部位を備えた断面視S字状またはM字状が例示でき、これらの形状の場合には好適に掛止口と掛合でき、本発明の金属製容器を組み立てることができる。
壁板及び扉板には補強リブを設けることができ、この場合にこの補強リブにより壁板及び扉板が補強され、より薄い金属板を用いて強固な金属製容器を得ることができるので、軽量且つ安価で、冷蔵効率が更に高い金属製容器を提供することが可能である。この補強リブは凹状又は凸状とすることにより、最も簡単且つ安価に設けることができる。
本発明の折り畳み可能な金属製容器は、ステンレス又はアルミニウム製とすることができる。この場合、内装袋内の収容物がこぼれたとしても、該金属製容器はその収容物に侵食されないので、耐久性が向上するとともに、綺麗な外観を保つことができる。
壁板及び扉板をそれぞれ正方形とすることもでき、この場合には該金属製容器を折り畳んだ時には壁板から扉板がはみ出さずぴったり重なるため、コンパクトに折り畳むことができる。また組み立てたときの内容量も大きくなり、組み立て時の体積と折り畳み時の体積の比(減容率)が最も大きくなる。
2枚の扉板を同じ壁板か又は対向する壁板に連結するとともに、扉板が連結された壁板と隣接する壁板の中央に該壁板を内側に二つ折りするためのヒンジを設けると、方形状筒部は扉板が連結された壁板に対し垂直に起伏させる事ができ、全ての壁板及び扉板を一枚の板状に重ね合わせることができるので、折り畳み時の面積が最も小さくなる。特に、扉板に周壁を垂設した場合、折り畳まれた金属製容器はその周壁の内側に納まるため、掛止片等の尖った部分が隠され、安全に収納・運搬することができる。
本発明の折り畳み可能な金属製容器は、4枚の壁板がヒンジ部を介して起伏状に連結されてなる方形状筒部と、該方形状筒部の開口部にヒンジ部を介して開閉自在に連結されてなる2枚の扉板とからなり、前記方形状筒部の、少なくとも一方の開口部付近には筒部用掛止部が設けられ、前記扉板には前記筒部用掛止部に掛脱自在に掛止する扉板用掛止部が設けられていることを特徴とする。
好ましい実施の形態を示す図面に基づいて説明すると、方形状筒部2は本発明の折り畳み可能な金属製容器1において、内容物が収容された内装袋の四方を覆う部材である。この方形状筒部2は4枚の壁板3をそれぞれヒンジ部3aを介して互いに連結して形成される部材であり、起伏自在(図1の一点鎖線矢印矢印参照)とされている。この方形状筒部の開口部2aの付近には、筒部用掛止部4a〜4fが設けられている。
本発明においては、扉板が連結されない壁板として、中央付近にヒンジ部が設けられた二つ折り可能なものを使用することもできる。特に、二つ折り可能な壁板を対向して設けると、方形状筒部は扉板が設けられた壁板に対し垂直方向に起伏させる事が可能となり、よりコンパクトに折り畳む事が出来る。但し、この場合、2枚の扉板を同じ壁板に設けるか、或いは対向する壁板に設け、この扉板が設けられた壁板の両隣の壁板を二つ折り可能とする必要がある。
扉板5は方形状筒部の開口部2aにヒンジ部を介して蝶着され、これによりこの扉板5は該開口部2aを開閉する(図1の二点鎖線矢印矢印参照)。2枚の扉板5,5の位置は、上述した二つ折り可能な壁板を対向して設ける場合を除く他は特に限定されず、例えば、同じ壁板3の対向する辺に取り付けることも可能であるが、この場合、折り畳み時には2枚の扉板5,5が重なるため、扉板用掛止部6同士が衝突しない様にその形状及び取り付け位置を調節する必要があり、さらに折り畳まれた該容器1の厚さが均等にならないためその収納にも工夫が必要になる。従って、これらの煩雑さを避けるため、扉板5,5は隣接する壁板3,3又は対向する壁板3,3に取り付けるのが好ましい。なお、隣接する壁板3,3に扉板5,5を設けた場合、方形状筒部2の伏臥方向によっては折り畳み後の容器の厚さが均等にならないので、伏臥方向にかかわらず畳まれた容器の厚さが均等になるよう、対向する壁板3,3に扉板5,5を設けるのが最も好ましい。
本発明において、方形状筒部の少なくとも一方の開口部(好ましくは、本発明の金属製容器の底面になる部位)には筒部用掛止部が設けられるが、扉板の周縁部の対応する位置には前記筒部用掛止部と掛脱自在に掛合可能な形状の扉板用掛止部が設けられる。この扉板用掛止部は、扉板が開口部を閉じた状態のときに筒部用掛止部に掛合する。なお、図1に示すように、他方の開口部(金属製容器の蓋になる部位)の筒部用係止部及び扉板も上記と同様の構成としてもよいが、これの代わりに後述の周壁を扉板に設け、開口部の周囲に遊嵌できる構造とすることも可能である(図12、図14参照)。
扉板用掛止部及び筒部用掛止部の数は特に限定されず、扉板及び方形状筒部の開口部にそれぞれ少なくとも1個づつ設けられていれば足りる。しかしながら、組み立てられた該金属製容器の強度を高めるため、扉板の各辺(ヒンジ部が設けられている辺を除く)に1個づつ、計6個の掛止部を設けるのが好ましい。
扉板用掛止部及び筒部用掛止部の数は特に限定されず、扉板及び方形状筒部の開口部にそれぞれ少なくとも1個づつ設けられていれば足りる。しかしながら、組み立てられた該金属製容器の強度を高めるため、扉板の各辺(ヒンジ部が設けられている辺を除く)に1個づつ、計6個の掛止部を設けるのが好ましい。
扉板用掛止部及び筒部用掛止部の形状は、互いに掛脱自在に掛止できる限り特に限定されず、例えば、断面視J字状又はU字状のフック状の掛止部同士を用いてもよいし、また、図示したように、一の掛止部はJ字状の掛止片とし、他の掛止部は掛止口とすることもできる。このように掛止部の一つに掛止口を用いると、突出部が少なくなり、それだけコンパクトに折り畳むことができ、また構造も簡単となる。
なお、J字状やU字状の掛止部(掛止片)は扉板や壁板の所定の個所を打ち抜いて形成してもよいし、また、別途加工した掛止部(掛止片)をビスや溶接で取り付けてもよい。
なお、J字状やU字状の掛止部(掛止片)は扉板や壁板の所定の個所を打ち抜いて形成してもよいし、また、別途加工した掛止部(掛止片)をビスや溶接で取り付けてもよい。
掛止口に掛合する掛止片としては、1方向に掛止部位を備えた断面視J字形又はU字形、あるいは2方向に掛止部位を備えた断面視M字形又はS字形に屈曲した形状のものが例示できる。1方向に掛止部位を備える形状とする場合は、扉板が開方向に回動するときに掛止される形状とし、内装袋が入れられた容器の保管・輸送中などに不意に扉板が開かないようにする。2方向に掛止部位を備える形状とする場合は、扉板が開方向に回動するとき及び閉方向に回動するときに掛止される形状とし、扉板が不意に開かないようにするとともに、扉板が開口部内に入り込まないようにする。
なお、1方向のみに掛止部位を備える場合でも、収容する内装袋をちょうど容器内に収まる程度の形状・大きさとすれば、扉板はこの内装袋に遮られるため開口部内には入り込まない。従って、このような内装袋を収納するような場合には、1方向のみに掛止部位を備える掛止片が用いられた金属製容器でも好適に用いることができる。
なお、1方向のみに掛止部位を備える場合でも、収容する内装袋をちょうど容器内に収まる程度の形状・大きさとすれば、扉板はこの内装袋に遮られるため開口部内には入り込まない。従って、このような内装袋を収納するような場合には、1方向のみに掛止部位を備える掛止片が用いられた金属製容器でも好適に用いることができる。
本発明において、金属製容器内に収納される内装袋がフィルム製等の柔らかい素材からなる場合は、掛止部が内装袋を破らないよう、尖った部分が内側に向かない形状であるのが好ましい。具体的には、棒状部材又は板状部材を折り曲げて掛止片とする場合、これを金属製容器の外側方向に曲げて形成すればよい。さらに、角部が内装袋を傷つけるのを防ぐため、曲面状に湾曲させるのが好ましい。
他方の開口部(蓋になる部位)に取り付けられる扉板には、前記したように、該開口部の周囲に遊嵌される周壁を、該扉板の縁辺から垂設するのが好ましい。この周壁を方形状筒部の開口部に遊嵌すると、これによりそれぞれの壁板が外側から支持固定されて方形状筒部の形状が保持され、より強固な金属製容器となる。また、この周壁が壁板の上辺に掛止されて、扉板が開口部内に落ち込む事が無くなる。さらに、上記したような、二つ折り可能な壁板を対向して設け、方形状筒部を垂直方向に起伏させる構造を共に採用した場合、折り畳まれた壁板が周壁の中に納まるため、突出部分が扉板内に収まり、より安全に折り畳まれた容器を保存・運搬できる。
周壁は扉板に単独で設けてもよいが、本発明で示した掛止部の他、公知の構造の掛止部と共に用いる事も出来る。掛止部と周壁を共に設けると、金属製容器に液体等を収容して運搬する際に不意に蓋が開く事故がなくなるほか、通常使用されるブリキ缶のように金属製容器の上面(扉板の表面)に取っ手を設け、これを掴んで持ち運ぶことが可能になる。
周壁は扉板に単独で設けてもよいが、本発明で示した掛止部の他、公知の構造の掛止部と共に用いる事も出来る。掛止部と周壁を共に設けると、金属製容器に液体等を収容して運搬する際に不意に蓋が開く事故がなくなるほか、通常使用されるブリキ缶のように金属製容器の上面(扉板の表面)に取っ手を設け、これを掴んで持ち運ぶことが可能になる。
本発明の金属製容器には、運搬を容易にするための把持部が設けられていてもよい。把持部の構造は特に限定されず、例えば扉板又は壁板に環状部材(取っ手)を起伏自在に設けた構造としてもよいし、或いは壁板に横長の孔を穿設してもよい。なお、穿設された孔を把持部とする場合、手指を保護するために、切断部を内側に折り曲げて、孔の縁部に丸みをつけるのが好ましい。
本発明の金属製容器の方形状筒部を形成する壁板の形状及び大きさは、4枚連結して方形状筒部となる形状であるから、必然的に矩形とされるが、その他は特に限定されず、該容器の中に入れる内装袋の形状及び大きさにあわせて自由に定めることができる。
扉板の形状は、方形状筒部の開口部を閉鎖できる限り特に限定されないが、該開口部を過不足なく閉鎖するため、開口部と略同一形状の矩形とするのが最も好ましい。但し、この場合、扉板と開口部の衝突を防いで扉板用掛止部と筒部用掛止部の掛脱を容易にするために、扉板を開口部よりも若干小さめに形成してもよいし、或いは逆に扉板が開口部内に入り込まないようにするため、開口部の大きさよりも若干大きめに形成してもよい。特に、前述した周壁を扉板の縁辺に設ける場合には扉板を開口部よりも大きめに形成する必要がある。
ここで、壁板及び扉板の形状を双方とも正方形とすると、本発明の金属容器を折りたたんだ際に壁板と扉板が殆どぴったり重なるためコンパクトに折り畳むことができるとともに、組み立てたときには内容量が大きいため、組み立て時の体積と折り畳み時の体積の比(減容率)が最も大きくなるため好ましい。
扉板の形状は、方形状筒部の開口部を閉鎖できる限り特に限定されないが、該開口部を過不足なく閉鎖するため、開口部と略同一形状の矩形とするのが最も好ましい。但し、この場合、扉板と開口部の衝突を防いで扉板用掛止部と筒部用掛止部の掛脱を容易にするために、扉板を開口部よりも若干小さめに形成してもよいし、或いは逆に扉板が開口部内に入り込まないようにするため、開口部の大きさよりも若干大きめに形成してもよい。特に、前述した周壁を扉板の縁辺に設ける場合には扉板を開口部よりも大きめに形成する必要がある。
ここで、壁板及び扉板の形状を双方とも正方形とすると、本発明の金属容器を折りたたんだ際に壁板と扉板が殆どぴったり重なるためコンパクトに折り畳むことができるとともに、組み立てたときには内容量が大きいため、組み立て時の体積と折り畳み時の体積の比(減容率)が最も大きくなるため好ましい。
壁板及び扉板には、その強度を上げるために、適当な形状の補強リブを設けるのが好ましい。具体的には、帯状の骨材を壁板及び扉板に溶接してもよいが、プレス加工により壁板及び扉板を凹状又は凸状(裏面から見れば凸状又は凹状)にしてリブとすれば、最も簡単に壁板及び扉板を強化できるため好ましい。
リブは直線状又は曲線状、同心円状又はこれらの組み合わせ等のいずれでもよい。このような補強リブを形成することにより、薄い金属板を用いて強度の大きい金属製容器を得ることができ、軽量で安価な金属製容器を提供することができる。
リブは直線状又は曲線状、同心円状又はこれらの組み合わせ等のいずれでもよい。このような補強リブを形成することにより、薄い金属板を用いて強度の大きい金属製容器を得ることができ、軽量で安価な金属製容器を提供することができる。
本発明の容器の材質は金属である限り特に限定されず、鉄、ステンレス、アルミニウム等が例示されるが、耐食性の面からは、例えば、防錆処理を施した鉄、ステンレスやアルミニウム製とするのが好ましい。
本発明の折り畳み可能な金属製容器は、強度に優れるため繰り返し使用が可能であり、不燃性であるから調理場など火を使用する環境下でも保存することができ、熱伝導率が高いため冷蔵などの際に効率がよく、さらに静電気が発生しないため静電気を嫌う内容物を運搬・貯蔵する際にも使用可能となる。
本発明の折り畳み可能な金属製容器は、強度に優れるため繰り返し使用が可能であり、不燃性であるから調理場など火を使用する環境下でも保存することができ、熱伝導率が高いため冷蔵などの際に効率がよく、さらに静電気が発生しないため静電気を嫌う内容物を運搬・貯蔵する際にも使用可能となる。
以下、本発明の折り畳み可能な金属製容器の使用方法について説明する。
本発明の金属製容器は、液体、紛体、粒状体等の内容物を収容した、フィルムや布製等の内装袋を収納し運搬・保存するためのものであり、運搬や保存の用済み後は、折り畳んだ状態で運搬・保存され、一方、容器として再利用の際には容易に組み立てられ、しかも強度に富むのでプラスチック製や段ボール製等と比べて耐久性に優れ繰り返し何度でも使用される。
本発明の金属製容器は、液体、紛体、粒状体等の内容物を収容した、フィルムや布製等の内装袋を収納し運搬・保存するためのものであり、運搬や保存の用済み後は、折り畳んだ状態で運搬・保存され、一方、容器として再利用の際には容易に組み立てられ、しかも強度に富むのでプラスチック製や段ボール製等と比べて耐久性に優れ繰り返し何度でも使用される。
本発明の金属製容器を折り畳む際には、まず筒部用掛止部(掛止口)4a〜4fと扉板用掛止部(掛合片)6a〜6fの掛合を解除して扉板5,5を開け(図1の二点鎖線矢印参照)、そのまま外面同士で合わせる状態にして壁板3と重ねて扉板5を畳む。次に、方形状筒部2を伏臥させて(図1の一点鎖線矢印参照)、そのまま壁板3をその内面同士を合わせるようにして畳む。
これにより、本発明の金属製容器はコンパクトに折り畳まれた状態になり、狭い空間内に収まる程度に小さくなって、保存・運搬が容易となる。折り畳まれた状態の金属製容器1の例を図2及び図3に示す。
これにより、本発明の金属製容器はコンパクトに折り畳まれた状態になり、狭い空間内に収まる程度に小さくなって、保存・運搬が容易となる。折り畳まれた状態の金属製容器1の例を図2及び図3に示す。
折り畳まれた金属製容器1を組み立てるには、上記折り畳みとは逆に、まず伏臥状態の方形状筒部2を起立させて(図1の一点鎖線矢印参照)筒状とし、次に2枚の扉板5,5を閉めて(図1の二点鎖線矢印参照)方形状筒部の両開口部2a,2aを該扉板5,5で覆う。この状態で対応する扉板用掛止部(掛止片)6a〜6fと筒部用掛止部(掛止口)4a〜4fを掛合させれば、該容器1は所定の箱型形状に形成固定され、中に内装袋を収容できる状態となる。組み立てられた状態の金属製容器1の例を図4に示す。
以下、実施例を挙げて本発明を特に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに制限されないことは云うまでもない。
実施例1
図1乃至図7に本発明の実施例1に係る折り畳み可能な金属製容器1を示す。
図5の展開図に示すように、4枚の壁板3と2枚の扉板5をそれぞれヒンジ部3aを介して連結してなる。但し、図5は壁板3及び扉板5を確認しやすくするため、壁板3を連結するヒンジ部3aの一つ(図1及び図5中のDの個所)を分離させて展開させたものであり、実際には図1に示すように4枚の壁板3を連結して方形状筒部2とし、その開口部2aに扉板5を開閉自在に連結している。なお扉板5,5はそれぞれ対向する壁板3,3に連結されている。
壁板3及び扉板5の形状は1辺の長さ約30cmの正方形であり、その表面には図6に示すような補強リブ8が設けられている。この補強リブ8はプレス加工により裏面を押圧して表面側に浮き上がらせた凸状であり、これにより壁板3及び扉板5は補強され十分な強度が保たれる。
本実施例において、扉板5,5には開口部2a,2aに連結された辺を除く3辺の周縁部の中央付近にそれぞれ扉板用掛止部(掛止片)6a〜6fが設けられている。この扉板用掛止部6は、図7に示すように、断面視J字形に湾曲された板状部材であり、1方向に掛止部位7aを有している。また、開口部2aには扉板用掛止部6a〜6fと対応する位置に筒部用掛止部(掛止口)4a〜4fが設けられ、組み立て時には対応する扉板用掛止部6a〜6fと筒部用掛止部4a〜4fが掛合して壁板3及び扉板5を固定する(図4参照)。
図1乃至図7に本発明の実施例1に係る折り畳み可能な金属製容器1を示す。
図5の展開図に示すように、4枚の壁板3と2枚の扉板5をそれぞれヒンジ部3aを介して連結してなる。但し、図5は壁板3及び扉板5を確認しやすくするため、壁板3を連結するヒンジ部3aの一つ(図1及び図5中のDの個所)を分離させて展開させたものであり、実際には図1に示すように4枚の壁板3を連結して方形状筒部2とし、その開口部2aに扉板5を開閉自在に連結している。なお扉板5,5はそれぞれ対向する壁板3,3に連結されている。
壁板3及び扉板5の形状は1辺の長さ約30cmの正方形であり、その表面には図6に示すような補強リブ8が設けられている。この補強リブ8はプレス加工により裏面を押圧して表面側に浮き上がらせた凸状であり、これにより壁板3及び扉板5は補強され十分な強度が保たれる。
本実施例において、扉板5,5には開口部2a,2aに連結された辺を除く3辺の周縁部の中央付近にそれぞれ扉板用掛止部(掛止片)6a〜6fが設けられている。この扉板用掛止部6は、図7に示すように、断面視J字形に湾曲された板状部材であり、1方向に掛止部位7aを有している。また、開口部2aには扉板用掛止部6a〜6fと対応する位置に筒部用掛止部(掛止口)4a〜4fが設けられ、組み立て時には対応する扉板用掛止部6a〜6fと筒部用掛止部4a〜4fが掛合して壁板3及び扉板5を固定する(図4参照)。
実施例2
本実施例の折り畳み可能な金属製容器1は、図8、図9に示すように、扉板用掛止部(掛止片)6の形状を断面視M字形の板状とした以外は実施例1と同様である。この場合、扉板5が該金属製容器1の下面となったときは一の掛止部位7aが筒部用掛止部4と掛合し(図8参照)、扉板5が上面になったときは他の掛止部位7bが筒部用掛止部4と掛合(図9参照)するため、該金属製容器1を天地逆とした場合でも常に箱型が保たれる。
本実施例の折り畳み可能な金属製容器1は、図8、図9に示すように、扉板用掛止部(掛止片)6の形状を断面視M字形の板状とした以外は実施例1と同様である。この場合、扉板5が該金属製容器1の下面となったときは一の掛止部位7aが筒部用掛止部4と掛合し(図8参照)、扉板5が上面になったときは他の掛止部位7bが筒部用掛止部4と掛合(図9参照)するため、該金属製容器1を天地逆とした場合でも常に箱型が保たれる。
実施例3
本実施例の折り畳み可能な金属製容器1は、図10、図11に示すように、扉板5の周縁部に該扉板5と連続して設けた舌片を断面視S字形に折り曲げて扉板用掛止部(掛合片)6とした以外は実施例1と同様である。この場合、扉板5が該金属製容器1の下面となったときは一の掛止部位7aが筒部用掛止部4と掛合し(図10参照)、扉板5が上面になったときは他の掛止部位7bが筒部用掛止部4と掛合する(図11参照)ため、該金属製容器1を天地逆とした場合でも常に箱型が保たれる。
本実施例の折り畳み可能な金属製容器1は、図10、図11に示すように、扉板5の周縁部に該扉板5と連続して設けた舌片を断面視S字形に折り曲げて扉板用掛止部(掛合片)6とした以外は実施例1と同様である。この場合、扉板5が該金属製容器1の下面となったときは一の掛止部位7aが筒部用掛止部4と掛合し(図10参照)、扉板5が上面になったときは他の掛止部位7bが筒部用掛止部4と掛合する(図11参照)ため、該金属製容器1を天地逆とした場合でも常に箱型が保たれる。
実施例4
本実施例の折り畳み可能な金属製容器1は、図12に示したように、一方の開口部2a(下側)のみに3個の筒部用掛止部4(掛止口)を設けて、ここに連結した扉板5の対応する位置に扉板用掛止部(掛止片)6を設け、さらに他方の開口部2a(上側)に連結された扉板5の縁辺から周壁5aが垂設され、扉板5が連結されていない2枚の側壁に把持部9が穿設されている以外は実施例1と同様である。この場合、上側の扉板5を閉じると周壁5aが上側の開口部2aに遊嵌され、外部から取り囲んでそれぞれの壁板を支持固定し、さらに下側の開口部2a及び扉板5に設けられた筒部用掛止部4及び扉板用掛止部6も壁板を固定するので、該金属製容器1は箱型が保たれる。また、上側の扉板5は開閉が容易なので、内容物の出し入れも容易である。
なお、本実施例における把持部9は、図13に示したように、切断部が内側に折り曲げられて、縁部が丸められており、この把持部9に指を差し込んで本実施例の金属製容器1を持ち上げても指を切ることなく、安全に運搬することができる。
本実施例の折り畳み可能な金属製容器1は、図12に示したように、一方の開口部2a(下側)のみに3個の筒部用掛止部4(掛止口)を設けて、ここに連結した扉板5の対応する位置に扉板用掛止部(掛止片)6を設け、さらに他方の開口部2a(上側)に連結された扉板5の縁辺から周壁5aが垂設され、扉板5が連結されていない2枚の側壁に把持部9が穿設されている以外は実施例1と同様である。この場合、上側の扉板5を閉じると周壁5aが上側の開口部2aに遊嵌され、外部から取り囲んでそれぞれの壁板を支持固定し、さらに下側の開口部2a及び扉板5に設けられた筒部用掛止部4及び扉板用掛止部6も壁板を固定するので、該金属製容器1は箱型が保たれる。また、上側の扉板5は開閉が容易なので、内容物の出し入れも容易である。
なお、本実施例における把持部9は、図13に示したように、切断部が内側に折り曲げられて、縁部が丸められており、この把持部9に指を差し込んで本実施例の金属製容器1を持ち上げても指を切ることなく、安全に運搬することができる。
実施例5
本実施例の折り畳み可能な金属製容器1は、図14に示したように、扉板5が連結されていない2枚の壁板3の中央にこの壁板3を二つ折りするためのヒンジ3aが設けられ、扉板5が連結されている2枚の壁板3の上方に把持部9が穿設され、下側の開口部2a及び扉板5に設けられた筒部用掛止部4及び扉板用掛止部6が1個だけとされている以外は実施例4と同様である。
この場合、図15に示したように、該金属製容器1を折り畳むと上側の扉板5及びその周壁5aの内側に全ての壁板3,3及び下側の扉板5を収める事ができるため、例えば扉板用掛止部6や鋭角に曲がったヒンジ部3aのような尖った部分が露出せず、従って折り畳まれた金属製容器1の保存・運搬の際に手指等をひっかけて怪我をするおそれがない。
本実施例の折り畳み可能な金属製容器1は、図14に示したように、扉板5が連結されていない2枚の壁板3の中央にこの壁板3を二つ折りするためのヒンジ3aが設けられ、扉板5が連結されている2枚の壁板3の上方に把持部9が穿設され、下側の開口部2a及び扉板5に設けられた筒部用掛止部4及び扉板用掛止部6が1個だけとされている以外は実施例4と同様である。
この場合、図15に示したように、該金属製容器1を折り畳むと上側の扉板5及びその周壁5aの内側に全ての壁板3,3及び下側の扉板5を収める事ができるため、例えば扉板用掛止部6や鋭角に曲がったヒンジ部3aのような尖った部分が露出せず、従って折り畳まれた金属製容器1の保存・運搬の際に手指等をひっかけて怪我をするおそれがない。
叙上のとおり、本発明の折り畳み可能な金属製容器によれば、構造が極めて簡単であるから製造が容易且つ安価であり、不使用時にはその容量を極めて小さくすることができ、また容器として使用の際の組み立ても容易である。また、強度に優れるため繰り返し使用が可能であり、不燃性であるから調理場など火を使用する環境下でも使用することができ、熱伝導率が高いため冷蔵などの際に効率がよく、さらに静電気が発生しないため静電気を嫌う内容物を運搬・貯蔵する際にも使用可能で、その有用性は頗る大である。
1 折り畳み可能な金属製容器
2 方形状筒部
2a 開口部
3 壁板
3a ヒンジ部
4a〜4f 筒部用掛止部
5 扉板
5a 周壁
6a〜6f 扉板用掛止部
7a,7b 掛止部位
8 補強リブ
9 把持部
2 方形状筒部
2a 開口部
3 壁板
3a ヒンジ部
4a〜4f 筒部用掛止部
5 扉板
5a 周壁
6a〜6f 扉板用掛止部
7a,7b 掛止部位
8 補強リブ
9 把持部
Claims (11)
- 4枚の壁板がヒンジ部を介して起伏状に連結されてなる方形状筒部と、該方形状筒部の開口部にヒンジ部を介して開閉自在に連結されてなる2枚の扉板とからなり、
前記方形状筒部の、少なくとも一方の開口部付近には掛止部(以下、筒部用掛止部と記す)が設けられ、
前記筒部用掛止部が設けられた開口部に連結された扉板には、該筒部用掛止部に掛脱自在に掛止する掛止部(以下、扉板用掛止部と記す)が設けられていることを特徴とする折り畳み可能な金属製容器。 - 他方の開口部に連結された扉板には、開口部の周囲に遊嵌される周壁が該扉板の縁辺から垂設されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み可能な金属製容器。
- 扉板用掛止部が、開口部にヒンジ部を介して連結された辺を除く、扉板の他の3辺の周縁部に設けられ、筒部用掛止部が対応する壁板の開口部付近に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み可能な金属製容器。
- 筒部用掛止部及び扉板用掛止部が、掛止口とこれに掛脱自在に掛止する掛止片とからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器。
- 掛止片が1方向に掛止部位を備えた断面視J字状又はU字状からなることを特徴とする請求項4に記載の折り畳み可能な金属製容器。
- 掛止片が2方向に掛止部位を備えた断面視S字状またはM字状からなることを特徴とする請求項4に記載の折畳式金属製容器。
- 壁板及び扉板に補強リブが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器。
- 補強リブが凹状又は凸状のリブからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器。
- ステンレス又はアルミニウム製であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器。
- 壁板及び扉板がそれぞれ正方形であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器。
- 2枚の扉板が同じ壁板か又は対向する壁板に連結され、扉板が連結された壁板と隣接する壁板の中央に該壁板を内側に二つ折りするためのヒンジが設けられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の折り畳み可能な金属製容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006316763A JP2008127086A (ja) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | 折り畳み可能な金属製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006316763A JP2008127086A (ja) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | 折り畳み可能な金属製容器 |
Publications (1)
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JP2008127086A true JP2008127086A (ja) | 2008-06-05 |
Family
ID=39553315
Family Applications (1)
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JP2006316763A Withdrawn JP2008127086A (ja) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | 折り畳み可能な金属製容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008127086A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015020791A (ja) * | 2013-07-22 | 2015-02-02 | 東罐興業株式会社 | プラスチック製中空体シートを用いた箱体及びその製造方法 |
-
2006
- 2006-11-24 JP JP2006316763A patent/JP2008127086A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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