JP2008126252A - レーザー加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御手段からレーザー光線照射手段にレーザー光線を照射するためのゲート信号が出力されている状態で制御プログラムの異常が発生した場合には、上記ゲート信号を遮断することによりレーザー光線照射手段からのレーザー光線の照射を停止することができるレーザー加工装置を提供する。
【解決手段】被加工物を保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、チャックテーブルとレーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする加工送り手段と、制御プログラムに従ってレーザー光線照射手段および加工送り手段を制御する制御手段とを具備するレーザー加工装置であって、制御手段における制御プログラムの実行に異常が発生した際に、制御手段からレーザー光線照射手段に出力されたゲート信号を遮断する安全手段を具備している。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物にテーざー加工を施すレーザー加工装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々の半導体チップを製造している。また、サファイヤ基板の表面にフォトダイオード等の受光素子やレーザーダイオード等の発光素子等が積層された光デバイスウエーハもストリートに沿って切断することにより個々のフォトダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
上述した半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等のウエーハをストリートに沿って分割する方法として、ウエーハに形成されたストリートに沿ってパルスレーザー光線を照射することによりレーザー加工溝を形成し、このレーザー加工溝に沿って破断する方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開平10−305420号公報
レーザー加工装置の各作動手段を制御する制御手段が異常を起こすと、各作動手段が暴走する危険がある。例えば、制御手段からレーザー光線照射手段にレーザー光線を照射するためのゲート信号が出力されている状態でプログラムの異常が発生すると、制御手段はレーザー光線を照射するためのゲート信号が出力し続けることがある。この結果、レーザー光線照射手段からレーザー光線が照射し続けるため、火災等が発生するという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、制御手段からレーザー光線照射手段にレーザー光線を照射するためのゲート信号が出力されている状態で制御プログラムの異常が発生した場合には、上記ゲート信号を遮断することによりレーザー光線照射手段からのレーザー光線の照射を停止することができるレーザー加工装置を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するために、本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする加工送り手段と、制御プログラムに従って該レーザー光線照射手段および該加工送り手段を制御する制御手段と、を具備するレーザー加工装置において、
該制御手段における制御プログラムの実行に異常が発生した際に、該制御手段から該レーザー光線照射手段に出力されたゲート信号を遮断する安全手段を具備している、
ことを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
上記安全手段は、上記制御手段から上記レーザー光線照射手段にゲート信号を出力する回路に配設されゲート信号を遮断する遮断器と、制御プログラムの実行の異常を検出するウォッチドッグタイマーと、該ウォッチドッグタイマーが出力する異常信号と該ゲート信号を入力すると該遮断器に遮断信号を出力する遮断信号出力手段とを具備している。
本発明によるレーザー加工装置は、制御手段における制御プログラムの実行に異常が発生した際に、該制御手段から該レーザー光線照射手段に出力されたゲート信号を遮断する安全手段を具備しているので、制御手段がレーザー光線照射手段にゲート信号を出力している際に、制御プログラムに異常が発生しても、レーザー光線照射手段からレーザー光線が照射し続けることはない。
以下、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1に示されたレーザー加工装置は、略直方体状の装置ハウジング1を具備している。この装置ハウジング1内には、図2に示す静止基台2と、該静止基台2に加工送り方向である矢印Xで示す方向に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブルを備えたチャックテーブル機構3と、静止基台2に割り出し送り方向である矢印Yで示す方向(加工送り方向である矢印Xで示す方向に直交する方向)に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット支持機構4と、該レーザー光線照射ユニット支持機構4に図において上下方向である矢印Zで示す方向に移動可能に配設されたレーザー光線照射ユニット5が配設されている。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上に矢印Xで示す加工送り方向に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上に矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に配設された第一の滑動ブロック32と、該第1の滑動ブロック32上に矢印Yで示す割り出し送り方向に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と、該第2の滑動ブロック33上に円筒部材34によって支持された支持テーブル35と、被加工物保持手段としてのチャックテーブル36を具備している。このチャックテーブル36は多孔性材料から形成された吸着チャック361を具備しており、吸着チャック361上に被加工物であるウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。このように構成されたチャックテーブル36は、円筒部材34内に配設された図示しないパルスモータによって回転せしめられる。なお、チャックテーブル36には、後述する環状のフレームを固定するためのクランプ362が配設されている。
上記第1の滑動ブロック32は、その下面に上記一対の案内レール31、31と嵌合する一対の被案内溝321、321が設けられているとともに、その上面に矢印Yで示す割り出し送り方向に沿って平行に形成された一対の案内レール322、322が設けられている。このように構成された第1の滑動ブロック32は、被案内溝321、321が一対の案内レール31、31に嵌合することにより、一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動させるための加工送り手段37を具備している。加工送り手段37は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と、該雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド371は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ372の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド371は、第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより、第一の滑動ブロック32は案内レール31、31に沿って矢印Xで示す加工送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記チャックテーブル36の加工送り量を検出するための加工送り量検出手段374を備えている。加工送り量検出手段374は、案内レール31に沿って配設されたリニアスケール374aと、第1の滑動ブロック32に配設され第1の滑動ブロック32とともにリニアスケール374aに沿って移動する読み取りヘッド374bとからなっている。この加工送り量検出手段374の読み取りヘッド374bは、図示に実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量を検出する。なお、上記加工送り手段37の駆動源としてパルスモータ372を用いた場合には、パルスモータ372に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量を検出することができる。また、上記加工送り手段37の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル36の加工送り量を検出することができる。
上記第2の滑動ブロック33は、その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322、322と嵌合する一対の被案内溝331、331が設けられており、この被案内溝331、331を一対の案内レール322、322に嵌合することにより、矢印Yで示す割り出し送り方向に移動可能に構成される。図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動させるための第1の割り出し送り手段38を具備している。第1の割り出し送り手段38は、上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と、該雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド381は、その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ382の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド381は、第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより、第2の滑動ブロック33は案内レール322、322に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記第2の滑動ブロック33の割り出し送り量を検出するための割り出し送り量検出手段384を備えている。割り出し送り量検出手段384は、案内レール322に沿って配設されたリニアスケール384aと、第2の滑動ブロック33に配設されリニアスケール384aに沿って移動する読み取りヘッド384bとからなっている。この割り出し送り量検出手段384の読み取りヘッド384bは、図示の実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、レーザー光線照射ユニット5の割り出し送り量を検出する。なお、上記第1の割り出し送り手段38の駆動源としてパルスモータ382を用いた場合には、パルスモータ382に駆動信号を出力する後述する制御手段の駆動パルスをカウントすることにより、レーザー光線照射ユニット5の割り出し送り量を検出することができる。また、上記第2の割り出し送り手段38の駆動源としてサーボモータを用いた場合には、サーボモータの回転数を検出するロータリーエンコーダが出力するパルス信号を後述する制御手段に送り、制御手段が入力したパルス信号をカウントすることにより、第2の滑動ブロック33即ちチャックテーブル36の割り出し送り量を検出することができる。
上記レーザー光線照射ユニット支持機構4は、静止基台2上に矢印Yで示す割り出し送り方向に沿って平行に配設された一対の案内レール41、41と、該案内レール41、41上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台42を具備している。この可動支持基台42は、案内レール41、41上に移動可能に配設された移動支持部421と、該移動支持部421に取り付けられた装着部422とからなっている。装着部422は、一側面に矢印Zで示す方向に延びる一対の案内レール423、423が平行に設けられている。図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット支持機構4は、可動支持基台42を一対の案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動させるための第2の割り出し送り手段43を具備している。第2の割り出し送り手段43は、上記一対の案内レール41、41の間に平行に配設された雄ネジロッド431と、該雄ねじロッド431を回転駆動するためのパルスモータ432等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド431は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ432の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド431は、可動支持基台42を構成する移動支持部421の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ432によって雄ネジロッド431を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台42は案内レール41、41に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態のおけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51と、該ユニットホルダ51に取り付けられたレーザー光線照射手段52を具備している。ユニットホルダ51は、上記装着部422に設けられた一対の案内レール423、423に摺動可能に嵌合する一対の被案内溝511、511が設けられており、この被案内溝511、511を上記案内レール423、423に嵌合することにより、矢印Zで示す方向に移動可能に支持される。
図示のレーザー光線照射手段52は、実質上水平に配置された円筒形状のケーシング521の先端に装着された集光器522からパルスレーザー光線を照射する。なお、レーザー光線照射手段52については、後で詳細に説明する。また、レーザー光線照射手段52を構成するケーシング521の前端部には、上記レーザー光線照射手段52によってレーザー加工すべき加工領域を検出する撮像手段6が配設されている。この撮像手段6は、被加工物を照明する照明手段と、該照明手段によって照明された領域を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた像を撮像する撮像素子(CCD)等を備え、撮像した画像信号を後述する制御手段に送る。
図示の実施形態におけるレーザー光線照射ユニット5は、ユニットホルダ51を一対の案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動させるための移動手段53を具備している。移動手段53は、一対の案内レール423、423の間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ532等の駆動源を含んでおり、パルスモータ532によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、ユニットホルダ51およびレーザー光線照射手段52を案内レール423、423に沿って矢印Zで示す方向に移動せしめる。なお、図示の実施形態においてはパルスモータ532を正転駆動することによりレーザー光線照射手段52を上方に移動し、パルスモータ532を逆転駆動することによりレーザー光線照射手段52を下方に移動するようになっている。
図1に戻って説明を続けると、図示のレーザー加工装置は、被加工物であるウエーハを収容するカセットが載置されるカセット載置部8aを備えている。カセット載置部8aには図示しない昇降手段によって上下に移動可能にカセットテーブル8が配設されており、このカセットテーブル8上にカセット9が載置される。カセット9に収容されるウエーハは、図3に示すように図示の実施形態においては半導体ウエーハ10からなっている。半導体ウエーハ10は、その表面10aには複数のデバイス101がマトリックス状に形成されている。そして、各デバイス101は、格子状に形成されたストリート102によって区画されている。この半導体ウエーハ10は、環状のフレーム11に装着された保護テープ12に加工面である表面10aを上側にして裏面が貼着される(フレーム支持工程)。なお、半導体ウエーハ10に裏面から加工する場合には、半導体ウエーハ10の表面10aを保護テープ12に貼着する。このように半導体ウエーハ10は、環状のフレーム11に保護テープ12を介して支持された状態でカセット9に収容される。
上記装置ハウジング1には仮置き領域13aが設定されており、この仮置き領域13aに被加工物を一時仮置きし上記環状のフレーム11に保護テープ12を介して支持された半導体ウエーハ10の位置合わせをするための仮置きテーブル13が配設されている。図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記カセット載置テーブル8上に載置されたカセット9に収容されている環状のフレーム11に保護テープ12を介して支持された半導体ウエーハ10(以下、半導体ウエーハ10という)を仮置きテーブル13に搬出する搬出手段14と、仮置きテーブル13に搬出された半導体ウエーハ10を上記チャックテーブル36上に搬送する搬送手段15と、チャックテーブル36上でレーザー加工された半導体ウエーハ10を洗浄する洗浄手段16と、チャックテーブル36上でレーザー加工された半導体ウエーハ10を洗浄手段16へ搬送する洗浄搬送手段17を具備している。また、図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、撮像手段6によって撮像された画像等を表示する表示手段18を具備している。
次に、上記レーザー光線照射手段52および該レーザー光線照射手段52や上記各作動手段を制御するための制御手段について、図3を参照して説明する。
図3に示すレーザー光線照射手段52は、上記ケーシング521内に配設されたパルスレーザー光線発振手段523および出力調整手段524と、上記ケーシング521の先端に装着された集光器522を具備している。上記パルスレーザー光線発振手段523は、YAGレーザー発振器或いはYVO4レーザー発振器からなるパルスレーザー光線発振器523aと、これに付設された繰り返し周波数設定手段523bとから構成されている。出力調整手段524は、パルスレーザー光線発振手段523から発振されたパルスレーザー光線の出力を所定の値に調整する。このように構成されたレーザー光線照射手段52は、制御手段20からの制御信号(ゲート信号)によって制御される。
図3に示す制御手段20は、コンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理を実行する中央処理装置(CPU)201と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)202と、中央処理装置(CPU)201による演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、プログラムカウンター204と、加工送り量検出手段374の読み取りヘッド374bや割り出し送り量検出手段384の読み取りヘッド384b等からのパルス信号をカウントするパルスカウンター205と、入力インターフェース206および出力インターフェース207とを備えている。上記リードオンリメモリ(ROM)202には、上記レーザー光線照射手段52を制御するための加工プログラムや上記カセット9に収納された半導体ウエーハ10の搬出入を制御するためのプログラムや上記洗浄手段16を制御するための洗浄プログラム等の複数の制御プログラムが格納されている。このようにリードオンリメモリ(ROM)202に格納された複数の制御プログラムは、プログラムカウンター204によってそれぞれ所定周期毎に取り出されるようになっている。このように構成された制御手段20の入力インターフェース206には、上記加工送り量検出手段374、割り出し送り量検出手段384、撮像手段6からの検出信号が入力される。そして、制御手段20の出力インターフェース207からは、上記パルスモータ372、パルスモータ382、パルスモータ432、パルスモータ532、レーザー光線照射手段52、表示手段18等に制御信号を出力する。
図3を参照して説明を続けると、図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、制御手段20における上記制御プログラムの実行に異常が発生した際に、制御手段20からレーザー光線照射手段52に出力されたゲート信号を遮断する安全手段21を具備している。この安全手段21は、制御手段20からレーザー光線照射手段52にゲート信号を出力する回路に配設されゲート信号を適宜遮断する遮断器211と、上記制御プログラムの実行の異常を検出するウォッチドッグタイマー212と、該ウォッチドッグタイマー212が出力する異常信号とゲート信号を入力すると遮断器211に遮断信号を出力する遮断信号出力手段としてのアンド回路213を具備している。このように構成された安全手段21は、制御手段20からレーザー光線照射手段52にゲート信号が出力されている際に、制御プログラムの実行に異常が発生すると制御プログラムから出力される更新パルスに基いてウォッチドッグタイマー212が異常を検出し異常信号をアンド回路213に出力する。一方、アンド回路213には制御手段20からレーザー光線照射手段52にゲート信号が出力されている際にはゲート信号が入力されているので、アンド回路213はウォッチドッグタイマー212から異常信号を入力すると遮断信号を遮断器211に出力する。この結果、遮断器211は図3において破線で示すように回路を遮断する。
図示の実施形態におけるレーザー加工装置は以上のように構成されており、以下その作用について主に図1を参照して簡単に説明する。
制御手段20は、カセットテーブル8の図示しない昇降手段を作動してカセットテーブル8上に載置されたカセット9の所定位置に収容されている半導体ウエーハ10(環状のフレーム11に保護テープ12を介して支持されている)を搬出位置に位置付ける。そして、制御手段20は、搬出手段14を作動して搬出位置に位置付けられた半導体ウエーハ10を仮置きテーブル13上に搬出する。次に、制御手段20は、搬送手段15を作動して仮置きテーブル13に搬出された半導体ウエーハ10をチャックテーブル36上に搬送する。チャックテーブル36上に半導体ウエーハ10が載置されたならば、制御手段20は図示しない吸引手段が作動して半導体ウエーハ10をチャックテーブル36上に吸引保持する。また、半導体ウエーハ10を保護テープ12を介して支持する支持フレーム11は、上記クランプ362によって固定される。このようにしてチャックテーブル36上に半導体ウエーハ10を保持したならば、制御手段20は加工送り手段37を作動して半導体ウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル36を撮像手段6の直下まで移動せしめる。次に、制御手段20は、撮像手段6によってチャックテーブル36に吸引保持された半導体ウエーハ10を撮像せしめ、その撮像信号に基いて半導体ウエーハ10のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。
以上のようにしてチャックテーブル36上に保持された半導体ウエーハ10のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業が行われたならば、制御手段20は、所定の加工プログラムに従ってレーザー加工工程を実行する。即ち、制御手段20は、加工送り手段37を作動してチャックテーブル36を集光器522が位置するレーザー光線照射領域に移動し、レーザー光線照射手段52および加工送り手段37を作動してチャックテーブル36に保持された半導体ウエーハ10に所定のレーザー加工を施す。
上述したレーザー加工工程を実施したならば、制御手段20は加工送り手段37を作動して半導体ウエーハ10を保持しているチャックテーブル36を最初に半導体ウエーハ10を吸引保持した位置に戻し、ここで半導体ウエーハ10の吸引保持を解除する。そして、制御手段20は、洗浄搬送手段17を作動してチャックテーブル36上の半導体ウエーハ10を洗浄手段16に搬送する。次に、制御手段20は、洗浄手段16を作動してレーザー加工された半導体ウエーハ10を洗浄し乾燥する。
上述したように加工後の半導体ウエーハ10の洗浄および乾燥作業を実施したならば、制御手段20は搬送手段15を作動して洗浄された半導体ウエーハ10を仮置きテーブル13に搬送する。次に、制御手段20は、搬出手段14を作動して仮置きテーブル13に搬送された半導体ウエーハ10をカセット19の所定位置に収納せしめる。
上述した加工プログラムに従ってレーザー加工工程を実施し、制御手段20がレーザー光線照射手段52にゲート信号を出力している際に、上述した制御プログラムに異常が発生すると、レーザー光線照射手段52にゲート信号が出力し続けることがあり、この結果レーザー光線照射手段52からレーザー光線が照射し続けるため、火災等が発生するという問題がある。しかるに、図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、上記図3に示す安全手段21を具備しているので、制御手段20における制御プログラムの実行に異常が発生した際には、制御手段20からレーザー光線照射手段52に出力されたゲート信号を遮断する。即ち、制御手段20からレーザー光線照射手段52にゲート信号が出力されている際に制御プログラムの実行に異常が発生すると、ウォッチドッグタイマー212が異常を検出し異常信号をアンド回路213に出力する。一方、アンド回路213には制御手段20からレーザー光線照射手段52にゲート信号が出力されている際にはゲート信号が入力されているので、アンド回路213はウォッチドッグタイマー212から異常信号を入力すると遮断信号を遮断器211に出力する。この結果、遮断器211は図3において破線で示すように回路を遮断する。従って、図示の実施形態におけるレーザー加工装置は、制御手段20がレーザー光線照射手段52にゲート信号を出力している際に、制御プログラムに異常が発生しても、レーザー光線照射手段52からレーザー光線が照射し続けることはない。
本発明に従って構成されたレーザー加工装置の斜視図。 図1に示すレーザー加工装置の要部斜視図。 図1に示すレーザー加工装置に装備されるレーザー光線照射手段および制御手段を示すブロック図。
符号の説明
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
31:案内レール
36:チャックテーブル
37:加工送り機構
38:第1の割り出し送り機構
4:レーザー光線照射ユニット支持機構
41:案内レール
42:可動支持基台
43:第2の割り出し送り機構
5:レーザー光線照射ユニット
51:ユニットホルダ
52:レーザー光線照射手段
6:撮像手段
8:カセットテーブル
9:カセット
10:半導体ウエーハ
11:環状のフレーム
12:保護テープ
13:仮置きテーブル
14:搬出手段
15:搬送手段
16:洗浄手段
17:洗浄搬送手段
18:表示手段
20:制御手段
21:安全手段
211:遮断器
212:ウォッチドッグタイマー
213:アンド回路

Claims (2)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該チャックテーブルと該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする加工送り手段と、制御プログラムに従って該レーザー光線照射手段および該加工送り手段を制御する制御手段と、を具備するレーザー加工装置において、
    該制御手段における制御プログラムの実行に異常が発生した際に、該制御手段から該レーザー光線照射手段に出力されたゲート信号を遮断する安全手段を具備している、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 該安全手段は、該制御手段から該レーザー光線照射手段にゲート信号を出力する回路に配設されゲート信号を遮断する遮断器と、制御プログラムの実行の異常を検出するウォッチドッグタイマーと、該ウォッチドッグタイマーが出力する異常信号とゲート信号を入力すると該遮断器に遮断信号を出力する遮断信号出力手段とを具備している、請求項1記載のレーザー加工装置。
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