JP2008125108A - 無線通信端末 - Google Patents

無線通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2008125108A
JP2008125108A JP2007324360A JP2007324360A JP2008125108A JP 2008125108 A JP2008125108 A JP 2008125108A JP 2007324360 A JP2007324360 A JP 2007324360A JP 2007324360 A JP2007324360 A JP 2007324360A JP 2008125108 A JP2008125108 A JP 2008125108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
housing
unit
internal
housing portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007324360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4826825B2 (ja
Inventor
Michio Irie
三千夫 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007324360A priority Critical patent/JP4826825B2/ja
Publication of JP2008125108A publication Critical patent/JP2008125108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4826825B2 publication Critical patent/JP4826825B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係の変化に対応しつつ、外部無線通信と内部無線通信との間の相互干渉を低減させる。
【解決手段】回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部が互いに開いた状態で内部無線通信を行う場合、シールド板305、315にて開口部304、314をそれぞれ塞ぐとともに、回路基板301、304の端部を露出させ、回路基板301、304の端部を介して、内部無線通信用アンテナ302、312間で電波のやり取りを行うとともに、回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部が互いに閉じた状態で内部無線通信を行う場合、シールド板305、315にて回路基板301、304の端部をそれぞれ塞ぐとともに、開口部304、314を露出させ、開口部304、314を介して、内部無線通信用アンテナ302、312間で電波のやり取りを行う。
【選択図】図6

Description

本発明はアンテナ装置および無線通信端末に関し、特に、クラムシェル型携帯電話などに適用して好適なものである。
近年の携帯電話では、文字や図形などの静止画像の他、デジタルカメラで撮像された静止画像や動画像をより精細に表示させることができるようにするため、携帯電話に搭載される液晶表示装置を高解像度化することが行われている。これに伴って、デジタルカメラと液晶表示装置との間でやり取りされるデータ量も増大し、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)という高速転送方式を表示体や撮像素子の接続に用いることが提案されている。
また、近年の携帯電話では、携帯電話の携帯性を損なうことなく、表示体のサイズを大きくするとともに、携帯電話を持ち歩いているときに操作ボタンが誤って操作されることを防止するため、携帯電話の折り畳みが可能なクラムシェル構造を採用することが行われている。このクラムシェル構造では、携帯電話の外部無線通信機能を主として司る制御部が搭載された第1筐体部と、表示体が搭載された第2筐体部とがヒンジを介して連結され、第1筐体部と第2筐体部とはヒンジを介して互いに閉じたり開いたりすることができる。
また、例えば、特許文献1〜4には、アンテナをプリント基板上に表面実装することにより、アンテナに指向性を持たせつつ、高密度実装を実現する方法が開示されている。
特開平7−221537号公報 特開平9−83233号公報 特開2001−119230号公報 特開平2003−78327号公報
しかしながら、携帯電話に搭載される表示体の高解像度化が進行し、高ビットレートの画像データなどを有線で表示体に送信するためには、表示体に信号を送るためのフレキシブル配線基板を多ピン化する必要がある。このため、クラムシェル構造の携帯電話では、第1筐体部と第2筐体部との間のデータ伝送を有線で行うと、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ内に通す必要があり、ヒンジ構造が複雑化したり、実装工程が煩雑化したりする。この結果、携帯電話の小型薄型化の障害となるだけでなく、コストアップを招くとともに、信頼性の劣化を引き起こすという問題があった。
一方、フレキシブル配線基板の代わりに、内部無線通信用アンテナを第1筐体部と第2筐体部にそれぞれ設け、第1筐体部と第2筐体部との間のデータ伝送を内部無線通信で行うと、携帯電話の外部無線通信との間で干渉が発生する。このため、携帯電話の外部無線通信の状況によって内部無線通信の環境が変化し、データを確実に伝送する上での信頼性が劣化するという問題があった。
特に、UWB(Ultra Wide Band)などの出力が低く制限された無線通信方式を内部無線通信に採用した場合、携帯電話の外部無線通信にて出力される電波との電力レベル差が大きくなり、これらの間の電力レベル差が90dBにも及ぶことがある。このため、目標とする帯域外の信号であっても内部無線通信に及ぶ影響を無視できなくなり、携帯電話の外部無線通信との干渉に起因して無線通信環境が悪化し、ビットエラーレートが劣化したり、パケットエラーレートの劣化による再送の増加を招いたりするという問題があった。
また、特許文献1〜4に開示された方法では、プリント基板の表面にアンテナが実装されるため、アンテナから送出される電波のシールドが十分でなく、外部無線通信と内部無線通信との間の干渉を低減させることができないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係の変化に対応しつつ、外部無線通信と内部無線通信との間の相互干渉を低減させることが可能なアンテナ装置および無線通信端末を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係るアンテナ装置によれば、回路基板と、前記回路基板に設けられた放射器と、前記回路基板に形成され、前記放射器から放射される電波をシールドするシールド層と、前記放射器が前記シールド層から露出するように前記シールド層に形成された開口部と、前記開口部を塞ぐように移動可能なシールド部材とを備えることを特徴とする。
これにより、アンテナ装置が搭載された筐体部の位置関係に基づいて、放射器から放射される電波をシールドしたり、放射器から放射される電波を外部に送出させたりすることができる。このため、アンテナ装置が搭載される環境の多様性に対応しつつ、他の通信との相互干渉を低減させることができる。
また、本発明の一態様に係るアンテナ装置によれば、前記放射器は前記回路基板内に埋め込まれ、前記グランド層は前記放射器の上下のいずれか少なくとも一方に配置されていることを特徴とする。
これにより、放射器から上下方向に放射される電波をシールドすることが可能となるとともに、回路基板の側面から電波を放射させることが可能となる。このため、アンテナに指向性を持たせることを可能としつつ、シールド効果を向上させることが可能となり、実装面積の増大を抑制しつつ、他の通信との相互干渉を低減させることができる。
また、本発明の一態様に係るアンテナ装置によれば、前記放射器は、前記回路基板に設けられた配線パターンの一部から構成されることを特徴とする。
これにより、配線パターンを回路基板に形成する時に、放射器を回路基板に一括して形成することが可能となり、工程増を伴うことなく、放射器を回路基板に埋め込むことが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、アンテナのシールド効果を向上させることが可能となるとともに、アンテナ装置の小型化を図ることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、第1筐体部と、前記第1筐体部に連結された第2筐体部と、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を変えられるように前記第1筐体部と前記第2筐体部とを連結する連結部と、前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載された外部無線通信用アンテナと、前記第1筐体部に搭載され、前記外部無線通信用アンテナを介して行われる外部無線通信の制御を主として司る外部無線通信制御部と、前記第2筐体部に搭載された表示部と、前記第1筐体部に搭載された第1回路基板と、前記第1回路基板に設けられた第1の内部無線通信用アンテナと、前記第1回路基板に形成され、前記第1の内部無線通信用アンテナから放射される電波をシールドする第1グランド層と、前記第2筐体部に搭載された第2回路基板と、前記第2回路基板に設けられた第2の内部無線通信用アンテナと、前記第2回路基板に形成され、前記第2の内部無線通信用アンテナから放射される電波をシールドする第2グランド層と、前記第1筐体部に搭載され、前記第1の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第1の内部無線通信制御部と、前記第2筐体部に搭載され、前記第2の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第2の内部無線通信制御部と、前記第1および第2グランド層にそれぞれ形成され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第1の位置関係に対応して配置された第1および第2開口部と、前記第1および第2グランド層にそれぞれ形成され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第2の位置関係に対応して配置された第3および第4開口部とを備えることを特徴とする。
これにより、第1筐体部と第2筐体部とが第1の位置関係にある時は、第1および第2の内部無線通信用アンテナ間の通信を第1および第2開口部を介して行わせることが可能となるとともに、第1筐体部と第2筐体部とが第2の位置関係にある時は、第1および第2の内部無線通信用アンテナ間の通信を第3および第4開口部を介して行わせることが可能となる。このため、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係が変化した場合においても、第1および第2の内部無線通信用アンテナ間の通信効率を劣化させることなく、第1および第2の内部無線通信用アンテナから放射される電波のシールド性を向上させることが可能となる。この結果、外部無線通信と内部無線通信との相互干渉を低減させることが可能となり、第1筐体部と第2筐体部との間の内部無線通信の品質の劣化を抑制することが可能となるとともに、第1筐体部と第2筐体部との間でのデータ伝送量が増大した場合においても、連結部の構成を複雑化させることなく、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係を変化させることが可能となる。従って、コストアップを抑制しつつ、無線通信端末の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、無線通信端末の携帯性を損なうことなく、無線通信端末の大画面化および多機能化を図ることができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を検出する位置関係検出手段と、前記位置関係検出手段にて検出された位置関係に基づいて、前記第1および第2開口部または前記第3および第4開口部をシールドするシールド板とをさらに備えることを特徴とする。
これにより、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係が変化した場合においても、第1および第2の内部無線通信用アンテナ間の通信効率を劣化させることなく、シールドが必要な部分を効率よくシールドすることが可能となる。このため、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係の変化に対応しつつ、外部無線通信と内部無線通信との間の相互干渉を低減させることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記第1の位置関係は、前記第1筐体部と前記第2筐体部とを互いに開いた時に対応し、前記第2の位置関係は、前記第1筐体部と前記第2筐体部とを互いに閉じた時に対応し、前記第1および第2開口部の開口面積は、前記第3および第4開口部の開口面積よりもそれぞれ大きいことを特徴とする。
これにより、データ伝送量を考慮してシールド層の開口面積を設定することができ、第1および第2の内部無線通信用アンテナ間の通信効率を劣化させることなく、シールド効果を向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、第1筐体部と、前記第1筐体部に連結された第2筐体部と、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を変えられるように前記第1筐体部と前記第2筐体部とを連結する連結部と、前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載された外部無線通信用アンテナと、前記第1筐体部に搭載され、前記外部無線通信用アンテナを介して行われる外部無線通信の制御を主として司る外部無線通信制御部と、前記第2筐体部に搭載された表示部と、前記第1筐体部に搭載された第1の内部無線通信用アンテナと、前記第2筐体部に搭載され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第1の位置関係に対応して配置された第2の内部無線通信用アンテナと、前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第2の位置関係に対応して配置された第3の内部無線通信用アンテナと、前記第1筐体部に搭載され、前記第1または第3の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第1の内部無線通信制御部と、前記第2筐体部に搭載され、前記第2または第3の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第2の内部無線通信制御部とを備えることを特徴とする。
これにより、第1筐体部と第2筐体部との位置関係に応じて、遮蔽効果の高い方の内部無線通信用アンテナを選択することが可能となる。このため、第1筐体部と第2筐体部との位置関係が変化した場合においても、内部無線通信の通信効率を劣化させることなく、内部無線通信時のシールド性を向上させることが可能となり、外部無線通信と内部無線通信との相互干渉を低減させることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記無線通信端末は携帯電話であることを特徴とする。
これにより、携帯電話にクラムシェル構造が採用された場合においても、携帯電話の筐体間のデータ伝送を無線で安定して行うことが可能となる。このため、携帯電話に搭載される表示部の高解像度化に対応して、筐体間でやり取りされるデータ量が増大した場合においても、連結部の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となる。この結果、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記内部無線通信は、微弱無線またはUWB無線の近距離無線であることを特徴とする。
これにより、外部無線通信と内部無線通信との間の相互干渉を抑制しつつ、内部無線通信を安定して行うことが可能となる。このため、第1筐体部と第2筐体部との間でのデータ伝送量が増大した場合においても、法規制の制約内で、第1筐体部と第2筐体部との間でのデータ伝送を無線で行うことが可能となり、連結部の構成を複雑化させることなく、第1筐体部と第2筐体部との間の位置関係を変化させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る無線通信端末について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたときの状態を示す斜視図、図2は、本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図である。
図1および図2において、第1筐体部1の表面には、操作ボタン4が配置されるとともに、第1筐体部1の下端にはマイク5が設けられ、第1筐体部1の上端には外部無線通信用アンテナ6が取り付けられている。また、第2筐体部2の表面には、表示体8が設けられるとともに、第2筐体部2の上端にはスピーカ9が設けられている。また、第2筐体部2の裏面には、表示体11および撮像素子12が設けられている。なお、表示体8、11としては、例えば、液晶表示パネル、有機ELパネルまたはプラズマディスプレイパネルなどを用いることができる。また、撮像素子12としては、CCDまたはCMOSセンサなどを用いることができる。また、第1筐体部1および第2筐体部2には、第1筐体部1と第2筐体部2との間で内部無線通信を行う内部無線通信用アンテナ7、10がそれぞれ設けられている。
そして、第1筐体部1および第2筐体部2はヒンジ3を介して連結され、第2筐体部2をヒンジ3を支点として回転させることにより、第2筐体部2を第1筐体部1上に折り畳むことができる。そして、第2筐体部2を第1筐体部1上に閉じることにより、操作ボタン4を第2筐体部2にて保護することができ、携帯電話を持ち歩く時に操作ボタン4が誤って操作されることを防止することができる。また、第2筐体部2を第1筐体部1から開くことにより、表示体8を見ながら操作ボタン4を操作したり、スピーカ9およびマイク5を使いながら通話したり、操作ボタン4を操作しながら撮像を行ったりすることができる。
ここで、クラムシェル構造を用いることにより、第2筐体部2のほぼ一面全体に表示体8を配置することができ、携帯電話の携帯性を損なうことなく、表示体8のサイズを拡大させることを可能として、視認性を向上させることができる。
また、内部無線通信用アンテナ7、10を第1筐体部1および第2筐体部2にそれぞれ設けることにより、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用アンテナ6を介して第1筐体部1に取り込まれた画像データや音声データを、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第2筐体部2に送り、表示体8に画像を表示させたり、スピーカ9から音声を出力させたりすることができる。また、撮像素子12にて撮像された撮像データを、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第2筐体部2から第1筐体部1に送り、外部無線通信用アンテナ6を介して外部に送出させることができる。
これにより、第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を有線で行う必要がなくなり、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ3に通す必要がなくなる。このため、ヒンジ3の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となり、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
図3は、本発明の無線通信制御方法が適用される回転式携帯電話の外観を示す斜視図である。
図3において、第1筐体部21の表面には、操作ボタン24が配置されるとともに、第1筐体部21の下端にはマイク25が設けられ、第1筐体部21の上端には外部無線通信用アンテナ26が取り付けられている。また、第2筐体部22の表面には、表示体28が設けられるとともに、第2筐体部22の上端にはスピーカ29が設けられている。また、第1筐体部21および第2筐体部22には、第1筐体部21と第2筐体部22との間で内部無線通信を行う内部無線通信用アンテナ27、30がそれぞれ設けられている。
そして、第1筐体部21および第2筐体部22はヒンジ23を介して連結され、第2筐体部22をヒンジ23を支点として水平に回転させることにより、第2筐体部22を第1筐体部21上に重ねて配置したり、第2筐体部22を第1筐体部21からずらしたりすることができる。そして、第2筐体部22を第1筐体部21上に重ねて配置することにより、操作ボタン24を第2筐体部22にて保護することができ、携帯電話を持ち歩く時に操作ボタン24が誤って操作させることを防止することができる。また、第2筐体部22を水平に回転させて、第2筐体部22を第1筐体部21からずらすことにより、表示体28を見ながら操作ボタン24を操作したり、スピーカ29およびマイク25を使いながら通話したりすることができる。
ここで、内部無線通信用アンテナ27、30を第1筐体部21および第2筐体部22にそれぞれ設けることにより、内部無線通信用アンテナ27、30を用いた内部無線通信にて第1筐体部21と第2筐体部22との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用アンテナ26を介して第1筐体部21に取り込まれた画像データや音声データを、内部無線通信用アンテナ27、30を用いた内部無線通信にて第2筐体部22に送り、表示体28に画像を表示させたり、スピーカ29から音声を出力させたりすることができる。
これにより、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ23に通す必要がなくなり、ヒンジ23の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、携帯電話を例にとって説明したが、ビデオカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)、ノート型パーソナルコンピュータなどに適用することもできる。
図4は、本発明の第1実施形態に係る無線通信端末の内部構成を示す斜視図である。
図4において、第1筐体部101内には回路基板104が搭載され、第2筐体部102内には回路基板108が搭載されている。なお、回路基板104、108としては、多層プリント基板、ビルドアップ配線基板または多層フレキシブル基板などを用いることができる。そして、回路基板104、108には、電子部品105、109がそれぞれ実装されている。なお、電子部品105、109としては、例えば、ICチップ、コンデンサ、コイル、抵抗、水晶振動子またはコネクタなどを挙げることができる。また、回路基板104には、外部無線通信用アンテナ106が取り付けられるとともに、回路基板104、108には、内部無線通信用アンテナ107、110がそれぞれ設けられている。
ここで、回路基板104、108に内部無線通信用アンテナ107、110にそれぞれ設ける場合、回路基板104、108上に内部無線通信用アンテナ107、110をそれぞれ実装するようにしてもよいし、回路基板104、108内に内部無線通信用アンテナ107、110をそれぞれ埋め込むようにしてもよい。また、回路基板104、108上には、各内部無線通信用アンテナ107、110から放射される電波をシールドするグランド層111、112がそれぞれ形成されるとともに、グランド層111、112には、内部無線通信用アンテナ107、110をグランド層111、112からそれぞれ露出させる開口部113、114が形成されている。なお、ここでは、内部無線通信用アンテナと言うときは、内部無線通信用アンテナの放射器の部分を意味するものとする。
そして、第1筐体部101および第2筐体部102は、第1筐体部101と第2筐体部102との間の位置関係を変えられるように、ヒンジ103を介して連結されている。なお、第1筐体部101と第2筐体部102との間の位置関係を変える方法としては、第2筐体部102を第1筐体部101上に折り畳めるようにする方法の他、第2筐体部102を第1筐体部101上で水平に回転できるようにする方法あるいは第2筐体部102を第1筐体部101上で左右または前後にスライドできるようにする方法などを挙げることができる。
ここで、内部無線通信用アンテナ107、110は、第1筐体部101と第2筐体部102とを互いに開いた時に、内部無線通信用アンテナ107、110が互いに対向するように、内部無線通信用アンテナ107、110を回路基板104、108内にそれぞれ配置することが好ましい。また、開口部113、114の配置位置は、第1筐体部101と第2筐体部102とを互いに閉じた時に、開口部113、114が互いに対向するように配置することが好ましい。
そして、第1筐体部101と第2筐体部102との間でデータ伝送を行う場合、回路基板104、108にそれぞれ設けられた内部無線通信用アンテナ107、110を介して内部無線通信を行うことができる。ここで、第1筐体部101と第2筐体部102とを互いに開いた時には、回路基板104、108の端面を介して内部無線通信用アンテナ107、110間で電波のやり取りを行うことができる。一方、第1筐体部101と第2筐体部102とを互いに閉じた時には、グランド層111、112にそれぞれ形成された開口部113、114を介して内部無線通信用アンテナ107、110間で電波のやり取りを行うことができる。
これにより、内部無線通信用アンテナ107、110から放射された電波が周囲に漏洩することを抑制しつつ、第1筐体部101と第2筐体部102との間で内部無線通信を行うことが可能となり、外部無線通信と内部無線通信との相互干渉を低減させることができる。
図5は、図1の無線通信端末の概略構成を示すブロック図である。
図5において、第1筐体部101には、外部無線通信用電波の送受信を行う外部無線通信用アンテナ106、外部無線通信用アンテナ106を介して送受信される信号の変復調処理を行う無線部202、ベースバンド信号処理を行うベースバンド信号処理部203、無線通信端末全体の制御を司る制御部204、制御部204が処理を実行する際のワークエリアを提供したり、その処理結果を記憶したりするRAM205、無線通信端末を動作させるための各種制御プログラムを格納するROM206、内部無線通信用アンテナ107を介して行われる内部無線通信の制御を司る送受信部207および内部無線通信用電波の送受信を第1筐体部101側で行う内部無線通信用アンテナ107が設けられている。
また、第2筐体部102には、内部無線通信用アンテナ110を介して行われる内部無線通信の制御を司る送受信部221、内部無線通信用電波の送受信を第2筐体部102側で行う内部無線通信用アンテナ110、撮像を行うカメラ223、表示データの表示を行う液晶表示部224および付加装置225が設けられている。なお、外部無線通信における送受信データとしては、例えば、通話時の音声データ、メール時の文字データや画像データなどを挙げることができる。また、内部無線通信における送受信データとしては、例えば、カメラ223で撮像された撮像データ、液晶表示部224に表示される表示データまたは第2筐体部102を制御する制御信号などを挙げることができる。また、制御部204としてはCPUを用いることができる。また、付加装置225としては、例えば、LED、マイクまたはスピーカなどを挙げることができる。
そして、外部無線通信用アンテナ106を介してデータを送信する場合、ベースバンド信号処理部203に送られた送信データがベースバンド信号処理される。そして、ベースバンド信号処理部203から出力された送信データの変調処理が無線部202にて行われ、外部無線通信用アンテナ106を介して外部に送出される。一方、外部無線通信用アンテナ106を介してデータを受信する場合、外部無線通信用アンテナ106を介して受信された受信データが無線部202に送られ、無線部202にて復調処理が行われる。そして、無線部202から出力された受信データがベースバンド信号処理部203に送られ、ベースバンド信号処理部203にてベースバンド信号処理が行われた後、制御部204に出力される。
そして、送受信部207は、制御部204から送られた画像データや音声データなどを、内部無線通信用アンテ107を介して送信することができる。そして、内部無線通信用アンテナ107を介して画像データや音声データなどが送信されると、これらの画像データや音声データなどが内部無線通信用アンテナ110を介して受信される。そして、送受信部221は、内部無線通信用アンテナ110を介して受信された画像データを液晶表示部224に表示させたり、内部無線通信用アンテナ110を介して受信された音声データをスピーカから送出させたりすることができる。
また、送受信部221は、カメラ223で撮像された撮像データを、内部無線通信用アンテナ110を介して送信することができる。そして、内部無線通信用アンテナ110を介して撮像データが送信されると、その撮像データが内部無線通信用アンテナ107を介して受信される。そして、送受信部207は、内部無線通信用アンテナ107を介して受信された撮像データを制御部204に送ることができる。そして、制御部204は、第2筐体部102から送られた撮像データの処理を行ったり、RAM205に記憶させたりすることができる。
ここで、各内部無線通信用アンテナ107、110から放射される電波をシールドするグランド層111、112を回路基板104、108上にそれぞれ形成するとともに、グランド層111、112に開口部113、114をそれぞれ形成することにより、第1筐体部101と第2筐体部102との間の位置関係が変化した場合においても、シールド効果を維持しつつ、内部無線通信用アンテナ107、110から放射される電波を相互に効率よく受信することができ、外部無線通信と内部無線通信との相互干渉を低減させることが可能となる。このため、第1筐体部101と第2筐体部102との間の内部無線通信の品質の劣化を抑制することが可能となるとともに、第1筐体部101と第2筐体部102との間でのデータ伝送量が増大した場合においても、ヒンジ103の構成を複雑化させることなく、第1筐体部101と第2筐体部102との間の位置関係を変化させることが可能となる。従って、コストアップを抑制しつつ、無線通信端末の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、無線通信端末の携帯性を損なうことなく、無線通信端末の大画面化および多機能化を図ることができる。
なお、内部無線通信用アンテナ107、110は、回路基板104、108に設けられた配線パターンの一部から構成することができる。
これにより、配線パターンを回路基板104、108にそれぞれ形成する時に、内部無線通信用アンテナ107、110を回路基板104、108にそれぞれ一括して形成することが可能となり、工程増を伴うことなく、内部無線通信用アンテナ107、110を回路基板104、108にそれぞれ埋め込むことが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、内部無線通信用アンテナ107、110のシールド効果を向上させることが可能となるとともに、内部無線通信用アンテナ107、110の小型化を図ることが可能となる。
図6(a)は、本発明の第2実施形態に係る無線通信端末の内部無線通信用アンテナ部の開いた時の状態を示す平面図、図6(b)は図6(a)の断面図、図7(a)は、本発明の第2実施形態に係る無線通信端末の内部無線通信用アンテナ部の閉じた時の状態を示す平面図、図7(b)は図7(a)の断面図である。
図6および図7において、回路基板301、311には、内部無線通信用アンテナ302、312がそれぞれ埋め込まれている。また、回路基板301には、内部無線通信用アンテナ302の上下に配置されるようにして、グランド層303a、303bがそれぞれ形成されている。また、回路基板311には、内部無線通信用アンテナ315の上下に配置されるようにして、グランド層313a、313bがそれぞれ形成されている。ここで、回路基板301、304は、互いに開閉可能な筐体部にそれぞれ搭載することができる。
そして、グランド層303a、313aには、内部無線通信用アンテナ302、312をグランド層303a、313aからそれぞれ露出させる開口部304、314が形成されている。ここで、回路基板301、304は、回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部を互いに開いた時に、回路基板301、304の端面が互いに対向するように配置することができる。一方、開口部304、314は、回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部を互いに閉じた時に、開口部304、314が互いに対向するように配置することができる。さらに、回路基板301、311には、回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部の開閉状態に基づいて、開口部304、314または回路基板301、311の端部をそれぞれ塞ぐシールド板305、315がそれぞれ設けられている。
そして、回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部が互いに開いた状態で内部無線通信を行う場合、図6に示すように、シールド板305、315にて開口部304、314をそれぞれ塞ぐとともに、回路基板301、304の端部を露出させる。そして、回路基板301、304の端部を介して、内部無線通信用アンテナ302、312間で電波のやり取りを行う。
一方、回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部が互いに閉じた状態で内部無線通信を行う場合、図7に示すように、シールド板305、315にて回路基板301、304の端部をそれぞれ塞ぐとともに、開口部304、314を露出させる。そして、開口部304、314を介して、内部無線通信用アンテナ302、312間で電波のやり取りを行う。
これにより、回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部間の位置関係に応じて、内部無線通信用アンテナ302、312から外部に送出される電波の方向を変えることが可能となる。このため、回路基板301、304がそれぞれ搭載された筐体部間の位置関係が変化した場合においても、内部無線通信用アンテナ302、312間の通信効率を劣化させることなく、外部無線通信と内部無線通信との間の相互干渉を低減させることが可能となり、通信品質を向上させることができる。
例えば、携帯電話の最大出力は、+30dBmに達する。一方、内部無線通信用アンテナ302、312間でのデータ通信時の電力は−60dBm程度である。そして、フィルタや通信方式の組み合わせにより、90dB程度のアイソレーションが確保できるとすると、シールド板305、315による遮蔽効果と内部無線通信用アンテナ302、312の指向性の改善により、D/U比を20dB程度稼ぐことができる。
なお、回路基板301、304上でシールド板305、315を移動させる場合、例えば、モータなどを駆動源とした電動機構を用いることができる。また、シールド板305、315に電波吸収体をそれぞれ貼り付けるようにしてもよく、これにより、遮蔽効果をさらに向上させることができる。また、回路基板301、304がそれぞれ搭載される筐体部は、内部無線通信用アンテナ302、312の開口面は樹脂などの電波透過材料で構成し、それ以外の部分は遮蔽効果の得られる金属を用いることが好ましい。
また、一般的に、携帯電話を開いた時は、通話中やデータ通信中であり、筐体間の内部通信のデータ転送量が多い。一方、携帯電話を閉じた時は、待ち受け状態のようにデータ転送量が少なくなる。したがって、携帯電話を閉じた時は、開口面積を小さくすることが可能であり、電波の漏洩をより抑制することができる。
図8は、本発明の第3実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示す断面図である。
図8において、第1筐体部411と第2筐体部412はヒンジ413を介して連結され、第1筐体部411と第2筐体部412とは互いに開閉可能なように構成されている。そして、第1筐体部411には、内部無線通信用アンテナ414が搭載され、第2筐体部412には、内部無線通信用アンテナ415が搭載されている。そして、シールド板416が第1筐体部411の内側の面をスライド移動可能なように配置され、シールド板416はフレキシブル板417を介して第2筐体部412に固定されている。ここで、フレキシブル板417は、第2筐体部412からヒンジ413の外側を迂回して第1筐体部411側に延びるように配置されている。なお、フレキシブル板417は樹脂などの電波透過材料で構成し、シールド板416は遮蔽効果の得られる金属を用いる。また、シールド板416のサイズおよびフレキシブル板417の長さは、第1筐体部411と第2筐体部412とを互いに閉じた時に、シールド板416が内部無線通信用アンテナ414、415の間から抜け出るように設定するとともに、第1筐体部411と第2筐体部412とを互いに開いた時に、シールド板416が内部無線通信用アンテナ414上に挿入されるように設定することが好ましい。
そして、図8(a)に示すように、第1筐体部411と第2筐体部412とを互いに閉じると、フレキシブル板417がヒンジ413の外側を迂回するため、フレキシブル板417がヒンジ413の方向に引き込まれ、シールド板416がヒンジ413の方向に移動する。このため、シールド板416が内部無線通信用アンテナ414、415間から抜け出し、内部無線通信用アンテナ414、415間の経路上にシールド板416が存在しないようにすることができる。この結果、第1筐体部411と第2筐体部412とが互いに閉じた状態で、内部無線通信用アンテナ414、415間で電波のやり取りを行うことができる。
そして、第1筐体部411と第2筐体部412とを互いに開いていくと、図8(b)に示すように、ヒンジ413の外側の迂回経路が短くなり、フレキシブル板417が徐々に伸ばされる。このため、シールド板416がフレキシブル板417にて第1筐体部411の方向に押し出され、シールド板416が第1筐体部411の方向に移動する。
そして、図8(c)に示すように、第1筐体部411と第2筐体部412とを互いに開くと、フレキシブル板417がヒンジ413の外側を迂回することなく、フレキシブル板417がシールド板416を第1筐体部411の方向に押し出し、シールド板416が内部無線通信用アンテナ414上に挿入される。この結果、内部無線通信用アンテナ414から上方に放射される電波をシールド板416にて遮蔽しつつ、第1筐体部411と第2筐体部412とが互いに開いた状態で、内部無線通信用アンテナ414、415間で電波のやり取りを行うことができる。
これにより、シールド板416を移動させるための電動機構を設けることなく、第1筐体部411と第2筐体部412との間の開閉状態に応じて、内部無線通信用アンテナ414、415から外部に送出される電波の方向を変えることが可能となる。このため、無線通信端末の構成の複雑化を抑制しつつ、外部無線通信と内部無線通信との間の相互干渉を低減させることが可能となる。
図9は、本発明の第4実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示す平面図である。
図9(a)において、第1筐体部511と第2筐体部512はヒンジ513を介して連結され、第1筐体部511と第2筐体部512とは互いに開閉可能なように構成されている。そして、第1筐体部511には、外部無線通信用アンテナ516および内部無線通信用アンテナ514が搭載され、第2筐体部512には、内部無線通信用アンテナ515a、515bが搭載されている。
ここで、内部無線通信用アンテナ515aは、第1筐体部511と第2筐体部512とを互いに閉じた時に、内部無線通信用アンテナ514と互いに対向するように第2筐体部512に配置することができる。また、内部無線通信用アンテナ515bは、第1筐体部511と第2筐体部512とを互いに開いた時に、内部無線通信用アンテナ514と互いに対向するように第2筐体部512に配置することができる。
そして、図9(b)に示すように、第1筐体部511と第2筐体部512とを互いに開くと、内部無線通信用アンテナ515bが内部無線通信用アンテナ514と互いに対向するように配置される。この結果、内部無線通信用アンテナ515bと内部無線通信用アンテナ514との間で効率よく通信を行わせることが可能となるとともに、内部無線通信のシールド効果を向上させることが可能となり、外部無線通信と内部無線通信との相互干渉を低減させることが可能となる。
一方、図9(c)に示すように、第1筐体部511と第2筐体部512とを互いに閉じると、内部無線通信用アンテナ515aが内部無線通信用アンテナ514と互いに対向するように配置される。この結果、内部無線通信用アンテナ515aと内部無線通信用アンテナ514との間で効率よく通信を行わせることが可能となるとともに、内部無線通信のシールド効果を向上させることが可能となり、外部無線通信と内部無線通信との相互干渉を低減させることが可能となる。
図10は、図9の無線通信端末の概略構成を示すブロック図である。
図10において、第1筐体部511には、外部無線通信用アンテナ516、無線部602、ベースバンド信号処理部603、制御部604、RAM605、ROM606、送受信部607および内部無線通信用アンテナ514が設けられている。
また、第2筐体部512には、内部無線通信用アンテナ515a、515b、送受信部621、カメラ623、液晶表示部624、付加装置625、開閉状態検出部627にて検出された開閉状態に基づいて内部無線通信用アンテナ515a、515bの切り替えを行うスイッチ626および第1筐体部511と第2筐体部512との間の開閉状態を検出する開閉状態検出部627が設けられている。
そして、外部無線通信用アンテナ516を介してデータを送信する場合、ベースバンド信号処理部603に送られた送信データがベースバンド信号処理される。そして、ベースバンド信号処理部603から出力された送信データの変調処理が無線部602にて行われ、外部無線通信用アンテナ516を介して外部に送出される。一方、外部無線通信用アンテナ516を介してデータを受信する場合、外部無線通信用アンテナ516を介して受信された受信データが無線部602に送られ、無線部602にて復調処理が行われる。そして、無線部602から出力された受信データがベースバンド信号処理部603に送られ、ベースバンド信号処理部603にてベースバンド信号処理が行われた後、制御部604に出力される。
そして、送受信部607は、制御部604から送られた画像データや音声データなどを、内部無線通信用アンテ514を介して送信することができる。ここで、開閉状態検出部627は、第1筐体部511と第2筐体部512との間の開閉状態を検出する。そして、開閉状態検出部627は、第1筐体部511と第2筐体部512とが互いに開いている場合、内部無線通信用アンテナ515b側にスイッチを切り替え、第1筐体部511と第2筐体部512とが互いに閉じている場合、内部無線通信用アンテナ515a側にスイッチを切り替える。そして、内部無線通信用アンテナ514を介して画像データや音声データなどが送信されると、これらの画像データや音声データなどが内部無線通信用アンテナ515aまたは内部無線通信用アンテナ515bを介して受信される。そして、送受信部621は、内部無線通信用アンテナ515aまたは内部無線通信用アンテナ515bを介して受信された画像データを液晶表示部624に表示させたり、内部無線通信用アンテナ515aまたは内部無線通信用アンテナ515bを介して受信された音声データをスピーカから送出させたりすることができる。
また、送受信部621は、カメラ623で撮像された撮像データを、内部無線通信用アンテナ515aまたは内部無線通信用アンテナ515bを介して送信することができる。そして、内部無線通信用アンテナ515aまたは内部無線通信用アンテナ515を介して撮像データが送信されると、その撮像データが内部無線通信用アンテナ514を介して受信される。そして、送受信部607は、内部無線通信用アンテナ514を介して受信された撮像データを制御部604に送ることができる。そして、制御部604は、第2筐体部502から送られた撮像データの処理を行ったり、RAM505に記憶させたりすることができる。
これにより、第1筐体部511と第2筐体部512との位置関係に応じて、より高い遮蔽効果の得られる内部無線通信用アンテナ515a、515bを選択することが可能となる。このため、第1筐体部511と第2筐体部512との位置関係が変化した場合においても、内部無線通信の通信効率を劣化させることなく、内部無線通信時のシールド性を向上させることが可能となり、外部無線通信と内部無線通信との相互干渉を低減させることが可能となる。
なお、上述した実施形態では、第2筐体部512側に複数の内部無線通信用アンテナ515a、515bを設ける方法について説明したが、第1筐体部511側に複数の内部無線通信用アンテナを設けるようにしてもよい。
本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたときの状態を示す斜視図。 本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図。 本発明の無線通信制御方法が適用される回転式携帯電話の外観を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る無線通信端末の内部構成を示す斜視図。 図1の無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 第2実施形態に係るアンテナ部の開いた時の状態を示す図。 第2実施形態に係るアンテナ部の閉じた時の状態を示す図。 第3実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示す断面図。 第4実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示す平面図。 図9の無線通信端末の概略構成を示すブロック図。
符号の説明
1,21,101,411,511…第1筐体部、2,22,102,412,512…第2筐体部、3,23,103,413,513…ヒンジ、4,24…操作ボタン、5,25…マイク、6,26,106,516…外部無線通信用アンテナ、7,10,27,107,110,302,312,414,415,514,515a,515b…内部無線通信用アンテナ、8,11,28…表示体、9,29…スピーカ、12…撮像素子、104,108,301,311…回路基板、105,109…電子部品、111,112,303a,303b,313a,313b…グランド層、202,602…無線部、203,603…ベースバンド信号処理部、204,604…制御部、205,605…RAM、206,606…ROM、207,221,607,621…送受信部、223,623…カメラ、224,624…液晶表示部、225,625…付加装置、113,114,304,314…開口部、305,315,416…シールド板、417…フレキシブル板、626…スイッチ、627…開閉状態検出部。

Claims (9)

  1. 回路基板と、
    前記回路基板に設けられた放射器と、
    前記回路基板に形成され、前記放射器から放射される電波をシールドするシールド層と、
    前記放射器が前記シールド層から露出するように前記シールド層に形成された開口部と、
    前記開口部を塞ぐように移動可能なシールド部材とを備えることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記放射器は前記回路基板内に埋め込まれ、前記グランド層は前記放射器の上下のいずれか少なくとも一方に配置されていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記放射器は、前記回路基板に設けられた配線パターンの一部から構成されることを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ装置。
  4. 第1筐体部と、
    前記第1筐体部に連結された第2筐体部と、
    前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を変えられるように前記第1筐体部と前記第2筐体部とを連結する連結部と、
    前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載された外部無線通信用アンテナと、
    前記第1筐体部に搭載され、前記外部無線通信用アンテナを介して行われる外部無線通信の制御を主として司る外部無線通信制御部と、
    前記第2筐体部に搭載された表示部と、
    前記第1筐体部に搭載された第1回路基板と、
    前記第1回路基板に設けられた第1の内部無線通信用アンテナと、
    前記第1回路基板に形成され、前記第1の内部無線通信用アンテナから放射される電波をシールドする第1グランド層と、
    前記第2筐体部に搭載された第2回路基板と、
    前記第2回路基板に設けられた第2の内部無線通信用アンテナと、
    前記第2回路基板に形成され、前記第2の内部無線通信用アンテナから放射される電波をシールドする第2グランド層と、
    前記第1筐体部に搭載され、前記第1の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第1の内部無線通信制御部と、
    前記第2筐体部に搭載され、前記第2の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第2の内部無線通信制御部と、
    前記第1および第2グランド層にそれぞれ形成され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第1の位置関係に対応して配置された第1および第2開口部と、
    前記第1および第2グランド層にそれぞれ形成され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第2の位置関係に対応して配置された第3および第4開口部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  5. 前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を検出する位置関係検出手段と、
    前記位置関係検出手段にて検出された位置関係に基づいて、前記第1および第2開口部または前記第3および第4開口部をシールドするシールド板とをさらに備えることを特徴とする請求項4記載の無線通信端末。
  6. 前記第1の位置関係は、前記第1筐体部と前記第2筐体部とを互いに開いた時に対応し、前記第2の位置関係は、前記第1筐体部と前記第2筐体部とを互いに閉じた時に対応し、前記第1および第2開口部の開口面積は、前記第3および第4開口部の開口面積よりもそれぞれ大きいことを特徴とする請求項4または5載の無線通信端末。
  7. 第1筐体部と、
    前記第1筐体部に連結された第2筐体部と、
    前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の位置関係を変えられるように前記第1筐体部と前記第2筐体部とを連結する連結部と、
    前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載された外部無線通信用アンテナと、
    前記第1筐体部に搭載され、前記外部無線通信用アンテナを介して行われる外部無線通信の制御を主として司る外部無線通信制御部と、
    前記第2筐体部に搭載された表示部と、
    前記第1筐体部に搭載された第1の内部無線通信用アンテナと、
    前記第2筐体部に搭載され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第1の位置関係に対応して配置された第2の内部無線通信用アンテナと、
    前記第1筐体部または前記第2筐体部に搭載され、前記第1筐体部と前記第2筐体部との間の第2の位置関係に対応して配置された第3の内部無線通信用アンテナと、
    前記第1筐体部に搭載され、前記第1または第3の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第1の内部無線通信制御部と、
    前記第2筐体部に搭載され、前記第2または第3の内部無線通信用アンテナを介して行われる内部無線通信の制御を司る第2の内部無線通信制御部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  8. 前記無線通信端末は携帯電話であることを特徴とする請求項4から7のいずれか1項記載の無線通信端末。
  9. 前記内部無線通信は、微弱無線またはUWB無線の近距離無線であることを特徴とする請求項4から8のいずれか1項記載の無線通信端末。
JP2007324360A 2007-12-17 2007-12-17 無線通信端末 Expired - Fee Related JP4826825B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007324360A JP4826825B2 (ja) 2007-12-17 2007-12-17 無線通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007324360A JP4826825B2 (ja) 2007-12-17 2007-12-17 無線通信端末

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004208593A Division JP4114649B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 無線通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008125108A true JP2008125108A (ja) 2008-05-29
JP4826825B2 JP4826825B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=39509331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007324360A Expired - Fee Related JP4826825B2 (ja) 2007-12-17 2007-12-17 無線通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4826825B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021070543A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社スタックシステム 物品検出装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0878948A (ja) * 1994-09-08 1996-03-22 Nippon Steel Corp 漏れ波導波管クロススロット・アレーアンテナ
JP2002217800A (ja) * 2000-12-26 2002-08-02 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 伝送装置、コンピュータシステムおよび開閉構造体
JP2004282353A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器及び電子機器内の通信方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0878948A (ja) * 1994-09-08 1996-03-22 Nippon Steel Corp 漏れ波導波管クロススロット・アレーアンテナ
JP2002217800A (ja) * 2000-12-26 2002-08-02 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 伝送装置、コンピュータシステムおよび開閉構造体
JP2004282353A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器及び電子機器内の通信方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021070543A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社スタックシステム 物品検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4826825B2 (ja) 2011-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4071452B2 (ja) 携帯無線機
JP4321588B2 (ja) 携帯無線機
JP4683072B2 (ja) フレキシブル基板、電子機器、及び電子機器の接続方法
JP2009033680A (ja) 携帯無線装置
WO2010073722A1 (ja) 携帯端末
WO2010110449A1 (ja) 携帯端末
JP4114649B2 (ja) 無線通信端末
JP5583030B2 (ja) 無線端末装置
WO2009130748A1 (ja) 携帯無線機
JP4826826B2 (ja) 無線通信端末
JP4826825B2 (ja) 無線通信端末
JP4241524B2 (ja) 無線通信端末
JP3841100B2 (ja) 電子装置および無線通信端末
KR100705015B1 (ko) 인테나 슬라이드형 휴대 단말기
JP4642588B2 (ja) 携帯無線装置
WO2006001489A1 (ja) 無線通信端末および携帯型無線通信端末
KR100700575B1 (ko) 이동통신 단말기의 적층형 회로기판
JP4611243B2 (ja) 携帯端末装置
JP4432987B2 (ja) 無線通信端末および内部無線通信制御方法
JP2015076785A (ja) アンテナ装置及び通信端末
JP4424251B2 (ja) 無線通信端末
KR101561912B1 (ko) 휴대 단말기 및 그의 마이크 노이즈 저감방법
JP4218609B2 (ja) 無線通信端末および内部無線通信制御方法
CN117996395A (zh) 可折叠终端及天线组件
JP2011223368A (ja) 携帯端末

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees