JP2008124781A - 雑音除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で雑音を除去できる雑音除去装置を提供することを目的とする。
【解決手段】帯域分離処理部351は、入力されるデジタル信号の周波数帯域の中心周波数を境界としてデジタル信号D1と、デジタル信号D2とに分割する。位相調節処理部352は、デジタル信号D2のレベルと、周波数帯域とを調節して、調節した信号を除去信号Rとして出力する。加算器353は、デジタル信号D1と、除去信号Rとを加算することで、デジタル信号D1に含まれる車内雑音を除去した信号を補正信号Aとして出力することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、雑音除去装置に関し、より特定的には、車両等に搭載される雑音除去装置に関する。
無線通信装置は、多数の電気回路から構成されている。また、無線通信装置は、高いレベルの通信信号を受信するために高感度の受信部を備えている。このため、無線通信装置が受信する信号には、通信信号だけでなく、自身を構成する電気回路から発せられる雑音(以下、内部雑音という)も含まれることが、従来から知られている。そして、無線通信装置が受信する信号の内、内部雑音を除去するために従来から様々な方法が考案されている。
図21は、特許文献1に記載の無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。図21の無線通信装置210は、第1のアンテナ211と、第2のアンテナ212と、第1のフロントエンド213と、第2のフロントエンド214と、第1のベースバンド処理部215と、第2のベースバンド処理部216と、演算部217と、増幅検波部218とを備える。
第1のアンテナ211は、所望の通信信号と、内部雑音とを含む信号を受信する。第2のアンテナ212は、内部雑音を受信する。第1のフロントエンド213は、第1のアンテナ211が受信した信号をベースバンド信号に周波数変換して、周波数変換したベースバンド信号を第1のベースバンド処理部215に出力する。第2のフロントエンド214は、第2のアンテナ212が受信した内部雑音をベースバンドノイズ信号に周波数変換して、周波数変換したベースバンドノイズ信号を第2のベースバンド処理部216に出力する。第1のベースバンド処理部215は、第1のフロントエンド213から出力されるベースバンド信号の振幅を正規化し、正規化したベースバンド信号をデジタルベースバンド信号に変換する。第2のベースバンド処理部216は、第2のフロントエンド214から出力されるベースバンドノイズ信号の振幅を正規化し、正規化したベースバンドノイズ信号をデジタルベースバンドノイズ信号に変換する。
演算部217は、前処理において、ノイズ差分情報を記憶する。そして、演算部217は、通信時において、予め記憶しておいたノイズ差分信号を用いることにより、デジタルベースバンド信号に含まれる内部雑音を除去して、内部雑音が除去されたデジタルベースバンド信号を推定受信信号として出力する。演算部217の前処理及び通信時の動作の詳細は、後述する。
増幅検波部218は、第1のベースバンド処理部215から出力されるデジタルベースバンド信号の振幅と、第2のベースバンド処理部216から出力されるベースバンドノイズ信号の振幅とを適切に正規化するために、演算部217から出力される推定受信信号の信号強度に応じて、第1のベースバンド処理部215及び第2のベースバンド処理部216とのそれぞれの増幅率を制御する。
次に、演算部217の前処理について説明する。演算部217の前処理は、無線通信装置210が、所望の通信信号と、無線通信装置210の外部から発せられる雑音(以下、外部雑音という)とを受信しない環境で行う。これにより、第1のアンテナ211が受信する信号には、内部雑音のみが含まれる。このため、第1のベースバンド処理部215から出力されるデジタルベースバンド信号には、内部雑音のみが含まれる。演算部217は
、デジタルベースバンド信号と、デジタルベースバンドノイズ信号との差分をノイズ差分情報として記憶する。つまり、前処理とは、第1のアンテナ211が受信する内部雑音のレベルと、第2のアンテナ212が受信する内部雑音のレベルとの差を示す情報を予め記憶しておく処理のことである。
次に、演算部217の通信時における動作を説明する。演算部217は、通信時において、予め記憶したノイズ差分情報と、第2のベースバンド処理部216から出力されるベースバンドノイズ信号との差分を算出する(以下、算出した結果を推定内部雑音という)。これにより、演算部217は、第1のベースバンド処理部215から出力されるベースバンド信号に含まれる内部雑音のレベルを推定することができる。次に、演算部217は、第1のベースバンド処理部215から出力されるベースバンド信号から、推定内部雑音を減算し、減算した信号を推定受信信号として出力する。これにより、演算部217は、第1のアンテナ211が受信する信号の内、内部雑音のみを除去して所望の通信信号のみを出力することができる。
特開2004−304670号公報
しかしながら、上記従来の無線通信装置が、内部雑音を除去するためには、通信用のアンテナの他に内部雑音のみを受信するための第2のアンテナ212が必要となる。このため、上記従来の無線通信装置の構成が、複雑になってしまう。また、上記従来の無線通信装置において、演算部217が、第1のアンテナ211によって受信される信号に含まれる内部雑音を正確に推定するためには、上記従来の無線通信装置のユーザーが、第2のアンテナ212を内部雑音の発生源に十分に近づける必要がある。しかし、内部雑音の発生源が特定できないとき、ユーザーは第2のアンテナ212を内部雑音の発生源に十分に近づけることができない。つまり、上記従来の無線通信装置では、ユーザーが内部雑音の発生源を特定できない場合、第1のアンテナ211が受信する信号に含まれる内部雑音を正確に推定することができない。
また、上記従来の無線通信装置の説明では、内部雑音を受信する第2のアンテナ212が一つの場合を例として説明した。しかし、内部雑音や外部雑音などの雑音の発生源が複数存在する場合、雑音を十分に除去するために、ユーザーは雑音の発生源の数に応じて雑音を受信するアンテナを増設しなければならない。さらに、増設したアンテナの数に応じて、フロントエンド及びベースバンド処理部を増設しなければならない。
無線通信装置は、一般的に、様々な電気回路を多数使用して生産されているため、雑音の発生源は複数存在し、それらの雑音の発生源を正確に特定することは困難である。以上より、上記従来の無線通信装置を使用することによって雑音を除去することは、実用的ではない。
それ故に、本発明は、複数のアンテナを用いなくとも雑音を除去できる雑音除去装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、変調された通信信号と、雑音とを含む信号を処理する雑音除去装置であって、信号の周波数帯域の中心周波数を境界として、通信信号及び雑音を含む第1の信号と、雑音のみを含む第2の信号とに分割し、分割した信号のそれぞれを出力する帯域分離処理部と、帯域分離処理部から出力される第2の信号のレベルを反転させ、当該レベルを反転させた第2の信号の周波数帯域を第1の信号の周波数帯域に変換し、変換した信号を除去信号として出力する変換処理部と、第1の信号と、除去
信号とを加算して、加算した信号を補正信号として出力する加算器とを備える。
第2の発明は、第1の発明において、変換処理部は、第2の信号の位相を180度ずらして、第2の信号のレベルを反転させてもよい。
第3の発明は、第1の発明において、補正信号を復調した復調信号と、補正信号に基づいて生成した制御信号とを出力する信号復調部を、さらに備え、変換処理部は、制御信号に基づいて、周波数帯域を変換した第2の信号のピーク値を生ずる周波数のそれぞれと、第1の信号に含まれる雑音のピーク値を生ずる周波数のそれぞれとが一致するように、周波数帯域を変換した第2の信号の周波数帯域を変更してもよい。
第4の発明は、第1の発明において、補正信号を復調した復調信号と、補正信号に基づいて生成した制御信号とを出力する信号復調部をさらに備え、変換処理部は、制御信号が補正信号に雑音が残留していることを示すとき、補正信号の雑音が減少するように周波数帯域を変換した第2の信号のレベルをさらに増減してもよい。
第5の発明は、第3の発明において、変換処理部は、補正信号に含まれる通信信号のレベルが残留している雑音のレベルより10dB以上高くないことを制御信号が示すとき、第2の信号のピーク値を生ずる周波数のそれぞれと、第1の信号に含まれる雑音のピーク値を生ずる周波数のそれぞれとが一致するように周波数帯域を変換した第2の信号の周波数帯域を変更してもよい。
第6の発明は、第4の発明において、変換処理部は、補正信号に含まれる通信信号のレベルが残留している雑音のレベルより10dB以上高くないことを制御信号が示すとき、補正信号に含まれる通信信号のレベルが相対的に高く、かつ、当該通信信号のレベルと補正信号に残留している雑音のレベルとの差がさらに大きくなるなるように、周波数帯域を変換した第2の信号のレベルを増減してもよい。
第7の発明は、第1の発明において、補正信号を復調した復調信号を出力する信号復調部と、復調信号から通信信号を復調した信号のみを除去し、除去した信号を雑音監視信号として出力する信号除去部と、雑音監視信号のレベルに基づいて生成した制御信号を出力する制御部とを、さらに備え、変換処理部は、制御信号が雑音監視信号のレベルがゼロでないことを示すとき、周波数帯域を変換した第2の信号のピーク値を生ずる周波数のそれぞれと、第1の信号に含まれる雑音のピーク値を生ずる周波数のそれぞれとが一致するように周波数帯域を変換した第2の信号の周波数帯域を変更してもよい。
第8の発明は、第1の発明において、補正信号を復調した復調信号を出力する信号復調部と、復調信号から通信信号を復調した信号のみを除去し、除去した信号を雑音監視信号として出力する信号除去部と、雑音監視信号のレベルに基づいて、制御信号を生成し、生成した制御信号を出力する制御部とを、さらに備え、変換処理部は、制御信号が雑音監視信号のレベルがゼロでないことを示すとき、雑音監視信号のレベルがさらに減少するように周波数帯域を変換した第2の信号のレベルをさらに増減してもよい。
第9の発明は、第1の発明において、雑音除去装置は、第1の信号を複数の信号に分割し、分割した第1の信号のそれぞれを出力する、第1の分割処理部と、第1の分割処理部が分割する分割数と同じ数に第2の信号を分割し、分割した第2の信号のそれぞれを出力する第2の分割処理部とを、さらに備え、変換処理部は、第2の分割処理部によって分割された第2の信号のそれぞれのレベルを反転させ、反転させたそれぞれの信号の周波数帯域を第1の分割処理部によって分割された第1の信号それぞれの周波数帯域に変換して、分割された除去信号を出力し、加算器は、第1の分割処理部によって分割された第1の信
号のそれぞれと、分割された除去信号のそれぞれとを加算して、分割された補正信号を出力し、雑音除去装置は、分割された補正信号を合成して復調した復調信号を出力する信号合成復調部を、さらに備えてもよい。
第10の発明は、第9の発明において、分割された除去信号のそれぞれのレベルを、第1の分割処理部によって分割された第1の信号のそれぞれに含まれる雑音のそれぞれのレベルを反転させたレベルと同等になるように増減し、レベルを増減した除去信号のそれぞれを出力する出力調整部を、さらに備え、加算器は、第1の分割処理部によって分割された第1の信号のそれぞれと、出力調整部から出力される除去信号のそれぞれとを加算して分割された補正信号を出力してもよい。
第1の発明によれば、第2の信号を用いて、第1の信号に含まれる雑音を打ち消すための除去信号を生成できるため、簡易な構成でありながら周期的な雑音を効果的に除去することができる。
第2の発明によれば、第2の信号のレベルを反転させるために増幅器などの特別な構成を用いることなく第2の信号のレベルを反転させることができる。
第3の発明によれば、第1の信号に含まれる雑音の発生周波数が時間の経過と共に変化したとしても、第1の信号に含まれる雑音を効果的に除去することができる。
第4の発明によれば、第1の信号に含まれる雑音のレベルが時間の経過と共に変化したとしても、第1の信号に含まれる雑音を効果的に除去することができる。
第5の発明によれば、常に補正信号に含まれる通信信号のレベルが、補正信号に残留している雑音のレベルより10dB以上高くなるように、周波数帯域を変換した第2の信号の周波数帯域を変更できる。このため、信号復調部は、常に確実に補正信号を復調することができる。
第6の発明によれば、常に補正信号に含まれる通信信号のレベルが、補正信号に残留している雑音のレベルより10dB以上高くなるように、周波数帯域を変換した第2の信号のレベルを増減できる。このため、信号復調部は、常に確実に補正信号を復調することができる。
第7の発明によれば、変換処理部は、復調した信号に含まれる雑音のレベルに基づいて、周波数帯域を変換した第2の信号の周波数帯域を変更することができる。このため、信号復調部は、常に良好な復調結果を得ることができる。
第8の発明によれば、変換処理部は、復調した信号に含まれる雑音のレベルに基づいて、周波数帯域を変換した第2の信号のレベルを変更することができる。このため、信号復調部は、常に良好な復調結果を得ることができる。
第9の発明によれば、第1の信号と第2の信号とをさらに複数の信号に分割し、分割した信号のそれぞれのレベル及び周波数帯域とを個別に変換できる。
第10の発明によれば、分割された除去信号のそれぞれのレベルを、分割された第1の信号のそれぞれに対応させて個別に調節できる。
自動車等の車両は、電波を送受信するための高感度の無線通信装置と、様々な電子部品とを備える。このため、車両に搭載される無線通信装置が受信する信号には、当該車両に搭載される他の電子部品から発せられる雑音が含まれる。
図1は、上述した雑音の一例として、自動車等の車両に搭載される高圧インバータが発する雑音の周波数スペクトルを観測した結果である。図1に示す観測結果は、約20kHzの間隔でピークを有する雑音が高圧インバータから発生していることを示している。このような雑音は、自動車等の車両に搭載される無線通信装置に悪影響を及ぼす。その中でも、特に、微弱な電波を扱う機器に適用される無線通信装置は、図1に示すような雑音による影響を無視できない。微弱な電波を扱う機器としては、例えば、スマートキー、タイヤ空気圧モニタ及びElectronic Toll Collection System(以下、ETCという)等に適用される無線通信装置が挙げられる。
図2は、高圧インバータが発する雑音の周波数スペクトルの内、無線通信装置に割り当てられた周波数帯域を除いた、ある周波数帯域における周波数スペクトルのみを観測した結果である。図2に示す観測結果から、高圧インバータが発する雑音は、約20kHzの周波数の間隔で生じる高レベルのピーク値と、約10kHzの周波数の間隔で生じる低レベルのピーク値とを含むことがわかる。つまり、図2に示す観測結果から得られる雑音の特徴として、ある限られた周波数帯域における雑音は、ほぼ一定のレベルを有し、かつほぼ等しい周波数間隔で雑音のピークが発生しており、それらピークの発生間隔に周期性があることがわかる。
本発明は、図2に示す観測結果から得られる雑音(以下、車内雑音という)の周期性に注目して、自動車等の車両に搭載される無線通信装置が受信する信号から車内雑音を除去するためのものである。以下、図面を参照しながら本発明のそれぞれの実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係る雑音除去装置を含む無線通信装置30の概略構成を示すブロック図である。図3に示す無線通信装置30は、アンテナ31と、フロントエンド32と、中間周波数信号処理部33(以下、IF(Intermediate Frequency)信号処理部33という)と、アナログ−デジタル変換器34(以下、ADC(Analog to Digital Converter)34という)と、デジタル信号処理部35とを備える。
アンテナ31は、通信信号と、車内雑音とを含む信号を受信する。通信信号とは、予め何らかの手法(例えば、AM、FM及びPM変調等)により変調された信号である。また、通信信号の周波数帯域は、スマートキー、タイヤ空気圧モニタ、ETC、AMラジオ及びFMラジオ等に搭載される無線通信装置30のそれぞれに予め割り当てられている周波数帯域である。
フロントエンド32は、アンテナ31が受信した信号を周波数変換して、周波数変換した信号を中間周波数信号として出力する。
IF信号処理部33は、フロントエンド32から出力される中間周波数信号を増幅して、増幅した中間周波数信号をアナログ信号として出力する。
ADC34は、IF信号処理部33から出力されたアナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を出力する。ADC34は、変換したデジタル信号の内、通信信号の周波数帯域の2倍の周波数帯域の信号に対応するデジタル信号の
みを、内部に備えるフィルタによって通過させる。ADC34は、通過させたデジタル信号を出力する。
デジタル信号処理部35は、ADC34から出力されたデジタル信号から車内雑音を除去して、車内雑音を除去したデジタル信号から通信信号を復元する。
図4は、デジタル信号処理部35のより詳細な構成を説明するブロック図である。デジタル信号処理部35は、帯域分離処理部351と、位相調節処理部352と、加算器353と、信号復元部354とを含む。
図5は、ADC34から出力されるデジタル信号の周波数スペクトルを示す図である。ADC34から出力されるデジタル信号に含まれる車内雑音は、図5に示すように一定のレベルaを有する雑音と一定のレベルbを有する雑音とを含む。図5において、f1は通信信号の周波数帯域を示す。そして、f2は車内雑音のみを含む周波数帯域を示す。また、f3はADC34から出力されるデジタル信号の周波数帯域を示す。周波数帯域f3は、通信信号の周波数帯域f1の2倍の周波数帯域に相当する。図6〜図8は、デジタル信号処理部35が、デジタル信号から車内雑音を除去する原理を説明する図である。尚、ADC34から出力される図5に示すデジタル信号は、図2に示す車内雑音が、通信信号に重畳した信号をデジタル信号に変換されたものである。以下、図4〜図8を参照しながら、第1の実施形態に係るデジタル信号処理部35に含まれるそれぞれの構成要素の詳細な動作を説明する。
図6は、帯域分離処理部351の動作を説明する図である。帯域分離処理部351は、ADC34から出力されたデジタル信号を、図6に示す分割周波数を境界として、デジタル信号D1と、デジタル信号D2とに分割し、分割した信号のそれぞれを出力する。分割周波数は、ADC34から出力されるデジタル信号の周波数帯域f3の範囲の2分の1の周波数である。つまり、デジタル信号D1の周波数帯域の幅と、デジタル信号D2の周波数帯域の幅とは等しい。また、デジタル信号D1は、通信信号と、車内雑音とを含み、デジタル信号D2は、車内雑音のみを含む。尚、帯域分離処理部351がデジタル信号を分割する具体的な方法は、後述する。
図7A及び図7Bは、位相調節処理部352の動作を説明する図である。位相調節処理部352は、デジタル信号D2の位相及び周波数帯域とを調節する。そして、位相調節処理部352は、位相及び周波数帯域とを調節したデジタル信号D2を除去信号Rとして、加算器353に出力する。より詳細には、位相調節処理部352は、図7Aに示すようにデジタル信号D2の位相を180度ずらす。これにより、デジタル信号D2のレベルが反転する。そして、位相調節処理部352は、図7Bに示すように、レベルを反転させたデジタル信号D2の周波数帯域を、デジタル信号D1の周波数帯域に変換して除去信号Rとして出力する。
デジタル信号D1に含まれる車内雑音とデジタル信号D2に含まれる車内雑音とは、そのレベルとピーク値が生じる周波数の間隔とが等しい。これは、図2の説明で述べた車内雑音の特徴である。つまり、デジタル信号D2のレベルを反転させて、その周波数帯域をデジタル信号D1と一致させることにより生成された除去信号Rは、デジタル信号D1と加算されたときに、デジタル信号D1に含まれる車内雑音のみを打ち消すことができる。また、位相調節処理部352は、信号復元部354から出力される制御信号CSに基づいて、除去信号Rのレベルまたは周波数帯域の少なくともいずれか一方を制御する。位相調節処理部352が、制御信号CSに基づいて除去信号Rのレベルまたは周波数帯域の少なくともいずれか一方を制御する理由は後述する。
図8は、加算器353の動作を説明する図である。加算器353は、帯域分離処理部351から出力されるデジタル信号D1と位相調節処理部352から出力される除去信号Rとを加算する。加算器353は、加算した信号を補正信号Aとして信号復元部354へ出力する。加算器353から出力される補正信号Aは、デジタル信号D1から車内雑音のみが除去され、通信信号のみを含む信号である。
信号復元部354は、アンテナ31が受信した通信信号に予め施された変調方式を用いて、加算器353から出力された補正信号Aを復調し、復調した信号を復調信号DMとして出力する。また、信号復元部354は、制御信号CSを位相調節処理部352に出力する。
ここで、位相調節処理部352が、制御信号CSに基づいて、除去信号Rのレベル又は周波数帯域の少なくともいずれか一方を調節する理由を説明する。車内雑音のレベル及びピークの発生間隔は、時間が経過するにつれて変動する。このため、補正信号Aには、除去しきれない車内雑音が残ってしまう場合がある。したがって、位相調節処理部352は、信号復元部354から出力される制御信号CSに基づいて、除去信号Rのピークを生ずる周波数のそれぞれとデジタル信号D1に含まれる車内雑音のピーク値を生ずる周波数のそれぞれとが一致するように除去信号Rの周波数帯域を調節する。または、位相調節処理部352は、信号復元部354から出力される制御信号CSに基づいて、除去信号Rのレベルを増減する。これにより、位相調節処理部352は、デジタル信号D1に含まれる車内雑音のレベル及びピークの発生間隔が時間が経過するにつれて変化しても、デジタル信号D1に含まれる車内雑音を十分に除去できる除去信号Rを生成することができる。
ここで、制御信号CSは、例えば、補正信号Aに雑音が残留していることを示す信号であっても良い。これにより、信号復元部354は、制御信号CSを出力することで、補正信号Aに雑音が残留していることを位相調節処理部352に通知することができるため、位相調節処理部352は補正信号Aに雑音が残留しないように除去信号Rのレベルまたは周波数帯域の少なくともいずれか一方を調節することができる。
また、制御信号CSは、例えば、補正信号Aに含まれる通信信号のレベルが残留している雑音のレベルより10dB以上高くないことを示す信号であっても良い。これにより、信号復元部354は、制御信号CSを位相調節処理部352へ出力することで、位相調節処理部352は補正信号Aに含まれる通信信号のレベルが、補正信号Aに含まれる雑音のレベルよりも相対的に高く、かつ、補正信号Aに含まれる通信信号のレベルと補正信号Aに残留している雑音のレベルとの差がさらに大きくなるように除去信号Rのレベルまたは周波数帯域の少なくともいずれか一方を調節することができる。
次に、帯域分離処理部351が、デジタル信号を分割する方法の一例を説明する。帯域分離処理部351は、図9に示されるように、ローパスフィルタ3511(以下、LPF(Low Pass Filter)3511という)と、バンドパスフィルタ3512(以下、BPF(Band Pass Filter)3512という)とから構成される。LPF3511は、入力される信号の内、予め設定された周波数よりも低い周波数の信号のみを通過させる。BPF3512は、入力される信号の内、予め設定された周波数帯域の信号のみを通過させる。したがって、LPF3511が分割周波数よりも低い周波数の信号を通過させるように設定し、BPF3512が分割周波数から分割周波数の2倍の周波数までの周波数帯域の信号を通過させるように設定することで、帯域分離処理部351は、分割周波数を境界として、入力されるデジタル信号を分割することができる。
ここで、通信信号の周波数帯域は、無線通信装置30を搭載する機器(例えば、スマートキー、タイヤ空気圧モニタ、ETC、AMラジオ及びFMラジオ等)に予め割り当てら
れている。このため、無線通信装置30を搭載する機器に応じて、LPF3511及びBPF3512のそれぞれが通過させる信号の周波数帯域を予め設定しておくことは可能である。帯域分離処理部351は、通過帯域を予め設定したLPF3511及びBPF3512を利用することで、ADC34から出力されるデジタル信号をデジタル信号D1とデジタル信号D2とに分割することができる。
尚、上述した帯域分離処理部351の具体的な構成は、図9に示す構成に限られるものではなく、入力されるデジタル信号を所望の周波数を中心として分割できるのであれば任意の構成を用いてよい。
以上より、第1の実施形態に係る雑音除去装置によれば、位相調節処理部352が、上述したように除去信号Rを生成した除去信号Rおよびデジタル信号D1を加算器353が加算することで、デジタル信号D1から車内雑音のみを除去した信号を補正信号Aとして得ることができる。そして、信号復元部354は、車内雑音を含まない補正信号Aから通信信号を復調することができる。したがって、当該雑音除去装置は、簡易な構成でありながら、受信信号から雑音が除去された良好な復調結果を得ることができる。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態に係る雑音除去装置を含む無線通信装置100の概略構成を説明するブロック図である。図11は、図10に示すデジタル信号処理部101のより詳細な構成を説明するブロック図である。図10に示す無線通信装置100と図3に示す無線通信装置30とを比較した場合、図3に示すデジタル信号処理部35に代えて、デジタル信号処理部101を備える点で相違する。より詳細には、図11に示すデジタル信号処理部101が、信号復元部1001と希望信号除去部1002と制御部1003とを備える点が、図3に示すデジタル信号処理部35との相違点である。図10及び図11において、図3に示す無線通信装置30及び図4に示すデジタル信号処理部35の構成要素と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下、図11を参照しながら、第2の実施形態に係るデジタル信号処理部101の動作を説明する。
信号復元部1001は、加算器353から出力される補正信号Aを復調して、復調した信号を復調信号DMとして出力する。
希望信号除去部1002は、復調信号DMから所望の通信信号のみを除去し、所望の通信信号を除去した信号を雑音監視信号NMとして制御部1003に出力する。
ここで、車内雑音のレベル及びピークの発生間隔は、時間の経過するにつれて変化する。このため、補正信号Aには、除去しきれない車内雑音が残ってしまう場合がある。そして、信号復元部1001が、このような補正信号Aを復調した場合、復調信号DMには除去しきれない雑音が残ってしまう。したがって、希望信号除去部1002は、復調信号DMから所望の通信信号のみを除去することで、復調信号DMに残っている雑音のみを雑音監視信号NMとして出力する。尚、上述したように通信信号の周波数帯域は予め割り当てられているため、希望信号除去部1002によって除去される信号(すなわち、通信信号)の周波数帯域は予め設定しておくことが可能である。
制御部1003は、雑音監視信号NMに基づいて制御信号CSを生成して、生成した制御信号CSを位相調節処理部352へ出力する。ここで、制御信号CSは、例えば、雑音監視信号のレベルがゼロでないことを示す信号であってよい。これにより、制御部1003は、雑音監視信号のレベル、すなわち、補正信号Aに残留している雑音のレベルがゼロでないことを位相調節処理部352へ通知することができる。このため、位相調節処理部352は、補正信号Aに雑音のレベルが減少するように除去信号Rのレベル及び周波数帯
域を調節することができる。位相調節処理部352が、制御部1003から出力される制御信号CSに基づいて、除去信号Rのレベル及び周波数帯域を調節する理由は、第1の実施形態で述べた理由と同様であるので説明を省略する。
第2の実施形態によれば、復調信号DMから通信信号のみを除去した雑音監視信号NMに基づいて、制御部1003が位相調節処理部352を制御する。これにより、無線通信装置100は、復調信号DMに残っている車内雑音にのみ注目して、位相調節処理部352を制御する。このため、第2の実施形態に係る無線通信装置100は、第1の実施形態に係る無線通信装置30と比較してより高い精度で車内雑音を除去できる。
尚、制御部1003は、必ずしも雑音監視信号NMのレベルがゼロとなるように位相調節処理部352を制御しなくてもよい。制御部1003は、雑音監視信号NMのレベルが所定の範囲内に収まるように位相調節処理部352を制御してもよい。
(第3の実施形態)
図12は、本発明の第3の実施形態に係る雑音除去装置を含む無線通信装置120の概略構成を説明するブロック図である。図13は、図12に示すデジタル信号処理部121のより詳細な構成を説明するブロック図である。図12に示す無線通信装置120と図3に示す無線通信装置30とを比較した場合、図3に示すデジタル信号処理部35に代えて、デジタル信号処理部121を備える点で相違する。図12及び図13において、図3に示す無線通信装置30及びデジタル信号処理部35の構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図14は、デジタル信号処理部121に入力されるデジタル信号を示す図である。第1の実施形態と第3の実施形態との異なる点の一つとして、デジタル信号処理部121に入力されるデジタル信号に含まれる車内雑音のレベルが、一定ではないことが挙げられる。第3の実施形態に係るデジタル信号処理部121は、デジタル信号に含まれる車内雑音が一定でない場合でも、効果的に車内雑音を除去できる。
図15〜図20は、デジタル信号処理部121が信号を処理する方法を説明する図である。以下、図13〜図20を参照しながら、デジタル信号処理部121の動作を詳細に説明する。
図13に示すデジタル信号処理部121は、帯域分離処理部351と、希望帯域分離処理部1201と、位相調節処理部1202と、第1の出力調整部1203と、第2の出力調整部1204と、第3の出力調整部1205と、第1の加算器1206と、第2の加算器1207と、第3の加算器1208と、信号合成復元部1209とを含む。
図15は、帯域分離処理部351の動作を説明する図である。帯域分離処理部351が、ADC34から出力されるデジタル信号をデジタル信号D1と、デジタル信号D2とに分割する動作は、第1の実施形態と同様なので説明を省略する。
図16は、希望帯域分離処理部1201の動作を説明する図である。希望帯域分離処理部1201は、帯域分離処理部351から出力されるデジタル信号D1を周波数帯域の低い方から順にデジタル信号D1_1、デジタル信号D1_2及びデジタル信号D1_3に分割し、分割した信号のそれぞれを出力する。ここで、通信信号は、デジタル信号D1_2に含まれるものとする。
図17A〜図17Cは、位相調節処理部1202の動作を説明する図である。位相調節処理部1202は、図17Aに示すようにデジタル信号D2を周波数帯域の低い方から順
にデジタル信号D2_1、デジタル信号D2_2及びデジタル信号D2_3の3つのデジタル信号に分割する。そして、位相調節処理部1202は、分割した3つのデジタル信号のそれぞれの位相と周波数帯域とを調節し、位相と周波数帯域とが調節されたそれぞれのデジタル信号を出力する。
より詳細には、位相調節処理部1202は、図17Bに示すように分割したデジタル信号D2_1〜デジタル信号D2_3のそれぞれの位相を180度ずらす。これにより、位相がずらされた信号のそれぞれは、負のレベルを有する。そして、位相調節処理部1202は、図17Cに示すように負のレベルを有する信号のそれぞれの周波数帯域をデジタル信号D1_1〜デジタル信号D1_3のそれぞれの周波数帯域に変換する。ここで、位相調節処理部1202によって、位相と周波数帯域とが調節された信号のそれぞれをデジタル信号D2_1R〜デジタル信号D2_3Rとする。
また、位相調節処理部1202は、信号合成復元部1209から出力される制御信号CSに基づいて、デジタル信号D2_1R〜デジタル信号D2_3Rのそれぞれのレベルまたは周波数帯域の少なくともいずれか一方を制御する。位相調節処理部1202が、信号合成復元部1209から出力される制御信号CSに基づいて、デジタル信号D2_1R〜デジタル信号D2_3Rのそれぞれの周波数帯域の少なくともいずれか一方を調節する理由は後述する。
図18A〜図18Cは、第1の出力調整部1203〜第3の出力調整部1205のそれぞれの動作を説明する図である。第1の出力調整部1203は、図17Aに示すように信号合成復元部1209から出力される第1の出力調整信号G1に基づいて、位相調節処理部1202から出力されるデジタル信号D2_1Rのレベルをデジタル信号D1_1に含まれる車内雑音のレベルを反転させたレベルと等しくなるように増幅又は減衰し、増幅又は減衰した信号を除去信号R1として出力する。
第2の出力調整部1204は、図18Bに示すように信号合成復元部1209から出力される第2の出力調整信号G2に基づいて、位相調節処理部1202から出力されるデジタル信号D2_2Rのレベルをデジタル信号D1_2に含まれる車内雑音のレベルを反転させたレベルと等しくなるように増幅又は減衰し、増幅又は減衰した信号を除去信号R2として出力する。
第3の出力調整部1205は、図18Cに示すように信号合成復元部1209から出力される第3の出力調整信号G3に基づいて、位相調節処理部1202から出力されるデジタル信号D2_3Rのレベルをデジタル信号D1_3に含まれる車内雑音のレベルを反転させたレベルと等しくなるように増幅又は減衰し、増幅又は減衰した信号を除去信号R3として出力する。
ここで、第1の出力調整部1203〜第3の出力調整部1205が、位相調節処理部1202から出力されるデジタル信号D2_1R〜デジタル信号D2_3Rのレベルのそれぞれを個別に増幅又は減衰することにより除去信号R1〜除去信号R3のそれぞれを生成する。第1の出力調整部1203〜第3の出力調整部1205のそれぞれによって生成された除去信号R1〜除去信号R3のそれぞれは、デジタル信号D1_1〜デジタル信号D1_3のそれぞれと加算されたときに、デジタル信号D1_1〜デジタル信号D1_3のそれぞれに含まれる車内雑音のみを打ち消すための信号となる。
図19A〜図19Cは、第1の加算器1206〜第3の加算器1208のそれぞれの動作を説明する図である。第1の加算器1206は、図19Aに示すように第1の出力調整部1203から出力される除去信号R1と希望帯域分離処理部1201から出力されるデ
ジタル信号D1_1とを加算する。第1の加算器1206は、加算した信号を第1の補正信号A1として信号合成復元部1209へ出力する。第1の加算器1206から出力される第1の補正信号A1は、デジタル信号D1_1から車内雑音のみが除去された信号となる。
第2の加算器1207は、図19Bに示すように第1の加算器1206と同様に、第2の出力調整部1204から出力される除去信号R2と希望帯域分離処理部1201から出力されるデジタル信号D1_2とを加算し、加算した信号を第2の補正信号A2として信号合成復元部1209へ出力する。また、第3の加算器1208は、図19Cに示すように第1の加算器1206と同様に、第3の出力調整部1205から出力される除去信号R3と希望帯域分離処理部1201から出力されるデジタル信号D1_3とを加算し、加算した信号を第3の補正信号A3として信号合成復元部1209へ出力する。第2の補正信号A2及び第3の補正信号A3のそれぞれは、第1の補正信号A1と同様に車内雑音を含まない。
図20は、信号合成復元部1209の動作を説明する図である。信号合成復元部1209は、第1の補正信号A1と第2の補正信号A2と第3の補正信号A3とを合成することで、デジタル信号D1から車内雑音が除去された信号を復元する。そして、信号合成復元部1209は、アンテナ31が受信した通信信号に予め施された変調方式を用いて復元した信号を復調して、復調した信号を復調信号DMとして出力する。また、信号合成復元部1209は、制御信号CSを位相調節処理部1202へ出力する。
ここで、位相調節処理部1202が、制御信号CSに基づいて、デジタル信号D2_1R〜デジタル信号D2_3Rの周波数帯域の少なくともいずれか一方を調節する理由を説明する。車内雑音のレベル及びピークの発生間隔は、時間が経過するにつれて変動する。このため、第1の補正信号A1〜第3の補正信号A3のそれぞれには、除去しきれない車内雑音が残ってしまう場合がある。したがって、位相調節処理部1202は、信号合成復元部1209から出力される制御信号CSに基づいて、デジタル信号D2_1R〜デジタル信号D2_3Rのピーク値を生ずる周波数とデジタル信号D1_1〜デジタル信号D1_3のそれぞれに含まれる車内雑音のピーク値を生ずる周波数とが一致するようにデジタル信号D2_1R〜デジタル信号D2_3Rのそれぞれの周波数帯域を調節する。これにより、位相調節処理部1202は、デジタル信号D1_1〜デジタル信号D1_3のそれぞれに含まれる車内雑音のレベル及びピークの発生間隔が時間が経過するにつれて変化しても、デジタル信号D1_1〜デジタル信号D1_3のそれぞれに含まれる車内雑音を効果的に除去できるデジタル信号D2_1R〜デジタル信号D2_3Rを生成することができる。
ここで、制御信号CSは、例えば、第1の補正信号A1〜第3の補正信号A3のそれぞれに雑音が残留していることを示す信号であっても良い。これにより、信号合成復元部1209は、制御信号CSを出力することで、第1の補正信号A1〜第3の補正信号A3のそれぞれに雑音が残留していることを位相調節処理部1202に通知することができるため、位相調節処理部1202は第1の補正信号A1〜第3の補正信号A3のそれぞれに雑音が残留しないようにデジタル信号D2_1R〜デジタル信号D2_3Rのそれぞれの周波数帯域を調節することができる。
また、制御信号CSは、例えば、第1の補正信号A1〜第3の補正信号A3のそれぞれに含まれる通信信号のレベルが残留している雑音のレベルより10dB以上高くないことを示す信号であっても良い。これにより、信号合成復元部1209が制御信号CSを位相調節処理部1202へ出力することで、位相調節処理部1202は第1の補正信号A1〜第3の補正信号A3のそれぞれに含まれる通信信号のレベルが、第1の補正信号A1〜第
3の補正信号A3のそれぞれに含まれる雑音のレベルよりも相対的に高く、かつ、第1の補正信号A1〜第3の補正信号A3のそれぞれに含まれる通信信号のレベルと第1の補正信号A1〜第3の補正信号A3のそれぞれに残留している雑音のレベルとの差がさらに大きくなるようにデジタル信号D2_1R〜デジタル信号D2_3Rの周波数帯域を調節することができる。
第3の実施形態において、デジタル信号D1に含まれる車内雑音のレベルは、上述したように一定ではない。このため、第1の実施形態と同様に、デジタル信号D1とデジタル信号D2とのそれぞれをさらに分割することなく、デジタル信号D2の位相及び周波数帯域を調節して、調節した信号をデジタル信号D1と加算するだけでは、図14に示す車内雑音を除去することはできない。
このため、第3の実施形態に係るデジタル信号処理部121は、デジタル信号D1とデジタル信号D2とのそれぞれをさらに3つの信号に分割する。そして、デジタル信号D2_1〜デジタル信号D2_3のそれぞれの位相と周波数帯域とレベルとを個別に調節し、調節した信号のそれぞれをデジタル信号D1_1〜デジタル信号D1_3のそれぞれと個別に加算する。これにより、第3の実施形態に係るデジタル信号処理部121は、デジタル信号D1に含まれる車内雑音が、一定でない場合でもその車内雑音を効果的に除去することができる。
尚、第3の実施形態において、デジタル信号D1及びデジタル信号D2の分割数を3としたが、デジタル信号D1及びデジタル信号D2の分割数は、無線通信装置120の通信信号の受信強度や、車内雑音の形態に応じて適切に増減してもよい。
尚、第3の実施形態において、信号合成復元部1209が復元した信号のレベルに基づいて、制御信号CSと第1の出力調整信号G1〜第3の出力調整信号G3とのそれぞれを出力していた。しかし、デジタル信号処理部121が、第2の実施形態と同様に希望帯域除去部と制御部とを備え、復調信号DMに残っている車内雑音のレベルに基づいて、位相調節処理部1202と第1の出力調整部1203〜第3の出力調整部1205とのそれぞれを制御しても良い。
尚、デジタル信号処理部35、デジタル信号処理部101及びデジタル信号処理部121のそれぞれにおける、それぞれの構成要素は、例えばZ変換等の設計手法を用いて設計されたデジタルフィルタなどを用いて製作されてもよい。
本発明に係る雑音除去装置は、例えば、周期性を有する雑音を簡易な構成で除去し自動車等の車両に搭載する無線通信装置等の用途に適用できる。
周期的なノイズを有する信号の周波数スペクトルを示す図 周期的なノイズの周波数スペクトルを示す図 第1の実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図 第1の実施形態に係るデジタル信号処理部の詳細な構成を示す図 第1の実施形態に係るデジタル信号処理部に入力されるデジタル信号の周波数スペクトルの概略を示す図 第1の実施形態に係る帯域分離処理部の動作を説明する図 第1の実施形態に係る位相調節処理部の動作を説明する図 第1の実施形態に係る位相調節処理部の動作を説明する図 第1の実施形態に係る加算器353の動作を説明する図 帯域分離処理部の具体的な構成を説明する図 第2の実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図 第2の実施形態に係るデジタル信号処理部の詳細な構成を説明する図 第3の実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図 第3の実施形態に係るデジタル信号処理部の詳細な構成を説明する図 第3の実施形態に係るデジタル信号処理部に入力されるデジタル信号の周波数スペクトルの概略を示す図 第3の実施形態に係る帯域分離処理部の動作を説明する図 第3の実施形態に係る希望帯域分離処理部の動作を説明する図 第3の実施形態に係る位相調節処理部の動作を説明する図 第3の実施形態に係る位相調節処理部の動作を説明する図 第3の実施形態に係る位相調節処理部の動作を説明する図 第3の実施形態に係る第1の出力調整部の動作を説明する図 第3の実施形態に係る第2の出力調整部の動作を説明する図 第3の実施形態に係る第3の出力調整部の動作を説明する図 第3の実施形態に係る第1の加算器の動作を説明する図 第3の実施形態に係る第2の加算器の動作を説明する図 第3の実施形態に係る第3の加算器の動作を説明する図 第3の実施形態に係る信号合成復元部の動作を説明する図 従来の無線通信装置の概略構成を示す図
符号の説明
30,100,120 無線通信装置
31 アンテナ
32 フロントエンド
33 IF信号処理部
34 A/Dコンバータ
35,101,121 デジタル信号処理部
351 帯域分離処理部
352 位相調節処理部
353 加算器
354 信号復元部
3511 ローパスフィルタ
3512 バンドパスフィルタ
1002 希望信号除去部
1003 制御部
1201 希望帯域分離処理部
1202 位相調節処理部
1203〜1205 第1〜第3の出力調整部
1206〜1208 第1〜第3の加算器
1209 信号合成復元部

Claims (10)

  1. 変調された通信信号と、雑音とを含む信号を処理する雑音除去装置であって、
    前記信号の周波数帯域の中心周波数を境界として、前記通信信号及び前記雑音を含む第1の信号と、前記雑音のみを含む第2の信号とに分割し、分割した信号のそれぞれを出力する帯域分離処理部と、
    前記帯域分離処理部から出力される第2の信号のレベルを反転させ、当該レベルを反転させた第2の信号の周波数帯域を前記第1の信号の周波数帯域に変換し、変換した信号を除去信号として出力する変換処理部と、
    前記第1の信号と、前記除去信号とを加算して、加算した信号を補正信号として出力する加算器とを備える、雑音除去装置。
  2. 前記変換処理部は、前記第2の信号の位相を180度ずらして、前記第2の信号のレベルを反転させる、請求項1に記載の雑音除去装置。
  3. 前記補正信号を復調した復調信号と、前記補正信号に基づいて生成した制御信号とを出力する信号復調部を、さらに備え、
    前記変換処理部は、前記制御信号に基づいて、前記周波数帯域を変換した第2の信号のピーク値を生ずる周波数のそれぞれと、前記第1の信号に含まれる前記雑音のピーク値を生ずる周波数のそれぞれとが一致するように、周波数帯域を変換した前記第2の信号の周波数帯域を変更する、請求項1に記載の雑音除去装置。
  4. 前記補正信号を復調した復調信号と、前記補正信号に基づいて生成した制御信号とを出力する信号復調部を、さらに備え、
    前記変換処理部は、前記制御信号が前記補正信号に雑音が残留していることを示すとき、前記補正信号の雑音が減少するように周波数帯域を変換した前記第2の信号のレベルをさらに増減する、請求項1に記載の雑音除去装置。
  5. 前記変換処理部は、前記補正信号に含まれる前記通信信号のレベルが残留している雑音のレベルより10dB以上高くないことを前記制御信号が示すとき、前記第2の信号のピーク値を生ずる周波数のそれぞれと、前記第1の信号に含まれる前記雑音のピーク値を生ずる周波数のそれぞれとが一致するように周波数帯域を変換した前記第2の信号の周波数帯域を変更する、請求項3に記載の雑音除去装置。
  6. 前記変換処理部は、前記補正信号に含まれる前記通信信号のレベルが残留している雑音のレベルより10dB以上高くないことを前記制御信号が示すとき、前記補正信号に含まれる前記通信信号のレベルが相対的に高く、かつ、当該通信信号のレベルと前記補正信号に残留している雑音のレベルとの差がさらに大きくなるなるように、周波数帯域を変換した前記第2の信号のレベルを増減する、請求項4に記載の雑音除去装置。
  7. 前記補正信号を復調した復調信号を出力する信号復調部と、
    前記復調信号から前記通信信号を復調した信号のみを除去し、除去した信号を雑音監視信号として出力する信号除去部と、
    前記雑音監視信号のレベルに基づいて生成した制御信号を出力する制御部とを、さらに備え、
    前記変換処理部は、前記制御信号が前記雑音監視信号のレベルがゼロでないことを示すとき、前記周波数帯域を変換した第2の信号のピーク値を生ずる周波数のそれぞれと、前記第1の信号に含まれる前記雑音のピーク値を生ずる周波数のそれぞれとが一致するように周波数帯域を変換した前記第2の信号の周波数帯域を変更する、請求項1に記載の雑音除去装置。
  8. 前記補正信号を復調した復調信号を出力する信号復調部と、
    前記復調信号から前記通信信号を復調した信号のみを除去し、除去した信号を雑音監視信号として出力する信号除去部と、
    前記雑音監視信号のレベルに基づいて、制御信号を生成し、生成した制御信号を出力する制御部とを、さらに備え、
    前記変換処理部は、前記制御信号が前記雑音監視信号のレベルがゼロでないことを示すとき、前記雑音監視信号のレベルがさらに減少するように周波数帯域を変換した前記第2の信号のレベルをさらに増減する、請求項1に記載の雑音除去装置。
  9. 前記雑音除去装置は、
    前記第1の信号を複数の信号に分割し、分割した第1の信号のそれぞれを出力する、第1の分割処理部と、
    前記第1の分割処理部が分割する分割数と同じ数に前記第2の信号を分割し、分割した第2の信号のそれぞれを出力する第2の分割処理部とを、さらに備え、
    前記変換処理部は、前記第2の分割処理部によって分割された第2の信号のそれぞれのレベルを反転させ、反転させたそれぞれの信号の周波数帯域を前記第1の分割処理部によって分割された第1の信号それぞれの周波数帯域に変換して、分割された前記除去信号を出力し、
    前記加算器は、前記第1の分割処理部によって分割された第1の信号のそれぞれと、前記分割された除去信号のそれぞれとを加算して、分割された前記補正信号を出力し、
    前記雑音除去装置は、前記分割された補正信号を合成して復調した復調信号を出力する信号合成復調部を、さらに備える、請求項1に記載の雑音除去装置。
  10. 前記分割された除去信号のそれぞれのレベルを、前記第1の分割処理部によって分割された第1の信号のそれぞれに含まれる前記雑音のそれぞれのレベルを反転させたレベルと同等になるように増減し、レベルを増減した除去信号のそれぞれを出力する出力調整部を、さらに備え、
    前記加算器は、前記第1の分割処理部によって分割された第1の信号のそれぞれと、前記出力調整部から出力される除去信号のそれぞれとを加算して前記分割された補正信号を出力する、請求項9に記載の雑音除去装置。
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