JP2008124692A - コールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システム及びコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理方法 - Google Patents

コールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システム及びコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オペレータの身体的状態に基づいてオペレータに休憩を指示するとともに、該オペレータに休憩が指示された時に、コールセンタにおけるオペレータのスケジュールを再設定すること。
【解決手段】フロント受付部1の制御部13が、オペレータ100の身体的状態に基づいて該オペレータ(第1のオペレータ)100に休憩を指示し、スケジュール管理部3のスケジュール再設定部303が、休憩を指示された第1のオペレータ100の休憩時間中に休憩を開始する第2のオペレータ100の休憩開始時刻を該第1のオペレータ100の休憩時間の終了時以降の時刻に変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コールセンタにおけるオペレータのスケジュールの管理技術に関し、特に、オペレータの身体的状態に基づいて該オペレータに休憩を指示するとともに、該オペレータに休憩が指示された時に、コールセンタにおけるオペレータのスケジュールを再設定する、コールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システム及びコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理方法に関するものである。
従来、コールセンタにおける受付を行うオペレータのスケジュールについては、オペレータの管理者が手作業で全ての受付オペレータのスケジュール(例えば、何時に休憩をとらせるかを示す休憩スケジュール)を作成していた。
なお、下記の特許文献1には、検出した該オペレータの生体反応をもとに、該オペレータの緊張度を演算し、該オペレータの緊張度データに基づいて、顧客からの着信をオペレータ端末に割り当てるコールセンタシステムに関して記載されている(特許文献1参照)。
また、下記の特許文献2には、顧客及びオペレータの音声に対して音声感情認識して、感情を表す言葉を出力し、該感情を表す言葉の出力頻度のカウント値と所定の閾値との比較結果に基づいて、管理者にアラームを通知するコンタクトセンタ運用管理装置について記載されている(特許文献2参照)。
特開2003−244328号公報 特開2004−252668号公報
コールの応対を行うオペレータが極度の緊張状態となった場合には、該オペレータに予め割り当てられた休憩時間とは関係なく速やかに該オペレータに休憩を指示して、該オペレータのストレスを減らすことが望ましい。一方、コールの応対を行うオペレータの数が少なくなりすぎてコールの受付業務に支障が生じないようにするために、オペレータの管理者が、該休憩を指示されたオペレータの休憩時間内に休憩時間が割り当てられていた他のオペレータを、該休憩を指示されたオペレータの代わりに勤務させたい(コールの受付業務をさせたい)場合がある。この場合、オペレータの管理者は、該休憩を指示されたオペレータの休憩時間内に休憩時間が割り当てられている他のオペレータを特定し、該特定された他のオペレータのスケジュールを変更して再設定する必要がある。
しかし、上記従来技術のように、オペレータの管理者が手作業でオペレータのスケジュールを作成していたのでは、オペレータのスケジュールを再設定する際のオペレータの管理者の負担が過大となる。またオペレータに適切な休憩を与えないと、メンタルヘルス面で弊害が発生し、コールセンタとしての円滑な運用が実施できなくなる。
また、上記特許文献1に記載された技術及び特許文献2に記載された技術は、いずれも、オペレータに休憩が指示された時に、フロント受付部のオペレータのスケジュールを再設定することは行っていない。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、オペレータの身体的状態に基づいて該オペレータに休憩を指示するとともに、該オペレータに休憩が指示された時に、コールセンタにおけるオペレータのスケジュールを再設定する、コールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システム及びコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、次のようにして前記課題を解決する。
(1)コールを受け付けるフロント受付部と、該フロント受付部のオペレータのスケジュールを管理するスケジュール管理部とを備えたコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システムを設ける。そして、上記フロント受付部に、フロント受付部のオペレータの身体的状態を検出するセンサと、該センサにより検出されたコール受付時のオペレータの身体的状態と、該オペレータの身体的状態の平常値に基づき設定された閾値とを比較する手段と、上記コール受付時のオペレータの身体的状態が該オペレータの身体的状態の平常値に基づき設定された閾値を超えた時の、該オペレータが該コールに応対していた時間と予め設定された許容時間とを比較する手段と、該オペレータが該コールに応対していた時間と予め設定された許容時間との比較結果に基づいて、該オペレータに休憩を指示する手段とを設ける。また、上記スケジュール管理部に、上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを設定する手段と、該オペレータに休憩が指示された時に、上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを再設定する手段とを設ける。
(2)上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを設定する手段は、該フロント受付部のオペレータの勤務時間帯を所定の数の応対時間帯に分割し、各オペレータに休憩を割り当てる優先順位を設定し、各応対時間帯について、上記設定された優先順位に従って各オペレータに休憩を割り当てて、各オペレータのスケジュールを設定する。
(3)上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを再設定する手段は、休憩を指示された第1のオペレータの休憩時間中に休憩を開始する第2のオペレータがいる場合に、該第2のオペレータの休憩開始時刻を該第1のオペレータの休憩時間の終了時以降の時刻に変更する。
(4)コールを受け付けるフロント受付部と、該フロント受付部のオペレータのスケジュールを管理するスケジュール管理部とを備えたコールセンタにおいて、上記フロント受付部のオペレータの身体的状態をセンサにより検出し、該センサにより検出されたコール受付時のオペレータの身体的状態と、該オペレータの身体的状態の平常値に基づき設定された閾値とを比較し、上記コール受付時のオペレータの身体的状態が該オペレータの身体的状態の平常値に基づき設定された閾値を超えた時の、該オペレータが該コールに応対していた時間と予め設定された許容時間とを比較し、該オペレータが該コールに応対していた時間と予め設定された許容時間との比較結果に基づいて、該オペレータに休憩を指示し、上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを設定し、該オペレータに休憩が指示された時に、上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを再設定する。
(5)上記フロント受付部のオペレータのスケジュールの設定は、該フロント受付部のオペレータの勤務時間帯を所定の数の応対時間帯に分割し、各オペレータに休憩を割り当てる優先順位を設定し、各応対時間帯について、上記設定された優先順位に従って各オペレータに休憩を割り当てて、各オペレータのスケジュールを設定する。
(6)上記フロント受付部のオペレータのスケジュールの再設定は、休憩を指示された第1のオペレータの休憩時間中に休憩を開始する第2のオペレータがいる場合に、該第2のオペレータの休憩開始時刻を該第1のオペレータの休憩時間の終了時以降の時刻に変更する。
本発明においては、以下の効果を得ることができる。
本発明のコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システム及びコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理方法は、オペレータに休憩が指示された時に、上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを再設定する。例えば、本発明のコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システム及びコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理方法は、オペレータの身体的状態に基づいて該オペレータ(第1のオペレータ)に休憩を指示し、休憩を指示された第1のオペレータの休憩時間中に休憩を開始する第2のオペレータの休憩開始時刻を該第1のオペレータの休憩時間の終了時以降の時刻に変更する。
従って、本発明によれば、オペレータに休憩を指示した時の、該オペレータ及び他のオペレータのスケジュールを自動的に変更することができる。その結果、該オペレータを休憩させたことによるコールの受付業務の停滞を回避することが可能となる。
特に、受付数がピーク時間帯での自動変更は、手作業によるスケジュール再設定の混乱を回避する効果が高い。
図1は本発明のコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システムの構成例を示す図である。同図に示すコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システムは、フロント受付部1とバック受付部2とスケジュール管理部3とを備える。また、図1中の4はCTI装置である。フロント受付部1は、顧客(以下、ユーザという)からのコールの受付処理を行う。バック受付部2は、フロント受付部1からコールの転送を受けて、ユーザからのコールを引き継ぐ。
スケジュール管理部3は、フロント受付部1のオペレータ100のスケジュールを設定する。また、スケジュール管理部3は、フロント受付部1のオペレータ100に休憩が指示された時に、フロント受付部1のオペレータ100のスケジュールを再設定する。
CTI(Computer Telephony Integration)装置4は、電話網に接続されており、ユーザからのコールを電話網を通じて受け付けて、フロント受付部1内のオペレータ100が用いるオペレータ端末11に送信する。また、CTI装置3は、後述する制御部13が備える電話転送部134からの指示に従って、フロント受付部1で受け付けていたコールをバック受付部2に転送する。
フロント受付部1は、オペレータ端末11、複数のセンサセット12、制御部13、通信部14、閾値情報記憶部15、ユーザ対応情報記憶部16を備える。オペレータ端末11は、CTI装置4を通じてユーザからのコールを受け付けて、受付情報とユーザ対応情報とを入力する。受付情報は、例えば、コールの受付番号、コールの受付開始時刻、システム名称、障害発生の装置機番、ユーザ名等である。ユーザ対応情報とは、オペレータ100がユーザに対応することによってユーザから得られる情報であり、例えば、故障した機器等に関するユーザの問い合わせ内容等やオペレータ100がユーザに指示した回復を試みる操作内容等の情報である。本発明の一実施形態によれば、ユーザが怒っているか否か等オペレータ100がユーザに対応することによって認識した主観的情報を、ユーザ対応情報に含めてもよい。また、オペレータ端末11は、例えば、図示しない記憶手段内に予め記憶された、各ユーザの製品等の購買履歴等に関する情報を抽出し、該抽出した情報をユーザ対応情報としてもよい。
センサセット12は、オペレータ100の身体的状態を検知する。センサセット12は、例えば、図2に示すマイク121、血圧計122、脈拍計123、発汗センサ124からなり、オペレータ100の身体的状態として、オペレータ100が発する音声、オペレータ100の血圧、オペレータ100の脈拍、オペレータ100の発汗を検知する。本発明の一実施形態によれば、センサセット12が、マイク121、血圧計122、脈拍計123、発汗センサ124の他に、体温計を備え、オペーレータ100の身体的状態として、体温を検知するようにしてもよい。
制御部13は、センサセット12によって検知されたオペレータ100の身体的状態の平常値に基づいて、オペレータ100毎に身体的状態の閾値情報を生成する。そして、制御部13は、センサセット12によって検知された、コール受付時のオペレータ100の身体的状態と生成された閾値情報との比較結果に基づいて、ユーザからのコールをバック受付部2に転送する。通信部14は、バック受付部2及びスケジュール管理部3との間の通信処理を行う。閾値情報記憶部15には、オペレータ100毎の身体的状態の閾値情報が記憶される。ユーザ対応情報記憶部16には、ユーザ対応情報が記憶される。
制御部13は、平常値取得部131、閾値情報生成部132、判断部133、電話転送部134、ユーザ対応情報取得部135、受付情報取得部136、引継部137、オペレータ指示部138を備える。平常値取得部131は、センサセット12が検知したオペレータ100の身体的状態に基づいて、オペレータ100の身体的状態の平常値を取得する。平常値取得部131は、例えば、ユーザからのコールの受付開始時にオペレータ100が発声する音声の周波数を該オペレータ100が発声する音声の周波数の平常値として取得する。また、平常値取得部131は、ユーザからのコールの受付開始時のオペレータ100の血圧の値を、該オペレータ100の血圧の平常値として取得する。また、平常値取得部131は、ユーザからのコールの受付開始時のオペレータ100の脈拍数を、該オペレータ100の脈拍数の平常値として取得する。また、平常値取得部131は、ユーザからのコールの受付開始時のオペレータ100の発汗量を、該オペレータ100の発汗量の平常値として取得する。
オペレータ100の発する音声の周波数の平常値を取得する場合を例にとって説明すると、例えば、オペレータ100が、ユーザからのコールの受付開始時に、予め定められた比較対象文(例えば、「大変申し訳ございません」という文、「本当にすみません」という文等)を発声する。そして、平常値取得部131が、センサセット12によって検知された、該比較対象文が発声された時の音声の周波数を、該オペレータ100から発せられる音声の周波数の平常値とする。
閾値情報生成部132は、平常値取得部131によって取得されたオペレータ100の身体的状態の平常値に基づいて、オペレータ100の身体的状態の閾値情報をオペレータ100毎に生成し、生成した閾値情報を閾値情報記憶部15内に記憶する。閾値情報生成部132は、例えば、オペレータ100の身体的状態の平常値に所定の割合を掛けた値や平常値を含むレンジ巾により定まる段階的数値を閾値として設定する。
判断部133は、センサセット12によって検知されたオペレータ100の身体的状態が、閾値情報記憶部15内に記憶された該オペレータ100の身体的状態の閾値の範囲内かを判断する。判断部133は、例えば、センサセット12によって検知された該オペレータ100が発声した音声から、平常値取得部131によって該オペレータから発せられる音声の周波数の平常値が取得された時にオペレータ100が発声した比較対象文(例えば、「大変申し訳ございません」という文)を抽出し、該抽出された比較対象文に対応する音声の周波数と、閾値情報記憶部15内に記憶されている該音声の周波数の閾値とを比較する。
電話転送部134は、判断部133によって、オペレータ100の身体的状態が該オペレータ100の身体的状態の閾値の範囲を超えたと判断された場合に、該コールをバック受付部2に転送すること(バック切替)をオペレータ端末11を通じてユーザに対して通知する。該バック切替がユーザに通知された後、電話転送部134は、該バック切替の実行をCTI装置4に対して指示する。また、電話転送部134は、オペレータ100の身体的状態にかかわらず、バック受付部2の後述する制御部22から通知された転送指示に従って、バック切替処理を行う。
本発明の一実施形態によれば、電話転送部134が、判断部133によって、オペレータ100の身体的状態が該オペレータ100の身体的状態の閾値の範囲を超えたと判断された場合に、バック切替をオペレータ端末11に通知することなく、該バック切替の実行をCTI装置4に対して指示するようにしてもよい。また、本発明の一実施形態によれば、電話転送部134が、通信部14を通じて、該コールをバック受付部2へ転送する原因を示す情報である転送原因情報をバック受付部2のオペレータ端末21に送信するようにしてもよい。
ユーザ対応情報取得部135は、オペレータ端末11によって入力されたユーザ対応情報を取得し、ユーザ対応情報記憶部16に記憶する。受付情報取得部136は、オペレータ端末11によって入力された受付情報を取得する。引継部137は、受付情報とユーザ対応情報とをバック受付部2に引き継ぐ。すなわち、引継部137は、ユーザ対応情報記憶部16からユーザ対応情報を抽出し、抽出したユーザ対応情報と受付情報取得部136が取得した受付情報とを引継情報として引継情報記憶部102に記憶する。そして、引継部137は、電話転送部134によるバック切替処理において、引継情報記憶部102内に記憶されている引継情報を、通信部14を通じて、バック受付部2が備える制御部22に送信する。
本発明の一実施形態によれば、フロント受付部1内の制御部13が、オペレータ100を個人認証する認証部(図示を省略)を備えるようにしてもよい。
オペレータ指示部138は、オペレータ100が応対していたコールのバック切替が行われた時に該オペレータ100がユーザに対応していた時間(ユーザ対応時間)に基づいて、該オペレータ100に対して休憩を指示する。上記ユーザ対応時間は、オペレータ100が該コールに応対していた時間(応対時間)である。すなわち、オペレータ指示部138は、例えば、制御部13が備える、時刻を計測して現在時刻を取得する計時手段(図示を省略)から、上記バック切替が行われた時の時刻情報を取得し、所定のバッファ内に記憶する。そして、オペレータ指示部138は、上記バッファ内に記憶された、バック切替が行われた時刻から該ユーザからのコールの受付開始時刻を減じて、ユーザ対応時間を算出する。オペレータ指示部138は、例えば、算出したユーザ対応時間が予め設定された許容時間(T1)以下かを判断し、該ユーザ対応時間がT1以下の場合に、該オペレータ100に対して休憩を指示する。該オペレータ100は、例えば、所定時間休憩をとるように指示される。また、オペレータ指示部138は、コールの受付業務が行われている当該日の業務が終了した時に、上記バッファ内に記憶された、バック切替が行われた時の時刻情報を消去する。また、オペレータ指示部138は、該オペレータ100に休憩を指示したことを通信部14を通じてスケジュール管理部3に通知する。
本発明の一実施形態によれば、オペレータ指示部138は、算出したユーザ対応時間が、前回のユーザ対応時間未満かを判断するようにしてもよい。前回のユーザ対応時間とは、当該日において前回該オペレータ100が応対していたコールが、フロント受付部1で受け付けられてからバック切替されるまでの時間である。そして、オペレータ指示部138は、ユーザ対応時間が前回のユーザ対応時間未満である場合に該オペレータ100に対して休憩を指示するようにしてもよい。
バック受付部2は、オペレータ端末21、制御部22、通信部23、引継情報記憶部24を備える。オペレータ端末21は、バック受付部2内のオペレータ101が用いる端末である。オペレータ端末21は、フロント受付部1内のオペレータ端末11と同様の機能を備えている。オペレータ端末21は、フロント受付部1及び制御部22から送信された情報を画面表示する機能を備えており、例えば、フロント受付部1内の電話転送部134から送信された転送原因情報を画面表示する。制御部22は、フロント受付部1内のオペレータ100がユーザと対応している時間が、予め定められた制限時間(T2)を超えた(タイムオーバーが発生した)ときに、フロント受付部1内の電話転送部134に対して、オペレータ100が応対しているコールをバック受付部2に転送するように指示(転送指示)する。通信部23は、フロント受付部1との間の通信処理を行う。引継情報記憶部24には、フロント受付部1の引継部137からバック受付部2に対して送信された引継情報が記憶される。
スケジュール管理部3は、通信部301、スケジュール設定部302、スケジュール再設定部303、休憩時間通知部304、表示部305、優先順位テーブル306を備える。
通信部301は、フロント受付部1との間の通信処理を行う。通信部301は、例えば、フロント受付部1から、オペレータ100に休憩が指示されたことを通知される。
スケジュール設定部302は、フロント受付部1のオペレータ100のスケジュールを設定する。例えば、スケジュール設定部302は、フロント受付部1におけるコールの受付業務の始業時に、フロント受付部1のオペレータ100の勤務時間帯を所定の数の応対時間帯に分割する。勤務時間帯と応対時間帯の例については、図4を参照して後述する。スケジュール設定部302は、各オペレータ100に休憩を割り当てる優先順位を決定し、決定した優先順位を後述する優先順位テーブル306に設定する。スケジュール設定部302は、例えば、当該コールの受付業務日の前日の最終応対時間帯における各オペレータ100の勤務実績に基づいて、当該コールの受付業務日において各オペレータ100に休憩を割り当てる優先順位を決定する。例えば、当該コールの受付業務日の前日の最終応対時間帯におけるオペレータ100の応対時間が長いほど、オペレータ100に休憩を割り当てる優先順位を高くする。スケジュール設定部302は、各応対時間帯について、優先順位テーブル306に設定された優先順位に従って各オペレータ100に休憩時間を割り当てて、各オペレータ100のスケジュールを設定する。設定された各オペレータ100のスケジュールは、図1では図示を省略する所定の記憶手段に記憶される。
スケジュール再設定部303は、通信部301がオペレータ100に休憩が指示されたことをフロント受付部1から通知されると、フロント受付部1のオペレータ100のスケジュールを再設定する。例えば、スケジュール再設定部303は、休憩を指示された第1のオペレータ100の休憩時間中に休憩を開始する第2のオペレータ100がいる場合に、該第2のオペレータ100の休憩開始時刻を該第1のオペレータ100の休憩時間の終了時以降の時刻に変更する。本発明の一実施形態によれば、スケジュール再設定部303は、上記第2のオペレータ100が複数いる場合には、応対時間が所定の時間(例えば、法律で定められた許容勤務時間)を超えていない第2のオペレータ100のうち、該第1のオペレータ100の休憩開始時刻に最も休憩開始時刻が近い人を選択し、選択した第2のオペレータ100の休憩開始時刻を該第1のオペレータ100の休憩時間の終了時以降の時刻に変更する。
更に、スケジュール再設定部303は、上記第1のオペレータ100に休憩が指示された応対時間帯の次の応対時間帯以降の、全てのオペレータ100のスケジュールを再設定する。すなわち、スケジュール再設定部303は、上述したスケジュール設定部302による優先順位の決定処理と同様にして、例えば、上記第1のオペレータ100に休憩が指示された応対時間帯における各オペレータ100の勤務実績に基づいて、優先順位テーブル306に設定された優先順位を更新し、更新された優先順位に従って各オペレータ100に休憩時間を割り当てる。
休憩時間通知部304は、スケジュール設定部302とスケジュール再設定部303がオペレータ100に割り当てた休憩時間の情報を該オペレータ100に対して通知する。表示部305は、スケジュール設定部302とスケジュール再設定部303がオペレータ100に割り当てた休憩時間の情報を表示する。
図3は、閾値情報記憶部に記憶される閾値情報のデータ構成の一例を示す図である。図3中に示すように、閾値情報は、「氏名」、「比較対象文」、「平常値」、「閾値 上下」、「血圧」、「脈拍」、「発汗」といったデータ構成を有する。「氏名」には、フロント受付部1内のオペレータ100の名称あるいは個人のIDを格納する。「比較対象文」には、比較対象文を該比較対象文を識別する番号(文No)とともに格納する。比較対象文は、平常値取得部131がオペレータ100が発する音声の周波数の平常値を取得する際に該オペレータ100が発声する、予め決められた文である。「平常値」には、平常値取得部131によって取得された、該オペレータ100が該比較対象文を発声した時の音声の周波数の平常値を、該比較対象文に対応付けて格納する。
「閾値 上下」には、上記「平常値」に格納された音声の周波数の閾値を格納する。例えば、「閾値 上下」には、例えば、上記「平常値」に格納された音声の周波数の+−30%の値を格納する。あるいは平常値を含むレンジ巾により定まる段階的数値を格納する。「血圧」には、該オペレータ100の血圧の値を格納する。すなわち、「平常値(上)」に、該オペレータ100の最高血圧の平常値を格納し、また、該最高血圧の上限の値を「閾値(上)」に格納する。また、「平常値(下)」に、該オペレータ100の最低血圧の平常値を格納し、また、該最低血圧の下限の値を「閾値(下)」に格納する。「脈拍」には、該オペレータ100の脈拍数を格納する。すなわち、「平常値」に、該オペレータ100の脈拍の平常値を格納し、該脈拍の上限の値を「閾値(上)」に格納し、該脈拍の下限の値を「閾値(下)」に格納する。「発汗」には、例えば、該オペレータ100の発汗量の平常値と閾値とを格納する。
図4は、コールの受付業務日における勤務時間帯と応対時間帯とを説明する図である。図4に示すグラフは、一般的に曜日毎に定まるコールの受付業務に必要なオペレータ100の数(必要人数:必要人数とは、定められた呼び出し回数以内で電話口に出ることができる人数)の時間推移を示しており、横軸は時刻、縦軸は必要人数である。図4中、コールの受付業務は、時刻tC1に開始され、時刻tC2に終了する。早番のオペレータ100は、時刻tA1に出社して時刻tA2に退社する。遅番のオペレータ100は、時刻tB1に出社して時刻tB2に退社する。すなわち、時刻tA1〜時刻tA2が早番のオペレータ100の勤務時間帯であり、時刻tB1〜時刻tB2が遅番のオペレータ100の勤務時間帯である。本発明のコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システムは、各勤務時間帯を所定の数の応対時間に分割する。早番のオペレータ100の勤務時間帯を例にとって説明すると、図4に示すように、該勤務時間帯は、1〜NまでのN個の応対時間帯に分割される。
図5は、優先順位テーブルのデータ構成例を示す図である。図5に示すように、優先順位テーブル306は、オペレータ名と、各オペレータ100に対応付けられた優先順位といったデータ構成を有する。図5に示す例では、Aというオペレータ100が最も優先順位が高く設定されている。
図6は、閾値記憶処理フロー及びバック切替処理フローの例を示す図である。図6(A)中に示すステップS1〜ステップS4の処理は、フロント受付部1における、オペレータ100毎の身体的状態の閾値情報の記憶処理の一例である。フロント受付部1の制御部13が、オペレータを個人認証する(ステップS1)。次に、平常値取得部131が、オペレータ100毎の声、脈拍、血圧の平常値を取得する(ステップS2)。そして、閾値情報生成部132が、オペレータ100の声の+−20%周波数を閾値として閾値情報記憶部15に記憶する(ステップS3)。また、閾値情報生成部132が、脈拍、血圧の+−35%の値を閾値として閾値情報記憶部15に記憶して(ステップS4)、図7に示す休憩指示処理フローのステップS5に進む。本発明の一実施形態によれば、ステップS2において、平常値取得部131が、オペレータ100の発汗量を取得するようにしてもよい。また、上記ステップS4に続いて、閾値情報生成部132が、オペレータ100の発汗量の閾値を閾値情報記憶部15に記憶するようにしてもよい。
図7は、オペレータに対する休憩指示処理フローの例を示す図である。受付情報取得部136が、コールの受付番号、コールの受付開始時刻、ユーザ名を受付情報として取得する(ステップS5)。次に、判断部133が、閾値情報記憶部15内の閾値をリードした後(ステップS6)、オペレータ端末11が、ユーザと対応する(ステップS7)。そして、ユーザ対応情報取得部135が、ユーザ対応情報を取得する(ステップS8)。
判断部133が、センサセット12によって検知されたオペレータ100の声の周波数、脈拍数、血圧、発汗量の値をセンス値として取得する(ステップS9)。本発明の一実施形態によれば、ステップS9において、判断部133が、オペレータ100の発汗量をセンス値として取得するようにしてもよい。次に、電話転送部134が、ユーザとの対応が完了したかを判断する(ステップS10)。電話転送部134が、ユーザとの対応が完了したと判断した場合は、オペレータ端末11は、次のユーザのコールを受け付ける(ステップS15)。電話転送部134が、ユーザとの対応が完了していないと判断した場合は、判断部133が、ステップS9において取得されたセンス値とステップS6においてリードされた閾値とを比較して(ステップS11)、該センス値が該閾値の範囲内であるかを判断する(ステップS12)。
判断部133が、該センス値が該閾値の範囲内であると判断した場合は、電話転送部134が、バック受付部2から該コールについての転送指示を受けたかを判断する(ステップS13)。電話転送部134がバック受付部2から該コールについての転送指示を受けていないと判断した場合は、ステップS7に戻る。電話転送部134がバック受付部2から該コールについての転送指示を受けたと判断した場合は、バック切替処理を行って(ステップS14)、該コールをバック受付部2に転送する。
ステップS14におけるバック切替処理の後、オペレータ端末11は、次のユーザのコールを受け付ける(ステップS15)。上記ステップS12において、判断部133が、該オペレータ100の身体的状態のセンス値が閾値の範囲内でない(身体的状態が異常である)と判断した場合、電話転送部134がバック切替処理を行う(ステップS16)。そして、オペレータ指示部138が、該オペレータ100に休憩を指示するか否かを判断する(ステップS17)。オペレータ指示部138は、例えば、該オペレータ100のユーザ対応時間が所定の許容時間(T1)以下であるかを判断し、該オペレータ100のユーザ対応時間がT1以下である場合に、該オペレータ100に休憩を指示すると判断し、該オペレータ100のユーザ対応時間がT1より大きい場合に、該オペレータ100に休憩を指示しないと判断する。
オペレータ指示部138が、該オペレータに休憩を指示しないと判断した場合はステップS15に戻る。オペレータ指示部138が、該オペレータに休憩を指示すると判断した場合、オペレータ指示部138は、該オペレータ100に休憩を指示する(ステップS18)。そして、オペレータ指示部138が、スケジュール管理部3に対して、該オペレータ100に休憩を指示したことを通知して(ステップS19)、処理を終了する。オペレータ指示部138から該通知を受けたスケジュール管理部3は、例えば図8に示すような、休憩が指示されたオペレータを示す情報を表示するようにしてもよい。なお、図8中に示す異常検出の項目の丸印の表示は、オペレータ100の身体的状態の異常が検出されたことを示し、休憩指示の項目の丸印の表示は、オペレータ100に休憩が指示されたことを示す。
本発明の一実施形態においては、上記ステップS18の処理に続いて、電話転送部134が、転送原因情報をバック受付部2のオペレータ端末21に送信して、該転送原因情報を画面表示させるようにしてもよい。
図9は、オペレータ端末上に画面表示される転送原因情報の一例を示す図である。オペレータ端末21には、例えば、オペレータ100の身体的状態の種別(例えば、音声の周波数か、血圧の値か、脈拍数か等の種別)とタイム、該身体的状態及びタイムの閾値、該身体的状態及びタイムの現在値、該身体的状態またはタイムが閾値の範囲を超えたかを示す情報(図9中の「オーバー」に格納される二重丸で示される表示)からなる転送原因情報がオペレータ100毎に画面表示される。上記のタイムとは、オペレータ100がユーザと対応している時間を示す。例えば、タイムの閾値は、前述した許容時間(T1)を示し、タイムの現在値は、該オペレータ100の身体的状態が閾値の範囲を超えた時の、該オペレータ100がユーザと対応している時間を示す。また、タイムに対応する「オーバー」に表示される二重丸は、上記タイムの現在値がタイムの閾値(許容時間)の範囲を超えたことを示す。本発明の一実施形態によれば、タイムの現在値がタイムの閾値の範囲を超えると、オペレータ指示部138によって該オペレータ100に休憩が指示される。従って、タイムに対応する「オーバー」に表示される二重丸は、該オペレータ100に休憩が指示されることを示す。
例えば、オペレータ100のA氏の脈拍数が閾値の範囲を超えた場合、図9に示すように、A氏の脈拍に対応する「オーバー」に二重丸が表示される。図9に示す転送原因情報を参照したバック受付部2内のオペレータ101は、オペレータ100のA氏の脈拍数が閾値の範囲を超えたことが原因で該コールがフロント受付部1から転送されたことを認識することができる。また、例えば、A氏の脈拍数が閾値を超えた時のA氏がユーザに対応している時間が、閾値(例えば、10分の許容時間)以下の6分である場合、図9に示すように、A氏についてのタイムに対応する「オーバー」に二重丸が表示される。図9に示す転送原因情報を参照したバック受付部2内のオペレータ101は、オペレータ100のA氏の脈拍数が閾値を超えたことが原因で該コールがフロント受付部1から転送されたことを認識するとともに、A氏に休憩が指示されることを認識する。
図6(B)は、上述した図7に示すステップS14及びステップS16におけるバック切替処理フローの例を示す図である。まず、オペレータ端末11からユーザへ、該コールがバック切替されることが通知される(ステップS100)。次に、引継部137が、該コールの受付番号、該コールの受付開始時刻、ユーザ名をバック受付部2へ通知するとともに(ステップS101)、引継情報をバック受付部2に送信する(ステップS102)。
図10は、スケジュール設定処理フローの例を示す図である。まず、スケジュール管理部3のスケジュール設定部302が、フロント受付部1におけるコールの受付業務の始業時に、フロント受付部1のオペレータ100の勤務時間帯を所定の数の応対時間帯に分割する(ステップS31)。例えば、該勤務時間帯がN個の応対時間帯に分割される。
次に、スケジュール設定部302は、出勤したオペレータ100を優先順位テーブル306に書き込む(ステップS31)。スケジュール設定部302は、当該コールの受付業務日の前日の最終応対時間帯における各オペレータ100の勤務実績に基づいて、当該コールの受付業務日において各オペレータ100に休憩を割り当てる優先順位を決定し、決定した優先順位を優先順位テーブル306に設定する(ステップS33)。次に、スケジュール設定部302は、kを1に設定する(ステップS34)。kは、スケジュール設定処理の対象となる応対時間帯が第何番目の応対時間帯であるかを示す変数である。スケジュール設定部302は、優先順位テーブル306に設定された優先順位に従って、各オペレータ100の休憩開始時刻をセットする(ステップS35)。ステップS35においてk=1の時の休憩開始時刻がセットされることによって、最初の応対時間帯についての各オペレータ100のスケジュールが設定される。
スケジュール設定部302は、kをインクリメントして(ステップS36)、kがNより大きいかを判断する(ステップS37)。スケジュール設定部302が、kがNより大きくないと判断した場合は、ステップS35に戻る。スケジュール設定部302が、kがNより大きいと判断した場合は、処理を終了する。
図11は、オペレータの休憩スケジュールの例を示す図である。図11に示す例では、図10を参照して説明したスケジュール設定処理フローに従って設定された、早番のオペレータ100の休憩スケジュールを示す。図11に示す「休憩」の文字が記述された図形は、各オペレータ100の休憩時間を示し、該図形の時刻方向の幅は、各オペレータ100の休憩時間の長さを示す。
図12は、スケジュール再設定処理フローの例を示す図である。まず、スケジュール管理部3のスケジュール再設定部303が、フロント受付部1からの通知に基づいて、オペレータ100に休憩が指示されたかを判断する(ステップS41)。スケジュール再設定部303が、オペレータ100に休憩が指示されていないと判断した場合はステップS41に戻る。スケジュール再設定部303が、オペレータ100に休憩が指示されたと判断した場合は、スケジュール再設定部303は、休憩が指示されたオペレータ(第1のオペレータ)100のスケジュールを休憩にセットする(ステップS42)。例えば、スケジュール再設定部303は、該第1のオペレータ100の休憩時間が、該第1のオペレータ100に休憩が指示された時刻から所定の時間(例えば1分)経過した時刻に開始するように設定する。
スケジュール再設定部303は、第1のオペレータ100の休憩時間内に休憩をとる予定のオペレータ100がいるかを判断する(ステップS43)。スケジュール再設定部303が、第1のオペレータ100の休憩時間内に休憩をとる予定のオペレータ100がいないと判断した場合は処理を終了する。スケジュール再設定部303が、第1のオペレータ100の休憩時間内に休憩をとる予定のオペレータ100がいると判断した場合は、該第1のオペレータ100の休憩時間内に休憩をとる予定のオペレータ100の中から、第1のオペレータ100の休憩開始時刻に最も休憩開始時刻が近いオペレータ(第2のオペレータ)100を選択する(ステップS44)。
次に、スケジュール再設定部303は、選択した第2のオペレータの応対時間が所定の値(例えば、法律で定められた許容勤務時間または法律を満足し、かつコールセンタ毎で定めた連続受付勤務時間)を超えているかを判断する(ステップS45)。スケジュール再設定部303が、選択した第2のオペレータの応対時間が所定の値を超えていると判断した場合は、ステップS43に戻る。スケジュール再設定部303が、選択した第2のオペレータの応対時間が所定の値を超えていないと判断した場合は、スケジュール再設定部303は、選択した第2のオペレータの休憩開始時刻を休憩が指示された第1のオペレータの休憩時間の終了時以降の時刻に変更する(ステップS46)。上記ステップS46において、更に、休憩時間通知部304が、上記休憩開始時刻が変更された第2のオペレータに対して休憩開始時刻が変更されたことを通知するようにしてもよい。
次に、スケジュール再設定部303は、第1のオペレータ100に休憩が指示された応対時間帯を判定する(ステップS47)。例えば、スケジュール再設定部303は、第1のオペレータ100に休憩が指示された応対時間帯がm−1番目の応対時間帯である(すなわち、k=m−1である)と判定する。そして、スケジュール再設定部303は、ステップS47において判定した応対時間帯の次の応対時間帯以降について、全てのオペレータ100のスケジュールを再設定して(ステップS48)、処理を終了する。
図12(B)は、図12(A)のステップS48におけるスケジュール再設定処理の詳細な処理フローの例を示す図である。この例では、m番目以降の応対時間帯についての各オペレータ100のスケジュールの再設定処理を行う。まず、スケジュール再設定部303が、変数kをmに設定する(ステップS200)。次に、スケジュール再設定部303が、m−1番目の応対時間帯における各オペレータ100の勤務実績に基づいて、優先順位テーブル306における各オペレータ100の優先順位を更新する(ステップS201)。そして、スケジュール再設定部303は、更新された優先順位に従って、各オペレータ100の休憩開始時刻をセットする(ステップS202)。ステップS35において、k=mの時の休憩開始時刻がセットされることによって、m番目の応対時間帯についての各オペレータ100のスケジュールが設定される。
スケジュール設定部302は、kをインクリメントして(ステップS203)、kがNより大きいかを判断する(ステップS204)。スケジュール設定部302が、kがNより大きくないと判断した場合は、ステップS202に戻る。スケジュール設定部302がkがNより大きいと判断した場合は、処理を終了する。
図13は、スケジュール変更後のオペレータの休憩スケジュールの例を示す図である。図13中に示す星印は、休憩が指示されたことを示す表示である。図13に示すように、A氏に時刻tX1に休憩が指示された場合、スケジュール再設定部303は、A氏の休憩開始時刻が時刻tX2となるように、該休憩開始時間を設定する。スケジュール再設定部303は、A氏の休憩時間内に休憩をとる予定のオペレータ100のうち、時刻tX2に最も休憩開始時刻が近いオペレータ100を選択する。
図13に示す例では、E氏の休憩開始時刻(tY1)が時刻tX2に最も近いため、E氏が選択される。そして、スケジュール再設定部303は、E氏の休憩開始時刻をA氏の休憩時間が終了する時刻である時刻tX3から所定時間経過後の時刻である時刻tY2に設定する。そして、休憩時間通知部304が、E氏が利用しているオペレータ端末11に、休憩開始時刻が変更されたことを通知する。E氏が利用しているオペレータ端末11には、例えば、図14に示すような、休憩開始時刻の変更を示す情報が表示される。
本発明のコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システムの構成例を示す図である。 センサセットの一例を示す図である。 閾値情報記憶部に記憶される閾値情報のデータ構成の一例を示す図である。 コールの受付業務日における勤務時間帯と応対時間帯とを説明する図である。 優先順位テーブルのデータ構成例を示す図である。 閾値記憶処理フロー及びバック切替処理フローの例を示す図である。 オペレータに対する休憩指示処理フローの例を示す図である。 休憩が指示されたオペレータを示す情報の表示例である。 オペレータ端末上に画面表示される転送原因情報の一例を示す図である。 スケジュール設定処理フローの例を示す図である。 オペレータの休憩スケジュールの例を示す図である。 スケジュール再設定処理フローの例を示す図である。 スケジュール変更後のオペレータの休憩スケジュールの例を示す図である。 休憩開始時刻の変更を示す情報の表示例である。
符号の説明
1 フロント受付部
2 バック受付部
3 スケジュール管理部
4 CTI装置
11、21 オペレータ端末
12 センサセット
13、22 制御部
14、23、301 通信部
15 閾値情報記憶部
16 ユーザ対応情報記憶部
24、102 引継情報記憶部
100、101 オペレータ
121 マイク
122 血圧計
123 脈拍計
124 発汗センサ
131 平常値取得部
132 閾値情報生成部
133 判断部
134 電話転送部
135 ユーザ対応情報取得部
136 受付情報取得部
137 引継部
138 オペレータ指示部
302 スケジュール設定部
303 スケジュール再設定部
304 休憩時間通知部
305 表示部
306 優先順位テーブル

Claims (6)

  1. コールを受け付けるフロント受付部と、該フロント受付部のオペレータのスケジュールを管理するスケジュール管理部とを備えたコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システムであって、
    上記フロント受付部に、
    フロント受付部のオペレータの身体的状態を検出するセンサと、
    該センサにより検出されたコール受付時のオペレータの身体的状態と、該オペレータの身体的状態の平常値に基づき設定された閾値とを比較する手段と、
    上記コール受付時のオペレータの身体的状態が該オペレータの身体的状態の平常値に基づき設定された閾値を超えた時の、該オペレータが該コールに応対していた時間と予め設定された許容時間とを比較する手段と、
    該オペレータが該コールに応対していた時間と予め設定された許容時間との比較結果に基づいて、該オペレータに休憩を指示する手段とを設け、
    上記スケジュール管理部に、
    上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを設定する手段と、
    該オペレータに休憩が指示された時に、上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを再設定する手段とを設ける
    ことを特徴とするコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システム。
  2. 上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを設定する手段は、該フロント受付部のオペレータの勤務時間帯を所定の数の応対時間帯に分割し、各オペレータに休憩を割り当てる優先順位を設定し、各応対時間帯について、上記設定された優先順位に従って各オペレータに休憩を割り当てて、各オペレータのスケジュールを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システム。
  3. 上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを再設定する手段は、休憩を指示された第1のオペレータの休憩時間中に休憩を開始する第2のオペレータがいる場合に、該第2のオペレータの休憩開始時刻を該第1のオペレータの休憩時間の終了時以降の時刻に変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理システム。
  4. コールを受け付けるフロント受付部と、該フロント受付部のオペレータのスケジュールを管理するスケジュール管理部とを備えたコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理方法であって、
    上記フロント受付部のオペレータの身体的状態をセンサにより検出するステップと、
    該センサにより検出されたコール受付時のオペレータの身体的状態と、該オペレータの身体的状態の平常値に基づき設定された閾値とを比較するステップと、
    上記コール受付時のオペレータの身体的状態が該オペレータの身体的状態の平常値に基づき設定された閾値を超えた時の、該オペレータが該コールに応対していた時間と予め設定された許容時間とを比較するステップと、
    該オペレータが該コールに応対していた時間と予め設定された許容時間との比較結果に基づいて、該オペレータに休憩を指示するステップと、
    上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを設定するステップと、
    該オペレータに休憩が指示された時に、上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを再設定するステップとからなるコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理方法。
  5. 上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを設定するステップは、該フロント受付部のオペレータの勤務時間帯を所定の数の応対時間帯に分割し、各オペレータに休憩を割り当てる優先順位を設定し、各応対時間帯について、上記設定された優先順位に従って各オペレータに休憩を割り当てて、各オペレータのスケジュールを設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理方法。
  6. 上記フロント受付部のオペレータのスケジュールを再設定するステップは、休憩を指示された第1のオペレータの休憩時間中に休憩を開始する第2のオペレータがいる場合に、該第2のオペレータの休憩開始時刻を該第1のオペレータの休憩時間の終了時以降の時刻に変更する
    ことを特徴とする請求項4に記載のコールセンタにおけるオペレータスケジュール管理方法。
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