JP2008123966A - 基板コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】基板コネクタをプリント基板に固定する際に、半田の吸い上がりを防止する基板コネクタを提供すること。
【解決手段】
基板2上に形成されたプリント配線12に接続される端子18,20を収容するハウジング14と、このハウジング14を基板2に固定する固定部材28とを備える基板コネクタ1を、固定部材28に設けられた脚部36を基板2に形成された貫通孔24に挿通して仮固定し、基板2の裏側から突出した脚部36先端を半田付けするに際し、脚部36の途中部位に設けられた半田吸い上げ防止部40が、基板2の貫通孔24の表側に位置して半田付けの際の半田の吸い上がりを阻止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板コネクタに関し、さらに詳しくは、プリント配線が形成されたプリント基板への信号の授受や電源供給のために取り付けられる基板コネクタに関するものである。
従来、自動車等の車両などに搭載される電子・電気機器には、電子部品やIC(集積回路)等が実装された多数のプリント基板が備えられており、これらのプリント基板には他の機器や他のプリント基板との信号の授受や電源供給のための電線が接続されている。そして、これらの電線とプリント基板とを中継接続するために、基板コネクタが用いられている。
このような基板コネクタとしては、特許文献1に記載のように、内導体端子と、内導体端子の外周を覆う外導体端子と、両端子間を絶縁状態に保持する誘電体と、これらを収容するコネクタハウジングとを備えたものなどが知られている。
この基板コネクタ100は、図9に示すように、プリント基板102の端縁近傍の所定の部位に組付けられる。基板コネクタ100の下端から突出する内導体端子104の基板用組付タブ104aおよび外導体端子106の基板組付タブ106aが、プリント基板102に設けられたスルーホール104b,106bに挿入され、プリント基板102上の信号パターン108に半田などにより電気的に接続される。さらに、コネクタハウジング110の両側に突設される取付部112の取付孔112aとプリント基板102のピン孔114とを合わせ、組付ピン116を挿通して、基板コネクタはプリント基板に固定される。
特開2005−209423号公報
しかしながら、このような基板コネクタ100では、内導体端子104および外導体端子106の基板組付タブ104a,106aを挿通するピン孔を設けなければならず、また、コネクタハウジングが基板上に配置されるため、小型化の要請に応えるのが困難であった。
そこで、図10に示すようにプリント基板122表面に内導体端子124および外導体端子126の接続片を接続する接続タブ124a,126aを設け、基板コネクタ120のコネクタハウジング128を嵌め込む切り欠きを設けた基板コネクタ120が考えられる。この基板コネクタ120はコネクタハウジング128の両側に突設される取付部130に埋め込まれた固定部材132を介してプリント基板122に組み付けられる。
この固定部材132は、本体部134から延設された対からなる脚部136を有している。この脚部136の先端を互いに近づける方向に弾性変位させながらプリント基板122に設けられたコネクタ取付用貫通孔138に挿入していき、脚部136の先端に設けられた係止部136aがプリント基板122の挿入方向奥側に突出すると、脚部136の変位が復帰してコネクタ取付用貫通孔138に係止部136aが引っ掛かりプリント基板122に係止される。このようにして基板コネクタ120をプリント基板122に仮止めした後、プリント基板を裏返して、コネクタ取付用貫通孔138と、ここから突出した固定部材132の脚部136先端とを半田140により接続することで基板コネクタ120をプリント基板122に固定する。
このような基板コネクタ120によれば、プリント基板122を裏返した状態で固定部材132の脚部136先端をコネクタ取付用貫通孔138に半田付けするため、プリント基板122の挿入方向奥側で加熱されて溶融した半田140が、固定部材132の脚部136を伝ってプリント基板122の挿入方向手前側にまで吸い上げられる。そうすると、この吸い上げられた半田140が、固定部材132を保持する取付部130に接触してしまう。この取付部130は通常、合成樹脂材料などによりコネクタハウジング128と一体的に形成されているが、溶融した高温の半田140に接触すると熱により変形してしまう。そうすると、固定部材132をプリント基板120に固定しても、コネクタハウジング128と固定部材132との間にがたつきが生じ、基板コネクタ120をプリント基板122に固定することができないという問題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、コネクタハウジングに備えられる固定部材を介して基板コネクタをプリント基板に固定する際に、その固定部材を基板の貫通孔に固定するのに用いられる半田がその固定部材を伝わって吸い上がりコネクタハウジングに接触するのを防止する基板コネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る基板コネクタは、基板上に形成されたプリント配線に接続される端子を収容するハウジングと、このハウジングを前記基板に固定する固定部材とを備える基板コネクタであって、前記固定部材は、前記基板に形成された貫通孔に挿通される脚部を有しており、該脚部の先端側には、前記貫通孔に正規位置まで挿入された状態において、前記貫通孔の挿入方向奥側の開口縁に引っ掛かって係止し前記基板の前記貫通孔の開口縁部に半田接続される係止部が設けられ、該脚部の基端側には、前記貫通孔の挿入方向手前側に位置して半田付けの際の半田の吸い上がりを阻止する半田吸い上げ防止部が形成されていることを要旨とするものである。
この場合、前記半田吸い上げ防止部は、前記固定部材の脚部の途中部位において突出して形成されていると望ましい。
また、前記半田吸い上げ防止部は、前記脚部の途中部位において屈曲形成して設けることができる。
本発明に係る基板コネクタによれば、ハウジングを基板に固定する固定部材の脚部には、基板に形成された貫通孔の挿入方向手前側に位置して半田の吸い上がりを阻止する半田吸い上げ防止部が設けられているため、固定部材の脚部を基板の貫通孔に挿通して半田付けする際に、脚部を伝わって半田が吸い上げられることがない。したがって、固定部材を保持するハウジングに半田が接触してその半田の熱によりハウジングが変形してハウジングと固定部材との間にがたつき等が生じることが無く、基板コネクタをプリント基板に安定して固定させることができる。
この場合、半田吸い上げ防止部が、その固定部材の脚部の途中部位において突出して形成されていると、半田の吸い上がりが脚部の途中部位で確実に阻止される。また、この半田吸い上げ防止部を、脚部の途中部位を屈曲させて形成すれば、部品点数を増やすことなく材料コストもそれ程かからずに簡便に半田吸い上げ防止部を形成することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る基板コネクタ1の外観を現す斜視図であり、図2はプリント基板2に基板コネクタ1を組み付けた状態の側面図と正面図である。以下、相手側コネクタとの嵌合する方向を前方側とし、その反対方向を後方側として説明する。また、基板コネクタ1の脚部は、プリント基板2の表側から裏側に向けて貫通して形成された貫通孔に挿入されるものとする。そのため、プリント基板2の挿入方向手前側を基板の表側と、挿入方向奥側を基板の裏側と称することがある。
図1に示すように、この基板コネクタ1が取り付けられるプリント基板2は、導電性のプリント配線12が印刷あるいはメッキ等により形成され、その表面に絶縁性の保護フィルム12fが被着されて、電子部品やIC(集積回路)等が実装されることで回路が形成されている。このプリント基板2の端縁の所定の部位には、基板コネクタ1のハウジング14が嵌入されるハウジング用切り欠き16が形成されている。このハウジング用切り欠き16の周辺には、基板コネクタ1の内導体端子18が接続される信号配線パターン12sと、外導体端子20が接続されるグランド配線パターン12gとが形成されている。ハウジング用切り欠き16の後方側には、内導体端子18の基板接続片18aや外導体端子20の基板接続片20aを接続するために保護フィルム12fが部分的に取り除かれて信号配線パターン12sとグランド配線パターン12gが露呈した接続タブ22s,22gが形成されている。さらに、このハウジング用切り欠き16の両側には、プリント基板2の表側から裏側に向けて貫通する貫通孔24が形成されている。
図1に示した基板コネクタ1は、内導体端子18と、この内導体端子18の外周を覆ってシールドする外導体端子20と、この内導体端子18と外導体端子20との間に介設された誘電体26とがハウジング14に収容されている。このハウジング14の両側面14a,14aには、ハウジング14を基板2に固定する固定部材(スナップフィット端子28)を保持する取付部30が突設されている。なお、この取付部30は、合成樹脂材料の射出成形などによりハウジング14と一体的に形成されている。
図1および図2に示すように、基板コネクタ1のハウジング両側面14a,14aに突設された取付部30には、取付部30の上面から下面まで貫通する圧入孔32が形成されている。この圧入孔32は、取付部上面の入口側32aはスナップフィット端子28の本体部34の幅と略同じか若干狭い幅に形成されており、途中部位で幅が狭められて取付部下面の出口側32bはスナップフィット端子28の対からなる脚部36,36の外側面間と略同じ幅に形成されており、脚部36,36が丁度通り抜けられるようになっている。
この基板コネクタ1をプリント基板2に固定する固定部材は、略方形の本体部34の下辺両端からプリント基板2側に向けて弾性を有する棒状の脚部36が延設されたスナップフィット端子28である。このスナップフィット端子28は金属の板材をプレス加工により打ち抜いて屈曲させることにより形成される。この対からなる脚部36の先端には、脚部26が挿入されるプリント基板2の貫通孔24の挿入方向奥側の開口縁24aに引っ掛かって係止する係止部38が膨出形成されている。さらに、この脚部36の基端側には、貫通孔24の挿入方向手前側に位置して、脚部36先端側の係止部38を半田付けする際の半田の吸い上がりを防止する半田吸い上げ防止部40が脚部36から四方に突出して形成されている。
図3(a)は、スナップフィット端子28を示す展開図であり、図3(b)は、側面図である。図3(a)に示すように、スナップフィット端子28の本体部34の下端から縁設された対からなる脚部36,36には、その中間部位において両側に突出して膨出部40aが形成されている。この膨出部40aが、点線aで示した部位で山折りまたは谷折りに折曲げられ、点線bで示した部位を谷折りまたは山折りに折曲げてられて屈曲形成される。そうすると、この膨出部40aの折曲げられた部分が図3(b)に示すように、スナップフィット端子28の板圧方向にも突出して形成される。このようにして、膨出部40aを折曲げ形成することにより、半田吸い上げ防止部40は形成される。
また、スナップフィット端子28の本体部34の側縁には、本体部34下端の両側から滑らかに膨出形成された圧入片42が設けられており、この圧入片42の上端は角張って形成されている。図2に示すように、本体部34の下端面と、取付部30の圧入孔32の入り口側32aと出口側32bとの境目である角部32c上面とが当接する位置までスナップフィット端子28を圧入孔32に圧入すると、圧入片42上端部が取付部30の圧入孔32内壁に食い込みスナップフィット端子28が取付部30に固定される。
このようにしてスナップフィット端子28が取り付けられた基板コネクタ1を、プリント基板2のハウジング用切り欠き16に合わせて配置して、スナップフィット端子28の脚部36をプリント基板2の貫通孔24に挿入する。図4は、スナップフィット端子28が貫通孔24に係止される過程を拡大して示した図である。
図4(a)に示すように、スナップフィット端子28の対からなる脚部36,36に対応して、プリント基板2にも対からなる貫通孔24,24が形成されている。この各貫通孔24は、脚部36の先端に形成された係止部38の最も太い部分が丁度通り抜けられる程度の直径Aを有している。そして対からなる貫通孔24,24の間の距離Bは、対からなる脚部36,36同士の間隔Cより若干狭く形成されている。この貫通孔24,24の間の距離Bに貫通孔直径Aを足した距離、すなわち2つの貫通孔の内周縁の最も離れた距離Dは、対からなる脚部36,36の係止部38,38の最も膨出した部位での外側面間隔Eよりも小さく形成されている。
図4(b)に示すように、脚部36の先端を貫通孔24に挿入する際には、挿入斜面38aが貫通孔24の挿入方向手前側の端縁に当接され、脚部36を挿入するに従い、挿入斜面38aを下側から上側へ貫通孔24の端縁が摺動する。これに伴って、対をなす脚部36,36は、内側方向へ弾性変形する。
図4(c)は、スナップフィット端子28の脚部36が貫通孔24に正規位置まで挿入された状態を示している。貫通孔24に脚部36が挿通され、係止部38の最も膨出している部位38bが貫通孔24を通過すると、対からなるの脚部36は、自らの弾性による復元力により弾性変形前の状態に復帰する。このとき、係止部38が貫通孔24の挿入方向奥側の開口縁24aに引っ掛かって係止部38が係止される。そうすると、スナップフィット端子28が埋設された取付部30の下面がプリント基板2の表面に当接し、この取付部30を介してハウジング14がプリント基板2のハウジング用切り欠き16に固定されて基板コネクタ1がプリント基板2に仮固定される。これにより、内導体端子18の基板接続片18aや外導体端子20の基板接続片20aおよびスナップフィット端子28の脚部36先端をプリント基板2へ半田付けしやすくなる。
図5(a)は、このようにして基板コネクタ1をプリント基板2へ仮固定した状態の取付部30とスナップフィット端子28を示す図であり、図5(b)はA−A断面図である。スナップフィット端子28の脚部36先端側は、プリント基板2の貫通孔24の挿入方向奥側に突出しており、脚部36中間部位に突設された半田吸い上げ防止部40は、貫通孔24の挿入方向手前側に配置されている。スナップフィット端子28を保持する取付部30下面は、脚部36の周辺が切り欠かれており、仮に脚部36を伝って半田が吸い上げられた場合にも半田に接触し難いようになっている。
このようにして、基板コネクタ1をプリント基板2に仮固定した後、内導体端子18の基板接続片18aをプリント基板2の信号配線パターン12sの接続タブ22sに、外導体端子20の基板接続片20aをプリント基板2のグランド配線パターン12gの接続タブ22gに半田付けして接続する。そして、図6に示すようにプリント基板2を裏返し、スナップフィット端子28の脚部36先端の半田付けを行う。
図7(a)は、このようにして基板コネクタ1をプリント基板2へ半田付けした状態を示す図であり、図7(b)はB−B断面図である。スナップフィット端子28の脚部36はプリント基板2を裏返した状態で半田付けされるため、加熱により溶融した半田44が基板裏側に突出した脚部36の先端から脚部36を伝わって貫通孔24内に進入する。しかし、脚部36には、貫通孔24の挿入方向手前側、すなわちプリント基板2の表側に位置して半田の吸い上がりを防ぐ半田吸い上げ防止部40が突出して形成されているため、半田吸い上げ防止部40を越えて半田44がプリント基板2の表側に進入していくことがない。そのため、取付部30に溶融した高温の半田44が接触して、熱により変形してしまうことが無く、スナップフィット端子28との間にがたつきが生じることもない。
尚、この基板コネクタ1の内導体端子18、外導体端子20、誘電体2およびハウジング14などは、従来一般に用いられているものが適用できるので、以下に簡単に説明する。
内導体端子18は、導電性板材を打ち抜き加工して形成され、前方の端部には図示しない相手側端子と嵌合して電気的に接続する嵌合部が設けられ、後方の端部にはプリント基板の接続用タブ22sに接続される基板接続片18aが設けられている。この嵌合部に相手側コネクタの内導体端子が接続されることにより、この相手側コネクタに接続された同軸ケーブルの信号導体がプリント基板2の信号配線パターン12sと導通する。
内導体端子18が収容される誘電体26は、所定の誘電率を有する樹脂製の絶縁性材料で成形されており、内導体端子18と外導体端子20との間に組付けられて、これらの間を絶縁状態にする。この誘電体26は、内導体端子18の嵌合部と基板接続片18aが誘電体26から突出するように形成されている。
外導体端子20は、導電性板材を型抜きした後、プレス等による折り曲げ加工によって円筒状に形成される。外導体端子20の前方端部には図示しない相手側端子と嵌合して電気的に接続するシールド嵌合部が設けられ、この円筒状のシールド嵌合部の中心には内導体端子18の嵌合部が配置されている。このシールド嵌合部からは誘電体22を収容する収容部が縁設されており、この後端には、下側に向けてプリント基板2の接続タブ22gに接続される基板接続片20a,20aが設けられている。この外導体端子20に相手側コネクタの外導体端子20が嵌合接続されると、この相手側コネクタに接続された同軸ケーブルのシールド導体がプリント基板2のグランド配線パターン12gと導通する。
ハウジング14は、絶縁性の樹脂により一体的に成形されており、内導体端子18を誘電体26の内部に保持しこの誘電体26を外導体端子20が収容してなるコネクタ端子を収容固定するようになっている。ハウジング14の後部には、前後方向に開口する端子収容室14bが貫通形成されており、後方の開口面14bから外導体端子20を挿入可能となっている。ハウジング14の前方面には相手側コネクタとの嵌合をガイドするように前面が開口されたフード部14cが設けられている(図1参照)。
次に、固定部材であるスナップフィット端子の変形例を示す。このスナップフィット端子は、脚部36の先端に設けられた係止部38以外は上記実施形態と同一であるため、脚部36の先端のみを図8に示して説明する。このスナップフィット端子は、脚部36の先端に両側に膨出して形成されたバネ片50,50が設けられており、これらのバネ片の間には開口52が形成されている。プリント基板2の貫通孔24に脚部36の先端を挿入する際には、貫通孔24の挿入方向手前側の開口縁にバネ片50の下面に設けられた挿入斜面54が当接され、脚部36を挿入するに従い、挿入斜面54を下側から上側へ貫通孔24の開口縁が摺動する。これに伴って、バネ片50は内側方向へ弾性変形する。脚部36をさらに挿入し、スナップフィット端子が正規位置まで挿入されると、バネ片50の最も膨出した部位56が貫通孔24を通過する。そうすると、バネ片50は自らの弾性による復元力により弾性変形前の状態に復帰する。このとき、バネ片50の上面58が貫通孔24の挿入方向奥側の開口縁24aに引っ掛かって係止部38が係止される。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態において、固定部材(スナップフィット端子)は対からなる脚部を備えているが、脚部の数はこれに限られるものでなく、1本でも良いし、3本以上備えていても良い。また、各固定部材が脚部を1本のみ備えている場合は、例えば図8に示すような係止部を備えていると、安定して固定することができる。また、固定部材が取り付けられる部位はハウジングの両側面に限られるものではない。
本発明の一実施形態に係る基板コネクタの外観を示す斜視図である。 図1の基板コネクタをプリント基板に仮固定した状態を示す側面図である。 図1に示す基板コネクタの固定部材を示す(a)展開図と(b)側面図である。 固定部材が貫通孔に係止される過程を固定部材の脚部を拡大して示した図である。 図1に示す基板コネクタをプリント基板へ仮固定した状態の取付部と固定部材を示す図である。 図5に示した基板コネクタの脚部先端をプリント基板に半田接続する状態を示す図である。 図5に示す基板コネクタをプリント基板へ半田接続した状態の取付部と固定部材を示す図である。 スナップフィット端子の変形例を示す図である。 従来の基板コネクタを表す断面図である。 基板コネクタの固定部材を半田接続した状態を示す図である。
符号の説明
1 基板コネクタ
2 プリント基板
12 プリント配線
12s 信号配線パターン
12g グランド配線パターン
14 ハウジング
14a 側面
18 内導体端子
20 外導体端子
24 貫通孔
24a 開口縁(裏側)
28 固定部材(スナップフィット端子)
30 取付部
34 本体部
36 脚部
38 係止部
40 半田吸い上げ防止部
40a 膨出部
44 半田

Claims (3)

  1. 基板上に形成されたプリント配線に接続される端子を収容するハウジングと、このハウジングを前記基板に固定する固定部材とを備える基板コネクタであって、
    前記固定部材は、前記基板に形成された貫通孔に挿通される脚部を有しており、
    該脚部の先端側には、前記貫通孔に正規位置まで挿入された状態において、前記貫通孔の挿入方向奥側の開口縁に引っ掛かって係止し前記基板の前記貫通孔の開口縁部に半田接続される係止部が設けられ、
    該脚部の基端側には、前記貫通孔の挿入方向手前側に位置して半田付けの際の半田の吸い上がりを阻止する半田吸い上げ防止部が形成されていることを特徴とする基板コネクタ。
  2. 前記半田吸い上げ防止部は、前記固定部材の脚部の途中部位において突出して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板コネクタ。
  3. 前記半田吸い上げ防止部は、前記脚部の途中部位において屈曲形成して設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の基板コネクタ。
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