JP2008123892A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】珪素、ゲルマニウム、錫、鉛の少なくとも1種を含む物質を活物質とする負極を用いた非水電解液二次電池を、60℃以上の高温下で放置した時の、電池の抵抗上昇を抑制する。
【解決手段】珪素、ゲルマニウム、錫、鉛の少なくとも1種を含む物質を活物質とする負極と、一般式LiCo1−y(MはCo以外の1種以上の金属元素、0.2≦x≦1.1、0.2≦y≦1)で表されるリチウムコバルト系複合酸化物を活物質とする正極と、非水電解液とを備えた非水電解液二次電池において、前記電解液中に鉄を含むことを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、珪素などを含む物質を活物質とする負極と、リチウムコバルト系複合酸化物を活物質とする正極と、非水電解液とを備えた非水電解質二次電池に関するものである。
近年、小形で軽量なリチウムイオン二次電池は、携帯電話およびデジタルカメラなどの電子機器の電源として広く用いられている。この二次電池は、一般的には正極にリチウム遷移金属複合酸化物が、負極に炭素材料が、電解質にリチウム塩を含んだカーボネートが使用されており、作動電圧が高く、エネルギー密度が高いことを特徴としている。
近年、より一層高エネルギー密度化するために、負極活物質を珪素や錫などを含む物質に変更することが検討されている。これらの材料のLiイオン拡散係数は、非特許文献1で報告されているように、炭素材料のそれに比べて高いので、高率放電性能や出力が向上するものと考えられる。そのため、この電池を大型化してHEV用途などに適用することが期待されている。
一方、特許文献1には、正極にリチウム遷移金属複合酸化物を用い、負極に炭素材料を用いた電池において、メトキシベンゼン系化合物と5〜7000ppmの不純物とを電解液中に混在させることにより、電極における不可逆反応を抑制し、サイクル寿命性能を向上させる技術が示されている。しかしながら、明示的ではないが、実施例には、不純物のみを添加した場合にはサイクル寿命性能を向上させる効果がないことが示されており、また、不純物には鉄は含まれていないため、その効果は不明であった。
また、特許文献2には、正極に遷移金属酸化物を用い、負極に炭素材料を用いた電池において、電解液中のFe2+濃度を0.01mol/dm以上0.1mol/dm以下にすることによって、サイクル寿命性能を向上させることができる技術が示されているが、Fe2+の添加による作用については一切明らかにされておらず、その寿命性能向上効果についてもきわめて効果が薄いものであった。
さらに、特許文献3には、正極活物質にLiCoOを、負極活物質に黒鉛を用いた非水電解質電池において、電解液中の鉄イオンを30ppm以下含ませる技術が開示され、特許文献4には、正極活物質にLiMnを、負極活物質に非晶質炭素を用いた非水電解質電池において、電解液中に鉄を40〜50ppm添加する技術が開示され、正極活物質にはコバルト系複合酸化物も使用可能であるとされている。しかしながら、特許文献3および特許文献4の非水電解質電池は、負極活物質に炭素材料を用いており、負極活物質に珪素や錫を含む物質を用いた場合の、電解液中の鉄の効果は不明であった。
また、特許文献5には、β―ジケトンの鉄錯体を0.001mol/dm以上0.1mol/dm以下電解液中に溶解させることにより、電池内への混入金属不純物を捕捉して安定化および不活性化させて、内部短絡の発生を抑制する技術が示されている。
さらに、特許文献6には、正極活物質にLiCoOを、負極活物質に黒鉛を用い、電解液を保持する高分子化合物を備えた非水電解質二次電池において、電解液中にFeイオンを含有させることにより、未反応の高分子化合物の割合を低減させて、サイクル寿命特性を向上させる技術が示されている。
特開平10−308236号公報 特開2001−23685号公報 特開平11−204146号公報 特開2002−75460号公報 特開2006−172726号公報 特開2006−59710号公報 M.Winter,J.O.Besenhard et.al.,Electrochimica Acta 45,31(1999)
珪素や錫などを含む物質を活物質とする負極を用いた非水電解液電池をHEVなどに適用する場合、空間的余裕があるエンジンルーム近辺に設置することが望まれる。エンジンルーム近辺では60℃以上の高温に曝される可能性が高いため、60℃以上の高温下における電池の信頼性が求められる。
しかしながら、負極に珪素やこれらを含む合金を用いた電池は、60℃以上の高温下で長時間放置すると、著しく抵抗が増大するという問題があった。この問題は、負極に黒鉛を用いた電池では顕在化していなかった。
特許文献5や特許文献6では、負極活物質に珪素や珪素酸化物を用いた非水電解質電池において、電解液中に鉄を含む技術が開示されているが、いずれも実際に負極活物質に珪素や珪素酸化物を用いた電池についてのデータがなく、60℃以上の高温下における電池の信頼性に関しては不明であった。また、特許文献6に記載のように、負極活物質に珪素や珪素酸化物を用い、ゲル系電解質を用いた場合には、負極活物質の体積変化が大きく、ゲル系電解質は負極の体積変化に追随することができず、実用的な電池は得られない。
本発明の目的は、珪素、ゲルマニウム、錫、鉛の少なくとも1種を含む物質を活物質とする負極を用いた非水電解液二次電池を、60℃以上の高温下で放置した時の、電池の抵抗上昇を抑制することである。
請求項1の本発明は、非水電解液二次電池において、珪素、ゲルマニウム、錫、鉛の少なくとも1種を含む物質を活物質とする負極と、一般式LiCo1−y(MはCo以外の1種以上の金属元素、0.2≦x≦1.1、0.2≦y≦1)で表されるリチウムコバルト系複合酸化物を活物質とする正極と、非水電解液とを備えた非水電解液二次電池において、前記電解液中に鉄を含むことを特徴とする。
本発明によれば、電解液中に存在するFeが、負極表面に析出することにより、正極から溶出したCoの負極表面への析出を抑制することにより、負極表面に高抵抗の被膜が形成されるのを抑制することができ、60℃以上の高温環境下において抵抗上昇が抑制された非水電解液二次電池を得ることができる。
本発明は、非水電解液二次電池において、珪素、ゲルマニウム、錫、鉛の少なくとも1種を含む物質を活物質とする負極と、一般式LiCo1−y(MはCo以外の1種以上の金属元素、0.2≦x≦1.1、0.2≦y≦1)で表されるリチウムコバルト系複合酸化物を活物質とする正極と、非水電解液とを備えた非水電解液二次電池において、前記電解液中に鉄を含むことを特徴とするものである。
本発明の非水電解液二次電池には、負極活物質として、珪素、ゲルマニウム、錫、鉛の少なくとも1種を含む物質を用いる。珪素、ゲルマニウム、錫、鉛の少なくとも1種を含む物質には、これらの単体、合金、酸化物などが含まれる。
負極活物質の具体例としては、単体ではSi、Ge、Sn、Pb、合金としてはSiNiなど、酸化物としてはSiOa(0.8≦a≦1.2)、SnOなどがあり、また、SiO/Si/SiOなどの複合材料を用いることができる。また、負極活物質の形状はどのようなものでもよく、たとえば、粉末状や気相蒸着法などで形成した膜状などが挙げられる。
正極活物質としては、一般式LiCo1−y(MはCo以外の1種以上の金属元素、0.2≦x≦1.1、0.2≦y≦1)で表されるリチウムコバルト系複合酸化物を用いる。
なお、MとしてはMn、Ni、Co、Al、Mg、Cr、Ti、ZrおよびZnからなる群から選択される少なくとも一種の元素、または、P、Bなどの非金属元素を使用することができる。なかでも、高電圧、高エネルギー密度が得られ、サイクル性能も優れることから、リチウム・ニッケル・コバルト・マンガンの複合酸化物や、リチウム・コバルト複合酸化物や、リチウム・コバルト・ニッケル複合酸化物が好ましい。
そして、本発明は、電解液中に鉄を含むものである。なお、ここでいう「電解液中の鉄の濃度」とは、電解液をICP分光分析した際に得られる鉄の濃度を指す。電解液中に鉄を溶解する方法としては、どのようなものであっても良いが、塩化鉄(II)などの無機塩を電解液に溶解する方法や、正極中に鉄粉を混入させて電池を充電することによって酸化して溶解する方法などを用いることができる。
本発明のように、負極活物質に珪素、ゲルマニウム、錫、鉛の少なくとも1種を含む物質を用い、正極活物質に一般式LiCo1−y(MはCo以外の1種以上の金属元素、0.2≦x≦1.1、0.2≦y≦1)で表されるリチウムコバルト系複合酸化物を用いた非水電解液二次電池では、電解液中に鉄を含まない場合、60℃以上の高温下に放置すると、正極から電解液中に溶出したCo元素が負極上に析出し、これが触媒的に作用して負極上で電解液が分解するために高抵抗の皮膜を形成する。
負極活物質の充放電による体積膨張・収縮のたびに、負極表面に形成される被膜は、破壊され、再形成されて、どんどん厚くなり、その結果、電池の抵抗が著しく増大する。一方、電解液中に鉄が含まれる場合は、Feが負極上に析出することによって、Coの析出を抑制することが可能となる。FeはCoよりも電解液を分解する触媒活性が低いので、高抵抗の皮膜が形成されるのを抑制することができる。
本発明において、電解液中の鉄の濃度は、25ppm〜5000ppmの範囲とすることが好ましい。電解液中の鉄の濃度が25ppm未満の場合には、Coの析出を抑制する効果が小さく、一方、電解液中の鉄の濃度が5000ppmを越える場合は、負極上でのFeの析出量が増大し、内部短絡などの問題が生じ易くなる。
本発明は、正極活物質から電解液中へ溶解したCoが、Siなどを含む負極表面に析出し、抵抗の大きい被膜の形成を抑制するものであるが、正極活物質にCoが含まれていない場合、例えば、正極活物質がマンガン系の場合、Mnは電解液中に溶出するが、負極表面上に抵抗の大きい被膜を形成することはなく、また、正極活物質がニッケル系の場合、約60℃以上の高温において、正極活物質(LiNiO)自体が結晶構造変化を起こして劣化するため、電解液中の鉄の有無にかかわらず、ニッケル系正極活物質を用いた耐高温用電池の作製は困難である。
負極活物質に炭素材料を用いた場合には、正極活物質がCoを含む場合も含まない場合も、炭素負極に形成される被膜はきわめて薄く、負極表面に抵抗の大きい被膜は形成されなため、電解液に鉄を添加する意味はない。
本発明の非水電解液二次電池において、負極に用いられる結着剤としては、特に制限はなく、種々の材料を適宜使用できる。例えば、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)あるいはカルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリフッ化ビニリデン、カルボキシ変成ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート、ニトロセルロース、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはこれらの誘導体などからなる群から選択される少なくとも1種を使用することができる。負極活物質の形状をめっき法や気相蒸着法などで形成した膜状にする場合、結着剤を用いなくてもよい。
負極活物質および結着剤を混合する時に用いる溶媒としては、非水溶媒または水溶液を用いることができる。非水溶媒には、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、アクリル酸メチル、ジエチルトリアミン、N−N−ジメチルアミノプロピルアミン、エチレンオキシド、テトラヒドロフランなどを挙げることができる。また、これらに分散剤、増粘剤などを加えてもよい。
また、負極に用いられる導電剤としては、特に制限はなく、種々の材料を適宜使用できる。例えば、Ni、Ti、Alまたはこれらの二種以上の合金もしくは炭素材料が挙げられる。なかでも、炭素材料を用いることが好ましい。炭素材料としては、天然黒鉛、人造黒鉛、気相成長炭素繊維、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、ニードルコークスなどの無定形炭素が挙げられる。なお、導電剤は用いなくてもよい。
本発明の非水電解質二次電池に用いるセパレータとしては、たとえば、微多孔膜、織布、不織布などが挙げられる。なかでも、シャットダウン性能を持つために安全性に優れるので、微多孔膜が好ましい。またポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、および、ポリブテンなどが挙げられ、なかでもポリエチレン、ポリプロピレン、および、これらの共重合体が、膜強度などの面で好ましい。また、材料、重量平均分子量や空孔率の異なる複数の微多孔膜が積層してなるものや、これらの微多孔膜に各種の可塑剤、酸化防止剤、難燃剤などの添加剤を適量含有しているものを使用することができる。たとえば、ポリフッ化ビニリデンやポリアクリロニトリルなどを担持することができる。
本発明の非水電解質二次電池において、正極に用いられる結着剤としては、特に制限はなく、種々の材料を適宜使用できる。例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素化ポリフッ化ビニリデン、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ニトロセルロース、またはこれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1種を使用することができる。
また、正極に用いられる導電剤としては、特に制限はなく、種々の材料を適宜使用できる。例えば、Ni、Ti、Alまたはこれらの2種以上の合金もしくは炭素材料が挙げられる。なかでも、炭素材料を用いることが好ましい。炭素材料としては、天然黒鉛、人造黒鉛、気相成長炭素繊維、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、ニードルコークスなどの無定形炭素が挙げられる。
正極の結着剤を混合する際に用いる溶媒としては、負極で用いたのと同じ、非水溶媒または水溶液を用いることができる。また、これらに分散剤、増粘剤などを加えてもよい。
本発明の非水電解液二次電池に用いる電極の集電体基板としては、銅、鉄、ニッケル、アルミニウム、SUSなどを用いることができる。中でも、熱伝導性および電子伝導性が高いことから、正極に用いるものとしてはアルミニウムが、負極に用いるものとしては銅が好ましい。また、初期化成時に自発的に鉄の溶出を促すことができるため、正極に鉄あるいはSUSを用いることも好ましい。
集電体基板の形状としては、シート、発泡体、焼結多孔体、エキスパンド格子などが挙げられる。さらに、その集電体に任意の形状で穴を開けたものを用いることができる。また、膜状の負極を用いる場合は、サイクル寿命の観点から、その表面粗さRaを0.3μm以上、3μm以下とすることが好ましい。
本発明の非水電解質電池に用いる電解液の有機溶媒としては、特に制限はなく、種々の材料を適宜使用できる。例えば、エーテル類、ケトン類、ラクトン類、ニトリル類、アミン類、アミド類、硫黄化合物、ハロゲン化炭化水素類、エステル類、カーボネート類、ニトロ化合物、リン酸エステル系化合物、スルホラン系炭化水素類などを用いることができるが、これらのうちでもエーテル類、ケトン類、エステル類、ラクトン類、ハロゲン化炭化水素類、カーボネート類、スルホラン系炭化水素類が好ましく、とくにカーボネート類が望ましい。
さらに、これらの例としては、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン、アニソール、モノグライム、4−メチル−2−ペンタノン、酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、1,2−ジクロロエタン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、メチルフォルメイト、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルチオホルムアミド、スルホラン、3−メチル−スルホラン、リン酸トリメチル、リン酸トリエチル、およびホスファゼン誘導体およびこれらの混合溶媒などを挙げることができる。なかでも、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、およびジエチルカーボネートを単独でまたは2種以上を混合して使用することが好ましく、エチレンカーボネートが25質量%以上90質量%以下含むものを使用することがさらに好ましい。
また、非水電解質電池に用いる溶質は、特に制限はなく、種々の溶質を適宜使用できる。例えば、LiClO、LiBF、LiAsF、LiPF、LiPF(CF、LiPF(CF、LiPF(CF、LiPF(CF、LiPF(CF)、LiPF(C、LiCFSO、LiN(CFSO、LiN(CSO、LiN(CCO)、LiI、LiAlCl、LiBCなどを単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。なかでもイオン伝導性が良好なことから、LiPFを使用することが好ましい。さらに、これらのリチウム塩濃度は0.5〜2.0mol/dmとするのが好ましい。
また、電解質中にビニレンカーボネートやブチレンカーボネートなどのカーボネート類、ビフェニル、シクロヘキシルベンゼンなどのベンゼン類、プロパンスルトンなどの硫黄類、エチレンサルファイド、フッ化水素、トリアゾール系環状化合物、フッ素含有エステル類、テトラエチルアンモニウムフルオライドのフッ化水素錯体またはこれらの誘導体、ホスファゼンおよびその誘導体、アミド基含有化合物、イミノ基含有化合物、または窒素含有化合物からなる群から選択される少なくとも1種を含有しても使用できる。また、CO、NO、CO、SOなどから選択される少なくとも1種を含有しても使用できる。とくに、ビニレンカーボネートおよびプロパンスルトンを含むことが望ましい。
また、電池の形状は特に限定されるものではなく、本発明は、角形、長円形、円筒形、コイン形、ボタン形、シート形電池などの様々な形状の非水電解質二次電池に適用可能である。
つぎに、本発明の好適な実施例について説明する。しかし、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その趣旨が変わらない範囲において適宜変更できるものとする。
[実施例1〜10および比較例1]
[実施例1]
負極活物質としての珪素(純度99.999%)を厚さ20μmの銅箔上(表面粗さRa=0.4μm)にRFスパッタリングした。なお、Siの成膜量は精密天秤で秤量し、0.7mg/cmであることを確認した。Cu箔のリード部に樹脂付Ni線を超音波溶着した。このようにして、片面に負極活物質層を備えた負極を製作した。
つぎに、90質量部のLiCoO、5質量部のアセチレンブラック、および、5質量部のPVdFをN−メチルピロリドン中で分散させることによりペーストを製作した。このペーストを厚さ20μmのアルミニウム箔上に塗布し、つぎに、150℃で乾燥することにより、N−メチルピロリドンを蒸発させた。さらに、これをロールプレスで圧縮成型した。さらに、Al箔のリード部に樹脂付Al線を超音波溶着した。このようにして、片面に正極活物質層を備えた正極を製作した。なお、正極合剤の塗布重量は16mg/cmであった。
正極、負極および厚さ25μmの連通多孔体であるポリエチレン製セパレータを積層し、これを高さ48mm、幅30mmの、アルミニウム箔の両面を樹脂で被覆したラミネートシートからなる電池容器中に挿入した。さらに、この容器内部に非水電解液を0.4g注入した後に封口して、定格容量が20mAhの、実施例1の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A1とした。
ただし、前記電解液は、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジメチルカーボネート(EMC)の体積比1:1:1の混合溶媒に1.0mol/lのLiPFおよび100ppmの塩化鉄(II)を溶解し、これにビニレンカーボネート(VC)3質量部添加したものである。
[実施例2]
電解液への塩化鉄(II)の添加量を10ppmとしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例2の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A2とした。
[実施例3]
電解液への塩化鉄(II)の添加量を25ppmとしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例3の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A3とした。
[実施例4]
電解液への塩化鉄(II)の添加量を500ppmとしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例4の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A4とした。
[実施例5]
電解液への塩化鉄(II)の添加量を1000ppmとしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例5の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A5とした。
[実施例6]
電解液への塩化鉄(II)の添加量を5000ppmとしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例6の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A6とした。
[実施例7]
電解液への塩化鉄(II)のの添加量を10000ppmとしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例7の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A7とした。
[比較例1]
電解液へ塩化鉄(II)を添加しなかったこと以外は実施例1と同様にして、比較例1の非水電解液二次電池を作製した。これを電池R1とした。
[実施例8]
実施例1で用いたのと同じ正極ペーストを用い、LiCoOとアセチレンブラックとPVdFの合計100質量部に対し、0.6質量部の鉄粉を添加し、電解液に塩化鉄(II)を添加しなかったこと以外は実施例1と同様にして、実施例8の電池を作製した。これを電池A8とした。
[実施例9]
Si粉末(高純度化学社製、純度99%)を用いて、ロータリーキルン内でトルエンを800℃で熱分解させることにより、Si粒子の表面を炭素でコートした材料を得た。なお、炭素コート量は30質量%であった。ただし「炭素コート量」は、Siと炭素の質量に対するSiの質量の比(C/(Si+C)、質量%)を表すものとする。
この材料64質量部、16質量部の鱗片状黒鉛、20質量部のPVdFを、N−メチルピロリドン中で分散させることによりペーストを製作した。このペーストを厚さ20μmの銅箔上に塗布し、つぎに、150℃で乾燥することにより、N−メチルピロリドンを蒸発させた。さらに、これをロールプレスで圧縮成型した。さらに、Cu箔のリード部に樹脂付Ni線を超音波溶着した。このようにして、片面に負極合剤層を備えた負極を製作した。なお、負極合剤層の塗布重量は1.8mg/cmであった。この負極を用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例9の電池を作製した。これを電池A9とした。
[実施例10]
SiO粉末(住友チタニウム製)を用いたこと以外は実施例9と同様にして、実施例10の電池を製作した。これを電池A10とした。なお、負極活物質層の重量は3.6mg/cmであった。
[特性測定]
実施例1〜10電池A1〜A10および比較例1の電池R1を用いて、25℃環境下で初期化成をおこなった。初期化成は4.1Vまでの4mAの定電流充電とそれに引き続く総通電時間が8時間となるまでの定電圧充電、2日間の開回路放置、4mAでの2.5Vまでの定電流放電、1時間の開回路放置とした。なお、各電池は、2個ずつ製作した。
初期化成終了後、1個の電池を解体して電解液を抽出し、ICP分光分析法で電解液中の鉄濃度を定量した。
つぎに、解体した電池とは別の電池を用いて容量確認のための充放電試験をおこなった。充放電試験は25℃の恒温槽内でおこない、4.1Vまでの20mAの定電流充電とそれに引き続く総通電時間が3時間となるまでの定電圧充電後、10分間の開回路状態で放置し、つづいて20mAで2.5Vまでの定電流での放電して、さらに10分間の開回路状態で放置とした。以後、これを「容量確認試験」と称する。ここで得られた放電容量を初期容量C1(mAh)とする。
つづいて、この電池を用いて、4.1Vまでの20mAの定電流充電とそれに引き続く総通電時間が3時間となるまでの定電圧充電をおこなった後に、60℃に保持した恒温槽に入れ、72時間保持した。さらに、この電池を25℃の恒温槽に移し、24時間経過した後に、ソーラトロン社製インピーダンスアナライザー(SI 1255)を用いて10mHzにおけるインピーダンスR(Ω)を測定した。電池A1〜A10および電池R1の内容と試験結果を表1にまとめた。
Figure 2008123892
表1より、実施例1〜7の電池A1〜A7と比較例1の電池R1とを比較すると、電解液中に鉄を含む場合にインピーダンスRを低減できることがわかった。これは、電解液中のFeが負極上で還元されて析出することによって、正極から溶出したCo元素の還元による析出を抑制することができたことによるものと推測される。すなわち、CoよりもFeのほうが、電解液が分解して高抵抗の皮膜を形成する反応についての触媒活性が低いので、負極上への高抵抗の皮膜が形成されるのを抑制することができたものと考えられる。
また、表1から、電解液中の鉄濃度を25ppm以上としたときに、インピーダンスRを著しく低減できることがわかった。一方、実施例7の電池A7の結果から、鉄濃度を10000ppmとした場合には、初期容量C1が小さくなったが、これは、鉄が著しく多いため、負極上に多量のFeが析出し、その結果、電池の微小短絡が生じたことによるものと推察される。
以上の結果から、非水電解液二次電池を60℃で保存した場合の抵抗増大を抑制し、しかも初期容量を低下させないためには、電解液中の鉄の濃度を25ppm以上、5000ppm以下とすることが好ましいことがわかった。
また、実施例8の電池A8の結果から、鉄を溶解する方法として、塩化鉄などの鉄塩を溶解する方法に限ることなく、鉄粉を正極内に仕込み、初期化成時において酸化して溶解する方法など、種々の方法を用いてもよいことが分かった。
さらに、実施例9の電池A9および実施例10の電池A10の結果から、負極として、Si薄膜だけでなく、負極活物質に、Si粉末に炭素コートしたものや、SiO粉末に炭素コートしたものなどを用いた場合においても、本発明の効果が現れることが明らかとなった。
[実施例11〜15]
[実施例11]
負極活物質を錫(純度99.999%)としたこと以外は実施例1と同様にして、実施例11の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A11とした。
[実施例12]
負極活物質にSnO膜(高純度化学社製、純度99%)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例12の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A12とした。
[実施例13]
負極活物質にSnO粉末(高純度化学社製)の表面を炭素でコートした材料を用いたこと以外は実施例10と同様にして、実施例13の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A13とした。
[実施例14]
負極活物質をゲルマニウム(純度99.999%)としたこと以外は実施例1と同様にして、実施例14の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A14とした。
[実施例15]
負極活物質を鉛(純度99.9%)としたこと以外は実施例1と同様にして、実施例15の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A15とした。
[特性測定]
実施例11〜15の電池A11〜A15各2個を用いて、実施例1のA1の場合と同様の条件で、初期化成をおこない、初期化成終了後、1個の電池を解体して電解液を抽出し、ICP分光分析法で電解液中の鉄濃度を定量した。その結果、電池A11〜A15の電解液中の鉄の濃度はすべて100ppmであった。
また、解体した電池とは別の電池を用いて、実施例1の電池A1の場合と同様の条件で、容量確認のための充放電試験および60℃で72時間保持した後のインピーダンスR(Ω)を測定した。電池A11〜A15の内容と試験結果を表2にまとめた。
Figure 2008123892
表2より、負極活物質の種類が異なる場合でも、電解液中の鉄を100ppm含むことにより、電池のインピーダンスを著しく低減できることがわかった。
[実施例16〜20]
[実施例16]
正極活物質をLiCo0.8Ni0.2としたこと以外は実施例1と同様にして、実施例16の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A16とした。
[実施例17]
正極活物質をLiCo0.8Mn0.2としたこと以外は実施例1と同様にして、実施例17の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A17とした。
[実施例18]
正極活物質をLiCo0.2Ni0.8としたこと以外は実施例1と同様にして、実施例18の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A18とした。
[実施例19]
正極活物質をLiCo0.8Ni0.1Mg0.1としたこと以外は実施例1と同様にして、実施例19の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A19とした。
[実施例20]
正極活物質をLiCo0.4Ni0.3Mn0.3としたこと以外は実施例1と同様にして、実施例20の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A20とした。
[特性測定]
実施例16〜20の電池A16〜A20各2個を用いて、実施例1のA1の場合と同様の条件で、初期化成をおこない、初期化成終了後、1個の電池を解体して電解液を抽出し、ICP分光分析法で電解液中の鉄濃度を定量した。その結果、電池A16〜A20の電解液中の鉄の濃度はすべて100ppmであった。
また、解体した電池とは別の電池を用いて、実施例1の電池A1の場合と同様の条件で、容量確認のための充放電試験および60℃で72時間保持した後のインピーダンスR(Ω)を測定した。電池A16〜A20の内容と試験結果を表3にまとめた。
Figure 2008123892
表3より、正極活物質の種類が異なる場合でも、電解液中の鉄を100ppm含むことにより、電池のインピーダンスを著しく低減できることがわかった。
[実施例21〜24]
[実施例21]
電解液溶媒としてECとDECの体積比1:1の混合溶媒を用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例21の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A21とした。
[実施例22]
電解液溶媒としてプロピレンカーボネート(PC)とDECの体積比1:1の混合溶媒を用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例22の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A22とした。
[実施例23]
電解液溶媒としてECとDMCの体積比1:1の混合溶媒を用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例23の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A23とした。
[実施例24]
電解液溶媒としてECとEMCの体積比1:1の混合溶媒を用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例24の非水電解液二次電池を作製した。これを電池A24とした。
[特性測定]
実施例21〜24の電池A21〜A24各2個を用いて、実施例1のA1の場合と同様の条件で、初期化成をおこない、初期化成終了後、1個の電池を解体して電解液を抽出し、ICP分光分析法で電解液中の鉄濃度を定量した。その結果、電池A21〜A24の電解液中の鉄の濃度はすべて100ppmであった。
また、解体した電池とは別の電池を用いて、実施例1の電池A1の場合と同様の条件で、容量確認のための充放電試験および60℃で72時間保持した後のインピーダンスR(Ω)を測定した。電池A21〜A24の内容と試験結果を表4にまとめた。
Figure 2008123892
表4より、電解液溶媒の種類が異なる場合でも、電解液中の鉄を100ppm含むことにより、電池のインピーダンスを著しく低減できることがわかった。

Claims (1)

  1. 珪素、ゲルマニウム、錫、鉛の少なくとも1種を含む物質を活物質とする負極と、一般式LiCo1−y(MはCo以外の1種以上の金属元素、0.2≦x≦1.1、0.2≦y≦1)で表されるリチウムコバルト系複合酸化物を活物質とする正極と、非水電解液とを備えた非水電解液二次電池において、前記電解液中に鉄を含むことを特徴とする非水電解液二次電池。
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