JP2008122434A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に、かつ長期間において、定着ローラの駆動トルクを低減し、加圧ベルトの走行を安定させることができる定着装置を提供する。
【解決手段】互いに接触して共に回転する定着ローラ1および加圧ベルト2と、上記加圧ベルト2の内部に配置されて上記加圧ベルト2の内面を上記定着ローラ1に向けて押圧する押圧部3と、上記加圧ベルト2の内面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部4とを有する。上記押圧部3は、上記加圧ベルト2の内面と接触する接触面に、フッ素系樹脂を有する。上記潤滑剤は、界面活性剤を含むシリコンオイルである。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、複写機、レーザプリンタやファクシミリ等に用いられる定着装置、および、この定着装置を用いた画像形成装置に関する。
従来、定着装置としては、互いに接触して共に回転する定着ローラおよび加圧ベルトと、上記加圧ベルトの内部に配置されて、上記加圧ベルトの内面を上記定着ローラに向けて押圧する押圧パッドとを有したものがある(特開平10−213984号公報:特許文献1参照)。
上記押圧パッドは、上記加圧ベルトの内面と接触する接触面に、低摩擦フィルムを有し、上記押圧パッドの低摩擦フィルムと上記加圧ベルトの内面との間に、潤滑剤としての変性シリコンオイルを介在させ、定着ローラの駆動トルクを低減し、加圧ベルトの走行を安定させている。
しかし、変性シリコンオイルでは、低摩擦フィルムとの親和性が不十分であるため、この対策として、低摩擦フィルム自体に親油化処理を施したり、多孔質状の低摩擦フィルムに親油剤を含浸させて親油剤と併用する技術が、提案されている(特開2001−249558号公報:特許文献2参照)。
特開平10−213984号公報 特開2001−249558号公報
しかしながら、低摩擦フィルム自体に親油化処理を施したり、多孔質状の低摩擦フィルムに親油剤を含浸させると、低摩擦フィルムを作成するためのエ程が追加され、コストの増加につながってしまう。
また、潤滑剤に対する親油剤の混合量も安定しないため、条件によっては、親油剤の濃度が薄く、良好な効果が得られない場合が生じてしまう。
また、親油剤が常に定着ローラとの間で形成されるニップ部に存在することになるため、親油剤の耐熱劣化が大きくなって、親油効果が持続しないという問題があった。
そこで、この発明の課題は、安価に、かつ長期間において、定着ローラの駆動トルクを低減し、加圧ベルトの走行を安定させることができる定着装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の定着装置は、
互いに接触して共に回転する一対の回転体と、
上記一対の回転体のうちの一方の回転体の内部に配置されて、上記一方の回転体の内面を上記一対の回転体のうちの他方の回転体に向けて押圧する押圧部と、
上記一方の回転体の内面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部と
を備え、
上記押圧部は、上記一方の回転体の内面と接触する接触面に、フッ素系樹脂を有し、
上記潤滑剤は、界面活性剤を含むシリコンオイルであることを特徴としている。
この発明の定着装置によれば、上記一方の回転体の内面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部を有し、上記潤滑剤は、界面活性剤を含むシリコンオイルであるので、上記シリコンオイルには上記界面活性剤を含んでおり、上記押圧部の接触面と上記潤滑剤との化学的親和性を改善することができる。また、上記潤滑剤側に上記界面活性剤が含まれるため、上記押圧部の接触面上の上記潤滑剤がリフレッシュされることで、上記押圧部の接触面上の上記界面活性剤もリフレッシュされ、耐熱劣化を抑制でき、長時間の親油効果を得ることができる。
したがって、安価に、かつ長期間において、上記他方の回転体の駆動トルクを低減し、上記一方の回転体の走行を安定させることができる。
また、一実施形態の定着装置では、上記界面活性剤の上記シリコンオイルに対する混合率は、2重量%以上、3重量%以下である。
この実施形態の定着装置によれば、上記界面活性剤の上記シリコンオイルに対する混合率は、2重量%以上、3重量%以下であるので、上記押圧部の接触面と上記界面活性剤との親和性がよく、かつ、上記潤滑剤の粘度を低減することができる。
また、一実施形態の定着装置では、上記界面活性剤は、フッ素系の界面活性剤である。
この実施形態の定着装置によれば、上記界面活性剤は、フッ素系の界面活性剤であるので、上記押圧部の接触面と上記潤滑剤との化学的親和性が一層向上する。
また、一実施形態の定着装置では、上記押圧部は、上記一方の回転体とともに回転しないで、固定され、上記一方の回転体は、上記押圧部を、摺動する。
この実施形態の定着装置によれば、上記押圧部は、上記一方の回転体とともに回転しないで、固定され、上記一方の回転体は、上記押圧部を、摺動しており、上記潤滑剤によって、上記一方の回転体を効率よく回転できる。
また、この発明の画像形成装置は、上記定着装置を備えたことを特徴としている。
この発明の画像形成装置によれば、上記定着装置を備えているので、安価で、長期間安定して品質のよい画像を得ることができる画像形成装置を実現できる。
この発明の定着装置によれば、上記一方の回転体の内面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部を有し、上記潤滑剤は、界面活性剤を含むシリコンオイルであるので、安価に、かつ長期間において、上記他方の回転体の駆動トルクを低減し、上記一方の回転体の走行を安定させることができる。
また、この発明の画像形成装置によれば、上記定着装置を備えているので、安価で、長期間安定して品質のよい画像を得ることができる画像形成装置を実現できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の定着装置の一実施形態である簡略構成図を示している。この定着装置は、互いに外周面が接触して共に回転する(一対の回転体としての)定着ローラ1および加圧ベルト2と、(一方の回転体としての)上記加圧ベルト2の内部に配置されて、上記加圧ベルト2の内面を(他方の回転体としての)上記定着ローラ1に向けて押圧する押圧部3と、上記加圧ベルト2の内面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部4とを有する。
上記定着ローラ1は、図示しないモータ等の駆動部によって、回転され、上記加圧ベルト2は、上記定着ローラ1との摩擦によって、上記定着ローラ1の回転に従動して回転する。上記定着ローラ1は、その内部に配置された加熱ヒータ11によって、加熱され、上記加圧ベルト2は、上記定着ローラ1から熱を、伝達される。
そして、上記定着ローラ1および上記加圧ベルト2は、互いに接触して記録材Pを搬送しつつこの記録材Pのトナーtを定着させる。具体的に述べると、上記定着ローラ1と上記加圧ベルト2との接触によりニップ部を形成し、このニップ部によって、上記記録材Pの上記トナーtを溶融して定着しつつ上記記録材Pを搬送する。上記押圧部3の弾性変形による押圧によって、上記記録材Pに上記トナーtを良好に定着する。
上記記録材Pは、例えば、用紙やOHPシートなどのシートである。この記録材Pの一面には、トナーtが付着され、このトナーtは、例えば、樹脂、磁性体または着色料などの加熱溶融性を有する材料からなる。
上記定着ローラ1は、上記記録材Pの一面(画像面)に接触する。上記定着ローラ1は、中空ローラであり、内側から外側に順に、芯層、弾性層および表層を有する。上記定着ローラ1の外径は、例えば、26mmである。上記芯層は、例えば、厚さ2mmのアルミからなる。上記弾性層は、例えば、厚さ200μmのシリコンゴムからなる。上記表層は、例えば、厚さ20μmのPFAチューブからなる。
上記加圧ベルト2は、エンドレスベルトであり、上記加圧ベルト2の外径は、例えば、30mmであり、厚さ70μmのポリイミドからなる。
上記加圧ベルト2の内部には、支持部6が設けられ、この支持部6に、圧縮バネ5を介して、上記押圧部3が固定されている。つまり、上記押圧部3は、上記加圧ベルト2と共に、回転しないで、固定され、上記加圧ベルト2は、上記押圧部3を摺動する。
上記押圧部3は、基台31と、この基台31に取り付けられた弾性体32と、この弾性体32の表面に取り付けられた低摩擦シート33とを有する。
上記弾性体32は、例えば、シリコンゴムからなる。上記低摩擦シート33は、フッ素系樹脂からなる。上記低摩擦シート33は、上記加圧ベルト2の内面に、接触する。つまり、上記押圧部3は、上記加圧ベルト2の内面と接触する接触面に、フッ素系樹脂を有する。
上記潤滑剤供給部4は、上記支持部6に、上記押圧部3とは反対側に、取り付けられている。つまり、上記押圧部3と上記潤滑剤供給部4とによって、上記加圧ベルト2を内部から、張力をかけつつ支持している。
上記潤滑剤供給部4は、上記加圧ベルト2の内面に、上記潤滑剤を塗布して、上記加圧ベルト2と上記押圧部3との間の潤滑性を確保する。上記潤滑剤は、界面活性剤を含むシリコンオイルである。
ここで、図2〜図6に、潤滑剤としてジメチルシリコンオイル(300CS)に対して各界面活性剤を5重量%混合したときの上記低摩擦シート33に対する親和性を評価した結果を示す。
上記低摩擦シート33として、日東電工製970−4ULを使用し、上記低摩擦シート33上に、各潤滑液をマイクロピペットにて0.04ml滴下し、その時の液滴の広がり度合いを、ジメチルシリコンオイル単体の状態で滴下した場合と比較した。
図2では、潤滑剤10aとして、界面活性剤を含まないジメチルシリコンオイル単体を用いている。
図3では、潤滑剤10bとして、炭化水素系の界面活性剤(ナカライテスク株式会社のポリエチレンクリコール分子量600)を含むジメチルシリコンオイルを、用いている。
図4では、潤滑剤10cとして、フッ素系の界面活性剤(株式会社ネオスのノニオン系界面活性剤フタージェント222F)を含むジメチルシリコンオイルを、用いている。
図5では、潤滑剤10dとして、フッ素系の界面活性剤(株式会社ネオスのノニオン系界面活性剤フタージェント206D)を含むジメチルシリコンオイルを、用いている。
図6では、潤滑剤10eとして、フッ素系の界面活性剤(3Mのノベックフッ素系界面活性剤FC−4432)を含むジメチルシリコンオイルを、用いている。
図2〜図6から分かるように、シリコンオイル単体の場合(図2)よりも、界面活性剤を混合すること(図3〜図6)で、上記潤滑剤10b〜10eの上記低摩擦シート33に対する接触面積が大きくなって(つまり、濡れ性が大きくなって)、上記低摩擦シート33に対する親和性が増加している。
なお、界面活性剤のイオン性について、ここでは、ノニオン系のフッ素系界面活性剤について例示したが、これに限らずアニオン系またはカチオン系のフッ素系界面活性剤でもよい。
また、分子構造も直鎖上のパーフルオロカーボン基を有する界面活性剤のみでなく、複数にパーフルオロカーボン基が分岐した構造や、パーフルオロアルキル含有オリゴマータイプの界面活性剤を用いてもよい。
図7に、上記潤滑剤10a〜10eの親和性(濡れ性)と、上記潤滑剤10a〜10eを図1に示す定着装置内の上記低摩擦シート33上に塗布した際の上記定着ローラ1のトルクとの関係を、示す。
ここで、横軸は、濡れ性比率を示し、図2に示す上記潤滑剤10aの面積を100としたときの、図3〜図6に示す上記潤滑剤10b〜10eの面積の比率を示す。
縦軸は、図2に示す潤滑剤10aを用いた上記定着ローラ1のトルクを100としたときの、図3〜図6に示す上記潤滑剤10b〜10eを用いた上記定着ローラ1のトルクの比率を示す。
「○」は、図2の潤滑剤10aを示し、「◇」は、図3の潤滑剤10bを示し、「△」は、図3〜図5の潤滑剤10c〜10eを示す。
図7から分かるように、界面活性剤を混合した上記潤滑剤10b〜10eは、上記低摩擦シート33との親和性が増す(濡れ性比率が大きくなる)に従って、上記定着ローラ1のトルクを低減させる。また、「◇」に示す炭化水素系界面活性剤のポリエチレングリコールよりも、「△」に示すフッ素系界面活性剤のほうが、トルクを低減する効果が大きい。
したがって、図1の定着装置に用いられる上記潤滑剤の上記界面活性剤は、フッ素系の界面活性剤であるのが好ましい。
次に、図8に、潤滑剤の界面活性剤の混合率と潤滑剤の親和性(濡れ性比率)との関係を、示す。「△」は、界面活性剤として、フッ素系の界面活性剤(株式会社ネオスのノニオン系界面活性剤フタージェント206D)を用いた場合を示し、「◇」は、界面活性剤として、炭化水素系の界面活性剤(ナカライテスク株式会社のポリエチレンクリコール分子量600)を用いた場合を示す。
ここで、横軸は、界面活性剤のシリコンオイルに対する混合率(重量%)を示す。縦軸は、濡れ性比率を示し、界面活性剤のシリコンオイルに対する混合率が0である潤滑剤の面積を100としたときの、各混合率における潤滑剤の面積の比率を示す。
図8から分かるように、界面活性剤のシリコンオイルに対する混合率が2重量%であるときに、上記低摩擦シート33に対する親和性の効果が飽和する。したがって、界面活性剤のシリコンオイルに対する混合率は、2重量%以上が望ましい。
一方、界面活性剤のシリコンオイルに対する混合率を様々に変えた潤滑剤を、200°Cのオーブン内に、100時間保存して耐熱性の評価を行った場合、界面活性剤のシリコンオイルに対する混合率が3重量%以上で、ポリエチレングリコールの界面活性剤では、潤滑剤の粘度を著しく増加させ、フッ素系最面活性剤では、界面活性剤自体の分解により上記弾性体32の材料であるシリコンゴムに架橋反応が生じてしまった。したがって、界面活性剤の混合率としては、3重量%以下がよい。
したがって、図1の定着装置に用いられる上記潤滑剤において、上記界面活性剤の上記シリコンオイルに対する混合率は、2重量%以上、3重量%以下であるのが好ましい。
上記構成の定着装置によれば、上記加圧ベルト2の内面に潤滑剤を供給する上記潤滑剤供給部4を有し、上記潤滑剤は、界面活性剤を含むシリコンオイルであるので、上記シリコンオイルには上記界面活性剤を含んでおり、上記押圧部3の接触面と上記潤滑剤との化学的親和性を改善することができる。また、上記潤滑剤側に上記界面活性剤が含まれるため、上記押圧部3の接触面上の上記潤滑剤がリフレッシュされることで、上記押圧部3の接触面上の上記界面活性剤もリフレッシュされ、耐熱劣化を抑制でき、長時間の親油効果を得ることができる。
したがって、安価に、かつ長期間において、上記定着ローラ1の駆動トルクを低減し、上記加圧ベルト2の走行を安定させることができる。
また、上記界面活性剤の上記シリコンオイルに対する混合率は、2重量%以上、3重量%以下であるので、上記押圧部3の接触面(上記低摩擦シート33)と上記界面活性剤との親和性がよく、かつ、上記潤滑剤の粘度を低減することができる。
これに対して、2重量%よりも小さいと、上記低摩擦シート33に対する親和性の効果が小さい。つまり、濡れ性比率が小さい。一方、3重量%よりも大きいと、ポリエチレングリコールの界面活性剤では、潤滑剤の粘度を著しく増加させ、フッ素系最面活性剤では、界面活性剤自体の分解により上記弾性体32の材料であるシリコンゴムに架橋反応が生じる。
また、上記界面活性剤の上記シリコンオイルに対する混合率は、3重量%以下であるので、上記定着装置に上記記録材Pを通さない非通紙時において、上記潤滑剤の劣化を防ぐことができる。なお、非通紙時においては、例えば温調温度を下げて、上記潤滑剤の劣化を抑制するようにしてもよい。
また、上記界面活性剤は、フッ素系の界面活性剤であるので、上記押圧部3の接触面と上記潤滑剤との化学的親和性が一層向上する。
また、上記押圧部3は、上記加圧ベルト2とともに回転しないで、固定され、上記加圧ベルト2は、上記押圧部3を、摺動しており、上記潤滑剤によって、上記加圧ベルト2を効率よく回転できる。
(第2の実施形態)
図9は、この発明の画像形成装置の一実施形態である簡略構成図を示している。この画像形成装置は、上記記録材Pに未定着のトナーtを付着して画像を形成する作像装置80と、上記トナーtを溶融して上記記録材Pに定着させる上記第1の実施形態の定着装置81とを備える。
上記作像装置80は、転写ベルト61と、この転写ベルト61に沿って配置されると共にトナー像を形成する4つの感光体52と、この各感光体52によって形成されたトナー像を上記転写ベルト61上に転写する一次転写部62と、上記転写ベルト61に転写された像を上記記録材Pに転写する二次転写部63とを備える。
上記感光体52は、図示しない帯電部によって、一様に帯電され、この帯電された感光体52は、画像露光を行うための露光部59によって、静電潜像を形成され、この静電潜像は、トナーを有する現像部54によって、現像される。
次に、この画像形成装置の作用を説明する。
プリントの指示がなされると、上記記録材Pが、給紙部67から、搬送される。一方、上記露光部59によって、上記感光体52上に静電潜像が形成され、上記現像部54によって静電潜像にトナーが現像される。
そして、この現像された画像は、上記転写ベルト61に電気的に転写され、上記二次転写部63まで移動される。その後、上記二次転写部63にて、上記転写ベルト61の画像は、上記記録材Pに転写されて、上記記録材Pに未定着画像が形成される。そして、この未定着画像を、上記定着装置81による熱および圧力によって、上記記録材Pに定着させる。
上記構成の画像形成装置によれば、上記定着装置81を備えているので、安価で、長期間安定して品質のよい画像を得ることができる画像形成装置を実現できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記定着ローラ1の代わりに、定着ベルトであってもよい。上記押圧部3の上記接触面に、フッ素系樹脂を、一体に形成してもよい。
また、画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、FAXやこれらの複合機など、どれであってもかまわない。
本発明の定着装置の一実施形態を示す簡略構成図である。 潤滑剤としてジメチルシリコンオイルのみを、低摩擦シート上に、滴下した際の、液滴の広がり度合いを説明する説明図である。 潤滑剤としてジメチルシリコンオイルおよび炭化水素系の界面活性剤(ポリエチレンクリコール)を、低摩擦シート上に滴下した際の、液滴の広がり度合いを説明する説明図である。 潤滑剤としてジメチルシリコンオイルおよび第1のフッ素系の界面活性剤(222F)を、低摩擦シート上に滴下した際の、液滴の広がり度合いを説明する説明図である。 潤滑剤としてジメチルシリコンオイルおよび第2のフッ素系の界面活性剤(206D)を、低摩擦シート上に滴下した際の、液滴の広がり度合いを説明する説明図である。 潤滑剤としてジメチルシリコンオイルおよび第3のフッ素系の界面活性剤(FC−4432)を、低摩擦シート上に滴下した際の、液滴の広がり度合いを説明する説明図である。 潤滑剤の濡れ性と定着ローラトルクとの関係を示すグラフである。 界面活性剤の混合率と濡れ性比率との関係を示すグラフである。 この発明の画像形成装置を示す簡略構成図である。
符号の説明
1 定着ローラ(他方の回転体)
11 加熱ヒータ
2 加圧ベルト(一方の回転体)
3 押圧部
31 基台
32 弾性体
33 低摩擦シート
4 潤滑剤供給部
5 圧縮バネ
6 支持部
10a ジメチルシリコンオイルのみの潤滑剤
10b 炭化水素系の界面活性剤(ポリエチレンクリコール)を含むジメチルシリコンオイルの潤滑剤
10c 第1のフッ素系の界面活性剤(222F)を含むジメチルシリコンオイルの潤滑剤
10d 第2のフッ素系の界面活性剤(206D)を含むジメチルシリコンオイルの潤滑剤
10e 第3のフッ素系の界面活性剤(FC−4432)を含むジメチルシリコンオイルの潤滑剤
80 作像装置
81 定着装置
P 記録材
t トナー

Claims (5)

  1. 互いに接触して共に回転する一対の回転体と、
    上記一対の回転体のうちの一方の回転体の内部に配置されて、上記一方の回転体の内面を上記一対の回転体のうちの他方の回転体に向けて押圧する押圧部と、
    上記一方の回転体の内面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部と
    を備え、
    上記押圧部は、上記一方の回転体の内面と接触する接触面に、フッ素系樹脂を有し、
    上記潤滑剤は、界面活性剤を含むシリコンオイルであることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記界面活性剤の上記シリコンオイルに対する混合率は、2重量%以上、3重量%以下であることを特微とする定着装置。
  3. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記界面活性剤は、フッ素系の界面活性剤であることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1に記載の定着装置において、
    上記押圧部は、上記一方の回転体とともに回転しないで、固定され、
    上記一方の回転体は、上記押圧部を、摺動することを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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