JP2008121818A - シリンダ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トランスミッション1を自動車から取り外す際には、開閉バルブ41が閉じられた状態でシリンダ装置11がクラッチにおけるダイヤフラムスプリング7側から切り離される。このとき、開閉バルブ41の閉弁によってシリンダ装置11の圧力室22に対するオイルの流入・流出が禁止されるため、同装置11のピストン17がスプリング20によって圧力室22の容積を拡大する方向に押されても、その方向へのピストン17の移動が許容されることはない。従って、開閉バルブ41の閉弁によってピストン17が通常の移動範囲内に保持され、同ピストン17が上記移動範囲内からインナボディ15の外周面における異物の付着する露出部分Rへと移動することはなくなる。
【選択図】図1
Description
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、クラッチプレートに係合部材を押し付ける係合方向に付勢されて前記クラッチプレートと前記係合部材との間を係合状態とするレバーの操作を行うシリンダ装置であって、前記クラッチプレートと同一軸線上に位置する軸部材の外周面上をその軸線方向に摺動して前記レバーに対し接近・離間可能なピストンと、その押圧部材を前記レバーに当接した位置である基準位置に向けて付勢するスプリングと、前記ピストンを前記基準位置から前記レバー側に移動させる移動手段とを備え、その移動手段による前記ピストンの移動を通じて前記レバーを前記係合方向と逆の方向である解放方向に変位させることにより、前記クラッチプレートと前記係合部材との間を解放状態とするシリンダ装置において、前記ピストンが前記移動手段による当該ピストンの移動範囲における最もレバー寄りの位置に対し更に同レバー側に移動することを規制する規制手段を備えた。
自動車におけるクラッチは、エンジンとトラスミッションとの間に設けられ、両者の間を断接すべく駆動される。クラッチは、図1に示されるように、トランスミッション1の入力軸2に接続されて同入力軸2と一体回転するクラッチプレート3を備えるとともに、エンジン5の出力軸(図示せず)に接続されて同出力軸と一体回転するクラッチカバー4を備えている。これらクラッチプレート3及びクラッチカバー4はトランスミッション1の入力軸2と同一の軸線上に配置されており、入力軸2はクラッチプレート3に対し軸線方向に取り外し可能な状態で当該クラッチプレート3を貫通している。
このシリンダ装置11は、クラッチハウジング12に取り付けられている。クラッチハウジング12は、エンジン5側にボルト13によって固定されるとともに、トランスミッション1に対してもボルト等により固定されている。また、クラッチハウジング12には、トランスミッション1の入力軸2を回転可能に支持する軸受け14が設けられている。トランスミッション1の入力軸2は、クラッチハウジング12に取り付けられたシリンダ装置11を貫通した状態となっている。
図1に示されるトランスミッション1を自動車から取り外す際には、以下の[1]〜[3]の作業が順に行われることとなる。[1]オイル配管25におけるブリーダ26よりも下流側、すなわちシリンダ装置11側の部分を当該ブリーダ26から取り外し、加圧装置27とシリンダ装置11とを分離する。[2]クラッチハウジング12をエンジン5に固定しているボルト13を取り外す。[3]トランスミッション1全体をエンジン5から引き離す方向、すなわち図中の左方向に移動させ、トランスミッション1の入力軸2をクラッチプレート3から引き抜くとともに、シリンダ装置11をダイヤフラムスプリング7から切り離す。こうした[1]〜[3]の作業を順に行うことにより、エンジン5に対しトランスミッション1がシリンダ装置11ととともに図4に示されるように切り離された状態となり、自動車から取り外されることとなる。
インナボディ15の露出部分Rには、上述したようにダスト等の異物がたまっている。このため、同露出部分Rへとピストン17が変位すると、当該ピストン17とインナボディ15との間に異物が噛み込み、その異物の噛み込みによってピストン17の移動に支障を来すおそれがある。このような状態で、トランスミッション1を自動車に再び組み付けると、組み付け後に記ピストン17を移動させてダイヤフラムスプリング7を解放方向に変位させようとしても、それをうまく行うことができずにクラッチを駆動する際の信頼性が低下することとなる。また、クラッチにおける係合部材6(図1)が摩耗しており露出部分Rが図3の左方向に拡大しているような場合には、上記異物の噛み込みがカップ24まで到達するおそれがあり、その異物の噛み込みによってピストン17の移動に支障を来すのみならずカップ24による圧力室22のシール性が低下するおそれもある。
・加圧装置27において、ペダル調整ねじやピストン調整ねじの操作を通じて、同装置27におけるシリンダ28内のピストン30をオイル配管25側から離れる方向に変位させ、オイル配管25からシリンダ28内へのオイルの吸引を行う。これにより、シリンダ装置11の圧力室22内のオイルが、オイル通路23及びオイル配管25側に吸引される。
以上の作業を実行することにより、その後に上記[1]〜[3]の作業を実行してトランスミッション1を自動車から取り外したとき、シリンダ装置11のオイル通路23に繋がるオイル配管25が大気に解放されることはなくなる。
(1)トランスミッション1を自動車から取り外す際には、開閉バルブ41が閉じられた状態でシリンダ装置11がクラッチにおけるダイヤフラムスプリング7側から切り離されることとなる。このとき、開閉バルブ41の閉弁によってシリンダ装置11の圧力室22に対するオイルの流入、及び同オイルの流出が禁止されるため、同装置11のピストン17がスプリング20によって圧力室22の容積を拡大する方向に押されても、その方向へのピストン17の移動が許容されることはない。従って、開閉バルブ41の閉弁によってピストン17が上記移動範囲(P2〜P1)内に保持される。このため、同ピストン17が上記移動範囲内から露出部分Rへと移動することが禁止され、その移動に伴い当該露出部分Rに付着した異物がピストン17とインナボディ15との間に噛み込むことを的確に防止できる。
・開閉バルブ41として電磁バルブを採用し、図6に示されるように当該開閉バルブ41の開閉を電子制御装置42による駆動制御を通じて自動的に行ってもよい。この場合、電子制御装置42は、イグニッションスイッチ43からのオフ信号の有無に基づき自動車の運転中であるか否かを判断し、その判断に応じて開閉バルブ41の開閉状態を制御することとなる。具体的には、イグニッションスイッチ43からのオフ信号がなく自動車の運転中である旨判断されるときには開閉バルブ41が開弁され、イグニッションスイッチ43からのオフ信号があって自動車の運転停止中である旨判断されるときには開閉バルブ41が閉弁される。ここで、自動車の運転中に開閉バルブ41が閉じられてシリンダ装置11におけるピストン17の移動が禁止されると、シリンダ装置11によるクラッチの駆動に支障を来すおそれがある。しかし、上記のように開閉バルブ41の開閉状態を制御することにより、自動車の運転中には開閉バルブ41の閉弁が禁止されて開弁状態とされるため、当該運転中にピストン17の移動が禁止されてクラッチの駆動に支障を来すことは回避される。
Claims (5)
- クラッチプレートに係合部材を押し付ける係合方向に付勢されて前記クラッチプレートと前記係合部材との間を係合状態とするレバーの操作を行うシリンダ装置であって、前記クラッチプレートと同一軸線上に位置する軸部材の外周面上をその軸線方向に摺動して前記レバーに対し接近・離間可能なピストンと、その押圧部材を前記レバーに当接した位置である基準位置に向けて付勢するスプリングと、前記ピストンを前記基準位置から前記レバー側に移動させる移動手段とを備え、その移動手段による前記ピストンの移動を通じて前記レバーを前記係合方向と逆の方向である解放方向に変位させることにより、前記クラッチプレートと前記係合部材との間を解放状態とするシリンダ装置において、
前記ピストンが前記移動手段による当該ピストンの移動範囲における最もレバー寄りの位置に対し更に同レバー側に移動することを規制する規制手段を備える
ことを特徴とするシリンダ装置。 - 前記ピストンは、前記軸部材の外周面に嵌め込まれる円筒状に形成されるとともに、その軸部材と同軸上に位置する円筒状のアウタボディの内側に挿入されており、
前記移動手段は、前記ピストンにおける前記レバー側の端部と反対側の端部側に位置して前記軸部材、前記ピストン、及び前記アウタボディによって区画された圧力室に対し作動油を供給することにより、前記ピストンを前記レバー側に移動させるものであり、
前記規制手段は、前記圧力室内の圧力に基づき前記ピストンに作用する力が前記スプリングの付勢力と逆方向に作用するよう、かつ当該付勢力の大きさ以上の大きさとなるよう、前記圧力室内の圧力を制御するものである
請求項1記載のシリンダ装置。 - 前記ピストンは、前記軸部材の外周面に嵌め込まれる円筒状に形成されるとともに、その軸部材と同軸上に位置する円筒状のアウタボディの内側に挿入されており、
前記移動手段は、前記ピストンにおける前記レバー側の端部と反対側の端部側に位置して前記軸部材、前記ピストン、及び前記アウタボディによって区画された圧力室に対し作動油を供給することにより、前記ピストンを前記レバー側に移動させるものであり、
前記規制手段は、前記圧力室への作動油の流入、及び同圧力室からの作動油の流出を禁止するものである
請求項1記載のシリンダ装置。 - 前記規制手段は、前記圧力室に接続されて同圧力室に対する作動油の給排を行う油圧配管に設けられた開閉バルブを備えている
請求項3記載のシリンダ装置。 - 前記規制手段は、搭載される車両の運転状態に応じて前記ピストンの移動の規制を禁止許可する電子制御装置を備え、
前記電子制御装置は、車両の運転中には前記ピストンの移動の規制を禁止し、車両の運転停止中に前記ピストンの移動の規制を許可する
請求項1〜4のいずれか一項に記載のシリンダ装置。
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