JP2008121339A - 水平回動扉付きキャビネット - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒンジ装置を取り付けるためにスチール製扉のコーナー部を切欠いているキャビネットにおいて、扉の切欠き部の端面の処理作業を不要にすると共に美観も向上させる。
【手段】扉2は上折り返し部27とサイド折り返し部28とを有しており、上折り返し部27とサイド折り返し部28と表板8とは部分的に切欠かれている。扉2のコーナー部の裏側にはブラケット30が溶接によって固着されており、ヒンジ装置3の可動部材16がブラケット30に締結されている。切欠き部29の横向き端面27a′,27b′,8′はカバー35で覆われている。
【選択図】図3
【手段】扉2は上折り返し部27とサイド折り返し部28とを有しており、上折り返し部27とサイド折り返し部28と表板8とは部分的に切欠かれている。扉2のコーナー部の裏側にはブラケット30が溶接によって固着されており、ヒンジ装置3の可動部材16がブラケット30に締結されている。切欠き部29の横向き端面27a′,27b′,8′はカバー35で覆われている。
【選択図】図3
Description
本願発明は、金属板製(スチール製)の扉をヒンジ装置によって本体に水平回動自在に取り付けているキャビネット(開き戸式キャビネット)に関するものである。
開き戸式のキャビネットは、前向きに開口した本体とその開口部を塞ぐ1枚又は2枚の扉を備えており、扉の左端部又は右端部が本体に水平回動自在に取り付けられている。本体への扉の取り付けには一般にヒンジ装置が使用されており、このヒンジ装置は、一般に、本体に取り付けられる固定部と扉に取り付けられる可動部とから成っており、扉を本体の前面に重ねて配置している場合は、ヒンジ装置の固定部は本体の框部に取り付けられる(本願出願人は、改良されたヒンジ装置の例を特許文献1に開示している。)。
ヒンジ装置の固定部材及び可動部材は金属板を素材として製造されおり、固定部材は本体の框部から前向きに突出する露出部を有しており、露出部の先端に可動部材がピンで連結されている。他方、スチール製の扉の四周は裏側に突出した折り返し部になっており、このため扉の四周部は一般にチャンネル状等の中空状(袋状と呼んでも良い)に形成されている。
扉を本体の前面に重ねているキャビネットの場合、扉のスムースな開閉を許容するため扉の下面と本体の下面との間の段差は必要不可欠であり、また、キャビネットは積み重ねることが多いため、扉の上面と本体の上面との間にも段差は必要である。しかし、体裁の良さという点からは、上下の段差ともできるだけ小さいのが好ましい。そこで、例えば特許文献2,3に開示されているように、扉のコーナー部(ヒンジ取り付け部)に、扉の正面視で上方及び左右外側に開口した切欠き部を形成して、この切欠き部にヒンジ装置における固定部材の露出部及び可動部材を嵌め入れることが行われている。
特許第3263618号公報
実公昭56−55406号公報
実公昭60−6133号公報
扉は金属板(スチール板)を素材としているため、扉の折り返し部はプレス装置等を使用した打ち抜き加工で形成することになるが、打ち抜き加工に際して切欠き部の端面にバリやエッジが出ることが多い。このため、安全を確保するためにはヤスリ等を使用して切欠き部の端面のバリやエッジを除去する端面処理作業が必要であり、この作業に手間と費用がかかるという問題があった。また、扉の切欠き部が人目に触れ易い高さにある場合があり、この場合は、扉を空けた状態で切欠き部の端面が露出して美観を損ねる虞があるという問題もあった。
本願発明は、これらの問題を解消したキャビネットを提供せんとするものである。
本願発明のキャビネットは、前向きに開口した本体と、この本体の開口部を塞ぐための金属板製の扉と、前記扉を上下2箇所の部位において本体に水平回動自在に取り付けるためのヒンジ装置とが備えられている。
そして、前記ヒンジ装置は、本体に固定された固定部材と扉に固定された可動部材とを備えていて両者は平面視で相対回動し得るようにピンで連結されており、前記ヒンジ装置の固定部材は平面視で扉と重なる露出部を有している一方、前記扉の周囲には裏向きに突出した略中空状の折り返し部が形成されており、前記折り返し部に、前記ヒンジ装置における固定部材の露出部及び可動部材が上方から入り込む切欠き部が形成されており、更に、前記扉のヒンジ取り付け部には前記切欠き部の端面を覆うカバー(キャップ)が装着されている。
請求項2の発明では、請求項1において、前記ヒンジ装置の可動部材は、前記切欠き部の箇所に位置する水平部を備えており、この可動部材の水平部と前記固定部材の露出部とが扉の外側において前記ピンにて連結されており、前記扉の裏側には、前記ヒンジ装置における可動部材の水平部が上方から重なる水平板を有するブラケットが固定されており、前記ブラケットの水平板は扉における水平状の折り返し部の内部に入り込んでいる。
一方、前記カバーは、扉における折り返し部の内部に入り込む基部を備えており、前記基部は前記ブラケットの水平板に重なる底板を有する箱状又は中空状に形成されており、カバーにおける基部の底板とブラケットの水平板とに、カバーを折り返し部に差し込み切ると弾性変形によって互いに係合してカバーを抜けない状態に保持する係合手段が設けられている。
請求項3の発明は、請求項2において、前記扉は表板とその裏側に配置した裏板とを備えており、表板には前記折り返し部が形成された上部と下部とには表板の裏面に向けて延びる水平部が形成されている一方、前記カバーの基部は上下の折り返し部に水平方向から差し込まれるようになっており、カバーにおける基部の底板に、折り返し部への差し込み方向と反対方向に突出した舌片が形成されており、更に、ブラケットの水平板は前記舌片の先端の部位まで上下の折り返し部に入り込んでおり、前記裏板の水平部をブラケットの水平片から段落ちさせることにより、ブラケットにおける水平板の端面を前記舌片の先端面が当接する係止部と成している。従って、請求項3では、舌片と段差面とが係合手段を構成している。
本願発明によると、扉における切欠き部の端面がカバーで覆われるため、扉の製造工程で端面を処理する作業が不要になると共に、切欠き部が人目に触れても美観を損なわない。また、請求項2のように構成すると、カバーは折り返し部に差し込むだけで装着できるため、扉の組み立ての作業性もアップできる。
更に請求項3の構成を採用すると、扉を裏板付きとした場合において、ヒンジ装置を取り付けるためのブラケットと扉の裏板とを利用してカバーを取り付けできるため、穴あけ等の特別の加工を施す必要が無く、それだけ加工の手間を軽減できる利点がある。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6では第1実施形態を示しており、まず、第1実施形態を説明する。
図1はキャビネットの斜視図であり、この図1に示すように、キャビネットは、前向きに開口したスチール製の本体1と、本体の開口部を塞ぐ左右2枚(片開き式でもよい)のスチール製扉2とを備えており、扉2は、上下のヒンジ装置3によって本体1の上下隅部に取り付けられている。本体1は、天板4と底板5と二重式の側板6と背板(図示せず)とを備えており、内部には棚板7を装架できる。
他方、扉2は表板8と裏板8とを有して全体として中空状に形成されており、先端部にはラッチ爪10や引手装置11を設けている。以下、図2以下の図面を参照して本願発明適用箇所の詳細を説明する。図2は本体1と扉2との部分的な分離斜視図、図3は要部の分離斜視図、図4のうち(A)は扉2の一部破断正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)はヒンジ装置3を除いた状態での扉2の部分的な斜視図、図5は要部の一部破断平面図、図6は図5のVI−VI視断面図である。
(1).ヒンジ装置と本体
本体1は天板4に一体に設けた中空状の上框13と底板5に一体に設けた下框14とを備えており(上下框13,14は天板4及び底板5とは別体に形成してもよい)、扉2はヒンジ装置3を介して上下の框12,13の箇所(正確には天板4と底板5)に取り付けられている。扉2の上下の取り付け部の形態は上下対称になっており、以下の説明では上部の箇所を取り上げて説明する。
本体1は天板4に一体に設けた中空状の上框13と底板5に一体に設けた下框14とを備えており(上下框13,14は天板4及び底板5とは別体に形成してもよい)、扉2はヒンジ装置3を介して上下の框12,13の箇所(正確には天板4と底板5)に取り付けられている。扉2の上下の取り付け部の形態は上下対称になっており、以下の説明では上部の箇所を取り上げて説明する。
例えば図3から容易に理解できるように、ヒンジ装置3は、本体1に固定される固定部材(固定板)15と、扉2に固定される可動部材(可動板)16とを備えており、両者はピン(軸)17によって相対回動自在に連結されている。固定部材15と可動部材16との間には座金18が介在している。
ヒンジ装置3の固定部材15は全体として平板の態様であり、図5に明示するように、固定部材15は、本体1の上框13に嵌入する基部15aと、本体1の外側に突出した露出部15bとから成っている。上框13には、固定部材15の基部15aが嵌入する横長の長穴19を形成している。固定部材15の基部15aは全体として平面視長方形に形成されており、天板4の下面に固着した上補強板20にビス21で固定されている。
図2に示すように、上補強板20は側面視で上向きに開口して上下には天板4に溶接された羽根部を有する形態であり、その底部に設けた穴にビス21を挿入してこれを固定部材15の基部15aに形成した雌ねじ穴22にねじ込んでいる。上補強板20における前後の壁部には固定部材15の基部15aが嵌入する長穴23が空いている。また、固定部材15の基部15aには左右一対の切欠き24が形成されている一方、上補強板20には、切欠き24に嵌合するストッパー片25(図5参照)が切り起こし形成されている。
ヒンジ装置3における固定部材15の露出部15bは、ピン17に近づくに従って前向き突出寸法が大きくなる傾斜面15b′を有して全体的には直角三角形に近い平面形状であり、その先端部は略半円状に形成されていて扉2の外側に突出しており、半円状の先端部に可動部材16がピン17で連結されている。また、固定部材15における露出部15bの左右幅寸法は基部15aの左右幅寸法よりも大きい寸法になっており、露出部15bは、扉2の回動中心の側にずれた状態で基部15aに繋がっている。
ヒンジ装置3の可動部材16は、固定部材15の露出部15bとほぼ同じ平面形状の水平部16aと、水平部16aの基部に折り曲げ形成した垂下部16bとから成っている。
(2).扉の形態
例えば図3に明示するように、扉2の主要要素である表板8の四周は折り返されており、このため、扉2の四周は内側に開口したチャンネル状になっている。正確に述べると、扉2の上部(及び下部)には外水平片27aと下向きリップ27bと内水平片27cとを有する上折り返し部27が形成されており、従って、扉2の上下は全体として角筒状になっている。他方、扉2の左右側部には、側壁部28aと内向きリップ28bとを有するサイド折り返し部28が形成されており、全体として内向きの開口のチャンネル状に形成されている。なお、折り返し部27の内水平片27cは無くても良いし、また、内水平片27cを表板8まで届かない突出寸法とすることも可能である。
例えば図3に明示するように、扉2の主要要素である表板8の四周は折り返されており、このため、扉2の四周は内側に開口したチャンネル状になっている。正確に述べると、扉2の上部(及び下部)には外水平片27aと下向きリップ27bと内水平片27cとを有する上折り返し部27が形成されており、従って、扉2の上下は全体として角筒状になっている。他方、扉2の左右側部には、側壁部28aと内向きリップ28bとを有するサイド折り返し部28が形成されており、全体として内向きの開口のチャンネル状に形成されている。なお、折り返し部27の内水平片27cは無くても良いし、また、内水平片27cを表板8まで届かない突出寸法とすることも可能である。
そして、扉2には、ヒンジ装置3にける固定部材15の露出部15bと可動部材16とを収容するため、上折り返し部27の端部とサイド折り返し部28の端部並びに表板8のコーナー部とを切除した切欠き部29が形成されている。従って、上折り返し部27と表板8とは横向き端面27a′,27b′,8′を有しており、また、サイド折り返し部28と表板8とは水平状に揃った上向き端面28′,8″とを有している。上折り返し部27における外水平片27aの横向き端面27a′は、ヒンジ装置3における固定部材15の露出部15bと可動部材16との傾斜面15b′,16a′に合わせて傾斜している。
表板8のコーナー部の裏側には、ヒンジ装置3の可動部材16を固定するためのブラケット30が配置されている。このブラケット30は、ヒンジ装置3における可動部材16の水平部16aが重なる水平板30aと、水平板30aの奥部から下向きに延びる支持板30bと、支持板30bの一側縁と下側縁とに一体に繋がると共に扉2における裏板9の内面に溶接で固着された基板30cとを備えている。基板30cは支持板30bから形成されている。ブラケット30の支持部30bにはビス挿通穴33が空いており、ヒンジ装置3における可動部材16の垂下部16bには雌ねじ穴34が空いている。
扉2における裏板9の上下には、表板8の裏面に向けて前向きに延びる水平部9aが一体に形成されており、この水平部9aは上下の折り返し部27の内水平片27cに上下内側から略重なっている。また、裏板9のうちヒンジ装置3の箇所のコーナー部には、ビス32のねじ込みを許容するため切欠き9bが形成されている。図示は省略しているが、裏板9の左右側部には縦長の前向き片が形成されている。
そして、例えば図4に示すように、ブラケット30の水平板30aは、平面視で上折り返し部27における外水平片27aの横向き端面27a′が部分的に重なるように延びている一方、裏板9の水平部8aは、ブラケット30における水平板30aから段落ちした状態(下部では段上がりしている状態)になっており、このため、ブラケット30における水平板30aのうち上折り返し部27に部分的に入り込んだ先端面は段差面37になっている。
(3).カバー
ブラケット30の上水平板30aは扉2における切欠き部29の上向き端面28′,8″と同じ高さに揃えられており、かつ、切欠き部29の上向き端面28′,8″はヒンジ装置3における可動部材16の水平部16aで覆われているため、人が触れることはなく、また、人目に触れることもない。
ブラケット30の上水平板30aは扉2における切欠き部29の上向き端面28′,8″と同じ高さに揃えられており、かつ、切欠き部29の上向き端面28′,8″はヒンジ装置3における可動部材16の水平部16aで覆われているため、人が触れることはなく、また、人目に触れることもない。
他方、扉2における切欠き部29の横向き端面27a′,27b′,8′は扉2を開くと人が手で触れることが可能であり、また、高さによっては人目に触れることがある。そこで、扉2には、切欠き部29の横向き端面27a′,27b′,8′を覆う合成樹脂製のカバー35が装着されている。
カバー35は、切欠き部29の横向き端面27a′,27b′,8′に重なる遮蔽板35aと、上折り返し部27の内部に入り込む基部35bとから成っている。基部35bは周壁と底板35cとを有して上向き開口の箱状になっており(下部のカバーは下向きに開口している)、内部には補助仕切り板35dを一体に設けている。
また、図6に明示するように、カバー35の底板35cには、請求項に記載した係合手段を構成する雄型係合部の一例として、上折り返し部27の奥側から手間側に向けて延びる舌片36が先端に行くに従って下向きとなるように傾斜姿勢で形成されており、この舌片36の先端が、前記ブラケット30における水平板30aの段差面37に当接するようになっている。
従って、カバー35の基部を上折り返し部27に差し込むと、舌片36が弾性変形してから段差面37に引っ掛かり、これによってカバー35は抜け不能に保持される。カバー35の底板35cには、舌片36を形成するためのスリット38が空いている。カバー35はブラケット30に取り付けられているため、裏板9を取り外すとカバー35も一緒に外れ出ることになる。
なお、本実施形態では、カバー35の基部35bは上折り返し部27における内外の水平片27a,27cの間に入り込んでおり、この場合、必ずしも裏板9の水平部9aは存在しなくても良いと言えるが、水平部9aを形成していると、舌片36が下向きに移動し過ぎるのを防止できる利点がある。また、カバー35の基部35bは後ろ向きに開口した形態であっても良い。更に、舌片36に代えて下向きの爪を設けることも可能である(スリット38は無くても良い)。
ところで、従来からヒンジ装置の可動部材はブラケットに固定されており、そして、ブラケットは扉の表板の裏面に溶接によって固着していることが殆どである。他方、扉の表板として、木目等の各種のデザインを施すというように表面に美粧処理を施したものを使用すると体裁が良い利点があると共に、塗装のような後工程が不要になる利点がある。しかし、表板にブラケットを溶接によって固着すると、溶接に際しての熱によって表面の化粧層が損傷する問題がある。
これに対して本実施形態のようにブラケット30を裏板9に固着すると、表板8は熱の影響を受けないため化粧鋼板をそのまま使用できる利点がある。なお、裏板9の取り付け手段としては、表板8の折り返し部27,28に設けた受け金具にビスで固定する方法や、裏板9に設けた爪類を表板8の折り返し部27,28に形成した係合穴等に係合させるなど、種々の方法を採用できる。また、裏板9は表板8の裏側の一部に配置することも可能である。
(4).第2実施形態
図7では第2実施形態を示している。図7では第1実施形態の図6に対応した部分を表示しており、この実施形態では、ブラケット30の水平板30aに舌片36が嵌まり係合する係合穴39を形成している。係合穴39は折り返し部27の奥側に向けて開口していても良い。
図7では第2実施形態を示している。図7では第1実施形態の図6に対応した部分を表示しており、この実施形態では、ブラケット30の水平板30aに舌片36が嵌まり係合する係合穴39を形成している。係合穴39は折り返し部27の奥側に向けて開口していても良い。
(5).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、ヒンジ装置や切欠き部の形態はデザイン等の要請に応じて任意に設定できる。また、カバーの形態も切欠き部の形態に応じて設定したらよい。ヒンジ装置が複数の可動部材を備えている場合もある。
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、ヒンジ装置や切欠き部の形態はデザイン等の要請に応じて任意に設定できる。また、カバーの形態も切欠き部の形態に応じて設定したらよい。ヒンジ装置が複数の可動部材を備えている場合もある。
また、カバーの取り付け手段も実施形態に限定されるものではなく、例えば実施形態におけるブラケット30の水平板30aに雄型係合部としての係止爪を形成する一方、カバー35の底板35cに雌型係合部としての係合穴を形成すると言ったことも可能である。また、カバー35に、ヒンジ装置3における可動部材16の水平部16aに重なる部分と、ブラケット30における支持片30bに外側から重なる垂直部とを一体に設けて、垂直部をビス32で支持片30bに共締めするといったことも可能である。
更に、本願発明は金属板製の扉を対象にしているが、本体は木製であってもよい。また、扉が裏板を備えていなくても良いことは言うまでもない。
1 本体
2 扉
3 ヒンジ装置
4 天板
15 ヒンジ装置の固定部材
15a 露出部
16 ヒンジ装置の可動部材
27 上折り返し部
27a′,27b′,8′ 横向き端面
30 ブラケット
35 カバー
35c カバーの底板
36 雄型係合部の一例としての舌片
37 雌型係合部の一例としての係合穴
2 扉
3 ヒンジ装置
4 天板
15 ヒンジ装置の固定部材
15a 露出部
16 ヒンジ装置の可動部材
27 上折り返し部
27a′,27b′,8′ 横向き端面
30 ブラケット
35 カバー
35c カバーの底板
36 雄型係合部の一例としての舌片
37 雌型係合部の一例としての係合穴
Claims (3)
- 前向きに開口した本体と、この本体の開口部を塞ぐための金属板製の扉と、前記扉を上下2箇所の部位において本体に水平回動自在に取り付けるためのヒンジ装置とが備えられており、
前記ヒンジ装置は、本体に固定された固定部材と扉に固定された可動部材とを備えていて両者は平面視で相対回動し得るようにピンで連結されており、前記ヒンジ装置の固定部材は平面視で扉と重なる露出部を有している一方、前記扉の周囲には裏向きに突出した略中空状の折り返し部が形成されており、前記折り返し部に、前記ヒンジ装置における固定部材の露出部及び可動部材が上方から入り込む切欠き部が形成されており、更に、前記扉のヒンジ取り付け部には前記切欠き部の端面を覆うカバーが装着されている、
水平回動扉付きキャビネット。 - 前記ヒンジ装置の可動部材は、前記切欠き部の箇所に位置する水平部を備えており、この可動部材の水平部と前記固定部材の露出部とが扉の外側において前記ピンにて連結されており、
前記扉の裏側には、前記ヒンジ装置における可動部材の水平部が上方から重なる水平板を有するブラケットが固定されており、前記ブラケットの水平板は扉における水平状の折り返し部の内部に入り込んでいる一方、
前記カバーは、扉における折り返し部の内部に入り込む基部を備えており、前記基部は前記ブラケットの水平板に重なる底板を有する箱状又は中空状に形成されており、カバーにおける基部の底板とブラケットの水平板とに、カバーを折り返し部に差し込み切ると弾性変形によって互いに係合してカバーを抜けない状態に保持する係合手段が設けられている、
請求項1に記載した水平回動扉付きキャビネット。 - 前記扉は表板とその裏側に配置した裏板とを備えており、表板には前記折り返し部が形成された上部と下部とには表板の裏面に向けて延びる水平部が形成されている一方、
前記カバーの基部は上下の折り返し部に水平方向から差し込まれるようになっており、カバーにおける基部の底板に、折り返し部への差し込み方向と反対方向に突出した舌片が形成されており、更に、ブラケットの水平板は前記舌片の先端の部位まで上下の折り返し部に入り込んでおり、前記裏板の水平部をブラケットの水平片から段落ちさせることにより、ブラケットにおける水平板の端面を前記舌片の先端面が当接する係止部と成している、
請求項2に記載した水平回動扉付きキャビネット。
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JP2016106645A (ja) * | 2014-12-01 | 2016-06-20 | コクヨ株式会社 | 組立式収納家具 |
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- 2006-11-14 JP JP2006307830A patent/JP2008121339A/ja not_active Withdrawn
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