JP2008120792A - 保湿・整髪作用を有する皮膚及び毛髪用化粧料とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 オーレオバシディウム属、バチルス属、サッカロミセス属、チゴサッカロミセス属、シゾサッカロミセス属、ピチア属、ハンセヌラ属、クルイベロミセス属、ブレラ属、クロエケラ属、ロドトルラ属、及びスポロボロミセス属にに属する微生物から選ばれる一種又は二種以上の微生物をアルコール水溶液にて抽出して得られる抽出物を有効成分として含む、保湿・整髪作用とを有する皮膚及び毛髪用化粧料とその製造方法を提供することにより前記課題を解決する。
【選択図】 なし
Description
後述する実施例2に示す方法で得た微生物菌体抽出物及び実施例15に示す方法で得たアラゴナイト抽出物を用いて、表1に示す配合割合(体積比)からなる試験液(試料No.2乃至18)を調製し、これらの試験液の皮膚に対する保湿作用について、30乃至60歳の乾燥肌の成人90人(男性36人、女性54人)をパネラーとするパネル試験により評価した。具体的には、90人のパネラーを任意に18群(各群男性2人、女性3人)に分け、第1群のパネラーには対照の試料No.1を、第2群乃至第18群のパネラーには試料No.2乃至18をそれぞれ、各パネラーの左前腕部全体に一日2回(午前9時と午後3時)塗布する処置を14日間続け、試験開始15日目に皮膚の状態について、下記の基準に基づき、各パネラー自身に評価させた。なお、各パネラーの右前腕部には、試験液に代えて無菌蒸留水を塗布し、これを対照とした。結果は表1に示す。
◎:乾燥肌が著しく改善された
○:乾燥肌が改善された
△:乾燥肌が幾分、改善された
−:変化なし
後述する実施例1に示す方法で得た微生物菌体抽出物及び実施例14に示す方法で得たアラゴナイト抽出物を用いて、表2に示す配合組成からなる試験液(試料No.3乃至19)を調製し、これらを下記に示す毛髪試験に供した。なお、対照としては、95%エタノール水溶液を同体積の滅菌蒸留水で希釈した試料No.1、及び滅菌蒸留水のみからなる試料No.2を用いた。
<1.1 ダメージ毛髪の調製>
市販のヒト毛髪(長さ40cm、10g/束:株式会社ビューラックス販売)をPOE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム0.5%水溶液(35℃)に1分間浸漬した後、1分間流水にて水洗し、タオルにて水分を吸い取り、次いで、冷風乾燥し、1%アンモニア−3%過酸化水素水溶液(37℃)に30分間浸漬し、流水で1分間水洗し、タオルにて水分を吸い取った後、冷風乾燥し、約1.3g/束となるように小分けしてダメージ毛髪を調製した。ダメージ毛髪は、試験に供するまで、温度24℃、相対湿度90.1%に保たれたデシケータ内にて保存した。
ダメージ毛髪(約1.3g/束)を24℃に予め加温した表2に示す配合割合(体積比)からなる各試験液5ml中に1分間浸漬した後、タオルにて水分を吸い取り、次いで、冷風乾燥し、温度24℃、相対湿度90.1%に保たれたデシケータ内に4日間静置した後、『毛髪の科学』、162乃至165頁、フレグランスジャーナル社発行(昭和57年4月15日)に記載された、人毛の引っ張り特性試験法に準じて、市販のレオメーター(商品名『SUN RHEO METER CR−500DX』、株式会社サン科学製)に、毛髪長約6cmとなるようにセットし、最大荷重20N、測定速度50mm/分の条件で毛髪を引っ張って、毛髪が切れるまでの応力と伸長とを測定し、その測定値に基づいて、ヤング率、降伏値、及び破断強度とを算出した。結果は、表2に纏めた。なお、対照には、表2に示す試料No.1、2を用いた。また、表2中、ヤング率、降伏値、及び破断強度の評価は、対照の試料No.1におけるそれらの数値を基に、下記の基準に基づいて評価した。
A:対照1の数値に対する増加率が10%以上で有意差あり(p<0.05)
B:対照1の数値に対する増加率が10%未満で有意差あり(p<0.05)
C:対照1の数値に対し、優位差なし
上記「1.1」で調製したダメージ毛髪を表2に示す配合割合(体積比)からなる各試験液5mlに1分間浸漬した後、タオルにて水分を吸い取り、次いで、冷風乾燥し、温度24℃、相対湿度90.1%に保たれたデシケーター内に4日間静置し、得られた毛髪試料を20乃至60歳の成人15人(男性7人、女性8人)を被験者とするパネル試験に供した。パネル試験においては、毛髪の状態を上記「1.1」で調製したダメージ毛髪を基準にして、「なめらかさ」、「しっとり感」、「しなやかさ」及び「艶」について総合的に評価し、「非常に良好」(2点)、「良好」(1点)、「変わらない」(0点)、「やや不良」(−1点)、及び「不良」(−2点)とする評価基準に基づいて、パネラー15人が評価し、各試料毎に評価得点を合計した。結果は表2に示す。
実験2で用いた表2における試料No.4、5、11、12、13、14、15及び17と同じ配合組成の試験液1乃至8を調製し、20乃至50歳の健康な成人45人(男性27人、女性18人)をパネラーとするパネル試験を行った。なお、対照には、市販のアルコール濃度約30%のヘアリキッド(対照)を用いた。本パネル試験は、被験者を5人(男性3人、女性2人)ずつ9群に分け、各群の被験者の毛髪を理髪師が市販のシャンプーを用いて洗い、ドライヤーで風乾後、対照又は試験液1乃至8のいずれかを用いて整髪し、「整髪のし易さ」について評価するとともに、整髪してから6時間後に、「整髪の持続性」について評価した。尚、「頭皮への刺激性」については、理髪師が、各被験者の頭皮を観察すると共に、各被験者にアンケート調査した結果に基づいて判定した。前記「整髪のし易さ」、「整髪の持続性」、「髪の艶」、及び「髪のボリューム感」については、理髪師が、各群の被験者毎に、対照と比べ、「良好」(1点)、「変わらない」(0点)、及び「劣る」(−1点)の3段階で評価し、その合計点を集計した。また、「頭皮への刺激性」については、各群5名の被験者において、「頭皮への刺激性あり」と回答したパネラーの人数の合計を示した。その結果を表3に示す。なお、対照液及び試験液のいずれについても、理髪師が「頭皮への刺激性あり」と判定した試料はなかった。
デキストリン3.0w/v%、ペプトン0.7w/v%、リン酸二カリウム0.2w/v%、硫酸マグネシウム・7水塩0.05w/v%及び水からなる液体培地を、100ml容三角フラスコ10本にそれぞれ30mlずつ入れ、121℃、20分間オートクレーブにて滅菌し、冷却して、オーレオバシディウム属に属する微生物として、オーレオバシディウム・ファーメンタンス・バラエティー・ファーメンタンス(IFO 6410)を接種し、25℃、100rpmで48時間回転振盪培養して、得られた培養液を合一して、種培養液を得た。別途、容量30Lのジャーファーメンターに種培養の場合と同組成の培地を約20L入れて、滅菌し、冷却して、温度25℃とした後、前記種培養液1%(v/v)を接種し、温度25℃、pH6.0乃至8.0に保ちつつ、定常期に達するまで通気攪拌培養した。培養後、培養液を合一し、遠心分離(3,000rpm×30分間)して集菌し、得られた湿菌体100gに95%エタノール水溶液1.5Lを添加し、穏やかに攪拌しつつ、40℃で2時間抽出し、再度、遠心分離(20,000rpm×60分間)して、不溶物を除去し、上清を回収した。この上清を膜濾過(0.22μm)して除菌して、無菌の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物として、オーレオバシディウム・プルランス(Aureobacidium pullulans)IFO 4464を用いた以外は、実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の無菌の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
デキストリン3.0w/v%、ペプトン0.7w/v%、リン酸二カリウム0.2w/v%、硫酸マグネシウム・7水塩0.05w/v%及び水からなる液体培地を、500ml容三角フラスコ2本にそれぞれ150mlずつ入れ、121℃、20分間オートクレーブ滅菌し、冷却して、バチルス属に属する微生物として、バチルス・スピーシーズV230(FERM BP−5054)を接種し、25℃、100rpmで48時間回転振盪培養して、得られた培養液を合一して、種培養液を得た。別途、容量30Lのジャーファーメンターに種培養の場合と同組成の培地を約20L入れて、滅菌し、冷却して、温度25℃とした後、種培養液1%(v/v)を接種し、温度25℃、pH6.0乃至8.0に保ちつつ、定常期に達するまで通気攪拌培養した。培養後、培養液を合一し、遠心分離(3,000rpm×60分間)し、これを凍結乾燥し、得られた乾燥菌体100gに95%エタノール水溶液2Lを添加し、穏やかに攪拌しつつ、40℃で2時間抽出し、再度、遠心分離(20,000rpm×60分間)して、上清を回収した。この上清を膜濾過(0.22μm)して除菌して、無菌の微生物菌体抽出液を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物をサッカロミセス・セレビジアエ(Saccharomyces cerevisiae)ATCC 56741に置き換え、培養温度を25℃とした以外は実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物をチゴサッカロミセス・ルキシイ(Zygosaccharomyces rouxii)IFO 0525に置き換えた以外は実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物をシゾサッカロミセス・ポンベ(Schizosaccharomyces pombe)ATCC 60232に置き換えた以外は、実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物をピチア・アノマラ(Pichia anomala)IFO 0963に置き換えた以外は、実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物をハンセヌラ・アノメラ(Hansenula anomela)IFO 0122に置き換えた以外は、実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物をクルイベロミセス・ラクティス(Kluyveromyces lactis)IFO 1267に置き換えた以外は、実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物をブレラ・オリザ(Bullera oryzae)JCM 5281に置き換えた以外は、実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物をクロエケラ・アピキュラータ(Kloeckera apiculata)JCM 5947に置き換えた以外は、実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物をロドトルラ・ミニュータ(Rhodotorula minuta)IFO 0920に置き換えた以外は、実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
オーレオバシディウム属に属する微生物をスポロボロミセス・シンギュラリス(Sporobolomyces singularis)ATCC 24193に置き換えた以外は、実施例1と同様にして得た、膜濾過(0.22μm)する前の微生物培養液の上清を減圧乾燥してアルコールを除去して固状物とし、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して除菌して、アルコール不含有の微生物菌体抽出物を得た。本品は、本発明の化粧料の有効成分として用いることができる。
北海道阿寒町産のアラゴナイトを粉砕器にて平均粒径約5乃至約10μmとなるまで粉砕し、その100gを95%エタノール水溶液1Lに懸濁し、穏やかに攪拌しながら、35℃で10時間抽出した後、アラゴナイト粉砕物を濾別して、無色透明なアラゴナイト抽出物を得た。
北海道阿寒町産のアラゴナイトを粉砕器にて平均粒径約10乃至20μmとなるまで粉砕し、その100gを50%エタノール水溶液1Lに懸濁し、30℃で15時間静置した後、アラゴナイト粉砕物を濾別して、無色透明な上清を得、これを減圧乾燥してアルコールを除去し、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、膜濾過(0.22μm)して、無色透明なアルコール不含有のアラゴナイト抽出液を得た。
実施例1に示す方法で得た微生物菌体抽出物10Lを減圧乾燥してアルコールを除去し、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、α,α−トレハロース500g及びプルラン100gを溶解させ、得られた溶液のpHを6.5に調整し、膜濾過(0.22μm)により除菌して、100ml容ガラス製容器に無菌的に充填して、本発明のアルコール不含有の化粧料を得た。
実施例3に示す方法で得た微生物菌体抽出物1L及び実施例14に示す方法で得たアラゴナイト抽出物10Lを混合し、減圧乾燥してアルコールを除去し、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、α,α−トレハロース700gを溶解させ、得られる溶液のpHを6.6に調整し、膜濾過(0.22μm)により除菌して、100ml容ガラス製容器に無菌的に充填し、本発明のアルコール不含有の化粧料を得た。
実施例2に示す方法で得た微生物菌体抽出物10L及び実施例15に示す方法で得たアラゴナイト抽出物50Lを混合し、活性炭を用いて脱色処理して得た溶液に、α,α−トレハロース300g、2−[2−[(5−ブロモ−2−ピリジニル)アミノ]エテニル]−1−エチル−6−メチルピリジニウムアイオダイド(商品名『タカナール』、株式会社林原生物化学研究所製)0.05g、及びピロクトンオラミン0.01gを溶解させ、得られた混合液を減圧乾燥してアルコールを除去し、次いで、滅菌蒸留水にて、減圧乾燥前と同じ体積とした後、pHを7.0に調整し、膜濾過により除菌して、一回使用に適した量(4ml)を5ml容プラスチック製容器に無菌的に充填し、本発明のアルコール不含有の化粧料を得た。
実施例2に示す方法で得た微生物菌体抽出物5L、実施例15に示す方法で得たアラゴナイト抽出物100L、及び海洋深層水0.1Lを混合し、次いで、膜濾過(0.22μm)し、200ml容プラスチック製容器に無菌的に充填して、本発明のアルコール不含有の化粧料を得た。
北海道阿寒町産のアラゴナイトを粉砕器にて平均粒径10μmとなるまで粉砕し、その100gを75%エタノール水溶液1Lに懸濁し、35℃で15時間静置した後、アラゴナイト粉砕物を濾別して、無色透明なアラゴナイト抽出物を得た。このようにして得たアラゴナイト抽出物500mlと、実施例1で得た微生物菌体抽出物50ml、及び実施例3で得た微生物菌体抽出物50mlとを混合し、活性炭で脱色した後、α−グリコシル ルチン0.5gを混合し、80℃でアルコール濃度が3%以下になるまで加温し、滅菌水にて全量を600mlとし、膜濾過(0.22μm)し、700ml容噴霧器付き容器に無菌的に充填して、本発明の化粧料を得た。
Claims (6)
- オーレオバシディウム属、バチルス属、サッカロミセス属、チゴサッカロミセス属、シゾサッカロミセス属、ピチア属、ハンセヌラ属、クルイベロミセス属、ブレラ属、クロエケラ属、ロドトルラ属、及びスポロボロミセス属に属する微生物から選ばれる一種又は二種以上の微生物をアルコール水溶液にて抽出して得られる抽出物を有効成分として含む、保湿・整髪作用を有する皮膚及び毛髪用化粧料。
- 微生物が、栄養培地中で培養して得られた湿菌体又はそれを乾燥して得られた乾燥菌体であることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚及び毛髪用化粧料。
- アルコール水溶液が、エタノール濃度50%(v/v)以上のエタノール水溶液であるか、エタノール濃度50%(v/v)以上のアラゴナイト抽出物含有エタノール水溶液であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚及び毛髪用化粧料。
- 2−[2−[(5−ブロモ−2−ピリジニル)アミノ]エテニル]−1−エチル−6−メチルピリジニウムアイオダイド、ピロクトンオラミン、ホホバオイル、ハーブエキス、マルトース、マルチトール、ラクトスクロース、α,α−トレハロース、α−グリコシル α,α−トレハロース、環状オリゴ糖、ルチン、α−グリコシル ルチン、ヘスペリジン、α−グリコシル ヘスペリジン、ナリンジン、α−グリコシル ナリンジン、ケルセチン、α−グリコシル ケルセチン、α−グリコシル−L−アスコルビン酸、及びミネラルから選ばれる一種又は二種以上の成分を更に含んでなる請求項1乃至3のいずれかに記載の皮膚及び毛髪用化粧料。
- (a)オーレオバシディウム属、バチルス属、サッカロミセス属、チゴサッカロミセス属、シゾサッカロミセス属、ピチア属、ハンセヌラ属、クルイベロミセス属、ブレラ属、クロエケラ属、ロドトルラ属、及びスポロボロミセス属に属する微生物から選ばれる一種又は二種以上の微生物を栄養培地中で培養する工程;(b)工程(a)で得られた湿菌体をそのまま、又は、工程(a)で得られた湿菌体を乾燥して得られる乾燥菌体をアルコール水溶液で抽出する工程;及び(c)工程(b)で得られた抽出物を回収する工程を経由することを特徴とする、保湿・整髪作用を有する皮膚及び毛髪用化粧料の製造方法。
- アルコール水溶液が、エタノール濃度50%(v/v)以上のエタノール水溶液であるか、エタノール濃度50%(v/v)以上のアラゴナイト抽出物含有エタノール水溶液であることを特徴とする、請求項5に記載の皮膚及び毛髪用化粧料の製造方法。
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