JP2008120039A - 液体吐出ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】液滴の吐出方向のヨレを抑え、高品位な記録が可能で、高密度に液滴を吐出する。
【解決手段】各ノズル118は、インク供給口110からインク滴を供給するための一組のインク流路を有している。そして、各インク流路は、発泡室133,134に隣接する端部が各々ストレート状に形成されている。各発泡室133,134には、一組のインク流路が、ヒーター111を挟んで対称に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばインク滴等の液体に外部からエネルギーを付与することによって、液体を吐出する液体吐出ヘッド、特に、熱エネルギーで液体を加熱発泡させて発生する運動エネルギーを利用して液体を吐出する液体吐出ヘッドに関する。
インク滴に外部からエネルギーを付与することによって、インク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドが知られている。この種のインクジェット記録ヘッドに関するインクジェット記録方法が開示されている(特許文献1参照)。このインクジェット記録方法は、熱エネルギーを液体に作用させて、液滴吐出の原動力を得るという点において、他のインクジェット記録方法とは異なる特徴を有している。すなわち、上述の公報に開示されている記録方法は、熱エネルギーの作用を受けた液体が加熱されて気泡を発生し、この気泡発生に基づく作用力によって、記録ヘッド部の先端のオリフィス(吐出口)から液滴が吐出されることを特徴としている。そして、この液滴が被記録部材に付着することで情報の記録が行われる。
この記録方法に適用される記録ヘッドは、一般に液体を吐出するために設けられた吐出口と、この吐出口に連通して液滴を吐出するための熱エネルギーが液体に作用する部分である熱作用部を構成の一部とする液流路とを有する液吐出部を備えている。また、この記録ヘッドは、熱エネルギーを発生するエネルギー発生素子である熱変換体としての発熱抵抗層と、この発熱抵抗層をインクから保護する上部保護層と、蓄熱するための下部層とを備えている。
近年では、より高速に高精細の画像の記録を実現するために、より一層小さな液滴を安定して所望の方向に正確に飛翔させる必要が高まっている。このような要求に対して、最も一般的に広く知られているノズルの構成について図13および図14に示す。図13および図14に示すように、このノズルは、インクを発泡するための各発泡室112にヒーター111を配置し、ヒーター111上部に位置する吐出口(不図示)からインク滴を吐出するものである。各々の発泡室112にはインクを供給するためのインク流路113が設けられており、共通液室117に連通されている。
また、図15(特許文献2,3参照)や図16に示すように、各発泡室112に対して複数のインク流路113がそれぞれ設けられる構成も開示されている。
特開昭54−51837号公報 特開2002−52716号公報 特許第3471330号
しかしながら、図13に示すように、従来、最も一般的に知られているノズルの構造では、ヒーター111が配置された発泡室112に対して1つのインク流路113が一側のみに配置されている。このため、ヒーター111上で発生した気泡121が消泡時にインク流路113側に偏ってしまい、図14に示すように、吐出口116から吐出されるインク滴122の吐出方向にヨレが生じてしまうという問題があった。
この問題の対策として、図15や図16に示すように、発泡室112に連通する2つのインク流路113が設けられる構成が採られている。これらの構成によれば一定の改善が得られるものの、各発泡室112に対して複数のインク流路113が設けられる構成だけでは、発泡・消泡の対称性を維持するための根本的な解決には至っていない。したがって、この構成であっても、やはり発泡・消泡の非対称性に起因するインク滴の吐出方向にヨレが生じる問題が発生してしまっていた。
また、このような構成を採ることで、図16中に寸法Pで示すように、ノズルピッチ寸法が増大してしまい、ノズルを高密度に配置し、記録密度の向上を図るという要求と相反する構成になってしまう問題点があった。
そこで、本発明は、液滴の吐出方向のヨレが抑えられ、高密度に液滴を吐出することで、高品位に記録することができる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、液体を吐出する吐出口と、吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子と、該エネルギー発生素子が設けられ液体を発泡させる発泡室とを有する複数のノズルが設けられた基板を備え、基板には、基板の厚さ方向に貫通してノズルに連通され、ノズルに液体を供給する液体供給口が設けられた液体吐出ヘッドであって、各ノズルが、液体供給口から液体を供給するための少なくとも一組の液体流路を有している。また、各液体流路は、発泡室に隣接する端部が各々ストレート状に形成されている。そして、各発泡室には、一組の液体流路が、エネルギー発生素子を挟んで対称に配置されている。
本発明によれば、各々の発泡室のエネルギー発生素子の主面上の中心に対する発泡・消泡現象の非対称性がほぼ完全に排除され、これに起因する液滴の吐出方向のヨレを防止することができる。したがって、本発明によれば、高品位な記録が可能で、高密度に液滴を吐出することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1〜図6は、第1の実施形態のインクジェット記録ヘッドを説明するための図である。
図4はインクジェット記録ヘッドの外観を示す斜視図である。図5は図4中で一点鎖線で示した平面で切断して模式的に示す断面図である。
図4および図5に示すように、本実施形態のインクジェット記録ヘッド120は、主に支持部材106上に、シリコン基板101が配置された支持部材104、電気回路基板107、フレキシブル回路基板105が載置されて構成されている。本実施形態のインクジェット記録ヘッド120は、電気接点108を介して外部から入力された電気信号に応じて、シリコン基板101上に設けられたノズルからインクを吐出させることで、被記録材に記録を行う。
電気接点108から入力された電気信号は、電気回路基板107に接続されたフレキシブル回路基板105を通じてシリコン基板101上に設けられた回路パターンに伝えられる。この回路パターンを介して、シリコン基板101上に設けられたエネルギー発生素子としてのヒーターが加熱される。ヒーター上には、発泡される液体であるインクが導かれており、ヒーターの加熱時にはこのインクが加熱発泡され、その運動エネルギーを利用して、ヒーターの上部に設けられたノズルからインクが吐出されるように構成されている。ヒーター上のインクは、シリコン基板101上にその厚み方向に貫通する穴として設けられたインク供給口110から各発泡室内に供給される。インク供給口110は、図5に示すように、支持基板104に設けられた穴と、支持部材106に設けられた溝とで構成される共通液室117に連通されており、不図示のインクタンクからインクが供給されるように構成されている。
図3に、インクジェット記録ヘッド120のシリコン基板101を示す。図3(a)はシリコン基板101を示す平面図であり、図3(b)はシリコン基板を模式的に示す斜視図である。上述したように、このシリコン基板101の主面の中央には、シリコン基板101の裏面からインクを供給するための長尺状のインク供給口110が貫通して設けられている。シリコン基板101には、インク供給口110の短辺方向の両側からインク供給口110を挟み込むように、インクを吐出するための円筒状の吐出口116が列状にそれぞれ配置されている。図6にシリコン基板101の断面図を示す。図6に示すように、シリコン基板101の上面には、ノズル材103によってインク流路113およびノズル118が形成されている。ノズル材103には、ノズル118の上部に吐出口116が設けられ、底部にヒーター111が設けられている。
次に、本実施形態のインクジェット記録ヘッドのノズル構造について、図1を参照して説明する。図1(a)は、第1の実施形態のインクジェット記録ヘッドの主要部を示す平面図である。図1(b)は、図1(a)におけるA−A断面図である。図1(c)は図1(a)におけるB−B断面図である。なお、本実施形態のインク流路は、ノズル材103内に形成された多層の空間として構成されており、その層の構成を明示するために、図1(a)〜図1(c)では、インク流路として連通されている場合においても層ごとに異なるハッチングで示している。また、図1(a)では、ノズル材103を省略して示す。
図1(b)に示すように、本実施形態のインクジェット記録ヘッドのノズルは、シリコン基板101上に配置されたノズル材103内の空間として形成された流路構造を有している。図1(c)に示すように、ノズル材103の最上面には、インクを吐出する吐出口116が開口して形成されており、各々の吐出口116に対応して第1および第2の発泡室133,134がそれぞれ設けられている。これら第1および第2の発泡室133,134は、シリコン基板101側から順に、第1の流路層131、中段層130、第2の流路層132の3つの層が積層されて構成されている。
各第1および第2の発泡室133,134には、一組の第1層のインク流路135と、一組の第2層のインク流路136がそれぞれ設けられている。各発泡室133,134にそれぞれ一組ずつ配置された第1層および第2層のインク流路135,136は、図1(a)に示すように、互いにヒーター111の主面上の中心を通り、ノズル列方向に直交する直線Pに対して線対称な位置にそれぞれ設けられている。一組のインク流路135,136は、共通液室117からの流動抵抗が互いに等しくなるように、各発泡室133,134に対して対称な形状に形成されている。
また、各々のインク流路135,136は、各発泡室133,134に隣接する端部であるインク流入部が、図1(a)に寸法S1,S2で示すように、ノズル列方向と平行なストレート状にそれぞれ形成されている。各インク流路135,136がこのように構成されることで、ヒーター111の発泡・消泡時に発泡室133,134内のインク・泡の挙動に非対称性が生じることが防止されている。
ノズル材103は、第1の発泡室133と、第2の発泡室134との2種類の発泡室を有しており、これら各発泡室133,134が列状に交互に配置されている。第1の発泡室133は、第1の流路層131(層厚h1)で形成されている第1層のインク流路135からインクが供給される。第2の発泡室134は、第2の流路層132(層厚h2)で形成されている第2層のインク流路136からインクが供給される。
このように、ノズル列方向で隣接する第1層のインク流路135と第2層のインク流路136が、シリコン基板101の主面に平行な平面上に投影したときに互いに重なる位置に配置されている(オーバーラップされている)。これによって、上述したような、発泡室133,134の対向する位置にインク流入部をそれぞれ有するノズルを高密度に配置することができる。
また、本実施形態では、ノズル列方向で隣接する各ノズルのインク吐出量はすべて等しく設定されているため、第1層のインク流路135と第2層のインク流路136との流動抵抗は互いにほぼ等しくなるように構成されている。
なお、各第1および第2の発泡室133,134を形成する第1の流路層131、中段層130、第2の流路層132の各幅寸法W1,W0,W2については、本実施形態では、図2(a)に示すように、W2<W0<W1を満たしている。なお、図2(b)に示すように、各幅が、W0=W1=W2として構成された場合でも、図2(c)に示すように、W0<W1=W2として構成された場合であっても、特に本発明の本質には関わりない。
しかしながら、吐出口116の直径dに対して第2の流路層132の幅W2が極端に大きく構成された場合、図2(c)に示すように、吐出口116の下方に気泡121が溜まってしまい、吐出不良になることもある。このため、図2(a)に示すように、吐出口116の直径dと各幅寸法W1,W0,W2とが、W1>W0>W2>dを満たすように、発泡室133,134内に比較的大きな段差部がなるべく発生しないように構成することが望ましい。
以上、説明したように、本発明の特徴は、以下の2点にある。
(1)各ノズルの発泡室に、少なくとも一組のインク流路がそれぞれ設けられ、その各インク流路の流動抵抗をほぼ等しく形成し、各インク流路は、発泡室に隣接する端部であるインク流入部がストレート状に形成される点。この構成によって、各発泡室のヒーターの主面上の中心に対して、発泡・消泡現象の非対称性がほぼ完全に排除され、これに起因するインク滴の吐出方向のヨレが防止される。
(2)各発泡室に設けられた一組のインク流路が、ノズル列方向に対して隣接するノズル同士で互いに、シリコン基板101の厚み方向に対して異なる位置に独立して配置され、かつシリコン基板101の主面に平行な平面上に投影したときに重なる位置に配置される点。この構成によって、ノズルの配列密度の高密度化が図られる。
本実施形態のインクジェット記録ヘッドによれば、以上のような構成にすることで、インク滴の吐出方向のヨレを抑え、高品位な記録が可能で、高密度にインク滴を吐出することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態のインクジェット記録ヘッドについて、図7〜図9を参照して説明する。図7(a)は第2の実施形態のインクジェット記録ヘッドの主要部を示す平面図である。図7(b)は図7(a)におけるC−C断面図、図7(c)は図7(a)におけるG−G断面図である。
本実施形態は、第1の実施形態と、各インク流路の形状が異なっている。第1の実施形態では、第1層のインク流路135および第2層のインク流路136がそれぞれ独立して直接インク供給口110に連通される構成が採られている。この構成に対して、本実施形態では、発泡室133,134とインク供給口110との間で、第1の流路層131、中段層130、第2の流路層132が、図7(b)に示すように、シリコン基板101の厚み方向につながっている。そして、第1層のインク流路135は、第1の流路層131内でそれぞれ連通されている。また、第2層のインク流路136は、第2の流路層132内でそれぞれ連通されている。
すなわち、同一の発泡室133,134から延びている一組の各インク流路135,136が互いに連通された構造となっている。したがって、この連通されている部分をなす、図7(a)中における領域Lの流動抵抗を低減させることができる。
図8(a)に示すように、ヒーター111の両側から、ヒーター列方向と同一方向に電極119を引き出すことが可能な構成であれば、図8(b)に示すような構成、または第1の実施形態における各インク流路の構成の方が、インク流路の流動抵抗を低減させることができる。しかしながら、ヒーター111のサイズ、電極119の配置ラインとスペース、ノズルの配置ピッチ等の関係上、図9(a)に示すように、ヒーター111の電極119をノズル列方向に対して直交する方向から引き出す必要がある場合がある。この場合、第1の実施形態のような構成では、図9(b)に示すような流路形状となってしまい、インク流路の流動抵抗が増大してしまう懸念がある。(領域L2>領域L1)
本実施形態では、このように、図9(a)に示すような電極配置の構成を採る場合には、図9(c)に示すように第1および第2層のインク流路135,136を、第1および第2の流路層131,132内でそれぞれ連通させることで、特に効果を発揮する構成である。
なお、図7(a)に示した構成では、第2の流路層132によって構成された発泡室133,134の上部の形状が、円形状に形成されている。この構成は、発泡室133,134の上部の断面積を小さくすることで、発泡室133,134内に泡だまりが生じるのを防止することを目的としている。加えて、発泡室133,134の上部が円形状に形成された実施形態は、本発明の本質とは直接関係はないが、本発明が、任意の発泡室の形状に対しても適用可能であることを例示するものである。
このように、本実施形態では、発泡室133,134とインク供給口110との間で、第1層のインク流路135、第2層のインク流路136、中段層130をノズル材103の各層内で連通させている。これによって、同一の発泡室133,134から分岐された一組の各インク流路135,136が連通されることで、流動抵抗の低減を図る構成である。このような構成を採ることで、第1の実施形態で示したインクジェット記録ヘッドの吐出周波数を上げることを可能にする。
(第3の実施形態)
第3の実施形態のインクジェット記録ヘッドについて、図10を参照して説明する。図10は、第3の実施形態のインクジェット記録ヘッドの主要部を示す平面図である。
本実施形態と上述の第1、第2の実施形態は、インク供給口110の構成が異なっている。第1、第2の実施形態では、ノズル列方向の全域に亘って、各ノズルで共通するインク供給口110が形成される構成が採られたが、本実施形態では、図10に示すように、各々のノズルごとに独立してインク供給口110がそれぞれ形成されている。各インク供給口110は、ノズル列を間に挟んで両側に、吐出口116が配列されたノズル列方向に沿ってそれぞれ配置されている。
本実施形態のインクジェット記録ヘッドのように、発泡室133,134ごとに独立して形成された複数のインク供給口110を有する構成にも同様に適応することができ、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態のインクジェット記録ヘッドについて、図11および図12を参照して説明する。図11は第4の実施形態のインクジェット記録ヘッドを示す主要部を示す平面図である。図12(a)は、図11におけるD−D断面図である。図12(b)は、図11におけるE−E断面図であり、また図12(c)は図11におけるF−F断面図である。
本実施形態と第1の実施形態との相違点は、長尺状のインク供給口110の短辺方向の一方側に配置された複数の吐出口116が、インク供給口110の短辺方向に対して千鳥状に交互に位置をずらして配列されている点である。すなわち、本実施形態と第1の実施形態との相違点は、インク供給口110を挟む両側の一方側に配置された複数の吐出口116が、ノズル列方向に直交する方向に対して千鳥状に交互に位置をずらして配列されている点である。この構成によって、ノズルの配置密度が更に向上されている。
本実施形態において、図11および図12(a)〜(c)に示すように、インク供給口110に近い側のノズルのインク流路135は、第1の流路層131によって形成されている。また、インク供給口110から遠い側のノズルのインク流路136は、第2の流路層132によって形成されている。各々のノズルの発泡室133,134には、不図示のヒーターの主面上の中心を通り、ノズル列方向に直交する直線に対して線対称な位置に、各インク流路135,136の一端部である各インク流入部がそれぞれ設けられている。
また、各一組のインク流路135とインク流路136は、インク供給口110に連通される端部が、インク供給口110近傍の領域で、第1および第2の流路層131,132内で連通されている。また、これら各一組のインク流路135とインク流路136は、インク供給口110近傍の領域で、シリコン基板101の厚み方向に直交する平面上に投影したときに重なる位置に配置されて、オーバーラップしている。このように、吐出口116が配列されてなるノズル列が必ずしも完全な一列ではなく、ノズル列方向に直交する方向に千鳥状に交互に位置をずらして配置されることで記録密度を高めたノズル配置の構成にも本発明は適用可能である。また、本実施形態は、発泡室133,134に対して一組のインク流路135,136が対称に設けられることで、良好な吐出動作の実現とノズル配置の高密度化を両立することができる。
本実施形態のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。 インクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。 インクジェット記録ヘッドのシリコン基板を示す模式図である。 インクジェット記録ヘッドを模式的に示す斜視図である。 インクジェット記録ヘッドを模式的に示す断面図である。 インクジェット記録ヘッドのシリコン基板を示す断面図である。 第2の実施形態のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。 第2の実施形態のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。 第2の実施形態のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。 第3の実施形態のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。 第4の実施形態のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す平面図である。 第4の実施形態のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。 従来のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。 従来のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。 従来のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。 従来のインクジェット記録ヘッドのノズル部を示す模式図である。
符号の説明
101 シリコン基板
103 ノズル材
104 支持基板
110 インク供給口
111 ヒーター
113 インク流路
116 吐出口
117 共通液室
118 ノズル
120 インクジェット記録ヘッド
121 気泡
122 インク滴
130 中段層
131 第1の流路層
132 第2の流路層
133 第1の発泡室
134 第2の発泡室
135 第1層のインク流路
136 第2層のインク流路

Claims (8)

  1. 液体を吐出する吐出口と、該吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子と、該エネルギー発生素子が設けられ液体を発泡させる発泡室とを有する複数のノズルが設けられた基板を備え、
    前記基板には、前記基板の厚さ方向に貫通して前記ノズルに連通され、前記ノズルに液体を供給する液体供給口が設けられた液体吐出ヘッドであって、
    前記各ノズルは、前記液体供給口から液体を供給するための少なくとも一組の液体流路を有し、
    前記ノズルが列状に配置されたノズル列に対して、前記各液体流路の前記発泡室に隣接する端部が、各々ストレート状に形成され、
    前記各発泡室には、前記一組の液体流路が、前記エネルギー発生素子を挟んで対称に配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記一組の液体流路は流動抵抗が等しくされている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記液体供給口は、前記ノズル列を挟む両側の少なくとも一方側に設けられ、
    前記ノズル列方向に対して隣接する前記ノズル同士は、該各ノズルに設けられた前記各液体流路が、前記基板の厚み方向に対して異なる位置に独立して配置され、かつ前記基板の主面に平行な平面上に投影したときに重なる位置に配置されている、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記液体供給口は、複数の前記ノズルにそれぞれ連通され、前記ノズル列を挟んで一方側のみに位置して設けられている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記ノズル列を挟んで両側には、前記各ノズルにそれぞれ対応する複数の前記液体供給口が、前記ノズル列方向に直交する方向に対して千鳥状に交互に位置をずらして設けられている、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記複数の前記ノズルは、前記ノズル列方向に直交する方向に対して千鳥状に交互に位置をずらして配置されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記各ノズルに配置された前記一組の液体流路は、前記基板の厚み方向の位置がそれぞれ等しく形成されている、請求項3ないし6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記ノズル列方向に対して隣接する前記ノズル同士は、前記吐出口から吐出される液体の吐出量がそれぞれ等しくされている、請求項3ないし7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
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