JP2008119738A - 溶接スタッド - Google Patents

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Kenichiro Funayama
健一郎 船山
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Abstract

【課題】ベースプレートに溶接した後においても、取り付けようとする他部材のボルト孔或いはボルトの位置に合わせてねじ部の位置を偏移可能にする。
【解決手段】溶接スタッド1を、有底筒状に形成され底部2下面にスタッド溶接用の突起3を備え、上部開口部に内方向のフランジ4を有するねじホルダ部5と、上部に上記フランジ4と係合可能な環状段部6を有し上記ねじホルダ部5内に半径方向に移動可能に収容されたねじ部7と、で構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、ベースプレートに他部材、例えば自動車のボデーパネルに他の部品をねじ止めする場合等に使用する溶接スタッドに関するものである。
溶接スタッドとして図12に示すものが知られている。上記溶接スタッド101は、有底円筒状に形成されていて、内周面にねじ部(ねじ溝)102が形成されている。また、底面にはスタッド溶接用の突起103が形成されていて、該突起103を利用してスタッド取付基板(以下、ベースプレートと称する)104に溶接される。そして、螺着用のボルト105を、ベースプレート104に取付けようとする他部材106に設けたボルト挿通孔107を通して上記溶接スタッド101のねじ部102に螺合して、他部材106をベースプレート104に取付けるようになっている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2002−66743号公報 特開平8−243762号公報
ところで、上記従来の溶接スタッド101は、ねじ部102やスタッド溶接用の突起103を含むスタッド全体が一体に形成されているために、次に述べるような問題点があった。
(1)溶接スタッド101をベースプレート104に溶接した後は、ねじ部102の位置を上記他部材106のボルト挿通孔107の位置に合わせて移動させることができない。溶接スタッド101をベースプレート104に溶接する際などには、不可避的に組付誤差が発生する。この組付誤差を吸収するために、図12に示すように、上記ボルト挿通孔107の径φ1を上記ねじ部102の径φ2よりも大きくして、上記誤差を吸収する方法が一般的に採られている。しかし、この方法は、上記ボルト挿通孔107の径φ1を上記ねじ部102の径φ2よりも大きくするために、場合によっては逆に組付け誤差を発生させる原因になり、組付けを困難にすることがある。
(2)従来の溶接スタッド101は、ねじ部102が一体不可分になっているため、ねじ部102の径だけを変えることができない。ねじ部102の径を変えるためには、ねじ部102の径の異なる溶接スタッド101を付替えなければならない。
本願発明の目的は、ベースプレートに溶接部を溶接した後においても、ねじ部の位置を、他部材のボルト挿通孔或いはボルトの位置に合わせて移動することのできる溶接スタッドを提供することにある。
請求項1の発明は、有底筒状に形成され底部下面にスタッド溶接用の突起を備え、上部開口部に内方向のフランジを有するねじホルダ部と、上部に上記フランジと係合可能な環状段部を有し上記ねじホルダ部内に半径方向に移動可能に収容されたねじ部と、で溶接スタッドを構成した。
請求項2の発明は、請求項1に記載の溶接スタッドにおいて、上記ねじホルダ部を、底部下面にスタッド溶接用の突起を有する有底筒状部材の上部に、上記フランジとなるリング部材を溶接して形成した。
請求項3の発明は、請求項1に記載の溶接スタッドにおいて、上記ねじホルダ部を、底部下面にスタッド溶接用の突起を有するプレート状部材の上面に、上端にフランジを有する筒状部材を溶接して形成した。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の溶接スタッドにおいて、上記ねじ部を、雌ねじとした。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の溶接スタッドにおいて、上記ねじ部を、雄ねじとした。
(1)請求項1の溶接スタッドは、ねじホルダ部をベースプレートに溶接した後においても、ねじ部の位置をベースプレートに取付けようとする他部材のボルト挿通孔やボルトの位置に合わせて移動させることができる。
(2)請求項2の溶接スタッドは、有底筒状のねじホルダ部にねじ部を収容して上記ねじホルダ部の開口側の端部にリング部材を溶接することにより組立てられる。
(3)請求項3の溶接スタッドは、上記ねじホルダ部は、上端にフランジを有する筒状部材にねじ部を収容し、上記筒状部材の下端目面をプレート状部材の上面に溶接することにより組立てられる。
(4)請求項4の溶接スタッドは、上記ねじ部を雌めじにしたので、ボルト等の雄ねじによって他部材を取り付け固定することができる。
(5)請求項5の溶接スタッドは、上記ねじ部を雄ねじにしたので、ナット等の雌ねじによって他部材を取り付け固定することができる。
図1〜図8は第1実施例の溶接スタッドを示し、図1は平面図、図2は断面図、図3は分解断面図、図4〜図8は組付工程図である。
図1、図2に示すように、第1実施例の溶接スタッド1は、有底筒状に形成され底部2の下面にスタッド溶接用の突起3を備え、上部開口側の端部において内方向に突出するフランジ4を有するねじホルダ部5と、上部に上記フランジ4と係合可能な環状段部6を有し、上記ねじホルダ部5内に半径方向に移動可能に収容されたねじ部7と、からなっている。そして、上記溶接スタッド1は、上記スタッド溶接用の突起3を用いてスタッド取付基板(以下、ベースプレートと称する)BPに取り付けられる。
図3に示すように、上記ねじホルダ部5は、底部2下面に上記スタッド溶接用の突起3を設けた有底筒状部材8の上部に、上記フランジ4となるリング部材9を溶接することにより形成されている。
上記ねじ部7は、上記有底筒状部材8のねじ収容部10内に収容される大径部11と、該大径部11の上面に設けられて上記リング部材9の内周側で構成される上記フランジ4内に挿入される小径部12と、からなっている。上記ねじ部7の中心部にはねじ孔13が設けられていて、上記ねじ部7は、雌ねじとして構成されている。
図2に示すように、上記ねじ収容部10の内面と上記ねじ部7の大径部11の間および、上記フランジ4の内面と上記ねじ部7の小径部12との間には、隙間δが発生するようになっていて、上記隙間δの範囲内で、上記ねじ部7を半径方向、即ち軸心CLと直交する方向に移動(偏移)させることが可能になっている。
次に、上記第1実施例の溶接スタッド1の使用方法について説明する。先ず、図4に示すように、上記スタッド溶接用の突起3を利用して溶接スタッド1を、ベースプレートBPに溶接する。
次に、図5に示すように、上記溶接スタッド1に取り付ける他部材21のねじ挿通孔22および該ねじ挿通孔22に挿入される雄ねじ23の軸心CL1と、上記ねじ部7のねじ孔13の軸心CL2が一致しない場合には、図6に示すように、上記隙間δを利用して、上記ねじ収容部10内で上記ねじ部7を半径方向に移動させて、上記ねじ部7のねじ孔13の軸心CL2を雄ねじ23の軸心CL1に合わせる。
そして、図7に示すように、雄ねじ23をねじ部7のねじ孔13に螺合して、締付け方向に回転させると、雄ねじ23は、下降して、該雄ねじ23の頭部23a或いは図示を省略したワッシャー等を介して他部材21を上記リング部材9の上面に押し付けて固定する。なお、上記ねじ部7は、ねじ収容部10内で回転しないようになっていて、雄ねじ23を締付け方向に回転させると、上記ねじ部7は、上昇して、上記環状段部6が上記フランジ4の下面に押し付けられて固定される。ねじ部7を回転させないために、ねじ部7およびねじ収容部10を断面四角形等の非円形状に形成する方法等が採られる。
第1実施例の溶接スタッド1は、上述のような構成であって、ねじホルダ部5をベースプレートBPに溶接した後においても、ねじ収容部10内においてねじ部7を半径方向に移動させ、ねじ孔13の軸心CL2を偏移させて、他部材21のボルト挿通孔22や雄ねじ23の軸心CL1に上記ねじ孔13の軸心CL2を一致させることができる。
従って、溶接スタッド1をベースプレートBPに溶接する際などに組付誤差が発生した場合でも、上記組付誤差を吸収することができるので、図12に示すように、上記ボルト挿通孔の径φ1を上記ねじ部の径φ2よりも大きくして、上記誤差を吸収する必要がなくなる。
また、ねじホルダ部5内にねじ部7を収容する構成にしたので、予めねじ孔13の径の異なる複数種類のねじ部7を用意しておいて、これらを選択使用することにより、図8に示すように、径の異なる雄ねじ23にも対応することができるという効果がある。
図9、図10は第2実施例の溶接スタッド1Aを示し、図9は断面図、図10は分解断面図である。
第2実施例の溶接スタッド1Aと上記第1実施例の溶接スタッド1との主たる相違点は、第1実施例の溶接スタッド1においては、ねじホルダ部5を、底部2の下面にスタッド溶接用の突起3を有する有底筒状部材5の上部に、フランジ4となるリング部材9を溶接して形成したのに対して、第2実施例の溶接スタッド1Aにおいては、下面にスタッド溶接用の突起14を有するプレート状部材15の上面に、上端にフランジ16を有する筒状部材17を溶接して形成した点にある。他の構成や使用方法、効果は、第1実施例の溶接スタッド1と同じであるので重複する説明は省略する。
図11は第3実施例の溶接スタッド1Bを示す。第3実施例の溶接スタッド1Bと上記第1,第2実施例の溶接スタッド1,1Aの主たる相違点は、上記第1,第2実施例の溶接スタッド1,1Aは、ねじ部7の中心部にねじ孔13を形成し、溶接スタッド1,1Aを雌ねじスタッド(ナットスタッド)として構成したのに対して、第3実施例の溶接スタッド1Bは、上記ねじ部7の小径部12の上面に雄ねじ18を突出形成し、上記ねじ部7を雄ねじスタッド(ボルトスタッド)として構成した場合を示す。他の構成は、大径部11およびねじホルダ部5の高さが上記第1,第2実施例の場合よりは若干低くなっている他は、上記第1,第2実施例の場合と略同じであるので重複する説明は省略する。
第3実施例の溶接スタッド1Bは、上述のような構成であって、上記雄ねじ18を他部材21のボルト挿通孔22に挿入したのち、上記雄ねじ18に雌ねじ19を螺合して、他部材21を溶接スタッド1B上に固定する。
第1実施例の溶接スタッドの平面図。 第1実施例の溶接スタッドの断面図。 第1実施例の溶接スタッドの分解断面図。 組付工程図。 組付工程図。 組付工程図。 組付工程図。 組付工程図。 第2実施例の溶接スタッドの断面図。 第2実施例の溶接スタッドの分解断面図。 第3実施例の溶接スタッドの断面図。 従来の溶接スタッドの断面図。
符号の説明
1、1A、1B…溶接スタッド
2…底部
3…溶接用の突起
4…フランジ
5…ホルダ部
6…環状段部
7…ねじ部
8…有底筒状体
9…リング部材
11…大径部
12…小径部
13…ねじ孔
14…溶接用の突起
15…プレート状部材
16…フランジ
17…筒状部材
18…雄ねじ
19…雌ねじ
21…他部材
22…ねじ挿通孔
23…雄ねじ

Claims (5)

  1. 有底筒状に形成され底部下面にスタッド溶接用の突起を備え、上部開口部に内方向のフランジを有するねじホルダ部と、
    上部に上記フランジと係合可能な環状段部を有し、上記ねじホルダ部内に半径方向に移動可能に収容されたねじ部と、
    からなる溶接スタッド。
  2. 上記ねじホルダ部は、底部下面にスタッド溶接用の突起を有する有底筒状部材の上部に上記フランジとなるリング部材を溶接して形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の溶接スタッド。
  3. 上記ねじホルダ部は、底部下面にスタッド溶接用の突起を有するプレート状部材の上面に、上端にフランジを有する筒状部材を溶接して形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の溶接スタッド。
  4. 上記ねじ部は、雌ネジである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の溶接スタッド。
  5. 上記ねじ部は、雄ネジである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の溶接スタッド。
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