JP2008119363A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特にドラムの径が大きい場合にでも脱水立上げ時のドラムの偏心量を抑えて高速脱水時の振動を抑制する。
【解決手段】ドラム内底部に少し露出する程度に外槽内に水を残した状態で、ドラムを25rpmで左右反転させて洗濯物のほぐしを行った後、ドラム内周面側の洗濯物に作用する遠心力が重力と釣り合う程度の50rpmを所定時間維持する。それから全ての洗濯物がドラム内周面に張り付くような90rpmまでドラム回転速度を上昇させて、洗濯物の偏在による偏心量を判定する。偏心量が許容範囲でなければドラム回転速度を50rpmに落とし、その速度を所定時間維持した後に再び偏心量を判定する。ドラムを50rpmで回転させるときに一部の洗濯物はドラム内周面に張り付き残りの洗濯物はドラム内方で移動するが、水を十分に含むため下方に落下し易く偏心量が小さくなり易い。
【選択図】図3

Description

本発明はドラム式洗濯機に関し、さらに詳しくは、ドラムを高速回転させて遠心脱水を行う際の振動を抑制する技術に関する。なお、本明細書中において「脱水」とは、通常の水を用いた洗濯における脱水と石油系溶剤やシリコーン系溶剤等の溶剤を用いた洗濯における脱液との両方を含むこととする。
ドラム式洗濯機は水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在であるドラムを有しており、このドラムを高速回転させることでドラム内に収容されている洗濯物の脱水を行う。このようなドラム式洗濯機における大きな問題点の1つは、遠心脱水に際し洗濯物がドラム内周面上で周方向に片寄って配置されている状態でドラムを高速回転させると、回転軸周りの質量分布のアンバランスによってドラムが大きく振動し、外槽や筐体自体の異常振動や異常騒音を引き起こすおそれがあることである。また、こうしたドラムの異常な振動はドラムを支持する軸体やこれを支承する軸受に大きな負荷を掛けるため故障の原因ともなり易い。
上述のような遠心脱水時の振動を抑制するために、従来より、様々なバランス調整方法が提案されている。例えば特許文献1に記載のドラム式洗濯機では、ドラム内の洗濯物に作用する遠心力が重力よりも大きくなるような回転速度でドラムを回転させながら、ドラム内周面上での周方向の洗濯物の片寄りに起因する偏心荷重の位置を検知し、その偏心荷重位置に応じたタイミングで回転速度を一時的に減速することでかたまっている洗濯物を落下させるようにして偏心量を小さくするようなバランス調整を実行している。こうした方法は、洗濯物の片寄りが比較的狭い範囲に集中している場合には有効であるが、洗濯物の片寄りが比較的広い範囲である場合に適切なバランス調整ができない場合がある。また、バランス調整に比較的長い時間が掛かる傾向にある。
一方、上記特許文献1に記載のドラム式洗濯機では、洗濯やすすぎに利用した水をドラム底部に所定量残した状態でドラムの回転速度の変動によって上記バランス調整運転を行っている。このようにドラム内に適度に水を残した状態とすると、洗濯物がドラム底部を通過する際に吸水し、常に水を充分に含んだ状態となる。このため、例えば布団類や毛布など、水が或る程度抜けてしまうと膨張してドラム内の空間を占有してしまうような洗濯物でも、その体積を小さく保ったままで適切に分散させることができるという利点がある。
こうしたことから、現在商品化されているドラム式洗濯機では(非特許文献1参照)、外槽内に少量の水を残した状態でドラムを低速で左右反転することで洗濯物のほぐしを行った後、ドラム内の全ての洗濯物がドラム内周面に張り付くような回転速度までドラム回転速度を徐々に且つほぼ線形な速度変化に従って上昇させ、その過程で洗濯物を適度に分散させながらドラム内周面に張り付かせるようにしている。こうした方法により、比較的短時間で洗濯物を適切に分散させてドラム全体の偏心量を抑えてドラム高速脱水回転に移行することができる。
特開平9−290089号公報 「コイン式全自動洗濯乾燥機SWD-A170GC」、[平成18年11月6日検索]、三洋電機テクノクリエイト株式会社、インターネット<URL : http://www.sanyo-technocreate.jp/products/coinlaundry/01/swd-a170gc/index.html>
ところが、本願発明者の実験によれば、ドラムの内径が比較的小さい場合には上記のような方法で以て良好にバランス調整が行えるものの、ドラム内径を大きくした場合には偏心量を小さくすることが難しい場合があることが判明した。具体的には、非特許文献1に記載のドラム式洗濯機はドラム内径が650mmであって、この程度であれば良好なバランス調整が可能であるものの、ドラム内径を例えば800mm程度まで大きくしようとすると同じような制御方法では良好なバランス調整を行うことが難しい場合がある。
本発明はこうした課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、特にドラムの内径が大きな場合であっても遠心脱水の立ち上げ時に良好なバランス調整を行って高速ドラム回転時の異常振動や異常騒音の発生を回避することができるドラム式洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するために成された第1発明は、水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在であるドラムと、該ドラムを内装し内部に水を貯留するための外槽と、前記ドラムを回転駆動する駆動源を含む回転駆動手段と、を具備し、前記回転駆動手段により前記ドラムを高速で回転させることで該ドラム内に収容されている洗濯物の脱水を行うドラム式洗濯機において、
a)前記ドラム内底部に水が露出する程度に前記外槽内に水が残留した状態で、該ドラム内に収容されている洗濯物のうちドラム内周面側に位置する洗濯物に対し遠心力と重力とが均衡又は遠心力が重力よりも大きく、回転軸側に位置する洗濯物に対し遠心力が重力よりも小さくなるような第1回転速度を所定時間維持し、その後に全ての洗濯物に作用する遠心力が重力よりも大きくなるような第2回転速度まで回転速度を上昇させるべく前記回転駆動手段を制御する制御手段と、
b)前記第2回転速度で前記ドラムが回転しているときに該ドラム内の周方向の洗濯物の分布状況による偏心量を検知し、該検知結果に基づいてドラムを高速で回転させることの可否を判定する判定手段と、
を備えることを特徴としている。
また上記課題を解決するために成された第2発明は、水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在であるドラムと、該ドラムを内装し内部に水を貯留するための外槽と、前記ドラムを回転駆動する駆動源を含む回転駆動手段と、を具備し、前記回転駆動手段により前記ドラムを高速で回転させることで該ドラム内に収容されている洗濯物の脱水を行うドラム式洗濯機において、
a)後記第2回転速度で前記ドラムが回転しているときに該ドラム内の周方向の洗濯物の分布状況による偏心量を検知し、該検知結果に基づいてドラムを高速で回転させることの可否を判定する判定手段と、
b)前記ドラム内底部に水が露出する程度に前記外槽内に水が残留した状態で、全ての洗濯物に作用する遠心力が重力よりも大きくなるような第2回転速度で前記ドラムを回転させ、前記判定手段によりドラムの高速回転が不許可であると判定されると、前記ドラム内に収容されている洗濯物のうちドラム内周面側に位置する洗濯物に対し遠心力と重力とが均衡又は遠心力が重力よりも大きく、回転軸側に位置する洗濯物に対し遠心力が重力よりも小さくなるような第1回転速度まで回転速度を落として該速度を所定時間維持し、その後に前記判定手段による再判定のために前記第2回転速度まで回転速度を上昇させるべく前記回転駆動手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴としている。
なお、第1及び第2発明に係るドラム式洗濯機が溶剤を用いた洗濯を行う洗濯機である場合には、上記「水」は「溶剤」、「脱水」は「脱液」と読み替えればよい。
第1発明に係るドラム式洗濯機では、例えば洗い運転やすすぎ運転に引き続いて脱水運転を実行する場合には、洗いやすすぎのために外槽内に貯留されていた水の多くを機外に排出し、ドラム内底部に水が覗く程度に外槽内に水が残留した状態で一旦排水を停止する。そして、制御手段による制御の下に、ドラム内に収容されている洗濯物のうちドラム内周面側に位置する洗濯物に対し遠心力と重力とが均衡又は遠心力が重力よりも大きく、回転軸側に位置する洗濯物に対し遠心力が重力よりも小さくなるような第1回転速度まで徐々に回転速度を上げ、その回転速度を暫時維持する。このとき、ドラム内周面側に位置する洗濯物に対して作用する遠心力はほぼ1Gであり、例えばドラムの内径が800mm程度である場合には回転速度は約50rpmである。
第1回転速度でドラムが回転されるとき、ドラム内周面側に位置する洗濯物は遠心力によりドラム内周面に張り付いてドラムと一体に回転するが、その内方に位置する洗濯物は重力によってドラム上方に持ち上げられようとする途中で下方に落下する。即ち、ドラム内周面側の洗濯物は全体としてほぼ回転軸周りのバランスがとれた状態となっており、その内方でバランスのとれていない洗濯物が回転に伴って移動している状態である。また、ドラム内底部には水が貯留されており、これによって洗濯物から水が吐き出されてしまってもすぐに該洗濯物に水が補給され、洗濯物はほぼ常時水を十分に含んだ状態で重くなる。
そのために、洗濯物は落下する際に回転前方に投げ出されにくく、下方にばらついて落ち易くなる。これにより、第1回転速度で暫時ドラムを回転させてから第2回転速度まで速度を上昇させると、ドラム内周面にバランス良く洗濯物が分散して張り付いた状態から他の洗濯物がその内周側にばらけて張り付くようになるので、ドラム全体でバランスがとれ偏心量が小さな状態となり易い。本願発明者の実験によれば、特にドラムの内径が大きい場合でも高い確率でバランス調整が良好に行われることが確認できた。この理由は明確に把握されているわけではないが、ドラム内径が大きな場合、ドラム内周面積が広いためにドラム内周全面にほぼ満遍なく洗濯物が張り付くのに或る程度時間が掛かり、そのためにドラムの回転速度を所定時間第1回転速度に維持することが有効であると考えられる。
一方、第2発明に係るドラム式洗濯機では、第2回転速度で以てドラムを回転させている状態で検知された偏心量が大きい場合に、制御手段は、外槽内に水を残留させたまま、全ての洗濯物がドラム内底部に落下するような回転速度ではなく、ドラム内周面側に位置する洗濯物のみが遠心力によってドラム内周面に張り付いて回転するような第1回転速度まで回転速度を落とす。したがって、一部の洗濯物のみが遠心力の束縛を離れ、ドラムの回転に伴って上方に持ち上げられようとすると落下するように移動することとなり、この洗濯物を適度に分散させることでドラム全体の偏心量を小さくすることができる。このため、全ての洗濯物を一旦ドラム底部に落としてバランス調整をやり直す場合に比べて、次に第2回転速度まで速度を上げたときに、より高い確率でバランスをとることができるようになる。また特にドラムの内径が大きい場合でも高い確率で良好なバランス調整が行えることは上記第1発明と同様である。
第1及び第2発明に係るドラム式洗濯機によれば、ドラム内径が大きい場合でも、脱水運転の立ち上げ時の回転軸周りのバランス調整を良好に行って、より高速の回転速度で脱水を遂行することができる。それにより、脱水効率が向上し、洗濯物に残る洗剤成分や水分を減らして、すすぎ性能や乾燥性能を改善することができる。また、脱水立ち上げを迅速に行って脱水時間が長引くことを回避することができる。
また第1及び第2発明に係るドラム式洗濯機において、前記制御手段は、前記判定手段によりドラムの高速回転が許可されると外槽内に貯留されている水を排出させ、前記判定手段はその状態で再度偏心量を検知し、該検知結果に基づいてドラム高速回転時の回転速度を決定する構成とすることが好ましい。
ドラム回転に対する水の負荷が大きい場合や各洗濯物の水の抜け方が大きく相違する場合などには、外槽内から水が排出された後にドラム全体のバランスの状態が変化する懸念がある。これに対し、上記好ましい構成では、外槽内に残されていた水が排出された後に再び偏心量が検知され、その結果に基づいて偏心量が小さいほどドラム高速回転時の回転速度が高い値に設定される。したがって、排水後にドラム全体のバランス状態が変化しても、偏心量が大きい場合には回転速度が抑えられるので、回転軸や軸受などに対して掛かる負荷を軽減し故障や破損を防止することができる。また、そうした負荷が小さくて済む場合には、ドラムをより高速で回転させることで高い脱水効率を達成することができる。
以下、第1及び第2発明の一実施例であるドラム式洗濯機について図1〜図5を参照して説明する。図1は本実施例のドラム式洗濯機の全体構成を示す概略側面断面図である。
箱形状の筐体1の内部には周面略円筒形状の外槽2が配置され、外槽2の内部には洗濯物を収容するための周面略円筒形状のドラム4が前後方向に延伸する主軸5により軸支されている。外槽2の前面に形成された衣類投入口はドア3により開閉され、ドア3が開放された状態でドラム4内に洗濯物の出し入れが可能となっている。ドラム4の周面には多数の通水孔4aが穿設されており、洗浄やすすぎ時に外槽2内に供給された水はこの通水孔4aを通してドラム4内へ流入し、遠心脱水時にドラム4内で洗濯物から吐き出された水はこの通水孔4aを通して外槽2側へと飛散する。またドラム4の内周面には、周方向に所定角度間隔で洗濯物を掻き上げるためのバッフル4bが設けられている。
主軸5は外槽2の背面壁に装着された軸受6によって回転自在に支承され、さらに後方に突出した主軸5の先端には主プーリ7が取り付けられている。筐体1の底部にはモータ8が設置され、モータ8の回転軸にはモータプーリ9が取り付けられており、このモータプーリ9の回転動力はタイミングベルト10を介して主プーリ7に伝達される。これにより、モータ8が駆動されると、モータ8の回転速度が所定の減速比で減速された回転速度で以てドラム4が主軸5を中心に回転する。
外槽2の背面壁の上部には途中に給水バルブ13が設けられた給水管12が接続されており、給水バルブ13が開放されると外部から供給される水が給水管12を介して外槽2へと供給される。一方、外槽2の底部に設けられた排水口には、途中に排水バルブ15が設けられた排水管14が接続されており、排水バルブ15が開放されると外槽2内の水が排水管14を通して機外へと排出される。
図2はこのドラム式洗濯機の電気系構成を示すブロック図である。CPU、ROM、RAM、タイマなどを含む制御部20が制御の中心に据えられ、制御部20には操作部24から運転開始指令などの操作信号が入力され、また水位センサ26から外槽2内に貯留している水の水位の検知信号が入力される。制御部20は内部のROMに格納された制御プログラムに従って所定の処理を実行し、インバータ駆動部22を介してモータ8の回転速度、回転方向などを制御するとともに、負荷駆動部21を介して給水バルブ13及び排水バルブ15の開閉動作を制御する。モータ8(又はドラム4)の回転速度は速度検出器23により検知され、インバータ駆動部22及び制御部20にフィードバックされる。電流検出部27はインバータ駆動部22からモータ8に供給される駆動電流(モータ電流)のうちのトルク電流成分を検出し、その電流値(振幅値)を制御部20にフィードバックする。また制御部20は表示部25により操作や運転状態に対応した表示を行う。
一般に、後述するように遠心脱水時にドラム4内周面上で洗濯物が偏在しているとドラム4が一回転する間に負荷トルクが変動するため、モータ電流のトルク電流成分は洗濯物の偏在に起因する偏心荷重に応じて変動する。このトルク電流成分の変動振幅は偏心荷重の大きさ(偏心量)を反映しているため、制御部20は電流検出部27からの検出値に基づいて偏心量を判断することが可能である。
次に、本実施例のドラム式洗濯機における特徴的な動作として脱水行程時の制御について図3〜図5により説明する。図3は脱水立ち上げ時のドラム4の回転速度の時間的変化を示すグラフ、図4は脱水立ち上げ時の制御手順を示すフローチャート、図5はドラム内の洗濯物の分布・移動状態を示す模式図である。なお、以下の説明では、ドラム4の内径が800mmである場合について回転速度の数値を示している。
通常の自動運転が行われる場合には、脱水行程は洗いやすすぎの後に実行され、洗いやすすぎ時には排水バルブ15が閉鎖され、外槽2内には所定水位までの水が貯留される。洗い運転やすすぎ運転が終了すると、制御部20は負荷駆動部21を介して排水バルブ15を開放し、外槽2内に貯留されている水を排水管14を通して機外へと排出する。そして、制御部20は水位センサ26からの水位検知信号により外槽2内の貯留水位を監視し、水位が1度程度となるように排水バルブ15を一旦閉じる(ステップS1)。この水位は外槽2の中心を10度、外槽2の底部を0度として表したものであり、1度という水位Lは、図1中に示したように、ドラム4の内底部に僅かに水が覗いた状態である。
次に、制御部20はインバータ駆動部22を介してモータ8を駆動し、ドラム4を25rpmの回転速度で左右交互に反転駆動することでほぐし運転を行う(ステップS2)。このとき、ドラム4内の洗濯物は図5(a)に示すように撹拌され、これによって洗濯物の絡みがほぐされてばらけ易い状態となる。次いで、ドラム4の回転方向を一方向に固定し、その回転速度を25rpmから50rpmまで上昇させ、回転速度が50rpmになったならばその回転速度を維持することでバランス調整運転を行う(ステップS3)。図3はドラム4の回転速度を25rpmから上昇させる時点以降の回転速度の変化を示したものであり、ここではほぼ直線的に50rpmまで速度を上昇させている。
この50rpmという回転速度は、上記内径を有するドラム4において、ドラム4内周面に沿って存在する洗濯物に作用する遠心力が約1Gとなるような、即ち、遠心力と重力とがほぼ均衡する速度であって、本発明における第1回転速度に相当する。そのため、図5(b)に示すように、ドラム4の内周面側に存在する洗濯物は遠心力によってドラム4内周面に軽く張り付き、その内方に存在する洗濯物は遠心力よりも重力のほうが大きいためにドラム4の回転に伴って落下する。この際、ドラム4の内底部に少量の水が残っているため、洗濯物は十分に水を含んで重くなっている。即ち、撹拌に伴って洗濯物から少し水が吐き出されてしまうが、外槽2内底部に水が貯留されていると、落下した洗濯物は再び吸水するためにほぼ常に十分な水を含んだ状態を維持する。そのため、ドラム4内方に位置する洗濯物が図5(b)に示すように落下するとき、回転前方に勢いよく飛び出しにくく、それよりも手前側にばらけながら落下する。
そうして所定時間(例えば数秒程度)バランス調整運転を実行すると、ドラム4の内周面のほぼ全体に洗濯物が張り付いてそれらについてはバランスがとれた状態となり、その内方で残りの洗濯物が移動する状態となる。それから、そのドラム4の回転速度を50rpmから90rpmまで上昇させ、回転速度が90rpmになったならばその回転速度を維持することでバランス判定運転を行う(ステップS4)。この90rpmという回転速度は、上記内径を有するドラム4において、ドラム4内周面に沿って存在する洗濯物に作用する遠心力は約3Gであり、ドラム4内方側に位置する洗濯物に作用する遠心力も1G以上である。そのため、図5(c)に示すように、全ての洗濯物が遠心力によってドラム4の内周面に押し付けられ、ドラム4の回転に伴って一体となって回転する。
前述のようにドラム4の回転速度が50rpmであるときにはドラム4内周面に張り付いた洗濯物の内方で残りの洗濯物が移動しており、回転速度が90rpmまで上昇される過程で、その残りの洗濯物が適度にばらけながらその外周側の洗濯物の内側に張り付く。これにより、ドラム4全体のバランスがとれる確率が高くなる。
このバランス判定運転中に制御部20は電流検出部27から得られる検出値に基づいてバランス判定を実行する(ステップS5)。即ち、上述のようにモータ電流のトルク電流成分の変動振幅はドラム4の内周面上に張り付いた洗濯物の片寄りに起因する偏心量を反映しているから、変動振幅の値に予め許容値を設定しておき、変動振幅がこの許容値内に収まるか否かによりバランスがOKであるか否かを判定することができる(ステップS6)。バランスがOKである場合には、制御部20は負荷駆動部21を介して排水バルブ15を開放し、外槽2内に残っている水を機外に排出する(ステップS7)。
水を排出した後に制御部20は、電流検出部27から得られる検出値に基づいて偏心量を判定する(ステップS8)。即ち、今度は上述のようにモータ電流のトルク電流成分の変動振幅が複数の範囲のいずれに入っているのかを判定する。そして、偏心量の大きさに応じて高速脱水時の最高回転速度を決定する(ステップS9)。ここでは偏心量が小さい順に、600rpm、500rpm、400rpmの三段階の最高回転速度に設定するものとする。そして、ドラム4の回転速度を90rpmから、上記のように決められた最高回転速度まで上昇させて高速脱水を実行する(ステップS10)。
ステップS5で偏心量を判定する際には外槽2内に水が貯留されており、上述のように全ての洗濯物が十分に水を含んでいるが、ステップS7で外槽2から水を抜くと、洗濯物が水抜けのよいものである場合(例えば化学繊維から成るものである場合)にはバランス状態が少し変化してしまう可能性がある。また、外槽2内に貯留された水は僅かであるので、基本的にはドラム4の回転に対する負荷とはならないが、場合によっては偏心量検知に影響を与えることもあり得る。そこで、上述のように外槽2から水を抜いた後の偏心量に基づいて脱水回転速度を決めることで、偏心量が相対的に大きいにも拘わらず無理に高速でドラム4を回転させてしまって主軸5や軸受6に無理な負荷が掛かることを回避することができる。また、偏心量が小さい場合には高い回転速度で脱水を行い、高い脱水効率を達成することができる。
これに対し上記ステップS6で偏心量が許容値を越えていると判断されるとステップS3に戻る。即ち、図3に示すように、外槽2内に水が貯留されている状態のまままドラム4の回転速度は90rpmから50rpmに一旦下げられる。上述のようにこの回転速度ではドラム4の内周面側に存在している洗濯物は落下せず、ドラム4内方側に位置する洗濯物のみが重力によって落下する。従来、偏心量を判定して高速脱水回転への立ち上げが不可である場合には一旦ほぐし運転からやり直すようにしていたが、本実施例ではほぼバランスがとれた状態であるドラム4内周面側の洗濯物はそのままにして、残りの洗濯物のみを移動させることでドラム4全体のバランスをとることを試みる。したがって、所定時間(数秒〜10秒程度)50rpmでドラム4を回転させた後に90rpmまで回転速度を徐々に上げると、高い確率でドラム4の全体のバランスがとれるようになる。
以上のように、本実施例のドラム式洗濯機では、遠心脱水の立ち上げ時に迅速にドラム4全体の偏心量が小さくなるように洗濯物を分散させ、偏心量が小さな状態で高速脱水回転に移行することができる。
なお、上記実施例における各数値は一例であって、これに限定されるものではない。また、上記実施例は水を使用したドラム式洗濯機について述べたが、石油系溶剤等の溶剤を使用するドライクリーナに本発明を適用できることは明らかである。また、それ以外の点についても、本発明の趣旨の範囲で適宜変形や修正、追加を行っても本願特許請求の範囲に包含されることは明白である。
本発明の一実施例であるドラム式洗濯機の全体構成を示す概略断面図。 本実施例のドラム式洗濯機の電気系構成を示すブロック図。 本実施例のドラム式洗濯機における脱水立ち上げ時のドラムの回転速度の時間的変化を示す模式図。 本実施例のドラム式洗濯機における脱水立ち上げ時の制御手順を示すフローチャート。 本実施例のドラム式洗濯機における脱水立ち上げ時のドラム内の洗濯物の分布・移動状況を説明するための模式図。
符号の説明
1…筐体
2…外槽
3…ドア
4…ドラム
4a…通水孔
4b…バッフル
5…主軸
6…軸受
7…主プーリ
8…モータ
9…モータプーリ
10…タイミングベルト
12…給水管
13…給水バルブ
14…排水管
15…排水バルブ
20…制御部
21…負荷駆動部
22…インバータ駆動部
23…速度検出器
24…操作部
25…表示部
26…水位センサ
27…電流検出部

Claims (3)

  1. 水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在であるドラムと、該ドラムを内装し内部に水を貯留するための外槽と、前記ドラムを回転駆動する駆動源を含む回転駆動手段と、を具備し、前記回転駆動手段により前記ドラムを高速で回転させることで該ドラム内に収容されている洗濯物の脱水を行うドラム式洗濯機において、
    a)前記ドラム内底部に水が露出する程度に前記外槽内に水が残留した状態で、該ドラム内に収容されている洗濯物のうちドラム内周面側に位置する洗濯物に対し遠心力と重力とが均衡又は遠心力が重力よりも大きく、回転軸側に位置する洗濯物に対し遠心力が重力よりも小さくなるような第1回転速度を所定時間維持し、その後に全ての洗濯物に作用する遠心力が重力よりも大きくなるような第2回転速度まで回転速度を上昇させるべく前記回転駆動手段を制御する制御手段と、
    b)前記第2回転速度で前記ドラムが回転しているときに該ドラム内の周方向の洗濯物の分布状況による偏心量を検知し、該検知結果に基づいてドラムを高速で回転させることの可否を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在であるドラムと、該ドラムを内装し内部に水を貯留するための外槽と、前記ドラムを回転駆動する駆動源を含む回転駆動手段と、を具備し、前記回転駆動手段により前記ドラムを高速で回転させることで該ドラム内に収容されている洗濯物の脱水を行うドラム式洗濯機において、
    a)後記第2回転速度で前記ドラムが回転しているときに該ドラム内の周方向の洗濯物の分布状況による偏心量を検知し、該検知結果に基づいてドラムを高速で回転させることの可否を判定する判定手段と、
    b)前記ドラム内底部に水が露出する程度に前記外槽内に水が残留した状態で、全ての洗濯物に作用する遠心力が重力よりも大きくなるような第2回転速度で前記ドラムを回転させ、前記判定手段によりドラムの高速回転が不許可であると判定されると、前記ドラム内に収容されている洗濯物のうちドラム内周面側に位置する洗濯物に対し遠心力と重力とが均衡又は遠心力が重力よりも大きく、回転軸側に位置する洗濯物に対し遠心力が重力よりも小さくなるような第1回転速度まで回転速度を落として該速度を所定時間維持し、その後に前記判定手段による再判定のために前記第2回転速度まで回転速度を上昇させるべく前記回転駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 前記制御手段は、前記判定手段によりドラムの高速回転が許可されると外槽内に貯留されている水を排出させ、前記判定手段はその状態で再度偏心量を検知し、該検知結果に基づいてドラム高速回転時の回転速度を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のドラム式洗濯機。
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