JP2008119229A - 遊技媒体回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の遊技機島の間にて遊技媒体を貯留する回収タンクを集約させた場合であっても円滑な運用が可能となるようにする。
【解決手段】複数の遊技機島を備え、各遊技機島のそれぞれにて遊技媒体の回収を行う媒体回収手段と、前記媒体回収手段が回収した遊技媒体を貯留するために前記複数の遊技機島のいずれか二以上に配された回収タンクと、前記複数の遊技機島の間で遊技媒体の受け渡しを行う媒体搬送手段とを備える遊技システムにおいて、前記媒体回収手段が回収した遊技媒体の前記回収タンクへの貯留にあたり、前記二以上の中から一つの回収タンクを選択して当該遊技媒体の貯留先として決定するとともに(S201,S204)、当該一つの回収タンクについての選択結果を必要に応じて可変させるようにする(S202〜S206)。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の遊技機島を備える遊技システムにて用いられる遊技媒体回収装置に関する。
一般に、複数の遊技機島が設置されている遊技場では、各遊技機島の間に搬送コンベヤを架設して、各遊技機島間での遊技媒体の受け渡しを可能にし、これにより各遊技機島における遊技媒体の貯留量を適切に調整して均等化を図るようになっている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2004−181003号公報 特開2006−136355号公報
ところで、遊技機島における遊技媒体の貯留は、当該遊技機島内での遊技媒体の循環経路中に回収タンクを設け、その回収タンクを用いて行うことが一般的である。ただし、各遊技機島の間に搬送コンベヤを架設する場合には、各遊技機島間での遊技媒体の受け渡しが可能となることから、各遊技機島のそれぞれに回収タンクを設ける必要はなく、回収タンクを集約させて、その設置数を削減することが考えられる。
しかしながら、回収タンクを集約させた場合には、その運用によっては、円滑な遊技媒体の循環処理が妨げられてしまうおそれがある。例えば、ある遊技機島にて遊技媒体を回収タンク内に貯留させる必要が生じた場合に、当該貯留を専らその遊技機島と最も近い距離にある回収タンクを用いて行うことが考えられるが、このような運用では回収タンクが満杯であると貯留が行えず、その結果処理動作が滞ってしまう等の事態が発生し得る。
そこで、本発明は、複数の遊技機島の間にて遊技媒体を貯留する回収タンクを集約させた場合であっても円滑な運用が可能となる遊技媒体回収装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出された遊技媒体回収装置である。すなわち、請求項1に係る発明は、複数の遊技機島を備える遊技システムにて用いられる遊技媒体回収装置であって、前記複数の遊技機島のそれぞれにて遊技媒体の回収を行う媒体回収手段と、前記媒体回収手段が回収した遊技媒体を貯留するために前記複数の遊技機島のいずれか二以上に配された回収タンクと、前記複数の遊技機島の間で遊技媒体の受け渡しを行う媒体搬送手段と、前記媒体回収手段が回収した遊技媒体の前記回収タンクへの貯留にあたり、前記二以上の中から一つの回収タンクを選択して当該遊技媒体の貯留先として決定するとともに、当該一つの回収タンクについての選択結果を必要に応じて可変させる回収先決定手段とを備えることを特徴とする遊技媒体回収装置である。
上記構成の遊技媒体回収装置によれば、回収タンクについての選択結果を必要に応じて可変させ得るので、複数の遊技機島の間にて回収タンクの設置数を集約させた場合であっても、遊技媒体の回収タンクへの貯留にあたり、原則的には所定基準に従って一つの回収タンクを選択するが、当該回収タンク内への媒体貯留が行えない状況下では、他の回収タンクを選択して媒体貯留先として決定する、といったことが実現可能となる。
請求項2に係る発明は、前記回収先決定手段が、前記一つの回収タンクについての選択結果を、当該回収タンクの遊技媒体貯留状況または前記媒体搬送手段の動作状況の少なくとも一方に応じて可変させることを特徴とする請求項1記載の遊技媒体回収装置である。
上記構成の遊技媒体回収装置によれば、回収タンクの遊技媒体貯留状況または媒体搬送手段の動作状況の少なくとも一方に応じて、回収タンクについての選択結果を可変させ得るので、例えば所定基準に従って選択した回収タンクが満杯であったり、その回収タンクが配された遊技機島に通じる媒体搬送手段に不具合が生じた場合には、当該回収タンクではなく他の回収タンクを選択して媒体貯留先として決定する、といったことが実現可能となる。
請求項3に係る発明は、前記回収先決定手段が、前記一つの回収タンクを、当該回収タンクが配されている遊技機島と当該回収タンクへ貯留すべき遊技媒体を回収する前記媒体回収手段が配されている遊技機島との位置関係に基づいて選択することを特徴とする請求項1または2記載の遊技媒体回収装置である。
上記構成の遊技媒体回収装置によれば、遊技機島間の位置関係に基づいて回収タンクの選択を行うので、回収タンクについての選択にあたり、その選択を例えば設置位置が近い順(媒体搬送手段による搬送距離が短い順)に行う、といったことが実現可能となる。
請求項4に係る発明は、前記回収タンクの全てが遊技媒体の貯留を受け付け得ない場合に、前記媒体回収手段が回収した遊技媒体の貯留を行う非常用の予備回収タンクが、前記複数の遊技機島のそれぞれに配されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の遊技媒体回収装置である。
上記構成の遊技媒体回収装置によれば、非常用の予備回収タンクが各遊技機島に配されているので、例えば選択し得る回収タンクの全てが媒体貯留を行えない状況下にあっても、予備回収タンクを利用して緊急避難的な媒体貯留を行うことで、媒体貯留に関する処理動作が滞ってしまう等の事態が発生してしまうのを回避し得る。
請求項5に係る発明は、遊技媒体の洗浄を行う洗浄機が前記回収タンクに付随して当該回収タンクが配されている遊技機島に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技媒体回収装置である。
上記構成の遊技媒体回収装置によれば、回収タンクに付随して洗浄機が設けられているので、回収タンクへの遊技媒体の貯留に伴い当該遊技媒体の洗浄を行うことが可能となり、また当該回収タンクと同様に洗浄機についても集約させて、その設置数を削減することが実現可能となる。
本発明によれば、複数の遊技機島の間にて回収タンクの設置数を集約させた場合であっても、遊技媒体の回収タンクへの貯留にあたり、その回収タンクについての選択結果を必要に応じて可変させ得るので、例えば回収タンクが満杯のために処理動作が滞ってしまう等の事態が発生することがない。したがって、複数の遊技機島の間にて遊技媒体を貯留する回収タンクを集約させた場合であっても、円滑な運用が実現可能となる。しかも、円滑な運用が自動的に実現されるので、利用者(遊技場の店員等)が各回収タンクにおける媒体貯留量に留意するといったことも不要となる。
以下、図面に基づき本発明に係る遊技媒体回収装置について説明する。
先ず、本発明に係る遊技媒体回収装置の説明に先立ち、その遊技媒体回収装置が用いられる遊技システムについて簡単に説明する。
図1は、遊技システムの概略構成例を示す説明図である。図例のように、遊技システムは、複数の遊技機島1a,1b,1c…を備えて構成されている。なお、図例では、三つの遊技機島1a,1b,1cを示しているが、その数については特に限定されるものではない。
ここで、各遊技機島1a,1b,1c…の概略構成について説明する。なお、ここでは、メダルを遊技媒体として使用する複数のパチスロ機が並設された遊技機島を例に挙げて説明する。
図2は、遊技機島の概略構成の一例を示す説明図である。図例のように、各遊技機島1a,1b,1c…は、いずれも、複数のパチスロ機11と、これに付設されるメダル貸し機12とが、複数並設されてなるものである。また、遊技機島内には、これらの他に、メダルの計数機13が設けられていてもよい。
パチスロ機11およびメダル貸し機12の上方側には、これらパチスロ機11およびメダル貸し機12に対してメダルの補給を行うための補給コンベア14およびシャッタ機構15が設けられている。
補給コンベア14は、パチスロ機11およびメダル貸し機12の並設方向に沿って延びるように配されたもので、その一端側にて供給された所定量のメダルからなるメダル群を、パチスロ機11およびメダル貸し機12が並ぶ列に沿って水平方向に向けて搬送するものである。
シャッタ機構15は、パチスロ機11やメダル貸し機12等のそれぞれに対応した補給コンベア14上の位置、すなわち補給コンベア14上に設定された複数の補給箇所のそれぞれに配されたもので、補給コンベア14が搬送するメダルを、その補給コンベア14から受け取ってパチスロ機11やメダル貸し機12等へ供給するか、あるいはその補給コンベア14にそのまま搬送方向下流側へ搬送させるかの切り換えを行うものである。このような切り換えを行うために、シャッタ機構15は、フラッパと、ソレノイドと、補給シュートと、を有して構成されている。フラッパは、上下方向に移動可能なものであり、上昇時には補給コンベア14の側壁を塞ぎつつその補給コンベア14上における搬送経路を開放する一方で、下降時には補給コンベア14上における搬送経路をその搬送方向に対して斜めに遮蔽しつつ当該遮蔽に対応した箇所にて補給コンベア14の側壁を開放するように形成されたものである。ソレノイドは、フラッパを上下方向に移動させる駆動源となるものである。補給シュートは、各シャッタ機構15と、これに対応するパチスロ機11やメダル貸し機12等との間を、それぞれ個別に連結するもので、補給コンベア14から受け取ったメダルを、例えばメダルの自重を利用して、パチスロ機11やメダル貸し機12等まで移送するものである。なお、シャッタ機構15の詳細な構成は、補給コンベア14が搬送するメダルに対して以下に述べる切り換えを行い得るものであれば、必ずしもフラッパやソレノイド等を用いた構成に限定されることはなく、他の公知技術を利用して実現されたものであってもよい。
一方、パチスロ機11およびメダル貸し機12の下方側には、パチスロ機11、メダル貸し機12または計数機13からのメダルの回収を行う回収コンベア16が設けられている。
回収コンベア16は、パチスロ機11およびメダル貸し機12の並設方向に沿って延びるように配されたもので、例えばオーバーフローによって各パチスロ機11若しくは各メダル貸し機12から排出されるメダル、または計数機13に投入されて計数された後のメダルを回収し、パチスロ機11およびメダル貸し機12が並ぶ列に沿って、補給コンベア14とは逆の水平方向に向けて搬送するものである。つまり、回収コンベア16は、各遊技機島1a,1b,1c…のそれぞれにてメダルの回収を行う媒体回収手段として機能するものである。
また、各遊技機島1a,1b,1c…では、その一方の端側、さらに詳しくは補給コンベア14上へのメダル供給端側に、補給リフタ17と、補給タンク18とが設けられている。
補給リフタ17は、各遊技機島1a,1b,1c…の一方の端側に配されたもので、回収コンベア16、回収リフタ19を介して回収タンク2に回収し、その後洗浄機3で洗浄したメダルを受け取って上方へ揚送するものである。
補給タンク18は、補給リフタ17が揚送するメダルを受け取って貯留するとともに、必要に応じて補給コンベア14上への排出を行うものである。なお、補給タンク18では、補給コンベア14上へのメダル供給を、所定量毎に行うようになっている。すなわち、補給タンク18では、一度の供給にて、一回あたりの補給量として予め設定された量のメダルを排出する。
そして、このような構成により、各遊技機島1a,1b,1c…では、それぞれの島内でメダルを循環させるようになっている。すなわち、パチスロ機11、メダル貸し機12または計数機13から回収コンベア16と回収リフタ19を介して回収タンク2に回収したメダルを洗浄機3で洗浄後、補給リフタ17が揚送し、補給タンク18が一時貯留した後、必要に応じて補給コンベア14が補給箇所まで搬送して、シャッタ機構15の動作を経て、パチスロ機11またはメダル貸し機12に対して補給し、さらにその後に回収コンベア16が必要に応じてパチスロ機11等からメダルを回収するのである。
ところで、回収タンク2および洗浄機3は、全ての遊技機島1a,1b,1c…が備えている必要はない。図例では、遊技機島1aのみが回収タンク2および洗浄機3を備えている場合を示しているが、各遊技機島1a,1b,1c…の中のいずれか二以上に回収タンク2が集約されて配されているものとする。
また、回収タンク2が各遊技機島1a,1b,1c…の中のいずれか二以上に集約されて配されていることから、各遊技機島1a,1b,1c…の間には、島間でメダルの受け渡しを行うための島間コンベア4が架設されている。この島間コンベア4は、各遊技機島1a,1b,1c…の間でメダルの受け渡しを行う媒体搬送手段として機能するものである。
そして、回収タンク2および洗浄機3を備えた遊技機島1aでは、自島の回収コンベア16が回収したメダル、または、他島から島間コンベア4を介して受け渡されたメダルを、回収タンク2が貯留するとともに、必要に応じて回収タンク2が排出したメダルを洗浄機3が洗浄して補給リフタ17へ受け渡して、自島の補給タンク18内に貯留させたり、あるいは他島へ島間コンベア4を介して受け渡したりするようになっている。
なお、ここでは、回収タンク2および洗浄機3が回収コンベア16と補給リフタ17との間に配されている場合を例に挙げているが、これら回収タンク2および洗浄機3は、島内のメダル循環経路上に配されていればよく、その配置位置が限定されるものではない。
また、各遊技機島1a,1b,1c…には、回収タンク2および洗浄機3の有無に関わらず、予備回収タンク(ただし不図示)が設けられている。この予備回収タンクは、補給タンク18や回収タンク2等とは別にメダルの貯留を行うもので、回収タンク2がメダルの貯留を受け付け得ない場合に、当該メダルの貯留を行う非常用のものである。なお、予備回収タンクの詳細な構成および当該予備回収タンクへのメダル経路の詳細については、公知技術を利用して実現すればよいため、ここではその説明を省略する。
さらに、各遊技機島1a,1b,1c…は、その動作制御が図示せぬ制御部によって行われるようになっている。制御部は、所定プログラムを実行するコンピュータとしての機能を有したものであり、各遊技機島1a,1b,1c…のそれぞれに個別に設けられたものであっても、あるいは各遊技機島1a,1b,1c…に接続する外部装置(例えば、ホストコンピュータ装置)に設けられたものであってもよい。外部装置に設けられたものであれば各遊技機島1a,1b,1c…への重複配置が不要となるが、各遊技機島1a,1b,1c…に個別に設ければ、処理の分散化による処理負荷の軽減が図れるようになる。この制御部による動作制御によって、各遊技機島1a,1b,1c…では、回収タンク2へのメダル貯留にあたり、貯留先となる回収タンク2を選択決定するとともに、その選択結果を必要に応じて可変させ得るようになっている。つまり、制御部は、メダル貯留先となる回収タンク2を決定する回収先決定手段として機能するものである。
以上のように、各遊技機島1a,1b,1c…にて媒体回収手段として機能する回収コンベア16、各遊技機島1a,1b,1c…のいずれか二以上に配された回収タンク2、各遊技機島1a,1b,1c…の間で媒体搬送手段として機能する島間コンベア4、および、メダル貯留先を決定する回収先決定手段として機能する制御部を備える遊技システムは、本発明に係る遊技媒体回収装置としての機能をも備えている。
次に、以上のような構成の遊技システムにおける処理動作例について説明する。
先ず、各遊技機島1a,1b,1c…におけるメダルの流れの概要を説明する。図3は、遊技機島における基本的なメダルの流れの動作例を示すフローチャートである。
各遊技機島1a,1b,1c…では、パチスロ機11若しくはメダル貸し機12でのメダルのオーバーフロー、または、計数機13へのメダル投入があると(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)、回収コンベア16がそのオーバーフローしたメダルまたは計数機13での計数後のメダルの回収を行う(S102)。そして、回収コンベア16がメダルの回収を開始すると、これに応じて、制御部が、詳細を後述するように、回収コンベア16で回収するメダルの貯留先についての選択決定処理を行う(S200)。
この選択決定処理の結果、制御部が、メダルの貯留先として、当該メダルを回収した回収コンベア16が設けられている島(以下「自島」という)とは異なる島(以下「他島」という)に設けられた回収タンク2を選択した場合には(S103)、制御部からの動作指示に従いつつ、当該回収コンベア16が回収したメダルを回収リフタ19によって上方へ揚送し(S104)、島間コンベア4に受け渡す。そして、島間コンベア4が、他島へのメダル搬送を行う(S105)。
一方、制御部がメダルの貯留先として、自島に設けられた回収タンク2を選択した場合には(S103)、当該回収タンク2が回収コンベア16、回収リフタ19を介してメダルを受け取って貯留する(S106)。なお、回収タンク2は、他島から島間コンベア4を介して搬送されてきたメダルについても、その受け取りおよび貯留を行うようになっている。
その後、回収タンク2が設けられている島では、自島の補給タンク18が満杯でないこと、すなわち補給タンク18内のメダル貯留量に余裕があることを、制御部がセンサ検知結果等を基にして認識するか、あるいは他島からのメダル補給要求を制御部が受け付けると(S107)、制御部からの動作指示に従いつつ、回収タンク2がメダル排出を行うとともに、その回収タンク2から排出されたメダルを洗浄機3が受け取って、その受け取ったメダルの洗浄を行う(S108)。そして、洗浄後のメダルを補給リフタ17が受け取って上方へ揚送する(S109)。
このとき、制御部は、補給タンク18が満杯であるか否かについて、センサ検知結果等を用いて判断する(S110)。補給タンク18が満杯であれば、回収タンク2から排出されたメダルは他島からのメダル補給要求に応じて排出されたものであるから、補給リフタ17は、上方へ揚送したメダルを、補給タンク18ではなく、島間コンベア4に受け渡す。そして、島間コンベア4に他島へのメダル搬送を行わせる(S105)。また、補給タンク18が満杯でなければ、補給リフタ17は、上方へ揚送したメダルを補給タンク18に受け渡して貯留させる(S111)。この補給タンク18へのメダル受け渡しは、補給タンク18が満杯になるまで行われる。
その後は、パチスロ機11またはメダル貸し機12からのメダル補給要求を受け付けると(S112)、制御部は、そのメダル補給要求元へのメダル補給処理を行う(S113)。すなわち、その要求元のパチスロ機11やメダル貸し機12等に対して一回あたり所定量のメダル群を補給すべく、補給タンク18に補給コンベア14上へのメダル排出動作を行わせ、補給コンベア14に排出されたメダルの搬送動作を行わせ、補給要求元に対応するシャッタ機構15に補給コンベア14上から補給シュートへのメダル移載を行わせる。以上のような処理動作により、メダル補給要求の要求元のパチスロ機11やメダル貸し機12等に対しては、所定量メダルを含むメダル群が補給されることになる。つまり、補給要求の要求元に対応する補給箇所にて、搬送されるメダル群をパチスロ機11等へ供給するよう切り換えを行う一方で、他の補給箇所では搬送されるメダル群をそのまま搬送方向下流側へ搬送させるよう切り換えを行うので、メダル群の搬送経路が一経路のみであっても、各パチスロ機11等に対する選択的なメダル補給を行うことが可能となるのである。なお、パチスロ機11またはメダル貸し機12に補給されたメダルは、当該パチスロ機11内または当該メダル貸し機12内に貯留されることになるが、その貯留許容量を超える量のメダルが投入された場合には、メダルのオーバーフローにより回収コンベア16へ排出されることになる。
以上に説明した一連の処理動作を経ることで、各遊技機島1a,1b,1c…では、それぞれの島内でメダルを循環させ、また必要に応じて他島との間のメダル受け渡しを行うようになっている。
続いて、以上に説明した一連の処理動作のうち、メダル回収先の選択決定処理(S200)について、詳しく説明する。図4は、メダル回収先選択決定処理の動作例を示すフローチャートである。
メダル回収先選択決定処理にあたり、制御部は、先ず、自島から一番近い回収タンク2を有する島の存在をチェックする(S201)。自島が回収タンク2を有している場合には、当該自島が一番近い島となる。このとき、制御部内または制御部がアクセス可能なメモリ内には、遊技システムを構成する全ての遊技機島1a,1b,1c…について、それぞれにおける回収タンク2の有無と、それぞれの配置位置(島間コンベア4を介した搬送経路の位置関係等)とに関する情報が、予め設定され格納されているものとする。したがって、制御部は、その情報を基にして、上述したチェックを行えばよい。
自島から一番近い回収タンク2を有する島について、その存在をチェックしたら、制御部は、その回収タンク2が満杯であるか否かを判断する(S202)。この判断は、その回収タンク2に付設された光電センサ、導通センサ、磁気センサまたはマイクロスイッチ等からなる貯留量検出センサでの検出結果を用いて行えばよい。
この判断の結果、回収タンク2が満杯でなければ、続いて、制御部は、自島からその回収タンク2を有する島までのメダル搬送経路について、異常が生じているか否かを判断する(S203)。この判断は、メダル搬送経路となる島間コンベア4が正常に動作しているか否か(エラー検出情報があるか否か)や、島間における通信異常情報があるか否か等、に基づいて行えばよい。
そして、回収タンク2が満杯でなく、かつ、メダル搬送経路に異常がなければ、制御部は、その回収タンク2を、回収コンベア16で回収したメダルの貯留先として決定する(S204)。この場合、前述のように、自島の回収タンク2が満杯でない場合は、この回収タンク2をメダルの貯留先として決定する。
一方、回収タンク2が満杯であったり、またはメダル搬送経路に異常があったりする場合には、制御部は、遊技システム内において、他に回収タンク2を有する島が存在するか否かを判断する(S205)。この判断も、各遊技機島1a,1b,1c…についての回収タンク2の有無情報等を基にして行えばよい。そして、他に回収タンク2を有する島の中で、自島に最も近い島をチェックして(S206)、その島が有する回収タンク2について、上述した一連の判断処理を行う(S202〜S206)。このとき、例えば同一距離の島が複数存在している場合には、島の回収タンク内のメダル量が少ない順に優先順位を決めたり、それらの間に優先順を予め設定しておき、その優先順に従いつついずれかの島を選択してもよい。
なお、上述した一連の判断処理を、自島に近い島から順に行った結果、他に回収タンク2を有する島が存在しない場合には(S205)、遊技システム内に存在する全ての回収タンク2をメダル貯留先として選択決定し得ないことになるので、制御部は、自島における予備回収タンクをメダル貯留先として決定する(S207)。この予備回収タンクは、非常用のものなので、貯留されたメダルが遊技場の店員等によって当該タンク内から取り出されるようになっている。
ここで、以上のようなメダル回収先選択決定処理について具体例を挙げて説明する。
図5は、遊技システムにおける島構成の一具体例を示す説明図である。図例では、「A」〜「F」までの六つの遊技機島を備える遊技システムにおいて、「C」および「F」の二つの遊技機島が回収タンク2を有している場合を示している。
図例の遊技システムにおいて、システム内の各回収タンク2が満杯でなく、かつ、各島間のメダル搬送経路にも異常がなければ、「A」〜「D」の各島で回収したメダルの貯留先は、「C」における回収タンク2に選択決定される。また、「E」および「F」の各島で回収したメダルの貯留先は、「F」における回収タンク2に選択決定される。
ただし、例えば「C」における回収タンク2が満杯である場合には、満杯でない他の回収タンク2の中で最も近いものが選択されるので、「A」〜「D」の各島で回収したメダルであっても、その貯留先が「F」における回収タンク2となる。
また、例えば「C」と「D」の間のメダル搬送経路に異常が生じた場合には、「A」〜「C」の各島で回収したメダルの貯留先は「C」における回収タンク2となり、「E」「F」の各島で回収したメダルの貯留先は「F」における回収タンク2となるが、「D」で回収したメダルの貯留先については、「C」ではなく「F」における回収タンク2となる。
以上に説明した遊技システムでは、各島のいずれか二以上に回収タンク2が配されている場合に、回収したメダルの貯留にあたり、当該二以上の中から一つの回収タンクを選択してメダル貯留先として決定するが、当該一つの回収タンクについての選択結果が、変更不可能な固定的なものではなく、必要に応じて可変させるようになっている。つまり、メダル貯留にあたり、原則的には自島から一番近いという基準に従って一つの回収タンク2を選択するが、当該回収タンク2内への媒体貯留が行えない状況下では、他の回収タンク2を選択して媒体貯留先として決定する。したがって、複数の遊技機島1a,1b,1c…の間にて回収タンク2の設置数を集約させた場合であっても、回収タンク2についての選択結果を必要に応じて可変させ得るので、例えば回収タンク2が満杯のために処理動作が滞ってしまう等の事態が発生することがなく、円滑な運用が実現可能となる。しかも、円滑な運用が自動的に実現されるので、遊技場の店員等が各回収タンク2における媒体貯留量について常に留意しておくといったことも不要となる。
また、以上に説明した遊技システムでは、回収タンク2のメダル貯留状況または各島間のメダル搬送経路の動作状況の少なくとも一方に応じて、回収タンク2についての選択結果を可変させるので、例えば自島から一番近い島の回収タンク2が満杯であったり、その回収タンク2が配された島に通じるメダル搬送経路に不具合が生じている場合には、当該回収タンク2ではなく他の回収タンク2を選択して媒体貯留先として決定する、といったことが実現可能となる。つまり、回収タンク2が満杯になったり、島間のメダル搬送経路に異常が発生したりしても、メダル回収処理が滞ってしまうのを回避することができる。
また、以上に説明した遊技システムでは、回収タンク2についての選択決定を、原則的には各島間の位置関係、すなわち自島から近い順に行うので、メダルを回収タンク2へ送るまでの搬送処理について、その迅速化を図ることが容易となる。
また、以上に説明した遊技システムでは、いずれの回収タンク2もメダル貯留を受け付け得ない場合には、各遊技機島1a,1b,1c…のそれぞれに配されている非常用の予備回収タンクを利用して、緊急避難的なメダル貯留を行う。したがって、全ての回収タンク2がメダル貯留を行えない場合であっても、メダル貯留に関する処理動作が滞ってしまう等の事態が発生してしまうのを回避することができる。
また、以上に説明した遊技システムでは、回収タンク2に付随して洗浄機3が配されていることから、回収タンク2に貯留したメダルについては、必ず洗浄機3で洗浄されることになる。したがって、回収タンク2へのメダル貯留に伴って当該メダルの洗浄を行うことが可能となるので処理の効率化が図れ、また当該回収タンク2と同様に洗浄機3についても集約させて、その設置数を削減することが実現可能となる。
なお、本実施形態では、本発明の好適な実施具体例について説明したが、本発明はその内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本実施形態では、遊技媒体がメダルであり、そのメダルをパチスロ機11等から回収する場合を例に挙げて説明したが、パチンコ玉等の他の遊技媒体について回収を行う場合であっても、全く同様に本発明を適用することが可能である。
遊技システムの概略構成例を示す説明図である。 遊技機島の概略構成の一例を示す説明図である。 遊技機島における基本的なメダルの流れの動作例を示すフローチャートである。 本発明が適用された遊技システムにおける特徴的な処理動作例で、メダル回収先選択決定処理の動作例を示すフローチャートである。 遊技システムにおける島構成の一具体例を示す説明図である。
符号の説明
1a,1b,1c…遊技機島、2…回収タンク、3…洗浄機、4…島間コンベア、11…パチスロ機、12…メダル貸し機、13…計数機、14…補給コンベア、15…シャッタ機構、16…回収コンベア、17…補給リフタ、18…補給タンク

Claims (5)

  1. 複数の遊技機島を備える遊技システムにて用いられる遊技媒体回収装置であって、
    前記複数の遊技機島のそれぞれにて遊技媒体の回収を行う媒体回収手段と、
    前記媒体回収手段が回収した遊技媒体を貯留するために前記複数の遊技機島のいずれか二以上に配された回収タンクと、
    前記複数の遊技機島の間で遊技媒体の受け渡しを行う媒体搬送手段と、
    前記媒体回収手段が回収した遊技媒体の前記回収タンクへの貯留にあたり、前記二以上の中から一つの回収タンクを選択して当該遊技媒体の貯留先として決定するとともに、当該一つの回収タンクについての選択結果を必要に応じて可変させる回収先決定手段と
    を備えることを特徴とする遊技媒体回収装置。
  2. 前記回収先決定手段は、前記一つの回収タンクについての選択結果を、当該回収タンクの遊技媒体貯留状況または前記媒体搬送手段の動作状況の少なくとも一方に応じて可変させることを特徴とする請求項1記載の遊技媒体回収装置。
  3. 前記回収先決定手段は、前記一つの回収タンクを、当該回収タンクが配されている遊技機島と当該回収タンクへ貯留すべき遊技媒体を回収する前記媒体回収手段が配されている遊技機島との位置関係に基づいて選択することを特徴とする請求項1または2記載の遊技媒体回収装置。
  4. 前記回収タンクの全てが遊技媒体の貯留を受け付け得ない場合に、前記媒体回収手段が回収した遊技媒体の貯留を行う非常用の予備回収タンクが、前記複数の遊技機島のそれぞれに配されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の遊技媒体回収装置。
  5. 遊技媒体の洗浄を行う洗浄機が前記回収タンクに付随して当該回収タンクが配されている遊技機島に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技媒体回収装置。
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