JP2008119157A - 採血針及び採血管 - Google Patents

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Abstract

【課題】採血管内の減圧圧力を小さくし、また且つ採血管全体の容積を少なくすることを目的とする。
【解決手段】生体に挿入する採血針部と、採血管側へ挿通するスリーブとを連通接続するジョイント部において、ジョイント部の内部に空洞の圧力室を形成している。そして、前記採血針部の圧力室への開口面積をスリーブの圧力室への開口面積よりも大きくなるように設定している。これにより、生体側の圧力が一定であるとすると、圧力室に面する採血針部とスリーブとの開口面積を同一にした場合に比較して、圧力室からスリーブへ流入してこれを流れる血液の圧力が大きくなり、その分だけ、製造時における採血管の減圧圧力を低く設定することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、生体から採血するための採血針と、採血した検体を収容し、検査工程へ搬送するための採血管に関するものである。
病院、医院、その他の医療機関における血液検査部門では、採血作業者(看護師等)により、患者から血液を採取し、採取した検体を採血管へ収容して検査部門へ移送するようにしている。血液検査は、その血液検査項目に応じて、多種類の採血管が準備されるようになっており、採血量も検査項目によって異なっている。通常、一人の患者に対して複数種類の検査が同時に行われる。そのため、採血管の準備も一人の患者に対して複数種類のものが採血管準備装置によって自動的に準備されるようになっている。
最近では、採血管として、採血管本体の開口部に栓体を装着し、内部を減圧することによって、生体からの血液が採血管内へ流れやすくなるようにした真空採血管が広く採用されている。真空採血管は、特許文献1に示すように、これを筒状の採血ホルダーの開口部側から差し込んで保持させ、採血ホルダーの多端側へ採血針を装着し、生体の血管へ採血針を挿し込んで採血管の減圧圧力を利用して血液を採血管内へ採取するようにしている。
ところが、前記真空採血管では、真空採血管を採血針から取り外す前に、誤って駆血体が採血患者の腕から取り外されると、採血患者の血管内部の圧力の方が真空採血管の内圧よりも低くなり、採取した血液が真空採血管から血管側へ逆流することがあった。このような逆流を防止するものとして特許文献2に示す技術がある。
この特許文献2に示す技術では、真空採血管を用いた真空採血に際し、採血針本体が取り付けられる採血針用アダプターを用いるようにしている。採血針用アダプターは、真空採血管に挿入される連通針と、血管に挿入される採血針部とが両端側から対向して取り付けられるようになっている。そして、アダプター本体内に前記採血針部と連通針とに連通する血液流路を設け、該血液流路の途中において、該血液流路と交差するように穴を形成してバルブを装着し、前記血液流路を連通させたり又は遮断させている。
特開平8−322819号公報 特開2005−245704号公報
ところが、前記特許文献1及び特許文献2に示す技術では、採血者の血管へ差し込まれる採血針部の血液流路側の開口面積と、採血管側へ連通接続される連通針の前記血液流路側の開口面積とが同一であるため、採血者の血管から採血針部、血液流路及び連通針を通じて採血管側へ流れる血液の流れに勢いがなく、流れを円滑にするためには採血管の減圧圧力をかなり大きく設定しておく必要があった。
ところが、採血管の減圧圧力を大きくすると、採血を開始するときに、大きな減圧圧力が一気に患者の血管側へ作用し、血管が急激に吸引されて血管の上壁が低壁へ密着して圧潰されたのと同じ状態となり(いわゆるペチャンコになり)、採血作業ができなくなるという問題があった。そのため、減圧圧力を大きく設定することには限界があり、結果として円滑な採血作業が得られないという欠点があった。
また特許文献2に示すように、真空採血管は、全体が一定の外径(13mm)で長さが100mm又は75mmの大きさを有し、プラスチック(PET等)及びガラス製である。一方、採血量は検査項目によってまちまちであるが、採血作業者が確認しやすくするために、ある高さ分だけ確保している。そのため、採血管の外径が13mmであると、2〜3mdlで十分な検査であっても、5〜6mdlの採血がなされており、必要以上の血液を採取するという欠点があった。
また全体が13mmの外径であると、採血管自体の全体容積も大きくなり、廃棄時のゴミが嵩だかになるという欠点があった。
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、採血管内の減圧圧力を小さく設定することができ、また採血量を少なく要求された場合にはこれに応じた採血量を確保できるようにし、且つ採血管全体の容積を少なくして廃棄時に嵩張ることのないようにした採血針及び採血管を提供せんとするものである。
而して、前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、生体に挿入する採血針部と、採血管側へ挿通するスリーブと、前記採血針部と前記スリーブとの中間に介在してこれらを相互に連通接続するジョイント部とから成り、ジョイント部の内部には空洞の圧力室が形成されており、前記採血針部の圧力室への開口面積はスリーブの圧力室への開口面積よりも大きく設定されていることを特徴とする採血針である。
本発明が採用した請求項2の手段は、採血ホルダーに嵌合装着される大径管部と、該大径管部に連続する小径管部とからなることを特徴とする採血管である。
請求項1の発明にあっては、生体に挿入する採血針部と、採血管側へ挿通するスリーブとを連通接続するジョイント部において、ジョイント部の内部に空洞の圧力室を形成している。そして、前記採血針部の圧力室への開口面積をスリーブの圧力室への開口面積よりも大きくなるように設定している。これにより、生体側の圧力が一定であるとすると、圧力室に面する採血針部とスリーブとの開口面積を同一にした場合に比較して、圧力室からスリーブへ流入してこれを流れる血液の圧力が大きくなる。
そのため、採血管へ一定量の採血を行う場合に、前記圧力が増加した分だけ、製造時における採血管の減圧圧力を低く設定することができ、採血開始時に減圧圧力が大きいことに起因して発生していた血管が潰れて上壁と低壁とが密着することを防止することができる。また誤って採血針部を生体から引き抜く前に駆血体を取り外した場合であっても、減圧圧力が低いので採血管から生体側へ採取した血液が逆流するのを減少させることができる。
請求項2の発明にあっては、採血管が大径管部と、小径管部との異径段部を有しており、大径管部は通常の採血管と同じ外径を有している。そのため、当該採血管を一般に使用されている採血ホルダーに装着することが可能であり、別途当該採血管のための採血ホルダーを準備する必要がない。また小径管部を設けることにより、少ない採血量の場合でも十分な検体の高さを確保することができ、採血の確認や試薬試験紙の浸潤などを確実に行うことができる。加えて、採血管全体の容積を減少でき、廃棄時に嵩張ることがない。
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1は採血針1の側面図、図2は同縦断面側面図、図3は採血管6の斜視図、図4は採血針1と採血管6とを採血ホルダー9へ装着した状態を示す側面図である。図1及び図2に示す如く、採血針1は、生体の血管へ差し込まれる採血針部2と、採血管5側へ連通接続されるスリーブ3と、前記採血針部2と前記スリーブ3との中間に介在してこれらを相互に連通接続するジョイント部4とで構成されている。そして、ジョイント部4は透明なプラスチック材料等で成形されており、その内部には、空洞の圧力室5が形成されている。前記採血針部2の下流側端部とスリーブ3の上流側端部とは、この圧力室5に開口しており、当該圧力室5を介して相互に連通接続されている。前記採血針部2の圧力室5に臨む開口部2aの開口面積は、スリーブ3の圧力室5に臨む開口部3aの開口面積よりも大きく設定されている。
一方、採血管6は、図3に示す如く、一端側が開口された有底筒状のプラスチック(PET)や生分解プラスチック又はガラス管である。採血管6は、先端の開口部6a側が大径管部7とされており、該大径管部7に連続して小径管部8が形成されている。大径管部7の外径は、通常の一般的な採血管の外径と同じ13mmに設定されている。また小径管部8の外径は、7mmに設定されている。更に、採血管6の全長は、75mm又は100mmである。なお、採血管6の開口部6aにはゴムなどの栓体(図示せず)が装着され、内部は減圧されている。減圧圧力は、採血量によってそれぞれ設定されている。本発明の場合、通常の減圧圧力よりも2〜3割程度低くなるように設定されている。
次に、このように構成された採血針1及び採血管6による採血手順を説明する。先ず、一般的に使用されている採血ホルダー9(図4参照)の外部上端側(図4のホルダー本体の左端側)に採血針1を嵌合装着する。このとき、採血針1のジョイント部4は適度の大きさの外径を有しているので、これを摘んで装着すると、装着作業がし易くなるように配慮されている。また採血針1を採血ホルダーへ装着した状態にあっては、採血針1のスリーブ3は、採血ホルダーの筒内の中心に貫通して挿通された状態となっている。
次に、採血作業を開始する。採血は、患者の腕に駆血体を縛り、血管の内部圧力を高めた状態で、採血ホルダー9に装着した状態の採血針1の採血針部2の針先を患者の血管へ挿し込む。そして、このような状態から栓体が装着された採血管6の開口端側を、前記採血ホルダー9の筒内へ押し込んで嵌合装着する。前記採血針1のスリーブ3が栓体に突き刺さって貫通し、採血管6の内部に挿通すると、採血管の減圧圧力によって、血管側から採血針1を通じて採血管6側へ血液が流入するようになる。この血液の流れは、ジョイント部4を透明材料で成形しているため、外部から確認することができ、採血作業者にとって便利である。
この実施の形態における採血針1は、前記採血針部2の圧力室5への開口面積をスリーブ3の圧力室5への開口面積よりも大きくなるように設定している。そのため、患者の血管側の圧力が一定であるとすると、圧力室5に面する採血針部2とスリーブ3との開口面積を同一にした場合に比較して、圧力室5からスリーブ3へ流入してこれを流れる血液の圧力が高くなる。
そのため、採血管6へ一定量の採血を行う場合に、前記圧力が増加した分だけ、製造時における採血管6の減圧圧力を低く設定することができ、採血開始時に減圧圧力が大きいことに起因して発生していた血管が潰れて上壁と低壁とが密着することを防止することができる。また誤って採血針部2を患者の血管から引き抜く前に駆血体を取り外した場合であっても、減圧圧力が低いので採血管6から患者の血管側へ採取した血液が逆流する現象の発生を激減させることができる。
また採血管6は、大径管部7と、小径管部8とを設け、大径管部7の外径を市販されている通常の採血管と同じ外径13mmとしている。そのため、当該採血管6を一般に使用されている採血ホルダー9に装着することが可能であり、別途当該採血管6のための採血ホルダーを準備する必要がない。更に、小径管部8を設け、当該小径管部8の外径を7mm程度にすることにより、少ない採血量の場合でも十分な検体の高さを確保することができ、採血の確認や試薬試験紙の浸潤などを確実に行うことができるようにしている。このように小径管部8を設けることにより、採血管6の全体の容積を小さくすることができ、採血管の廃棄時に嵩張らないようにしている。更に、採血管6を生分解プラスチックで成形した場合は、これを土中へ埋めて処分することも可能である。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例えば、採血針1のスリーブ3の流路は、圧力室5側から次第に絞って、最終的に採血針部2の流路の開口面積よりも小さくなるようにしてもよい。また採血管6の小径管部8の外径は、7mm以外の5〜10mm等の範囲の外径であってもよい。
本発明の一実施の形態に係る採血針の側面図である。 本発明の一実施の形態に係る採血針の縦断面側面図である。 本発明の一実施の形態に係る採血管の斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るものであり、採血針と採血管とを採血ホルダーへ装着した状態を示す側面図である。
符号の説明
1…採血針、2…採血針部、2a…採血針開口、3…スリーブ、3a…スリーブ開口、4…ジョイント部、5…圧力室、6…採血管、6a…開口、7…大径管部、8…小径管部、9…採血ホルダー

Claims (2)

  1. 生体に挿入する採血針部と、採血管側へ挿通するスリーブと、前記採血針部と前記スリーブとの中間に介在してこれらを相互に連通接続するジョイント部とから成り、ジョイント部の内部には空洞の圧力室が形成されており、前記採血針部の圧力室への開口面積はスリーブの圧力室への開口面積よりも大きく設定されていることを特徴とする採血針。
  2. 採血ホルダーに嵌合装着される大径管部と、該大径管部に連続する小径管部とからなることを特徴とする採血管。


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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09506523A (ja) * 1993-12-16 1997-06-30 ツェー.アー.グライナー ウント ゼーネ ゲゼルシャフトミット ベシュレンクテル ハフツング 血液採取装置の血液試料採取小管の保持装置
JP2006110267A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Sekisui Chem Co Ltd 採血器具

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