JP2008118583A - A/d変換方式 - Google Patents

A/d変換方式 Download PDF

Info

Publication number
JP2008118583A
JP2008118583A JP2006302238A JP2006302238A JP2008118583A JP 2008118583 A JP2008118583 A JP 2008118583A JP 2006302238 A JP2006302238 A JP 2006302238A JP 2006302238 A JP2006302238 A JP 2006302238A JP 2008118583 A JP2008118583 A JP 2008118583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
converter
circuit
analog
virtual ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006302238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4840087B2 (ja
Inventor
Masaki Fukumura
政規 福村
Toshiyuki Okitsu
俊幸 興津
Masato Kawakita
正人 川北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP2006302238A priority Critical patent/JP4840087B2/ja
Publication of JP2008118583A publication Critical patent/JP2008118583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4840087B2 publication Critical patent/JP4840087B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

【課題】単一の制御電源とユニポーラA/D変換器を使用してバイポーラのアナログ入力信号をA/D変換する方式において、低コストでシンプル、かつ高い精度を信頼性を有してA/D変換処理ができる。
【解決手段】正負極性をもつアナログ信号の基準電源は、単一電源電圧Vddを抵抗R1,R2の分圧回路で分圧し、この分圧電圧をボルテージフォロア回路VFを通して仮想的なグランド(VG)電圧を発生する。
ボルテージフォロア回路は、その出力をアナログ入力としてA/D変換器4で監視すること、アナログ信号の入力量を補償すること、二重化構成にすることを含む。また、アナログフィルタ2とマルチプレクサ3およびA/D変換器4を二重化することを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、A/D変換器によってアナログ入力信号をディジタル信号に変換し、このディジタル信号を使用してディジタル演算・制御するためのA/D変換方式に係り、特にユニポーラ(単一極性)のA/D変換器を使用してバイポーラ(両極性)のアナログ入力信号をA/D変換する方式に関するものである。
A/D変換器を使用した装置として、図6にディジタル形保護継電器の構成例を示す。保護対象となる電力系統などから電流・電圧の計測信号を取り込み、これら信号を保護継電器内部の入力変換器(CT・PT)1でアナログ/ディジタル変換できるレベルの電圧に変換する。その後、増幅器とコンデンサと抵抗などを組み合わせたアナログフィルタ(AF)2により高調波成分を除去し、アナログ入力電圧ホールド用コンデンサと半導体スイッチ構成のマルチプレクサ(MPX)3により入力チャンネルの時分割切り替えを行い、A/D変換器4によりアナログ信号をディジタル値に変換する。取り込まれたディジタル値は、CPU(演算処理部)5に収納したリレーアルゴリズムにより、事故の判定を行い、事故と判定したときには、ディジタルアウトプット(DO)6から外部のトリップ用の補助リレー7を動作させ、しゃ断器のトリップ出力を得る。8は外部直流電源(DC110V)から各部に必要な直流電圧を得るDC/DC電源(制御電源)である。
同様に、各種監視システムやディジタルコントローラなど、各種のディジタル処理装置は、入力アナログ信号をディジタル信号にA/D変換し、このA/D変換したディジタル信号を使用した処理によって所定の演算・制御出力を得る構成にされる。
ここで、アナログ入力信号は正負両極性を持つ場合が多く、このためA/D変換器4は、両極性(バイポーラ形)A/D変換器構成とし、要求される分解能としては一般的には12ビットまたは16ビット構成のものが使用される。例えば、12ビットA/D変換の場合、符号付きで±2048(±211)、16ビットA/D変換の場合、符号付きで±32768(±215)の分解能を持つ。これらのバイポーラ形のA/D変換方式では、図7に示すように、DC/DC電源8が5V電源と±15V電源をもつ複合電源となり、アナログ回路の部品点数も多くなり、消費電力増大、部品実装面積も大きくなり、低コストでコンパクトかつ信頼性のあるA/D変換方式が望まれる。
この対策として、A/D変換器のダイナミックレンジから決める仮想的なグランド(VG)となる電位をもつ基準電源を設け、この基準電源を基準電位として正負極性をもつアナログ信号をA/D変換器の入力とし、A/D変換器の変換出力に対するソフトウェア処理により、ユニポーラ(単一極性)からバイポーラ(両極性)に変換しアナログ/ディジタル変換値(瞬時値)を得る方式を本願出願人は既に提案している(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1の方式では、入力変換器の2次側からアナログフィルタ(AF)までのグランド(VG)電位を基準電圧(単一5V電源)の中間値に回路構成することで、単一5V電源の1/2を中心にした±2.5Vのダイナミックレンジをもつ入力回路を構成する。演算処理部(CPU)内部は、単一5V電源になり、その演算処理に供するA/D変換値は、0V(0000H)から4.995V(03FFH)のユニポーラ(単一極性)で処理されるため、VG基準となるような演算処理を施す。つまり、入力A/D変換値からVG電圧値を減算すればVG基準にプラス、マイナスと変化するバイポーラ(両極性)値を得ることができる。例えば、瞬時値=「入力A/D変換値−2.499V(0200H)」により、プラス側は「0(0000H)〜2.499V(0200H)〜+4.995V(03FFH)」、マイナス側は「−2.495V(FE00H)〜0(0000H)〜+2.5V(01FFH)となる。この例では、瞬時値は±2.5Vとなり、この場合のLSBは、2.5/512=4.8828mVとなり、従来の±10V、12ビットアナログ回路と同程度のLSBを持つことができる。
他方、1極性の制御電源で済む方式として、複数のアナログ入力信号のうち、正極性と負極性を持つものが混在する場合、レベルシフト回路によってA/D変換器の入力を正極性にシフトし、このレベルシフト回路として制御電源から発生した基準電圧を得る方式のものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−201354号公報 特開2000−88669号公報
前記の特許文献1の方式では、仮想グランドとして、プログラマブルツェナーダイオードや基準電源ICの制御電源を単一5Vとし、その中間電圧2.5Vを仮想的なグランド(VG)としているが、これらは、絶対グランドを基準に電位を決定する構成であった。そのため、両極性のアナログ信号をユニポーラ化する際のA/D変換器のダイナミックレンジの1/2電圧に精度良く設定することができなかった。
また、特許文献2の方式では、直流のアナログ入力信号をA/D変換するものであり、本発明が交流のアナログ入力信号をA/D変換するという基本的に異なる変換方式であるが、A/D変換器の精度を向上させるために、A/D変換器にアナログリファレンス(VREF)を発生し、さらに、このアナログリファレンス(VREF)に上限と下限設定電圧として、正極アナログリファレンス電圧(Vref+)、負極アナログリファレンス電圧「Vref−」を発生する構成になり、複雑な基準電圧発生回路を必要とする。
本発明の目的は、単一の制御電源とユニポーラA/D変換器を使用してバイポーラのアナログ入力信号をA/D変換する方式において、低コストでシンプル、かつ高い精度と信頼性を有してA/D変換処理ができるA/D変換方式を提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、A/D変換器のダイナミックレンジから決める仮想的なグランド(VG)となる電位をもつ基準電源として、高い精度の分圧抵抗により電源電圧Vddを分圧し、この分圧電圧をボルテージフォロア回路を通して仮想グランド電圧を発生し、さらに仮想グランド電圧を1つのアナログ入力信号としてA/D変換器に取り込むことでその正常/異常の監視を可能にし、さらにまたアナログフィルタからA/D変換器までのアナログ信号回路の二重化および仮想グランド電圧回路を二重化するもので、以下の構成を特徴とする。
(1)単一電源を使用したユニポーラ形のA/D変換器のダイナミックレンジから決める仮想的なグランド(VG)となる電位をもつ基準電源を設け、この基準電源を基準電位として正負極性をもつアナログ信号をアナログフィルタとマルチプレクサを通して前記A/D変換器の入力とし、該A/D変換器の変換出力に対するソフトウェア処理により、ユニポーラ(単一極性)からバイポーラ(両極性)に変換しアナログ/ディジタル変換値(瞬時値)を得るA/D変換方式において、
前記基準電源は、前記単一電源から分圧電圧を得る抵抗分圧回路と、前記分圧電圧を入力とし、前記仮想的なグランド(VG)電圧を発生するボルテージフォロア回路とを備えたことを特徴とする。
(2)前記ボルテージフォロア回路の出力電圧を前記アナログフィルタとマルチプレクサを通して前記A/D変換器のアナログ入力電圧として取り込み、該A/D変換器の変換出力から前記仮想的なグランド電圧(VG)を絶対値監視することを特徴とする。
(3)仮想的なグランド電圧(VG)で前記アナログ信号の入力量を補償することを特徴とする。
(4)前記抵抗分圧回路とボルテージフォロア回路は二重化構成とし、両ボルテージフォロア回路の出力を並列接続して仮想的なグランド電圧(VG)とすることを特徴とする。
(5)前記アナログフィルタとマルチプレクサおよびA/D変換器を二重化構成とし、この二重化構成のアナログ回路にそれぞれ前記抵抗分圧回路とボルテージフォロア回路を設けたことを特徴とする。
(6)前記アナログフィルタとマルチプレクサおよびA/D変換器を二重化構成とし、この二重化構成のアナログ回路にそれぞれ前記抵抗分圧回路とボルテージフォロア回路を設け、かつ両出力を並列接続したことを特徴とする。
以上のとおり、本発明によれば、A/D変換器のダイナミックレンジから決める仮想的なグランド(VG)となる電位をもつ基準電源として、高い精度の分圧抵抗により電源電圧Vddを分圧し、この分圧電圧をボルテージフォロア回路を通して仮想グランド電圧を発生するようにしたため、単一の制御電源とユニポーラA/D変換器を使用してバイポーラのアナログ入力信号をA/D変換する方式において、低コストでシンプル、かつ高い精度でA/D変換処理ができる。
さらに、仮想グランド電圧を1つのアナログ入力信号としてA/D変換器に取り込むことでその正常/異常の監視を可能にしたため、信頼性を高めることができる。
さらにまた、アナログフィルタからA/D変換器までのアナログ信号回路を二重化および仮想グランド電圧回路の二重化するようにしたため、1つの回路のボルテージフォロア回路が故障しても、基準が変動することなく、アナログ変換処理が継続できるので、冗長設計となり、高信頼性を実現できる。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の要部回路構成を示し、図7と同等の部分は同一符号で示す。本実施形態は、単一電源を使用したユニポーラ形のA/D変換方式において、アナログ入力をある基準に対して両極性に入力するための回路方式に、ボルテージフォロアを使用して仮想グランドとする方式である。
図1において、抵抗R0とツェナーダイオードZDは単一電源になるDC/DC電源8の出力電圧Vddを電源として、A/D変換器4の基準電圧を発生する。この基準電圧は、A/D変換器4におけるアナログ入力信号の電圧レベル比較基準となる基準電圧とするものであり、A/D変換精度にも影響するため、プログラマブルツェナーダイオードや基準電源ICを利用した構成、さらには後述の仮想グランド発生回路と同じにボルテージホロワ回路を設けた構成とすることもできる。また、基準電圧回路の配置は、A/D変換器に内蔵したもの、またはA/D変換器の外付け回路とすることでもよい。
高精度の抵抗値にした分圧抵抗R1とR2は、DC/DC電源8の出力電圧Vddを分圧し、この分圧電圧はオペアンプを使用したボルテージフォロア回路VFを通して仮想グランドVGを得る。この仮想グランドVGは、従来と同様に、アナログ入力信号を入力とする各アナログフィルタ(AF)2の基準電位とする。各アナログフィルタ2は、例えば、オペアンプの出力回路にRCフィルタ回路を設けて負帰還を施した一定ゲインの増幅回路にされる。
上記の仮想グランドVGの発生回路は、高精度の分圧抵抗R1,R2とボルテージフォロア回路VFにより構成するため、各アナログフィルタ2に対して、能動的に基準を一定に保持するフィードバック制御が可能になる。つまり、仮想グランドVGの電位をオペアンプの差動入力の一端に入力することで、抵抗R1、R2で分圧した仮想グランド電位を基準にあわせ込んだ出力を得ることができる。しかも、仮想グランドVGは非常に低い出力インピーダンスを呈し、アナログ入力回路側のインピーダンスに影響されることなく安定になる。
この仮想グランドVGの発生回路として、図8の(a)に示す従来のツェナーダイオード方式では、その電圧変動、温度変動が大きく高い精度が得られない。また、(b)に示す基準電圧ICを使用すると、基準電圧ICの出力電圧は固定値のものが多く、任意の電圧を得ることができず、制御電源電圧Vddの1/2電圧を容易に作成できなかった。また、(c)に示すシャントレギュレータ方式は、電圧が上昇する変動に対しては、高速応答するが、電圧低下の応答は遅くなる(抵抗を通じて電圧上昇させるため)。
この点、本実施形態による仮想グランドVGの発生回路では、同一の高精度抵抗値になる抵抗R1、R2を使ってVdd/2電圧を容易に作成でき、ボルテージフォロア回路VFによって出力側のアナログ入力信号の変化による影響を無くし、抵抗R1、R2の精度(抵抗値、温度変動)に一致した高い精度で仮想グランドVGを得ることができる。
なお、ボルテージフォロア回路VFは、それを構成するオペアンプが出力負荷により発振をおこす事がある場合、それを防ぐために、出力に低い抵抗値の抵抗を実装することもできる。
また、A/D変換器4とマルチプレクサ3およびアナログフィルタ2を一体にしたIC化構成とする場合、抵抗R1、R2とボルテージフォロア回路VFも一体にした構成とするのが好ましい。この場合、ボルテージフォロア回路VFは多チャンネルのアナログフィルタ2用に用意されるオペアンプを利用することができる。
以上のとおり、本実施形態では、両極性に入力するために両極性電源とバイポーラ形のA/D変換回路を不要にして、ユニポーラ形のA/D変換回路で、低コストでシンプルにかつ高い精度でA/D変換を実現することが可能となる。
(実施形態2)
図2は、本実施形態の要部回路構成を示し、図1と同等の部分は同一符号で示す。本実施形態は、ボルテージフォロアを使用して仮想グランドVGを発生する装置構成において、仮想グランドVGの絶対値監視をすることにより仮想グランド発生回路の異常・故障を検出する方式である。
図2においては、マルチプレクサ3の1つの空きチャンネルに、仮想グランド電圧VGをアナログ入力として取り込み、この仮想グランド電圧VGを他のアナログ入力信号の選択と同期してA/D変換器4によりディジタル値に変更し、演算処理部(CPU)5による仮想グランド電圧の絶対値監視を行う。
基準となる仮想グランドVGの電位は、ユニポーラ形A/D変換器のダイナミックレンジの1/2電圧に設定する。例えば、抵抗R1、R2の分圧により、基準となる仮想グランドを設定することになる。その電圧をVrefとすれば、このVrefのばらつきを考慮したバンド管理すれば、監視が可能である。例えば、監視許容電圧をVabsとすれば、仮想グランドVGの監視電圧がVVGのとき、Vref−Vabs<VVG<Vref+Vabsまでを許容範囲として監視すればよい。
本発明では、仮想グランドVGとしてボルテージフォロア回路を使用するが、この場合に部品の故障や、特性劣化などの影響を無視できなくなる。そこで、本実施形態では、仮想グランドVGの電圧を絶対値で監視することで、仮想グランドとしての妥当性を評価し、システムの信頼性を高めることができる。
(実施形態3)
本実施形態は、ボルテージフォロアを使用して仮想グランドVGを発生する装置構成において、仮想グランドVGの電圧入力でアナログ入力量を補償する方式である。
基準となる仮想グランドVGの電位は、ユニポーラ形A/D変換器のダイナミックレンジの1/2電圧に設定する。例えば、抵抗分圧により、基準となる仮想グランドを設定することになる。その電圧をVVGとし、両極性に入力されるアナログ量をVinabsとすると、A/D変換後の入力Vinは、Vin=Vinabs+VVGとなる。VVGが変動しなければ、Vinabs=Vin−VVGでよいが、経年変化、電源開閉時の電源安定化までの領域の過度状態(VVGまで、確定するまでの間)を補償できる。
本実施形態によれば、アナログ入力量の処理において、仮想グランド入力でアナログ入力量を補償することで、ボルテージフォロアの部品の特定劣化などの影響を除去、また電源開閉時の電源安定化までの領域の過渡状態変動分を除去することができ、アナログ入力量を保証することができる。
(実施形態4)
図3は、本実施形態の要部回路構成を示し、図2と同等の部分は同一符号で示す。本実施形態は、ボルテージフォロアを使用して仮想グランドVGを発生する装置構成において、冗長設計として、ボルテージフォロア回路を二重化する方式である。
図3において、抵抗R1,R2とボルテージフォロア回路VF1による発生回路と、抵抗R3,R4とボルテージフォロア回路VF2による発生回路とを設け、これら発生回路の出力端を並列接続して仮想グランドVGとする。なお、発生回路の並列接続には互いの出力電圧の微小な偏差を吸収するために微小な抵抗値の抵抗rを設ける。
本実施形態によれば、仮想グランドのボルテージフォロア回路を二重化したため、ひとつの回路のボルテージフォロア回路が故障しても、仮想グランドVGが機能喪失することなく、アナログ変換処理が継続できるため、冗長性を高めて高信頼性を実現できる。
(実施形態5)
図4は、本実施形態の要部回路構成を示す。本実施形態は、図2におけるアナログフィルタ2とマルチプレクサ3およびA/D変換器4を二重化する冗長方式である。一対のA/D変換器4の変換データは1つの演算処理部5に並列的に与え、演算処理部5で選択的に演算処理に利用、または両変換データの同一性をチェックした監視に利用することができる。
本実施形態によれば、アナログ回路全体を二重化したため、1つの回路のボルテージフォロア回路VF、A/D変換器4、マルチプレクサ3、アナログフィルタ2が故障しても、他方の回路でアナログ変換処理が継続できるため、冗長設計となり、高信頼性を実現できる。なお、仮想グランドをそれぞれ独立して使用するため、仮想グランド含め、完全独立した二重化回路となる。
(実施形態6)
図5は、本実施形態の要部回路構成を示す。本実施形態は、実施形態5の二重化回路における仮想グランドを共通にして使用する場合である。この仮想グランドの共通化には、図3の場合と同様に、ボルテージフォロア回路VF1とVF2の出力端に抵抗rを介挿して並列接続する。
本実施形態によれば、仮想グランドの冗長性は、実施形態5の冗長性よりも、二重化の維持性能が向上する。
本発明の実施形態1を示す要部回路構成図。 本発明の実施形態2を示す要部回路構成図。 本発明の実施形態3を示す要部回路構成図。 本発明の実施形態4を示す要部回路構成図。 本発明の実施形態6を示す要部回路構成図。 ディジタル形保護継電器の構成例。 バイポーラ形のA/D変換方式の構成例。 従来の仮想グランドVGの発生回路例。
符号の説明
1 入力変換器(CT・PT)
2 アナログフィルタ
3 マルチプレクサ
4 A/D変換器
5 演算処理部(CPU)
R0,R1,R2、R3,R4 抵抗
VF、VF1,VF2 ボルテージフォロア回路

Claims (6)

  1. 単一電源を使用したユニポーラ形のA/D変換器のダイナミックレンジから決める仮想的なグランド(VG)となる電位をもつ基準電源を設け、この基準電源を基準電位として正負極性をもつアナログ信号をアナログフィルタとマルチプレクサを通して前記A/D変換器の入力とし、該A/D変換器の変換出力に対するソフトウェア処理により、ユニポーラ(単一極性)からバイポーラ(両極性)に変換しアナログ/ディジタル変換値(瞬時値)を得るA/D変換方式において、
    前記基準電源は、前記単一電源から分圧電圧を得る抵抗分圧回路と、前記分圧電圧を入力とし、前記仮想的なグランド(VG)電圧を発生するボルテージフォロア回路とを備えたことを特徴とするA/D変換方式。
  2. 前記ボルテージフォロア回路の出力電圧を前記アナログフィルタとマルチプレクサを通して前記A/D変換器のアナログ入力電圧として取り込み、該A/D変換器の変換出力から前記仮想的なグランド電圧(VG)を絶対値監視することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換方式。
  3. 仮想的なグランド電圧(VG)で前記アナログ信号の入力量を補償することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換方式。
  4. 前記抵抗分圧回路とボルテージフォロア回路は二重化構成とし、両ボルテージフォロア回路の出力を並列接続して仮想的なグランド電圧(VG)とすることを特徴とする請求項1または2に記載のA/D変換方式。
  5. 前記アナログフィルタとマルチプレクサおよびA/D変換器を二重化構成とし、この二重化構成のアナログ回路にそれぞれ前記抵抗分圧回路とボルテージフォロア回路を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のA/D変換方式。
  6. 前記アナログフィルタとマルチプレクサおよびA/D変換器を二重化構成とし、この二重化構成のアナログ回路にそれぞれ前記抵抗分圧回路とボルテージフォロア回路を設け、かつ両出力を並列接続したことを特徴とする請求項1または2に記載のA/D変換方式。
JP2006302238A 2006-11-08 2006-11-08 A/d変換方式 Expired - Fee Related JP4840087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302238A JP4840087B2 (ja) 2006-11-08 2006-11-08 A/d変換方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302238A JP4840087B2 (ja) 2006-11-08 2006-11-08 A/d変換方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008118583A true JP2008118583A (ja) 2008-05-22
JP4840087B2 JP4840087B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=39504123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006302238A Expired - Fee Related JP4840087B2 (ja) 2006-11-08 2006-11-08 A/d変換方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4840087B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011193071A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Fuji Electric Co Ltd アナログ入力二重化装置およびアナログ入力二重化方法
JP2012039423A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Nippon Signal Co Ltd:The アナログ信号入力装置
JP2014049916A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Hitachi Automotive Systems Ltd 車載用電子制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088669A (ja) * 1998-09-17 2000-03-31 Yamatake Corp センサ入力回路および計測器
JP2004201354A (ja) * 2004-04-05 2004-07-15 Meidensha Corp A/d変換方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088669A (ja) * 1998-09-17 2000-03-31 Yamatake Corp センサ入力回路および計測器
JP2004201354A (ja) * 2004-04-05 2004-07-15 Meidensha Corp A/d変換方式

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011193071A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Fuji Electric Co Ltd アナログ入力二重化装置およびアナログ入力二重化方法
JP2012039423A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Nippon Signal Co Ltd:The アナログ信号入力装置
JP2014049916A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Hitachi Automotive Systems Ltd 車載用電子制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4840087B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10234845B2 (en) Universal sensor interface for machinery monitoring system
US10330736B2 (en) Semiconductor device, battery monitoring system, and diagnostic method for semiconductor device
CA2785593A1 (en) Redundant module with symmetrical current paths
WO2013153596A1 (ja) 地絡検出回路およびそれを用いた電力変換装置
JP5121501B2 (ja) 過電流保護装置および電子機器
US8514661B2 (en) Transducer
JP4840087B2 (ja) A/d変換方式
WO2016092789A1 (ja) 故障検出回路
JPH05267960A (ja) 集積回路の出力回路
JP5830458B2 (ja) 電子制御装置
KR101446929B1 (ko) 전원 시퀀스 제어 시스템
JP6448077B2 (ja) 電圧検出装置
JP2006349466A (ja) 温度検出装置
US11079409B2 (en) Assembly with at least two redundant analog input units for a measurement current
KR20190013649A (ko) 차량 전기 시스템을 위한 진단 시스템
US9825458B2 (en) Device for intrinsically safe redundant current supply of field devices
US9819181B2 (en) Device for intrinsically safe redundant current supply of field devices
JP2012078241A (ja) 瞬低検出装置および半導体試験装置
KR20220161853A (ko) 상태 진단을 수행하는 전압 레벨 검출기
JP4530878B2 (ja) 電圧比較器、それを用いた過電流検出回路ならびに半導体装置
JP5950084B2 (ja) 状態監視装置
EP3130894B1 (en) Abnormality detection device for sensor and sensor device
JP2015222228A (ja) 制御装置
JP5851316B2 (ja) 電圧検出装置
JPH11327665A (ja) 電源電圧監視回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110812

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4840087

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees