JP2008118321A - 増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストや電流値を増加させることなく複数の周波数帯域に対応できる増幅器を提供する。
【解決手段】容量素子C3とスイッチ素子SW1とからなるスイッチトキャパシタSWC1は、増幅素子としてのNMOSFETからなるトランジスタM1のゲート端子と接地電位との間に介在している。スイッチ素子SW1をオン/オフ制御することにより、入力側の容量を変化させることができる。これにより、複数の周波数帯域に対応することが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、増幅器に関し、特に、無線通信用の高周波で用いられる低雑音増幅器において複数の周波数帯域をカバーするための技術に関するものである。
無線通信では、世界あるいは国内においても、複数の周波数帯や規格が存在している。そのため、無線通信用集積回路には、これらの同じ規格の複数の周波数帯域をカバーするものがあり、また、複数の規格に対応するものも開発されるようになってきている(例えば、非特許文献1〜5)。
一般に、無線通信用の高周波で用いられる低雑音増幅器においては、入力インピーダンスは容量性であるが、外部の50Ω端子や70Ω端子に接続する際に、インダクタ素子や抵抗素子を内蔵した整合回路をチップの外部や内部へ接続してインピーダンス整合を取る。このとき、インダクタ素子や抵抗素子は周波数に依存するインピーダンスを持つので、低雑音増幅器も、周波数依存性が強くなり、狭帯域となる。従って、従来の無線通信用集積回路においては、複数の周波数帯域をカバーするために、以下のような手法が用いられていた。
すなわち、第1の手法としては、複数の周波数帯域それぞれ対応して、複数のLNA(低雑音増幅器)を並列に接続していた。
また、第2の手法としては、帯域を広く取った広帯域なWB−LNA(Wide Band LNA)を用いることにより、複数の帯域をカバーしていた。
従来の増幅器においては、以下のような問題点があった。
第1の手法を用いた場合には、チップ面積が拡大するので、コストが上昇するという問題点があった(例えば、4つの周波数帯域に対応させる場合には、それぞれの周波数に対応した4つのLNAが必要となるので、4倍の面積が必要となる)。
また、第2の手法を用いた場合には、ノイズ特性が劣化したり、必要な帯域以外の信号を妨害波として拾ったりすることとなる。従って、後段の線形性やダイナミックレンジに対する要求が厳しくなるので、電流値を高くする必要があるという問題点があった。
本発明は以上の問題点を解決するためになされたものであり、コストや電流値を増加させることなく複数の周波数帯域に対応できる増幅器を提供することを目的とする。
本発明の一実施の形態において、容量素子C3とスイッチ素子SW1とからなるスイッチトキャパシタSWC1は、トランジスタM1のゲート端子と接地電位との間に介在している。スイッチ素子SW1をオン/オフ制御することにより、入力側の容量を変化させる。
本発明によれば、トランジスタM1のゲート端子と接地電位との間に介在させたスイッチトキャパシタSWC1を用いて容量を変化させるので、コストや電流値を増加させることなく複数の周波数帯域に対応できる。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係るマルチバンド型低雑音増幅器MB−LNA1の構成を示す回路図である。なお、この増幅器増幅器MB−LNA1は、無線通信用集積回路に搭載され、高周波信号の増幅に用いられるものである。
図1において、NMOSFETからなるトランジスタM1(第1MISFET)のゲート端子(制御端子)は、接点aにおいて、容量素子C1(第1容量素子)の一端へ接続されている。容量素子C1の他端は、整合回路MC1(インピーダンス整合回路)を介して、増幅器MB−LNA1の入力端子へ接続されている。整合回路MC1は、図示しないインダクタ素子や抵抗素子を内蔵しており、増幅器MB−LNA1の入力側におけるインピーダンスを整合させるためのものである。すなわち、トランジスタM1のゲート端子は、容量素子C1および整合回路MC1を介して増幅器MB−LNA1の入力端子へ接続されている。
なお、容量素子C1および整合回路MC1は、増幅器増幅器MB−LNA1内部に限らず、あるいは、増幅器増幅器MB−LNA1外部に配置されていてもよい。すなわち、トランジスタM1のゲート端子が、容量素子C1および整合回路MC1を介して入力信号を受けるように構成されていればよい。
トランジスタM1のソース端子(一方端子)は、コイルL1(インダクタ素子)の一端へ接続されている。コイルL1の他端は、接点bにおいて、接地電位(第1電位)へ接続されている。すなわち、トランジスタM1のソース端子は、コイルL1を介して接地電位へ接続されている。
トランジスタM1のドレイン端子(他方端子)は、接点cにおいて、容量素子C2(第3容量素子)の一端へ接続されるとともにコイルL2(負荷素子)の一端へ接続されている。容量素子C2の他端は増幅器MB−LNA1の出力端子へ接続されており、コイルL2の他端は電源電位(第2電位)へ接続されている。すなわち、トランジスタM1のドレイン端子は、容量素子C2を介してMB−LNA1の出力端子へ接続されるとともにコイルL2を介して電源電位へ接続されている。
容量素子C3(第2容量素子)は、それぞれ、一端が、接点aにおいてトランジスタM1のゲート端子へ接続され、他端が、NMOSFET(第2MISFET)からなるスイッチ素子SW1(第1スイッチ素子)の一端へ接続されている。スイッチ素子SW1の他端は、接点bにおいて接地電位へ接続されている。すなわち、容量素子C3とスイッチ素子SW1とからなるスイッチトキャパシタSWC1は、トランジスタM1のゲート端子と接地電位との間に介在している。なお、スイッチ素子SW1のオン/オフ制御は、第2MISFETのゲート電位を制御することにより行われる。また、図1においては、スイッチトキャパシタSWC1が、容量素子C3とスイッチ素子SW1とからなる組を複数組備える場合が示されているが、これに限らず、容量素子C3とスイッチ素子SW1との組数は、1組であっても、複数組であってもよい。
図1において、トランジスタM1は、ゲート電位(接点aの電位)として入力された信号LNAinを、ドレイン電位(接点cの電位)として出力する増幅素子である。
容量素子C1は増幅器MB−LNA1の入力側で、容量素子C2は増幅器MB−LNA1の出力側で、それぞれ、DCのカットおよび周波数のチューニングを行うための素子である。また、コイルL1は、増幅に伴う雑音を低減するためのインダクタ素子である。また、コイルL2はトランジスタM1のドレイン電位を調整するための負荷素子であり、入力信号の周波数が低い場合には、抵抗素子で代用してもよい。
図1の増幅器MB−LNA1においては、スイッチ素子SW1をオン/オフ制御することにより、入力側の容量(スイッチトキャパシタSWC1の容量とトランジスタM1のゲート容量との和)を変化させることができる。これにより、複数の周波数帯域に対応することが可能である。
図2は、比較用の一のマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。図2においては、スイッチトキャパシタSWC1は、トランジスタM1のゲート端子と接地電位との間にではなく、トランジスタM1のゲート端子とトランジスタM1のソース端子との間に介在している。
上述したように、スイッチ素子SW1は、NMOSFETから構成されているので、両端(ソース・ドレイン間)に印加される電圧に応じてオン抵抗が変化する。
図1においては、スイッチ素子SW1の他端は、直接に接地電位へ接続されているので、その電位は常に接地電位と等しくなり一定である。
図2においては、スイッチ素子SW1の他端は、接地電位へは、直接には接続されずコイルL1を介して接続されているので、コイルL1において生じる起電力により、その電位が時間とともに変化する。従って、スイッチ素子SW1の両端(第2MISFETのソース・ドレイン間)に印加される電圧は大きく変化する。よって、第2MISFETのオン抵抗が大きく変化するので、スイッチ素子SW1がオフしてしまうことがあるという問題点がある。
図3は、比較用の他のマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。図3においては、スイッチトキャパシタSWC1は、トランジスタM1のゲート端子と接地電位との間にではなく、トランジスタM1のドレイン端子と電源電位との間にコイルL2と並列に介在している。
図1においては、トランジスタM1のドレイン電位を調整するための負荷素子としては、コイルL2のみが接続されているので、負荷が大幅に変化することはない。
一方、図3においては、負荷素子として、コイルL2に加えてスイッチトキャパシタSWC1が接続されているので、図1に比較して、負荷が大幅に変化することになる。すなわち、ゲインが大幅に変化するという問題点がある。
このように、本実施の形態に係るMB−LNA1では、増幅素子としてのNMOSFETからなるトランジスタM1のゲート端子と接地電位との間に、容量素子C3とスイッチ素子SW1とからなるスイッチトキャパシタSWC1を介在させている。すなわち、1個のMB−LNA1において、スイッチ素子SW1をオン/オフ制御することにより、容量を変化させ複数の周波数帯域に対応させることを可能としている。
従って、複数個のMB−LNAを並列に接続する場合に比べて、チップ面積を低減することができるので、コストの増加を抑制することができる。
また、WB−LNAを用いる場合に比べて、ノイズ特性が劣化したり必要な帯域以外の信号を妨害波として拾ったりすることを防ぐことができるので、電流値の増加を抑制することができる。
また、図2のようにスイッチトキャパシタSWC1をトランジスタM1のゲート端子とトランジスタM1のソース端子との間に介在させた場合に比べて、スイッチ素子SW1がオフしてしまうことを防ぐことができる。これにより、動作を安定させることができる。
また、図3のようにスイッチトキャパシタSWC1をトランジスタM1のドレイン端子と電源電位との間にコイルL2と並列に介在させた場合に比べて、ゲインが大幅に変化することを防ぐことができる。これにより、動作を安定させることができる。
なお、上述においては、トランジスタM1およびスイッチ素子SW1としてNMOSFETを用いる場合について説明したが、NMOSFETに限らず、PMOSFETを用いてもよい。但し、この場合には、電源電位と接地電位とを入れ換えて第1電位を電源電位とし第2電位を接地電位とする必要がある(以降の変形例で後述するトランジスタM2等やスイッチ素子SW2等についても同様)。
また、トランジスタM1としては、MOSFETに限らず、他のMISFETや、Siバイポーラトランジスタ、SiGeバイポーラトランジスタ、HBT等を用いてもよい。
<変形例1>
実施の形態1に係る図1の増幅器MB−LNA1においては、入力側では整合回路MC1が配置されインピーダンスの整合が行われているが、出力側ではインピーダンスの整合は行われていない。しかし、増幅器MB−LNA1の出力側においても、インピーダンスの整合を行うようにしてもよい。
図4〜5は、変形例1に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。
図4に示されるように、増幅器MB−LNA1(1段目増幅器)と次段回路10との間には、マルチバンド型低雑音増幅器MB−LNA2(2段目増幅器)が介在している。すなわち、変形例1においては、増幅器MB−LNA1の出力端子へ増幅器MB−LNA2の入力端子を接続することにより、これらを一体化された1個のマルチバンド型低雑音増幅器として機能させている。
図5に示されるように、増幅器MB−LNA2において、NMOSFETからなるトランジスタM2(第3MISFET)のゲート端子は、増幅器MB−LNA1の出力端子へ接続されている。
トランジスタM2のソース端子は、接地電位へ接続されている。
トランジスタM2のドレイン端子は、容量素子C4の一端へ接続されるとともに抵抗素子R1(負荷素子)の一端へ接続されている。容量素子C4の他端は増幅器MB−LNA2の出力端子へ接続されており、抵抗素子R1の他端は電源電位へ接続されている。すなわち、トランジスタM2のドレイン端子は、容量素子C4を介して増幅器MB−LNA2の出力端子へ接続されるとともに抵抗素子R1を介して電源電位へ接続されている。
容量素子C5(第4容量素子)は、一端が、トランジスタM2のゲート端子へ接続され、他端が、NMOSFET(第4MISFET)からなるスイッチ素子SW2(第2スイッチ素子)の一端へ接続されている。スイッチ素子SW2の他端は、接地電位へ接続されている。すなわち、容量素子C5とスイッチ素子SW2とからなるスイッチトキャパシタSWC2は、トランジスタM2のゲート端子と接地電位との間に介在している。なお、スイッチ素子SW2のオン/オフ制御は、NOSFETのゲート電位を制御することにより行われる。
スイッチ素子SW2のオン/オフ制御を行うことにより、増幅器MB−LNA1の出力側においても、増幅器MB−LNA1の入力側と同様に、容量を変更しインピーダンスの整合を行うことが可能となる。なお、この増幅器MB−LNA2は、増幅のために用いられてもよいが、あるいは、増幅器MB−LNA1の出力側における容量の調節のためだけに用いられてもよい。
なお、増幅器MB−LNA2においては、負荷素子として、コイルではなく抵抗素子R1が用いられているので、出力側におけるインピーダンスの整合はあまり考慮する必要はない。
このように、本変形例に係るマルチバンド型低雑音増幅器においては、増幅器MB−LNA1の次段に接続された増幅器MB−LNA2のトランジスタM2のゲート端子と接地電位との間に、スイッチトキャパシタSWC2を介在させている。従って、実施の形態1の効果に加えて、増幅器MB−LNA1の出力側におけるインピーダンスを整合させることができるという効果を奏する。
<変形例2>
図6〜7は、変形例2に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。図6〜7は、変形例1に係る図4〜5において、それぞれ、増幅器MB−LNA1,MB−LNA2を差動化することにより増幅器MB−LNA1a,MB−LNA2aを構成したものである。
図7の増幅器MB−LNA1aは、図5の増幅器MB−LNA1において、信号LNAinで制御されるトランジスタM1等の構成要素と並列に、信号LNAinの反転信号で制御されるトランジスタM1a等の構成要素を設けることにより、疑似差動型としたものである。
また、図7の増幅器MB−LNA2aは、図5の増幅器MB−LNA2において、信号LNAinで制御されるトランジスタM2等の構成要素と並列に、信号LNAinの反転信号で制御されるトランジスタM2a等の構成要素を設け、さらに、トランジスタM2,M2aのソース端子と接地電位との間に定電流源IS1を設けることにより、差動型としたものである。
このように、本変形例に係るマルチバンド型低雑音増幅器においては、(疑似)差動を行うので、変形例1の効果に加えて、コモンモードのノイズを抑制することができるという効果を奏する。
なお、上述においては、図7を用いて、インダクタ素子としてコイルL1a,L2aを用いる場合について説明したが、あるいは、コイルL1a,L2aに代えてトランスフォーマをインダクタ素子として用いてもよい。
<変形例3>
変形例1においては、1段目増幅器としての増幅器MB−LNA1の次段に、トランジスタM2のゲート端子と接地電位との間にスイッチトキャパシタSWC2を介在させた増幅器MB−LNA2を2段目増幅器として接続する場合について説明したが、2段目増幅器として次段に接続されるのは、ミキサであってもよい。
図8〜9は、変形例3に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。図8〜9は、変形例1に係る図4〜5において、増幅器MB−LNA1に代えて、ミキサMIX1を設けたものである。
図9のミキサMIX1は、図5の増幅器MB−LNA1において、トランジスタM2と抵抗素子R1との間に、局部発振信号LOで制御されるNMOSFETからなるトランジスタM3を設けるとともに、トランジスタM3、抵抗素子R1、および容量素子C4と並列に、それぞれ、トランジスタM3a、抵抗素子R1a、および容量素子C4aを設け、さらに、トランジスタM3aを局部発振信号LOの反転信号で制御するマルチバンド型低雑音ミキサである。
このように、本変形例に係るマルチバンド型低雑音増幅器においては、変形例1において、増幅器MB−LNA1に代えてミキサMIX1を設け、トランジスタM2のゲート端子と接地電位との間にスイッチトキャパシタSWC2を介在させている。従って、変形例1と同様の効果を奏する。
なお、低雑音増幅器MB−LNA1の次段に設けられるミキサとしては、図9のミキサMIX1に限らず、NMOSFETからなるトランジスタM2のゲート端子と接地電位との間にスイッチトキャパシタSWC2を介在させたものであればよい。また、上述したように、トランジスタM2はPMOSFET等であってもよい。
<変形例4>
図10〜11は、変形例4に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。図10〜11は、変形例3に係る図8〜9において、それぞれ、増幅器MB−LNA1およびミキサMIX1を差動化することにより増幅器MB−LNA1aおよびミキサMIX1aを構成したものである。
図11の増幅器MB−LNA1aは、図7に示されるものと同様の疑似差動型増幅器である。
また、図11のミキサMIX1aは、図9のミキサMIX1において、トランジスタM2,M3,M3aおよびスイッチトキャパシタSWC2等の構成要素と並列に、トランジスタM2a,M3b,M3cおよびスイッチトキャパシタSWC2a等の構成要素を設け、さらに、トランジスタM2,M2aのソース端子と接地電位との間に定電流源IS1を設けることにより、差動型としたものである。なお、このミキサMIX1aは、ギルバートセルと呼ばれる周知の構成を有するものである。
このように、本変形例に係るマルチバンド型低雑音増幅器においては、(疑似)差動を行うので、変形例3の効果に加えて、コモンモードのノイズを抑制することができるという効果を奏する。
<変形例5>
図12〜13は、変形例5に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。図12〜13は、変形例2に係る図6〜7において、増幅器MB−LNA2aに代えて、Gmセルと呼ばれる周知の構成を有するトランスコンダクタンスアンプからなる増幅器Gm−Cell1を設けたものである。
本変形例に係る図13の増幅器Gm−Cell1は、変形例2に係る図7の増幅器において、抵抗素子R1,R1aに代えて、PMOSFETからなるトランジスタM4,M4aを設け、さらに、容量素子C6とスイッチ素子SW3とからなるスイッチトキャパシタSWC3、容量素子C6aとスイッチ素子SW3aとからなるスイッチトキャパシタSWC3a、および容量素子C7,C7a,C8,C8aを設けたものである。トランジスタM4,M4a、スイッチトキャパシタSWC3,SWC3a、および容量素子C8,C8aは、電源電位側に配置され、それぞれ、接地電位側に配置されたトランジスタM2,M2a、スイッチトキャパシタSWC2,SWC2a、および容量素子C7,C7aに対応している。
このように、本変形例に係るマルチバンド型低雑音増幅器においては、増幅器MB−LNA1の次段に、トランスコンダクタンスアンプからなる増幅器Gm−Cell1を設けているので、変形例2の効果に加えて、次段にパッシブミキサ等を接続できるという効果を奏する。
実施の形態1に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 比較用の一のマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 比較用の他のマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 変形例1に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 変形例1に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 変形例2に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 変形例2に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 変形例3に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 変形例3に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 変形例4に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 変形例4に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 変形例5に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。 変形例5に係るマルチバンド型低雑音増幅器の構成を示す回路図である。
符号の説明
10 次段回路、a〜c 接点、C1〜C3 容量素子、IS1 定電流源、L1〜L2 インダクタ素子、LNAin 信号、M1〜M3 トランジスタ、MB−LNA1〜MB−LNA2,Gm−Cell1 増幅器、MIX1 ミキサ、R1 抵抗素子、SW1〜SW3 スイッチ素子、SWC1〜SWC3 スイッチトキャパシタ。

Claims (10)

  1. 制御端子が、第1容量素子およびインピーダンス整合回路を介して入力信号を受け、一方端子が、インダクタ素子を介して第1電位へ接続され、他方端子が、出力端子へ接続されるとともに負荷素子を介して第2電位へ接続された第1MISFETと、
    一端が前記制御端子へ接続された第2容量素子と、
    一端が前記第2容量素子の他端へ他端が前記第1電位へそれぞれ接続された第2MISFETからなる第1スイッチ素子と
    を備える増幅器。
  2. 請求項1に記載の増幅器であって、
    前記第2容量素子と前記第2MISFETとからなる組を複数組備える
    をさらに備える増幅器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の増幅器であって、
    前記他方端子・前記出力端子間に介在する第3容量素子をさらに備え、
    前記他方端子は前記第3容量素子を介して前記出力端子へ接続される
    増幅器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の増幅器であって、
    前記負荷素子は、コイルまたは抵抗素子からなる
    増幅器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の増幅器であって、
    前記第1乃至第2MISFETは、NMOSFETからなり、
    前記制御端子は、ゲート端子であり、
    前記一方端子は、ソース端子であり、
    前記他方端子は、ドレイン端子であり、
    前記第1電位は、接地電位であり、
    前記第2電位は、電源電位である
    増幅器。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の増幅器であって、
    前記第1乃至第2MISFETは、PMOSFETからなり、
    前記制御端子は、ゲート端子であり、
    前記一方端子は、ソース端子であり、
    前記他方端子は、ドレイン端子であり、
    前記第1電位は、電源電位であり、
    前記第2電位は、接地電位である
    増幅器。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の増幅器よりなる1段目増幅器とその次段に接続された2段目増幅器とを備える増幅器であって、
    前記2段目増幅器は、
    制御端子が前記出力端子へ接続され一方端子が前記第1電位へ接続された第3MISFETと、
    一端が前記第3MISFETの前記制御端子へ接続された第4容量素子と、
    一端が前記第4容量素子の他端へ他端が前記第1電位へそれぞれ接続された第4MISFETからなる第2スイッチ素子と
    を有する増幅器。
  8. 請求項7に記載の増幅器であって、
    前記2段目増幅器はミキサである
    増幅器。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の増幅器であって、
    前記1段目増幅器は疑似差動型であり、前記2段目増幅器は差動型である
    増幅器。
  10. 請求項7に記載の増幅器であって、
    前記2段目増幅器はトランスコンダクタンスアンプである
    増幅器。
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