JP2001053563A - マイクロ波増幅器 - Google Patents

マイクロ波増幅器

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JP2001053563A
JP2001053563A JP11225243A JP22524399A JP2001053563A JP 2001053563 A JP2001053563 A JP 2001053563A JP 11225243 A JP11225243 A JP 11225243A JP 22524399 A JP22524399 A JP 22524399A JP 2001053563 A JP2001053563 A JP 2001053563A
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microwave
ground
transistor
reactance element
amplifier
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Koji Yamanaka
宏治 山中
Yasuyuki Ito
康之 伊藤
Kazuhiko Nakahara
和彦 中原
Yukinori Tarui
幸宣 垂井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変制御電源15の制御電圧を適宜調整する
ことにより、入力側のインピーダンスと出力側のインピ
ーダンスの整合を図ることができるが、バラクタダイオ
ード13の寄生抵抗成分により損失が生じるため、入力
側では雑音性能が劣化し、出力側では出力性能が劣化す
るなどの課題があった。 【解決手段】 マイクロ波トランジスタ23のドレイン
電極Dと接地32間に電界効果トランジスタ28等を接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波を増
幅するマイクロ波増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は例えば特開平3−274902
号公報に示された従来のマイクロ波増幅器を示す構成図
であり、図において、1はマイクロ波を入力する入力端
子、2,4は入力側の伝送路、3は入力側のインピーダ
ンスを整合する整合回路、5はマイクロ波を増幅する電
界効果トランジスタ、6,8は出力側の伝送路、7は出
力側のインピーダンスを整合する整合回路、9はマイク
ロ波を出力する出力端子である。
【0003】図22は整合回路3,7の内部構成を示す
構成図であり、図において、11,12はDCカットキ
ャパシタ、13は可変容量素子として機能するバラクタ
ダイオード、14は高周波チョークコイル、15はバラ
クタダイオード13を制御する外部の可変制御電源であ
る。
【0004】次に動作について説明する。電界効果トラ
ンジスタ5の入力側のインピーダンスは整合回路3を用
いて整合する。具体的には、可変制御電源15の制御電
圧を調整すると、整合回路3のバラクタダイオード13
が可変容量素子として機能するので、入力側のインピー
ダンスが所望のインピーダンスになるように、可変制御
電源15の制御電圧を調整する。
【0005】一方、電界効果トランジスタ5の出力側の
インピーダンスは整合回路7を用いて整合する。具体的
には、可変制御電源15の制御電圧を調整すると、整合
回路7のバラクタダイオード13が可変容量素子として
機能するので、出力側のインピーダンスが所望のインピ
ーダンスになるように、可変制御電源15の制御電圧を
調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロ波増幅
器は以上のように構成されているので、可変制御電源1
5の制御電圧を適宜調整することにより、入力側のイン
ピーダンスと出力側のインピーダンスの整合を図ること
ができるが、バラクタダイオード13の寄生抵抗成分に
より損失が生じるため、入力側では雑音性能が劣化し、
出力側では出力性能が劣化するなどの課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、雑音性能や出力性能の劣化を招く
ことなく、入力側のインピーダンスと出力側のインピー
ダンスの整合を図ることができるマイクロ波増幅器を得
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマイクロ
波増幅器は、マイクロ波トランジスタのソース電極と接
地間にインダクタを接続するとともに、マイクロ波トラ
ンジスタのドレイン電極と接地間に可変リアクタンス素
子を接続するようにしたものである。
【0009】この発明に係るマイクロ波増幅器は、マイ
クロ波トランジスタのソース電極と接地間にインダクタ
を接続するとともに、マイクロ波トランジスタのゲート
電極と接地間に可変リアクタンス素子を接続するように
したものである。
【0010】この発明に係るマイクロ波増幅器は、各マ
イクロ波トランジスタのソース電極と接地間にインダク
タを接続するとともに、初段のマイクロ波トランジスタ
以外の各マイクロ波トランジスタのゲート電極と接地間
に接続するリアクタンス素子のうち、少なくとも1個の
リアクタンス素子を可変リアクタンス素子を用いて構成
するようにしたものである。
【0011】この発明に係るマイクロ波増幅器は、マイ
クロ波トランジスタのゲート電極とドレイン電極間に抵
抗及びコンデンサを接続するとともに、マイクロ波トラ
ンジスタのドレイン電極と接地間に可変リアクタンス素
子を接続するようにしたものである。
【0012】この発明に係るマイクロ波増幅器は、マイ
クロ波トランジスタのゲート電極とドレイン電極間に抵
抗及びコンデンサを接続するとともに、マイクロ波トラ
ンジスタのゲート電極と接地間に可変リアクタンス素子
を接続するようにしたものである。
【0013】この発明に係るマイクロ波増幅器は、各マ
イクロ波トランジスタのゲート電極とドレイン電極間に
抵抗及びコンデンサを接続するとともに、初段のマイク
ロ波トランジスタ以外の各マイクロ波トランジスタのゲ
ート電極と接地間に接続するリアクタンス素子のうち、
少なくとも1個のリアクタンス素子を可変リアクタンス
素子を用いて構成するようにしたものである。
【0014】この発明に係るマイクロ波増幅器は、マイ
クロ波トランジスタのソース電極と接地間にインダクタ
を接続するとともに、マイクロ波トランジスタのゲート
電極とドレイン電極間に抵抗及びコンデンサを接続し、
マイクロ波トランジスタのドレイン電極と接地間に可変
リアクタンス素子を接続するようにしたものである。
【0015】この発明に係るマイクロ波増幅器は、マイ
クロ波トランジスタのソース電極と接地間にインダクタ
を接続するとともに、マイクロ波トランジスタのゲート
電極とドレイン電極間に抵抗及びコンデンサを接続し、
マイクロ波トランジスタのゲート電極と接地間に可変リ
アクタンス素子を接続するようにしたものである。
【0016】この発明に係るマイクロ波増幅器は、各マ
イクロ波トランジスタのソース電極と接地間にインダク
タを接続するとともに、各マイクロ波トランジスタのゲ
ート電極とドレイン電極間に抵抗及びコンデンサを接続
し、初段のマイクロ波トランジスタ以外の各マイクロ波
トランジスタのゲート電極と接地間に接続するリアクタ
ンス素子のうち、少なくとも1個のリアクタンス素子を
可変リアクタンス素子を用いて構成するようにしたもの
である。
【0017】この発明に係るマイクロ波増幅器は、短絡
−直列の逆L回路を用いて可変リアクタンス素子を構成
するようにしたものである。
【0018】この発明に係るマイクロ波増幅器は、直列
−短絡の逆L回路を用いて可変リアクタンス素子を構成
するようにしたものである。
【0019】この発明に係るマイクロ波増幅器は、固定
インダクタと可変容量素子が縦続接続又は並列接続され
た集中定数素子を用いて可変リアクタンス素子を構成す
るようにしたものである。
【0020】この発明に係るマイクロ波増幅器は、1/
4波長以下の長さの先端短絡スタブと可変容量素子が縦
続接続又は並列接続された分布定数素子を用いて可変リ
アクタンス素子を構成するようにしたものである。
【0021】この発明に係るマイクロ波増幅器は、固定
容量素子と可変容量素子が縦続接続又は並列接続された
集中定数素子を用いて可変リアクタンス素子を構成する
ようにしたものである。
【0022】この発明に係るマイクロ波増幅器は、1/
4波長以上の長さの先端短絡スタブと可変容量素子が縦
続接続又は並列接続された分布定数素子を用いて可変リ
アクタンス素子を構成するようにしたものである。
【0023】この発明に係るマイクロ波増幅器は、ゲー
ト・ドレイン間,ゲート・ソース間又はドレイン・ソー
ス間が短絡された電界効果トランジスタを用いて可変リ
アクタンス素子を構成するようにしたものである。
【0024】この発明に係るマイクロ波増幅器は、電源
電圧を分圧する可変抵抗と固定抵抗の間に電界効果トラ
ンジスタのゲート電極を接続するようにしたものであ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるマ
イクロ波増幅器を示す構成図であり、図において、21
はマイクロ波を入力する入力端子、22は入力側の伝送
路、23はマイクロ波を増幅するマイクロ波トランジス
タ、24は出力側の伝送路、25はマイクロ波を出力す
る出力端子、26はマイクロ波トランジスタ23のゲー
ト電極Gと接地30間に接続された固定リアクタンス素
子(リアクタンス素子)、27はマイクロ波トランジス
タ23のソース電極Sと接地31間に接続されたインダ
クタ、28はマイクロ波トランジスタ23のドレイン電
極Dと接地32間に接続された電界効果トランジスタ
(可変リアクタンス素子)であり、電界効果トランジス
タ28のソース電極とドレイン電極は短絡されている。
29は電界効果トランジスタ28と並列に接続されたリ
アクタンス素子(可変リアクタンス素子)、30〜32
は接地である。
【0026】次に動作について説明する。マイクロ波ト
ランジスタ23の出力側のインピーダンスは電界効果ト
ランジスタ28を用いて整合する。具体的には、電界効
果トランジスタ28のゲート−ソース電極間の電圧を調
整すると(電圧の調整方法は後述する)、出力側の伝送
路24,電界効果トランジスタ28及びリアクタンス素
子29から構成される出力側整合回路のインピーダンス
が変化するので、出力側のインピーダンスが所望のイン
ピーダンスになるように、電界効果トランジスタ28の
ゲート−ソース電極間の電圧を調整する。
【0027】なお、図1のマイクロ波増幅器の場合、電
界効果トランジスタ28のゲート−ソース電極間の電圧
を調整して、出力側のインピーダンスの整合を図ると、
その際、インダクタ27がマイクロ波トランジスタ23
の帰還回路として働くので、マイクロ波トランジスタ2
3の入力側のインピーダンスも変化する。従って、電界
効果トランジスタ28のゲート−ソース電極間の電圧を
適宜調整することにより、入力側のインピーダンスも調
整することができる。
【0028】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、マイクロ波トランジスタ23のソース電極S
と接地31間にインダクタ27を接続するとともに、マ
イクロ波トランジスタ23のドレイン電極Dと接地32
間に電界効果トランジスタ28等を接続するように構成
したので、マイクロ波トランジスタ23の入力側には損
失を伴う素子を接続することなく、入力側のインピーダ
ンスを調整することができるようになり、その結果、入
力側の雑音性能の劣化を招くことなく、入力側のインピ
ーダンスと出力側のインピーダンスの整合を図ることが
できる効果を奏する。
【0029】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2によるマイクロ波増幅器を示す構成図であり、図に
おいて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すの
で説明を省略する。33はマイクロ波トランジスタ23
のゲート電極Gと接地30間に接続された電界効果トラ
ンジスタ(可変リアクタンス素子)であり、電界効果ト
ランジスタ33のソース電極とドレイン電極は短絡され
ている。34は電界効果トランジスタ33と並列に接続
されたリアクタンス素子(可変リアクタンス素子)、3
5はマイクロ波トランジスタ23のドレイン電極Dと接
地32間に接続された固定リアクタンス素子(リアクタ
ンス素子)である。
【0030】次に動作について説明する。マイクロ波ト
ランジスタ23の入力側のインピーダンスは電界効果ト
ランジスタ33を用いて整合する。具体的には、電界効
果トランジスタ33のゲート−ソース電極間の電圧を調
整すると(電圧の調整方法は後述する)、入力側の伝送
路22,電界効果トランジスタ33及びリアクタンス素
子34から構成される入力側整合回路のインピーダンス
が変化するので、入力側のインピーダンスが所望のイン
ピーダンスになるように、電界効果トランジスタ33の
ゲート−ソース電極間の電圧を調整する。
【0031】なお、図2のマイクロ波増幅器の場合、電
界効果トランジスタ33のゲート−ソース電極間の電圧
を調整して、入力側のインピーダンスの整合を図ると、
その際、インダクタ27がマイクロ波トランジスタ23
の帰還回路として働くので、マイクロ波トランジスタ2
3の出力側のインピーダンスも変化する。従って、電界
効果トランジスタ33のゲート−ソース電極間の電圧を
適宜調整することにより、出力側のインピーダンスも調
整することができる。
【0032】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、マイクロ波トランジスタ23のソース電極S
と接地31間にインダクタ27を接続するとともに、マ
イクロ波トランジスタ23のゲート電極Gと接地30間
に電界効果トランジスタ33等を接続するように構成し
たので、マイクロ波トランジスタ23の出力側には損失
を伴う素子を接続することなく、出力側のインピーダン
スを調整することができるようになり、その結果、出力
性能の劣化を招くことなく、入力側のインピーダンスと
出力側のインピーダンスの整合を図ることができる効果
を奏する。
【0033】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3によるマイクロ波増幅器を示す構成図であり、図に
おいて、図1及び図2と同一符号は同一または相当部分
を示すので説明を省略する。41,42は多段増幅器を
構成するマイクロ波トランジスタ、43はDCカットキ
ャパシタ、44はマイクロ波トランジスタ41とマイク
ロ波トランジスタ42を直列に接続する伝送路、45は
マイクロ波トランジスタ42のゲート電極Gと接地47
間に接続された電界効果トランジスタ(可変リアクタン
ス素子)であり、電界効果トランジスタ45のソース電
極とドレイン電極は短絡されている。46は電界効果ト
ランジスタ45と並列に接続されたリアクタンス素子
(可変リアクタンス素子)、47は接地である。
【0034】次に動作について説明する。図3のマイク
ロ波増幅器の場合、電界効果トランジスタ45のゲート
−ソース電極間の電圧を調整して、伝送路44,電界効
果トランジスタ45及びリアクタンス素子46から構成
される段間整合回路のインピーダンスの整合を図ると、
その際、マイクロ波トランジスタ41のソース電極と接
続されているインダクタ27がマイクロ波トランジスタ
41の帰還回路として働くので、マイクロ波トランジス
タ41の入力側のインピーダンスも変化する。
【0035】同様に、マイクロ波トランジスタ42のソ
ース電極と接続されているインダクタ27がマイクロ波
トランジスタ42の帰還回路として働くので、マイクロ
波トランジスタ42の出力側のインピーダンスも変化す
る。従って、電界効果トランジスタ45のゲート−ソー
ス電極間の電圧を適宜調整することにより、マイクロ波
トランジスタ41の入力側のインピーダンスと、マイク
ロ波トランジスタ42の出力側のインピーダンスも調整
することができる。
【0036】ここで、図4は電界効果トランジスタ45
のゲート−ソース電極間における電圧Vgsの変化に伴う
利得の周波数特性の変化を示し、図5は電界効果トラン
ジスタ45のゲート−ソース電極間における電圧Vgs
変化に伴う入力反射損の周波数特性の変化を示し、図6
は電界効果トランジスタ45のゲート−ソース電極間に
おける電圧Vgsの変化に伴う出力反射損の周波数特性の
変化を示すものである。図4〜図6から明らかなよう
に、段間整合に可変容量素子として用いた電界効果トラ
ンジスタ45のゲート−ソース電極間電圧によって入力
側及び出力側の整合インピーダンスが変化して、整合周
波数が変化することが分かる。
【0037】以上で明らかなように、この実施の形態3
によれば、マイクロ波トランジスタ41,42のソース
電極Sと接地31間にインダクタ27をそれぞれ接続す
るとともに、マイクロ波トランジスタ42のゲート電極
と接地47間に電界効果トランジスタ45等を接続する
ように構成したので、マイクロ波トランジスタ41の入
力側及びマイクロ波トランジスタ42の出力側には損失
を伴う素子を接続することなく、入力側及び出力側のイ
ンピーダンスを調整することができるようになり、その
結果、入力側の雑音性能や出力性能の劣化を招くことな
く、入力側のインピーダンスと出力側のインピーダンス
の整合を図ることができる効果を奏する。
【0038】なお、この実施の形態3では、マイクロ波
トランジスタを2段接続して多段増幅器を構成するもの
について示したが、3段以上接続して多段増幅器を構成
するようにしてもよく、同様の効果を奏することができ
る。ただし、この場合には、多段増幅器を構成する各マ
イクロ波トランジスタ間を接続する伝送路と接地の間に
は、リアクタンス素子をそれぞれ接続する必要がある
が、それらのリアクタンス素子のうち、少なくとも1個
のリアクタンス素子については、可変リアクタンス素子
(電界効果トランジスタ45とリアクタンス素子46か
ら構成される可変リアクタンス素子)を用いて構成する
必要がある。
【0039】実施の形態4.上記実施の形態1〜3で
は、電界効果トランジスタとリアクタンス素子を並列接
続して可変リアクタンス素子を構成するものについて示
したが、図7に示すように、短絡−直列の逆L回路を用
いて可変リアクタンス素子を構成するようにしてもよ
く、同様の効果を奏することができる。
【0040】例えば、図7(a)の回路網を用いて可変
リアクタンス素子を構成する場合、その回路網の端子対
52が基準インピーダンスZ0 に接続されているときの
端子対51から見込んだインピーダンスZinは下記の通
りとなる。
【0041】
【数1】
【0042】したがって、当該回路網を構成する可変容
量素子C1 ,C2 の容量を適宜調整することにより、所
望のインピーダンスZinを得ることができる。なお、可
変容量素子C1 ,C2 のうち、一方の容量素子は固定で
あってもよい。図7(b)〜(d)の回路網についても
同様である。
【0043】実施の形態5.上記実施の形態4では、短
絡−直列の逆L回路を用いて可変リアクタンス素子を構
成するものについて示したが、図8に示すように、直列
−短絡の逆L回路を用いて可変リアクタンス素子を構成
するようにしてもよく、同様の効果を奏することができ
る。
【0044】実施の形態6.上記実施の形態1〜3で
は、電界効果トランジスタとリアクタンス素子を並列接
続して可変リアクタンス素子を構成するものについて示
したが、図9に示すように、固定インダクタLと可変容
量素子Cが縦続接続又は並列接続された集中定数素子を
用いて可変リアクタンス素子を構成するようにしてもよ
く、同様の効果を奏することができる。
【0045】例えば、図9(a)の縦続接続形の2端子
素子を用いて可変リアクタンス素子を構成する場合、当
該2端子素子のインピーダンスZは下記の式(2)で表
されるので、下記の式(3)を満足する固定インダクタ
Lと可変容量素子Cにより、式(4)の範囲内において
任意のインピーダンスZを得ることができる。なお、図
9(b)の並列接続形の2端子素子を用いて可変リアク
タンス素子を構成する場合も同様である。
【0046】
【数2】
【0047】実施の形態7.上記実施の形態6では、集
中定数素子を用いて可変リアクタンス素子を構成するも
のについて示したが、図10に示すように、1/4波長
以下の長さの先端短絡スタブSと可変容量素子Cが縦続
接続又は並列接続された分布定数素子を用いて可変リア
クタンス素子を構成するようにしてもよく、同様の効果
を奏することができる。
【0048】実施の形態8.上記実施の形態6では、固
定インダクタLと可変容量素子Cが縦続接続又は並列接
続された集中定数素子を用いて可変リアクタンス素子を
構成するものについて示したが、図11に示すように、
固定容量素子C1 と可変容量素子C2 が縦続接続又は並
列接続された集中定数素子を用いて可変リアクタンス素
子を構成するようにしてもよく、同様の効果を奏するこ
とができる。
【0049】実施の形態9.上記実施の形態8では、集
中定数素子を用いて可変リアクタンス素子を構成するも
のについて示したが、図12に示すように、1/4波長
以上の長さの先端短絡スタブSと可変容量素子Cが縦続
接続又は並列接続された分布定数素子を用いて可変リア
クタンス素子を構成するようにしてもよく、同様の効果
を奏することができる。
【0050】実施の形態10.上記実施の形態1〜3で
は、電界効果トランジスタのソース電極とドレイン電極
が短絡されているものについて示したが(図1、図13
(c)を参照)、これに限るものではなく、図13
(a),(b)に示すように、ゲート・ドレイン間又は
ゲート・ソース間が短絡された電界効果トランジスタを
用いて可変リアクタンス素子を構成するようにしてもよ
く、同様の効果を奏することができる。
【0051】例えば、図13(a)のゲート電極とドレ
イン電極が短絡されている電界効果トランジスタを用い
て可変リアクタンス素子を構成する場合、端子間の容量
vは、下記の式(5)に示すように、電界効果トラン
ジスタのゲート−ソース間容量Cgsとドレイン−ソース
間容量Cdsを用いて表すことができる。
【0052】
【数3】
【0053】ゲート−ソース間容量Cgsとドレイン−ソ
ース間容量Cdsは、ゲート−ソース間電圧Vgsとドレイ
ン−ソース間電圧Vdsを調整することにより変化させる
ことができる。したがって、電界効果トランジスタは、
端子間電圧を調整することにより、可変容量素子として
機能する。なお、図13(b)のゲート−ソース間が短
絡された電界効果トランジスタ、及び図13(c)のソ
ース−ドレイン間が短絡された電界効果トランジスタに
ついても同様である(端子間容量については、上記の式
(6),(7)をそれぞれ参照)。
【0054】実施の形態11.上記実施の形態10で
は、端子間電圧を調整することにより、電界効果トラン
ジスタを可変容量素子として機能させるものについて示
したが、この実施の形態11では、端子間電圧の調整方
法について説明する。
【0055】この実施の形態11では、図14に示すよ
うに、電界効果トランジスタのゲート電極Gは、固定電
源電圧−Vg を分圧する可変抵抗R1 と固定抵抗R2
間に接続する。例えば、図14(a)のゲート電極とド
レイン電極が短絡されている電界効果トランジスタの場
合、ゲート−ソース間電圧Vgs及びドレイン−ソース間
電圧V dsは、下記に示すように、ソース電極Sの電位V
s を用いて表すことができる。
【0056】
【数4】
【0057】したがって、電界効果トランジスタの容量
は、可変抵抗R1 の抵抗値を調整することにより、所望
の値に設定することができる。
【0058】実施の形態12.上記実施の形態1〜11
では、マイクロ波トランジスタのソース電極Sと接地間
にインダクタを接続して、帰還回路を構成するものにつ
いて示したが、図15〜図17に示すように、マイクロ
波トランジスタ23,41,42のソース電極Sを直接
接地31と接続して、マイクロ波トランジスタ23,4
1,42のゲート電極Gとドレイン電極D間に抵抗61
及びコンデンサ62を直列に接続することにより、帰還
回路を構成するようにしてもよく、同様の効果を奏する
ことができる。
【0059】実施の形態13.上記実施の形態1〜11
では、マイクロ波トランジスタのソース電極Sと接地間
にインダクタを接続して、帰還回路を構成するものにつ
いて示し、上記実施の形態12では、マイクロ波トラン
ジスタのゲート電極Gとドレイン電極D間に抵抗とコン
デンサを直列に接続して、帰還回路を構成するものにつ
いて示したが、図18〜図20に示すように、上記イン
ダクタによる帰還回路と、上記抵抗とコンデンサによる
帰還回路の双方を設けるようにしてもよく、同様の効果
を奏することができる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、マイ
クロ波トランジスタのソース電極と接地間にインダクタ
を接続するとともに、マイクロ波トランジスタのドレイ
ン電極と接地間に可変リアクタンス素子を接続するよう
に構成したので、入力側の雑音性能の劣化を招くことな
く、入力側のインピーダンスと出力側のインピーダンス
の整合を図ることができる効果がある。
【0061】この発明によれば、マイクロ波トランジス
タのソース電極と接地間にインダクタを接続するととも
に、マイクロ波トランジスタのゲート電極と接地間に可
変リアクタンス素子を接続するように構成したので、出
力性能の劣化を招くことなく、入力側のインピーダンス
と出力側のインピーダンスの整合を図ることができる効
果がある。
【0062】この発明によれば、各マイクロ波トランジ
スタのソース電極と接地間にインダクタを接続するとと
もに、初段のマイクロ波トランジスタ以外の各マイクロ
波トランジスタのゲート電極と接地間に接続するリアク
タンス素子のうち、少なくとも1個のリアクタンス素子
を可変リアクタンス素子を用いて構成したので、入力側
の雑音性能や出力性能の劣化を招くことなく、入力側の
インピーダンスと出力側のインピーダンスの整合を図る
ことができる効果がある。
【0063】この発明によれば、マイクロ波トランジス
タのゲート電極とドレイン電極間に抵抗及びコンデンサ
を接続するとともに、マイクロ波トランジスタのドレイ
ン電極と接地間に可変リアクタンス素子を接続するよう
に構成したので、入力側の雑音性能の劣化を招くことな
く、入力側のインピーダンスと出力側のインピーダンス
の整合を図ることができる効果がある。
【0064】この発明によれば、マイクロ波トランジス
タのゲート電極とドレイン電極間に抵抗及びコンデンサ
を接続するとともに、マイクロ波トランジスタのゲート
電極と接地間に可変リアクタンス素子を接続するように
構成したので、出力性能の劣化を招くことなく、入力側
のインピーダンスと出力側のインピーダンスの整合を図
ることができる効果がある。
【0065】この発明によれば、各マイクロ波トランジ
スタのゲート電極とドレイン電極間に抵抗及びコンデン
サを接続するとともに、初段のマイクロ波トランジスタ
以外の各マイクロ波トランジスタのゲート電極と接地間
に接続するリアクタンス素子のうち、少なくとも1個の
リアクタンス素子を可変リアクタンス素子を用いて構成
したので、入力側の雑音性能や出力性能の劣化を招くこ
となく、入力側のインピーダンスと出力側のインピーダ
ンスの整合を図ることができる効果がある。
【0066】この発明によれば、マイクロ波トランジス
タのソース電極と接地間にインダクタを接続するととも
に、マイクロ波トランジスタのゲート電極とドレイン電
極間に抵抗及びコンデンサを接続し、マイクロ波トラン
ジスタのドレイン電極と接地間に可変リアクタンス素子
を接続するように構成したので、入力側の雑音性能の劣
化を招くことなく、入力側のインピーダンスと出力側の
インピーダンスの整合を図ることができる効果がある。
【0067】この発明によれば、マイクロ波トランジス
タのソース電極と接地間にインダクタを接続するととも
に、マイクロ波トランジスタのゲート電極とドレイン電
極間に抵抗及びコンデンサを接続し、マイクロ波トラン
ジスタのゲート電極と接地間に可変リアクタンス素子を
接続するように構成したので、出力性能の劣化を招くこ
となく、入力側のインピーダンスと出力側のインピーダ
ンスの整合を図ることができる効果がある。
【0068】この発明によれば、各マイクロ波トランジ
スタのソース電極と接地間にインダクタを接続するとと
もに、各マイクロ波トランジスタのゲート電極とドレイ
ン電極間に抵抗及びコンデンサを接続し、初段のマイク
ロ波トランジスタ以外の各マイクロ波トランジスタのゲ
ート電極と接地間に接続するリアクタンス素子のうち、
少なくとも1個のリアクタンス素子を可変リアクタンス
素子を用いて構成したので、入力側の雑音性能や出力性
能の劣化を招くことなく、入力側のインピーダンスと出
力側のインピーダンスの整合を図ることができる効果が
ある。
【0069】この発明によれば、短絡−直列の逆L回路
を用いて可変リアクタンス素子を構成したので、損失を
伴う素子を接続することなく、インピーダンスの整合を
図ることができる効果がある。
【0070】この発明によれば、直列−短絡の逆L回路
を用いて可変リアクタンス素子を構成したので、損失を
伴う素子を接続することなく、インピーダンスの整合を
図ることができる効果がある。
【0071】この発明によれば、固定インダクタと可変
容量素子が縦続接続又は並列接続された集中定数素子を
用いて可変リアクタンス素子を構成したので、損失を伴
う素子を接続することなく、インピーダンスの整合を図
ることができる効果がある。
【0072】この発明によれば、1/4波長以下の長さ
の先端短絡スタブと可変容量素子が縦続接続又は並列接
続された分布定数素子を用いて可変リアクタンス素子を
構成したので、損失を伴う素子を接続することなく、イ
ンピーダンスの整合を図ることができる効果がある。
【0073】この発明によれば、固定容量素子と可変容
量素子が縦続接続又は並列接続された集中定数素子を用
いて可変リアクタンス素子を構成したので、損失を伴う
素子を接続することなく、インピーダンスの整合を図る
ことができる効果がある。
【0074】この発明によれば、1/4波長以上の長さ
の先端短絡スタブと可変容量素子が縦続接続又は並列接
続された分布定数素子を用いて可変リアクタンス素子を
構成したので、損失を伴う素子を接続することなく、イ
ンピーダンスの整合を図ることができる効果がある。
【0075】この発明によれば、ゲート・ドレイン間,
ゲート・ソース間又はドレイン・ソース間が短絡された
電界効果トランジスタを用いて可変リアクタンス素子を
構成したので、損失を伴う素子を接続することなく、イ
ンピーダンスの整合を図ることができる効果がある。
【0076】この発明によれば、電源電圧を分圧する可
変抵抗と固定抵抗の間に電界効果トランジスタのゲート
電極を接続するように構成したので、可変抵抗の抵抗値
を調整することにより、電界効果トランジスタの容量を
所望の値に設定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるマイクロ波増
幅器を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるマイクロ波増
幅器を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるマイクロ波増
幅器を示す構成図である。
【図4】 電界効果トランジスタのゲート−ソース電極
間電圧の変化に伴う利得の周波数特性の変化を示すグラ
フ図である。
【図5】 電界効果トランジスタのゲート−ソース電極
間電圧の変化に伴う入力反射損の周波数特性の変化を示
すグラフ図である。
【図6】 電界効果トランジスタのゲート−ソース電極
間電圧の変化に伴う出力反射損の周波数特性の変化を示
すグラフ図である。
【図7】 可変容量素子の構成例を示す回路図である。
【図8】 可変容量素子の構成例を示す回路図である。
【図9】 可変容量素子の構成例を示す回路図である。
【図10】 可変容量素子の構成例を示す回路図であ
る。
【図11】 可変容量素子の構成例を示す回路図であ
る。
【図12】 可変容量素子の構成例を示す回路図であ
る。
【図13】 電界効果トランジスタの構成例を示す回路
図である。
【図14】 電界効果トランジスタの容量調整回路を示
す回路図である。
【図15】 この発明の実施の形態12によるマイクロ
波増幅器を示す構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態12によるマイクロ
波増幅器を示す構成図である。
【図17】 この発明の実施の形態12によるマイクロ
波増幅器を示す構成図である。
【図18】 この発明の実施の形態13によるマイクロ
波増幅器を示す構成図である。
【図19】 この発明の実施の形態13によるマイクロ
波増幅器を示す構成図である。
【図20】 この発明の実施の形態13によるマイクロ
波増幅器を示す構成図である。
【図21】 従来のマイクロ波増幅器を示す構成図であ
る。
【図22】 整合回路の内部構成を示す構成図である。
【符号の説明】
23 マイクロ波トランジスタ、26,35 固定リア
クタンス素子(リアクタンス素子)、27 インダク
タ、28,33,45 電界効果トランジスタ(可変リ
アクタンス素子)、29,34,46 リアクタンス素
子(可変リアクタンス素子)、30〜32,47 接
地、41,42 マイクロ波トランジスタ(多段増幅
器)、61 抵抗、62 コンデンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中原 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 垂井 幸宣 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J067 AA01 AA04 CA41 CA75 FA01 HA09 HA21 HA25 HA26 HA29 HA30 HA31 HA33 KA29 KA68 KS11 LS01 MA08 MA21 TA03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波トランジスタのゲート電極と
    接地間に接続されたリアクタンス素子と、上記マイクロ
    波トランジスタのソース電極と接地間に接続されたイン
    ダクタと、上記マイクロ波トランジスタのドレイン電極
    と接地間に接続された可変リアクタンス素子とを備えた
    マイクロ波増幅器。
  2. 【請求項2】 マイクロ波トランジスタのゲート電極と
    接地間に接続された可変リアクタンス素子と、上記マイ
    クロ波トランジスタのソース電極と接地間に接続された
    インダクタと、上記マイクロ波トランジスタのドレイン
    電極と接地間に接続されたリアクタンス素子とを備えた
    マイクロ波増幅器。
  3. 【請求項3】 複数のマイクロ波トランジスタが直列に
    接続された多段増幅器と、上記多段増幅器を構成する各
    マイクロ波トランジスタのゲート電極と接地間及び最終
    段のマイクロ波トランジスタのドレイン電極と接地間に
    接続されたリアクタンス素子と、上記多段増幅器を構成
    する各マイクロ波トランジスタのソース電極と接地間に
    接続されたインダクタとを備えたマイクロ波増幅器にお
    いて、初段のマイクロ波トランジスタ以外の各マイクロ
    波トランジスタのゲート電極と接地間に接続されたリア
    クタンス素子のうち、少なくとも1個のリアクタンス素
    子を、可変リアクタンス素子を用いて構成することを特
    徴とするマイクロ波増幅器。
  4. 【請求項4】 ソース電極が接地されているマイクロ波
    トランジスタのゲート電極と接地間に接続されたリアク
    タンス素子と、上記マイクロ波トランジスタのゲート電
    極とドレイン電極間に接続された抵抗及びコンデンサ
    と、上記マイクロ波トランジスタのドレイン電極と接地
    間に接続された可変リアクタンス素子とを備えたマイク
    ロ波増幅器。
  5. 【請求項5】 ソース電極が接地されているマイクロ波
    トランジスタのゲート電極と接地間に接続された可変リ
    アクタンス素子と、上記マイクロ波トランジスタのゲー
    ト電極とドレイン電極間に接続された抵抗及びコンデン
    サと、上記マイクロ波トランジスタのドレイン電極と接
    地間に接続されたリアクタンス素子とを備えたマイクロ
    波増幅器。
  6. 【請求項6】 ソース電極が接地されている複数のマイ
    クロ波トランジスタが直列に接続された多段増幅器と、
    上記多段増幅器を構成する各マイクロ波トランジスタの
    ゲート電極と接地間及び最終段のマイクロ波トランジス
    タのドレイン電極と接地間に接続されたリアクタンス素
    子と、上記多段増幅器を構成する各マイクロ波トランジ
    スタのゲート電極とドレイン電極間に接続された抵抗及
    びコンデンサとを備えたマイクロ波増幅器において、初
    段のマイクロ波トランジスタ以外の各マイクロ波トラン
    ジスタのゲート電極と接地間に接続されたリアクタンス
    素子のうち、少なくとも1個のリアクタンス素子を、可
    変リアクタンス素子を用いて構成することを特徴とする
    マイクロ波増幅器。
  7. 【請求項7】 マイクロ波トランジスタのゲート電極と
    接地間に接続されたリアクタンス素子と、上記マイクロ
    波トランジスタのソース電極と接地間に接続されたイン
    ダクタと、上記マイクロ波トランジスタのゲート電極と
    ドレイン電極間に接続された抵抗及びコンデンサと、上
    記マイクロ波トランジスタのドレイン電極と接地間に接
    続された可変リアクタンス素子とを備えたマイクロ波増
    幅器。
  8. 【請求項8】 マイクロ波トランジスタのゲート電極と
    接地間に接続された可変リアクタンス素子と、上記マイ
    クロ波トランジスタのソース電極と接地間に接続された
    インダクタと、上記マイクロ波トランジスタのゲート電
    極とドレイン電極間に接続された抵抗及びコンデンサ
    と、上記マイクロ波トランジスタのドレイン電極と接地
    間に接続されたリアクタンス素子とを備えたマイクロ波
    増幅器。
  9. 【請求項9】 複数のマイクロ波トランジスタが直列に
    接続された多段増幅器と、上記多段増幅器を構成する各
    マイクロ波トランジスタのゲート電極と接地間及び最終
    段のマイクロ波トランジスタのドレイン電極と接地間に
    接続されたリアクタンス素子と、上記多段増幅器を構成
    する各マイクロ波トランジスタのソース電極と接地間に
    接続されたインダクタと、上記多段増幅器を構成する各
    マイクロ波トランジスタのゲート電極とドレイン電極間
    に接続された抵抗及びコンデンサとを備えたマイクロ波
    増幅器において、初段のマイクロ波トランジスタ以外の
    各マイクロ波トランジスタのゲート電極と接地間に接続
    されたリアクタンス素子のうち、少なくとも1個のリア
    クタンス素子を、可変リアクタンス素子を用いて構成す
    ることを特徴とするマイクロ波増幅器。
  10. 【請求項10】 短絡−直列の逆L回路を用いて可変リ
    アクタンス素子を構成することを特徴とする請求項1か
    ら請求項9のうちのいずれか1項記載のマイクロ波増幅
    器。
  11. 【請求項11】 直列−短絡の逆L回路を用いて可変リ
    アクタンス素子を構成することを特徴とする請求項1か
    ら請求項9のうちのいずれか1項記載のマイクロ波増幅
    器。
  12. 【請求項12】 固定インダクタと可変容量素子が縦続
    接続又は並列接続された集中定数素子を用いて可変リア
    クタンス素子を構成することを特徴とする請求項1から
    請求項9のうちのいずれか1項記載のマイクロ波増幅
    器。
  13. 【請求項13】 1/4波長以下の長さの先端短絡スタ
    ブと可変容量素子が縦続接続又は並列接続された分布定
    数素子を用いて可変リアクタンス素子を構成することを
    特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項
    記載のマイクロ波増幅器。
  14. 【請求項14】 固定容量素子と可変容量素子が縦続接
    続又は並列接続された集中定数素子を用いて可変リアク
    タンス素子を構成することを特徴とする請求項1から請
    求項9のうちのいずれか1項記載のマイクロ波増幅器。
  15. 【請求項15】 1/4波長以上の長さの先端短絡スタ
    ブと可変容量素子が縦続接続又は並列接続された分布定
    数素子を用いて可変リアクタンス素子を構成することを
    特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項
    記載のマイクロ波増幅器。
  16. 【請求項16】 ゲート・ドレイン間,ゲート・ソース
    間又はドレイン・ソース間が短絡された電界効果トラン
    ジスタを用いて可変リアクタンス素子を構成することを
    特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項
    記載のマイクロ波増幅器。
  17. 【請求項17】 電源電圧を分圧する可変抵抗と固定抵
    抗の間に電界効果トランジスタのゲート電極を接続する
    ことを特徴とする請求項16記載のマイクロ波増幅器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118321A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Renesas Technology Corp 増幅器
US8686795B2 (en) 2012-02-09 2014-04-01 Mitsubishi Electric Corporation Power amplifier

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