JP2008116131A - 給湯器の凍結防止装置 - Google Patents

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Kenji Okuzawa
賢二 奥澤
Shigeru Hasunuma
茂 蓮沼
Tomoshi Ida
智志 井田
Koji Kobayashi
孝次 小林
Akihiro Shimosakai
昭博 下境
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Abstract

【課題】確実に配管路内の凍結を防止するができ、また無駄な沸きあげを抑えた給湯器の凍結防止装置を提供する。
【解決手段】ヒートポンプによって熱せられた湯水を前記貯湯タンクに導く往路配管と、貯湯タンクに蓄えられた湯水をヒートポンプに導く復路配管と、往路配管または復路配管のいずれかに介挿されて往路配管および復路配管を介してヒートポンプと貯湯タンクとの間で湯水を循環させる循環ポンプと、往路配管に流れる湯水の温度を検出する温度センサと、温度センサが検出した湯水の温度が、予め定めた第一の温度値を下回ったとき循環ポンプを駆動させ、更に第一の温度値以下の予め定めた第二の温度値を下回ったとき更にヒートポンプを稼働させて往路配管および復路配管を介して循環する湯水を加熱し、これら配管の凍結を防止する凍結防止制御部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は給湯器の凍結防止装置に係り、特にヒートポンプにより加熱された湯を蓄える貯湯タンクを備えた給湯器の凍結防止装置に関する。
近時、省エネルギーの観点からヒートポンプを利用した給湯器の利用は拡大し、例えば家庭用の風呂湯張り装置にも適用されている。この給湯器は、概略的には、図4に示すように浴槽1と、外部から導いた給水を加熱するヒートポンプユニット2、このヒートポンプユニット2によって加熱された湯を保持する貯湯タンク3、この貯湯タンク3に蓄えられた湯を浴槽1に導く給湯配管路4を備えて構成される。
このように構成された給湯器は、ヒートポンプユニット2と貯湯タンク3とが離れた場所に配設されることがあり、このヒートポンプユニット2と貯湯タンクとを連通する配管路6が冬季に凍結する虞がある。そのため、この種の給湯器にあっては、この配管路6に設けた温度センサ(図4には、図示せず)によって配管路6内の水温を検出し、その水温が配管路6内で凍結する虞のある温度まで低下したとき、この配管路6に介挿された循環ポンプ6aを稼働させ、配管路6を介してヒートポンプユニット2と貯湯タンク3との間で水を循環させることで凍結を防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開昭60−120153号公報
しかしながら前述した給湯器にあっては、貯湯タンクに蓄えられた湯を配管路によってヒートポンプとの間を循環させるだけであり、ヒートポンプユニット2によって湯を沸きあげたとき、ヒートポンプユニット2から貯湯タンク3に加熱された湯が送られる配管路と、貯湯タンク3からヒートポンプユニット2に湯が戻る配管路とは、それぞれの配管路に流れる湯温に差があり、それ故、運転停止時、後者の配管路の方から先に凍結する。つまり凍結し易い配管路と凍結し難い配管路ができるという問題がある。
あるいは通常時、配管路内で水が循環するときや、長期間ヒートポンプの運転を休止したときなどで貯湯タンク内の湯の温度が低下している場合、配管路6を介してヒートポンプユニット2と貯湯タンク3との間で水を循環させたとしても外気温が低下すると配管路6が凍結する懸念がある。
通常時における水の循環によって配管路6が凍結するのを防止するには、配管路6が凍結する前にヒートポンプを稼働させて沸きあげた湯(ユーザが利用可能な湯)を配管路6内に循環させればよい。一方、休止中も同様にヒートポンプを稼働させて配管路6内に湯を循環させて凍結の防止を図ることが考えられるが、休止中は沸きあげた湯をユーザが利用しないので無駄な沸きあげとなり省エネルギーの観点から好ましくない。
本発明は、このような従来の給湯器の問題を解決するべくなされたもので、その目的とするところは、確実に配管路内の凍結を防止するができ、また無駄な沸きあげを抑えた給湯器の凍結防止装置を提供するところにある。
上述した目的を達成するべく本発明における給湯器の凍結防止装置は、ヒートポンプにより加熱された湯を蓄える貯湯タンクを有する給湯器の凍結防止装置であって、
前記ヒートポンプによって熱せられた湯水を前記貯湯タンクに導く往路配管と、前記貯湯タンクに蓄えられた湯水を前記ヒートポンプに導く復路配管と、前記貯湯タンク内に蓄えられた湯の温度を検出する湯温センサと、前記往路配管または前記復路配管のいずれか一方に介挿されて前記ヒートポンプと前記貯湯タンクとの間で湯水を循環させる循環ポンプと、前記往路配管または前記復路配管の少なくとも一方に取り付けられて該配管に流れる湯水の温度を検出する温度センサと、前記湯温センサが検出した湯の温度が、予め定めた第一の温度値を下回ったとき前記循環ポンプを駆動させ、更に前記第一の温度値以下の予め定めた第二の温度値を下回ったとき更に前記ヒートポンプを稼働させて前記往路配管および前記復路配管を介して循環する前記湯水を加熱し、これら配管の凍結を防止する凍結防止制御部とを備えることを特徴としている。
上述の給湯器の凍結防止装置は、タンク内湯温センサが検出した温度が予め定めた第一の温度値を下回ったとき前記循環ポンプを駆動させヒートポンプと貯湯タンクとを連通する配管の凍結を防止する。更に上述の給湯器の凍結防止装置は、前記温度センサが検出した湯水の温度が前記第一の温度値以下の予め定めた第二の温度値を下回ったとき前記ヒートポンプも稼働させて配管の凍結を防止する。
特に前記凍結防止制御部は、前記往路配管に流れる湯水が所定の温度になるまで前記ヒートポンプを稼働させて前記湯水を加熱するものとして構成される。
上述の給湯器の凍結防止装置は、ヒートポンプによって凍結を防止する所定の湯水温度まで加熱された湯を配管に循環させる。
好ましくは前記凍結防止制御部は、前記ヒートポンプの稼働を停止した後、更に所定の時間だけ前記循環ポンプを稼働させ続けることが望ましい。
上述の給湯器の凍結防止装置は、所定時間循環ポンプを配管内に循環させることで、往路配管および復路配管の各配管内における湯温の温度分布を平均化させる。
また前記凍結防止制御部は、前記ヒートポンプの稼働を停止する直前または直後の周囲温度が予め定めた周囲温度値以下であるとき、前記循環ポンプを所定時間稼働させるよう構成される。
好ましくは凍結防止制御部は、所定の期間に亘って給湯器の運転休止期間が設定されているとき、前記ヒートポンプの駆動を禁止することが望ましい。
より好ましくは前記凍結防止制御部は、所定の期間を超えた運転休止期間が設定されたとき、前記ヒートポンプの駆動を禁止することが望ましい。
上述の給湯器の凍結防止装置は、所定の条件を満たしたとき循環ポンプまたはヒートポンプを稼働させる。
また前記凍結防止制御部は、前記運転休止期間中、前記循環ポンプを連続稼働させるものとして構成される。
好ましくは前記凍結防止制御部は、所定の期間まで運転を休止したとき前記配管の凍結を防止することが望ましい。
より好ましくは前記凍結防止制御部は、所定の期間を超えて運転を休止したとき、前記ヒートポンプの駆動を禁止および/または前記循環ポンプを連続稼働することが望ましい。
本発明の給湯器の凍結防止装置によれば、貯湯タンク内に蓄えられた湯が予め定めた第一の温度値を下回ったとき前記循環ポンプを駆動させているので、ヒートポンプと貯湯タンクとを連通する配管の凍結を防止することができる。更に本発明の給湯器の凍結防止装置は、配管内の湯水の温度が前記第一の温度値以下の予め定めた第二の温度値を下回ったとき前記ヒートポンプも稼働させて湯水を得て、配管内にこの湯水を循環させているので配管の凍結を防止することができる。
また本発明の給湯器の凍結防止装置は、ヒートポンプの稼働を停止した後、更に所定の時間だけ前記循環ポンプを稼働させ続けているので、往路配管および復路配管の各配管内における湯温の温度分布を平均化させることができる。したがって本発明の給湯器の凍結防止装置は、いずれか一方の配管路内に設けた温度センサによって配管内の水温を適確に把握することができ効果的な凍結防止を行うことが可能である。
更に本発明の給湯器の凍結防止装置は、ヒートポンプの稼働を停止する直前または直後の周囲温度が予め定めた周囲温度値以下であるとき、循環ポンプを稼働させるように構成され、また、所定の期間に亘って給湯器の運転休止期間が設定されているときあるいは定の期間を超えた運転休止期間が設定されたときヒートポンプの駆動を禁止するよう構成されているので無駄な沸かしあげによる凍結防止運転を抑えるとともに、凍結防止運転の短縮による省エネルギー効果が期待できる等の実用上多大なる効果を奏する。
以下、本発明の給湯器の凍結防止装置に係る一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1〜図3は発明を実施する一形態であって、図中、図4と同一の符号を付した部分は同一物を表し、基本的な構成は図4に示す従来のものと同様である。
この実施形態が適用される給湯器の凍結防止装置は、貯湯タンク3として低温貯湯タンク3aおよび高温貯湯タンク3bの二つの貯湯タンクを備え、市水等から供給される給水をヒートポンプユニット2によって加熱して湯を作り、この湯を貯湯タンク3a,3bに蓄え、浴槽等に給湯する構成をとっている。そこでまず図1に示す配管回路図を用いながら本発明の給湯器の凍結防止装置について説明する。
市水等から供給される給水は、この給水に含まれる異物等の不純物を取り除くストレーナ6を介して、その下方に接続された配管路4aによって導かれて低温貯湯タンク3aに蓄えられる。また、ストレーナ6を出た給水の一部は、別の配管路4bを通り、給水の逆流を防止する逆止弁7aを介して高温貯湯タンク3bから供給される湯と混合して給湯出力する給湯混合弁8に導かれる。この給湯混合弁8は、給湯に適した温度になるよう給水と湯とを混合して給湯水を出力する役割を担っている。尚、ストレーナ6と逆止弁7aとを接続する配管路4bには、給水の温度を検出する給水サーミスタ9aが設けられ、また給湯混合弁8から供給される給湯水を導く配管路4cには、この給湯水の温度を検出する給湯サーミスタ9bおよび給湯量を計測するフローセンサ10が設けられている。
低温貯湯タンク3aの下方には、この低温貯湯タンク3aに蓄えられた水を加熱するヒートポンプユニット2に導く配管路4dが接続される。この配管路4dには、低温貯湯タンクに蓄えられた水をヒートポンプユニット2に送り出す循環ポンプ(HPポンプ11)が介挿されている。
ヒートポンプユニット2によって加熱された水は、湯となって再びヒートポンプユニット2に戻すことができるHPバイパス弁12に接続された配管路4e、および、このHPバイパス弁12からその上方に接続された配管路4fによって高温貯湯タンク3bに導かれる。
尚、HPポンプ11とヒートポンプユニット2とを接続する配管路4gおよびヒートポンプユニット2とHPバイパス弁12とを接続する配管路4eには、それぞれエア抜きバルブ13a,13bが設けられて管路内の溜まったエアを抜くことができるようになっている。また、ヒートポンプユニット2とHPバイパス弁12を接続する配管路4eには、ヒートポンプユニット2によって加熱された湯の温度を検出するHPサーミスタ9cが設けられている。ちなみにヒートポンプユニット2には、その周囲温度(外気温)を検出する外気温センサ9gが設けられている。
またHPポンプ11は、上述した低温貯湯タンク3aからヒートポンプユニット2に導く配管路4dに介挿することに替えてヒートポンプユニット2からHPバイパス弁12に至る配管路4eに介挿してもよい。尚、HPサーミスタ9cは、低温貯湯タンク3aからヒートポンプユニット2に導く配管路4dの温度を検出するように構成してもよい。
低温貯湯タンク3aの上方には、高温貯湯タンク3bの下方に接続される配管路4hが設けられている。そして高温貯湯タンク3bの上方には、この高温貯湯タンク3bに蓄えられた湯と低温貯湯タンク3aの上方に設けられた配管路4iによって導かれる湯を混合する中間混合弁14に、それぞれの湯を導く配管路4jが設けられている。
中間混合弁14によって混合された混合湯は、配管路4kに設けられた逆止弁7bを介して前述した給湯混合弁8に導かれる。更にこの混合湯は、配管路4kから分岐して別の逆止弁7cを介してストレーナ6から出た給水と混合して出力する風呂混合弁15に導かれる。尚、中間混合弁14から出た混合湯の温度は、配管路4kに設けられた混合サーミスタ9dによって検出される。また風呂混合弁15から出た湯は、配管路4qに設けられた風呂サーミスタ9eによって検出される。
ちなみに低温貯湯タンク3aには、低温貯湯タンク3aの下方部に位置付けたサーミスタTH1、略中央部に位置付けられたサーミスタTH2および上方部に位置付けられたTH3が備えられている。また高温貯湯タンク3bには、高温貯湯タンク3bの下方部に位置付けたサーミスタTH4、略中央部に位置付けられたサーミスタTH5および上方部に位置付けられたサーミスタTH6が備えられている。これらのサーミスタは、それぞれ低温貯湯タンク3aおよび高温貯湯タンク3b内の湯温を検出するとともに、各タンク内に湯がどの程度残っているのかを検知する残湯検出センサの役割を担っている。つまり、タンク内に湯がない場合は、サーミスタが検出する温度は、通常の湯温より低い温度である。したがって、通常の湯温より低い温度を検出したときは、貯湯タンク3a,3b内に湯がないものと判断できる。
また高温貯湯タンク3bの上方には、更に別の配管路4mが設けられて、図示しない浴槽に蓄えられた湯を追い焚きする熱交換器16の一次側を通って熱交換した後、低温貯湯タンク3aに導かれるようになっている。尚、高温貯湯タンク3bと熱交換器16との間の配管路4mには、逆流を防止する逆止弁7d、熱交換器16の出口から低温貯湯タンク3aとの間には、追い焚き一次ポンプ17がそれぞれ設けられている。
この熱交換器16の二次側は、図示しない浴槽と循環して風呂水を追い焚きする追い焚き回路が接続されている。この追い焚き回路は、浴槽に接続された配管路4nから浴槽内の湯を導き、熱交換器16の二次側を介して再び浴槽に戻す配管路4pによって構成され、配管路4nに介挿された風呂循環ポンプ18によって湯が循環して追い焚きができるようになっている。尚、浴槽と風呂循環ポンプ18とを接続する配管路4nには、浴槽に張られた湯の水圧を検出して浴槽の水位を求める水位センサ5、追い焚き回路内を湯が循環していることを検出するフロースイッチ19および循環する湯の温度を検出する循環サーミスタ9fが設けられている。またそれぞれの配管路4n,4pには、エア抜きバルブ13c,13dがそれぞれ設けられて、これらの配管路4n,4p内に存在する不要なエアが抜けるようになっている。更に追い焚き回路には、浴槽の湯が減ったときに足し湯をするべく、風呂混合弁15から風呂電磁弁20の開閉制御によって湯を導く配管路4qが風呂循環ポンプ18と熱交換器16との間に接続されている。
このように各部が接続された本発明の風呂湯張り装置は、図2に示す給湯制御部30によって制御される。この給湯制御部30は、前述した水位センサ5、フローセンサ10およびフロースイッチ19が検出した情報を受け取るセンサ情報入力部31、このセンサ情報入力部31から入力された情報に基づいて所定の演算を行う演算部32、この演算部32が演算した結果および所定の初期値等の情報を保持する記憶部33、風呂電磁弁20、中間混合弁14、風呂混合弁15および風呂循環ポンプ18を駆動制御する出力部37、浴槽内の水位レベルや給湯温度を設定する設定部(操作入力部39)、ヒートポンプユニット2と制御情報のやりとりを行う通信インタフェース部40、この通信インタフェース部40とヒートポンプユニット2との間で所定の情報を送受する通信ライン41、ヒートポンプユニット2に与える電源ライン42の通電を制御する通電制御部43および給湯制御部30全体の制御を司る主制御部38を備えて構成される。
概略的には上述したように構成された本発明の給湯器における凍結防止装置の作動について図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず主制御部38は、サーミスタTH1〜TH6のすべての検出温度が残湯の有無を判定する判定閾値温度(第一の温度値)以下でないかどうかを判定する(ステップS1)。ステップS1で主制御部38は、サーミスタTH1〜TH6のすべての検出温度が判定閾値温度以下であると判定したとき、低温貯湯タンク3aおよび高温貯湯タンク3bに蓄えられている湯がないと判定し、HPバイパス弁12の開度を貯湯側にセットする(ステップS2)とともに、HPポンプ11を駆動する(ステップS3)。
そして主制御部38は、HPポンプ11の駆動が所定時間経過するのを待つ(ステップS4)。主制御部38は、ステップS4でHPポンプ11の駆動が所定時間経過したと判定したとき、HPバイパス弁12のヒートポンプユニット側を開く(ステップS5)。
尚、主制御部38は、ステップS1でサーミスタTH1〜TH6におけるいずれかのサーミスタの検出温度が判定閾値温度を超えているとき、ステップS6以降を実行する。
次いで主制御部38は、HPポンプ11を稼働する(ステップS6)。そして主制御部38は、HPサーミスタ9cが検出した水温が低温判定閾値温度(第二の温度値)を超えているかを判定する(ステップS11)。
主制御部38は、ステップS7でHPサーミスタ9cの温度が低温判定閾値温度以下であると判定したとき、通電制御部42に指令を出してヒートポンプユニット2に通電する(ステップS8)一方、低温判定閾値温度を超えていると判定したとき、HPポンプ11をオフし(ステップS9)、再びステップS6に戻り、以降の処理を実行する。
主制御部38は、ヒートポンプユニット2に対して沸きあげ指令を送信し(ステップS10)、HPポンプ11を稼働して(ステップS11)、ヒートポンプユニット2に沸きあげ制御を実行させる(ステップS12)。
そして主制御部38は、HPサーミスタ9cの検出温度が沸きあげ完了温度以上であるかを判定する(ステップS13)。
ステップS13で主制御部38は、HPサーミスタ9cの検出温度が沸きあげ完了温度以上であると判定したとき、ヒートポンプユニット2へ加熱の停止指令を与える(ステップS14)。一方、この指令を受けたヒートポンプユニット2は、停止処理を実行する(ステップS15)。
次いで主制御部38は、ヒートポンプユニット2が備える外気温センサ9gから外気温度Taeを取得し(ステップS16)、この外気温度Taeが凍結防止運転判定温度以上かどうかを判定する(ステップS17)。ステップS17で主制御部38は、検出した外気温度Taeが凍結防止運転判定温度未満であると判定したとき、HPポンプ11を所定時間稼働(ステップS18)した後、HPポンプ11を停止する(ステップS19)。尚、ステップS17で主制御部38は、外気温度Taeが凍結防止運転判定温度以上であると判定したときには、ステップS19に移行してHPポンプ11を停止する。
このようにしてHPポンプ11を停止した後、主制御部38は、通電制御部42に指令を与えてヒートポンプユニット2への通電を停止し(ステップS20)、再びステップS6に戻り、このステップS6以降の処理を実行する。
尚、主制御部38は、ステップS13でHPサーミスタ9cの検出温度が沸きあげ完了温度未満であると判定したとき、更に沸かしあげ開始から一定時間以上経過していないかどうかを判定する(ステップS21)。ステップS21で主制御部38は、沸かしあげ開始から一定時間以上経過していると判定したときには、沸きあげ温度異常として沸きあげ温度異常処理を実行し(ステップS22)、この沸きあげ温度異常が解消された後、ステップS1から処理を再開する。
一方、ステップS21で主制御部38は、沸かしあげ開始から一定時間以上経過していないと判定したときには、再びステップS12に戻り処理を継続実行する。
ちなみに本発明の給湯器の凍結防止装置は、所定の期間に亘って給湯器の運転休止期間が設定されているとき、主制御部38によってヒートポンプユニット2の駆動が禁止される。あるいは、所定の期間を超えた運転休止期間が設定されたとき、主制御部38は、ヒートポンプユニット2の駆動を禁止する一方、所定の期間に満たない運転休止期間が設定されたときには、上述した凍結防止手順が実行される。
かくして本発明の給湯器の凍結防止装置によれば、サーミスタTH1〜TH6が検出した水温が予め定めた判定閾値温度を下回ったときHPポンプ(循環ポンプ)11を駆動させているので、ヒートポンプユニット2と貯湯タンク3a,3bとを連通する配管の凍結を防止することができる。更に本発明の給湯器の凍結防止装置は、HPサーミスタ9cが検出した温度が、判定閾値温度以下の予め定めた凍結防止運転判定温度を下回ったときヒートポンプユニット2も稼働させて湯水を得て、配管内にこの湯水を循環させているので配管の凍結を効果的に防止することができる。
また本発明の給湯器の凍結防止装置は、ヒートポンプユニット2の稼働を停止した後、更に所定の時間だけHPポンプ11を稼働させ続けているので、往路配管および復路配管の各配管内における湯温の温度分布を平均化させることができる。したがって本発明の給湯器の凍結防止装置は、配管内の水温を適確に把握することができ、効果的な凍結防止を行うことが可能である。
更に本発明の給湯器の凍結防止装置は、ヒートポンプユニット2の稼働を停止する直前または直後の周囲温度が予め定めた凍結防止運転判定温度以下であるときや、所定の期間まで運転を休止したときHPポンプ11を稼働させるように構成され、また、所定の期間に亘って給湯器の運転休止期間が設定されているとき、あるいは所定の期間を超えた運転休止期間が設定されたときや所定の期間を超えて運転を休止したときヒートポンプユニット2の駆動を禁止および/または前記循環ポンプを連続稼働するよう構成されているので無駄な凍結防止運転を抑えるとともに、凍結防止運転の短縮による省エネルギー効果が期待できる等の実用上多大なる効果を奏する。
尚、本発明の給湯器の凍結防止装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることが可能である。
例えば上述した判定閾値温度、凍結防止運転判定温度などの判定温度値および休止期間等は、給湯器の容量、据え付け場所や周囲環境に応じた適切な温度値および休止期間等に設定することができる。
本発明の一実施形態に係る給湯器の機能部品との配管接続を示す要部配管回路図。 図1に示す給湯器に適用される給湯制御部の構成を示すブロック図。 図2に示す給湯制御部の作動順序を示すフローチャート。 従来の給湯器の概略構成を示す図。
符号の説明
30 給湯制御部
31 センサ情報入力部
33 記憶部
37 出力部
38 主制御部
39 操作入力部
40 通信インタフェース部
41 通信ライン
42 電源ライン
43 通電制御部

Claims (9)

  1. ヒートポンプにより加熱された湯を蓄える貯湯タンクを備えた給湯器の凍結防止装置であって、
    前記ヒートポンプによって熱せられた湯水を前記貯湯タンクに導く往路配管と、
    前記貯湯タンクに蓄えられた湯水を前記ヒートポンプに導く復路配管と、
    前記貯湯タンク内に蓄えられた湯の温度を検出するタンク内湯温センサと、
    前記往路配管または前記復路配管のいずれか一方に介挿されて前記ヒートポンプと前記貯湯タンクとの間で湯水を循環させる循環ポンプと、
    前記往路配管または前記復路配管の少なくとも一方に取り付けられて該配管に流れる湯水の温度を検出する温度センサと、
    前記湯温センサが検出した湯の温度が、予め定めた第一の温度値を下回ったとき前記循環ポンプを駆動させ、更に前記第一の温度値以下の予め定めた第二の温度値を下回ったとき更に前記ヒートポンプを稼働させて前記往路配管および前記復路配管を介して循環する前記湯水を加熱し、これら配管の凍結を防止する凍結防止制御部と
    を備えることを特徴とする給湯器の凍結防止装置。
  2. 前記凍結防止制御部は、前記往路配管に流れる湯水が所定の温度になるまで前記ヒートポンプを稼働させて前記湯水を加熱するものである請求項1に記載の給湯器の凍結防止装置。
  3. 前記凍結防止制御部は、前記ヒートポンプの稼働を停止した後、更に所定の時間だけ前記循環ポンプを稼働させ続けるものである請求項1または2に記載の給湯器の凍結防止装置。
  4. 前記凍結防止制御部は、前記ヒートポンプの稼働を停止する直前または直後の周囲温度が予め定めた周囲温度値以下であるとき、前記循環ポンプを所定時間稼働させるものである請求項3に記載の給湯器の凍結防止装置。
  5. 前記凍結防止制御部は、所定の期間に亘って給湯器の運転休止期間が設定されているとき、前記ヒートポンプの駆動を禁止するものである請求項1に記載の給湯器の凍結防止装置。
  6. 前記凍結防止制御部は、所定の期間を超えた運転休止期間が設定されたとき、前記ヒートポンプの駆動を禁止するものである請求項1に記載の給湯器の凍結防止装置。
  7. 前記凍結防止制御部は、前記運転休止期間中、前記循環ポンプを連続稼働させるものである請求項5または6に記載の給湯器の凍結防止装置。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載の凍結防止装置であって、前記凍結防止制御部は、所定の期間まで運転を休止したとき前記配管の凍結を防止することを特徴とする給湯器の凍結防止装置。
  9. 前記凍結防止制御部は、所定の期間を超えて運転を休止したとき、前記ヒートポンプの駆動を禁止および/または前記循環ポンプを連続稼働するものである請求項5〜7のいずれかに記載の給湯器の凍結防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012097990A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Toshiba Carrier Corp ヒートポンプ給湯機
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