JP2012097990A - ヒートポンプ給湯機 - Google Patents

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智明 田邉
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尚希 今任
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Abstract

【課題】凍結防止運転を行った後に貯湯運転を行う場合でも冷凍サイクル回路の熱交換効率が低下せず、正常に動作するヒートポンプ給湯機を提供する。
【解決手段】ヒートポンプ給湯機において、水熱交換器を有する冷凍サイクル回路と、貯湯手段と、温湯を貯湯手段に供給する湯供給通路と、水熱交換器を介して湯供給通路に接続された水供給通路と、湯供給通路及び水供給通路内の湯水の流動方向を切替える流路切替え手段と、水供給通路内の水の凍結を防止する凍結防止運転を制御する凍結防止制御手段とを有し、湯水を湯供給通路側から水熱交換器を介して水供給通路側へ所定時間流動させる第1の運転モードと、湯供給通路側から水熱交換器を介して水供給通路側へ所定時間流動させる第2の運転モードを行うように制御する。
【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、ヒートポンプ給湯機に係る。
一般にヒートポンプ給湯機は湯水を貯留しておくための貯湯手段である貯湯タンクと、湯を生成するための熱源である冷凍サイクル回路を備えている。この貯湯タンクと冷凍サイクル回路とは、貯湯タンク内に貯留された水を熱源である冷凍サイクル回路へ導くための水供給通路と、冷凍サイクル回路で生成された湯を貯湯タンク内へ導くための湯供給通路を有している。
ここで、ヒートポンプ給湯機には屋外に設置されるものがあり、外気温が零度以下の状態で貯湯運転を行っていない場合、湯供給通路又は水供給通路が凍結することがある。
そのため、外気温が低く貯湯運転を行っていない場合、通路内の凍結を防止するための凍結防止運転を行う必要がある。
この凍結防止運転は、貯湯タンク内の温湯を湯供給通路、冷凍サイクル回路の水熱交換器を介して水供給通路に循環させることにより行われる。
特開2008―116131号公報
しかし、上述のように凍結防止運転を行った場合、凍結防止運転が終了したときに水供給通路内に温湯が滞留している。この状態で冷凍サイクル回路を運転し、貯湯運転を行うと、冷凍サイクル回路の凝縮器(水熱交換器)内に温湯が流れこみ、熱交換効率が低下し、冷凍サイクル回路が正常に動作しなくなる。
本実施形態は上記事情にもとづきなされたものであり、凍結防止運転を行った後に貯湯運転を行う場合でも冷凍サイクル回路の熱交換効率が低下せず、正常に動作するヒートポンプ給湯機を提供する。
本実施形態ヒートポンプ給湯機は、圧縮機と水熱交換器と膨張装置と蒸発器とからなり、大気中から熱を汲み上げる冷凍サイクル回路と、水熱交換器で生成された温湯を貯湯する貯湯手段と、貯湯手段に接続され、水熱交換器で生成された温湯を貯湯手段に供給する湯供給通路と、貯湯手段に接続され、水熱交換器を介して湯供給通路に接続された水供給通路と、湯供給通路及び水供給通路内の温湯又は水を流動させる循環ポンプと、湯供給通路及び水供給通路内の温湯又は水の流動方向を切替える流路切替え手段と、水供給通路内の水の凍結を防止する凍結防止運転を制御する凍結防止制御手段とを有し、凍結防止制御手段は、湯供給通路及び水供給通路内の温湯又は水を、湯供給通路側から水熱交換器を介して水供給通路側へ所定時間流動させる第1の運転モードと、湯供給通路側から水熱交換器を介して水供給通路側へ所定時間流動させる第2の運転モードの両方の運転モードで凍結防止運転を行うように制御される。
本発明の実施形態に係るヒートポンプ給湯機の構成と貯湯運転を示す図。 本発明の実施形態に係るヒートポンプ給湯機の制御部の要部を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るヒートポンプ給湯機の第1の運転モードを示す図。 本発明の実施形態に係るヒートポンプ給湯機の第2の運転モードを示す図。 本発明の実施形態に係るヒートポンプ給湯機の凍結防止運転を示すフローチャート。
本発明の実施形態について図1乃至図5を用いて説明する。
図1に第1の実施形態に係るヒートポンプ給湯機100の構成を示す。ヒートポンプ給湯機100は熱源として大気中から熱を汲み上げるヒートポンプユニット29と、貯湯手段である貯湯タンクユニットAを有している。
ヒートポンプユニット29は、筐体内部に圧縮機40と、四方弁41と、水熱交換器37と、膨張装置42と、空気熱交換器43を備えており、順次冷媒配管によって接続された冷凍サイクル回路を構成している。また、空気熱交換器43には熱交換を促進させるための送風機44が隣設されている。貯湯運転時には、冷凍サイクル回路と送風機44は冷凍サイクル回路制御部51によって運転制御され、水を加熱するための熱源装置として機能する。
また、ヒートポンプユニット29の筐体には外気温度T0を検知するための外気温センサ34が設けられている。
ヒートポンプユニット29には流路切替え手段である第1、第2の三方弁35、36が設けられている。第1、第2の三方弁35、36にはそれぞれに3つのポート35a、35b、35c、36a、36b、36cが設けられている。
第1の三方弁35のポート35aは湯水配管31により水熱交換器37と接続されており、第2の三方弁36のポート36aは湯水配管32により水熱交換器37と接続されている。湯水配管31には途中に温湯又は水を循環させるための循環ポンプ30が設けられており、この循環ポンプ30を運転することで湯水配管31から水熱交換器37を介して、湯水配管32へ温湯又は水が流動する。
貯湯タンクユニットAは、主タンクユニット1と、この主タンクユニット1に直列に連結された副タンクユニット2、3、4で構成されている。これら副タンクユニット2、3、4は主タンクユニット1の貯湯容量を補うために設けられたものであり、必要とされる貯湯容量に応じて何台連結してもよく、それぞれのタンク容量も任意に変更することができる。また、主タンクユニット1のみで必要な貯湯容量を得ることができる場合は、副タンクユニットは不要である。
本実施形態では例として、主貯湯タンク5を備えた主タンクユニット1と、主貯湯タンク5と同一の構造を有する副貯湯タンク6、7、8を備えた副タンクユニット2、3、4を用いた場合について説明する。
主貯湯タンク5と、副貯湯タンク6、7、8は円筒形状に形成され、内部に湯水を貯留可能となっている。
主タンクユニット1の主貯湯タンク5の内部には上方から下方にかけて湯温検知手段である湯温センサ9、10、11が設けられている。最も上方に位置する湯温センサ9で計測される温度をTz3、中間に位置する湯温センサ10で計測される温度をTz2、最も下方に位置する湯温センサ11で計測される温度をTz1とする。
また、主タンクユニット1内にはヒートポンプ給湯器100の運転を制御する制御器50が設けられている。
主貯湯タンク5の上部には貯湯運転時に温湯を流入させるための湯供給通路61の一端が接続されており、他端には流路切替え手段である第1の三方弁35のポート35cと第2の三方弁36のポート36bが接続されている。また、湯供給通路61の中途部には排水口に接続されたエアー抜き弁15が設けられている。
主貯湯タンク5の下方は湯水配管62により、副貯湯タンク6の上部と接続され連通している。さらに、副貯湯タンク6の下部と副貯湯タンク7の上部、及び副貯湯タンク7の下部と副貯湯タンク8の上部も同様に湯水配管63、64により接続されており、副貯湯タンク8の下部には水供給通路65の一端が接続されている。これにより、水供給通路から水が供給されると、湯水配管64、63、62を介して主貯湯タンク5と副貯湯タンク6,7,8内に水が貯留される。
水供給通路65の中途部には流量検知部55が設けられており、水供給通路65を流動した水の総量を検知するようになっている。また、水供給通路65の一端と流量検知部55との区間には給水管68が接続されており、ヒートポンプ給湯機100外部の給水口から水を供給可能となっている。
水供給通路65の他端には第2の三方弁36のポートcと第1の三方弁35のポート35bが接続されている。
また、上記流量検知部55は、水供給通路65の一端側から水熱交換器37へ向かう水の流れを許容し、それとは逆方向の水の流れを阻止する第1の逆止弁25aと、第1の流量センサ17aと、水供給通路内65内の水温Twを検知する水温検知手段としての第1の水温センサ21aが配置された主流路65aと、この主流路65aに対し並列に接続され、水熱交換器37から水供給通路65の一端側へ向かう水の流れを許容し、それとは逆の水の流れを阻止する第2の逆止弁25b、第2の流量センサ17b、水供給通路65内の水温Twを検知する水温検知手段としての第2の水温センサ21bが配設されたバイパス流路65bを有している。
ヒートポンプ給湯機100が据付けられた後、上記のように接続された各貯湯タンクと各供給通路と湯水配管には、給水管68を介して、エアー抜き弁15から空気が抜かれつつ、水が供給される。そして、各貯湯タンクと各供給通路と湯水配管内は水で満たされる。
このときの水の流れを一点鎖線で示す。
図2に通常の運転制御を実行するとともに凍結防止手段としても機能する制御器50の要部を示す。
制御器50には上記した外気温センサ34、水温センサ21a,21b、湯温センサ9、10、11と循環ポンプ30と、第1、第2の三方弁35、36と、冷凍サイクル回路制御部51と流量検知部55の流量センサ17a、17bと第1、第2の水温センサ21a、21bが接続されている。
制御器50は、ヒートポンプ給湯機100が後述の貯湯運転と凍結防止運転を行う際に、冷凍サイクル回路制御部51に運転オン・オフを指令し、流路切替え手段である第1、第2の三方弁35、36に流路切替えを指令し、循環ポンプ30に運転オン・オフを指令する。また、流量検知部55において、貯湯タンクユニットA内に貯留されている温湯量と水量の割合を検知し、貯湯運転の際に所定流量を検知し運転停止の判断を行う。
外気温センサ34、第1、第2の水温センサ21a,21b、湯温センサ9、10、11が検知した外気温T0、水供給通路65内の水温Tw、主貯湯タンク5内の湯温Tz1、Tz2、Tz3から後述の凍結防止運転の各制御判断を行う。
上記の構成を有するヒートポンプ給湯機100の貯湯運転について説明する。
貯湯運転は、予め定められている時間帯(例えば深夜電力時間帯など)に自動で開始される。貯湯運転が開始されると、制御器50が冷凍サイクル回路の制御部51に運転オンを指令し、かつ循環ポンプ30を運転オンする。
ヒートポンプ給湯機100が貯湯運転を行う際には、冷凍サイクル回路内の冷媒は図1の破線矢印の示す方向へ流動する。即ち、圧縮機40で圧縮された冷媒が四方弁41を介して水熱交換器37へ流動し、水熱交換器37内の水と熱交換して凝縮される。ここで冷媒の凝縮熱により水は温湯となる。凝縮された冷媒は、膨張装置42で減圧されつつ空気熱交換器43内で大気と熱交換し蒸発する。蒸発した冷媒は四方弁41を介して圧縮機40内へ流動し、再び圧縮され上記冷媒配管内を循環する。
貯湯運転を行う際には、第1、第2の三方弁35、36のポート35aとポート35bが連通し、ポート36aとポート36bが連通するように開放される。これにより、湯水配管32と湯供給通路61が連通され、湯水配管31と水供給通路65が連通される。図1の実線矢印は、このとき温湯又は水の流動方向を示す。
湯水配管31に設けられた循環ポンプ30が運転されると、副貯湯タンク8に貯留された水(又は低温の温湯)が水供給通路65と流量検知部55の主流路65aを介して流動され、第1の三方弁35のポート35b、35aと湯水配管31を介して水熱交換器37内に流入する。水熱交換器37内で水は冷媒の凝縮熱により加熱され、高温の温湯となる。高温の温湯は水熱交換器37から、湯水配管32と第2の三方弁36のポート36a、36bと湯供給通路61を介して主貯湯タンク5の上部へ流動し、主貯湯タンク5の上方から下方に向かって貯湯されていき、さらに副貯湯タンク6、7、8へ順次貯湯されていく。
これにより、主貯湯タンク5の上方から副貯湯タンク8の下方に向かい、高温から低温へ向かう温度分布となって温湯が貯留される。
そして、流量検知部55により第1の流量センサ17a、貯湯タンクユニットA内に貯留された湯量が所定量に達したことが検知されると、制御器50が冷凍サイクル回路制御部51へ運転オフを指令し、循環ポンプに運転オフを指令し、貯湯運転が終了される。
次に、凍結防止運転について図3ないし図5を用いて説明する。
凍結防止運転は貯湯運転を終了後、外気温が5℃以下の低外気温状態のときに水供給通路65の凍結を防止するための運転である。
凍結防止運転は流路切替え手段である第1、第2の三方弁35、36により切替えられる第1の運転モードと第2の運転モードを有している。
まず、図3を用いて第1の運転モードについて説明する。
第1の運転モードが開始されると、制御器50からの指令により流路切替え手段である第1、第2の三方弁35、36の流路が切替えられ、ポート35aとポート35cが連通し、ポート36aとポート36cが連通する。即ち、湯供給通路61と湯水配管31が連通し、水供給通路65と湯水配管32が連通する。
これにより、循環ポンプ30が運転されると、主貯湯タンク5の上部から流動した温湯(又は水)は、湯供給通路61と第1の三方弁35と湯水配管31と水熱交換器37と湯水配管32と第2の三方弁35と流量検知部55のバイパス流路65bと水供給通路65内を順次流動し、副貯湯タンク8の下部へと向かう。
ここで、循環ポンプ30は運転開始から所定時間Aだけ運転を行う。この所定時間Aは、循環ポンプ30の運転開始後に主貯湯タンク8から湯供給通路61に流出した温湯(又は)水が、水供給通路65の副貯湯タンク8下部と接続されている一端に到達するまでの時間であり、循環ポンプ30の流量と湯供給通路61及び水供給通路65の流路長さに応じて設定される。
次に、図4を用いて第2の運転モードについて説明する。
第2の運転モードが開始されると、制御器50から流路切替え手段である第1、第2の三方弁36、35が切替えられ、ポート36aと36bが連通し、ポート35aとポート35bが連通する。即ち、湯供給通路61と湯水配管32が連通し、水供給通路65と湯水配管31が連通する。
これにより、循環ポンプ30が運転されると、副貯湯タンク8の下部から水供給通路65と流量検知手段55の主流路65aと第1の三方弁35と湯水配管31と水熱交換器37と湯水配管32と第2の三方弁36と湯供給通路61を順次流動し、主貯湯タンク5の上部へと向かう。
ここで、循環ポンプ30は運転開始から所定時間Bだけ運転を行う。この所定時間Bは、循環ポンプの運転開始直後に副貯湯タンク8から水供給通路65に流出した温湯(又は水)が、湯供給通路61の主貯湯タンク5上部と接続されている一端に到達するまでの時間であり、循環ポンプ30の流量と湯供給通路61及び水供給通路65の流路長さに応じて設定される。
ここで、第1の運転モードと第2の運転モードでは流れ方向が異なるのみで、流路長さと流量差がなく、所定時間Aと所定時間Bは略同一である。
上記のような第1の運転モードと第2の運転モードを有する凍結防止運転制御手段の作用について、制御器50の制御処理を図5のフローチャートを用いて説明する。
制御器50からの指令により貯湯運転を停止すると、冷凍サイクル回路制御部51が圧縮機40を停止させ冷凍サイクル回路の運転を停止させる(ステップ201)。
その後、冷凍サイクル回路の運転が完全に停止しているか否かを判定する(ステップ202)。冷凍サイクル回路が停止している場合(ステップ202のYes)、外気温センサ34で検知されている外気温T0が5℃より高いか否かを判定する。
外気温T0が5℃よりも高い場合(ステップ203のNo)は、ステップ202に戻り冷凍サイクル回路が停止しているかを再度確認する。即ち、冷凍サイクル回路が動作を停止している状態であっても、外気温が5℃以上の状態では、以後の凍結防止運転は行われない。
外気温T0が5℃以下の場合(ステップ203のYes)、主貯湯タンク5内の最も上部に位置する湯温センサ9で検知された湯温Tz3が45℃以上であるか否かを判定する(ステップ204)。ここで、Tz3が45℃以上である場合(ステップ204のYes)、初めに上記の第1の運転モードの凍結防止運転を行う(ステップ205)。即ち、制御器50から流路切替え手段である第1、第2の三方弁36、35の流路が切替えられ、ポート35aとポート35c、及びポート36aとポート36cが連通し、湯供給通路61と湯水配管31、及び、水供給通路65と湯水配管32が連通する。そして、循環ポンプ30が所定時間Aだけ運転され、主貯湯タンク5の上部から温湯が流動し、湯供給通路61と第1の三方弁35と湯水配管31と水熱交換器37と湯水配管32と第2の三方弁35と流量検知部55のバイパス流路65bと水供給通路65内を順次流動し、副貯湯タンク8の下部へと向かう。
その後、循環ポンプ30の運転が30秒間休止される(ステップ206)。これにより、主貯湯タンク5の上部に貯留されていた45℃以上の温湯が、凍結しやすい水供給通路65の一端まで行渡り滞留することで、充分に水供給配管65が加熱される。
30秒が経過すると(ステップ206のYes)、第2の運転モードの運転を行う(ステップ207)。即ち、制御器50から流路切替え手段である第1、第2の三方弁36、35が切替えられ、ポート36aと36b、及びポート35aとポート35bが連通し、湯供給通路61と湯水配管32、及び水供給通路65と湯水配管31が連通される。そして循環ポンプ30が所定時間Bだけ運転され、副貯湯タンク8の下部から温湯が流動し、水供給通路65と流量検知部55の主流路65aと第1の三方弁35と湯水配管31と水熱交換器37と湯水配管32と第2の三方弁36と湯供給通路61を順次流動し、主貯湯タンク5の上部へと向かう。
ここで、所定時間AとBは同一であり、第1の運転モードで主貯湯タンク5から水供給通路65の一端へ流出した温湯は、主貯湯タンク5内へ戻る。
第2の運転モードを終了すると運転を休止し、そのままの状態で30分が経過したか否かを判定する(ステップ208)。
30分が経過していない状態では(ステップ208のNo)、貯湯運転が開始したか否かの判定が行われる(ステップ214)。貯湯運転が開始されると(ステップ214のYes)、以後の凍結防止運転は行われず通常の貯湯運転が行われる(ステップ209)。
貯湯運転が開始されないまま、30分が経過すると(ステップ208のYes)、ステップ202へ戻る。
その後、主貯湯タンク5内の最も上部に位置する湯温センサ9で検知された湯温Tz3が45℃以上であるか否かの判定で、Tz3が45℃未満である場合(ステップ204のNo)、上記の第2の運転モードの凍結防止運転を行う(ステップ210)。即ち、制御器50から流路切替え手段である第1、第2の三方弁36、35が切替えられ、ポート36aと36b、及びポート35aとポート35bが連通し、湯供給通路61と湯水配管32、及び水供給通路65と湯水配管31が連通される。そして循環ポンプ30が所定時間Bだけ運転され、副貯湯タンク8の下部から水が流動し、水供給通路65と流量検知部55の主流路65a第1の三方弁35と湯水配管31と水熱交換器37と湯水配管32と第2の三方弁36と湯供給通路61を順次流動し、主貯湯タンク5の上部へと向かう。
その後、30秒間運転が休止される(ステップ211)。これにより、主貯湯タンク5の上部に貯留されていた45℃未満の温湯が、凍結しやすい水供給通路65の一端まで行渡り滞留することで、水供給配管65が加熱され凍結が防止される。
30秒が経過すると(ステップ211のYes)、第1の運転モードの運転を行う(ステップ212)。即ち、制御器50から流路切替え手段である第1、第2の三方弁36、35の流路が切替えられ、ポート35aとポート35c、及びポート36aとポート36cが連通し、湯供給通路61と湯水配管31、及び、水供給通路65と湯水配管32が連通する。そして、循環ポンプ30が所定時間Aだけ運転され、主貯湯タンク5の上部から水(又は温湯)が流動し、湯供給通路61と第1の三方弁35と湯水配管31と水熱交換器37と湯水配管32と第2の三方弁35と流量検知部55のバイパス流路65bと水供給通路65内を順次流動し、副貯湯タンク8の下部へと向かう。
ここで、所定時間AとBは同一であり、第2の運転モードで副貯湯タンク8から湯供給通路61の一端へ流出した温湯は、副貯湯タンク8内へ戻る。
第1の運転モードが終了すると、水供給通路65に設けられた流量検知部55の第2の水温センサ21bにより検出された水温Twが5℃以上であるか否かの判定が行われる(ステップ213)。水温Twが5℃以上である場合(ステップ213のYes)には、運転を休止したままの状態で30分経過したか否かの判定が行われる(ステップ208)。
30分が経過していない状態では(ステップ208のNo)、貯湯運転が開始したか否かの判定が行われる(ステップ214)。貯湯運転が開始されると(ステップ214のYes)、以後の凍結防止運転は行われず通常の貯湯運転が行われる(ステップ209)。
貯湯運転が開始されないまま30分が経過すると(ステップ208のYes)、ステップ202へ戻り上記の動作を繰り返す。
また、上記第1の運転モードが終了後、ステップ213で水温Twが5℃以下と判定された場合(ステップ213のNo)には、制御器50から冷凍サイクル回路制御部51へ運転開始を指令し、貯湯運転が開始される(ステップ215)。
即ち、制御器50の指令により、第1、第2の三方弁35、36のポート35aとポート35bが連通し、ポート36aとポート36bが連通するように開放され、湯水配管32と湯供給通路36が連通し湯水配管31と水供給通路65が連通される。
そして、湯水配管31に設けられた循環ポンプ30が運転し、副貯湯タンク8に貯留された水(又は低温の温湯)が水供給通路65と流量検知部55の主流路65aを介して流動され、第1の三方弁35のポート35b、35aと湯水配管31を介して水熱交換器37内に流動され、冷媒の凝縮熱により過熱され、高温の温湯となる。高温の温湯は水熱交換器37から、湯水配管32と第2の三方弁36のポート36a、36bと湯供給通路61を介して主貯湯タンク5の上部へ流動し、貯湯される。
その後、主貯湯タンク5の最も上方に位置する湯温センサ9で検知される湯温Tz3が45℃以上であるか否かを判定し(ステップ216)、湯温Tz3が45℃以上となるまで上記貯湯運転が継続される。
湯温Tz3が45℃以上であると判定されると(ステップ216のYes)、制御器50の指令により、貯湯運転が停止される(ステップ217)。
貯湯運転が停止されると、上記したステップ205、206、207、208の動作が順次行われる。
そして、深夜電力時間帯などで貯湯運転を開始した場合(ステップ202のNo)には、凍結防止運転を終了し通常の貯湯運転を行う(ステップ209)。
本実施形態においては、湯水を湯供給通路61側から水熱交換器37を介して水供給通路65側へ所定時間A流動させる第1の運転モードでの運転と、水供給通路側から水熱交換器を介して湯供給通路側へ所定時間B流動させる第2の運転モードでの運転を交互に行うことで、水供給通路65内の水又は温湯が往復的に流動される。そして、凍結防止運転終了時に、主貯湯タンク5の上方に貯湯された高温の温湯が、湯供給通路61及び水供給通路65や、副貯湯タンク8内に多量に滞留することがない。これにより、凍結防止運転を終了した直後に貯湯運転を行った場合でも水熱交換器37に温湯が流入することなく、冷凍サイクル回路の熱交換効率を低下させることなく、安定した貯湯運転を行うことができる。
尚、第1の運転モードでの循環ポンプ30の所定動作時間Aと第2の運転モードでの循環ポンプ30の所定動作時間Bは、凍結防止運転の終了後に、水供給通路65と副貯湯タンク8の下方に多量の温湯が滞留することを防止できれば、同じでなくてもよい。
また、凍結防止運転のステップ204において、湯温センサ9で検知される温度Tz3が45℃未満の時、先に第2の運転モードで運転を行い、その後、第1の運転モードで運転を行ったが、先に第1の運転モードで運転を行い、その後、第2の運転モードで運転を行ってもよい。先に第1の運転モードで運転を行い、その後、第2の運転モードで運転を行った場合、水温Twは第1の水温センサ21aで検出された温度が用いられる。
その他、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。全ての構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
A…貯湯タンクユニット、1…主タンクユニット、2,3,4…副タンクユニット、5…主貯湯タンク、6,7,8…副貯湯タンク、29…ヒートポンプユニット、30…循環ポンプ、37…水熱交換器、31,32…湯水配管、…、40…圧縮機…、41…四方弁、42…膨張装置、43…空気熱交換器、44…送風機、61…湯供給通路、35…第1の三方弁、36…第2の三方弁、65…水供給通路、55…流量検知部、65a…主流路、65b…バイパス流路、17a,17b…第1,第2の流量センサ、21a,21b…第1,第2の水温センサ

Claims (4)

  1. 圧縮機と水熱交換器と膨張装置と蒸発器とからなり、大気中から熱を汲み上げる冷凍サイクル回路と、
    前記水熱交換器で生成された温湯を貯湯する貯湯手段と、
    前記貯湯手段に接続され、前記水熱交換器で生成された温湯を前記貯湯手段に供給する湯供給通路と、
    一端側が前記貯湯手段に接続され、他端側が前記水熱交換器を介して前記湯供給通路に接続された水供給通路と、
    前記湯供給通路及び前記水供給通路内の温湯又は水を流動させる循環ポンプと、
    前記湯供給通路及び前記水供給通路内の温湯又は水の流動方向を切替える流路切替え手段と、
    前記水供給通路内の水の凍結を防止する凍結防止運転を制御する凍結防止制御手段とを有し、
    前記凍結防止制御手段は、前記湯供給通路及び前記水供給通路内の温湯又は水を、前記湯供給通路側から水熱交換器を介して水供給通路側へ所定時間流動させる第1の運転モードと、前記水供給通路側から水熱交換器を介して湯供給通路側へ所定時間流動させる第2の運転モードの両方の運転モードで凍結防止運転を行うように制御することを特徴とするヒートポンプ給湯機。
  2. 前記貯湯手段は湯温検知手段を備え、
    前記凍結防止制御手段は、前記湯温検知手段で検知された温度が所定温度よりも高い場合には、初めに前記第1の運転モードで運転を行い、その後、前記第2の運転モードで運転を行うように制御することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯機。
  3. 前記水供給通路に設けられた水温検知手段を有し、
    前記凍結防止制御手段は、前記第1の運転モードと前記第2の運転モードの両方の運転が終了した直後に、前記水温検知手段で検知された温度が所定の温度よりも低い場合には、前記冷凍サイクル回路を運転し、貯湯手段内に貯留された湯水を、水供給通路を介して冷凍サイクル回路へ導き、温湯を生成し、生成された温湯を、湯供給通路を介して貯湯手段内へ導く貯湯運転を行うように制御することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯機。
  4. 前記貯湯手段は、互いに配管で接続された複数の貯湯タンクを有し、前記複数の貯湯タンクのいずれか1つに前記湯供給通路及び温度検知手段が設けられ、前記複数の貯湯タンクの他のいずれか1つに前記水供給通路が接続されていることを特徴する請求項1に記載のヒートポンプ給湯機。
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