JP2008116065A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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丈晴 安東
Shigeji Taira
繁治 平良
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D17/00Domestic hot-water supply systems
    • F24D17/02Domestic hot-water supply systems using heat pumps

Abstract

【課題】タンク内の湯温を安定させ、湯切れの発生を防止することができる貯湯式給湯機を提供する。
【解決手段】貯湯式給湯機1は、ヒートポンプユニット2によって沸き上げられた湯をタンクに貯え、必要に応じて給湯する貯湯式給湯機であって、第1タンク31と、第2タンク32とを備えている。第2タンク32は、第1タンクよりも内容積が大きい。また、第1タンク31が、水源側からの水を受け入れる。このため、水源側の水と高温の湯とが混合されることが抑制され、第2タンク32内の湯温が安定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯式給湯機、特に水の加熱手段としてヒートポンプを用いた貯湯式給湯機に関する。
従来、貯湯式給湯機においては、熱源により沸き上げられた湯および給水された水で常時満タン状態に維持される貯湯タンクが採用されている。水源から貯湯タンクの底部に供給された水は、貯湯タンクとヒートポンプの熱交換器との間を循環することによって加熱される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−345099号公報
しかしながら、特許文献1に記載した貯湯式給湯機は、貯湯タンク内の湯の沸上げ運転を行っても、熱源の沸き上げ制御課題により貯湯タンクの最下部まで全量を同じ温度で沸上げることができず、給水された水と混ざり、タンク中部より下部には中間温度層が残る。そのため、残った中間温度層の湯と高温層の湯との混合によって、タンク内の給湯可能な熱量が減少する。また、沸上げを行う際、ヒートポンプの水熱交換器に入る水の温度が上昇するため、ヒートポンプの成績係数が低下する。
本発明の課題は、タンク内の湯温を安定させ、湯切れの発生を防止することができる貯湯式給湯機を提供することにある。
第1発明に係る貯湯式給湯機は、加熱手段によって沸き上げられた湯をタンクに貯え、必要に応じて給湯する貯湯式給湯機であって、第1タンクと、第2タンクとを備えている。第2タンクは、第1タンクよりも内容積が大きい。また、第1タンクおよび第2タンクのいずれか一方が、水源側からの水を受け入れる。
この貯湯式給湯機では、水源側の水を受け入れるタンクと、高温の湯を貯えるタンクとが区別して隔てられている。このため、水源側の水と高温の湯とが混合されることが抑制され、少なくとも1つのタンク内の湯温が安定し、中間温度層の生成を抑制する。
第2発明に係る貯湯式給湯機は、第1発明に係る貯湯式給湯機であって、水源側の水が、第1タンクを経由して加熱手段に入る。加熱手段で沸き上げられた湯は、第2タンクに入る。第2タンクの湯全体が所定の温度に沸き上がったときに、加熱手段による沸き上げ運転が終了する。
この貯湯式給湯機では、低温の水が第2タンクへ直接入らないので、第2タンク内の湯温が安定し、中間温度層の生成を抑制する。
第3発明に係る貯湯式給湯機は、第1発明に係る貯湯式給湯機であって、加熱手段が、冷媒圧縮式冷凍サイクルによるヒートポンプである。
この貯湯式給湯機では、ヒートポンプに入る水の温度が、水源側の水とほぼ等しくなる。このため、ヒートポンプに入る水の温度が低く保たれ、沸き上げ運転時の成績係数が向上する。
第4発明に係る貯湯式給湯機は、第1発明に係る貯湯式給湯機であって、水源側の水が、第2タンクを経由して加熱手段に入る。加熱手段で沸き上げられた湯は、第1タンクに入る。
この貯湯式給湯機では、容量の小さい第1タンクは、湯が補充されるとすぐに高温の湯で満たされ、湯切れが防止される。
第5発明に係る貯湯式給湯機は、第4発明に係る貯湯式給湯機であって、加熱手段で沸き上げられた湯を第1タンクおよび第2タンクのいずれか一方へ流入させる第1三方弁をさらに備えている。そして、加熱手段で沸き上げられた湯を第1タンクへ流入させているときに、第1タンク内が所定温度の湯で満たされた場合、第1三方弁は加熱手段で沸き上げられた湯を第2タンクへ流入させる。
この貯湯式給湯機では、第2タンク内に貯えられる湯の量および温度と、第1タンク内に貯えられる湯の量および温度とが個別に調節される。このため、ユーザーの必要とする給湯状況に合わせて各タンク内の貯湯熱量が幅広く調節されるので、使い勝手が良い上に、ランニングコストの低減につながる。
第6発明に係る貯湯式給湯機は、第5発明に係る貯湯式給湯機であって、給湯時に、第1タンクおよび第2タンクのいずれか一方から湯を取出すために流路を切り替える第2三方弁をさらに備えている。
この貯湯式給湯機では、給湯負荷、給湯温度に応じてタンクが選択されるので、効率良く給湯が行われる。
第7発明に係る貯湯式給湯機は、第1発明に係る貯湯式給湯機であって、第2タンクの湯と、外部負荷との間で熱交換を行わせる外部熱交換器をさらに備えている。第2タンクの湯は、外部熱交換器内を経由して再び第2タンクに戻る。
この貯湯式給湯機では、熱容量の大きい第2タンク側が外部負荷との熱交換の熱源となるので、外部負荷との熱交換による第1タンク側への熱的影響がなく、第1タンク内の温度は安定する。
第8発明に係る貯湯式給湯機は、第7発明に係る貯湯式給湯機であって、外部熱交換器が、風呂の湯との間で熱交換を行わせる追焚熱交換器である、
この貯湯式給湯機では、熱容量の大きい第2タンク側が追焚の熱源となるので、追焚による第1タンク側への熱的影響がなく、第1タンク内の温度は安定する。
第9発明に係る貯湯式給湯機は、第1発明に係る貯湯式給湯機であって、第1タンクと第2タンクとを収納する1つのケースをさらに備えている。ケース内の1つのコーナーと第2タンクとで形成される空間内に、第1タンクが配置される。
この貯湯式給湯機では、空間が有効に使用されるので省スペースである。
第10発明に係る貯湯式給湯機は、第1発明に係る貯湯式給湯機であって、第1タンクと第2タンクとを収納する1つのケースをさらに備えている。ケースと第1タンクと第2タンクとで形成される空間内に各種機器類が配置される。
この貯湯式給湯機では、空間が有効に使用されるので省スペースである。
第1発明に係る貯湯式給湯機では、水源側の水を受け入れるタンクと、高温の湯を貯えるタンクとが区別して隔てられているので、水源側の水と高温の湯とが混合されることが抑制され、少なくとも1つのタンク内の湯温が安定する。
第2発明に係る貯湯式給湯機では、低温の水が第2タンクへ直接入らないので、第2タンク内の湯温が安定する。
第3発明に係る貯湯式給湯機では、ヒートポンプに入る水の温度が、水源側の水とほぼ等しくなるので、ヒートポンプに入る水の温度が低く保たれ、沸き上げ運転時の成績係数が向上する。
第4発明に係る貯湯式給湯機では、容量の小さい第1タンクに湯が補充されると、すぐに高温の湯で満たされるので、常に高温の湯が確保され湯切れが防止される。
第5発明に係る貯湯式給湯機では、第2タンク内に貯えられる湯の量および温度と、第1タンク内に貯えられる湯の量および温度とが個別に調節されるので、ユーザーの必要とする給湯状況に合わせて各タンク内の貯湯量が調節される。
第6発明に係る貯湯式給湯機では、給湯負荷、給湯温度に応じてタンクが選択されるので、効率良く給湯が行われる。
第7発明に係る貯湯式給湯機では、熱容量の大きい第2タンク側が外部負荷との熱交換の熱源となるので、外部負荷との熱交換による第1タンク側への熱的影響がなく、第1タンク内の温度は安定する。
第8発明に係る貯湯式給湯機では、熱容量の大きい第2タンク側が追焚の熱源となるので、追焚による第1タンク側への熱的影響がなく、第1タンク内の温度は安定する。
第9発明と第10発明とに係る貯湯式給湯機では、空間が有効に使用されるので省スペースである。
〔第1実施形態〕
<貯湯式給湯機の構成>
本発明の第1実施形態に係る貯湯式給湯機のシステムを図1に示す。貯湯式給湯機1は、ヒートポンプユニット2と貯湯装置3とによって構成されている。
(ヒートポンプユニット)
ヒートポンプユニット2は、圧縮機21、水熱交換器22内の冷媒管22a、減圧手段としての膨張弁23、及び空気熱交換器24が、冷媒配管25によって環状に接続される冷媒圧縮式の冷凍回路20を有する。
さらに、冷凍回路20には、水熱交換器22から出る高圧高温の冷媒と、空気熱交換器24から出る低圧低温の冷媒との間で熱交換を行うため、ガス熱交換器26が配置されている。具体的には、水熱交換器22と膨張弁23とを連結する冷媒通路と、空気熱交換器24と圧縮機21とを連結する冷媒通路との間で熱交換が行われる。
(貯湯装置)
貯湯装置3は、水循環回路30、湯循環回路40、追焚循環回路50、給水管61、給湯管71および給湯混合弁81を有している。水循環回路30は、内容積の小さい第1タンク31(これ以降、小容量タンク31とよぶ)と、水循環ポンプ33と、水熱交換器22内の水管22bと、内容積の大きい第2タンク32(これ以降、大容量タンク32とよぶ)とが、水配管35によって環状に接続されている。
湯循環回路40は、大容量タンク32と、追焚熱交換器41内の第1湯管41aと、第1湯循環ポンプ42とが、第1湯配管43によって環状に接続されている。追焚循環回路50は、追焚熱交換器41の第2湯管41bと、第2湯循環ポンプ52と、風呂(図示せず)とが、第2湯配管53によって環状に接続されている。なお、本実施形態では、小容量タンク31と大容量タンク32との容積比が1:9乃至2:8に設定され、総容積は420リットルである。但し、容積比、総容積はそれに限定されるものではない。
給水管61は、水源(図止せず)から出て小容量タンク31の底部に接続されている。給湯管71は、大容量タンク32の頭部から出て給湯混合弁81に接続されている。給水支管61aは、給水管61の途中から分岐して給湯混合弁81に接続されている。
(水および湯の循環)
水源の水は、給水管61を通って小容量タンク31の底部から内部に供給される。小容量タンク31内の水は、水循環ポンプ33によってヒートポンプユニット2へ送られ、水熱交換器22で加熱される。加熱された水は、大容量タンク32に送られて湯として貯えられる。大容量タンク32内の湯は、湯循環回路40内を循環し、追焚熱交換器41において追焚循環回路50を循環する風呂湯との間で熱交換を行う。
なお、本実施形態では、追焚熱交換器41は風呂の湯との間で熱交換を行う設定であるが、これに限定されるものではなく、例えば、床暖房用の湯など、他の外部負荷との間で熱交換を行うように設定されることもある。
使用者が使う湯は、大容量タンク32の頭部から給湯管71を経て給湯混合弁81に入り、そこで水と混合され適当な温度に調節されて使用者に供給される。
大容量タンク32内の湯量が減ると小容量タンク31から水が補充されるが、水源の水が直接供給されるタイプのものに比べて、湯温の低下は少ない。
一方、ヒートポンプユニット2へ送られる水は、小容量タンク31内の水であり、大容量タンク32内の湯から隔離されているため水温が安定している。したがって、湯と水源の水とが混合した中間温度層の湯を送るタイプのものに比べて、水熱交換器22へ入る水の温度は低くなる。その結果、冷媒との熱交換量が増大し、ヒートポンプユニット2の沸上げ運転時の成績係数が向上する。
特に、CO2冷媒を用いたヒートポンプユニットでは、水熱交換器22へ入る水の温度が高いときの成績係数の低下率が、R410Aを用いたヒートポンプユニットに比べて大きいので、水熱交換器22へ入る水の温度が低く維持されることは、省エネルギーを実現する上で重要である。
R410Aの場合は、水熱交換器22内で冷媒が凝縮するので冷媒の温度分布はほぼ均一となり水熱交換器22全域でほぼ均等に熱交換される。このため、水熱交換器22へ入る水の温度が高いときでも成績係数の低下率は比較的小さい。
一方、CO2冷媒の場合は、高圧側で冷媒が超臨界状態となるため冷媒は凝縮せず、水熱交換器22の冷媒入口側から冷媒出口側に近づくほど冷媒温度は低く、水熱交換器22へ入る水の温度が高いときは冷媒出口側領域での熱交換が不十分となる。それゆえ、水熱交換器22へ入る水の温度が高いときの成績係数の低下率がR410Aを用いたヒートポンプユニットに比べて大きくなるのである。したがって、水熱交換器22へ入る水の温度が低く維持される本実施形態は、CO2冷媒を用いたヒートポンプユニットに適している。
<第1実施形態の特徴>
(1)
この貯湯式給湯機1では、水源側の水が、小容量タンク31を経由してヒートポンプユニット2に入り、そこで沸き上げられた湯が大容量タンク32に入る。大容量タンク32の湯全体が所定の温度に沸き上がったときに、ヒートポンプユニット2による沸き上げ運転が終了する。この貯湯式給湯機1では、低温の水が第2タンクへ直接入らないので、第2タンク内の湯温が安定する。
(2)
この貯湯式給湯機1では、ヒートポンプユニット2の水熱交換器22に入る水の温度が低く保たれ、沸き上げ運転時の成績係数が向上する。
〔第2実施形態〕
<貯湯式給湯機の構成>
本発明の第2実施形態に係る貯湯式給湯機のシステムを図2に示す。貯湯式給湯機101は、ヒートポンプユニット2と貯湯装置103とによって構成されている。ヒートポンプユニット2については、第1実施形態と同じであるので説明は省略し、貯湯装置103について図2を用いて説明する。
(貯湯装置)
貯湯装置103は、水循環回路130、湯循環回路140、追焚循環回路150、給水管161、給湯管171および給湯混合弁81を有している。水循環回路130は、内容積の大きい第2タンク132(これ以降、大容量タンク132とよぶ)と、水循環ポンプ133と、水熱交換器22内の水管22bと、内容積の小さい第1タンク131(これ以降、小容量タンク131とよぶ)とが、水配管135によって環状に接続されている。なお、水熱交換器22を出た水は、第1三方弁82によって、大容量タンク132および小容量タンク131のいずれか一方に送られる。なお、本実施形態では、小容量タンク131と大容量タンク132との容積比が1:9乃至2:8に設定され、総容積は420リットルである。但し、容積比、総容積はそれに限定されるものではない。
湯循環回路140は、大容量タンク132と、追焚熱交換器141内の第1湯管141aと、第1湯循環ポンプ142とが、第1湯配管143によって環状に接続されている。追焚循環回路150は、追焚熱交換器141の第2湯管141bと、第2湯循環ポンプ152と、風呂(図示せず)とが、第2湯配管153によって環状に接続されている。
なお、本実施形態では、追焚熱交換器141は風呂の湯との間で熱交換を行う設定であるが、これに限定されることはなく、例えば、床暖房用の湯など、他の外部負荷との間で熱交換を行うように設定されることもある。
給水管161は、水源(図止せず)から出て大容量タンク132の底部に接続されている。給湯管171は、大容量タンク132の頭部および小容量タンク131の頭部から出て第2三方弁83に接続されて一本となり給湯混合弁81に入る。給水支管161aは、給水管161の途中から分岐して給湯混合弁81に接続されている。
(水および湯の循環)
水源の水は、給水管161を通って大容量タンク132の底部から内部に供給される。大容量タンク132内の水は、水循環ポンプ133によってヒートポンプユニット2へ送られ、水熱交換器22で加熱される。加熱された水は、第1三方弁82を経て小容量タンク131へ送られて湯として貯えられる。但し、小容量タンク131が所定温度の湯で満たされた場合は、第1三方弁82によって流路が切り替えられ、加熱された水は大容量タンク132に送られる。小容量タンク131内の湯量が減ると大容量タンク132から湯が補充される。したがって、小容量タンク131内には常に高温の湯が貯められる。
大容量タンク132内の湯は、湯循環回路140内を循環し、追焚熱交換器141において追焚循環回路150を循環する風呂湯との間で熱交換を行う。
使用者が使う湯は、大容量タンク132と小容量タンク131のいずれか一方から第2三方弁83を経由して供給される。すなわち、第2三方弁83が給湯負荷、給湯温度に応じて小容量タンク131および大容量タンク132のいずれか一方を選択する。
<大容量タンク、小容量タンクの配置>
次に、第2実施形態を用いて各タンクの配置方法について説明する。なお、この配置方法は、第2実施形態に限らず第1実施形態においても適用できる。
図3(a)は、大容量タンクと小容量タンクとの容量比を9:1とした場合の鉛直上方から観た各タンクの配置図である。図3(b)は、大容量タンクと小容量タンクとの容量比を8:2とした場合の鉛直上方から観た各タンクの配置図である。
図3(a)、(b)に示すように、大容量タンク132が貯湯装置103のケース190のコーナー寄りに配置されることによって、大容量タンク132とコーナーとの間に無効空間が形成される。そして、この無効空間に、小容量タンク131が配置されている。そして、小容量タンク131と大容量タンク132とケース190とによって形成された無効空間に、各種機器類195が配置される。
図4(a)は、大容量タンクを角柱状にした場合の鉛直上方から見た各タンクの配置図である。図4(b)は、小容量タンクを角柱状にした場合の鉛直上方から見た各タンクの配置図である。
図4(a),(b)に示すように、小容量タンク131又は大容量タンク132が角柱状に形成されたことによって、そのタンクのコーナーとケース190のコーナーとの接近が可能となる。これによって、無効空間が削減されケース190の省スペース化が図られる。また、ケース190の大きさを変えずに、従来の無効空間に相当する容積分だけタンクをさらに大容量化することも可能である。
また、本実施形態では、小容量タンク131又は大容量タンク132のいずれか一方が角柱状に形成されているが、小容量タンク131および大容量タンク132の両方が角柱状に形成されてもよい。そして、ケース190内のコーナーと、小容量タンク131および大容量タンク132のコーナーとを可能な限り近づけることによって、無効空間がさらに減少する。
なお、小容量タンク131および大容量タンク132の形状は、本実施形態に示した形状に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
<第2実施形態の特徴>
(1)
この貯湯式給湯機101では、水源側の水が、大容量タンク132を経由してヒートポンプユニット2に入り、そこで沸き上げられた湯は、小容量タンク131に入る。内容積の小さい小容量タンク131に湯が補充されると、すぐに高温の湯で満たされ、湯切れが防止される。
(2)
この貯湯式給湯機101では、沸き上げられた湯を小容量タンク131および大容量タンク132のいずれか一方へ流入させる第1三方弁82と、給湯時に、小容量タンク131および大容量タンク132のいずれか一方から湯を取出すために流路を切り替える第2三方弁83とを備えている。このため、ユーザーの必要とする給湯状況に合わせて各タンク内の貯湯量が調節され、給湯負荷、給湯温度に応じてタンクが選択されるので、効率良く給湯が行われる。
(3)
この貯湯式給湯機101では、熱容量の大きい大容量タンク132側を追焚の熱源とするので、追焚による小容量タンク131側への熱的影響がなく小容量タンク131内の温度は安定する。
(4)
この貯湯式給湯機101では、ケース190内の1つのコーナーと大容量タンク132とで形成される空間内に、小容量タンク131が配置される。また、ケース190と小容量タンク131と大容量タンク132とで形成される空間内に各種機器類195が配置される。このように、空間が有効に使用されるので省スペースである。
(5)
この貯湯式給湯機101では、小容量タンク131および大容量タンク132の少なくとも1つが角柱状に形成されており、ケース190内のコーナーとタンクのコーナーとを可能な限り近づけることによって、無効空間が小さくなる。このため、ケースの小型化や、タンク側を大きめにすることが可能となる。
以上のように、本発明は、貯湯装置のタンク内に安定した温度の湯を常に貯えることができるので、ヒートポンプ式給湯機など全ての貯湯式給湯機に有用である。
本発明の第1実施形態に係る貯湯式給湯機のシステム。 本発明の第2実施形態に係る貯湯式給湯機のシステム。 (a)大容量タンクと小容量タンクとの容量比を9:1とした場合の鉛直上方から観た各タンクの配置図。(b)大容量タンクと小容量タンクとの容量比を8:2とした場合の鉛直上方から観た各タンクの配置図。 (a)大容量タンクを角柱状にした場合の鉛直上方から見た各タンクの配置図。(b)小容量タンクを角柱状にした場合の鉛直上方から見た各タンクの配置図。
符号の説明
1,101 貯湯式給湯機
2 ヒートポンプユニット
31,131 小容量タンク(第1タンク)
32,132 大容量タンク(第2タンク)
41,141 追焚熱交換器
82 第1三方弁
83 第2三方弁
190 ケース

Claims (10)

  1. 加熱手段(2)によって沸き上げられた湯をタンクに貯え、必要に応じて給湯する貯湯式給湯機であって、
    第1タンク(31,131)と、
    前記第1タンク(31,131)よりも内容積が大きい第2タンク(32,132)と、
    を備え、
    前記第1タンク(31,131)および前記第2タンク(32,132)のいずれか一方が、水源側からの水を受け入れる、
    貯湯式給湯機(1,101)。
  2. 水源側の水が、前記第1タンク(31)を経由して前記加熱手段(2)に入り、
    前記加熱手段(2)で沸き上げられた湯が、前記第2タンク(32)に入り、
    前記第2タンク(32)の湯全体が所定の温度に沸き上がったときに、前記加熱手段(2)による沸き上げ運転が終了する、
    請求項1に記載の貯湯式給湯機(1)。
  3. 前記加熱手段(2)が、冷媒圧縮式冷凍サイクルによるヒートポンプである、
    請求項1に記載の貯湯式給湯機(1)。
  4. 水源側の水が、前記第2タンク(132)を経由して前記加熱手段(2)に入り、
    前記加熱手段(2)で沸き上げられた湯は、前記第1タンク(131)に入る、
    請求項1に記載の貯湯式給湯機(101)。
  5. 前記加熱手段(2)で沸き上げられた湯を前記第1タンク(131)および前記第2タンク(132)のいずれか一方へ流入させる第1三方弁(82)をさらに備え、
    前記加熱手段(2)で沸き上げられた湯を前記第1タンク(131)へ流入させているときに、前記第1タンク(131)内が所定温度の湯で満たされた場合、前記第1三方弁(82)は、前記加熱手段(2)で沸き上げられた湯を前記第2タンク(132)へ流入させる、
    請求項4に記載の貯湯式給湯機(101)。
  6. 給湯時に、前記第1タンク(131)および前記第2タンク(132)のいずれか一方から湯を取出すために流路を切り替える第2三方弁(83)をさらに備えた、
    請求項5に記載の貯湯式給湯機(101)。
  7. 前記第2タンク(32,132)の湯と、外部負荷との間で熱交換を行わせる外部熱交換器をさらに備え、
    前記第2タンク(32,132)の湯が、前記外部熱交換器内を経由して再び前記第2タンク(32,132)に戻る、
    請求項1に記載の貯湯式給湯機(1,101)。
  8. 前記外部熱交換器が、風呂の湯との間で熱交換を行わせる追焚熱交換器(41,141)である、
    請求項7に記載の貯湯式給湯機(1,101)
  9. 前記第1タンク(131)と前記第2タンク(132)とを収納する1つのケース(190)をさらに備え、
    前記ケース(190)内の1つのコーナーと前記第2タンク(132)とで形成される空間内に、前記第1タンク(131)が配置される、
    請求項1に記載の貯湯式給湯機(101)。
  10. 前記第1タンク(131)と前記第2タンク(132)とを収納する1つのケース(190)をさらに備え、
    前記ケース(190)と前記第1タンク(131)と前記第2タンク(132)とで形成される空間内に各種機器類(195)が配置される、
    請求項1に記載の貯湯式給湯機(101)。
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