JP2008116020A - ガス貯蔵送出方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消化ガスの高密度貯蔵に好適なガス貯蔵送出方法及び装置を提供する。
【解決手段】ステージ1では、各貯蔵ホルダーへの流入量をそれぞれV1i=Va、V2i=Vbとする。また、送出量をV1o=Vb’、V2o=Va’として一定時間継続運転する。この間、ホルダーH1では流入量>送出量となるためホルダー内圧力P1が上昇する。これに伴い、送出ガスのCO2濃度は減少し、CH4の組成比は増加する。これに対して、ホルダーH2では流入量<送出量となるため、送出ガスのCH4組成比は減少する。この結果、混合ガスの組成は両ホルダーから送出されるガス組成変化が相殺されて、均一化される。ステージ2では、両ホルダーに対する流入量、送出量を逆転させ、一定時間継続運転する。これにより、ホルダーH2ではCH4組成比が増加する。一方、ホルダーH1ではCH4組成比が減少する。ステージ1、ステージ2を1サイクルとして、運転制御を繰り返し行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス貯蔵送出方法及び装置に係り、特に、消化ガスの高密度貯蔵に好適なガス貯蔵送出方法及び装置に関する。
近年、資源有効利用、環境保全に対する社会的要請により、下水処理、畜産廃棄物処理等に伴い発生する消化ガス(バイオガス)の有効利用が求められている。この種の技術に関しては、消化ガスを脱硫・除湿・加圧した後に、吸着材を用いて貯蔵する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
しかしながら、消化ガスの主成分であるメタン(CH4)と二酸化炭素(CO2)では、CO2の方が吸着され易く脱着し難いため、容器内圧力に対応して送出ガスの組成が変動するという問題がある。このため、特許文献1では貯蔵圧力を一定範囲に限定することにより、脱着ガスの組成及び熱量変動を小さくする方法を採用しているが、高密度の貯蔵が難しいという問題がある。
組成変動を解消し、かつ、高密度貯蔵を両立させるものとして、吸着貯蔵した消化ガスを脱着して貯蔵容器から追い出す際に、カスケード方式により熱量調整を行う技術が開示されている(例えば特許文献2)。図21は、この方式によるガス貯蔵送出装置100を示す。すなわち、吸着材を充填した貯蔵ホルダー101からの脱着ガスと、天然ガス等の高熱量ガスを混合器105で混合して供給するものである。この場合、熱量調整は、熱量記録調節計106からの出力信号に基づき、流量比率調節計102によりオリフィス103,104の開度を調節して、脱着ガスと高熱量ガスの混合比を調節している。
特開2003−240195号公報 特開2001−214175号公報
しかしながら、特許文献2の方法によれば、消化ガスの他に天然ガス等の高熱量ガスが必須であり、また高度の熱量調整手段が必要となるためコストアップが避けられないという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためのものであって、高熱量ガスや高度の熱量調整手段を必要とすることなく、消化ガス等を高密度貯蔵し、組成変動を抑えて送出可能とするガス貯蔵送出方法及び装置を提供するものである。本発明は、以下の内容を要旨とする。すなわち、
請求項1の発明は、同一圧力において吸着材に対する吸着量及び脱着量が異なる複数成分を含む対象ガスを、該吸着材を充填した複数の貯蔵ホルダーに分散貯蔵し、貯蔵ホルダー下流側で混合して送出するガス貯蔵送出方法であって、各貯蔵ホルダーに対する流入量及び送出量を制御して、貯蔵圧力を適宜調整することにより、貯蔵ホルダーごとに送出ガスのガス組成を異ならしめ、混合後の送出ガスの管理対象物理量を、所望の範囲に制御することを特徴とするガス貯蔵送出方法である。
この場合において、前記対象ガスが、CH4とCO2を主成分とする消化ガスとすることができる(請求項2)。
CH4は吸着され難く、脱着し易い。一方、CO2は吸着され易く脱着し難い。従って、貯蔵ホルダー内圧力が低下する際にはまず脱着し易いCH4が多く送出され、その後脱着し難いCO2が送出されることになるため、圧力低下に伴ってCH4組成比が減少する。また、貯蔵ホルダー内圧力が上昇する際には、吸着され易いCO2が圧力上昇に伴い多く吸着されるため、送出ガスのCH4組成比が上昇する。
本発明は、この原理を利用して、貯蔵ホルダーごとに送出ガスのCH4とCO2の組成比を変化させ、混合後の送出ガスの管理対象物理量を所望範囲に制御するものである。
対象ガスとして、都市ガスを用いることができる(請求項3)。
都市ガス(天然ガス等)を吸着貯蔵し、送出する際にLPGで熱量調整する従来のガス貯蔵・供給システムにおいては、送出する際にガスホルダー内の圧力に応じて熱量が変動するため、LPGで熱量調整する必要があり、付帯設備が多くなるという問題があった。
本発明によれば、複数のガスタンクから熱量の異なるガスを送出し、混合することで、熱量等をある一定の範囲に制御することができるため、LPGタンクや熱量調整器が不要の都市ガス供給が可能となる。
さらに、管理対象物理量が、送出ガス熱量であることを特徴とする(請求項4)。
さらに、管理対象物理量が、送出ガス組成変動幅であることを特徴とする(請求項5)。
さらに、管理対象物理量が、ウオッベ指数又はガス燃焼速度指数のいずれか一方又は両方であることを特徴とする(請求項6)。
現在、全国の都市ガスはウオッベ指数及び燃焼速度指数に基づいて14種類のガスグループに分類され、都市ガス事業者は特定したガス種の都市ガスを供給域内の需要家に対して供給することが、ガス事業法により義務付けられている。ここにウオッベ指数(WI)は、ガスの発熱量H(MJ/m3)をガスの空気に対する比重sの平方根で割った数値、
WI=H/√s
で表され、ガス機器の完全燃焼性の指標となるものである。
また、燃焼速度指数(MCP)は次式で表される。
Figure 2008116020
ここに、S1、f1はそれぞれ都市ガス中の各可燃性ガスの燃焼速度及び係数、A1は都市ガス中の各可燃性ガスの含有率(体積百分率)、Kは減衰係数であって、次式により算出した値である。
Figure 2008116020
式中、α1は、各可燃性ガスの補正係数、CO2、N2、O2は、それぞれガス中の二酸化炭素、窒素、酸素の含有量(体積百分率)である。なお、S1、f1、α1の具体的数値についてはガス事業法に示されているため、ここでは省略する。
例えば、CH4を主成分とする13A都市ガスについては、52.7≦WI≦57.8、35≦MCP≦47と定められている。従って、本発明により混合後ガスのWI及びMCPをこの範囲に制御することにより、供給域内で機器を良好に燃焼させることができる。
さらに、前記混合後の送出ガスに、高熱量ガスを添加することを特徴とする(請求項7)。
請求項8の発明は、吸着材を充填した複数の貯蔵ホルダーと、同一圧力において該吸着材に対する吸着量及び脱着量が異なる複数成分を含む対象ガスを、各貯蔵ホルダーに分散貯蔵する手段と、貯蔵ホルダー下流側で混合して送出する手段と、混合後の送出ガスの管理対象物理量が所望の範囲内になるように、各貯蔵ホルダーに対する流入量及び送出量を制御する手段と、を備えて成ることを特徴とするガス貯蔵送出装置である。
本発明によれば、吸着材を充填した貯蔵ホルダーを用いて、組成変動を抑制しつつ高密度貯蔵を実現することが可能となった。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至20を参照してさらに詳細に説明する。なお、理解容易化のため各図において同一構成には同一符号を用いて示している。なお、本発明の範囲は特許請求の範囲記載のものであって、以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。
(第一の実施形態)
図1は、本実施形態に係るガス貯蔵送出装置1Aの全体構成を示す図である。図2は、消化ガスの貯蔵送出制御フローを示す図である。
図1を参照して、ガス貯蔵送出装置1Aは内部に吸着材を充填したガスホルダーH1、H2と、消化ガスを各ホルダーに貯留し、供給するための配管群L1乃至L6と、ホルダーH1,H2に対するガス流入・流出量制御を行う制御部5と、を備えている。充填吸着材としては活性炭が用いられている。ホルダー上流側配管L2、L4経路中にはマスフローコントローラ(MFC)3a、3bが介装されている。また、ホルダー下流側配管L3,L5にはMFC4a、4bが介装されている。各MFCと制御部5間は信号線で接続されており、制御部5からの制御信号により流入・流出量を制御できるように構成されている。
以上の構成により、配管L1を経由して供給される脱硫・除湿後の消化ガス(主成分CO2、CH4)は、配管L2,L4に分岐してホルダーH1、H2に導かれ、ホルダー内の圧力、温度におけるそれぞれの平衡吸着量に対応するガス量が吸着される。さらに、ホルダーH1、H2から送出されるガスは、配管L3,L5を経由して配管L6で合流後に不図示の消費機器(例えばガスエンジン・ヒートポンプ)に供給される。
次に、図2をも参照して、本実施形態における消化ガスの貯蔵送出制御フローについて説明する。ステージ1では、各貯蔵ホルダーへの流入量をそれぞれV1i=Va、V2i=Vbとする。また、送出量を、それぞれV1o=Vb’、V2o=Va’とする(ステップS101)。ここに、Va>Vb、Va>Vb’、Va’>Vb’とする。このようにして一定時間(例えば12時間)継続運転する。この間、ホルダーH1では流入量>送出量となるためホルダー内圧力P1が上昇する。CO2とCH4ではCO2の方が吸着され易いので、送出ガスのCO2濃度は減少し、これに伴いCH4の組成比は増加する。一方、ホルダーH2では流入量<送出量となるため圧力P2が低下し、より多く吸着されていたCO2が送出されるので送出ガスのCO2の濃度が増加する。これに伴いCH4組成比は減少する。各ホルダーの組成が上述のように変動するため、合流後の混合ガスの組成は両ホルダーガス組成変化が相殺されることとなり、変動幅が小さいものとなる。
ステージ2では、両ホルダーに対する流入量、送出量を逆転させる。すなわち、流入量をそれぞれV1i=Vb、V2i=Vaとする。また、送出量をそれぞれV1o=Va’、V2o=Vb’とする(ステップS102)。この状態でステージ1と同一時間継続運転する。この間に、ホルダーH2では流入量>送出量となるためホルダー内圧力P2が上昇し、CO2濃度が減少し、CH4組成比は増加する。これに対して、ホルダーH1では流入量<送出量となるため圧力P1が低下し、CO2濃度が増加し、CH4組成比は減少する。この場合もステージ1と同様に、合流後の混合ガスの組成は両ホルダーガス組成変化が相殺されて変動幅が小さいものとなる。
図3は、この間のガスホルダーH1、H2に対する流入量、送出量の時間的推移を示した図である。同図において、1サイクルの流入量と送出量の積分値は等しいことが分かる。また図4は、ガスホルダーH1、H2内におけるCH4、CO2濃度及び混合ガス濃度の時間的推移を概念的に示す図である。
このようにステージ1、ステージ2を1サイクルとして、上述の運転制御を繰り返し行うことにより、吸着材充填貯蔵ホルダーを用いて、組成変動を抑制しつつ高密度貯蔵が可能となる。
なお、本実施形態では、各ホルダーに対する流入量、送出量をVa又はVbに固定し、一定時間ごとに切り替える態様としたが、これに限らず吸着材の特性・脱着量やガス組成に対応して適宜選択することができる。以下の各実施例についても同様である。
また、本実施形態では流入量、送出量制御にMFCを用いる態様としたが、これに限らず他の方式を採用することができる。例えば図5のガス貯蔵送出装置1Bでは、ホルダー内の圧力(P1・P2)及び温度(T1・T2)を計測し、これに基づいてオリフィス8乃至11の開度を適宜調節するものである。これにより図2と同様の制御を行うことが可能である。
さらに、図6のガス貯蔵送出装置1Cでは、ホルダー上流側についてはガス貯蔵送出装置1Aと同一であるが、下流側についてはMFCに替えてレギュレータR1・R2、三方弁12a・12b、ニードル弁13a・13bを用いている。レギュレータR1・R2により、配管L3,L5を流れる流量を一定(例えば、それぞれVa、Vb)に制御する。そして、ステージ1ではホルダーH1からの送出ガスを、三方弁12a→ニードル弁13bを経由させ、ホルダーH2からの送出ガスを三方弁12b→ニードル弁13bを経由させ、配管L5で合流させる。ステージ2では三方弁12a、12bを切り替えることにより、ホルダーH1からの送出ガスを三方弁12a→配管L7→ニードル弁13bを経由させ、一方、ホルダーH2からの送出ガスを三方弁12b→配管L8→ニードル弁13aを経由させる。その後、配管L6で合流させる。このように、ガス貯蔵送出装置1Cでは、ホルダー下流側のニードル弁開度をステージ毎に調節することなく、ガス貯蔵送出装置1Aと同様の制御を行うことが可能となる。
(第二の実施形態)
次に、図7、8を参照して本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態は、夜間における消費機器不使用を想定した運転制御方法である。
図7は、本実施形態における貯蔵送出制御フローを示す図である。図8は、ガスホルダーH1、H2の流入量、送出量の時間的推移を示す図である。なお、装置の構成は第一の実施形態と同一であるので、図示及び説明を省略する。
図7を参照して、ステージ1では、ホルダーH1、H2への流入量をそれぞれV1i=0、V2i=Vaに、送出量をそれぞれV1o=Vb’、V2o=Vc’に設定する(ステップS201)。この場合、Vb’>Va>Vc’とする。この条件で一定時間(例えば12時間)運転継続する。この間、ホルダーH1では送出のみとなるため圧力P1が低下し、送出ガスのCO2濃度が増加し、CH4濃度は減少する。これに対して、ホルダーH2では流入量>送出量となるためホルダー内圧力P2が上昇し、送出ガスのCO2の濃度は減少し、CH4濃度が増加する。
ステージ2では、流入量はV1i=0、V2i=Vaを維持し、送出量をV1o=V2o=0に変化させる(ステップS202)。これによりホルダーH1では切替時のガス組成が維持され、一方、ホルダーH2ではホルダー内圧力P2がさらに上昇する。
ステージ3では、流入量、送出量をステージ1と逆転させる。すなわち、ホルダーH1、H2への流入量をそれぞれV1i=Va、V2i=0に、ホルダーH1、H2からの送出量をそれぞれV1o=Vc’、V2o=Vb’に設定する(ステップS203)。これにより、ホルダーH1では流入量>送出量となり、ホルダー内圧力P1が上昇して送出ガスのCO2濃度が減少し、CH4濃度が増加する。一方、ホルダーH2では送出のみとなるため、ホルダー内圧力P2が低下して送出ガスのCO2濃度が増加し、CH4濃度は減少する。
ステージ4では流入量はそのままV1i=Va、V2i=0を維持し、送出量をV1o=V2o=0とする(ステップS204)。これにより、ホルダーH1ではホルダー内圧力P1がさらに上昇する。一方、ホルダーH2では切替時のガス組成が維持される。
このように、ステージ1〜ステージ4を通じて、各ホルダー内の吸着・脱着に伴う組成変動を、混合により吸収して組成変動の少ないガスを供給することが可能となる。
図8に、1サイクルにおける流入量、送出量の時間的推移を示す。本実施形態においても、1サイクルの流入量と送出量の積分値は等しいことが分かる。
(第三の実施形態)
さらに、図9乃至11を参照して本発明の他の実施形態について説明する。図9は、本実施形態に係るガス貯蔵送出装置20の全体構成を示す図である。図10は、本実施形態の消化ガス貯蔵送出制御フローを示す図である。図11は、1サイクルにおけるガスホルダーH1乃至H3の流入量、送出量の時間的推移を示す図である。
図9を参照して、本実施形態に係るガス貯蔵送出装置20の構成が、第一の実施形態に係るガス貯蔵送出装置1Aと異なる点は、吸着材充填ガスホルダーH3をさらに備えていることである。また、ガスホルダーH3の上流側、下流側にMFC3c、4cを備えている。その他の構成はガス貯蔵送出装置1Aと同一であるので、重複説明を省略する。
図10を参照して、ステージ1では、各ホルダー流入量はそれぞれV1i=0、V2i=Va、V3i=Vaに、送出量はそれぞれV1o=Va’、V2o=Vb’、V3o=Vb’に設定する(ステップS301)。この場合、Va>Vb’、
Va’>Vb’とする。この条件で一定時間(例えば12時間)運転継続する。この間にホルダー内圧力はP2、P3が高く、P1が低く変化する。これに対応して各ホルダーから送出されるガスのCH4濃度(C1n:n=1−3)は、C12、C13が高く、C11が低くなる。
ステージ2では、各ホルダー流入量をV1i=Va、V2i=0、V3i=Vaに、送出量をV1o=Vb’、V2o=Va’、V3o=Vb’に変更する(ステップS302)。この条件で運転継続することにより、ホルダー内圧力はP3>P1>P2となり、これに対応して各ホルダーから送出されるガスのCH4濃度は、C13>C11>C12となる。
ステージ3では、各ホルダー流入量をV1i=Va、V2i=0、V3i=0に、送出量をV1o=Vb’、V1o=Vb’、V2o=Va’に変更する(ステップS305)。この条件で一定時間運転継続することにより、ホルダー内圧力はP3>P1>P2となり、これに対応して各ホルダーから送出されるガスのCH4濃度は、C13>C11>C12となる。
以上のステージ1〜ステージ3を1サイクルとして、運転制御が繰り返し行われる。なお、第一の実施形態等と同様に、1サイクルにおける流入量と送出量の積分値は等しい(図11参照)。
(第四の実施形態)
さらに、図12、13を参照して本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態は、第三の実施形態と同じく3つのホルダー(3塔式)を用い、かつ、第二の実施形態と同様に夜間における消費機器不使用を想定した運転制御方法である。本実施形態の装置構成は第三の実施形態と同一であるので、図示及び説明を省略する。
図12は、本実施形態における消化ガスの貯蔵送出制御フローを示す図である。図13は、1サイクルにおける流入量、送出量の時間的推移を示す図である。
ステージ1では、各ホルダー流入量はそれぞれV1i=0、V2i=Va、V3i=0に、送出量はそれぞれV1o=Va’、V1o=Vb’、V2o=Vc’に設定する(ステップS401)。この場合、Va>Vb’>Vc’、
Va’>Vb’>Vc’とする。この条件で一定時間(例えば12時間)運転継続する。この間にホルダー内圧力はP2>P3>P1となり、これに対応して各ホルダーから送出されるガスのCH4濃度(C1n:n=1−3)は、C12>C13>C11となる。
ステージ2では、流入量はそのままV1i=0、V2i=Va、V3i=0を維持し、送出量をV1o=V2o=V3o=0とする(ステップS402)。この条件で一定時間運転継続する。これによりホルダーH1、H3では切替時のガス組成が維持され、一方、ホルダーH2では流入のみとなるためホルダー内圧力P2がさらに上昇する。
ステージ3では、各ホルダー流入量をV1i=0、V2i=0、V3i=Vaに、送出量をV1o=Vc’、V1o=Va’、V2o=Vb’に変更する(ステップS403)。この条件で一定時間運転継続することにより、ホルダー内圧力はP3>P1>P2となり、これに対応して各ホルダーから送出されるガスのCH4濃度は、C13>C11>C12となる。
ステージ4では、流入量はそのままV1i=0、V2i=0、V3i=Vaを維持し、送出量をV1o=V2o=V3o=0とする(ステップS404)。この条件で一定時間運転継続することにより、ホルダーH1、H2では切替時のガス組成が維持され、一方、ホルダーH3ではホルダー内圧力P3がさらに上昇する。
さらにステージ5では、各ホルダー流入量をV1i=Va、V2i=0、V3i=0に、送出量をV1o=Vb’、V1o=Vc’、V2o=Va’に変更する(ステップS405)。この条件で一定時間運転継続することにより、ホルダー内圧力はP3>P1>P2となり、これに対応して各ホルダーから送出されるガスのCH4濃度は、C13>C11>C12となる。
ステージ6では、流入量はそのままV1i=Va、V2i=0、V3i=0を維持し、送出量をV1o=V2o=V3o=0とする(ステップS406)。この条件で一定時間運転継続することにより、ホルダーH2、H3では切替時のガス組成が維持され、一方、ホルダーH1ではホルダー内圧力P1がさらに上昇する。
以上のステージ1〜ステージ6を1サイクルとして、運転制御が繰り返し行われる。
図11は、1サイクルにおける流入量、送出量の時間的推移を示した図である。同図においても、1サイクルにおける流入量と送出量の積分値は等しい。
(第五の実施形態)
さらに図14を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態に係るガス貯蔵送出装置30の構成が、第一の実施形態に係るガス貯蔵送出方法及び装置1Aと異なる点は、合流後の配管L6経路中に都市ガス等の高熱量ガス供給配管L9を備えており、混合器32において送出ガスに高熱量ガスを添加して供給する点である。混合量は送出ガスの熱量を熱量計31で計測して、一定熱量となるように制御することができる。これにより、さらなる増熱及び熱量安定化が可能となる。
以下、本発明に基づく各実施例について説明する。
(実施例1)
活性炭を充填した500mlの貯蔵容器に11ml/minで混合ガス(67%CH4−33%CO2)を流入させ、同時に31ml/minで容器よりガスを送出した。図15(a)は、予め同一混合ガスを0.6MPaで貯蔵してある状態から上記操作を行ったときの、圧力変化とCH4濃度の関係を示す図である。圧力低下に伴い、CH4濃度が低下していることが分かる。この時のCH4濃度の変動幅は73.8〜53.8%であった。同図(b)は、同一混合ガスを32ml/minで流入させ、14ml/minで送出したときのものである。圧力上昇に伴い、CH4濃度が上昇していることが分かる。この時のCH4濃度の変動幅は76.7〜55.7%であった。なお、CH4濃度の測定には、ガスクロマトグラフィーを用いた。
(実施例2)
ガス貯蔵送出装置1Aにより第一の実施形態と同様な流量制御を想定して、CH4濃度の時間的変化をシミュレートした。貯蔵容器(ホルダーH1等に対応)は、実施例1と同じ500mlのものを用いた。試験条件は表1の通りである。図16は、ステージ1における混合ガス濃度変化推移を示す図である。CH4濃度の変動幅は、69.8〜59.5%であり、送出ガスを混合しない時のCH4濃度変動幅より小さく、CH4濃度変動抑制効果があることが証明された。
Figure 2008116020
(実施例3)
本実施例は、夜間の消費機器不使用(上述の第三の実施形態に該当)を想定したシミュレーションである。試験条件を表2に、ステージ1における混合ガスの組成変動を図17に示す。CH4濃度の変動幅は、70.8〜60.2%であった。この場合においても実施例2と同様のCH4濃度変動抑制効果があることが証明された。
Figure 2008116020
(実施例4)
本実施例も実施例3と同じく、送出休止時間帯を想定したシミュレーションである。但し、下限圧を0.1MPaに設定している。試験条件を表3に、ステージ1における混合ガスの組成変動を図18に示す。CH4濃度の変動幅は69.1〜62.1%となり、さらに変動幅が減少することが分かる。これにより、圧力スイング幅を小さくすることでさらにCH4濃度変動を抑制できることが示された。
Figure 2008116020
(実施例5)
本実施例は、3つの容器(3塔式)を用い、送出休止時間がない実施例である。試験条件を表5に、図19にステージ1における混合ガスの組成変動を示す。CH4濃度の変動幅は、70.3〜65.9%であり、実施例2(2塔式)と比較してCH4濃度変動抑制効果がさらに増していることが分かる。
Figure 2008116020
(実施例6)
実施例5と同じく3つの容器(3塔式)を用い、送出休止時間帯を想定したシミュレーションである。試験条件を表6に、図20にステージ1における混合ガスの組成変動を示す。CH4濃度の変動幅は、69.5〜67.2%であり、変動幅がさらに減少することが分かる。
Figure 2008116020
本発明は、下水処理、畜産廃棄物処理等の消化ガスに限らず、複数のガス成分からなる混合ガスを高密度に貯蔵するシステムに広く利用可能である。
第一の実施形態に係るガス貯蔵送出装置1Aの全体構成を示す図である。 第一の実施形態における消化ガスの貯蔵送出制御フローを示す図である。 第一の実施形態におけるガスホルダーH1、H2の流入量、送出量の時間的推移を示す図である。 ガスホルダーH1、H2内のCH4濃度の時間的推移を概念的に示す図である。 第一の実施形態のバリエーションであるガス貯蔵送出装置1Bを示す図である。 第一の実施形態のバリエーションであるガス貯蔵送出装置1Cを示す図である。 第二の実施形態における貯蔵送出制御フローを示す図である。 第二の実施形態におけるガスホルダーH1、H2の流入量、送出量の時間的推移を示す図である。 第三の実施形態に係るガス貯蔵送出装置20の全体構成を示す図である。 第三の実施形態における消化ガスの貯蔵送出制御フローを示す図である。 第三の実施形態におけるガスホルダーH1乃至H3の流入量、送出量の時間的推移を示す図である。 第四の実施形態における消化ガスの貯蔵送出制御フローを示す図である。 第四の実施形態におけるガスホルダーH1乃至H3の流入量、送出量の時間的推移を示す図である。 第五の実施形態に係るガス貯蔵送出装置30の全体構成を示す図である。 実施例1における容器内の圧力変化とCH4濃度の関係を示す図である。 実施例2における容器内及び混合ガスのCH4濃度変動を示す図である。 実施例3における容器内及び混合ガスのCH4濃度変動を示す図である。 実施例4における容器内及び混合ガスのCH4濃度変動を示す図である。 実施例5における容器内及び混合ガスのCH4濃度変動を示す図である。 実施例6における容器内及び混合ガスのCH4濃度変動を示す図である。 従来のガス貯蔵送出装置100の全体構成を示す図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C,20,30 ガス貯蔵送出装置
3a,3b,4a,4b マスフローコントローラ(MFC)
8〜11 オリフィス
12a、12b 三方弁
13a、13b ニードル弁
H1〜H3 吸着材充填ガスホルダー
L1〜L8 配管
L9 高熱量ガス供給配管
R1,R2 レギュレータ
CU コントロールユニット
T1、T2 ガスホルダー内温度
P1、P2 ガスホルダー内圧力

Claims (8)

  1. 同一圧力において吸着材に対する吸着量及び脱着量が異なる複数成分を含む対象ガスを、該吸着材を充填した複数の貯蔵ホルダーに分散貯蔵し、貯蔵ホルダー下流側で混合して送出するガス貯蔵送出方法であって、
    各貯蔵ホルダーに対する流入量及び送出量を制御して、貯蔵圧力を適宜調整することにより、貯蔵ホルダーごとに送出ガスのガス組成を異ならしめ、
    混合後の送出ガスの管理対象物理量を、所望の範囲に制御することを特徴とするガス貯蔵送出方法。
  2. 前記対象ガスが、メタン(CH4)と二酸化炭素(CO2)を主成分とする消化ガスであることを特徴とする請求項1に記載のガス貯蔵送出方法。
  3. 前記対象ガスが、都市ガスであることを特徴とする請求項1に記載のガス貯蔵送出方法。
  4. 前記管理対象物理量が、送出ガス熱量であることを特徴とする請求項1乃至3に記載のガス貯蔵送出方法。
  5. 前記管理対象物理量が、送出ガス組成変動幅であることを特徴とする請求項1乃至3に記載のガス貯蔵送出方法。
  6. 前記管理対象物理量が、ウオッベ指数又はガス燃焼速度指数のいずれか一方又は両方であることを特徴とする請求項1乃至3に記載のガス貯蔵送出方法。
  7. 前記混合後の送出ガスに、さらに高熱量ガスを添加することを特徴とする請求項1乃至6に記載のガス貯蔵送出方法。
  8. 吸着材を充填した複数の貯蔵ホルダーと、
    同一圧力において該吸着材に対する吸着量及び脱着量が異なる複数成分を含む対象ガスを、各貯蔵ホルダーに分散貯蔵する手段と、
    貯蔵ホルダー下流側で混合して送出する手段と、
    混合後の送出ガスの管理対象物理量が所望の範囲内になるように、各貯蔵ホルダーに対する流入量及び送出量を制御する手段と、
    を備えて成ることを特徴とするガス貯蔵送出装置。
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