JP2008115930A - スラストころ軸受 - Google Patents

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Yoshitaka Waseda
義孝 早稲田
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Abstract

【課題】ポケットからころが脱落する不具合を防止することができるスラストころ軸受を提供する。
【解決手段】外径側環状壁12、内径側環状壁13、複数の柱部15、ポケット20、抜止突部17、19と、を備えて保持器11が構成され、各ポケット20内にころ10が抜止突部17、19によって係止された状態で回転可能に保持される。外径側環状壁12と内径側環状壁13との先端部には、ころ10の端面10a、10bに接近して突出する脱落防止片12a、13aが形成されている。
【選択図】図2

Description

この発明はスラストころ軸受に関する。
従来、図8に示すように、スラストころ軸受(例えば、スラスト針状ころ軸受)の保持器111は、外径側環状壁112と、内径側環状壁113と、これら両環状壁112、113の周方向に所定間隔を隔てて掛け渡された複数の柱部115とを備えて断面略M字状に形成されている。そして、隣接する柱部115の間にはポケット120が形成され、隣接する柱部115の相対する面の径方向中間部と径方向両端部からポケット120内に向けて抜止突部117、119がそれぞれ突出された構造のものが知られている。
また、この種のスラストころ軸受においては、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2006−170369号公報
ところで、図8に示す従来のスラストころ軸受において、保持器111の各ポケット120にころ110が保持された状態で保持器111を運搬したり、あるいは、スラストころ軸受を組み付ける際に、ころ110に外力が作用し、これによって図9に示すように傾くことがあり、ころ110に作用する外力が大きい場合には、径方向中間部の抜止突部117による係合力に抗してころ110が過大に傾き、ポケット120から不測に脱落することがある。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、ポケットからころが脱落することを防止できるスラストころ軸受を提供することである。
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係るスラストころ軸受は、外径側環状壁と、内径側環状壁と、これら両環状壁の周方向に所定間隔を隔てて掛け渡された複数の柱部と、前記隣接する柱部の間に形成されたポケットと、前記隣接する柱部の相対する面から前記ポケット内に向けて突出された抜止突部と、を備えて保持器が構成され、前記各ポケット内にころが前記抜止突部によって係止された状態で回転可能に保持されたスラストころ軸受であって、
前記外径側環状壁と前記内径側環状壁とのうち、少なくとも一方の環状壁の先端部には、前記ころの端面に接近して突出する脱落防止片が形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、保持器の各ポケットにころが保持された状態において、保持器を運搬したり、あるいは、スラストころ軸受を組み付ける際に、ころに外力が作用して傾いたときには、ころの端面が脱落防止片に当たって止められるため、ころが過大に傾いてポケットから不測に脱落する不具合を良好に防止することができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
(実施例1)
この発明の実施例1を図面にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係るスラストころ軸受が斜板式圧縮機に組み付けられた状態を示す縦断面図である。図2は保持器を拡大して示す断面図である。図3は保持器のポケットを示す平面図である。図4は保持器の一部を破断して示す斜視図である。図5は保持器のポケットに保持されたころが傾いた状態を示す説明図である。
図1に示すように、斜板式圧縮機1は、軸方向に分割可能に結合された二つのシリンダ2、3に跨って単一のピストン4が組み付けられ、これら二つのシリンダ2、3のボス部2a、3aに、斜板6がトルク伝達可能に連結された軸5が回転可能に支持されている。そして、斜板6とピストン4が係合した状態で、軸5と共に斜板6が所定方向に回転されることで、ピストン4が往復動されるようになっている。
また、二つのシリンダ2、3のボス部2a、3aと斜板6のボス部6aとの間に、二つのスラストころ軸受7がそれぞれ配設されている。
スラストころ軸受7は、二つのシリンダ2、3のボス部2a(又は3a)の端面と、この端面に相対する斜板6のボス部6aの端面とに対向状に配置される一対の軌道輪8、9と、これら一対の軌道輪8、9の間に介装される複数のころ(針状ころ)10と、これらころ10を円周方向に所定間隔を隔てて保持する保持器11とを備えて構成されている。
図2〜図4に示すように、保持器11は、外径側環状壁12と、内径側環状壁13と、これら両環状壁12、13の周方向に所定間隔を隔てて掛け渡された複数の柱部15とを備えて断面略M字状に形成されている。
また、隣接する柱部15の間にはポケット20が形成され、隣接する柱部15の相対する面の径方向中間部には、ポケット20内に向けて対向状に突出する抜止突部17がそれぞれ突出され、隣接する柱部15の相対する面の径方向両端部にもポケット20内に向けて対向状に突出する抜止突部19がそれぞれ突出されている。
保持器11の各ポケット20内には各抜止突部17、19によって係止された状態でころ10が回転可能に組み込まれている。そして、ポケット20内にころ10が組み付けられた状態において、ポケット20から軸方向一方へのころ10の抜け出しが径方向中間部の抜止突部17によって防止され、ポケット20から軸方向他方へのころ10の抜け出しが径方向両端部の抜止突部19によって防止されるようになっている。
図2〜図4に示すように、保持器11の外径側環状壁12の先端部内周面には、ころ10の外径側端面10aに向けて脱落防止片12aが直角状に折り曲げられて環状に形成され、この脱落防止片12aの先端はころ10の外径側端面10aに僅かな隙間をもって接近している。
また、保持器11の内径側環状壁13の先端部外周面にも、ころ10の内径側端面10bに向けて脱落防止片13aが直角状に折り曲げられて環状に形成され、この脱落防止片13aの先端はころ10の内径側端面10bに僅かな隙間をもって接近している。
また、前記したように構成される保持器11は、鋼板のプレス加工によって一体に形成され、このプレス加工と同時に、又はプレス加工後、各ポケット20が打ち抜かれこれと同時に各抜止突部17、19が形成される。
この実施例1に係るスラストころ軸受は上述したように構成される。
したがって、保持器11の各ポケット20にころ10がそれぞれ保持された状態において、保持器11を運搬したり、あるいは、スラストころ軸受7を斜板式圧縮機1に組み付ける際に、ころ10に外力が作用して傾いたときには、ころ10の外径側端面10aが外径側環状壁12の脱落防止片12aに当たり、ころ10の内径側端面10bが内径側環状壁13の脱落防止片13aに当たってころ10の傾きが小さく抑制される。
これによって、ころ10が過大に傾くことを阻止することができ、ポケット20からころ10が不測に脱落する不具合を良好に防止することができる。
仮に、ころ10に作用する外力が大きく、ころ10の外径側端面10a(又は内径側端面10b)が外径側環状壁12の脱落防止片12a(又は内径側環状壁13の脱落防止片13a)を乗り越えて傾いたとしても、図5に示すように、ころ10の内径側端面10b(又は外径側端面10a)が内径側環状壁13の脱落防止片13a(又は外径側環状壁12の脱落防止片12a)に係合するため、ポケット20からころ10が脱落することを防止することができる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではない。
例えば、前記実施例1においては、保持器11の外径側環状壁12及び内径側環状壁13の先端部に、ころ10の外径側端面10a及び内径側端面10bに接近する脱落防止片12a、13aがそれぞれ形成される場合を例示したが、図6に示すように、保持器11の外径側環状壁12の先端部にのみ、ころ10の外径側端面10aに接近する脱落防止片12aが形成されている場合においてもころ10の脱落防止に効果がある。
また、図7に示すように、保持器11の内径側環状壁13の先端部にのみ、ころ10の内径側端面10bに接近する脱落防止片13aが形成されている場合においてもころ10の脱落防止に効果がある。
また、脱落防止片12a及び/又は13aは、外径側環状壁12及び/又は内径側環状壁13の先端部周囲に沿って環状に形成されてもよく、ポケット20に対応する部分において形成され、その他の部分は切り欠かれて断続的な環状に形成されてもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例1においては、スラストころ軸受が斜板式圧縮機に用いられた場合を例示したが、スラスト荷重を受ける各種回転体の軸受として用いることができる。
この発明の実施例1に係るスラストころ軸受が斜板式圧縮機に組み付けられた状態を示す縦断面図である。 同じく保持器を示す断面図である。 同じく保持器のポケットを示す平面図である。 同じく保持器の一部を破断して示す斜視図である。 同じく保持器のポケットのころが傾いた状態を示す説明図である。 保持器の外径側環状壁の先端部にのみ脱落防止片が形成された実施態様を示す断面図である。 保持器の内径側環状壁の先端部にのみ脱落防止片が形成された実施態様を示す断面図である。 従来の保持器を示す断面図である。 同じく保持器のポケットに保持されたころが過大に傾いて脱落する状態を示す説明図である。
符号の説明
7 スラストころ軸受
8、9 軌道輪
10 ころ
11 保持器
12 外径側環状壁
12a 脱落防止片
13 内径側環状壁
13a 脱落防止片
15 柱部
17、19 抜止突部
20 ポケット

Claims (1)

  1. 外径側環状壁と、内径側環状壁と、これら両環状壁の周方向に所定間隔を隔てて掛け渡された複数の柱部と、前記隣接する柱部の間に形成されたポケットと、前記隣接する柱部の相対する面から前記ポケット内に向けて突出された抜止突部と、を備えて保持器が構成され、前記各ポケット内にころが前記抜止突部によって係止された状態で回転可能に保持されたスラストころ軸受であって、
    前記外径側環状壁と前記内径側環状壁とのうち、少なくとも一方の環状壁の先端部には、前記ころの端面に接近して突出する脱落防止片が形成されていることを特徴とするスラストころ軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110249929A1 (en) * 2010-04-12 2011-10-13 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Radial bearing cage with contact feature
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