JP2008115914A - ダイナミックダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体の回転に応じてダンパの固有振動数を変化させるダイナミックダンパにおいて、広い回転数域であっても回転体の振動を抑制することができるダイナミックダンパを提供する。
【解決手段】剛体16が径方向に摺動可能に保持されているため、剛体16はドライブシャフト10による遠心力によって径方向に移動させられる。これによりドライブシャフト10の回転速度に応じて剛体16の重心が径方向に移動させられてダイナミックダンパ12のバネ定数Kが変化させられる。そして、このバネ定数Kの変化によってダイナミックダンパ12の固有振動数fが変化させられる。このダイナミックダンパ12の固有振動数fをドライブシャフト10の回転速度に応じて好適に変化させることで、広い回転数域幅を有するドライブシャフト10であっても効果的に振動を抑制させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転体に取り付けられてその回転体の共振時の振動を抑制させるダイナミックダンパに関し、特に広い回転数領域においてその回転体の振動を抑制させる構造に関するものである。
回転体に取り付けられてその回転体の共振時の振幅を抑制させるダイナミックダンパが知られている。ダイナミックダンパは回転体の副振動系として機能し、回転体の共振時において、その振動をダイナミックダンパに吸収させることで、回転体の振動を抑制させている。従来のダイナミックダンパでは、そのダイナミックダンパの固有振動数が1つに限定されているため、回転体の共振周波数以外の周波数を有する振動が入力されると、この振動を十分に抑制できない問題があった。この問題に対して、ダイナミックダンパのバネ定数を変化させることで固有振動数を変化させる機構を有するものが提案されている。特許文献1の回転体のダイナミックダンパがその一例である。特許文献1のダイナミックダンパでは、慣性体の外側に弾性体を配置させ、その弾性体の断面積を径方向に変化させる形状としたことで、回転体の回転速度に応じて弾性体のバネ定数を変化させている。このように、バネ定数を変化させることでダイナミックダンパの共振周波数(固有振動数)を適宜変化させ、回転体の振動を吸収させて所定範囲の回転数域での減衰効果を可能としている。
特開平6−94075号公報
ところで、特許文献1のダイナミックダンパでは、回転速度によって変化するバネ定数の範囲は弾性体の特性および形状によって決定されるため、ある範囲に限定される。これは、配置可能な弾性体の形状や、採用できる弾性体の物性が、物理的に限られるためである。これにより、広い回転数域における減衰効果が十分に得られない問題があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、回転体の回転に応じてダンパの固有振動数を変化させるダイナミックダンパにおいて、広い回転数域であっても回転体の振動を抑制することができるダイナミックダンパを提供することにある。
上記目的を達成するための、請求項1にかかる発明の要旨とするところは、(a)回転体に取り付けられてその回転体の共振時の振幅を抑制するダイナミックダンパにおいて、(b)前記回転体に相対回転不能に取り付けられている環状のダンパケーシングと、(c)そのダンパケーシング内に形成された密閉空間であるダンパ室と、(d)そのダンパ室内を径方向に仕切るように配設されているウェイト部材とを備え、(e)前記ダンパ室内には、そのウェイト部材によって仕切られることでそのウェイト部材の径方向内側に隣接して位置し所定の圧縮性流体が封入されている内側空間と、そのウェイト部材の径方向外側に隣接して位置し所定の圧縮性流体が封入されている外側空間とが形成され、(f)前記ウェイト部材は、遠心力に従ってその重心が少なくとも径方向に移動可能に保持されていることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明の要旨とするところは、請求項1のダイナミックダンパにおいて、前記ウェイト部材は、剛体によって構成され、その剛体は、前記内側空間および外側空間の気密性を維持した状態で径方向に移動可能に保持されていることを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明の要旨とするところは、請求項1のダイナミックダンパにおいて、前記ウェイト部材は、変形可能な可変部材によって構成され、その可変部材は、前記内側空間および外側空間の気密性を維持した状態で径方向に変形可能に保持されていることを特徴とする。
請求項1にかかる発明のダイナミックダンパによれば、前記ウェイト部材が前記回転体による遠心力によって径方向に移動させられる。これにより回転体の回転速度に応じてウェイト部材の重心が少なくとも径方向に移動させられてダイナミックダンパのバネ定数が変化させられる。そして、このバネ定数の変化によってダイナミックダンパの固有振動数が変化させられる。このダイナミックダンパの固有振動数を回転体の回転速度に応じて好適に変化させることで、広い回転数域幅を有する回転体であっても効果的に振動を抑制させることができる。
また、請求項2にかかる発明のダイナミックダンパによれば、前記ウェイト部材は、剛体によって構成されて前記内側空間および外側空間の気密性を維持した状態で径方向に摺動可能に保持されているため、剛体が遠心力によって径方向に移動させられ、剛体の重心が少なくとも径方向に移動させられると、バネ定数が変化させられる。このバネ定数の変化に応じてダイナミックダンパの固有振動数が好適に変化されるように設定すると、広い回転数域幅を有する回転体であっても効果的に振動を抑制させることができる。
また、請求項3にかかる発明のダイナミックダンパによれば、前期ウェイト部材は、可変部材によって構成されて前記内側空間および外側空間の気密性を維持した状態で径方向に変形可能に保持されているため、可変部材が遠心力によって径方向に変形させられ、可変部材の重心が径方向に移動させられると、バネ定数が変化させられる。このバネ定数の変化に応じてダイナミックダンパの固有振動数が好適に変化されるように設定すると、広い回転数域幅を有する回転体であっても効果的に振動を抑制させることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用されたドライブシャフト10の一例である。ドライブシャフト10の一端は図示しない車輪に接続されると共に、他端は図示しないディファレンシャル装置に接続され、車輪からの上下の動きや操舵による左右の動きなどから生ずる角度変化に対応して回転を伝達する。なお、本実施例のドライブシャフト10が、本発明の回転体に対応している。
また、ドライブシャフト10の回転軸には、環状のダイナミックダンパ12が設けられている。図2は、図1のダイナミックダンパ12を矢印A方向から見たA矢視図である。ダイナミックダンパ12のダンパケース11は、環状形状を有しておりドライブシャフト10に相対回転不能に取り付けられている。このダイナミックダンパ12のダンパケース11内には、等角度間隔に4つのダンパ室14が形成されている。ダンパ室14は、それぞれ図1に示すように密閉空間となっており、ダンパ室14内には、所定の質量を有する例えば鉄材や銅材などの剛体16が介装されている。剛体16は、ダンパ室14内を径方向に仕切るように配設されており、この剛体16によって、内側空間18および外側空間20がそれぞれ形成されている。内側空間18は、剛体16の径方向内側に隣接して位置しダンパケース11および剛体16に囲まれて形成されており、内部には例えば空気や窒素などの圧縮性流体が封入されている。また、外側空間20は、剛体16の径方向外側に隣接して位置しダンパケース11および剛体16に囲まれて形成されており、内部には例えば空気や窒素などの圧縮性流体が封入されている。
剛体16はドライブシャフト10による遠心力に従って径方向に摺動可能、すなわちその重心が径方向に移動可能に保持されている。剛体16とダンパケース11との摺動面は、例えば剛体16に接着された図示しないシール部材や剛体16とダンパケース11との摺動面を囲むように設けられた図示しないシールリング部材などが設けられることで、内側空間18および外側空間20の気密性が維持されている。なお、本実施例の剛体16が、本発明のウェイト部材に対応している。
次に、このように構成されるダイナミックダンパ12についての作動を説明する。図3は、ドライブシャフト10が回転駆動することで回転させられているダイナミックダンパ12のダンパ室14内の状態を示している。なお、図3においては、ダイナミックダンパ12は角速度ωで回転させられているものとする。このときの遠心力による力の釣り合いの式は、(1)式となる。ここで、P1は外側空間20内の圧力、P2は内側空間18内の圧力、mは剛体16の質量、rは剛体16の平均回転半径、Aは圧力P1およびP2を押圧する断面積、をそれぞれ示している。
(P1-P2)×A=m×r×ω2・・・・・(1)
図4は、図3の状態のダイナミックダンパ12に外力Fを付与した状態を示している。このとき、外力Fによって剛体16は、径方向外側にΔxだけ移動させられて平均回転半径rはr’となる。これにより、外側空間20内の容積は圧縮させられることで圧力P1がP1’に増圧され、一方、内側空間18内の容積は膨張させられることで圧力P2がP2’に減圧させられる。これより、図4における遠心力と外力Fによる力の釣り合いの式は(2)となる。なお、圧力P1’およびP2’は、ボイルシャルルの法則より式(3)および式(4)となる。
(P1'-P2')×A=m×(r+Δx)×ω2+F・・・(2)
P1'=P1×l1/(l1-Δx)・・・・(3)
P2'=P2×l2/(l2+Δx)・・・・(4)
ここで、式(2)−式(1)より外力Fは下式(5)となり、式(5)に式(3)および式(4)を代入することで外力Fは下式(6)となる。
F={(P1'-P2')-(P1-P2)}×A-m×Δx×ω2・・・・(5)
F={P1/(l1-Δx)+P2/(l2+Δx)}×Δx×A-m×Δx×ω2・・・(6)
このときの平均バネ定数K’は下式(7)となる。
K'=F/Δx={P1/(l1-Δx)+P2/(l2+Δx)}×A-m×ω2・・・(7)
式(7)において、Δxを零に近づけると図3の状態におけるバネ定数Kが算出され式(8)となる。
K=limΔX→0=(P1/l1+P2/l2)×A-m×ω2・・・(8)
式(8)において、前項側は初期に封入する圧縮性流体の圧力(P1、P2)や作用する断面積Aなどによって大きく変化し、後項側は質量mによって変化するため、これらの各パラメータを好適に選択することで、比較的自由に角速度ωに応じてバネ定数Kを変化させることが可能となる。図5は、前記各パラメータを変更させたときの角速度ωとバネ定数Kの関係の一例を示したものである。図5の例(1)乃至(6)に示すように、各パラメータを変化させることで、角速度ωの変化に伴ってバネ定数Kを自由に変化させることが可能となる。
ここで、ダイナミックダンパ12の固有振動数fは下式(9)で表される。なお、Iはダイナミックダンパ12の慣性質量を示しており一定の数値となる。
f=(1/2π)×(K/I)0.5 ・・・・(9)
式(9)に式(8)に示すバネ定数Kを適用すると、ダイナミックダンパ12の固有振動数fが変更される。このように、角速度ωに応じて固有振動数fが可変となるため、ドライブシャフト10の広い回転数領域において優れた振動抑制効果を得ることができる。図6は、ドライブシャフト10の回転速度と振動の大きさを示す振動レベルとの関係を示したものである。ここで破線で示す結果はドライブシャフト10にダイナミックダンパ12を設けない状態での結果を示している。このダイナミックダンパ無し状態では、ドライブシャフト10の共振周波数域において振動レベルが非常に大きくなる。また、一点鎖線はドライブシャフト10に、従来の固有振動数(共振周波数)が不変であるダイナミックダンパを設けた結果である。この周波数不変ダンパでは、ダイナミックダンパ無しの場合での共振周波数域の振動が吸収されているものの、振動のピークが左右に分散された形となり、左右の振動のピーク部では逆に振動レベルが大きくなってしまう。
ここで、実線で示す結果が本実施例のダイナミックダンパ12を設けたドライブシャフト10の振動レベルを示している。図6に示すように、ダイナミックダンパ12の固有振動数fがドライブシャフト10の回転数に応じて変化されるに従い、広い回転数領域においてドライブシャフト10の振動をダイナミックダンパ12よって吸収させている。なお、このように好適に振動を吸収させるため、初期圧力P1、P2、断面積A、質量mなどの式(8)に示す各パラメータは、予め制振チューニングを行うことで、好適に設定されている。
上述のように、本実施例のダイナミックダンパ12によれば、剛体16が内側空間18および外側空間20の気密性を維持した状態で径方向に摺動可能に保持されているため、剛体16はドライブシャフト10による遠心力によって径方向に移動させられる。これによりドライブシャフト10の回転速度に応じて剛体16の重心が径方向に移動させられてダイナミックダンパ12のバネ定数Kが変化させられる。そして、このバネ定数Kの変化によってダイナミックダンパ12の固有振動数fが変化させられる。このダイナミックダンパ12の固有振動数fをドライブシャフト10の回転速度に応じて好適に変化させることで、広い回転数域幅を有するドライブシャフト10であっても効果的に振動を抑制させることができる。
つぎに、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本発明の他の実施例であるダイナミックダンパ30の断面図であり、前述した図2に対応するものである。また、図8は、図7において矢印Bから見たB矢視図である。本実施例のダイナミックダンパ30は、前述の実施例のダイナミックダンパ12と同様にドライブシャフト10に相対回転不能に取り付けられている。本実施例のダンパ室32内は、図7に示すように、円周上に連続的に形成されている。また、図7に示すように、ダンパ室32内は、例えばゴム部材や薄膜などの環状の変形可能な弾性体34および弾性体36によって径方向に2箇所仕切られており、ダンパケース11と弾性体34、36との接触部は接着剤などによって液密および気密に接着されている。これにより、内側空間18および外側空間20の気密性が維持されている。この2箇所の弾性体によって挟まれるように形成される環状空間内には、例えば水などの液状部材38が充填されている。なお、本実施例の液状部材38が、本発明の可変部材およびウェイト部材に対応している。
図9は、このように構成されるダイナミックダンパ30を角速度ωで回転させたときのダンパ室32内の状態を示している。図9に示すように遠心力によって液状部材38が径方向に移動させられるに従い、弾性体34および弾性体36は放物線上に径方向に変形させられる。そして、液状部材38の平均回転半径rはΔxだけ径方向外側に移動させられてr’となる。また、外側油室20内の容積は圧縮させられることで圧力P1がP1’に増圧され、一方、内側空間18内の容積は膨張させられることで圧力P2がP2’に減圧させられる。これにより、ダイナミックダンパ30のバネ定数Kは前述の実施例と同様に式(8)で示されて各パラメータを選択することで図5と同様に自由にバネ定数Kを変化させることができる。これより、前述のダイナミックダンパ12と同様に、図6に示すように非常に広い回転数領域においてドライブシャフト10の振動をダイナミックダンパ30によって吸収させている。
上述のような実施例のダイナミックダンパ30によれば、液状部材38が内側空間18および外側空間20の気密性を維持すると共に、径方向に変形可能に維持されているため、液状部材38がドライブシャフト10による遠心力によって径方向に移動させられる。これによりドライブシャフト10の回転速度に応じて液状部材38の重心が径方向に移動させられてダイナミックダンパ30のバネ定数Kが変化させられる。そして、このバネ定数Kの変化によってダイナミックダンパ30の固有振動数fが変化させられる。このダイナミックダンパ30の固有振動数fをドライブシャフト10の回転速度に応じて好適に変化させることで、広い回転数域幅を有するドライブシャフト10であっても効果的に振動を抑制させることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例のダイナミックダンパ12、30はドライブシャフト10に設けられて振動を抑制させているが、ダイナミックダンパ12、30は、ドライブシャフト10に限られず、例えばプロペラシャフトなど他の回転体に設けて実施してもよい。
また、前述の実施例の内側空間18および外側空間20内には、空気や窒素などの圧縮性流体が封入されているが、例えばヘリウムなど、空気や窒素以外の圧縮性流体であってもよい。
また、前述の実施例のダイナミックダンパ12のダンパ室14は、等角度間隔に4つ形成されているが、ダンパ室14の個数は特に限定されるものではなく、例えば3つ或いは5つ以上のダンパ室であってもよい。
また、前述の実施例のダイナミックダンパ30のダンパ室32は環状に連続して形成されているが、ダンパ室32を複数個に分割して実施してもよい。
また、前述の実施例の液状部材38は、例えば水などの液体がゴム部材などによって仕切られることで液密に封入されいるが、液状部材38は液体に限定されず、遠心力によって変形可能な特性を有するものであれば足り、例えばゲル状部材やゴム等の弾性部材であってもよい。
また、前述の実施例の剛体16は、ダンパケース11に対して摺動可能に保持されているが、必ずしも剛体16を摺動させる必要はなく、例えばダイヤフラムによってダンパ室を気密に仕切り、ダイヤフラムの中央に剛体16を径方向に移動可能に固定するなど、内側空間18および外側空間20の気密性を維持した状態で剛体を径方向に移動可能な状態であれば他の形態であっても本発明は適用することができる。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が適用されたドライブシャフト10の一例である。 図1のダイナミックダンパを矢印A方向から見たA矢視図である。 角速度ωで回転させられているダイナミックダンパのダンパ室内の状態を説明する図である。 図3のダイナミックダンパに外力を付与したときのダンパ室内の状態を説明する図である。 各パラメータを変更させたときの角速度ωとバネ定数Kの関係の一例を示したものである。 ドライブシャフトの回転速度と振動の大きさを示す振動レベルとの関係を示したものである。 本発明の他の実施例であるダイナミックダンパの断面図であり、前述の図2に対応している。 図7において矢印Bから見たB矢視図である。 図7のダイナミックダンパを回転させたときのダンパ室内の状態を説明する図である。
符号の説明
10:ドライブシャフト(回転体) 11:ダンパケース 12:ダイナミックダンパ 14:ダンパ室 16:剛体(ウェイト部材) 18:内側空間 20:外側空間 30:ダイナミックダンパ 32:ダンパ室 38:液状部材(可変部材、ウェイト部材)

Claims (3)

  1. 回転体に取り付けられて該回転体の共振時の振幅を抑制するダイナミックダンパであって、
    前記回転体に相対回転不能に取り付けられている環状のダンパケースと、
    該ダンパケーシング内に形成された密閉空間であるダンパ室と、
    該ダンパ室内を径方向に仕切るように配設されているウェイト部材とを備え、
    前記ダンパ室内には、該ウェイト部材によって仕切られることで該ウェイト部材の径方向内側に隣接して位置し所定の圧縮性流体が封入されている内側空間と、該ウェイト部材の径方向外側に隣接して位置し所定の圧縮性流体が封入されている外側空間とが形成され、
    前記ウェイト部材は、遠心力に従ってその重心が少なくとも径方向に移動可能に保持されていることを特徴とするダイナミックダンパ。
  2. 前記ウェイト部材は、剛体によって構成され、
    該剛体は、前記内側空間および外側空間の気密性を維持した状態で径方向に移動可能に保持されていることを特徴とする請求項1のダイナミックダンパ。
  3. 前記ウェイト部材は、変形可能な可変部材によって構成され、
    該可変部材は、前記内側空間および外側空間の気密性を維持した状態で径方向に変形可能に保持されていることを特徴とする請求項1のダイナミックダンパ。
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