JP2008115629A - コンクリート基礎型枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート基礎のベース部分と立上げ部分とを一緒に打設することが可能であると共に、簡易な作業により設置可能なコンクリート基礎型枠を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態に係る内部型枠10は、2枚の型枠パネル11と、2枚の型枠パネル11を所定の間隔で並行に保持するための接続部12と、型枠10を設置する際に型枠を固定するための固定用足13とを備えている。型枠10は樹脂製であり、これら型枠パネル11、接続部12及び固定用足13は、樹脂成型により一体に製造される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベタ基礎、ブロック基礎、擁壁基礎等のコンクリート基礎の工事において用いられるコンクリート基礎型枠に関する。
従来から、コンクリート基礎の工事方法が多数提案されており、例えば、住宅建築の基礎工事においては、ベタ基礎工法が広く採用されている。ベタ基礎工法では、まず、根切りの後に、捨てコンクリートを打設し、続いて、持ち網を設置して土間スラブを打設する。土間スラブの養生後に、墨出しを行い、基礎立上げ部分に型枠を設置して、立上げ部分のコンクリート打設・養生をおこなった後に、型枠を除去する。
このように、従来のベタ基礎工法では、コンクリートを何度も打設・養生する必要があり、工事期間が長くなると共に、基礎のベース部分と立上げ部分との結合が不十分となるおそれもあった。このような問題点を解決するために、コンクリート基礎のベース部分と立上げ部分とを同時に打設することを可能にしたコンクリート基礎の工法が、例えば、下記特許文献に開示されている。
特開平10−147944号公報 特開2002−309774号公報
しかし、上記特許文献1及び2に記載の工法で用いられる型枠は、基礎のコンクリート養生後に除去されるものであるため、型枠の設置にあたって、固定用の金具が多数必要になるなど、非常に手間がかかる。具体的には、特許文献1及び特許文献2では、立上げ部分を成型するための対向する型枠を一定の距離に保持するためのスペーサー金具を別途用意し、型枠設置工程では、対向する型枠が正確に並行となるように、複数箇所をこのスペーサー金具で留める必要があり、時間と手間がかかる。特に、この作業は、型枠を地面側に設置する作業と並行して行う必要があるため、作業の難易度も高い。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、コンクリート基礎のベース部分と立上げ部分とを一緒に打設することが可能であると共に、簡易な作業により設置可能なコンクリート基礎型枠を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るコンクリート基礎型枠は、コンクリート基礎の打設に用いられるコンクリート基礎型枠において、二枚の型枠パネルと、前記二枚の型枠パネルを所定の間隔で対向させて保持するための接続部と、を備え、前記型枠パネル及び前記接続部が樹脂成型により一体に形成された樹脂製型枠であることを特徴とする。
また、本発明に係るコンクリート基礎型枠は、ベタ基礎の外周立上げ部の打設に用いられる外周型枠において、内側型枠パネルと、外側型枠パネルであって、外部コンクリート構造物のコンクリートが打設される部分がカットされた外側型枠パネルと、前記二枚の型枠パネルを所定の間隔で対向させて保持するための接続部と、を備え、前記型枠パネル及び前記接続部が樹脂成型により一体に形成された樹脂製型枠であって、前記二枚の型枠パネルの間の外周立上げ部と外部コンクリート構造物とを一緒に一体に打設可能とすることを特徴とする。
本発明に係るコンクリート基礎型枠によれば、簡易な設置作業により強固なコンクリート基礎を形成することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。本実施形態では、住宅建築のベタ基礎工事に本発明を適用した場合を例に挙げて説明する。
まず、本実施形態に係る型枠の構成について説明する。図1は、内部立上げ(間仕切り)基礎を形成するための型枠の構成を示す図であり、図1(a)は斜視図、図1(b)は断面図を示している。図2は、外周立上げ基礎を形成するための型枠の構成を示す図であり、図2(a)は斜視図、図2(b)は断面図を示している。
図1に示すように内部型枠10は、2枚の型枠パネル11と、2枚の型枠パネル11を所定の間隔で並行に維持するための4つの接続部12と、型枠10を設置する際に型枠を固定するための4つの固定用足13とを備えている。型枠10は樹脂製であり、これら型枠パネル11、接続部12及び固定用足13は、樹脂成型により一体に製造される。
接続部12の中央部分には、水平鉄筋を嵌め込んで保持するための鉄筋留め121が形成されている。また、固定用足13の先端には、後述する寸切りボルトを挿通させるための挿通穴131が設けられており、型枠10は、この挿通穴131に挿通された寸切りボルトを捨てコンに打ち込み固定することで、所定の位置に固定設置される。
型枠パネル11は、幅2000mm、高さ400mm、厚み3mmの樹脂製板であり、接続部12により間隔150mmで並行に保持されている。固定用足13は、型枠パネル11下面から外側下方に延伸し、先端部で水平に曲がり、この水平部分に挿通穴131が形成されている。なお、この内部型枠10は、捨て型枠であり、コンクリートの打設後、そのまま残され、コンクリート基礎の一部を構成する。
また、図2に示すように、外周型枠20は、2枚の型枠パネル21と、2枚の型枠パネル21を所定の間隔で並行に維持するための4つの接続部22と、型枠20を設置する際に型枠を固定するための4つの固定用足23とを備えている。外周型枠20は、内部型枠10と同様に樹脂製であり、型枠パネル21、接続部22及び固定用足23は、樹脂成型により一体成型される。
また、内部型枠10と同様に、接続部22には、鉄筋留め221が形成されており、固定用足23の先端には挿通穴231が形成されている。なお、外周型枠20の内側の型枠パネル21の形状、サイズは型枠パネル11と同じであるが、外側の型枠パネル21は、コンクリート基礎の外周端を形成するため、内側の型枠パネル21よりも下方に延伸しており、現場に設置される際には、外側型枠パネル21の下端が捨てコンに接し、固定用足23によって捨てコンに直接固定されることになる。
このため、内側の固定用足23が斜め下方に延伸しているのに対して、外側の固定用足23は、外側型枠パネル21の下方先端が直角に外方に折り曲げられて形成されている。また、外側型枠パネル21のサイズは、幅2000mm、高さ550mm、厚み3mmである。
なお、外周型枠20も捨て型枠であり、コンクリートの打設後にそのまま残される。よって、外周型枠20の外側の型枠パネル21は、建築物の表面に現れることになる。そのため、図示は省略するが、外側の型枠パネル21の表面には、御影調の模様が施されたサイディング外装材が貼られている。
以上、型枠10,20の構成について説明したが、本実施形態に係る型枠は上記構成に限定されるものではなく、型枠パネル11,21を所定の間隔で並行に保持する限り、種々の変形が可能である。例えば、各部材のサイズや形状等は適宜変更可能であるし、接続部12,22や固定用足13,23の個数や位置も適宜変更可能である。また、樹脂成型において用いられる材料としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド等の合成樹脂が適宜選択されて使用される。
続いて、型枠の設置の際に、隣り合う型枠をつないだり、型枠の端を終端させたりするためのジョイントの構成について説明する。図3は、ジョイントの構成を示す斜視図である。
図3(a)は、型枠10,20を直線上に接続する際に使用されるジョイント300を示している。同図に示すように、ジョイント300は、4枚のジョイントパネル311,312,313,314と、ジョイントパネル311と312、並びにジョイントパネル313と314を所定の間隔(型枠パネル11,21の厚み分)に維持して接続するための接続部315と、ジョイントパネル312と313を所定の間隔(立上げ部の厚みである150mm)に維持して接続するための接続部32と、を備えている。
このような構成のジョイント300は、ジョイントパネル311と312に挟まれた空間、及びジョイントパネル313と314に挟まれた空間に、型枠10,20の型枠パネル11,21がそれぞれ嵌るように設置することで、隣り合う型枠を直線上に接続することができる。
図3(b)は、T字状に型枠を接続する際に使用されるジョイント301を示している。同図に示すように、ジョイント301は、断面L字型の4枚のジョイントパネル331,332,333,334と、ジョイントパネル331と332、並びにジョイントパネル333と334を所定の間隔(型枠パネル11,21の厚み分)に維持して接続するための接続部335と、ジョイントパネル331と333を所定の間隔(立上げ部の厚みである150mm)に維持して接続するための接続部34と、を備えている。
このような構成のジョイント301は、ジョイントパネル331と332に挟まれた空間、及びジョイントパネル333と334に挟まれた空間に、型枠10,20の型枠パネル11,21がそれぞれ嵌るように設置することで、隣り合う型枠をT字型に接続することができる。
図3(c)は、基礎の終端部分に設置される型枠の終端に使用されるジョイント302を示している。同図に示すように、ジョイント302は、断面コの字状のジョイントパネル351,352と、ジョイントパネル351と352を所定の間隔(型枠パネル11,21の厚み分)に維持して接続するための2箇所の接続部355と、を備えている。このような構成のジョイント302は、ジョイントパネル351と352に挟まれた空間に、型枠10の型枠パネル11が嵌るように設置することで、型枠11の終端を閉じることができる。
図3(d)は、基礎のコーナーに設置された隣り合う型枠を直角に接続する際に使用されるジョイント303を示している。同図に示すように、ジョイント303は、断面L字型のジョイントパネル361,362と、ジョイントパネル361と362とを所定の間隔(型枠パネル11,21の厚み分)に維持して接続するための接続部365と、を備えている。このような構成のジョイント303は、ジョイントパネル361と362に囲まれた空間に、型枠10,20の型枠パネル11,21が嵌るように設置することで、コーナーにおいて隣り合う型枠10,20を接続することができる。
図3(e)は、隣り合う型枠の一方の型枠パネルを接続するためのジョイント304を示している。同図に示すように、ジョイント304は、平板のジョイントパネル371,372と、ジョイントパネル371と372とを所定の間隔(型枠パネル11,21の厚み分)に維持して接続するための接続部375と、を備えている。このような構成のジョイント304は、ジョイントパネル371と372とに囲まれた空間に、型枠10,20の一方の型枠パネル11,21が嵌るように設置することで、隣り合う型枠の一方の型枠パネルを接続することができる。
以上、ジョイント300〜304の構成について説明したが、これらジョイント300〜304は、型枠と同様に樹脂成型により一体成型される。また、上記ジョイント300〜304が、外周型枠20に用いられる際には、外側のジョイントパネルは、型枠20の外側の型枠パネル21のサイズに合わせて、内側のパネルよりも下方に延伸したジョイントパネルが使用される。
次に、上記型枠やジョイント等を用いてベタ基礎工事を行う際の工程の流れについて、図面を参照しながら説明する。図4は、型枠が設置された状態の断面図である。なお、図4では、ベース部44及び立上げ部45に打設されるコンクリートを点線で示している。また、図5は、型枠が設置された状態の斜視図である。
(1)捨てコンクリート打設
まず、GL(グラウンドレベル)を設定し、配置を確認のうえ地面に石灰粉で目印をつけて外周を決め、必要に応じて地面を水平にならす。その後、砕石・砂利等を約50mmの厚さに敷き、転圧処理をする。このとき、コンクリート基礎の外周端よりも200mm程度広めに敷く。この転圧後の砂利41の上に、コンクリート基礎の外終端よりも150mm程度広めに、捨てコン42を50〜70mm程度の厚みで打設して養生する。
(2)型枠設置・配筋
捨てコン42を打設した翌日に墨出しをして、まず外周型枠20を設置する。設置にあたっては、各固定用足23が設置されたときに挿通穴231が位置する場所において、ハンマードリルで捨てコン42に穴を開ける。そして、寸切りボルト51を、挿通穴231の位置まで届くように所定の長さ露出させて、この捨てコン42の穴に打ち込む。この寸切りボルト51の露出部分の長さは、外周型枠20の内側の型枠パネル21の部分では、120〜130mmであり、外側の型枠パネル21の部分では、30〜40mmである。
続いて、立上げ部45の下側の水平鉄筋61を所定の捨てコン42上に置いた後に、寸切りボルト51が挿通穴231に嵌るように外周型枠20を設置し、ナット52で固定用足23と寸切りボルト51とを固定する。このとき、内側の型枠パネル21の固定用足23の高さは、固定用足23を上下から挟み込むように寸切りボルト52に挿通された2つのナット52で調整できる。これにより、外周型枠20は、捨てコン42にしっかりと固定される。なお、内側の型枠パネル21の下端は、ベース部44の上面に位置することになる。
次に、立上げ部45の上側の水平鉄筋61を除いて、ベース部44及び立上げ部45の水平鉄筋61及び垂直鉄筋62の配筋を行う。上記捨てコン42上に置かれている立上げ部45の下側の水平鉄筋61は、外周型枠20の鉄筋留め221に嵌めるだけで、簡単に設置できる。このようにして、配筋を行った後、内部型枠10を設置する。内部型枠10の設置も外周型枠10の設置と同様に、捨てコン42に打ち込んだ寸切りボルト51及びナット52により、高さを調整しながら、内部型枠10を捨てコン42に固定する。このとき、型枠パネル11の下端は、ベース部44の上面に位置することになる。最後に、立上げ部45の上側の水平鉄筋61を、この内部型枠10及び外周型枠20の鉄筋留め121,221に嵌めて設置する。
(3)ジョイント設置・アンカーボルト設置
ジョイント300〜304を、型枠10,20のコーナーやつなぎ目等、所定の場所に設置する。なお、鉄筋留めを備えるジョイントを設置する際には、上記配筋の前にジョイントを設置する。設置にあたっては、型枠10,20の型枠パネル11,21とジョイント300〜304のジョイントパネルとを接着剤で接着すると共に、ビス等で固定する。その後、鉄筋留め121,221と鉄筋61も接着剤で接着固定する。そして、アンカーボルト70を結束線で結線して鉄筋61,62に取り付ける。なお、アンカーボルト70は、溶接により鉄筋61,62に取り付けても良い。
(4)コンクリート打設
型枠の設置が終わったら、型枠の内面に、型枠とコンクリートとの接合を強固にするために、型枠内面に接着剤を噴霧した後に、ベース部44及び立上げ部45にコンクリートを打設する。まず、ベース部44(土間スラブ)のコンクリートを荒打ちし、続けて、立上げ部45のコンクリートを打設する。そして、コンクリートの硬化を見極めながら、立上げ部45の天場、ベース部44を金ゴテで仕上げ、養生する。
以上の工程により、ベタ基礎が形成される。上述したように、本実施形態に係る型枠10,20は捨て型枠であるため、コンクリートが硬化した後もそのままベタ基礎の一部として残される。ここで、基礎コンクリートのうち外部に露出する型枠20の外側の型枠パネル21の表面には、模様の施されたサイディング外装材が貼られており、住宅が完成した後の外観も優れたものとなる。
また、本実施形態に係る型枠は、樹脂成型により型枠パネル、接続部、固定用足等が一体に成型されているので、これを工場で製造しておけば、現場では、固定用足を所定の場所に固定するだけで容易に設置できる。特に、対向する型枠パネルの間隔が、一体成型される接続部で固定されているので、現場で型枠パネルの間隔を調整する必要がない。従来は、型枠パネルの設置にあたっては、間隔や天場レベルを現場で慎重に調整する必要があり、非常に手間がかかったが、本実施形態によればこのような手間がかからないと共に、設計に充実な基礎を簡単に打設できる。
また、型枠を捨てコンに固定するための固定用足は、基礎コンクリート打設後にはベース部のコンクリート内に埋設することになるので、外観に悪影響を与えることなく、また、コンクリートで捨て型枠を支持することになるので、基礎の構造も強固になる。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、型枠やこれを構成する型枠パネル等の部材のサイズは上述したサイズに限定されるものではなく適宜変更可能であるのは言うまでもない。本実施形態に係る型枠は、樹脂成型により一体に形成されることを特徴としており、金型のサイズを変えれば、型枠のサイズも容易に変更できる。
また、型枠パネルを所定の間隔に支持する接続部の形状も棒状に限らず、板状等、種々の形状とすることができる。
続いて、本実施形態の変形例1として、土間や玄関等の外部コンクリート構造物も基礎コンクリートと一緒に一体に打設する工法について説明する。図6は、本変形例1により打設された土間の構成を示す断面図である。なお、上記実施形態と同様の部材には同じ付番を付し、説明を省略する。
本変形例1では、外周型枠20の代わりに、土間のコンクリートが打設される高さに相当する位置がカットされた型枠パネルを備えた外周型枠20’を用い、ベタ基礎のコンクリート打設と一緒に土間を構成するコンクリートの打設を行うようにしたことを特徴としている。
土間用型枠25も型枠10,20とほぼ同様の構成であるが、型枠パネルの高さが内側よりも外側のほうが高くなっている。すなわち、内側の型枠パネル26の高さは、土間を構成する砕石48の高さ(コンクリート47の下面)までであり、外側の型枠パネル26の高さは、土間を構成するコンクリート47の高さまでとなっている。
このように、外周型枠の外側の型枠パネルの一部をカットすることで、基礎の外に位置する土間や玄関等の外部構造物のコンクリートを、基礎コンクリートと連続して一緒に打設することが可能となる。これにより、外部構造物と基礎コンクリートとの接合強度が飛躍的に向上すると共に、作業効率も向上させることができる。
続いて、本実施形態の変形例2として、外周立上げ基礎のコーナー部分を形成するための外周コーナー型枠について説明する。図7は、外周コーナー型枠の構成を示す斜視図である。上記実施形態では、直角に折れ曲がったジョイント303を用いて外周型枠20を接続することで、外周型枠のコーナー部分を構成していたが、本変形例2では、水平断面が直角に折れ曲がったL字型の型枠27を用いることで、ジョイントを用いることなく、外周型枠のコーナー部分を構成している。
同図に示すように、外周コーナー型枠27は、水平断面がL字型の型枠パネル28が、接続部29によって所定の間隔で並行に支持されるように構成されている。また、外周型枠20と同様に、型枠パネル26の下部には固定用足が設けられていると共に、外側の型枠パネル26のほうが内側の型枠パネル26よりも、下方に150mm長く構成されている。もちろん、外周コーナー型枠27は樹脂成型により一体に形成されている。
このように、一体成型された樹脂製の外周コーナー型枠27を用いれば、ジョイントを用いて型枠を接続するよりも構造を強固にできると共に、型枠の設置の手間を大幅に削減できる。
続いて、本実施形態の変形例3として、外周型枠用のジョイントについて説明する。図8は、外周型枠用のジョイントの構成を示す斜視図である。同図に示すように、本変形例に係るジョイント305は、半円柱部材381と、3枚のジョイントパネル382,383,384と、半円柱部材381とジョイントパネル382、並びにジョイントパネル383と384とを所定の間隔(型枠パネル21の厚み分)に維持して接続するための接続部386と、ジョイントパネル382と383とを所定の間隔(立上げ部分の厚みである150mm)に維持して接続するための接続部39と、を備えている。
このような構成のジョイント305は、外周型枠20を直線上に接続する際に使用される。上述したように、外周型枠20の外側の型枠パネル21の表面には、サイディング外装材が貼られており、通常のジョイント300を使用すると、ジョイントパネル311によって、サイディング外装材が隠れてしまう。これに対して、半円柱部材381側を外側にして本変形例3に係るジョイント305を用いれば、サイディング外装材をほとんど隠さないで済む。また、半円柱部材381が外観に現れることになり、デザイン的にも優れたものとなる。
以上、変形例も含めて、住宅のベタ基礎に本発明を適用した実施形態について詳細に説明したが、本発明は、ベタ基礎以外のコンクリート基礎、例えば、ブロック基礎や擁壁基礎等にも適用できる。
図1は、本実施形態に内部立上げ基礎を形成するための型枠の構成を示す図である。 図2は、本実施形態に外周立上げ基礎を形成するための型枠の構成を示す図である。 図3は、本実施形態に係るジョイントの構成を示す斜視図である。 図4は、本実施形態に係る型枠が設置された状態の断面図である。 図5は、本実施形態に係る型枠が設置された状態の斜視図である。 図6は、本実施形態の変形例1に係る土間の構成を示す断面図である。 図7は、本実施形態の変形例2に係る外周コーナー型枠の構成を示す斜視図である。 図8は、本実施形態の変形例3に係るジョイントの構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 内側型枠
11 型枠パネル
12 接続部
13 固定用足
20,20’ 外周型枠
21 型枠パネル
22 接続部
23 固定用足
25 土間用型枠
26 型枠パネル
27 外周コーナー型枠
28 型枠パネル
29 接続部
300〜305 ジョイント
41 砂利
42 捨てコン
44 ベース部
45 立上げ部
51 寸切りボルト
52 ナット
61,62 鉄筋
70 アンカーボルト

Claims (4)

  1. コンクリート基礎の打設に用いられるコンクリート基礎型枠において、
    二枚の型枠パネルと、
    前記二枚の型枠パネルを所定の間隔で対向させて保持するための接続部と、
    を備え、前記型枠パネル及び前記接続部が樹脂成型により一体に形成された樹脂製型枠であることを特徴とするコンクリート基礎型枠。
  2. 前記コンクリート基礎型枠は、前記二枚の型枠パネルの間にコンクリートが打設されると当該コンクリートと一体になってコンクリート基礎を形成する捨て型枠であることを特徴とするコンクリート基礎型枠。
  3. 型枠を捨てコンに固定するための複数の固定用足をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリート基礎型枠。
  4. ベタ基礎の外周立上げ部の打設に用いられる外周型枠において、
    内側型枠パネルと、
    外側型枠パネルであって、外部コンクリート構造物のコンクリートが打設される部分がカットされた外側型枠パネルと、
    前記二枚の型枠パネルを所定の間隔で対向させて保持するための接続部と、
    を備え、前記型枠パネル及び前記接続部が樹脂成型により一体に形成された樹脂製型枠であって、前記二枚の型枠パネルの間の外周立上げ部と外部コンクリート構造物とを一緒に一体に打設可能とすることを特徴とするコンクリート基礎型枠。
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