JP2008114934A - パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】板材を折り曲げて、係止片を係止スリットに挿入して組み立てるパッケージにおいて、容易に組み立てを行うことができるパッケージを実現すること。
【解決手段】パッケージ材8の側壁部41及び側壁部42の高さをBとし、側壁部42と第二外装部60との境界からの第二外装部60の先端までの突出長をCとし、第二外装部60の先端からの差込部61の突出長をDとし、第二スリット52の差込部61の挿入方向における先端から後端までの距離をEとし、「2B−E<D≦2B」の関係を満たす場合には、確実且つ容易に、差込部61を第一外装部50の第二スリット52に挿入できる。
【選択図】図18

Description

本発明は、パッケージに関し、詳細には、重ねられた状態の用紙の外側をパッケージ材で保護するとともに、該パッケージ材とともに印刷装置にセット可能なパッケージに関するものである。
従来から、厚紙材を折り曲げて組み立てた箱形状のパッケージ材の中に、積層された状態の用紙を収納した印刷装置用の用紙パッケージが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この用紙パッケージでは、用紙を印刷に使用するときには、パッケージ材の蓋部を開封して、反対側に折り返して、該パッケージ材とともに印刷装置にセット可能となっている。この用紙パッケージでは、複数枚の用紙をパッケージ単位でまとめて取り扱うことができるため使い勝手が向上されるとともに、内部の用紙を覆って保護できるため、特に光や熱に弱い感熱紙を用紙として採用する場合に有用であった。
特開2003−285939号公報
しかしながら、従来の用紙パッケージでは、パッケージ材を折り曲げて組み立てる場合に、糊止めが必要だったり、係止片を係止スリットに挿入することが容易でないという問題点があり、用紙パッケージの組み立てに工数や時間がかかるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、板材を折り曲げて、係止片を係止スリットに挿入して組み立てるパッケージにおいて、容易に組み立てを行うことができるパッケージを実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明のパッケージでは、板材から成るパッケージ材を折り曲げて形成された箱形状のパッケージであって、前記パッケージ材は、前記パッケージの一面を構成する矩形の第一部分と、当該第一部分の第一の側端部から延設され、側壁部を構成する第二部分と、前記第二部分から延設され、前記第一部分と対向する壁部である第三部分と、前記第一部分の前記第一の側端部と反対側の側端部から延設され側壁部を構成する第四部分と、前記第四部分から延設され、前記第一部分と対向する壁部である第五部分と、前記第三部分に設けられた係止スリットと、前記第五部分の端部から突出され、前記係止スリットに挿入される係止片とを備え、前記係止スリットは、前記第三部分を平面視した場合に、前記係止片の挿入方向に対して、突出した形状の凸形状切れ目となっており、前記係止スリットの前記係止片の挿入方向における先端から後端までの距離をEとし、前記第二部分及び第四部分の高さをBとし、前記第五部分の端部からの前記係止片の突出長をDとした場合に、2B−E<D≦2B の関係を満たし、前記係止片の先端は、前記第一部分と前記第二部分との境界を折り曲げず、前記第三部分を前記第二部分に向かって折り返すと共に、前記第一部分と前記第四部分との境界を折り曲げず、前記第五部分を前記第四部分に向かって折り返したときに、前記挿入方向において係止スリットの下流側部分と、当該下流側部分を前記挿入方向に直交する方向に伸びる前記後端を通る線に射影してなる線とに挟まれる領域に含まれて位置することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のパッケージでは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記係止片の付け根に凹部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のパッケージでは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記パッケージ材は、プリンタの被印刷媒体として積層された状態の用紙の外側を覆う用紙パッケージに用いられ、当該用紙パッケージは、前記パッケージ材から用紙の一部を露出させた状態で、当該パッケージ材とともに前記プリンタにセット可能に構成された用紙パッケージであって、前記パッケージ材は、前記第一部分の端部に、一側に折り曲げることにより、前記露出される用紙を覆った状態になり、他側に折り返すことにより前記パッケージ材から用紙の一部が露出された状態になる蓋部を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明のパッケージでは、前記係止スリットは、前記第三部分を平面視した場合に、前記係止片の挿入方向に対して、突出した形状の凸形状切れ目となっており、前記係止スリットの前記係止片の挿入方向における先端から後端までの距離をEとし、前記第二部分及び第四部分の高さをBとし、前記第五部分の端部からの前記係止片の突出長をDとした場合に、2B−E<D≦2Bの関係を満たし、前記係止片の先端は、前記第一部分と前記第二部分との境界を折り曲げず、前記第三部分を前記第二部分に向かって折り返すと共に、前記第一部分と前記第四部分との境界を折り曲げず、前記第五部分を前記第四部分に向かって折り返したときに、前記挿入方向において係止スリットの下流側部分と、当該下流側部分を前記挿入方向に直交する方向に伸びる前記後端を通る線に射影してなる線とに挟まれる領域に含まれて位置するので、用紙パッケージの組み立て時に係止片を容易に係止スリットに挿入することができる。また、前記第五部分を前記第三部分により確実に保持できる。
また、請求項2に係る発明のパッケージでは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、前記係止片の付け根に凹部が形成されているので、係止片の係止スリットからの抜けを防止できる。
また、請求項3に係る発明のパッケージでは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、前記パッケージ材は、プリンタの被印刷媒体として積層された状態の用紙の外側を覆う用紙パッケージに用いられるので、当該用紙パッケージの製造時において、用紙パッケージの組み立ての効率を高めることができる。
以下、本発明の一の実施の形態である用紙パッケージ9が装着される印刷装置1の構造を、図1乃至図4を参照して説明する。図1は印刷装置1の斜視図であり、図2は図1に示すX−X線に於ける印刷装置1の矢視方向断面図である。また、図3は、印刷装置1の用紙収容部6に用紙パッケージ9をセットした状態を示した図であり、図4は、用紙分離部11および印刷機構部14の詳細を示した拡大断面図である。
図1に示すように、印刷装置1は平面視、長方形状(A6サイズよりやや大きい程度の大きさ)で、厚みが略2cm程度の平板状の直方体形状に形成されている。また、印刷装置1の筐体を構成する本体ケース2は、印刷装置1のフレームを構成する平面視、長方形の枠体3と、当該枠体3の下面を覆う、平面視、長方形状の下カバー4と、当該枠体3の上面の一部を覆う上カバー5と、開閉可能な蓋体10等から構成されている。
図2及び図3に示すように、印刷装置1の一端部側(図2及び図3に於ける上側)の内部に、印刷機構部14が内蔵され、その上面を覆うように、平面視、長方形の上カバー5が設けられている。また、上カバー5で覆われた箇所を除いた枠体3の上面の残りの部分には、用紙収容部6が形成され、当該用紙収容部6の上方は平面視、長方形の蓋体10にて覆われ、図2に示すように、この蓋体10は開閉自在となっている。
また、この用紙収容部6には、図3に示すように、一例として、A6やA7サイズのカットシート状の感熱紙からなる用紙7をパッケージ材8の内部に複数枚収納した用紙パッケージ9が収容可能となっている。さらに、本体ケース2側には図示しないロック機構が設けられており、用紙収容部6に用紙パッケージ9をセットした状態で、図3に示すように蓋体10を閉じてロックできるようになっている。
尚、用紙収容部6の印刷機構部14側の端部には、用紙分離部11としてのピックアップローラ12および分離ブロック13等が配置されている。また、上カバー5の下方には、印刷機構部14としてのサーマルヘッド15、プラテンローラ16、ペーパーガイド17が配置されている。
次に、用紙分離部11を図4を参照して説明する。図4に示すように、用紙収容部6の印刷機構部14に近い側の端部には、ピックアップローラ12と分離ブロック13とが設けられている。また、蓋体10の用紙収容部6側を向く内面には、押圧板18が回動自在に支持されている。この押圧板18と蓋体10との間にはコイル状の付勢バネ19が介在され、押圧板18に対し、該押圧板18を下方へ回動させる向きの付勢力を常時作用させている。
尚、用紙パッケージ9は、印字面を下側へ向けながら積層された状態で内部に収納されている用紙7のうち、最も下側に位置する用紙7の下面をパッケージ材8から一部露出させた状態で、用紙収容部6に装着される。そして、前記蓋体10を閉じてロックした際には、付勢バネ19により下方へ付勢される押圧板18が、パッケージ材8を介して、用紙7の露出した部分をピックアップローラ12側へ押し付け、該用紙7の下面を該ピックアップローラ12に接触させるようになっている。
また、図4に示すように、ピックアップローラ12に近接かつ対向するように用紙分離部11を構成する分離ブロック13が設けられているが、この分離ブロック13は、ピックアップローラ12の用紙送り出し方向に対して傾斜した分離案内面13aを備えている。この構成の用紙分離部11では、ピックアップローラ12が回転駆動することにより、該ピックアップローラ12に接触する最下層の用紙7に摩擦搬送力が加えられる。そして、分離ブロック13の分離案内面13aの分離作用とあいまって、最下層に位置する一枚の用紙7のみが分離されて送り出される。
次に、印刷機構部14について説明する。図4に示すように、ピックアップローラ12に対して、分離ブロック13を挟んだ反対側にはプラテンローラ16が図示外のモータにより回転可能に設けられ、その外周面に近接してペーパーガイド17が配置されている。このペーパーガイド17には、円柱状のプラテンローラ16の外周面に沿うように、断面が横向き略「U」字状となる凹湾曲状の摺接面17aが形成されている。このペーパーガイド17と本体ケース2との間には押圧コイルバネ20が設けられており、摺接面17aをプラテンローラ16の外周面に向けて付勢するようになっている。
また、この構成の印刷装置1においては、前述の用紙分離部11で分離された用紙7は、ピックアップローラ12により搬送されて、分離ブロック13の下端と、用紙の向きをプラテンローラ16側へ向けるためのガイド板21の間を通過するようになっている。そして、用紙7はこのガイド板21により案内され、プラテンローラ16の下面側から、該プラテンローラ16とペーパーガイド17との間に送られる。そして用紙7は、プラテンローラ16の外周面とペーパーガイド17の摺接面17aとの間で保持されつつ、プラテンローラ16の回転駆動により横向きU字状に反転されながら搬送され、印字面を上側に向けながらプラテンローラ16の上面側に至る。
図4に示すように、プラテンローラ16の上面側に位置するサーマルヘッド15は、印字部たる発熱体部15aを有している。該サーマルヘッド15は回動軸15bまわりに回動可能に設けられて、発熱体部15aがプラテンローラ16の上面に接離可能に構成されている。尚、このようにサーマルヘッド15を回動自在に構成したのは、プラテンローラ16とペーパーガイド17との間で用紙7が詰まった場合におけるジャム紙除去作業において、サーマルヘッド15が作業の邪魔にならないようにするためである。
また、図4に示すように、サーマルヘッド15には捩りコイルバネタイプのスプリング22の一端が係止されて、該サーマルヘッド15の発熱体部15aがプラテンローラ16上面に近接する方向の付勢力を常時加えている。この構成で、前述のように印字面を上側に向けながらプラテンローラ16により送られてくる用紙7の上面にサーマルヘッド15の発熱体部15aが接触し、この接触する箇所において用紙7に印字がなされる。
サーマルヘッド15はラインヘッド型とされ、搬送されてくる感熱型の用紙7に対し、該用紙7の搬送方向に直交する方向に延びるライン毎に、任意の文字や画像を印刷することができる。一本のラインにつき印刷する際の印刷幅は、印刷対象の用紙7の幅に略等しく設定されている。このようにサーマルヘッド15を印刷ヘッドとして用いるのは、被記録媒体として感熱紙を用いることで、インクやインクリボンなどの消耗品が不要とできるほか、インクの供給のための機構などを省略でき、印刷装置1をコンパクトに構成できるからである。感熱紙としては、サーマルヘッド15の加熱により発色する発色層を有する感熱発色タイプのものや、加熱により穿孔される穿孔層を基材層上に積層した感熱穿孔タイプのもの等、種々のものを使用可能である。
また、前記分離ブロック13には、プラテンローラ16の用紙送り出し方向に対して傾斜した排紙ガイド面13bが形成されている。この構成において、サーマルヘッド15の発熱体部15aにより印字がなされた後の用紙7は、この排紙ガイド面13bにより案内されて、図1に示すように、本体ケース2の上カバー5と前記蓋体10とがなす隙間から、蓋体10の上側へ排紙される。
次に、印刷装置1にセットされる本発明の第一の実施の形態である用紙パッケージ9について、図5乃至図14を参照して詳細に説明する。図5は用紙パッケージ9の斜視図であり、図6は、蓋部44を開けて裏側に折り返した状態を示す斜視図であり、図7は、蓋部44を開けて裏側に折り返した状態を示す底面図であり、図8はパッケージ材8の外側から見た展開図であり、図9は、パッケージ材8の内側から見た展開状態の斜視図である。また、図10〜図14は、用紙パッケージ9を製造する工程を示す斜視図である。
図5に示すように、用紙パッケージ9は、直方体形状に形成された薄型の箱形に折り曲げられたパッケージ材8から構成されている。この用紙パッケージ9内には、一例として、A6〜A7サイズ程度の小サイズのカットシート状の感熱紙からなる用紙(被記録媒体)7が複数枚積層されて収納されている。使用者は、図5に示す箱形の状態で販売されている用紙パッケージ9を購入し、図6及び図7に示すように、蓋部44を開けて裏側に折り返して、後述する底部40の第三スリット45に蓋部44の差込部44dを差し込んで内部の用紙7を露出させてから、印刷装置1の用紙収容部6にパッケージ材8とともにセットして使用する。
次に、図8及び図9を参照して、パッケージ材8の構造を説明する。図8は、パッケージ材8の外側から見た場合の展開図を示しており、図9は、パッケージ材8の内側、即ち、図8に示すパッケージ材8の裏面から見た状態の斜視図を示している。図8及び図9に示すように、パッケージ材8は、平板状の厚紙材を打ち抜いて形成されており、その中央部に、積層された用紙7の積層方向一側の面を覆う矩形の第一部分としての底部40が設けられている。そして、底部40の一対の側端部の一方から矩形の側壁部41が延設され、他方の側端部から矩形の側壁部42が延設され、底部40の後端部から矩形の側壁部43が延設されている。この側壁部41乃至43の高さ(短手方向の幅)は、全て同じとなっており、用紙パッケージ9内に収納される用紙7の積層高よりも高くなっている。尚、側壁部41が、本発明に言う「第二部分」に相当し、側壁部42が、本発明に言う「第四部分」に相当する。
また、図8及び図9に示すように、底部40の前端側には、蓋部44が延設されており、この蓋部44は、矩形の蓋基部44aと、当該蓋基部44aから延設され、前記側壁部41乃至43の高さと同じ高さ(短手方向の幅)の矩形の蓋側壁部44bと、蓋側壁部44bから延設され、当該蓋側壁部44bより幅が細くなった蓋先端部44cと、当該蓋先端部44cから延設され、蓋先端部44cよりも幅が細くなりその先端に一対の傾斜辺を備えた差込部44dとが設けられている。尚、底部40と蓋基部44aとを合わせた形が用紙7とほぼ同じ形状になっている。
また、図8及び図9に示すように、底部40の側壁部41には、組み立て後に、底部40に対向して用紙7を覆う第三部分としての矩形の第一外装部50が延設されている。この第一外装部50には、前記蓋部44の差込部44dが差し込まれる切り込みである第一スリット51と、後述する第二外装部60の差込部61が差し込まれる切り込みである第二スリット52とが形成されている。この第二スリット52が、本願発明に言う「係止スリット」に相当する。
また、第一外装部50の蓋基部44a側の側端部には、用紙7の有無を検出する検出用切り欠きに相当する四角形の切り欠きである切欠部53が設けられている。この切欠部53を利用して、印刷装置1は、用紙7の有無を検出する。即ち、用紙パッケージ9は、図6に示す状態で、印刷装置1の用紙収容部6に装着されるが、印刷装置1には、切欠部53に対向する位置に反射型光学センサ80(図3及び図4参照)が設けられている。従って、用紙パッケージ9に用紙7が有るうちは、用紙7からの光の反射を反射型光学センサが検出し、用紙7が無くなると、反射型光学センサは、蓋体10の裏面を構成する合成樹脂からの反射光を検出することになる。従って、用紙収容部6を構成する合成樹脂の色合いを光の反射率の低いものにしておけば、用紙の有無を容易に検出できる。
尚、図8に示すように、パッケージ材8の表側(外側)の底部40の第一外装部50側の端部にも用紙パッケージ9に収納されている用紙7の種類やサイズを示すセンサマーク46が3つ印刷されている。このセンサマーク46は、印刷装置1に設けられている反射型光学センサ(反射型光学センサ80とは異なる図示外のセンサ)により読み取られるものである。例えば、センサマーク46が有ると「1」無いと「0」とすると、3個のセンサマーク46により用紙パッケージ無し及び7種類の用紙7を識別することができる。また、底部40には、折り返された蓋部44の差込部44dが差し込まれる第三スリット45が設けられている。さらに、側壁部41と第一外装部50との間には、切欠部53側から所定の長さで切り込まれた切込部54が設けられている。この切込部54は、用紙パッケージ9を用紙収容部6に装着した場合に、押圧板18により第一外装部50が押圧された場合に、第一外装部50の撓みを容易にするためである。
さらに、図8及び図9に示すように、底部40の側壁部42には、組み立て後に、底部40に対向して用紙7を覆う第一外装部50を固定するための第二外装部60が延設されている。この第二外装部60は、第一外装部50に比較して、狭い幅となっており、その側端部に差込部61が形成されている。用紙パッケージ9の組み立て時に、この差込部61は、第一外装部50の第二スリット52に挿入され、第一外装部50を固定するようになっている。また、差込部61の付け根に凹部62が形成され、第二スリット52から差込部61が抜けにくくなるように係止可能となっている。尚、第二外装部60が本願発明に言う「第五部分」に相当し、「差込部61」は、「係止片」に相当する。
また、図8及び図9に示すように、底部40の側壁部43には、矩形の舌部70が延設されており、用紙パッケージ9組み立て時に、用紙7の下端部を受けるようになっている。尚、図8及び図9で、二点鎖線で示されているのは折り目加工が施されている部分であって、当該折り目で厚紙材を折り曲げ易くして組立て時の便宜を図っている。
次に、図10乃至図14を参照して、用紙パッケージ9を製造する工程を以下に説明する。図10乃至図14は、用紙パッケージ9の製造工程を示す図である。まず、図10に示すように、パッケージ材8の舌部70上方へ折り曲げる。次に、図11に示すように、当該舌部70の上方に重ねるようにして、第一外装部50を折り曲げ、次いで、図12に示すように、第一外装部50上に第二外装部60を折り曲げる。次いで、第二外装部60の差込部61を第一外装部50の第二スリット52に差し込む。そして、この状態のパッケージ材8に、図13に示すように、積層された用紙7を挿入する。
最後に、図14に示すように、蓋部44を第一外装部50上へ折り曲げ、蓋部44の差込部44dを第一外装部50の第一スリット51に差し込んで、用紙パッケージ9が完成する。この状態で、用紙パッケージ9は販売されることになる。
次に、図5、図6、図7、図15、図16及び図17を参照して、用紙パッケージ9の使用方法を説明する。図15及び図16は、用紙パッケージ9の使用時の開封動作を示す斜視図であり、図17は、用紙パッケージ9の印刷装置1への装着動作を示す側面図である。まず、用紙パッケージ9の使用時には、図5に示す状態になっている用紙パッケージ9の蓋部44を、図15に示すように、起こし、次いで、図16及び図6に示すように、図16に示すB−B線で蓋部44を裏側に折り返す。そして、図7に示すように、蓋部44の蓋先端部44cの差込部44dを底部40の第三スリット45に差し込み、蓋部44を底部40に固定する。この状態の用紙パッケージ9を図17に示すように、印刷装置1の用紙収容部6に収納する。そして、蓋体10を閉じると、押圧板18により、用紙パッケージ9の第一外装部50が押圧され、積層された用紙7の最下層部のものが、ピックアップローラ12に押圧される。
このときに、用紙パッケージ9の第一外装部50に設けられた切欠部53に、印刷装置1に設けられた反射型光学センサ80が対向するようになっている(図3及び図4参照)。従って、用紙パッケージ9内に用紙7が存在する場合には、反射型光学センサ80は、用紙7からの反射光を検出し、用紙7が存在しなくなると、蓋体10の裏面を構成する合成樹脂からの反射光を検出することになる。
次に、図8、図18及び図19を参照して、本発明の要部であるパッケージ材8の第二外装部60の差込部61の突出長と、第一外装部に設けられた第二スリット52と、側壁部41,42の高さ等の関係を説明する。図18は、最終組み立て前に、底部40と側壁部41との境界及び底部40と側壁部42との境界を折り曲げずに、側壁部41と第一外装部50との境界及び側壁部42と第二外装部60との境界を折り曲げた状態を示す平面図である。また、図19は、パッケージ材8を組み立てた状態の斜視図である。
図8、図18及び図19に示すように、本実施の形態のパッケージ材8の底部(第一部分)40の幅をAとし、側壁部(第二部分)41及び側壁部(第四部分)42の高さをBとする。従って、側壁部43及び蓋側壁部44bの高さもBとなるので、用紙パッケージ9の厚みがBとなる。また、側壁部(第四部分)42と第二外装部(第五部分)60との境界からの第二外装部(第五部分)60の先端までの突出長をCとし、第二外装部60の先端からの差込部(係止片)61の突出長をDとし、第二スリット(係止スリット)52の差込部(係止片)61の挿入方向における先端から後端までの距離をEとする。
このときに、「D≦2B」の関係を満たした場合には、図18に示すように、底部40と側壁部41との境界及び底部40と側壁部42との境界を折り曲げずに、側壁部41と第一外装部50との境界及び側壁部42と第二外装部60との境界を折り曲げ、第一外装部50上に第二外装部60が重なり、第二外装部60の先端から突出する差込部61を、その挿入方向において、第一外装部50の第二スリット52の手前側に位置合わせをした状態にする。この状態から底部40と側壁部41との境界及び底部40と側壁部42との境界を折り曲げることにより、差込部61が第一外装部50の第二スリット52に簡単に入る。従って、図19に示すような用紙パッケージ9を容易に組み立てることができる。
この「D≦2B」の式の意味は、即ち、側壁部41及び側壁部42が立ち上がることにより、側壁部41の高さ(幅)Bと側壁部42の高さ(幅)Bとの合計であるである2B分だけ、突出長Dの差込部61がその挿入方向において、第一外装部50の第二スリット52に向けて移動することにより、差込部61が第一外装部50の第二スリット52に入るようになることを示すものである。
さらに、図18に示すように、底部40と側壁部41との境界及び底部40と側壁部42との境界を折り曲げずに、側壁部41と第一外装部50との境界及び側壁部42と第二外装部60との境界を折り曲げ、第一外装部50上に第二外装部60が重なり、第二外装部60の先端から突出する差込部61を、その挿入方向において、第一外装部50の第二スリット52の手前側に位置合わせをした状態にして、「2B−E<D≦2B」の関係を満たす場合には、差込部61の先端は、第二スリット52の挿入方向において第二スリット52の下流側部分と、当該下流側部分を前記挿入方向に直交する方向に伸びる前記後端を通る線に射影してなる線とに挟まれる領域(Eの幅の領域)に位置することになる。この場合には、差込部61は第二スリット52にガイドされ、確実且つ容易に、差込部61を第一外装部50の第二スリット52に挿入できる。
また、「D≦2B」の関係を満たした場合には、差込部61が第一外装部50の第二スリット52に容易に挿入できる。さらに、「2B−E<D≦2B」の関係を満たす場合には、確実且つ容易に、差込部61を第一外装部50の第二スリット52に挿入できる。
尚、図18に示すように、底部40と側壁部41との境界及び底部40と側壁部42との境界を折り曲げずに、側壁部41と第一外装部50との境界及び側壁部42と第二外装部60との境界を折り曲げ、第一外装部50上に第二外装部60が重なり、第二外装部60の先端から突出する差込部61を、その挿入方向において、第一外装部50の第二スリット52の手前側に位置合わせをした状態にして、D>2Bの時は、差込部61の第一外装部50の第二スリット52に対する挿入が不十分となる。
さらに、上記実施の形態の用紙パッケージ9では、用紙7の有無を検出するための切欠部53が、第一外装部50に設けられているので、用紙7が無くなったことを直ちに反射型光学センサ80で検出することができる。また、大きな面積を占める第一外装部50は、底部40の側端部方向に延設されているので、第一外装部50を底部40の後端側方向に延設しているものに比べて、パッケージ材8を切り出すための紙材の面積が縦長に成らずにすみ、さらに、切り落とされて、廃棄される紙材も少なくできる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、切欠部53は、切り欠きに限られず、第一外装部50に穿設した孔でもよい。即ち、反射型光学センサ80の光を透過できるものであれば良い。
また、「D≧1.5E」の関係を満たすように、第二外装部60の先端からの差込部(係止片)61の突出長Dと、第二スリット(係止スリット)52の差込部(係止片)61の挿入方向における先端から後端までの距離Eを設定しても良い。この場合には、差込部61が第一外装部50の第二スリット52から、はずれにくくするようになる。
尚、本発明は、用紙パッケージだけでなく、板材を折り曲げて組み立てる各種のパッケージに応用可能である。
印刷装置1の斜視図ある。 図1に示すX−X線に於ける矢視方向断面図である。 用紙収容部6に用紙パッケージ9をセットした状態を示した図である。 用紙分離部11および印刷機構部14の詳細を示した拡大断面図である。 用紙パッケージ9の斜視図ある。 蓋部44を開けて裏側に折り返した状態を示す斜視図である。 蓋部44を開けて裏側に折り返した状態を示す底面図である。 パッケージ材8の外側から見た展開図である。 パッケージ材8の内側から見た展開状態の斜視図である。 用紙パッケージ9を製造する工程を示す斜視図である。 用紙パッケージ9を製造する工程を示す斜視図である。 用紙パッケージ9を製造する工程を示す斜視図である。 用紙パッケージ9に用紙7を挿入する工程を示す斜視図である。 用紙パッケージ9を製造する工程を示す斜視図である。 用紙パッケージ9の使用時の開封動作を示す斜視図である。 用紙パッケージ9の使用時の開封動作を示す斜視図である。 用紙パッケージ9の印刷装置1への装着動作を示す側面図である。 最終組み立て前に、底部40と側壁部41との境界及び底部40と側壁部42との境界を折り曲げずに、側壁部41と第一外装部50との境界及び側壁部42と第二外装部60との境界を折り曲げた状態を示す平面図である。 パッケージ材8を組み立てた状態の斜視図である。
符号の説明
1 印刷装置
2 本体ケース
6 用紙収容部
8 パッケージ材
9 用紙パッケージ
40 底部
41 側壁部
42 側壁部
43 側壁部
44 蓋部
44a 蓋基部
44b 蓋側壁部
44c 蓋先端部
44d 差込部
44e 切取部
44f 切取部
45 第三スリット
46 センサマーク
47 封止部
50 第一外装部
51 第一スリット
52 第二スリット
53 切欠部
54 切込部
60 第二外装部
61 差込部
70 舌部
A パッケージ材8の底部(第一部分)40の幅
B 側壁部(第二部分)41及び側壁部(第四部分)42の高さ
C 側壁部(第四部分)42と第二外装部(第五部分)60との境界からの第二外装部(第五部分)60の先端までの突出長
D 第二外装部60の先端からの差込部(係止片)61の突出長
E 第二スリット(係止スリット)52の差込部(係止片)61の挿入方向における先端から後端までの距離

Claims (3)

  1. 板材から成るパッケージ材を折り曲げて形成された箱形状のパッケージであって、
    前記パッケージ材は、
    前記パッケージの一面を構成する矩形の第一部分と、
    当該第一部分の第一の側端部から延設され、側壁部を構成する第二部分と、
    前記第二部分から延設され、前記第一部分と対向する壁部である第三部分と、
    前記第一部分の前記第一の側端部と反対側の側端部から延設され側壁部を構成する第四部分と、
    前記第四部分から延設され、前記第一部分と対向する壁部である第五部分と、
    前記第三部分に設けられた係止スリットと、
    前記第五部分の端部から突出され、前記係止スリットに挿入される係止片と
    を備え、
    前記係止スリットは、
    前記第三部分を平面視した場合に、前記係止片の挿入方向に対して、突出した形状の凸形状切れ目となっており、
    前記係止スリットの前記係止片の挿入方向における先端から後端までの距離をEとし、
    前記第二部分及び第四部分の高さをBとし、
    前記第五部分の端部からの前記係止片の突出長をDとした場合に、
    2B−E<D≦2B の関係を満たし、
    前記係止片の先端は、前記第一部分と前記第二部分との境界を折り曲げず、前記第三部分を前記第二部分に向かって折り返すと共に、前記第一部分と前記第四部分との境界を折り曲げず、前記第五部分を前記第四部分に向かって折り返したときに、前記挿入方向において係止スリットの下流側部分と、当該下流側部分を前記挿入方向に直交する方向に伸びる前記後端を通る線に射影してなる線とに挟まれる領域に含まれて位置することを特徴とするパッケージ。
  2. 前記係止片の付け根に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパッケージ。
  3. 前記パッケージ材は、プリンタの被印刷媒体として積層された状態の用紙の外側を覆う用紙パッケージに用いられ、
    当該用紙パッケージは、前記パッケージ材から用紙の一部を露出させた状態で、当該パッケージ材とともに前記プリンタにセット可能に構成された用紙パッケージであって、
    前記パッケージ材は、前記第一部分の端部に、一側に折り曲げることにより、前記露出される用紙を覆った状態になり、他側に折り返すことにより前記パッケージ材から用紙の一部が露出された状態になる蓋部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパッケージ。
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