JP2008112322A - 自動販売機の制御装置 - Google Patents

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勇人 山内
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直資 深尾
Hideo Nakajima
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Kohei Kawami
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Abstract

【課題】現在一般的に使用されている電磁弁において、電磁弁の冷媒通路に付着したゴミを取り除き、商品の過冷却および凍結を防止する。
【解決手段】電磁弁101が閉で冷却停止中にも関わらず庫内温度検知サーミスタ105の温度が所定温度よりも低下する場合、単数開閉手段112により電磁弁101を1回開閉することで、電磁弁101内の冷媒通路に付着したゴミを取り除き、電磁弁101内での冷媒の流動を止めることとなり、商品の過冷却または凍結を防止できることとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は自動販売機の電磁弁を制御する自動販売機の制御装置に関するものである。
従来、この種の電磁弁の制御装置は軸流内の流路を開閉して流体流量を制御する電子制御弁において、ステッピングモーターのステータコアを十分可能な構造で配置している(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の電磁弁の制御装置を示すものである。図5に示すように、ステッピングモーターのステータコアを分割可能な構造で電子制御弁の筐体8外周部に有し、軸流内の流路を開閉して流体流量を制御する電子制御弁において、筐体8内で流体が流れる軸流中に一部が強磁性体で構成される弁体3を有し、且つ筐体8内にクリーニングディスク或いはクリーニングエッジから構成されている。
以上のように構成された電磁弁の制御装置について、以下その動作を説明する。
まず、ステッピングモーターのステータコア10を分割可能にすることで、ステータコア10破損時に配管を切断することなく容易に且つ迅速に交換できるようにしている。又、弁座に溜まるスラッジやコンタミ粉などの汚れを弁体に設けられたクリーニングディスクまたはクリーニングエッジにより常に除去され清浄な弁座を提供することができ、流量減少の問題を解消すると共に、運転開始時にも大きなトルクを必要とせず電子制御弁の小型化が図れ、工業上顕著な効果を奏することとなる。
特開2005−48943号公報
しかしながら、上記従来の構成では、弁体3と弁座4の間に大きなゴミ(ダンボール・木くず・金属等)が付着した場合、クリーニングディスクまたはクリーニングエッジでこれらを取り除くことが困難であり、弁体3と弁座4が密着せずに、生じた隙間から冷媒が漏れるので、冷却停止中にも関わらず冷媒が流れ続けて商品の過冷却および商品が凍結するという課題を有していた。また、上記従来の構成は、現在自動販売機業界で一般的に使用されている電磁弁に較べて構造が複雑で、かつコストが高くなるという問題もあった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、電磁弁の冷媒通路に付着したゴミを取り除き、商品の過冷却および凍結を防止するとした自動販売機の制御装置を提供することを目的とする。また、低コストで実現することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機の制御装置は、電磁弁の冷媒通路にゴミが付着して庫内温度検知サーミスタの温度が所定温度よりも低下する場合、過冷却防止手段を制御することとしたものである。
これによって、電磁弁を開閉することで、付着したゴミを取り除き、電磁弁内での冷媒の流動を止めることとなる。
本発明の自動販売機の制御装置は、万が一、電磁弁が閉で冷却停止中にも関わらず電磁弁の冷媒通路にゴミが付着して冷媒が漏れる場合、電磁弁の開閉を行うことで付着したゴミを取り除き、電磁弁内での冷媒の流動を止めることで、商品の過冷却または凍結を防止できる。さらに、現在自動販売機業界で一般的に使用されている電磁弁で上記従来の課題を解決できるので、電磁弁の構造仕様を変更することなく、低コストでの実現が可能となる。
請求項1に記載の発明は、電磁弁と蒸発器と圧縮機と凝縮器と庫内温度検知サーミスタを含む自動販売機の冷却ユニットにおいて、前記電磁弁が閉で冷却停止中に前記庫内温度検知サーミスタの温度が所定温度よりも低下する場合、前記電磁弁内で隙間ができ、冷媒が漏れていると判断し、過冷却防止手段により前記電磁弁内での冷媒の流動を止めることとなり、商品の過冷却または凍結を防止できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、過冷却防止手段を、前記電磁弁の開閉を制御する電磁弁制御手段としたことにより、電磁弁と蒸発器と圧縮機と凝縮器と庫内温度検知サーミスタを含む自動販売機の冷却ユニットにおいて、前記電磁弁が閉で冷却停止中にも関わらず前記庫内温度検知サーミスタの温度が所定温度よりも低下する場合、前期電磁弁制御手段により、前記電磁弁内での冷媒の流動を止めることとなり、商品の過冷却または凍結を防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、電磁弁制御手段を、前記電磁弁を1回開閉するための単数回開閉手段としたことにより、電磁弁と蒸発器と圧縮機と凝縮器と庫内温度検知サーミスタを含む自動販売機の冷却ユニットにおいて、前記電磁弁が閉で冷却停止中にも関わらず前記庫内温度検知サーミスタの温度が所定温度よりも低下する場合、前記単数開閉手段により前記電磁弁を1回開閉することで、前記電磁弁内での冷媒の流動を止めることとなり、商品の過冷却または凍結を防止できる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、電磁弁制御手段を、前記電磁弁の開閉を所定の回数まで繰返すための所定回数回開閉手段としたことにより、電磁弁と蒸発器と圧縮機と凝縮器と庫内温度検知サーミスタを含む自動販売機の冷却ユニットにおいて、前記電磁弁が閉で冷却停止中にも関わらず前記庫内温度検知サーミスタの温度が所定温度よりも低下する場合、前記所定回数回開閉手段により前記電磁弁を複数回開閉することで、前記電磁弁内での冷媒の流動を止めることとなり、ゴミが大きい場合でも商品の過冷却または凍結を防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、電磁弁制御手段を、前記電磁弁の開閉を所定の時間まで繰返すための所定時間開閉手段としたことにより、電磁弁と蒸発器と圧縮機と凝縮器と庫内温度検知サーミスタを含む自動販売機の冷却ユニットにおいて、前記電磁弁が閉で冷却停止中にも関わらず前記庫内温度検知サーミスタの温度が所定温度よりも低下する場合、前期所定時間開閉手段により所定の時間、前記電磁弁を開閉することで、前記電磁弁内での冷媒の流動を止めることとなり、ゴミが大きい場合でも商品の過冷却または凍結を防止できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、過冷却防止手段を、前記電磁弁の冷媒通路と前記冷媒通路に付着したゴミとの隙間から漏洩する冷媒量を判定し、漏洩冷媒量に適した前記電磁弁の開閉制御を決定する電磁弁開閉頻度決定手段としたことにより、漏洩冷媒量が多い場合においても確実にゴミを取り除くことができ、商品の過冷却および凍結を防止できる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、電磁弁開閉頻度決定手段を、前記電磁弁の開閉回数を決定するための開閉回数決定手段としたことにより、前記電磁弁の冷媒通路とゴミの隙間からの漏洩冷媒量に応じて前記電磁弁の開閉回数を決定することとなり、漏洩冷媒量が多い場合においても前記電磁弁の開閉回数を多くすることで、確実にゴミを取り除くことができ、商品の過冷却および凍結を防止できる。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、電磁弁開閉頻度決定手段を、開閉時間決定手段とすることにより、前記電磁弁の冷媒通路とゴミの隙間からの漏洩冷媒量に応じて前記電磁弁の開閉時間を決定することとなり、漏洩冷媒量が多い場合においても前記電磁弁の開閉時間を長くすることで、確実にゴミを取り除くことができ、商品の過冷却および凍結を防止できる。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、電磁弁開閉頻度決定手段を、開閉速度決定手段とすることにより、前記電磁弁の冷媒通路とゴミの隙間からの漏洩冷媒量に応じて前記電磁弁の開閉速度を決定することとなり、漏洩冷媒量が多い場合においても前記電磁弁の開閉速度を速くすることで、より速くゴミを取り除くことができ、商品の過冷却および凍結を防止できる。
請求項10に記載の発明は、前記単数回開閉手段と前記所定回数回開閉手段と前記所定時間開閉手段から制御手段を選択できる電磁弁制御選択手段を備えたことで、自由に制御手段を選択でき、過去の経験等から最も有効な制御を常に実施することができる。
請求項11に記載の発明は、前記電磁弁の開閉回数・開閉時間・開閉速度を設定できる電磁弁開閉頻度設定手段を備えたことで、過去の経験等から最も有効な開閉回数・開閉時間・開閉速度を設定できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における自動販売機の制御装置の構成図である。
図2は、本発明の実施の形態1における自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
図1において、主制御部100は、電磁弁101と蒸発器102と圧縮機103と凝縮器104と庫内温度検知サーミスタ105(コラムサーミスタ)と電磁弁制御手段111(過冷却防止手段)を構成している。さらに、電磁弁制御手段111は、単数開閉手段112と所定回数開閉手段113と所定時間開閉手段114を構成しており、これらの構成を順に説明する。
まず、単数開閉手段112は、電磁弁101を1回開閉するもので、開閉回数が1回であることを記憶する開閉回数記憶部112aと開閉したことをカウントする開閉回数カウント部112bを構成している。次に、所定回数開閉手段113は、電磁弁101の開閉を所定の回数(例えば3回)まで繰返すもので、所定の回数を記憶する開閉回数記憶部112aと開閉したことをカウントする開閉回数カウント部112bを構成している。最後に、所定時間開閉手段114は、電磁弁101の開閉を所定の時間(例えば1分間)まで繰返すもので、所定の時間を記憶する開閉時間記憶部114aと開閉動作を繰返している時間をカウントする開閉時間カウント部114bを構成している。
以上のように構成された自動販売機の制御装置について、以下その動作、作用を説明する。
図2において、まず、電磁弁101の開閉を確認し(ステップ1)、閉まっている場合、庫内温度検知サーミスタ105の温度を確認し(ステップ2)、ステップ3で所定温度以下(例えば電磁弁停止温度より3℃低い温度)の場合、電磁弁制御手段111に動作命令を送る。そして、電磁弁制御手段111は電磁弁101の制御手段を回数制御か時間制御のどちらか一方に決定する(ステップ4)。
ステップ4で回数制御の場合、単数開閉手段112(開閉回数1回)または所定回数開閉手段113(開閉回数複数回)により電磁弁101の開閉を制御する。具体的には電磁弁101を1回開いて閉じ(ステップ5)、開閉回数カウント部112bにより開閉回数を+1回カウントする。(ステップ6)。そして、開閉回数記憶部112aに記憶されている開閉回数に到達したかを確認する(ステップ7)。ステップ7で開閉回数記憶部112aの開閉回数が1回の場合、所定の開閉回数に到達したため、開閉回数カウント部112bがカウントした開閉回数をクリアして(ステップ8)、処理を終了する。
また、ステップ7で開閉回数が複数回(例えば3回)の場合、ステップ5〜ステップ7までの処理を開閉回数記憶部112aに記憶されている開閉回数まで繰り返し、所定回数まで到達すれば開閉回数カウント部112bがカウントした開閉回数をクリアして(ステップ8)、処理を終了する。
ステップ4で回数制御でない(時間制御)場合、所定時間開閉手段114により電磁弁101の開閉を制御する。まず、電磁弁101を1回開いて閉じた後(ステップ9)、開閉時間カウント部114bによりタイマーをスタートする(ステップ10)。そして、開閉時間記憶部114aに記憶されている開閉時間に到達したかを確認する(ステップ11)。ステップ11で到達時間(例えば1分)に到達した場合、開閉時間カウント部114bがカウントした時間をクリアして(ステップ12)、処理を終了する。
また、ステップ11で所定時間に達していない場合、ステップ9〜ステップ11までの処理を所定時間に到達するまで繰り返し、所定時間まで到達すれば開閉時間カウント部114bがカウントした時間をクリアして(ステップ12)、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態においては、電磁弁制御手段111(過冷却防止手段)を単数開閉手段112とすることにより、電磁弁101が閉じているにも関わらず庫内温度検知サーミスタ105が所定温度よりも低下する場合、電磁弁101の開閉を単数回実施することで電磁弁101内に付着したゴミを取り除き、電磁弁101の冷媒通路とゴミの隙間から冷媒が漏れないこととなり、商品の過冷却または凍結を防止できる。
また、本実施の形態では、電磁弁制御手段111(過冷却防止手段)を所定回数開閉手段113とすることにより、電磁弁101が閉じているにも関わらず庫内温度検知サーミスタ105が所定温度よりも低下し、かつ単数回の電磁弁101の開閉でゴミを取り除くことができない場合(ゴミが大きかったり、ゴミの量が多い場合)において、電磁弁101の開閉を複数回実施することで確実にゴミを取り除き、電磁弁101の冷媒通路とゴミの隙間から冷媒が漏れないこととなり、商品の過冷却または凍結を防止できる。
また、本実施の形態では、電磁弁制御手段111(過冷却防止手段)を所定時間開閉手段114とすることにより、電磁弁101が閉じているにも関わらず庫内温度検知サーミスタ105が所定温度よりも低下し、かつ単数回の電磁弁101の開閉でゴミを取り除くことができない場合(ゴミが大きかったり、ゴミの量が多い場合)において、電磁弁101の開閉を所定の時間実施することで確実ゴミを取り除き、電磁弁101の冷媒通路とゴミの隙間から冷媒が漏れないこととなり、商品の過冷却または凍結を防止できる。
なお、ステップ3で所定温度以下を電磁弁停止温度より3℃低い温度としたが、これに限定されるものでない。
また、電磁弁101の開閉回数を3回、電磁弁101の開閉時間を1分したが、これらに限定されるものでない。
また、庫内温度検知サーミスタ105をコラムサーミスタとしたが、これに限定されるものではなく、蒸発器102近傍のサーミスタでも同様の効果が得られる。
なお、電磁弁制御手段111に単数回開閉手段112と所定回数回開閉手段113と所定時間開閉手段114から制御手段を選択できる電磁弁制御選択手段115(例えば自動販売機のリモコン)を備えることで、自由に制御手段を選択でき、過去の経験等から最も有効な制御を常に実施することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における自動販売機の制御装置の構成図である。
図4は、本発明の実施の形態2における自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
図3において、主制御部200は、電磁弁101と蒸発器102と圧縮機103と凝縮器104と庫内温度検知サーミスタ105と電磁弁開閉頻度決定手段201(過冷却防止手段)を構成している。電磁弁開閉頻度決定手段201は、漏洩冷媒量判定部201aにより電磁弁101の冷媒通路とゴミとの隙間から漏洩する冷媒量を判定することで、漏洩冷媒量に適した電磁弁101の開閉制御を決定するものである。
さらに、電磁弁開閉頻度決定手段201は、開閉回数決定手段202と開閉時間決定手段203と開閉速度決定手段204を構成しており、これらの構成を順に説明する。
まず、開閉回数決定手段202は、電磁弁101の開閉回数を決定するもので、開閉回数を記憶する開閉回数記憶部112aを構成している。次に、開閉時間決定手段203は、電磁弁101の開閉時間を決定するもので、開閉時間記憶部114aを構成している。最後に、開閉時間決定手段204は、電磁弁101の開閉速度を決定するものであり、開閉速度記憶部204aを構成している。
以上のように構成された自動販売機の制御装置について、以下その動作、作用を説明する。
図4において、まず、庫内温度検知サーミスタ105の温度を確認し(ステップ21)、ステップ22で冷却停止温度に達した場合、冷却停止温度よりもさらに温度が低下するか確認する(ステップ23)。そして、さらに温度が低下する場合、漏洩冷媒量判定部201aがタイマーカウントを開始し(ステップ24)、ステップ25で庫内温度検知サーミスタ105の温度が所定温度に到達するまでタイマーカウントを行う。
そして、所定温度(冷却停止温度より3℃低い温度)に到達すればタイマーカウントをストップし、漏洩冷媒量判定部201aが庫内温度検知サーミスタ105の温度低下率を求める(ステップ27)。具体的には、冷却停止温度から所定温度までにかかった時間を求め、単位時間当たりの低下率を求める。
そして、低下率が大きい場合、電磁弁開閉頻度決定手段201が電磁弁101の開閉回数を多く設定して開閉回数記憶部112aに記憶し(ステップ29)、処理を終了する。一方、低下率が小さい場合、電磁弁開閉頻度決定手段201が電磁弁101の開閉回数を少なく設定して開閉回数記憶部112aに記憶し(ステップ30)、処理を終了する。
ここで、庫内温度検知サーミスタ105の温度低下率の大小について、通常の冷却中の温度低下率に近い場合を低下率大とし、それ以外を低下率小とするが、特にこの定義に限定されるものではない。
また、電磁弁101の開閉回数について、開閉回数少ないとは開閉回数が1回の場合で、開閉回数多いとは開閉回数が複数回の場合であり、複数回の回数は特に限定されるものではない。
なお、開閉時間決定手段203、開閉速度決定手段204の場合も同様に、庫内温度検知サーミスタ105の低下率が大きい場合はそれぞれ開閉時間を長く、開閉速度を速く設定して開閉時間記憶部114a、開閉速度記憶部204aに記憶する。一方、庫内温度検知サーミスタ105の低下率が小さい場合はそれぞれ開閉時間を短く、開閉速度を遅く設定して開閉時間記憶部114a、開閉速度記憶部204aに記憶する。
ここで、電磁弁101の開閉時間について、開閉時間が長いとは開閉を繰返す時間が例えば1分以上の場合で、開閉時間が短いとは開閉を繰返す時間が例えば1分未満の場合であるが、特に1分に限定されるものではない。そして、電磁弁101の開閉速度について、開閉速度が速いとは電磁弁101を開いて閉じるまでの時間が100ms以下の場合で、開閉速度が遅いとは電磁弁101を開いて閉じるまでの時間が100msより大きい場合であるが、特に100msに限定されるものではない。
以上のように、本実施の形態においては、電磁弁開閉頻度決定手段201(過冷却防止手段)を開閉回数決定手段202とすることにより、電磁弁101の冷媒通路とゴミの隙間からの漏洩冷媒量に応じて電磁弁101の開閉回数を決定する(漏洩冷媒量多い場合は開閉回数を多く、漏洩冷媒量が少ない場合は開閉回数を少なくする)こととなり、漏洩冷媒量が多い場合においても電磁弁101の開閉回数を多くすることで、確実にゴミを取り除くことができ、商品の過冷却および凍結を防止できる。
また、電磁弁開閉頻度決定手段201(過冷却防止手段)を開閉時間決定手段203とすることにより、電磁弁101の冷媒通路とゴミの隙間からの漏洩冷媒量に応じて電磁弁101の開閉時間を決定する(漏洩冷媒量多い場合は開閉時間を長く、漏洩冷媒量が少ない場合は開閉時間を短くする)こととなり、漏洩冷媒量が多い場合においても電磁弁101の開閉時間を長くすることで、確実にゴミを取り除くことができ、商品の過冷却および凍結を防止できる。
また、電磁弁開閉頻度決定手段201(過冷却防止手段)を開閉速度決定手段203とすることにより、電磁弁101の冷媒通路とゴミの隙間からの漏洩冷媒量に応じて電磁弁101の開閉速度を決定する(漏洩冷媒量多い場合は開閉速度を速く、漏洩冷媒量が少ない場合は開閉速度を遅くする)こととなり、漏洩冷媒量が多い場合においても電磁弁101の開閉速度を速くすることで、より速くゴミを取り除くことができ、商品の過冷却および凍結を防止できる。
また、庫内温度検知サーミスタ105をコラムサーミスタとしたが、これに限定されるものではなく、蒸発器102近傍のサーミスタでも同様の効果が得られる。
なお、電磁弁開閉頻度決定手段201に、電磁弁の開閉回数・開閉時間・開閉速度を設定できる電磁弁開閉頻度設定手段205(例えば自動販売機のリモコン)を備えたことにより、過去の経験等から最も有効な開閉回数・開閉時間・開閉速度を設定できる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機の制御装置は、電磁弁の冷媒通路に付着したゴミを取り除き商品の過冷却および凍結を防止することが効能となるので、電磁弁を用いた製品等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における自動販売機の制御装置の構成図 本発明の実施の形態1における自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における自動販売機の制御装置の構成図 本発明の実施の形態2における自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 従来の電子制御弁の断面図
符号の説明
100,200 主制御部
101 電磁弁
102 蒸発器
103 圧縮機
104 凝縮器
105 庫内温度検知サーミスタ
111 電磁弁制御手段(過冷却防止手段)
112 単数開閉手段(電磁弁制御手段)
112a 開閉回数記憶部
112b 開閉回数カウント部
113 所定回数開閉手段(電磁弁制御手段)
114 所定時間開閉手段(電磁弁制御手段)
114a 開閉時間記憶部
114b 開閉時間カウント部
115 電磁弁制御選択手段
201 電磁弁開閉頻度決定手段(過冷却防止手段)
201a 漏洩冷媒量判定部
202 開閉回数決定手段(電磁弁開閉頻度決定手段)
203 開閉時間決定手段(電磁弁開閉頻度決定手段)
204 開閉速度決定手段(電磁弁開閉頻度決定手段)
204a 開閉速度記憶部
205 電磁弁開閉頻度設定手段

Claims (11)

  1. 電磁弁と蒸発器と圧縮機と凝縮器と庫内温度検知サーミスタを含む自動販売機の冷却ユニットにおいて、前記電磁弁が閉で冷却停止中に前記庫内温度検知サーミスタの温度が所定温度よりも低下する場合、前記電磁弁内で隙間ができ、冷媒が漏れていると判断し、過冷却防止手段により前記電磁弁内での冷媒の流動を止める自動販売機の制御装置。
  2. 前記過冷却防止手段を、前記電磁弁の開閉を制御する電磁弁制御手段とした請求項1に記載の自動販売機の制御装置。
  3. 前記電磁弁制御手段を、前記電磁弁を1回開閉するための単数回開閉手段とした請求項2に記載の自動販売機の制御装置。
  4. 前記電磁弁制御手段を、前記電磁弁の開閉を所定の回数まで繰返すための所定回数回開閉手段とした請求項2に記載の自動販売機の制御装置。
  5. 前記電磁弁制御手段を、前記電磁弁の開閉を所定の時間まで繰返すための所定時間開閉手段とした請求項2に記載の自動販売機の制御装置。
  6. 前記過冷却防止手段を、前記電磁弁の冷媒通路と前記冷媒通路に付着したゴミとの隙間から漏洩する冷媒量を判定し、漏洩冷媒量に適した前記電磁弁の開閉制御を決定する電磁弁開閉頻度決定手段とした請求項1に記載の自動販売機の制御装置。
  7. 前記電磁弁開閉頻度決定手段を、前記電磁弁の開閉回数を決定するための開閉回数決定手段とした請求項6に記載の自動販売機の制御装置。
  8. 前記電磁弁開閉頻度決定手段を、前記電磁弁の開閉時間を決定するための開閉時間決定手段とした請求項6に記載の自動販売機の制御装置。
  9. 前記電磁弁開閉頻度決定手段を、前記電磁弁の開閉速度を決定するための開閉速度決定手段とした請求項6に記載の自動販売機の制御装置。
  10. 前記単数回開閉手段と前記所定回数回開閉手段と前記所定時間開閉手段から制御手段を選択できる電磁弁制御選択手段を備えた自動販売機の制御装置。
  11. 前記電磁弁の開閉回数・開閉時間・開閉速度を設定できる電磁弁開閉頻度設定手段を備えた自動販売機の制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017122479A1 (ja) 2016-01-14 2017-07-20 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷凍サイクル装置、及び、冷凍サイクル装置のバイパス弁漏れ判定制御方法

Cited By (2)

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WO2017122479A1 (ja) 2016-01-14 2017-07-20 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷凍サイクル装置、及び、冷凍サイクル装置のバイパス弁漏れ判定制御方法
JP2017125654A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 三菱重工業株式会社 冷凍サイクル装置、及び、冷凍サイクル装置のバイパス弁漏れ判定制御方法

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