JP2008112118A - 記録媒体搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写部と定着部間の搬送ベルトにおいて、記録媒体におけるシワの発生を防ぎ、また厚紙の記録媒体が詰まるなどの搬送上のトラブルを防止する。
【解決手段】転写ローラ27などからなる転写部12と、定着ローラ28と加圧ローラ29などからなる定着部14との間に、駆動ローラ30と従動ローラ31と間に架設して搬送ベルト15を配し、転写部12における記録媒体搬送方向(矢印A方向)の下流側と、搬送ベルト15における記録媒体搬送方向の上流側との間に、用紙Pを転写部12から搬送ベルト15へ送る搬送ローラ32を配設する。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体を転写部から定着部へ搬送する搬送ベルトとを備えた記録媒体搬送装置、およびその記録媒体搬送装置が設置される画像形成装置に関するものである。
一般的な画像形成装置においては、普通紙,特殊シート紙などの記録媒体(以下、用紙という)に転写されたトナー画像などを定着させるため、用紙の未定着画像に対して加圧,加熱して定着処理を行う定着装置が設けられている。
この種の定着部としては、特許文献1〜3に例示した構成のものの外、図10に示すような画像形成装置に設けられる構成のものがある。
図10に示す構成例は電子写真式のカラー画像形成装置であって、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの各色に対応した4つの感光体101からトナー像が転写されて、表面にカラー画像を有する中間転写ベルト102から、転写部103において用紙Pに対して画像が転写され、該未定着画像を有する用紙Pを定着部104に搬送する構成である。
さらに本構成例のように、転写部103と定着部104間の転写紙搬送路において、ローラ105間に架設した搬送ベルト106を配し、この搬送ベルト106によって用紙Pを搬送する構成のものもある。
特開平11−255367号公報 特開平11−102092号公報 特許第3526186号公報
ところで、最近、デジタルカメラ,カラースキャナの普及、および表計算ソフトのグラフのカラー表示化など、画像形成装置においてはカラー機の普及が加速しており、このカラー画像形成の普及に伴い、厚紙を用いて表紙やパンフレットなどを作成するというニーズが広がっている。
一般的な画像形成装置において、市場におけるニーズの高い厚紙を通紙したところ、紙が厚くなると、図10を参照すれば、転写部103と定着部104間の搬送ベルト106上に用紙Pが詰まることが何回か発生した。このように用紙Pとして厚紙のみ搬送する場合を考えると、転写部103,搬送ベルト106,定着部104の各部間の段差をなくして水平に搬送すれば、搬送ベルト106でジャムが発生することは少ない。
しかし、転写部103,搬送ベルト106,定着部104を水平に近づけて配設すると、搬送ベルト106での摩擦が大きくなり用紙Pにおけるシワが発生し易くなる。通常の設定では普通紙が多く使用されるため、転写部103および定着部104よりも搬送ベルト106を低い位置に設定されている。
また、図11に示す説明図のように、転写部103と定着部104間の距離がL1(L1=265mm)、搬送ベルト106の搬送方向上流側端と定着部104間の距離がL2(L2=200mm)とすると、L2以下の用紙Pを搬送する場合、例えば、A5LEF(辺の長い方を搬送方向とする)、A6SEF(辺の短い方を搬送方向とする。送り長さ148mm)の場合、用紙Pの送り長さが短いため、用紙Pの先端が定着入口ガイド107の位置にあれば、その用紙Pの後端は搬送ベルト106上にあるため、用紙Pは良好に搬送されるが、A4サイズとレターサイズの用紙PをLEFで送った場合、A4が210mm,LTが216mmとなり、用紙Pの先端が定着入口ガイド107の位置にあり、また用紙Pの後端が転写出口ガイド108にあるため、厚紙などにおいては搬送ベルト106に用紙Pが接触しなくなるため、用紙不送り、あるいはジャムなどの不具合が発生してしまう。
本発明は、前記従来の課題を解決し、転写部と定着部間の搬送ベルトにおいて、記録媒体におけるシワの発生を防ぎ、また厚紙の記録媒体が詰まるなどの搬送上のトラブルを防止した記録媒体搬送装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像を転写する転写部と、記録媒体の未定着画像に対して定着処理を行う定着部と、前記転写部と前記定着部との間に配設されて記録媒体を前記転写部から前記定着部へ搬送する搬送ベルトとを備えた記録媒体搬送装置において、前記転写部における記録媒体搬送方向下流側と前記搬送ベルトにおける記録媒体搬送方向上流側との間に、記録媒体を前記転写部から前記搬送ベルトへ送る搬送ローラを配設したことを特徴とし、この構成によって、転写部における記録媒体搬送方向下流側に搬送ローラを設けたため、搬送ベルトの搬送力不足を補うことができ、記録媒体の詰まりやシワの発生などの搬送ベルトの搬送力不足による搬送上のトラブルを未然に防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の記録媒体搬送装置において、搬送ベルトに、ベルト面に記録媒体を吸引しながら搬送するための吸引ファンを設けたことを特徴とし、この構成によって、より安定して記録媒体を搬送することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の記録媒体搬送装置において、搬送ローラと搬送ベルトとにおける記録媒体搬送路の一部をオーバーラップさせたことを特徴とし、この構成によって、搬送ローラと搬送ベルトとの間に無搬送部分がなくなり、不定形サイズの記録媒体においても、前記搬送上のトラブルを未然に防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または3記載の記録媒体搬送装置において、搬送ローラの端部に溝付きのフランジを設けたことを特徴とし、この構成によって、搬送ローラのフランジにより、記録媒体の後端を確実に搬送ベルトへ導くことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1,3または4記載の記録媒体搬送装置において、搬送ローラの下方に、ローラ面に記録媒体を吸引しながら搬送するための吸引ファンを設けたことを特徴とし、この構成によって、搬送ローラの搬送力を高くしたため、記録媒体がカールしている場合などの変形状態にあっても搬送ベルトに吸引して、より良好に搬送することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の記録媒体搬送装置において、転写部における記録媒体搬送方向上流側に、記録媒体を転写部へ搬送ガイドする上ガイド部材と下ガイド部材を相対向して配設し、上ガイド部材の記録媒体ガイド面を、記録媒体が吸引ファンに近づくように該記録媒体を湾曲させる曲面形状にしたことを特徴とし、この構成によって、記録媒体が吸引ファンに近づくように記録媒体に湾曲癖を付けることができるため、搬送ベルトの搬送力を高めることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6記載の記録媒体搬送装置において、上ガイド部材と下ガイド部材間における下ガイド部材側に、記録媒体が撓むことができる空間部分を設けたことを特徴とし、この構成によって、空間部分にて記録媒体に湾曲癖を支障なく形成させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7記載の記録媒体搬送装置において、下ガイド部材に弾性シートを設けたことを特徴とし、この構成によって、薄紙通紙時、紙の腰が弱く用紙先端が重力方向に撓みが発生することを弾性シートの介在にて防止し、薄紙通紙時の紙の耳折れを防止することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜7いずれか1項記載の記録媒体搬送装置において、記録媒体に画像を転写する前記転写部へ記録媒体を給紙するレジストローラの線速よりも、該レジストローラ近傍における記録媒体搬送方向上流側の搬送ローラの線速を速く設定したことを特徴とし、この構成によって、記録媒体に湾曲癖をより確実に形成させることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9記載の記録媒体搬送装置において、レジストローラと搬送ローラとにおける線速の設定を、厚紙で小サイズの記録媒体を搬送する場合に設定可能にしたことを特徴とし、この構成によって、薄紙通紙におけるトラブルが生じないようにすることができる。
請求項11に記載の発明は、画像が形成される像担持体と、該像担持体から記録媒体に対して画像を転写する転写部と、記録媒体の未定着画像に対して定着処理を行う定着部とが設置された画像形成装置において、前記転写部と前記定着部間の記録媒体搬送路に、請求項1〜10いずれか1項記載の記録媒体搬送装置を設置したことを特徴とし、信頼性のある定着が行われ、高画質で安定した画像形成が実現する。
本発明に係る記録媒体搬送装置によれば、転写部における記録媒体搬送方向下流側に搬送ローラを設けたため、定着部へ記録媒体を送る搬送ベルトの搬送力不足を補うことができ、記録媒体の詰まりやシワの発生などの搬送ベルトの搬送力不足による搬送上のトラブルを未然に防止することができ、よって、信頼性のある定着が行われる。
また、本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る記録媒体搬送装置を設置したことにより、信頼性のある定着が行われ、高画質で安定した画像形成が実現する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の実施形態であるカラー画像形成装置の概略構成図であって、後述する本発明に係る記録媒体搬送装置を備えた定着装置を搭載可能な構成である。
図1において、装置本体の略中央に画像形成部1が配置されている。この画像形成部1の下方に用紙Pを収納する複数段(本例では4段)の給紙カセット2aからなる給紙部2が配置され、画像形成部1の上方には原稿を読み取る読取部3が配設されている。また、画像形成部1の左側に排紙トレイ4が設けられ、画像形成された用紙Pが排紙される。
画像形成部1において、ベルト状をなす中間転写ベルト5の上側に4つの作像部6Y,6M,6C,6BKが配置されている。各作像部6Y〜6BKでは、それぞれ感光体7の周囲に、感光体7の表面に帯電処理を行う帯電装置8と、画像情報を感光体7の表面にレーザ光で照射する露光装置9と、感光体7の表面に露光されて形成された静電潜像を可視化する現像装置10と、感光体7に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置11が配置されている。なお、作像部6Yを代表して各部の説明をしたが、全作像部6Y〜6BK共に同様な構成になっている。
作像プロセスは、中間転写ベルト5が1回転して1つのカラー像を形成するものであり、4つの作像部6Y〜6BKにおいて、本例では、最初にイエローの作像部6Yでイエローのトナーを現像して中間転写ベルト5に転写する。次にマゼンタの作像部6Mでマゼンタのトナーを現像して中間転写ベルト5に転写し、その後、シアンの作像部6Cでシアンのトナーを現像して中間転写ベルト5に転写し、最後にブラックの作像部6BKでブラック(BK)のトナーを現像して中間転写ベルト5に転写する。
中間転写ベルト5に転写された各色のトナー像にて、中間転写ベルト5上にカラー像が形成され、このカラー像が転写部12にて用紙Pに転写される。転写後の中間転写ベルト5の表面に残留するトナーは中間転写クリーニング装置13によって除去回収される。
カラー像が転写された用紙Pに対して、加熱,加圧して定着処理を行う定着部14が画像形成部1の転写部12における用紙搬送路下流側に配置され、転写部12と定着部14間に、転写後の用紙Pを転写部12から定着部14へ搬送する搬送ベルト15が配設されている。
給紙部2においては、各給紙カセット2aに用紙Pが収容されており、使用が選択された用紙Pがピックアップローラ16により給紙され、搬送ローラ17にてレジストローラ18へと搬送される。レジストローラ18は、用紙Pの搬送を一旦止め、中間転写ベルト5表面のカラー像と用紙P先端との位置関係が所定の位置になったときに、タイミングをとって回転し、用紙Pを転写部12へ搬送するように制御される。
両面印刷時には、分岐部19によって表面に画像形成された用紙Pが分岐され、両面装置20を経由して用紙Pの表裏面が反転され、レジストローラ18で用紙Pが中間転写ベルト5に給紙され、画像形成部1において用紙Pの裏面に対する画像形成が行われる。
前記読取部3では、コンタクトガラス21上に載置あるいは移動される原稿の読取走査を行うために、原稿照明用光源とミラーよりなる読取走行体22が往復移動する。この読取走行体22により走査された画像情報は、レンズ23の後方に設置されているCCD24にて光電変換され、画像信号として読み込まれる。読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理される。
画像処理された信号に基づいて、露光装置9内のレーザダイオード(図示せず)から出射される光信号により、各作像部6Y〜6BKの感光体7の表面に静電潜像が形成される。レーザダイオードからの光信号は、公知のポリゴンミラーやレンズを介して各感光体7に入射して表面を露光する。
読取部3の上方に、原稿を自動的にコンタクトガラス21上に搬送する自動原稿搬送装置25が取り付けられている。
本実施形態のカラー画像形成装置は、上述したように原稿を走査して読み取り、読取信号をデジタル化して用紙Pに複写する、いわゆるデジタルカラー複写機としての機能の他に、図示せぬ制御装置により原稿の画像信号を遠隔地と授受するようなファクシミリの機能、あるいはコンピュータにて作成された画像信号を用紙Pにプリントアウトするプリンタの機能を有する多機能の画像形成装置である。いずれの機能が動作する場合にも前記画像形成が行われて、形成された画像は全て一つの排紙トレイ4に排出される。
また分岐部19にて、分岐され両面装置20を経由して用紙Pを反転させ、反転排紙ローラなどを経由して排紙ローラ26から排出された場合、排紙トレイ4に排紙された用紙Pは画像面が下面になった状態であり、複写,ファクシミリ,プリンタで扱う原稿の処理順が1ページから行われて印刷されても、排紙トレイ4から取り出したとき、1ページ目が最上になっており、改めてページを揃えるなどの作業をなくすことができる。
なお、図中の40は用紙Pを手差しする手差し用トレイ、41は手差し用トレイ40の用紙Pをレジストローラ18へ搬送する中継用の搬送ローラ、42は給紙部2の搬送ローラ17からの用紙Pをレジストローラ18へ搬送する中継用の搬送ローラである。
本実施形態では、画像形成部1の転写部12と定着部14間の用紙搬送路において、厚紙の紙詰まりなどの用紙(記録媒体)搬送上のトラブルを防止するための構成になっている。
以下、本発明に係る転写部と定着部間に設けられる記録媒体搬送装置の実施形態の構成について説明する。なお、以下の説明において、図1にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図2は本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態1の要部を拡大して示す構成図であり、画像形成部1における転写ローラ27からなる転写部12と、定着ローラ28と加圧ローラ29とからなる定着部14との間に、駆動ローラ30と従動ローラ31とに架設されている搬送ベルト15が配設され、転写部12における記録媒体搬送方向(矢印A方向)の下流側と、搬送ベルト15における記録媒体搬送方向の上流側との間に、用紙Pを転写部12から搬送ベルト15へ送る搬送ローラ32を配設している。
さらに、搬送ベルト15の周側には通孔を形成し、駆動ローラ30と従動ローラ31間の搬送ベルト15内部に吸引ファン33を設け、この吸引ファン33が、搬送ベルト15にて搬送される用紙Pを搬送ベルト15に吸引するようにして、確実に用紙Pを搬送することができるようにしている。
例えば、用紙Pの先端が定着入口ガイド34の位置にあり、用紙Pの後端が転写出口ガイド35にあって、両ガイド間に跨るようなサイズの厚紙用紙を搬送する場合においても、搬送ローラ32の搬送力により用紙Pの後端を搬送ベルト15まで確実に搬送することができ、さらに搬送ベルト15において、吸引ファン33によって用紙Pを吸引して搬送するため、より安定かつ確実に定着部14まで搬送することができるようになる。
図3は本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態2の要部を拡大して示す構成図であり、実施形態2が実施形態1と異なる点は、搬送ローラ32と搬送ベルト15との位置をオーバーラップさせることにより、この部位における用紙搬送路の一部をオーバーラップさせた構成にある。このため、用紙Pが、その先端が定着入口ガイド34の位置にあり、かつ後端が転写出口ガイド35に跨るような不定形サイズの厚紙であっても、搬送ローラ32と搬送ベルト15間には無搬送部分がなくなり、搬送ローラ32の搬送力により用紙Pの後端を搬送ベルト15まで送ることができる。
また、前記搬送ローラ32としては、図4に示す斜視図のように、搬送ローラ32の端部に溝付きのフランジ36を設けるようにしてもよい。このようなフランジ36を設けて用紙Pの後端を送り出すようにすることにより、用紙Pを搬送ベルト15に確実に導くことができるようになる。例えば、フランジ36の突出量は1mmとし、フランジ36の外周には24°ごとに計15個の切欠き溝を設けることなどが考えられる。
図5は本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態3の要部を拡大して示す構成図であり、実施形態3が実施形態1,2と異なる点は、搬送ローラ32の下部に吸引ファン37を設置した構成であって、この吸引ファン37によって、厚紙通紙時に搬送ローラ32の表面に用紙Pを吸引することによって、搬送ローラ32の搬送力を高くすることができる。
図6は本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態4の要部を拡大して示す構成図であり、実施形態4では、転写部12における用紙搬送方向の上流側、本例ではレジストローラ18における用紙搬送方向の上流側に、用紙Pを下流側に搬送ガイドする上ガイド板45と下ガイド板46a,46bとを相対向して配設しており、上ガイド板45の用紙ガイド下面を、下方へ突出するアーチ状の曲面形状にしている。
このため、図7に示すように、用紙ガイド下面が平坦面であれば、搬送ガイドされる用紙Pは撓むことなくストレートに給紙されるが、用紙ガイド下面が曲面形状であることから、用紙Pは下向きに湾曲した癖が付けられて給紙されることになる。
したがって、実施形態4では、搬送された用紙Pに対して、上ガイド板45のアーチ状のガイド下面にて、下向きに湾曲した癖が付けられて転写部12へ給紙されることになり、この用紙Pの湾曲方向は、用紙Pが吸引ファン37側に近づくような形状になるため、用紙Pに対する搬送ベルト15の搬送力をより高めることができる。
図8は本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態5の要部を拡大して示す構成図であり、実施形態5が実施形態4と異なる点は、上ガイド板45の下方に配設された下ガイド板46a,46bの上部を、用紙Pに支障なく湾曲癖が付くように空間部47を設けた構成である。本例では一方の下ガイド板46aの上部のみに空間部47を大きく取っているが、両下ガイド板46a,46bの上部に空間部を設けるようにしてもよい。
実施形態4,5において、レジストローラ18に対して用紙搬送方向上流側の中継用の搬送ローラ41,42の線速を、レジストローラ18の線速よりも10%程度以上速くなるように設定することにより、さらに効果的に用紙Pに湾曲癖をつけることができて、吸引ファン37側に用紙Pをより確実に近づけることができるようになる。
前記実施形態のように用紙Pに湾曲癖をつける構成を採用した場合、厚紙で大サイズの用紙(送り長さ265mm)では、レジストローラ18より用紙搬送方向上流側の中継用の搬送ローラ41,42においてローラスリップが発生して、ローラ跡が発生するような紙質の用紙Pがある。この現象は、特に、A3やDLTサイズにおいて顕著に目立つ。このため、用紙Pに湾曲癖をつける構成は、送り長さ265mm以下で、かつ厚紙に限定することによって、厚紙大サイズ紙に発生する不具合を未然に防ぐことができる。
図9は本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態6の要部を拡大して示す構成図であり、実施形態6が実施形態5と異なる点は、一方の下ガイド板46bから他方の下ガイド板46aに向って延出する弾性シート48を設けた構成であって、この弾性シート48の存在により、薄紙通紙時において、薄紙の腰が弱く用紙先端が重力方向に撓むことにより発生する耳折れを防止ことができる。また、厚紙通紙時には、弾性シート48が撓むため上記の搬送が支障なく継続する。
前記実施形態1〜6の記録媒体搬送装置の構成を図1にて説明したような電子写真式の複写機,レーザービームプリンタ,ファクシミリ装置としての画像形成装置に用いた場合、送り長さの短い厚紙などでも、搬送ベルト15上でジャムすることなく搬送することができるため、定着が安定かつ確実に行われ、よって、高画質で信頼性のある画像形成が行われることになる。
本発明は、記録媒体を、転写部と定着部間において搬送ベルトにて搬送する画像形成装置に適用され、例えば電子写真複写機,レーザービームプリンタ,ファクシミリ装置などの画像形成部に実施して有効である。
本発明に係る画像形成装置の実施形態であるカラー画像形成装置の概略構成図 本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態1の要部を拡大して示す構成図 本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態2の要部を拡大して示す構成図 本実施形態に用いられる搬送ローラの変形例を示す斜視図 本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態3の要部を拡大して示す構成図 本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態4の要部を拡大して示す構成図 本実施形態における用紙の湾曲癖についての説明図 本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態5の要部を拡大して示す構成図 本発明に係る記録媒体搬送装置の実施形態6の要部を拡大して示す構成図 従来の記録媒体搬送装置の要部を拡大して示す構成図 図6の従来の記録媒体搬送装置における課題を説明するための説明図
符号の説明
1 画像形成部
12 転写部
14 定着部
15 搬送ベルト
18 レジストローラ
27 転写ローラ
28 定着ローラ
29 加圧ローラ
32 搬送ローラ
33 吸引ファン
34 定着入口ガイド
35 転写出口ガイド
36 フランジ
37 吸引ファン
41,42 中継用の搬送ローラ
45 上ガイド板
46a,46b 下ガイド板
47 空間部
48 弾性シート

Claims (11)

  1. 記録媒体に画像を転写する転写部と、記録媒体の未定着画像に対して定着処理を行う定着部と、前記転写部と前記定着部との間に配設されて記録媒体を前記転写部から前記定着部へ搬送する搬送ベルトとを備えた記録媒体搬送装置において、
    前記転写部における記録媒体搬送方向下流側と前記搬送ベルトにおける記録媒体搬送方向上流側との間に、記録媒体を前記転写部から前記搬送ベルトへ送る搬送ローラを配設したことを特徴とする記録媒体搬送装置。
  2. 前記搬送ベルトに、ベルト面に記録媒体を吸引しながら搬送するための吸引ファンを設けたことを特徴とする請求項1記載の記録媒体搬送装置。
  3. 前記搬送ローラと前記搬送ベルトとにおける記録媒体搬送路の一部をオーバーラップさせたことを特徴とする請求項1または2記載の記録媒体搬送装置。
  4. 前記搬送ローラの端部に溝付きのフランジを設けたことを特徴とする請求項1または3記載の記録媒体搬送装置。
  5. 前記搬送ローラの下方に、ローラ面に記録媒体を吸引しながら搬送するための吸引ファンを設けたことを特徴とする請求項1,3または4記載の記録媒体搬送装置。
  6. 前記転写部における記録媒体搬送方向上流側に、記録媒体を前記転写部へ搬送ガイドする上ガイド部材と下ガイド部材を相対向して配設し、前記上ガイド部材の記録媒体ガイド面を、記録媒体が前記吸引ファンに近づくように該記録媒体を湾曲させる曲面形状にしたことを特徴とする請求項5記載の記録媒体搬送装置。
  7. 前記上ガイド部材と前記下ガイド部材間における前記下ガイド部材側に、記録媒体が撓むことができる空間部分を設けたことを特徴とする請求項6記載の記録媒体搬送装置。
  8. 前記下ガイド部材に弾性シートを設けたことを特徴とする請求項6または7記載の記録媒体搬送装置。
  9. 記録媒体に画像を転写する前記転写部へ記録媒体を給紙するレジストローラの線速よりも、該レジストローラ近傍における記録媒体搬送方向上流側の搬送ローラの線速を速く設定したことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の記録媒体搬送装置。
  10. 前記レジストローラと前記搬送ローラとにおける前記線速の設定を、厚紙で小サイズの記録媒体を搬送する場合に設定可能にしたことを特徴とする請求項9記載の記録媒体搬送装置。
  11. 画像が形成される像担持体と、該像担持体から記録媒体に対して画像を転写する転写部と、記録媒体の未定着画像に対して定着処理を行う定着部とが設置された画像形成装置において、前記転写部と前記定着部間の記録媒体搬送路に、請求項1〜10いずれか1項記載の記録媒体搬送装置を設置したことを特徴とする画像形成装置。
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