JP2008111608A - 吸着モジュールおよび吸着モジュールの製造方法 - Google Patents

吸着モジュールおよび吸着モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造工程を低減して効率的するとともに、伝熱特性に優れ、かつエネルギ損失を抑制する吸着モジュールを提供する。
【解決手段】内部を真空保持可能な筐体3内に熱交換媒体が流れる複数の熱媒体管21を有し、熱媒体管21の周辺部22に、細孔23aを有する多孔質伝熱体23および細孔23aに充填された吸着剤24が設けられている吸着モジュール1であって、多孔質伝熱体23は、粉末状、粒子状、および繊維状のいずれかの金属粉(銅粉)を焼結によって、金属粉と同じ第1金属(銅)からなる熱媒体管21に金属結合して形成され、筐体3は、金属粉の焼結温度より溶融温度が高い第2金属(ステンレス)から形成されており、多孔質伝熱体23は、筐体3内の壁面と金属的に結合せずに隙間δを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、吸着モジュールおよび吸着モジュールの製造方法に関し、例えば吸着剤が気相冷媒を吸着する作用を用いて冷媒を蒸発させ、その蒸発潜熱により冷凍能力を発揮する吸着器に適用して好適なものである。
従来この種の吸着器は、吸着剤を充填した吸着熱交換器と、吸着剤が吸着/脱離する被吸着媒体が蒸発/凝縮する熱交換器とを有し、これら熱交換器を、吸着器の外枠を構成する真空容器内に収容するものがある(特許文献1参照)。
特許文献1の開示する技術では、吸着熱交換器に、銅粉などを焼結したものが伝熱促進材として利用されている。この技術では、上記銅粉と吸着剤を混合し、焼結形成させたもので、熱交換媒体が流れる伝熱管を一体的に被包している。
なお、吸着器を構成する吸着熱交換器および上記熱交換器を個別に製作し、次いで真空容器の内部に、個々に製作された吸着熱交換器および熱交換器を収容した状態で、気密に組付けられている。
特許文献2の開示する技術では、真空容器内に蛇管式熱交換器を収容すると共に、容器内の蛇管式熱交換器の周囲に、金属繊維を織り込んだ金属織物および吸着剤を入れている。
特開平4−148194号公報 特開2002−31426号公報
しかしながら、上記特許文献1による従来技術では、吸着剤が充填された吸着熱交換器とこれを内部に収容する真空容器とをそれぞれ別々に製作した後に、これらを組み付けて一体化する構成となっているため、多くの製造工程を要するという問題があった。
また、上記特許文献2による従来技術では、この金属織物は蛇管式熱交換器と接しているだけで金属的に接合していないため、実質的に金属織物を蛇管式熱交換器の周囲に入れることによる伝熱向上効果は高くなく、吸着剤の吸着・脱着速度を向上させることはできない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、製造工程を低減して効率的するとともに、伝熱特性に優れ、かつエネルギ損失を抑制する吸着モジュールおよび吸着モジュールの製造方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
すなわち、請求項1乃至8に記載の発明では、内部を真空保持可能な筐体(3)内に熱交換媒体が流れる複数の熱媒体管(21)を有し、熱媒体管(21)の周辺部(22)に、細孔(23a)を有する多孔質伝熱体(23)および細孔(23a)に充填された吸着剤(24)が設けられている吸着モジュール(1)であって、
多孔質伝熱体(23)は、粉末状、粒子状、および繊維状のいずれかの金属粉を焼結によって、金属粉と同じ第1金属からなる熱媒体管(21)に金属結合して形成され、
筐体(3)は、金属粉の焼結温度より溶融温度が高い第2金属から形成されており、
多孔質伝熱体(23)は、筐体(3)内の壁面と金属的に結合していないことを特徴とする。
これによると、多孔質伝熱体(23)、熱媒体管(21)、および多孔質伝熱体(23)および熱媒体管(21)を内部に収容する筐体(3)を、それぞれ、焼結体として焼結される金属粉、この金属粉と同じ金属系材料、および上記金属粉の焼結温度より溶融温度が高い第2金属から形成しているので、多孔質伝熱体(23)と熱媒体管(21)は、金属粉の焼結結合により金属的に結合できるとともに、金属粉の焼結温度より溶融温度が高い筐体(3)と、多孔質伝熱体(23)とは金属的に結合しないため、多孔質伝熱体(23)と筐体(3)は断熱状態が得られる。
しかも、このような構成にすることよって、多孔質伝熱体(23)、熱媒体管(21)、および筐体(3)を一体化する製造工程が、例えば筐体(3)内に熱媒体管(21)を配置し、その熱媒体管(21)の周辺部(22)に、焼結体として焼結される金属粉を充填した後、炉中に入れて焼結温度で加熱する程度の簡素な工程で行なえる。
したがって、製造工程を低減して効率的にすることを可能にするとともに、伝熱特性に優れ、かつエネルギ損失を抑制する吸着モジュール(1)を提供することができる。
特に、筐体(3)は、請求項2に記載の発明の如く、内部の収容空間を、ろう材によって互いにろう付けされた複数の部材によって区画されるように構成され、多孔質伝熱体(23)の金属粉は、焼結温度がろう材のろう付け温度と同じ温度とするように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、上記製造工程において、熱媒体管(21)の周辺部(22)に金属粉を焼結する工程、吸着剤(24)が吸着作用を発揮できる状態にする工程、および吸着モジュール(1)を構成する部品同士をろう付け結合する工程を、ろう付けする工程によって実施することが可能である。したがって、製造工程数を低減して効率的にする優れた生産性が図れる吸着モジュール(1)を提供することができる。
また、熱媒体管(21)の第1金属、および筐体(3)の第2金属は、請求項3に記載の発明の如く、第1金属を、銅または銅金属とし、第2金属を、ステンレスまたは鉄とするものであって、多孔質伝熱体(23)と、筐体(3)内の壁面との間には、隙間(δ)を有していることが好ましい。
これによると、多孔質伝熱体(23)と筐体(3)との間の断熱状態は、その間に隙間(δ)が生じることにより断熱性が向上する。
また、多孔質伝熱体(23)は、請求項4に記載の発明の如く、筐体(3)内の壁面によって形成された形状を有している吸着モジュール(1)という技術的手段を採用することができる。
また、筐体(3)は、請求項5に記載の発明の如く、筐体(3)は、円筒状であることが好ましい。これにより、筐体(3)は、耐圧性が向上して薄肉化できるので、伝熱特性に優れ、かつエネルギ損失を抑制する吸着モジュール(1)の低コスト化が図れる。
また、熱媒体管(21)の間には、請求項6乃至7に記載の発明の如く、被吸着媒体が流れる被吸着媒体通路(25)が設けられていることが好ましい。
熱媒体管(21)の周辺部に多孔質伝熱体(23)および吸着剤(24)を設ける場合において、多孔質伝熱体(23)は、金属粉を焼結体としたいわゆる伝熱フィンとすることにより、この伝熱フィン内に充填された吸着剤(24)との接触面積が増え伝熱特性が向上する。しかしながら、多孔質伝熱体(23)における熱媒体管(21)の周辺部の厚さによっては、吸着剤(24)が被吸着媒体を吸着/脱離する際の被吸着媒体の拡散抵抗によって、吸着剤(24)の吸着/脱離速度が狙い通り上がらず、結果的には冷却性能を向上させることができないおそれがある。
これに対して請求項6乃至7に記載の発明は、被吸着媒体が流れる被吸着媒体通路(25)を、熱媒体管(21)の間に設けているので、多孔質伝熱体(23)内部の吸着剤(24)に被吸着媒体を浸透させ易くなり、被吸着媒体の拡散抵抗を低減することができる。
特に、請求項7に記載の発明では、被吸着媒体通路(25)の内周面から、隣接する熱媒体管(21)の外周面までの距離を、被吸着媒体が熱媒体管(21)に向けて浸透する浸透深さ(r2)とし、浸透深さ(r2)と、熱媒体管(21)から伝熱距離(r1)とがほぼ等しくなるように、熱媒体管(21)の間に被吸着媒体通路(25)を配置していることを特徴とする。
これによると、吸着および脱離速度に係わる浸透深さ(r2)と、伝熱距離(r1)とがほぼ等しくなるように、熱媒体管(21)の間に被吸着媒体通路(25)を配置するので、伝熱特性に優れ、かつ被吸着媒体の拡散抵抗の小さい高性能な吸着モジュール(1)を提供することができる。
また、請求項8に記載の発明では、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の吸着モジュール(1)において、筐体(3)は、内部に前記被吸着媒体を封入し、外部の蒸発器および凝縮器と被吸着媒体を流通可能に結合するように構成されており、吸着時には蒸発器側より被吸着媒体が流入し、脱離時には前記凝縮器側へ前記被吸着媒体が流出することを特徴とする。
これによると、吸着時および脱離時において、別個に設けた蒸発器および凝縮器へ被吸着媒体を導くように構成されているので、蒸発器および凝縮器は、脱離時および吸着時における無駄エネルギを生じない。
また、請求項9乃至10、および13乃至15に記載の発明では、熱交換媒体が流れる熱媒体管(21)と、熱媒体管(21)に多孔質伝熱体(23)として焼結結合された、粉末状、粒子状、および繊維状のいずれかの、銅または銅金属からなる金属粉と、金属粉と同じ第1金属からなる熱媒体管(21)の周辺部(22)に、存在する吸着剤(24)とを、ステンレスまたは鉄からなる第2金属で形成された筐体(3)内部に備えた吸着モジュールの製造方法において、
熱媒体管(21)を筐体(3)内部に配置して組付ける組付工程と、筐体(3)内部に金属粉と吸着剤(24)を混合して入れて、金属粉および吸着剤(24)を熱媒体管(21)の周辺部(22)に位置させる充填工程と、充填工程において金属粉および吸着剤(24)を入れた充填口を閉じて、ろう付け前の筐体を形成するろう付け前の筐体形成工程と、ろう付け前の筐体を炉内に入れて加熱することにより、金属粉を焼結して多孔質伝熱体(23)を形成するするとともに、熱媒体管(21)と筐体(3)とのろう付け結合するろう付け工程と、を備えていることを特徴とする。
これによると、熱媒体管(21)の周辺部(22)に金属粉を焼結する工程、吸着剤(24)が吸着作用を発揮できる状態にする工程、および吸着モジュール(1)を構成する部品同士をろう付け結合する工程を、ろう付け工程によって実施するので、製造工程数を低減した効率的な製造方法を提供することができる。したがって、伝熱特性に優れ、かつエネルギ損失を抑制するとともに、製造工程数を低減して効率的する吸着モジュールの製造方法を提供することができる。
前述の吸着モジュールの製造方法において、請求項10または13に記載の如く、熱媒体管(21)の間に配置された被吸着媒体通路(25)をさらに備える吸着モジュールの場合には、充填工程は、筐体(3)内部に金属粉と吸着剤(24)を混合して入れて、金属粉および吸着剤(24)を熱媒体管(21)の周辺部(22)に位置させ、かつ、被吸着媒体通路(25)を熱媒体管(21)の間に位置させることが好ましい。
これによると、筐体(3)内の熱媒体管(21)の周辺部(22)に金属粉および吸着剤(24)を位置させる工程、および熱媒体管(21)の間に被吸着媒体通路(25)を位置させる工程を、充填工程によって実施するので、優れた生産性向上が図れる。
特に、請求項13に記載の発明の如く、充填工程においては、被吸着媒体通路(25)を設けるための治具を熱媒体管(21)の間に配置することが好ましい。
これによると、熱媒体管(21)の周辺部(22)で混合されている金属粉と吸着剤(24)に、治具を挿入するだけで、被吸着媒体通路(25)の空間を確保することができる。
また、焼結温度に対して耐熱性のない吸着剤(24)の場合においては、請求項11乃至15に記載の発明の如く、熱交換媒体が流れる熱媒体管(21)と、熱媒体管(21)に多孔質伝熱体(23)として焼結結合された、粉末状、粒子状、および繊維状のいずれかの、銅または銅金属からなる金属粉と、金属粉と同じ第1金属からなる熱媒体管(21)の周辺部(22)に、存在する吸着剤(24)とを、ステンレスまたは鉄からなる第2金属で形成された筐体(3)内部に備えた吸着モジュールの製造方法において、
熱媒体管(21)を筐体(3)内部に配置して組付ける組付工程と、筐体(3)内部に金属粉を入れて、吸着剤(24)を熱媒体管(21)の周辺部(22)に位置させる金属粉充填工程と、充填工程において金属粉を入れた充填口を閉じて、ろう付け前の筐体を形成するろう付け前の筐体形成工程と、ろう付け前の筐体を炉内に入れて加熱することにより、金属粉を焼結して多孔質伝熱体(23)を形成するするとともに、熱媒体管(21)と筐体(3)とのろう付け結合するろう付け工程と、ろう付け工程で形成された多孔質伝熱体(23)の細孔に、分散媒に吸着剤を分散させた吸着剤スラリーを流し込む吸着剤充填工程と、を備えていることを特徴とする。
これによると、熱媒体管(21)の周辺部(22)に金属粉を焼結する工程、および吸着モジュール(1)を構成する部品同士をろう付け結合する工程を、ろう付け工程によって実施するので、製造工程数を低減した効率的な製造方法を提供することができる。さらに、ろう付け工程で形成された多孔質伝熱体(23)の細孔に、分散媒に分散させて吸着剤スラリーとした吸着剤(24)を流し込む吸着剤充填工程を追加する程度のことにより、吸着剤(24)が吸着作用を発揮できる状態にすることができる。
また、請求項14に記載の発明では、ろう付け工程においてろう付け結合するために用いられるろう材の溶融温度は、700〜1000°Cの範囲にあることを特徴とする。
これによると、700〜1000°Cの範囲は金属粉としての銅粉が焼結する温度であるので、ろう付け前の筐体(3)を炉内に一度通すことにより、ろう付け結合と焼結を同時に実施することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態における吸着モジュールを、図1から図5に従って説明する。図1は本実施形態の吸着モジュールを示す外観図である。図2は図1中のIIからみた横断面図である。図3は図2中のIIIからみた縦断面図である。図4は図2中の吸着剤充填層を示す模式的断面図である。図5は本実施形態の吸着モジュールの製造方法の一例について、製造工程を示す流れ図である。
図1に示す吸着モジュール1は、その内部に含む吸着剤が気相冷媒(水蒸気)を吸着する作用を用いて冷媒を蒸発させてその蒸発潜熱により冷凍能力を発揮することを利用して吸着式冷凍機に使用されるものであり、車両用などの空調装置に適用することもできる。この吸着モジュール1は、図2および図3に示すように、筐体を構成するケーシング3内に吸着熱交換器2を備えている。吸着熱交換器2は、熱交換媒体(冷媒)が流れる熱媒体管21とを有しており、熱媒体管21の周辺部22に、細孔23aを有する多孔質熱伝体23および吸着剤24が設けられている。
具体的には、吸着熱交換器2は、図2および図4に示すように、細孔23aを有する多孔質熱伝体23と、多孔質熱伝体23と同じ金属(以下、第1金属)系材料からなる熱媒体管21と、その細孔23aに充填された吸着剤24とを有している。
多孔質熱伝体23は、熱伝導性に優れる金属粉を加熱して、溶融することなく焼結結合した焼結体である。金属粉は、銅または銅合金(本実施例では、銅)を用いており、例えばその銅粉は、粉末状、粒子状、および繊維状のいずれか(本実施例では、繊維状)に形成されているものであればよい。なお、多孔質熱伝体23の銅粉と同じ第1金属からなる熱媒体管21は、銅または銅合金(本実施例では、銅)からなる。
このような多孔質熱伝体23、すなわち銅粉を焼結結合した焼結体は、図4に示すように、細孔23aを有する微細な焼結フィン(以下、多孔質焼結フィン)を形成する。細孔23aは、銅粉に比べて粒子径が微小な吸着剤24を充填可能にマッチした微細な孔である。また、多孔質熱伝体23は、銅粉の焼結結合によって銅からなる熱媒体管21の周辺部22に焼結結合している。
多孔質熱伝体23は、図3に示すように、その全体が一方向に伸長するように複数の円筒状の熱媒体管21の周辺部22に形成されている。また、多孔質熱伝体23は、図2に示すように、多孔質熱伝体23を内部に収容する筐体3の内周壁に沿った形状に形成されており、全体形状として円筒状である。
吸着剤24は、微小な多数の粒子状に形成されており、例えば、シリカゲル、ゼオライト、活性炭、活性アルミナ等から構成されている。吸着剤24は、多孔質熱伝体23の細孔23a内部に充填されている。
なお、ここで、熱媒体管21の周辺部22の多孔質熱伝体23を、吸着剤充填層と呼ぶ。この吸着剤充填層は、熱媒体管21の周辺部22で焼結結合した多孔質焼結フィンの厚さL(図4参照)に対応している。
次に、吸着熱交換器2を筐体3内部に一体化成形して備えた吸着モジュール1を、図1から図3に従って説明する。
吸着モジュール1は、吸着熱交換器2と、筐体本体31、シート32、33、およびタンク34、35とを有する筐体3とを備えている。筐体は、銅粉の焼結温度より溶融温度が高い、ステンレスまたは鉄などの第2金属からなる。ステンレスまたは鉄は、比較的熱伝導率の低い。なお、本実施例では、筐体の第2金属は、ステンレスとする。
筐体本体31は、円筒状に形成されており、内部に、略円筒状の吸着熱交換器2の多孔質熱伝体23が収容可能に形成されている。また、筐体本体31の上端側開口部と下端側開口部は、シート32、33で封止可能に形成されている。筐体本体31の上部には、吸着熱交換器2の吸着剤充填層に、水蒸気を導くことが可能な被吸着媒体流入配管36および被吸着媒体流出配管37が設けられている。
このように筐体本体31とシート32、33を封止することにより、内部を真空に保持可能である。これにより、筐体本体31とシート32、33によって形成される内部密閉空間内には、被吸着媒体としての水蒸気以外には、他の気体(気相冷媒)は存在しないようになっている。
吸着時には、水蒸気は、蒸発器側から被吸着媒体流入配管36を通して、被吸着媒体通路25に分配される。被吸着媒体通路25に分配された水蒸気は、吸着剤充填層の内部に浸透する。また、脱離時には、水蒸気は、吸着剤充填層から吐き出され、吐き出た水蒸気は各被吸着媒体通路25を通して、被吸着媒体流出配管37より凝縮器側へ導かれる。
また、シート32、33には、熱媒体管21が貫通可能な貫通穴32a、33aが形成されている。この貫通穴32a、33aと熱媒体管21は、ろう付け等による接合により気密に固定されている。
タンク34、35には、熱交換媒体を導くことが可能な熱媒体流入配管38および熱媒体流出配管39が設けられている。熱交換媒体は、下部タンク34の熱媒体流入配管38に流入し、熱媒体管21を通して、上部タンク35の熱媒体流出配管39より流出する。
このような下部タンク34および上部タンク35は、熱交換媒体を複数の熱媒体管21へ供給分配するためのタンクである。
なお、上記筐体3および熱媒体管21は、その径方向断面が円筒形状、楕円形状、矩形形状のいずれの形状であってもよい。
次に、吸着モジュール1の製造工程を、図9に従って説明する。吸着モジュール1の製造工程は、筐体3内に焼結体として形成される金属粉(銅粉)、および吸着剤を充填する工程前に各構成部品を組付ける組付工程(ステップS100)と、筐体3内に銅粉および吸着剤24を充填する充填工程(ステップS200)と、銅粉および吸着剤24を充填した充填口を閉じてろう付け前の筐体3を形成する筐体形成工程(ステップS300)と、ろう付け前の筐体3を炉の中に入れてろう付けするろう付け工程(ステップS400)とを備えている。
ステップS100の組付工程は、ステップS200の銅粉および吸着剤24の充填工程の準備工程であり、銅粉および吸着剤24を充填する前に組付け可能な構成部品を、できるだけ、組付けておくことが好ましい。
ステップS100の組付工程では、吸着熱交換器2の構成部品である熱媒体管21を筐体3内に保持させて固定するために、まず、複数の熱媒体管21の一端を、シート32の貫通穴32aに挿入しておき、シート32に挿通した熱媒体管21を拡管(口拡)することによりシート32と熱媒体管21を固定する。次いで、シート32を、筐体本体31の下端側開口部に組付け固定する。この状態では、筐体本体31の上端側開口部が開放されているとともに、筐体本体31内に熱媒体管21が保持されて固定されている。
上記筐体本体31内において、隣り合う熱媒体管21は互いに所定間隔をあけて設けられ、熱媒体管21は、空間である周辺部22が形成されている。
次に、ステップS200の充填工程では、熱媒体管21の周辺部22に焼結させる銅粉および保持させる吸着剤24を、上記筐体本体31内に充填させる工程である。まず、ステップS200の工程では、筐体本体31のシート33が組付けられていない上端側開口部、もしくは被吸着媒体流入配管36および被吸着媒体流出配管37と連結する連通穴から、銅粉と吸着剤24を混ぜたものを充填する。図2および図3に示すように、熱媒体管21の周辺部22に、銅粉と吸着剤24の混合物を所定量満たす。
次いで、銅粉と吸着剤24の混合物を所定量充填した後、加圧用冶具等を用いて、図3中の上部より所定の加圧力を加えて、銅粉と吸着剤24の混合物を固める。
次に、ステップS300の筐体形成工程では、ろう付け結合(接合)が必要となる構成部品を、S400のろう付け工程前にすべて組付けておく工程である。まず、筐体本体31の上端側開口部に、シート33を組付け固定する。また、筐体本体31の上記連通穴と、被吸着媒体流入配管36および被吸着媒体流出配管37とを組付け固定する。
次いで、下部タンク34および上部タンク35を、シート32、33、もしくは筐体本体31に組付け固定する。また、熱媒体流入配管38および熱媒体流出配管39を、下部タンク34および上部タンク35に組付け固定する。
次に、ステップS400のろう付け工程では、吸着モジュール1を構成する部品同士のろう付け結合(接合)と、ステップ200で充填された銅粉の焼結と、この銅粉の焼結体と熱媒体管21との焼結結合(接合)と、吸着剤24の焼結体(多孔質伝熱体)内部への定着とを行う工程である。
まず、ろう付け結合(接合)が必要となる構成部品に置きろうをする。少なくとも、シート32、33と、このシート32、33に貫通して組付け固定されている熱媒体管21との接合部位、シート32、33と筐体本体31との接合部位、およびシート32、33とタンク34、35との接合部位に置きろうをする。
なお、シート32、33やタンク34、35に、ろう材をグラッドした銅材を利用してもよい。これにより、上記接合部位に置きろうをする手間を省くことができる。
また、銅粉の焼結温度は、700°C〜1000°Cの範囲であるので、上記ろう材は、700°C〜1000°Cの範囲に含まれる溶融温度を備えるものを使用する。例えば、ろう材は銅系または銀系の材料を使用する。さらに、吸着剤24は、炉内で上記高温雰囲気にさらされるため、炉内温度(700°C以上)において破壊されないものを使用する。
銅粉は焼結によって体積が減少するため、図3に示すように、銅粉の焼結により形成された多孔質伝熱体23と筐体3の内周壁との間には、隙間δが生じる。また、その多孔質伝熱体23は、筐体3の内周壁によって形成された形状を有する。
以上説明した本実施形態では、多孔質伝熱体23、熱媒体管21、および多孔質伝熱体23および熱媒体管21を内部に収容する筐体3を、それぞれ、焼結体として焼結される金属粉としての銅粉、この金属粉と同じ金属系材料、および上記金属粉の焼結温度より溶融温度が高い第2金属としてのステンレスから形成している。これにより、多孔質伝熱体23と熱媒体管21は、金属粉の焼結結合により金属的に結合できるとともに、金属粉の焼結温度より溶融温度が高い筐体3と、多孔質伝熱体23とは金属的に結合しないため、多孔質伝熱体23と筐体3は断熱状態が得られる。
しかも、このような構成にすることよって、多孔質伝熱体23、熱媒体管21、および筐体3を一体化する製造工程が、例えば筐体3内に熱媒体管21を配置し、その熱媒体管21の周辺部22に、焼結体として焼結される銅粉を充填した後、炉中に入れて焼結温度で加熱する程度の簡素な工程で行なえる。
したがって、製造工程を低減して効率的にすることを可能にするとともに、伝熱特性に優れ、かつエネルギ損失を抑制する吸着モジュール1を提供することができる。
また、筐体3は、本実施例の如く、内部の収容空間を、ろう材によって互いにろう付けされた複数の部材によって区画されるように構成され、多孔質伝熱体23の銅粉は、焼結温度がろう材のろう付け温度と同じ温度とするように構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、上記製造工程において、熱媒体管21の周辺部22に銅粉を焼結する工程、吸着剤24が吸着作用を発揮できる状態にする工程、および吸着モジュール1を構成する部品同士をろう付け結合する工程を、ろう付けする工程によって実施することが可能である。したがって、製造工程数を低減して効率的にする優れた生産性が図れる吸着モジュール1を提供することができる。
特に、熱媒体管21の第1金属、および筐体3の第2金属は、本実施例の如く、第1金属を、銅とし、第2金属を、ステンレスとし、多孔質伝熱体23と筐体3の内周壁面との間に、隙間δを有していることが好ましい。これにより、多孔質伝熱体23と筐体3との間の断熱状態は、その間に隙間δが生じることにより断熱性が向上する。
このようにすることによって、吸着熱交換器2に加える熱エネルギが筐体表面に伝わって放熱されるエネルギの損失を低減することができる。また、筐体3に比較的熱伝導率の低いステンレスを使用することにより、熱エネルギの損失を抑えることができる。
また、前述のようにステンレスまたは鉄製の筐体3にすることにより、筐体3の機械的強度が向上し、筐体3の肉厚を薄くすることが可能である。
特に、筐体3は、本実施例の如く、円筒状であることが好ましい。これにより、筐体3は、耐圧性が向上して薄肉化できるので、伝熱特性に優れ、かつエネルギ損失を抑制する吸着モジュール1の低コスト化が図れる。
また、以上説明した本実施形態において、吸着モジュール1における筐体3は、内部に被吸着媒体を封入し、外部の蒸発器および凝縮器と被吸着媒体を流通可能に結合するように構成されており、吸着時には蒸発器側より被吸着媒体が流入し、脱離時には凝縮器側へ被吸着媒体が流出する。これによると、吸着時および脱離時において、別個に設けた蒸発器および凝縮器へ被吸着媒体を導くように構成されているので、蒸発器および凝縮器は、脱離時および吸着時における無駄エネルギを生じない。
また、以上説明した本実施形態では、吸着モジュール1の製造方法において、筐体3内に焼結体として形成される銅粉、および吸着剤24を充填する工程前に各構成部品を組付ける組付工程と、筐体3内に銅粉および吸着剤24を充填する充填工程と、銅粉および吸着剤24を充填した充填口を閉じてろう付け前の筐体3を形成する筐体形成工程と、ろう付け前の筐体3を炉の中に入れてろう付けするろう付け工程とを備えている。
これにより、熱媒体管21の周辺部22に銅粉を焼結する工程、吸着剤24が吸着作用を発揮できる状態にする工程、および吸着モジュール1を構成する部品同士をろう付け結合する工程を、ろう付け工程によって実施するので、製造工程数を低減した効率的な製造方法を提供することができる。
また、以上説明した本実施形態では、ろう付け工程においてろう付け結合するために用いられるろう材の溶融温度は、700〜1000°Cの範囲内にあることが好ましい。これによると、700〜1000°Cの範囲は銅粉が焼結する温度であるので、ろう付け前の筐体3を炉内に一度通すことにより、ろう付け結合と焼結を同時に実施することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図8に示す。第2実施形態は、焼結温度に対して耐熱性のない吸着剤24を有する吸着モジュール1に適用したものである。図6は、本実施形態の吸着モジュールを示す横断面図である。図7は、本実施形態の吸着モジュールの製造方法に係わる製造工程を説明する図であって、図6中のVIIからみた模式的断面図である。図8は、本実施形態の吸着モジュールの製造方法の一例について、製造工程を示す流れ図である。
本実施形態は、図6および図7に示すように、吸着モジュール1の構成自体は同じであり、吸着モジュール1の製造方法のみ異なるものである。吸着モジュール1の製造工程を、図8に従って説明する。
充填工程(S220)では、銅粉のみを充填する。次いで充填した銅粉を圧縮用治具等を用いて圧縮する。
ろう付け工程では、吸着モジュール1を構成する部品同士のろう付け結合(接合)と、充填された金属粉23bの焼結と、この金属粉23bの焼結体と熱媒体管21との焼結結合(接合)とを行う。
ろう付け工程が終了した後、吸着剤24の焼結体(多孔質伝熱体)内部への定着とを行う工程(S520)を行う。ステップS520の吸着剤充填工程は、吸着剤24を分散媒に分散させた吸着剤スラリー(液体)を、被吸着媒体流入配管36または被吸着媒体流出配管37から投入し、多孔質伝熱体23の細孔23a内に吸着剤24を充填する。その後、吸着剤スラリーを乾燥させると、多孔質伝熱体23内部へ定着し、吸着剤24が吸着作用を発揮できる状態とすることができる。
これにより、多孔質伝熱体23の内部の伝熱表面に一様な吸着剤充填層を容易に形成することができる。しかも、吸着剤24が充填された状態で炉中に投入するためには吸着剤24に耐熱性が必要となるが、本実施形態では多孔質伝熱体23形成後に充填するので、耐熱性のない吸着剤24であっても本実施形態の製造方法を適用することができる。
(第3実施形態)
熱媒体管21の周辺部22に多孔質伝熱体23および吸着剤24を設ける場合において、多孔質体23は、銅粉を焼結体としたいわゆる伝熱フィンとすることにより、この伝熱フィン内に充填された吸着剤24との接触面積が増え伝熱特性が向上する。しかしながら、多孔質伝熱体23における熱媒体管21の周辺部22の厚さによっては、吸着剤24が被吸着媒体を吸着/脱離する際の被吸着媒体の拡散抵抗によって、吸着剤24の吸着/脱離速度が狙い通り上がらず、結果的には冷却性能を向上させることができないおそれがある。
本発明の第3実施形態を図9に示す。第3実施形態は、熱媒体管21の間に被吸着媒体通路25をさらに備える吸着モジュール401に適用したものである。図9は、実施形態の吸着モジュールを示す横断面図である。図10は、図9中のXからみた縦断面図である。図11は、図9中の吸着熱交換器を示す図であって、図11(a)は横断面図、図11(b)は図11(a)中のXIBよりみた断面図である。図12は、図9の拡大図である。図13は、図9中の吸着剤充填層を示す模式的断面図である。図14は、本実施形態の吸着モジュールの製造方法の一例について、製造工程を示す流れ図である。
本実施形態では、図9の如く、熱媒体管21の間に、被吸着媒体(以下、水蒸気)が流通する被吸着媒体通路25が設けられている。被吸着媒体通路25の断面形状は、本実施例では円としたが、円、楕円、矩形のいずれであってもよい。また、本実施例では、被吸着媒体通路25は、図中の3つの熱媒体管21に囲まれた領域に配置されているが、3つに限らず、4つや5つ等の複数の熱媒体管21に囲まれた領域に配置されるものであってもよい。
この被吸着媒体通路25は、吸着時には、被吸着媒体流入配管側の蒸発器からの水蒸気を通して熱媒体管21の周辺部22の多孔質熱伝体23内部へ速やかに浸透させる役割を果す。また、脱離時には、熱媒体管21の周辺部22の多孔質熱伝体23から吐き出した水蒸気を、この被吸着媒体通路25を通して速やかに被吸着媒体流出配管37側の凝縮器へ導く役割を果す。
このように被吸着媒体通路25を熱媒体管21の間に設けることにより、多孔質伝熱体23内部の吸着剤24に被吸着媒体を浸透させ易くなり、被吸着媒体の拡散抵抗を低減することができる。
なお、ここで、吸着熱交換器102は、図11の如く、熱媒体管21と、熱媒体管21の周辺部22に位置する多孔質伝熱体23、および吸着剤24と、熱媒体管21の間に配置された被吸着媒体通路25を有している。また、多孔質熱伝体23における熱媒体管21の周辺部22は、吸着剤充填層に対応しており、この吸着剤充填層は、熱媒体管21の周辺部22で焼結結合した多孔質焼結フィンの厚さL(図13参照)である。
この吸着剤充填層の厚さLを設定するに当たり、図12および図13に示すように、水蒸気が熱媒体管21に向かう浸透深さr2と、熱媒体管21からの距離(以下、伝熱距離)r1とが略等しくなるように、熱媒体管21の間に被吸着媒体通路25を配置することが好ましい。なお、浸透深さr2は、本実施例では、被吸着媒体通路25の内周面から熱媒体管21の外周面までの距離である。
このように、吸着および脱離速度に係わる浸透深さr2と、伝熱距離r1とが略等しくなるように熱媒体管21の間に被吸着媒体通路25を配置することにより、被吸着媒体の拡散抵抗が小さくかつ伝熱特性が優れ、吸着と脱離に要す時間を短縮することができる高性能な吸着熱交換器2を提供できる。
次に、吸着モジュール1の製造工程の一例を、図14に従って説明する。ステップS240の充填工程では、被吸着媒体通路25を設けるための図示しない被吸着媒体通路用治具を、熱媒体管21の間に挿入しておく。次いで、銅粉と吸着剤24を混ぜたものを充填し、銅粉と吸着剤24の混合物を固める。
銅粉と吸着剤24の混合物を固めた後、被吸着媒体通路用治具を拭き取り、被吸着媒体通路25の孔(空間)を確保する。
なお、被吸着媒体通路25は、銅粉と吸着剤24とを充填後に加圧して固める際に、同時に被吸着媒体通路25の孔を開けるような治具を挿入してもよい。
このような製造方法により、筐体3内の熱媒体管21の周辺部22に銅粉および吸着剤24を位置させる工程、および熱媒体管21の間に被吸着媒体通路25を位置させる工程を、充填工程によって実施するので、優れた生産性向上が図れる。
また、上記充填工程においては、被吸着媒体通路25を設けるための被吸着媒体通路用治具を熱媒体管21の間に配置している。熱媒体管21の周辺部22で混合されている金属粉23bと吸着剤24に、被吸着媒体通路用治具を挿入するだけで、被吸着媒体通路25の空間を確保することができる。
(他の実施形態)
(1)以上説明した本実施形態において、熱媒体管および筐体を円筒形状した。熱媒体管および筐体は、これに限らず、楕円形状、矩形形状等のいずれの形状であってもよい。
(2)以上説明した本実施形態において、金属粉の形状を、繊維状として説明したが、これに限らず、粉末状、粒子状、および繊維状のいずれの形状であってもよい。
(3)以上説明した第3実施形態において、被吸着媒体通路25の断面を円形状としたが、これに限らず、楕円形状、矩形形状であってもよい。
本発明の第1実施形態の吸着モジュールを示す外観図である。 図1中のIIからみた横断面図である。 図2中のIIIからみた縦断面図である。 図2中の吸着剤充填層を示す模式的断面図である。 第1実施形態の吸着モジュールの製造方法の一例について、製造工程を示す流れ図である。 第2実施形態の吸着モジュールを示す横断面図である。 第2実施形態の吸着モジュールの製造方法に係わる製造工程を説明する図であって、図6中のVIIからみた模式的断面図である。 第2実施形態の吸着モジュールの製造方法の一例について、製造工程を示す流れ図である。 第3実施形態の吸着モジュールを示す横断面図である。 図9中のXからみた縦断面図である。 図9中の吸着熱交換器を示す図であって、図11(a)は横断面図、図11(b)は図11(a)中のXIBよりみた断面図である。 図9の拡大図である。 図9中の吸着剤充填層を示す模式的断面図である。 第3実施形態の吸着モジュールの製造方法の一例について、製造工程を示す流れ図である。
符号の説明
1 吸着モジュール
2 吸着熱交換器
21 熱媒体管
22 周辺部
23 多孔質伝熱体(多孔質焼結フィン、焼結体)
24 吸着剤
25 被吸着媒体(水蒸気)通路
3 筐体
31 筐体本体
32、33 シート
32a、33a 貫通穴
34 下部タンク(タンク)
35 上部タンク(タンク)

Claims (15)

  1. 内部を真空保持可能な筐体(3)内に熱交換媒体が流れる複数の熱媒体管(21)を有し、前記熱媒体管(21)の周辺部(22)に、細孔(23a)を有する多孔質伝熱体(23)および前記細孔(23a)に充填された吸着剤(24)が設けられている吸着モジュール(1)であって、
    前記多孔質伝熱体(23)は、粉末状、粒子状、および繊維状のいずれかの金属粉を焼結によって、前記金属粉と同じ第1金属からなる前記熱媒体管(21)に金属結合して形成され、
    前記筐体(3)は、前記金属粉の焼結温度より溶融温度が高い第2金属から形成されており、
    前記多孔質伝熱体(23)は、前記筐体(3)内の壁面と金属的に結合していないことを特徴とする吸着モジュール。
  2. 前記筐体(3)は、内部の収容空間を、ろう材によって互いにろう付けされた複数の部材によって区画されるように構成され、
    前記多孔質伝熱体(23)の前記金属粉は、前記焼結温度が前記ろう材のろう付け温度と同じ温度とするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の吸着モジュール。
  3. 前記第1金属は、銅または銅金属であり、
    前記第2金属は、ステンレスまたは鉄であって、
    前記多孔質伝熱体(23)と、前記筐体(3)内の壁面との間には、隙間(δ)を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吸着モジュール。
  4. 前記多孔質伝熱体(23)は、前記筐体(3)内の壁面によって形成された形状を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の吸着モジュール。
  5. 前記筐体(3)は、円筒状であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の吸着モジュール。
  6. 前記熱媒体管(21)の間には、被吸着媒体が流れる被吸着媒体通路(25)が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の吸着モジュール。
  7. 前記被吸着媒体通路(25)の内周面から、隣接する前記熱媒体管(21)の外周面までの距離を、前記被吸着媒体が前記熱媒体管(21)に向けて浸透する浸透深さ(r2)とし、
    前記浸透深さ(r2)と、前記熱媒体管(21)から伝熱距離(r1)とがほぼ等しくなるように、前記熱媒体管(21)の間に前記被吸着媒体通路(25)を配置していることを特徴とする請求項6に記載の吸着モジュール。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の吸着モジュール(1)において、
    前記筐体(3)は、内部に前記被吸着媒体を封入し、外部の蒸発器および凝縮器と前記被吸着媒体を流通可能に結合するように構成されており、吸着時には前記蒸発器側より前記被吸着媒体が流入し、脱離時には前記凝縮器側へ前記被吸着媒体が流出することを特徴とする吸着モジュール。
  9. 熱交換媒体が流れる熱媒体管(21)と、前記熱媒体管(21)に多孔質伝熱体(23)として焼結結合された、粉末状、粒子状、および繊維状のいずれかの、銅または銅金属からなる金属粉と、前記金属粉と同じ第1金属からなる前記熱媒体管(21)の周辺部(22)に、存在する吸着剤(24)とを、ステンレスまたは鉄からなる第2金属で形成された筐体(3)内部に備えた吸着モジュールの製造方法において、
    前記熱媒体管(21)を前記筐体(3)内部に配置して組付ける組付工程と、
    前記筐体(3)内部に前記金属粉と前記吸着剤(24)を混合して入れて、前記金属粉および前記吸着剤(24)を前記熱媒体管(21)の周辺部(22)に位置させる充填工程と、
    前記充填工程において前記金属粉および前記吸着剤(24)を入れた充填口を閉じて、ろう付け前の筐体を形成するろう付け前の筐体形成工程と、
    ろう付け前の前記筐体を炉内に入れて加熱することにより、前記金属粉を焼結して前記多孔質伝熱体(23)を形成するするとともに、前記熱媒体管(21)と前記筐体(3)とのろう付け結合するろう付け工程と、
    を備えていることを特徴とする吸着モジュールの製造方法。
  10. 請求項9に記載の吸着モジュールは、前記熱媒体管(21)の間に配置された被吸着媒体通路(25)をさらに備え、
    前記充填工程は、
    前記筐体(3)内部に前記金属粉と前記吸着剤(24)を混合して入れて、前記金属粉および前記吸着剤(24)を前記熱媒体管(21)の周辺部(22)に位置させ、
    かつ、前記被吸着媒体通路(25)を前記熱媒体管(21)の間に位置させることを特徴とする吸着モジュールの製造方法。
  11. 熱交換媒体が流れる熱媒体管(21)と、前記熱媒体管(21)に多孔質伝熱体(23)として焼結結合された、粉末状、粒子状、および繊維状のいずれかの、銅または銅金属からなる金属粉と、前記金属粉と同じ第1金属からなる前記熱媒体管(21)の周辺部(22)に、存在する吸着剤(24)とを、ステンレスまたは鉄からなる第2金属で形成された筐体(3)内部に備えた吸着モジュールの製造方法において、
    前記熱媒体管(21)を前記筐体(3)内部に配置して組付ける組付工程と、
    前記筐体(3)内部に前記金属粉を入れて、前記吸着剤(24)を前記熱媒体管(21)の周辺部(22)に位置させる金属粉充填工程と、
    前記充填工程において前記金属粉を入れた充填口を閉じて、ろう付け前の筐体を形成するろう付け前の筐体形成工程と、
    ろう付け前の前記筐体を炉内に入れて加熱することにより、前記金属粉を焼結して前記多孔質伝熱体(23)を形成するするとともに、前記熱媒体管(21)と前記筐体(3)とのろう付け結合するろう付け工程と、
    前記ろう付け工程で形成された前記多孔質伝熱体(23)の細孔に、分散媒に前記吸着剤を分散させた吸着剤スラリーを流し込む吸着剤充填工程と、
    を備えていることを特徴とする吸着モジュールの製造方法。
  12. 請求項11に記載の吸着モジュールは、前記熱媒体管(21)の間に配置された被吸着媒体通路(25)をさらに備え、
    前記充填工程は、
    前記筐体(3)内部に前記金属粉を入れて、前記金属粉を前記熱媒体管(21)の周辺部(22)に位置させ、
    かつ、前記被吸着媒体通路(25)を前記熱媒体管(21)の間に位置させることを特徴とする吸着モジュールの製造方法。
  13. 前記充填工程においては、前記被吸着媒体通路(25)を設けるための治具を前記熱媒体管(21)の間に配置することを特徴とする請求項10または請求項12に記載の吸着モジュールの製造方法。
  14. 前記ろう付け工程においてろう付け結合するために用いられるろう材の溶融温度は、700〜1000°Cの範囲にあることを特徴とする請求項9から請求項13のいずれか一項に記載の吸着モジュールの製造方法。
  15. 請求項9から請求項14のいずれか一項に記載の吸着モジュールの製造方法によって製造されたことを特徴とする吸着モジュール。
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