JP2008110824A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008110824A
JP2008110824A JP2006293672A JP2006293672A JP2008110824A JP 2008110824 A JP2008110824 A JP 2008110824A JP 2006293672 A JP2006293672 A JP 2006293672A JP 2006293672 A JP2006293672 A JP 2006293672A JP 2008110824 A JP2008110824 A JP 2008110824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
roller
feeding
sheet
sheet feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006293672A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Fujii
克典 藤井
Hakukei Furuya
博啓 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Corp
Original Assignee
Duplo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duplo Corp filed Critical Duplo Corp
Priority to JP2006293672A priority Critical patent/JP2008110824A/ja
Publication of JP2008110824A publication Critical patent/JP2008110824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】給紙すべき用紙が長方形の短辺に最終折り目のある折り用紙であっても長辺を給紙の先端辺として1部ずつ給紙でき且つ先端辺が給紙方向と直交する方向に対して傾かないで給紙できる給紙装置の実現。
【解決手段】給紙ローラとサバキ板とからなる分離機構を給紙板1の下流で、給紙方向に直交する方向では用紙の折り目が有る側に片寄せて配置し、その分離機構から反対側の方へ間隔を置いた位置に、用紙の前進に対して抵抗を与える抵抗手段3を配置するとともに、給紙方向では前記給紙ローラよりも上流位置で、給紙方向と直交する方向では前記分離機構と前記抵抗手段との間の位置に、用紙束の最上層紙に接し、最上層紙を給紙ローラとサバキ板との間へ送り込む補助給紙ローラ4を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は積載した用紙束から1部ずつ送給するための自動給紙装置の技術分野に属し、特に、2つ折りした用紙を、その折り筋方向に給紙する場合に関するものである。
従来の給紙装置は、用紙束を載置するための前方下り傾斜の給紙板と、そのほぼ先端にあって、用紙束の最上層用紙に接していて前方へ送り出すための補助給紙ローラと、その更に前方(下流)に設けられた給紙ローラと捌き板とからなり、用紙を1枚1枚分離して送給する分離機構とからなっており、この分離機構および補助給紙ローラは、用紙束の幅方向の大体中央部分に配置されており、用紙が左右バランスよく送給されるようになっている。分離機構や補助給紙ローラを複数用いる場合も大体左右のバランスがとれる位置に配置されている。
そして、用紙が長方形である場合には幅広辺(長辺)を給紙方向の先端辺として給紙するようになっている。
このような給紙装置においては、補助給紙ローラによって用紙束の上の方から前方へ押し出された用紙を、給紙ローラと捌き板とによって確実に1枚ずつ分離して送り出すようになっている(例えば、特許文献1参照)。
このような給紙装置は、用紙が1枚ものである場合には非常によくその目的を達成することができる。
また、用紙が1枚ものではなく2つ折り或いは4つ折りの場合であっても、最終折り目が長方形の長辺となって、その折り目を先端の方にして給紙台に載置する場合には、一部ずつよく分離して送給される。
特開平9−208071号公報(図1、図2、段落[0040]〜[0043)
しかしながら、新聞の折り込み広告などの場合、大版のものを新聞の折りサイズの中に入るように2つ折り、或いは4つ折りにした場合に最終折り目が長方形の短辺になってしまうことがある。これを横開き紙と言っている。
そうすると長辺(幅広辺)は用紙が複数枚になったり折り目が複数重なったものということになる。例えば、2つ折りの場合は折り目辺以外の3辺は2枚になるし、4つ折りの場合には、最終折り目以外の1辺は折り目が2つ重なり、他の2辺は4枚となる。
このような用紙を前述ように幅広辺が、給紙方向の先端辺になるように給紙台上に載置すると、先端辺は、1部の用紙であっても複数枚の用紙或いは複数の折り目が重なったものとなる。
しかし、分離機構はあくまでも用紙の1枚ずつ或いは折り目1つずつだけを分離して送給しようとするから、折りを保ったままの正常な送給はなされず、紙詰まり等のトラブルを引き起こしてしまうことになる。
従って、このような、広告用紙の場合には、給紙装置を用いて丁合することはできず、後から手作業で挿入せざるを得ず手間がかかるという問題があった。
本発明の課題は、上記従来技術の問題点に鑑みて、給紙すべき用紙が2つ折り、4つ折り等の折られたもので、長方形の短辺に最終折り目が来るような用紙であっても、その積載されたものから、1部ずつ分離して左右バランスよく給紙できる給紙装置を提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するために以下の各手段構成を有する。
本発明の第1の構成(基本構成)は、下記の各手段を有することを特徴とする給紙装置である。
(イ)用紙束を積載する前方下リ傾斜の給紙板
(ロ)該給紙板の給紙方向と直交する方向の一方端寄りの下流側に配置された第1給紙ローラとこれに圧接する第1サバキ板とで構成され第1給紙ローラと第1サバキ板との間で用紙を挟み最上層の1枚のみを分離して給送する第1分離機構
(ハ)前記第1分離機構に対し給紙方向と直交する方向の他方側へ間隔を置いて設けられ用紙の給紙に対して抵抗を与える抵抗手段
(ニ)給紙方向では前記第1給紙ローラよりも上流位置に、給紙方向と直交する方向では前記第1分離機構と前記抵抗手段との間の位置に、用紙束の上面に当接して第1給紙ローラと第1サバキ板との間へ用紙を送り込む補助給紙ローラ
本発明の第2の構成は、前記第1の構成において、補助給紙ローラが、給紙方向と直交する方向において、第1分離機構と抵抗手段との間の第1分離機構寄りに設けられていることを特徴とする給紙装置である。
本発明の第3の構成は、前記第1の構成又は第2の構成において、第1サバキ板は、取付け台に固定され、その下流方向先端部分は取付け台より突出していることを特徴とする給紙装置である。
本発明の第4の構成は、前記第1の構成、第2の構成又は第3の構成において、抵抗手段が、給紙台の給紙方向と直交する方向での央部の下流に設けられた第2給紙ローラとこれに圧接する第2サバキ板を有する第2分離機構であることを特徴とする給紙装置である。
本発明の第5の構成は、前記第1の構成ないし第4の構成のいずれか1つの構成において、第1分離機構の上流側に、積層用紙の給紙方向と直交する方向の一方側の端縁を押さえる押さえコロが設けられていることを特徴とする給紙装置である。
本発明の第6の構成は、前記第5の構成において、前記押さえコロの一方側の側面が第1給紙ローラの一方側の側面よりも一方側へ出ていることを特徴とする給紙装置である。
本発明の第7の構成は、前記第1の構成ないし第6の構成のいずれか1つの構成において、第1給紙ローラの上流側直近に用紙を第1の給紙ローラの下方へ導く導入コロが設けられていることを特徴とする給紙装置である。
本発明の第8の構成は、前記第7の構成において、前記導入コロの一方側の側面が第1給紙ローラの一方側の側面よりも一方側へ出ていることを特徴とする給紙装置である。
本発明の第9の構成は、前記第1の構成ないし第8の構成のいずれか1つの構成において、第1サバキ板の下流側に第1給紙ローラに接触する給紙搬送コロを有することを特徴とする給紙装置である。
本発明の第10の構成は、本発明の前記第9の構成において、給紙搬送コロの回転軸に回転駆動力が加えられていることを特徴とする給紙装置である。
以下、基本構成について述べる。
本発明は、短辺が最終折り目となっている折り用紙(横開き紙)を、長辺(幅広辺)を先端にし短辺が給紙方向の左右両側になるようにして給紙しようとするものである。従って、一部の用紙であっても先端辺は用紙が複数枚或いは折り目が複数重なった状態になっている。
従って、給紙板の下流に設けられる分離機構を、幅方向で、最終折り目となっている短辺から離れた、例えば中央部に設けると、分離機構は折られた用紙の上側を下側と分離して持って行こうとするため、折りを保ったままの正常な送給ができなくなり、紙詰り等のトラブルを引き起こしてしまうのでこのような位置に設けることはできない。
そこで、上側が給紙方向に引っ張られると下側もついて行くような上側と下側の一体性が強い位置、即ち左側或いは右側の折り目に近い位置に分離機構を置くこととした。このことにより、給紙方向に向かって側方に折り目のある用紙も1部ずつ分離して給紙されることになる。
ところで、給紙板は、積載された用紙が分離機構の方へ進み易いように前下り傾斜となっている。従って用紙束は自重で前進しようとする傾向がある。
一方、分離機構は用紙束から一部ずつ一定速度で分離して送給して行くものであるから、用紙束全体から見ると自重で前進しようとするのに対しこれをせき止めるような形になる。そして分離機構の位置は用紙の折り目のある側に片寄って設けられているため、そこを支点として用紙が給紙方向に対して傾くようになる。例えば、用紙の折り目が給紙方向に向かって左側にある場合には、分離機構も用紙の幅方向で左端近くにあるから、そこを支点として用紙幅の右側の方が左側よりも前に出て用紙の先端辺が傾く傾向が出て来る。
そこで、この傾きが生じないように、給紙方向に直交する方向で分離機構とは反対側の方へ間隔を置いて用紙の前進を抑える抵抗手段が設けられている。なお、給紙板が傾斜していても、用紙先端の位置がばらついていたり、用紙の残量が少なかったりすると、最上位の用紙が第1分離機構の給紙ローラに届かない場合があるので、用紙が確実に給紙ローラに届くように補助給紙ローラを設けている。この補助給紙ローラは、用紙の先端を第1分離機構の給紙ローラへ送り込む機能のみ着目すると第1分離機構の上流側に設けるのが良いと考えられるが、そうすると左側の搬送力が右側に比べて強くなり、左側が前に出て用紙の先端辺が傾いてしまう。そこで、給紙方向では、第1分離機構の給紙ローラよりも上流(後方)で、給紙方向と直交する方向では第1分離機構と抵抗手段との間の位置に補助給紙ローラを設けている。そうすると、抵抗手段との共同作用によって、用紙が傾くことなく直進させることができる。
以上が本発明給紙装置の基本構成である。
以下、本発明の各構成における効果について述べる。
第1の構成(基本構成)については、前述のように、分離機構を、給紙方向に向かって左右いずれかの用紙の折り目のある側に片寄らせて配置したことにより左右いずれかの短辺に折り目がある用紙も、1部ずつ給紙することが可能となり、また、抵抗手段と補助給紙ローラを設けることにより、分離機構を片寄らせたことによって生ずる用紙先端辺の傾きを補正し、傾きのない給紙が可能になるという効果がある。
本発明の第2の構成では、補助給紙ローラを第1分離機構と抵抗手段の間の第1分離機構寄りに設けている。
これは、分離機構の方が抵抗手段よりも用紙の送給に対する抵抗が大きいので、補助給紙ローラを分離機構寄りに設けることにより、用紙の先端辺の傾きを小さくすることができる効果がある。
本発明の第3の構成では、第1分離機構のサバキ板の下流方向先端部分が、サバキ板の取付け台より突出しているので、この部分ではサバキ板は、押されると弾性変形することができるので、1枚ものの用紙より厚くなっている折り用紙が入って来ても、サバキ板と給紙ローラ間の圧力は強過ぎにならず紙詰まりを起こすことがないという効果がある。
本発明の第4の構成では、抵抗手段を第2給紙ローラと第2サバキ板とからなる第2分離機構とし、これを給紙板の幅方向での央部に配置するというものであるが、この構成により、横開き紙でない通常の用紙も給紙することができるという効果がある。
本発明の第5の構成では、第1分離機構の上流側に積層用紙の給紙方向と直交する方向の一方側の端縁を押さえる押さえコロを設けているので、この一方側端縁を折り目側とすれば、折り目部分が押さえコロで押さえられることになり、第1分離機構の上流における折り目付近で、上側紙と下側紙がずれてしまったり、用紙の向きが給紙方向に対して傾くのを防ぐとともに、積載用紙上面の折り目側が高くなるのを抑制し、給紙を安定させるという効果がある。
本発明の第6の構成では、押さえコロの側面が積載用紙の折り目辺より一方側へ出ており、折り目そのものを押さえることになるので、第5の構成の効果を一層高めるという効果がある。
本発明の第7の構成では、第1の給紙ローラの上流側直近に用紙を第1の給紙ローラの下方へ導く導入コロを有しているので、第1の給紙ローラの圧の具合によって上側紙と下側紙の前進のバランスが悪くなり、第1の給紙ローラの手前で用紙が上側に膨らもうとするのを導入コロによって抑えることができ、上側紙と下側紙をともに安定して前進させることができるという効果がある。
本発明の第8の構成では、導入コロの一方側(給紙方向と直交する方向で給紙ローラが片寄せて設けられている側)が給紙ローラの一方側より更に一方側へ出ているので、その一方側において給紙ローラの圧が加わる範囲よりも広い範囲で用紙の膨らみを押えることになり、上側紙と下側紙をともに一層安定して前進させることができ折り目そのものにかかるようにすると更なる効果がある。
本発明の第9の構成では、第1サバキ板の下流に第1給紙ローラに接触する給紙搬送コロを有しているで、第1の分離機構でどうしてもわずかにさばかれて、上側紙が先行気味になろうとするのを、ずれが拡大する前に給紙搬送ローラと第1給紙ローラで挟持して送り出すので、上側紙と下側紙のずれの拡大を防止できるという効果がある。
本発明の第10の構成では、給紙搬送ローラの回転軸に回転駆動力が加えられているので、ずれ拡大前の用紙の送り出しがより確実に行われることになる。
本発明の第1の構成(基本構成)において、第1給紙ローラは、折り目そのものには接触せず、折り目の近傍に接触させるのが良い。折り目そのものに接触していると、折り目側の端縁が揃わずに積載されていた場合、折り目側の端部から次位以下の用紙露出して第1給紙ローラと接触してしまい、重送してしまうことがあるし、また、折り目側の端縁が揃っていないことから、用紙によっては第1給紙ローラに十分かからず、搬送力が不足して紙詰まりになることがあるからである。
第4の構成において、横開き紙でない用紙を給紙する場合には、第1給紙ローラと第1サバキ板を離間させるようにするか、或いは、第1給紙ローラを取り外し、補助給紙ローラを第2給紙ローラと、給紙方向で同一直線上に配置することができるようにしておくのが最良の形態である。
第6の構成においては、押さえコロが用紙の折り目そのものを押さえるようにするのが最良の形態である。
第8の構成においても、導入コロが用紙の折り目そのものを押さえるようにするのが最良の形態である。
第9の構成においては、給紙搬送コロの、上側紙と下流側紙をともに前進させるという目的から、給紙搬送コロにも駆動力を与えるようにするのが最良の形態である。
給紙搬送コロに駆動力を加えない場合には、給紙搬送コロのグリップ力によって、上側紙に対して下側紙が遅れる可能性があるから、給紙搬送コロの外周面を滑りのよい樹脂等にするのが最良の形態である。
以下、本発明給紙装置の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明給紙装置の部分平面図である。
給紙板1は給紙方向に前下りの傾斜をしており、この上に用紙束が積載される。補助給紙ローラ4は積載された用紙束の最上層の用紙に接する。
第1分離機構2は、折り用紙の折り目が左側にあるとして、給紙方向に向かって左端の方に配置されている。その構成は図2に示すように、給紙ローラ6とこれに先端部が接しているサバキ板7とから構成されており、給紙ローラ6は図示されていない駆動機構によって矢印の方向に回転することにより、給紙板1上に上層紙ほど先端が先行すように積載された用紙束の最上層紙をサバキ板7と給紙ローラ6の間に挟みその1部のみを分離して給送する。
1部の給紙が終わったならば引き続いて次の最上層の用紙に対し同様の動作をし、以後これを繰り返し積載された用紙束から1部ずつ給紙する。
サバキ板7は、サバキ板取付け台8に取付られているが、その先方部分はサバキ板取付台8の先端よりも突出するように取り付けられている。
こうすることにより、2つ折り用紙や4つ折り用紙のように1部であっても厚さが厚くなる用紙が入ってきても、サバキ板の先端が下方へ曲がるように弾性変形することによって、給紙ローラ6とサバキ板7との挟み圧力が過度に強くならないようにして紙詰まりが生じないようになっている。
補助給紙ローラ4(図1参照)は、給紙方向では第1分離機構2の給紙ローラ6より上流側にあり、給紙方向に直交する方向、即ち給紙方向に向かって左右方向では第1分離機構2と抵抗手段3の間に置かれている。
補助給紙ローラ4に対する駆動は、図示されていない連結駆動機構によって第1分離機構2の給紙ローラ6の回転軸に連結されており、給紙ローラ6よりもやや遅い回転数で駆動されるように設定されており、用紙が給紙ローラ6により補助給紙ローラ4の回転よりも速い速度で引っ張られる場合には、それに応じて回転し得るようワンウェイクラッチが設けられている。補助給紙ローラ4はその回転により最上層の用紙の先端を第1分離機構2の給紙ローラ6とサバキ板7の間へ押し込むようにする。押し込まれた後は給紙ローラ6によって前方へ給送されることになる。抵抗手段3は、給紙方向ではほぼ第1分離機構2と並び、給紙方向と直交する方向では、第1分離機構が片寄せられた方とは反対側の方へ間隔を置いて設けられる。
図3および図4は、抵抗手段3の実施例を給紙方向と直交する方向から見た側面図と用紙が出て来る方から見た正面図とを示す。
図3の(a)は、回転駆動されているローラ9とガイド板5が近接する近傍に、支軸11で回動可能に軸支され、左端が引っ張りばね12で引っ張られているため支軸11より右の部分が反時計方向に弾性付勢されたバー10が設けられており、ローラ9とガイド板5の間を通過しようとする用紙は、バー10を時計方向に倒すようにして通過せねばならず、この反時計方向に弾性付勢されているバー10を時計方向へ倒さなければならない分だけ用紙の前進に対する抵抗になるというものである。
図3の(b)は、ローラ9とガイド板5が近接する近傍に、ガイド板5の下方から弾力抵抗板13を立設し、用紙が通過するためには、弾力抵抗板13を点線で示すように、押し曲げながら通過せねばならず、この押し曲げなければならない分だけ用紙の前進に対する抵抗になるというものである。
図3(c)は、支軸11で軸支され左端が引っ張りばね12で下方へ引っ張られ、右端の方が緩やかに下方へ曲がっている曲り板15が、曲り部分をローラ9に弾性接触するようにして設けられているため、用紙が前進するためには、接触している曲り部分を押し下げなければならず、その分だけ用紙の前進に対する抵抗になるというものである。
図4の(a)は、ばね固定手段18内の圧縮ばね17によって押し上げ方向の弾性付勢を受けている筒体16の上部が、ローラ9とガイド板5の近接する近傍でローラ9に弾性接触しているため、用紙が通過するためには筒体16を押し下げなければならず、その分だけ用紙の前進に対する抵抗になるというものである。
図4の(b)は、ローラ9の両サイドでガイド板5をローラ9の用紙接触部分よりわずか高くなるようにせり上げてガイドせり上り部19を形成し、用紙がローラ9の下へ進入して来ると、正面図に示すように、用紙21がローラ9の部分では低く、両サイドのガイドせり上り部19では高くなるように、幅方向に波打つように変形するので、その分だけ用紙の前進に対する抵抗になるというものである。
図4の(c)は、(b)のガイドせり上り部19、19に代えて円形部材20を配置したものである。
円形部材20の上部がローラ9の下部よりやや高くなるように配置されているため、用紙21は(b)の場合と同様に幅方向で波打つようになるため、その分だけ用紙の前進に対して抵抗になるというものである。
以上のように、第1分離機構を給紙方向に向かって左右片側端に寄せて(図1では左端側)設けることにより、寄せた方の短辺に折り目が来る用紙であっても1部ずつ給紙することができるとともに、抵抗手段3および補助給紙ローラ4の配置により分離機構が左右一方端に片寄って設けられていても、用紙が給紙方向に対して傾くことなく給紙できることになる。
補助給紙ローラ4の、給紙方向に向かって左右方向の位置は、第1分離機構2と抵抗手段3の間であるが、第1分離機構2と抵抗手段3の、用紙の進行に対する抵抗はサバキ板を有する分離機構の方が大きい。
従って、第1分離機構の抵抗を弱めて抵抗手段の抵抗とバランスを取るようにするために補助給紙ローラ4は第1分離機構寄りとするのがよい。
また、抵抗手段として、図3、図4のような構造のものに代えて、第1分離機構2と同様に給紙ローラ6とサバキ板7を有する第2分離機構を給紙方向に向かって左右方向の央部に設けるようにしてもよい。この第2分離機構は、横開きでない用紙を給紙する場合に、分離機構として作用させるものであるから、横開き紙を給紙する場合は、第2分離機構の給紙ローラとサバキ板とは離間させておく。このため、給紙ローラとサバキ板が圧接している第1分離機構の方が、第2分離機構に比べて用紙の進行に対する抵抗が大きくなるので、補助給紙ローラ4はやはり第1分離機構寄りとするのが良い。
図5は、給紙ローラ6とサバキ板5とからなる第1分離機構2の他に、第1分離機構2の給紙方向線に沿って、押さえコロ22、導入コロ23、給紙搬送コロ24を設けた場合の側面図である。
図5ではこれら3種のコロがすべて設けられた図となっているが、本発明の実施例としては、いずれか1種のコロのみを有する場合や、いずれか2種のコロを有する場合および3種すべてを有する場合が含まれる。押さえコロ22は、給紙ローラ6とサバキ板7とからなる第1分離機構2の上流に設けられているので、第1分離機構2が、給紙方向に向かって左又は右側に来る用紙の折り目に合わせて左又は右側にある場合に押さえコロも同じ側にあることになり、用紙の折り目側の方を用紙束の上から押さえることになり、第1分離機構2の上流における折り目付近で上側紙と下側紙がずれたり、用紙の向きが給紙方向に対して傾いたりするのを防止するとともに、積載用紙上面の折り目側が高くなるのを抑制し、給紙を安定させることになる。
具体的な構造としては、自由回転軸を上下方向長穴の軸受けに支持されるようにすることにより、押さえコロ22は給紙の進行とともに回転しつつ自重で用紙束を抑えることにするか、更に自由回転軸をばね等で下向きに付勢することにより押さえ力を大きくすることができる。また、立てたり倒したりすることのできるアームの先に軸受けを設け、この軸受けに押さえコロを取り付けることにより、押さえコロが不要なときには上方へ退避させておくことができる構造とすることもできる。
また、単に分離機構の上流というだけでなく押さえローラ22の、給紙方向に向かって左右いずれか片寄っている側の側面、例えば左側に片寄っている場合には左側面、右側に片寄っている場合には右側面が、給紙ローラの同じ側の側面より更に出る位置にすることにより、押さえコロ22が用紙の折り目そのものを押さえることになり、押さえの効果が一層高まることとなる。
次に、導入コロ23が、給紙ローラ6の上流側直近に、用紙を給紙ローラ6の下方へ導くように設けられている。給紙ローラ6とサバキ板7との挟み圧の具合によっては、折り用紙の上側紙と下側紙の前進のバランスが悪くなり、給紙ローラ6の手前で用紙が上側に膨らもうとすることがあるが、導入コロ23によって用紙を導入板25に押さえることにより膨らみを抑えることができ、上側紙と下側紙をともに安定して前進させることができる。
更に、導入コロ23の回転軸方向の位置を、押さえコロ22の場合と同様に、給紙ローラ6が給紙方向に向かって左右いずれか片寄っている方の側で導入コロ23の側面が給紙ローラの同じ側の側面より出るように配置することにより、給紙ローラ6と相俟って用紙を押さえる範囲が広がって一層膨らみを抑えることができ、特に折り目を押さえる位置にしたときにはその効果が大きい。
次に、給紙搬送コロ24が、給紙ローラ6とサバキ板7との接触点から直近下流の位置に給紙ローラ6と接して設けられている。
給紙ローラ6とサバキ板7とからなる分離機構を用紙の折り目のある側に片寄らせ、更に、押さえコロ22や導入コロ23を設けても、所詮、折り用紙は上側紙と下側紙の2枚からなっており、一方、分離機構は本質的に1枚ずつ或いは1部ずつ分離して給紙するという動作をするものであるから、分離機構における上側紙と下側紙のずれを完全になくすことはできない。
そこで、給紙ローラ6とサバキ板7の接触点を出た直後に、出て来た用紙を給紙ローラ6と給紙搬送コロ24で挟んで、僅かなずれが拡大しないうちに送り出してしまうことにより、折り用紙の給紙を安定に行わせようとするものである。
図5では給紙搬送コロ24に対する駆動は示していないが、上記のような機能からすれば給紙搬送コロ24に対して回転軸から回転駆動力を加えた方がよい。
本発明給紙装置の部分平面図である。 本発明給紙装置における分離機構の構成を側面から見た図である。 本発明給紙装置における抵抗手段の実施例の側面図および正面図である。 本発明給紙装置における抵抗手段の実施例の側面図および正面図である。 本発明給紙装置において、給紙ローラとサバキ板とからなる分離機構に対し、押さえコロ、導入コロおよび給紙搬送コロの配置位置関係を給紙方向と直交する方向から見た配置構成図である。
符号の説明
1 給紙板
2 第1分離機構
3 抵抗手段
4 補助給紙ローラ
5 ガイド板
6 給紙ローラ
7 サバキ板
8 サバキ板取付け台
9 ローラ
10 バー
11 支軸
12 引っ張りばね
13 弾力抵抗板
14 用紙束
15 曲り板
16 筒体
17 圧縮ばね
18 ばね固定手段
19 ガイドせり上り部
20 円形部材
21 用紙
22 押さえコロ
23 導入コロ
24 給紙搬送コロ
25 導入板

Claims (10)

  1. 下記の各手段を有することを特徴とする給紙装置。
    (イ)用紙束を積載する前方下リ傾斜の給紙板
    (ロ)該給紙板の給紙方向と直交する方向の一方端寄りの下流側に配置された第1給紙ローラとこれに圧接する第1サバキ板とで構成され第1給紙ローラと第1サバキ板との間で用紙を挟み最上層の1枚のみを分離して給送する第1分離機構
    (ハ)前記第1分離機構に対し給紙方向と直交する方向の他方側へ間隔を置いて設けられ用紙の給紙に対して抵抗を与える抵抗手段
    (ニ)給紙方向では前記第1給紙ローラよりも上流位置に、給紙方向と直交する方向では前記第1分離機構と前記抵抗手段との間の位置に、用紙束の上面に当接して第1給紙ローラと第1サバキ板との間へ用紙を送り込む補助給紙ローラ
  2. 補助給紙ローラが、給紙方向と直交する方向において、第1分離機構と抵抗手段との間の第1分離機構寄りに設けられていることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 第1サバキ板は、取付け台に固定され、その下流方向先端部分は取付け台より突出していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の給紙装置。
  4. 抵抗手段が、給紙台の給紙方向と直交する方向での央部の下流に設けられた第2給紙ローラとこれに圧接する第2サバキ板を有する第2分離機構であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の給紙装置。
  5. 第1分離機構の上流側に、積層用紙の給紙方向と直交する方向の一方側の端縁を押さえる押さえコロが設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の給紙装置。
  6. 前記押さえコロの一方側の側面が第1給紙ローラの一方側の側面よりも一方側へ出ていることを特徴とする請求項5記載の給紙装置。
  7. 第1給紙ローラの上流側直近に用紙を第1の給紙ローラの下方へ導く導入コロが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の給紙装置。
  8. 前記導入コロの一方側の側面が第1給紙ローラの一方側の側面よりも一方側へ出ていることを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
  9. 第1サバキ板の下流側に第1給紙ローラに接触する給紙搬送コロを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の給紙装置。
  10. 給紙搬送コロの回転軸に回転駆動力が加えられていることを特徴とする請求項9記載の給紙装置。
JP2006293672A 2006-10-30 2006-10-30 給紙装置 Pending JP2008110824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006293672A JP2008110824A (ja) 2006-10-30 2006-10-30 給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006293672A JP2008110824A (ja) 2006-10-30 2006-10-30 給紙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008110824A true JP2008110824A (ja) 2008-05-15

Family

ID=39443570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006293672A Pending JP2008110824A (ja) 2006-10-30 2006-10-30 給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008110824A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013237523A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Konica Minolta Inc 用紙搬送装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013237523A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Konica Minolta Inc 用紙搬送装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8342499B2 (en) Sheet processing apparatus and sheet processing system
US8827257B2 (en) Sheet processing device
US20140167350A1 (en) Post-processing device and image forming system
JP2005330108A (ja) 自動ステープリングなどのためにシートスタックを集積トレイ内に保持する機構
JP2001341876A (ja) 給紙装置
JP2015020885A (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2005255385A (ja) 給紙装置
JP2008110824A (ja) 給紙装置
TWM307005U (en) Device for paper separating and guiding
JP2007126288A (ja) シート整合装置、シート処理装置及び画像形成装置
JP3560230B2 (ja) 給紙装置
JP3622192B2 (ja) 給紙装置
JP5166147B2 (ja) 給紙装置
JP5843881B2 (ja) 書類処理装置及び書類処理方法
JP2007246273A (ja) 用紙排出機構
JP4965272B2 (ja) 印刷物の入紙方法及び入紙装置
JP3622829B2 (ja) 給紙装置
JP3947910B2 (ja) ペーパーサポート及び給紙装置
JP2004115168A (ja) 給紙装置
JP2002255444A (ja) 印刷用紙折り畳み装置
JP2542803Y2 (ja) 用紙自動送給装置
JP3715814B2 (ja) 自動給紙装置
US20030137100A1 (en) Feeding direction altering device for documents
JPH06247566A (ja) 給紙装置
JP2002187629A (ja) 給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091030

A072 Dismissal of procedure

Effective date: 20110315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073