JP2008110765A - ラベル貼付装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るラベル貼付装置1は、容器Cを搬送する搬送手段2と、搬送手段2により搬送される容器Cの表面にラベルを仮貼するラベル貼付手段4と、ラベル貼付手段4により容器Cに仮貼されたラベルの表面を押圧し、ラベルを容器Cに貼付する押圧手段5と、押圧手段5により容器Cに貼付されたラベルを撮像する撮像手段6と、撮像手段6により撮像された撮像画像に基づき、容器Cに貼付されたラベルを検査する検査手段7とを備え、押圧手段5は、少なくとも撮像手段6側の一部が乱反射防止材料により形成されている。
【選択図】図1
Description
図3は特許文献1に係るラベル貼付装置の構成図である。
図3に示すラベル貼付装置30は、湾曲形状に形成された貼着面を有する被貼付物31にラベルの一部分を仮着する仮着手段32と、仮着手段32により仮着したラベル全体を被貼付物31に圧着する圧着手段33とを備えてなる。また、圧着手段33は、湾曲形状の押圧面を有し、被貼付物31の貼着面に押圧面を押圧した時に貼着面の湾曲形状に追従して凹状に弾性変形すると共に、その弾性変形が復元する方向に押圧力を発生する押圧部材(図示せず)と、押圧部材を被貼付物31方向に移動させて押圧することにより押圧部材に弾性変形を発生させる移動手段(図示せず)とから成る。
ここで、一般的に、ラベル貼付装置においては、容器へのラベルの貼付後に、検査手段による、容器に貼付されたラベルの貼付不良の検査が行われる。そして、検査手段によるラベルの貼付不良の検査は、容器に貼付されたラベルの表面を撮像手段により撮像し、その撮像画像に基づいて行われることとなる。
従来、容器を被検体として、かかる容器を撮像手段により撮像し、その撮像画像に基づいて容器の外観不良等を検査する際に、撮像手段への乱反射光の入射を防止する発明として、例えば図4に記載のソフトバック総合検査システムが知られている(特許文献2参照)。
図4に示すソフトバック総合検査システム40においては、ソフトバッグ41本体のシール部のシーリング不良を検出するにあたり、ロボット42により、ソフトバック41を正立させて搬送させながら、レーザ光照射装置43により格子状のレーザ光をソフトバック41の面全域に放射すると共に、ソフトバック41の側面部の分割領域を8台のカメラ44で撮像する。この場合において、ソフトバック総合検査システム40においては、ソフトバック41とカメラ44との間には、光学フィルタ45が設けられ、光学フィルタ45を通してソフトバック45の側面部の分割領域をカメラ44で撮像する構成を採用している。
また、従来、被検体の検査時において、光の乱反射を防止することで検査精度の向上を図る発明として、例えば図5に記載の測量機の精度検査方法が知られている(特許文献3参照)。
図5に示す測量機の精度検査方法においては、水平な定盤(図示せず)と、定盤上に対向配置にして光軸を合わせた光発生装置51及び反射鏡52とからなる検査装置50を形成し、検査装置50の光発生装置51と反射鏡52との間に測量機53をセットし、測量機53の十字線の実像と虚像とにより精度検査を行う構成となっている。そして、図5に示す測量機の精度検査方法においては、光発生装置51におけるハーフミラー54の背後に光乱反射防止用の光吸収材55を設ける構成を採用している。
また、この場合において、図5に示す測量機の精度検査方法によれば、光発生装置51におけるハーフミラー54の背後に光乱反射防止用の光吸収材55を設ける構成により、筒体内における光の乱反射が防止され、検査装置50による検査精度を向上させることを可能としている。
しかしながら、図4に示すソフトバック総合検査システム40及び図5に示す測量機の精度検査方法においては、乱反射光による検査精度低下の防止のために、光学フィルタ45又は光吸収材55を備える必要があり、小型化及び省スペース化が望まれるラベル貼付装置においては適用しづらいという問題がある。
本発明は上記した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、押圧手段自体を乱反射防止材料により形成することで、ラベル貼付装置の小型化を図りつつ、検査手段における検査精度の向上を図ることが可能なラベル貼付装置を提供することにある。
前記搬送手段により搬送される前記容器の表面にラベルを仮貼するラベル貼付手段と、
前記ラベル貼付手段により前記容器に仮貼された前記ラベルの表面を押圧し、前記ラベルを前記容器に貼付する押圧手段と、
前記押圧手段により前記容器に貼付された前記ラベルを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像画像に基づき、前記容器に貼付された前記ラベルを検査する検査手段とを備えてなるラベル貼付装置において、
前記押圧手段は、少なくとも前記撮像手段側の一部が乱反射防止材料により形成されていることを特徴とする。
さらに、本発明のうち請求項3に係るラベル貼付装置は、請求項1又は2記載のラベル貼付装置において、前記押圧手段は、前記ラベルの表面を摺接するブラシであることを特徴とする。
図1は本発明の実施形態に係るラベル貼付装置の概略構成図である。
本発明に係るラベル貼付装置1は、壜、缶等の容器の外面にラベルの貼付を行う装置であり、本実施形態においては、ビール壜、ビール缶等の円筒部を有する容器Cの円筒部外面にラベルを貼付する場合を例にして説明する。
接着剤塗布手段3は、ターンテーブル2と軸の延びる方向を同一とした回転自在の円筒状に構成され、その外周面に接着剤塗布面(図示せず)が形成されている。そして、接着剤塗布手段3は、ターンテーブル2の径方向外方に備えられ、ターンテーブル2により搬送されてくる容器Cの外面と接着剤塗布手段3の接着剤塗布面とが接触することにより、容器Cに接着剤を塗布可能となっている。
撮像手段6は、本実施形態においては、CCDカメラが適用され、撮像画像を検査手段7へ入力可能に構成されている。また、撮像手段6は、ターンテーブル2の径方向外方であって、押圧手段5の下流側に、ターンテーブル2側を撮像方向として備えられている。そして、撮像手段6は、ターンテーブル2により搬送されてくる容器Cの外面に貼付されたラベルの表面を撮像可能となっている。ここで、撮像手段6は、撮像面であるラベルに対して光を照射するフラッシュ装置等の照明手段(図示せず)を備える構成としても構わない。
画像処理手段は、撮像画像についてシェーディング処理、二値化処理等を行い、処理画像を作成し、判定手段へ入力する。
判定手段は、画像処理手段から入力された処理画像に基づいて、処理画像中のラベルのエッジ部と所定の基準線とを比較することによりラベルの貼付不良を判定する。ここで、ラベルの貼付不良とは、容器Cに貼付されたラベルの貼付位置が所定位置からずれている場合、容器Cに貼付されたラベルの一部が剥がれている場合、容器Cに貼付されたラベルの一部が欠損している場合等をいう。
なお、検査手段7における画像処理方法及び判定方法については適宜変更可能である。
ビール充填等の前工程を終了した容器Cは、図示しないコンベヤによりラベル貼付装置1へ搬送されてくる。そして、ラベル貼付装置1へ搬送された容器Cは、供給装置10によりコンベヤからターンテーブル2の回転テーブル上へ供給される。
ターンテーブル2へと供給された容器Cは、回転テーブルにより保持され、ターンテーブル2が回転することにより上流側から下流側へと搬送される。
ターンテーブル2により搬送される容器Cは、まず、接着剤塗布手段3の側方を通過する際に、容器Cのターンテーブル2の外方側外面と接着剤塗布手段3の接着剤塗布面とが接触することにより、接触部に接着剤が塗布される。
さらに、外面にラベルが仮貼された容器Cは、ターンテーブル2によりさらに搬送され、押圧手段5の側方を通過する際に、押圧手段5のブラシの毛先が容器Cの外面に仮貼されたラベルの表面を摺接することにより、容器Cの外面とラベルとが密着され、容器Cへのラベルの貼付が完了する。
そして、撮像手段6の撮像画像は検査手段7へ入力され、検査手段7により容器Cに対するラベルの貼付不良の検出が行われる。
そこで、本発明に係るラベル貼付装置1においては、押圧手段5は、乱反射光の発生を防止するべくブラシ全体が黒色の材料により形成されている。
このように、ラベル貼付装置1によれば、光学フィルタ、光吸収材等の新たな部材を必要とせずに、撮像手段6への押圧手段5からの乱反射光の入射を防止することができ、ラベル貼付装置1の小型化を図りつつ、検査手段7における検査精度の向上を図ることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態においては、種々の変更を行うことが可能である。
図2は本発明例に係るラベル貼付装置により容器Cへのラベルの貼付を行った場合における誤検出の発生量と、比較例に係るラベル貼付装置により容器Cへのラベルの貼付を行った場合における誤検出の発生量と比較する図である。
その結果、図2に示すように、比較例に係るラベル貼付装置においては、6637本の検査手段による貼付不良の誤検出が発生しているのに対し、本発明例に係るラベル貼付装置1においては検査手段による貼付不良の誤検出が0となった。
2 ターンテーブル
3 接着剤塗布手段
4 ラベル貼付手段
5 押圧手段
6 撮像手段
7 検査手段
C 容器
10 供給装置
11 搬出装置
30 ラベル貼付装置
31 被貼付物
32 仮着手段
33 圧着手段
40 ソフトバック総合検査システム
41 ソフトバッグ
42 ロボット
43 レーザ光照射装置
44 カメラ
45 光学フィルタ
50 検査装置
51 光発生装置
52 反射鏡
53 測量機
54 ハーフミラー
55 光吸収材
Claims (3)
- 容器を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記容器の表面にラベルを仮貼するラベル貼付手段と、
前記ラベル貼付手段により前記容器に仮貼された前記ラベルの表面を押圧し、前記ラベルを前記容器に貼付する押圧手段と、
前記押圧手段により前記容器に貼付された前記ラベルを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像画像に基づき、前記容器に貼付された前記ラベルを検査する検査手段とを備えてなるラベル貼付装置において、
前記押圧手段は、少なくとも前記撮像手段側の一部が乱反射防止材料により形成されていることを特徴とするラベル貼付装置。 - 前記押圧手段は、乱反射防止材料として黒色の材料により形成されていることを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
- 前記押圧手段は、前記ラベルの表面を摺接するブラシであることを特徴とする請求項1又は2記載のラベル貼付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006293130A JP2008110765A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | ラベル貼付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006293130A JP2008110765A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | ラベル貼付装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008110765A true JP2008110765A (ja) | 2008-05-15 |
Family
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Family Applications (1)
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2006
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