JP2008110100A - 泡立て器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】
全金属製の泡立て器において、製造効率を高めると共に、軽量化を実現する。
【解決手段】円筒蓋体のカツラ部2の端面に小透孔22を外周面に添って穿設し、前記小透孔にU状に曲げた複数の針線1の基部を挿通し、カツラ部2内に密挿される大きさの筒体の抑え部3を、カツラ部2の内周面とカツラ部2内に位置する針線1の基部との間に圧入した後、外周面を前記カツラ部内に位置する針線基部に対応する波型形状とした内カツラ部4を、カツラ部内に位置する針線基部の内側に圧入して針線基部を固定し、小透孔と針線との間隙から溶融蝋材Aをカツラ部内に浸透させて小透孔間隙を閉塞して攪拌部を形成した後、所定のパイプ柄5を前記攪拌部と溶接連結した後、パイプ柄開口基端を閉塞してなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、全金属製の泡立て器及びその製造方法に関するものである。
全金属製の泡立て器は、U状に曲げた複数の金属線(針線)の基部を、パイプ柄の先端部分に所定の配列を以って固定されているもので、一般的な製造手段としては、特許文献1(特公昭54−2928号公報)に記載されているように、カツラ部の端面に、外周に添って小透孔を穿設し、当該小透孔に針線基部を差し入れ、カツラ部の内部に周面を波型とした内カツラ部を針線基部の内側に圧入し、カツラ部と針線基部とをスポット溶接し、カツラ部の基端にパイプ柄を突合せ溶接し、カツラ部内にセメントを充填し、パイプ柄基部開口端に蓋体を溶接して柄内部を中空密閉としたものである。
また特許文献2(特公昭60−9444号公報)には、カツラ部の基端部を絞り、カツラ部の小透孔に針線基部を差し入れ、内カツラ部で針線基部をカツラ部基端に強く押し広げるようにし、内カツラ部と針線基部とをスポット溶接し、パイプ柄の先端でカツラ部を覆うようにして連結し、当該内カツラ部内にセメント充填した泡立て器が開示されている。
特公昭54−2928号公報。 特公昭60−9444号公報。
前記した従前の全金属製の泡立て器においては、針線基部を挿通する小透孔が、当然針線の径より大きく形成されているので、泡立て作業に際しての針線の振動によって小透孔内の針線移動が生ずる虞があり、それを防止するために、カツラ部或いは内カツラ部と針線基部とをスポット溶接を行なって固定し、更にパイプ柄内への水の浸入を防止する手段と、針線基部の固定を兼ねて、パイプ柄内先端箇所にセメントを充填している。
前記の針線固定において、スポット溶接とセメント充填と二重の構造を採用しており、製造工程上及び製品構造として無駄である。
また泡立て器は、器具を小刻みに動かして使用するものであるから、セメント充填のような器具の重量を増加させることは極力避ける必要がある。
更にセメントは、パイプ柄の先端に隙間無く充填されるとは限らず、針線基部と小透孔との微細な間隙からパイプ柄内に水が浸入する虞があり、水の侵入によって器具の寿命(腐食による)が短くなってしまう。
そこで本発明は、カツラ部或いは内カツラ部と針線基部とのスポット溶接を行なわずに、またセメントを使用しない泡立て器を提案したものである。
本発明に係る泡立て器の製造方法は、円筒蓋体のカツラ部の端面に小透孔を外周面に添って穿設し、前記小透孔にU状に曲げた複数の針線の基部を挿通し、カツラ部内に密挿される大きさの筒体の抑え部を、カツラ部の内周面とカツラ部内に位置する針線基部との間に圧入した後、外周面を前記カツラ部内に位置する針線基部に対応する波型形状とした内カツラ部を、カツラ部内に位置する針線基部の内側に圧入して針線基部を固定し、小透孔と針線との間隙から溶融蝋材をカツラ部内に浸透させて小透孔間隙を閉塞して攪拌部を形成した後、所定のパイプ柄を前記攪拌部と溶接連結した後、パイプ柄開口基端を閉塞してなることを特徴とするものである。
また本発明に係る泡立て器は、円筒蓋体の端面に小透孔を外周面に添って穿設したカツラ部に、前記小透孔にU状に曲げた複数の針線の基部を挿通し、カツラ部の内周面とカツラ部内に位置する針線基部との間に筒体の抑え部を密挿すると共に、カツラ部内に位置する針線基部の内側に、外周面を所定の波型形状とした内カツラ部を圧入して針線基部を固定し、小透孔と針線との間隙から溶融蝋材をカツラ部内に浸透させて小透孔間隙を閉塞して形成した攪拌部に、所定の中空密閉柄となるパイプ柄を溶接連結してなることを特徴とするものである。
而して前記製造方法で製出された泡立て器及び前記泡立て器は、針線の基部が、カツラ部内に密挿された抑え部と内カツラ部とで強く挟持されて固定され、器具使用時に針線基部が振動することが無く、また蝋材がカツラ部の裏面の間隙並びに小透孔に生ずる間隙を塞ぐので、パイプ柄内への水の浸入が生じない。
また本発明は、前記の泡立て器及びその製造方法において、抑え部の先端部を僅かに窄めると共に、カツラ部装着時にカツラ部基端から露出させ、カツラ部と同径としたパイプ柄に前記抑え部を密挿し、カツラ部とパイプ柄にまたがって抑え部を設けて、カツラ部とパイプ柄を突合せ溶接してなることを特徴とするものである。
従って抑え部を、カツラ部の内周面とカツラ部内に位置する針線基部との間に密挿する際に、前記の間隙に先端が入り込んだ後に圧入することになるので、スムーズに密挿することができ、またカツラ部から露出した部分は、パイプ部の受け部として機能し、パイプの溶接連結作業を容易に行なうことができると共に、当該溶接箇所が堅牢となる。
本発明の構成は上記の通りで、金属製中空パイプ柄を備えた全金属製の泡立て器において、カツラ部或いは内カツラ部と針線基部とをスポット溶接を行なわずに、針線基部をカツラ部等に固定することができ、カツラ部内(パイプ柄先部)にセメントの充填も必要としないので器具の軽量化が達成され、更に蝋材がカツラ部の裏面の間隙並びに小透孔に生ずる間隙を塞ぐので、パイプ柄の密封が容易に確保されると共に、小透孔の間隙もなくなり外観的にも優れた器具となる。
次に本発明の実施の形態について、その製造手順に添って以下に説明する。製造部品は、ステンレス製の金属部品で、攪拌部を形成する部品として複数の針線1と、カツラ部2と、抑え部3と、内カツラ部4を準備し、更に前記攪拌部以外の部品としてパイプ柄5及び閉塞部6が用意される。
針線1は、適宜な径の金属細線をU状に曲げ、先部を卵型にして基部を束ねた周知形状のものである。
カツラ部2は、円筒蓋体であり、その上端面21に前記針線1が挿通できる大きさの小透孔22を外周面に添って穿設し、前記小透孔22に針線1の基部を適宜長さ挿通する(図2イ)。
抑え部3は、カツラ部2内に密挿される大きさの筒体で、カツラ部2の長さよりも長く形成したもので、特に先端部分を僅かに窄めてなり、カツラ部の内周面とカツラ部内に位置する針線1の基部との間に、略先端部が突き当たるまで圧入する。
前記の抑え部3の圧入によって小透孔22内の針線1は、小透孔22の一方の縁部に強く押し当てられることになり、針線1とカツラ部2とが一体化される(図2ロ)。
内カツラ部4は、外周面を前記カツラ部2内に位置する針線1の基部に対応する波型形状とした筒蓋体で、カツラ部2内に位置する針線1の基部の内側に、上端面41がカツラ部2の上端面21の裏面に略当接するまで圧入する。この圧入によって針線1の基部は、外周方向に押圧されることになり、結果的に複数の針線1と、カツラ部2と、抑え部3と、内カツラ部4が一体化されることになる(図2ハ)。
更に小透孔22と針線1との間隙にカツラ部2の上端面21から溶融蝋材Aをカツラ部2の内側に浸透させるもので、前記の溶融蝋材Aは、抑え部3の上端間隙や、カツラ部2の上端面21の裏面と内カツラ部4の上端面41との間隙に浸透して固化する。この結果攪拌部がより確実に一体化され、小透孔22の間隙も封じられ、後述するパイプ柄の密封も容易に確保される。
パイプ柄5は、カツラ部2と同径の適宜長さの筒体で、前記の攪拌部が形成されると、パイプ柄5を攪拌部における抑え部3の露出部分に外挿し、パイプ柄5の先端をカツラ部2の基端と突合せて溶接する。
更にパイプ柄5の基端開口部分に、円筒蓋体である閉塞部6を突合せ溶接してパイプ柄5内を中空体とするものである。勿論溶接後は所定の研磨を施し、突合せ部分が視認できないようにする。
而して前記の製出された泡立て器は、従前の器具のような攪拌部の形成に際してのスポット溶接を行う必要が無いので、製造作業能率が向上し、更にパイプ柄の先部内にセメントを充填する必要もなく、器具の軽量化が実現して、より使い易い器具を提供できたものである。
また中空のパイプ柄の密封も確実になされ、小透孔の縁部(間隙)も視認することができないので、外観的にも優れた器具となったものである。
本発明の実施形態を示す各部品の斜視図。 同攪拌部の製造過程を示す説明図。 同パイプ柄連結前の斜視図。 同製出された器具の全体斜視図。
符号の説明
1 針線
2 カツラ部
21 上端面
22 小透孔
3 抑え部
4 内カツラ部
41 上端面
5 パイプ柄
6 閉塞部

Claims (4)

  1. 円筒蓋体のカツラ部の端面に小透孔を外周面に添って穿設し、前記小透孔にU状に曲げた複数の針線の基部を挿通し、カツラ部内に密挿される大きさの筒体の抑え部を、カツラ部の内周面とカツラ部内に位置する針線基部との間に圧入した後、外周面を前記カツラ部内に位置する針線基部に対応する波型形状とした内カツラ部を、カツラ部内に位置する針線基部の内側に圧入して針線基部を固定し、小透孔と針線との間隙から溶融蝋材をカツラ部内に浸透させて小透孔間隙を閉塞して攪拌部を形成した後、所定のパイプ柄を前記攪拌部と溶接連結した後、パイプ柄開口基端を閉塞してなることを特徴とする泡立て器の製造方法。
  2. 抑え部の先端部を僅かに窄めると共に、カツラ部装着時にカツラ部基端から露出させ、カツラ部と同径としたパイプ柄に前記抑え部を密挿し、カツラ部とパイプ柄を突合せ溶接してなる請求項1記載の泡立て器の製造方法。
  3. 円筒蓋体の端面に小透孔を外周面に添って穿設したカツラ部に、前記小透孔にU状に曲げた複数の針線の基部を挿通し、カツラ部の内周面とカツラ部内に位置する針線基部との間に筒体の抑え部材を密挿すると共に、カツラ部内に位置する針線基部の内側に、外周面を所定の波型形状とした内カツラ部を圧入して針線基部を固定し、小透孔と針線との間隙から溶融蝋材をカツラ部内に浸透させて小透孔間隙を閉塞して形成した攪拌部に、所定の中空密閉柄となるパイプ柄を溶接連結してなることを特徴とする泡立て器。
  4. 抑え部を、先端部が僅かに窄められ、カツラ部装着時にカツラ部基端から露出する長さとし、カツラ部と同径としたパイプ柄とカツラ部の突合せ箇所の内部に、カツラ部とパイプ柄にまたがって設けてなる請求項1記載の泡立て器の製造方法。
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