JP2008109779A - 過電流防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハーフショート時において発火・発煙を発生させることなく電源回路を停止させることが可能な過電流防止装置を提供する。
【解決手段】第1サーミスタ21は整流回路15から発生する温度を計測し、計測した温度に応じた電圧値を出力する。この第1サーミスタ21にはスイッチング制御部18が接続され、スイッチング制御部18は第1サーミスタ21から出力される電圧値が、第1電圧値を超えた場合に、交流電源11と電源回路10との間に設けられるスイッチ19をオンからオフに切り替える。交流電源11と電源回路10との間にはスイッチ19及びヒューズ13が並列に設けられている。ヒューズ13は、スイッチ19がオフであり、かつ、交流電源11から所定電流以上の電流が供給された場合、電源回路10への電流の供給を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源に接続される電源回路への過電流を防止するための過電流防止装置に関する。
電源とDC−DCコンバータ等の電子回路または電気回路との間には交流を整流するための整流回路及び脈動電圧を平滑する平滑回路等を含む電源回路が設けられている。図4は従来の電源回路の回路構成を示す回路図である。図において100は従来の電源回路であり、交流電源101とDC−DCコンバータ109との間に設けられている。電源回路100は突入電流防止用抵抗102、コモンモードチョークコイル103、整流回路104、コンデンサ106、108及びチョークコイル107から構成される平滑回路105、電圧検出回路110、スイッチング制御部111、並びに、スイッチ112から構成される。
交流電源101から供給される交流はコモンモードチョークコイル103によりコモンモードノイズが除去された後、整流回路104にて整流が行われる。整流後平滑回路105にて脈動電圧が平滑化され、DC−DCコンバータ109へ電圧が供給される。スイッチ112は電源供給時にはスイッチング制御部111によりオフ状態にあり、並列に接続される突入電流防止用抵抗102に直接交流電源101からの電源が供給される。
電圧検出回路110はDC−DCコンバータ109の電圧を検出する回路である。スイッチング制御部111はDC−DCコンバータ109の動作に伴う電圧変化を、電圧検出回路110を介して監視しており、電圧供給後DC−DCコンバータ109が所定電圧で安定動作した場合、スイッチ112をオンにする。この場合、交流電源101から供給される交流は突入電流防止用抵抗102を経ることなく整流回路104等に供給される。これにより、突入電流防止用抵抗102による電圧の損失を防止している。なお、その他一般的な電源回路としては特許文献1または2の電源回路が知られている。
特開2002−10635号公報 特開2004−80419号公報
しかしながら、電源回路内のコンデンサ等が故障して電流がリークする等、所謂ハーフショートが発生する場合がある。ハーフショートはこの他、コモンモードチョークコイルまたはダイオードの故障、及び、整流回路と平滑回路との間の結線上に異物がのった場合等に発生する。ハーフショートが発生した場合は直ちに電源回路が停止することなく、動作を継続して行う。そのため、コモンモードチョークコイルまたはダイオード等が発熱し、発煙または発火を生じる虞があるという問題があった。なお、特許文献1及び2では、かかる問題を解決するための手段が開示されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源回路から発生する温度を計測するセンサを設け、温度センサから出力される電圧値が、所定電圧値を超えた場合に、電源と前記電源回路との間に設けられるスイッチをオンからオフに切り替え、このスイッチに保護回路を並列に設けることにより、ハーフショート時において発火・発煙を発生させることなく電源回路を停止させることが可能な過電流防止装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、電源回路内の整流回路及び平滑回路等それぞれに温度センサを設け、切り替え回路にて個別にスイッチをオンからオフに切り替えることにより、より安全性の高い過電流防止装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、電源回路内の整流回路及び平滑回路等それぞれに温度センサを設け、切り替え回路にてスイッチをオンからオフに切り替える電圧値を個別に設定することにより、よりきめ細かな設定が可能となる過電流防止装置を提供することを目的とする。
本発明に係る過電流防止装置は、電源に接続される電源回路への過電流を防止するための過電流防止装置において、前記電源回路から発生する温度を計測し、計測した温度に応じた電圧値を出力する温度センサと、該温度センサに接続され、該温度センサから出力される電圧値が、所定電圧値を超えた場合に、前記電源と前記電源回路との間に設けられるスイッチをオンからオフに切り替える切り替え回路と、前記スイッチに並列に接続され、該スイッチがオフであり、前記電源から所定電流以上の電流が供給された場合に、前記電源回路への電流の供給を停止する保護回路とを備えることを特徴とする。
本発明に係る過電流防止装置は、前記電源回路は、前記電源に接続される整流回路及び該整流回路の後段に設けられる平滑回路であり、前記温度センサは、前記整流回路に対応して設けられた第1温度センサ及び前記平滑回路に対応して設けられた第2温度センサであることを特徴とする。
本発明に係る過電流防止装置は、前記電源回路は、前記電源に接続されるコモンモードチョークコイル、該コモンモードチョークコイルの後段に設けられる整流回路及び該整流回路の後段に設けられる平滑回路であり、前記温度センサは、前記整流回路に対応して設けられた第1温度センサ、前記平滑回路に対応して設けられた第2温度センサ及び前記コモンモードチョークコイルに対応して設けられた第3温度センサであることを特徴とする。
本発明に係る過電流防止装置は、前記切り替え回路は、前記第1温度センサ及び前記第2温度センサに接続され、前記第1温度センサに対応する第1電圧値及び前記第2温度センサに対応する第2電圧値を設定する設定部を備え、前記第1温度センサから出力される電圧値が第1電圧値を超えた場合に、または前記第2温度センサから出力される電圧値が第2電圧値を超えた場合に、前記スイッチをオンからオフに切り替えるよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係る過電流防止装置は、前記切り替え回路は、前記第1温度センサ、前記第2温度センサ及び前記第3温度センサに接続され、前記第1温度センサに対応する第1電圧値、前記第2温度センサに対応する第2電圧値及び前記第3温度センサに対応する第3電圧値を設定する設定部を備え、前記第1温度センサから出力される電圧値が第1電圧値を超えた場合に、前記第2温度センサから出力される電圧値が第2電圧値を超えた場合に、または前記第3温度センサから出力される電圧値が第3電圧値を超えた場合に、前記スイッチをオンからオフに切り替えるよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係る過電流防止装置は、前記温度センサは、サーミスタまたはCMOS温度センサであることを特徴とする。
本発明に係る過電流防止装置は、前記保護回路は、ヒューズまたはブレーカであることを特徴とする。
本発明にあっては、温度センサは電源回路から発生する温度を計測し、計測した温度に応じた電圧値を出力する。この温度センサは例えば、サーミスタまたはCMOS温度センサが用いられる。この温度センサには切り替え回路が接続され、切り替え回路は温度センサから出力される電圧値が、所定電圧値を超えた場合に、電源と電源回路との間に設けられるスイッチをオンからオフに切り替える。電源と電源回路との間にはスイッチ及び保護回路が並列に設けられている。ヒューズまたはブレーカ等の保護回路は、スイッチがオフであり、かつ、電源から所定電流以上の電流が供給された場合、電源回路への電流の供給を停止する。これにより、電源回路にハーフショートが発生し温度が上昇した場合でも、保護回路への接続に伴って、保護回路が動作し電源回路への過電流供給が防止される。
本発明にあっては、電源回路は、電源に接続されるコモンモードチョークコイル、コモンモードチョークコイルの後段に設けられる整流回路及び該整流回路の後段に設けられる平滑回路である。そして、第1温度センサが整流回路に対応して設けられ、第2温度センサが平滑回路に対応して設けられ、第3温度センサがコモンモードチョークコイルに対応して設けられる。切り替え回路は各温度センサに接続され、各温度センサからの電圧値が所定電圧値を超えた場合にスイッチをオフする。
本発明にあっては、切り替え回路は、第1温度センサ、第2温度センサ及び第3温度センサに接続される。切り替え回路は設定部を備え、設定部は第1温度センサに対応する第1電圧値、第2温度センサに対応する第2電圧値及び第3温度センサに対応する第3電圧値を設定する。切り替え回路は、第1温度センサから出力される電圧値が第1電圧値を超えた場合に、第2温度センサから出力される電圧値が第2電圧値を超えた場合に、または第3温度センサから出力される電圧値が第3電圧値を超えた場合に、スイッチをオンからオフに切り替える。
本発明にあっては、電源回路の温度を計測する温度センサには切り替え回路が接続され、切り替え回路は温度センサから出力される電圧値が、所定電圧値を超えた場合に、電源と電源回路との間に設けられるスイッチをオンからオフに切り替える。電源と電源回路との間にはスイッチ及び保護回路が並列に設けられている。保護回路は、スイッチがオフであり、かつ、電源から所定電流以上の電流が供給された場合、電源回路への電流の供給を停止する。従って、電源回路にハーフショートが発生し温度が上昇した場合でも、保護回路への接続に伴って、保護回路が動作し電源回路への過電流供給が防止される。これにより、ハーフショート状態が継続することによる発火・発煙等を防止することが可能となる。
本発明にあっては、第1温度センサが整流回路に対応して設けられ、第2温度センサが平滑回路に対応して設けられ、第3温度センサがコモンモードチョークコイルに対応して設けられる。切り替え回路は各温度センサに接続され、各温度センサからの電圧値が所定電圧値を超えた場合にスイッチをオフする。これにより、電源回路内の異常を回路毎に個別に検出でき、より安全性を高めることが可能となる。
本発明にあっては、第1温度センサ、第2温度センサ及び第3温度センサに接続される切り替え回路は設定部を備え、設定部は第1温度センサに対応する第1電圧値、第2温度センサに対応する第2電圧値及び第3温度センサに対応する第3電圧値を設定する。切り替え回路は、第1温度センサから出力される電圧値が第1電圧値を超えた場合に、第2温度センサから出力される電圧値が第2電圧値を超えた場合に、または第3温度センサから出力される電圧値が第3電圧値を超えた場合に、スイッチをオンからオフに切り替える。これにより、電源回路内の各回路特性に応じて、スイッチを動作させる最適な電圧値を個別に設定でき、より安全性を高めることが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は過電流防止装置及び電源回路の回路構成を示す回路図である。図において1は過電流防止装置であり交流電源11から電源回路10へ入力される過電流を防止する。過電流防止装置1は突入電流防止用抵抗12、保護回路としてのヒューズ13、電源回路としてのコモンモードチョークコイル14、整流回路15及び平滑回路16、スイッチング制御部18、温度センサとしての第1サーミスタ21、第2サーミスタ22及び第3サーミスタ23、電圧検出回路24、並びに、切り替え回路としてのスイッチ19等を含んで構成される。
交流電源11から電源が供給されていない場合、DC−DCコンバータ17の動作電圧を検出する電圧検出回路24からは、0V電圧がスイッチング制御部18へ出力される。スイッチング制御部18は電圧検出回路24からの電圧値が0Vの場合、スイッチ19をオフ(オープン)する。交流電源11から交流電圧が供給された場合、突入電流防止用抵抗12は突入電流を防止する。交流電圧はヒューズ13を経て、コモンモードチョークコイル14によりコモンモードノイズが除去される。
ノイズが除去された交流電圧はダイオードを用いたブリッジ回路等により構成される整流回路15により全波整流される。整流後の脈動電圧はコンデンサ161、163及びチョークコイル162から構成されるLC平滑回路等の平滑回路16により平滑される。なお平滑回路16はダイオード及びコンデンサを用いたものであっても良い。平滑回路16により平滑化された電圧はDC−DCコンバータ17へ供給される。DC−DCコンバータ17には図示しない放電灯等が接続される。電圧検出回路24はDC−DCコンバータ17の電圧を検出し、検出した電圧をスイッチング制御部18へ出力する。スイッチング制御部18は、DC−DCコンバータ17が安定動作し電圧検出回路24から所定電圧値以上の電圧が出力された場合、スイッチ19をオン(クローズ)する。
交流電源11及びコモンモードチョークコイル14の間に挿入されるスイッチ19と、突入電流防止用抵抗12及びヒューズ13とは並列に接続されている。スイッチ19がオンした場合、交流電源11からの交流電圧は、突入電流防止用抵抗12を経ることなく、スイッチ19側を経由してコモンモードチョークコイル14へ供給される。なお、本実施の形態においては、電源回路10にコモンモードチョークコイル14、整流回路15及び平滑回路16の3つを用いた形態につき説明するが、これらの回路に限るものではなく、他の回路を用いても良い。また、整流回路15及び平滑回路16のみを用いても良い。
整流回路15の近傍であって整流回路15と平滑回路16との間には、整流回路15から発生する温度を計測する第1サーミスタ21が設けられている。第1サーミスタ21は、整流回路15と平滑回路16との間のハーフショート等により、整流回路15の温度が上昇した場合、内部の抵抗値が上昇し、第1サーミスタ21から出力される電圧値が低下する。第1サーミスタ21には分圧抵抗211が直列に接続されており、分圧抵抗211により分圧された電圧は、スイッチング制御部18の第1入力部251へ入力される。第1入力部251には第1設定部181が接続されている。第1設定部181は、スイッチ19をオフする第1電圧値を記憶するメモリ及び比較器を備えている。この第1電圧値は例えば5Vである。
第1設定部181は第1入力部251から出力される電圧を監視しており、整流回路15の発熱に伴い、第1入力部251から出力される電圧が第1電圧値より低くなった場合、スイッチ19をオフする。例えばDC−DCコンバータ17の安定動作後における電源回路10の正常時には、8Vの電圧が第1設定部181へ入力されており、その後、発熱に起因して第1サーミスタ21内部の抵抗値が上昇し、第1設定部181へ入力される電圧が5V以下となった場合に、第1設定部181はスイッチ19をオンからオフに切り替える。この場合におけるハーフショートは、例えば、整流回路15と平滑回路16との間の結線上に異物がのった場合等である。なお、本実施の形態における第1サーミスタ21は温度の上昇と共に抵抗値が増加するものを用いたが、逆に温度の上昇と共に抵抗値が低下する特性のものを用いても良い。この場合、第1設定部181は第1入力部251から出力される電圧値が第1電圧値以上、例えば10V以上となった場合に、第1設定部181はスイッチ19をオンからオフに切り替える。
また、本実施の形態においては温度センサとして、サーミスタを用いた形態につき説明したが、例えばCMOS温度センサ等の公知の温度センサを適用すればよい。スイッチング制御部18内部には第1操作部201が設けられている。第1操作部201は、可変抵抗等により構成され、これに接続される第1設定部181における第1電圧値をユーザの設定により、例えば3V〜5V等に変更することができる。
ハーフショート状態においてスイッチ19がオンからオフへ切り替えられた場合、ヒューズ13に過電流が流れ、内部の可溶体が溶断し、交流電源11から電源回路10への電流を遮断する。なお、本実施の形態においては保護回路としてヒューズを用いた形態につき説明したがヒューズに替えてブレーカを用いても良い。
平滑回路16内部には、コンデンサ163と並列に平滑回路16の温度を計測する第2サーミスタ22が接続されている。第2サーミスタ22には分圧抵抗221が直列に接続されており、分圧抵抗221により分圧された電圧は、スイッチング制御部18の第2入力部252へ入力される。第2入力部252には第2設定部182が接続されている。第2設定部182は、スイッチ19をオフする第2電圧値を記憶するメモリ及び比較器を備えている。
第2設定部182は第2入力部252から出力される電圧を監視しており、平滑回路16の発熱に伴い、第2入力部252から出力される電圧が第2電圧値より低くなった場合、スイッチ19をオフする。スイッチング制御部18内部には第2操作部202が設けられている。第2操作部202は、これに接続される第2設定部182における第2電圧値をユーザの設定により変更することができる。この第2電圧値は、分圧抵抗221及び第2操作部202により適宜の値が設定される。
コンデンサ163の故障によりリーク電流が発生することに起因するハーフショートが発生した場合、チョークコイル162の温度が上昇し、第2サーミスタ22の抵抗値が上昇する。第2サーミスタ22から出力される電圧値が低下し、第2入力部252へ入力される電圧も低下する。第2設定部182は、第2入力部252から入力される電圧値が第2電圧値以下となった場合に、スイッチ19をオフする。このように、ハーフショート状態においてスイッチ19がオフされた場合、ヒューズ13に過電流が流れ、内部の可溶体が溶断し、交流電源11から電源回路10への電流が遮断される。
コモンモードチョークコイル14の近傍であって、コモンモードチョークコイル14と整流回路15との間には、コモンモードチョークコイル14の温度を計測する第3サーミスタ23が接続されている。第3サーミスタ23には交流電圧を整流するダイオード231及び整流された脈動電圧を平滑化するコンデンサ232及び抵抗233が接続されている。平滑後の電圧はスイッチング制御部18の第3入力部253へ入力される。第3入力部253には第3設定部183が接続されている。第3設定部183は、スイッチ19をオフする第3電圧値を記憶するメモリ及び比較器を備えている。
第3設定部183は第3入力部253から出力される電圧を監視しており、コモンモードチョークコイル14の発熱に伴い、第3入力部253から出力される電圧が第3電圧値より低くなった場合、スイッチ19をオフする。スイッチング制御部18内部には第3操作部203が設けられている。第3操作部203は、これに接続される第3設定部183における第3電圧値をユーザの設定により変更することができる。この第3電圧値は、抵抗233及び第3操作部203により適宜の値が設定される。
整流回路15内部のダイオード故障等によりハーフショートが発生した場合、コモンモードチョークコイル14の温度が上昇し、第3サーミスタ23の抵抗値が上昇する。第3サーミスタ23から出力される電圧値が低下し、第3入力部253へ入力される電圧も低下する。第3設定部183は、第3入力部253から入力される電圧値が第3電圧値以下となった場合に、スイッチ19をオフする。このように、ハーフショート状態においてスイッチ19がオフされた場合、ヒューズ13に過電流が流れ、内部の可溶体が溶断し、交流電源11から電源回路10への電流が遮断される。なお、本実施の形態においては、ヒューズ13として、過電流による自己発熱を利用して可溶体を溶断し、回路を遮断する電流ヒューズを用いた形態につき説明したが、これに限るものではなく、温度ヒューズを用いても良い。温度ヒューズを用いた場合、温度ヒューズに隣接して接続される突入電流防止用抵抗12の発熱により内部の可溶体が溶断し、交流電源11から電源回路10への電流が遮断される。
なお、第1電圧値乃至第3電圧値は同一の値としても良く、またコモンモードチョークコイル14、整流回路15及び平滑回路16の特性に応じて、第1操作部201乃至第3操作部203を用いて、または、分圧抵抗211、分圧抵抗221及び抵抗233を用いて、相互に異なる電圧値を設定しても良い。さらに、本実施の形態においては第1操作部201乃至第3操作部203を設けて、第1設定部181乃至第3設定部183の第1電圧値乃至第3電圧値を変更できるよう説明したが、必ずしも第1操作部201乃至第3操作部203を設けなくても良い。さらに、本実施の形態においてはコモンモードチョークコイル14、整流回路15及び平滑回路16のそれぞれに対応させて、第1サーミスタ21乃至第3サーミスタ23を設けたが、少なくとも一つのサーミスタを設ける構成としても良い。
実施の形態2
実施の形態2は周辺の温度の変化に応じて第1電圧値乃至第3電圧値を変更する形態に関する。図2は実施の形態2に係る過電流防止装置1及び電源回路10の回路構成を示す回路図である。スイッチング制御部18の構成が実施の形態1とは異なる。スイッチング制御部18は、第1入力部251、第2入力部252、第3入力部253、温度センサ40、第1テーブル41、第2テーブル42、第3テーブル43、第1設定部181、第2設定部182及び第3設定部183を含んで構成される。
温度センサ40は過電流防止装置1周辺の温度を計測するセンサであり、例えばサーミスタまたはCMOS温度センサ等が用いられる。温度センサ40は温度に係る信号(例えば電圧)を第1テーブル41、第2テーブル42及び第3テーブル43へ出力する。第1テーブル41は、温度に対応させて、スイッチ19をオフするための基準となる第1電圧値が複数記憶されている。
図3は第1テーブル41のレコードレイアウトを示す説明図である。温度フィールドには単位を℃とする温度が記憶されており、各温度に対応付けて、第1電圧値フィールドには、単位をボルトVとする電圧がそれぞれ記憶されている。この第1テーブル41は第1サーミスタ21の特性にあわせて温度に対する第1電圧値が記憶されている。第1サーミスタ21は、温度の上昇に伴い抵抗値が増加し、出力される電圧が低下することから、夏期等の周辺温度が高い場合は、電源回路10に異常がない場合でも、低い電圧が第1入力部251へ入力され、第1設定部181が第1電圧値以下になったと判断し、スイッチ19をオフにすることが想定される。温度センサ40、並びに、第1テーブル41、第2テーブル42、及び、第3テーブル43は周辺温度の変化による誤作動を防止するために設けている。
第1テーブル41は温度が高くなるにつれて、第1電圧値が低くなるように設定している。なお、この温度及び電圧値は一例であり、第1サーミスタ21の特性に応じて他の値とする他、逆に温度が高くなるにつれて電圧値を高くするようにしても良い。第2テーブル42及び第3テーブル43も第1テーブル41と同様の構成であり、温度に対応させて第2電圧値、または、第3電圧値がそれぞれ記憶されている。なお、本実施の形態においては、3つのテーブルを用意したが、1のテーブルにて温度及びこれに対応する電圧値を共通のものとしても良い。
温度センサ40から温度の信号が出力された場合、第1テーブル41は対応する第1電圧値を第1設定部181へ出力する。第1設定部181は、第1入力部251から入力される電圧値と第1テーブル41から出力される第1電圧値とを比較し、入力電圧値が第1電圧値以下となった場合に、スイッチ19をオンからオフに切り替える。第2テーブル42及び第2設定部182、並びに、第3テーブル43及び第3設定部183の構成及び作用については第1テーブル41及び第1設定部181と同様であるので詳細な説明は省略する。
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
過電流防止装置及び電源回路の回路構成を示す回路図である。 実施の形態2に係る過電流防止装置及び電源回路の回路構成を示す回路図である。 第1テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 従来の電源回路の回路構成を示す回路図である。
符号の説明
1 過電流防止装置
10 電源回路
11 交流電源
12 突入電流防止用抵抗
13 ヒューズ
14 コモンモードチョークコイル
15 整流回路
16 平滑回路
18 スイッチング制御部
19 スイッチ
21 第1サーミスタ
22 第2サーミスタ
23 第3サーミスタ
24 電圧検出回路
40 温度センサ
181 第1設定部
182 第2設定部
183 第3設定部

Claims (7)

  1. 電源に接続される電源回路への過電流を防止するための過電流防止装置において、
    前記電源回路から発生する温度を計測し、計測した温度に応じた電圧値を出力する温度センサと、
    該温度センサに接続され、該温度センサから出力される電圧値が、所定電圧値を超えた場合に、前記電源と前記電源回路との間に設けられるスイッチをオンからオフに切り替える切り替え回路と、
    前記スイッチに並列に接続され、該スイッチがオフであり、前記電源から所定電流以上の電流が供給された場合に、前記電源回路への電流の供給を停止する保護回路と
    を備えることを特徴とする過電流防止装置。
  2. 前記電源回路は、
    前記電源に接続される整流回路及び該整流回路の後段に設けられる平滑回路であり、
    前記温度センサは、
    前記整流回路に対応して設けられた第1温度センサ及び前記平滑回路に対応して設けられた第2温度センサである
    ことを特徴とする請求項1に記載の過電流防止装置。
  3. 前記電源回路は、
    前記電源に接続されるコモンモードチョークコイル、該コモンモードチョークコイルの後段に設けられる整流回路及び該整流回路の後段に設けられる平滑回路であり、
    前記温度センサは、
    前記整流回路に対応して設けられた第1温度センサ、前記平滑回路に対応して設けられた第2温度センサ及び前記コモンモードチョークコイルに対応して設けられた第3温度センサである
    ことを特徴とする請求項1に記載の過電流防止装置。
  4. 前記切り替え回路は、
    前記第1温度センサ及び前記第2温度センサに接続され、前記第1温度センサに対応する第1電圧値及び前記第2温度センサに対応する第2電圧値を設定する設定部を備え、前記第1温度センサから出力される電圧値が第1電圧値を超えた場合に、または前記第2温度センサから出力される電圧値が第2電圧値を超えた場合に、前記スイッチをオンからオフに切り替えるよう構成してある
    ことを特徴とする請求項2に記載の過電流防止装置。
  5. 前記切り替え回路は、
    前記第1温度センサ、前記第2温度センサ及び前記第3温度センサに接続され、前記第1温度センサに対応する第1電圧値、前記第2温度センサに対応する第2電圧値及び前記第3温度センサに対応する第3電圧値を設定する設定部を備え、前記第1温度センサから出力される電圧値が第1電圧値を超えた場合に、前記第2温度センサから出力される電圧値が第2電圧値を超えた場合に、または前記第3温度センサから出力される電圧値が第3電圧値を超えた場合に、前記スイッチをオンからオフに切り替えるよう構成してある
    ことを特徴とする請求項3に記載の過電流防止装置。
  6. 前記温度センサは、サーミスタまたはCMOS温度センサである
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の過電流防止装置。
  7. 前記保護回路は、ヒューズまたはブレーカである
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の過電流防止装置。
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