JP2004266978A - 制御回路の保護装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】商用電源に接続され、電源投入時にオフとなる突入電流制限リレーと、この制限リレーを介して前記商用電源と接続され、負荷に応じて動作するコンバータ回路、平滑コンデンサ、及びインバータ回路等からなる制御回路と、この制御回路と前記商用電源との間のいずれかの電源線と並列に接続され、突入電流を制限する突入電流制限抵抗素子と、この制限抵抗素子と直列に接続され、所定以上の電流を遮断するヒューズと、このヒューズの負荷側と前記電源線の他方側との間に接続され、前記商用電源の電圧に応じて抵抗値を可変させる電圧依存性抵抗器と、を備えたものである。
する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電源電圧が定格電圧以上となっても各制御機器を保護する制御回路の保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の制御回路の保護装置は、電源電圧を検出する電源電圧検出回路を電源電圧の回路に設けて電源電圧の正常又異常を判断し、この判断結果で電源電圧が予め設定された電源電圧以上の時、即ち、電源電圧が異常に高い場合には、その信号を制御部へ送るので、この異常電源電圧を受信した制御部は電源供給回路に設けられたリレーを切り、異常に高い電源電圧がインバータ部に印加しないようにして、インバータ部を保護するように構成されていた。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2001−241732号公報(第5頁−7頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の制御回路の保護装置においては、電源電圧を検出する電源電圧検出回路を設け、この検出回路によって電源電圧の異常・正常を判定し、この判定結果に基づいてインバータ部を保護するようしていたので、コストが高く、収納スペースも大きくなるという問題があった。
【0005】
この発明は、以上のような問題を解消するためになされたもので、簡単な部品構成でインバータ回路等の制御回路を保護する少スペースで、経済的で、信頼性の高い制御回路の保護装置を得ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る制御回路の保護装置においては、商用電源に接続され、電源投入時にオフとなる突入電流制限リレーと、この制限リレーを介して前記商用電源と接続され、負荷に応じて動作するコンバータ回路、平滑コンデンサ、及びインバータ回路等からなる制御回路と、この制御回路と前記商用電源との間のいずれかの電源線と並列に接続され、突入電流を制限する突入電流制限抵抗素子と、この制限抵抗素子と直列に接続され、所定以上の電流を遮断するヒューズと、このヒューズの負荷側と前記電源線の他方側との間に接続され、前記商用電源の電圧に応じて抵抗値を可変させる電圧依存性抵抗器と、を備え、前記電圧依存性抵抗器が、前記商用電源の投入電圧が所定値以上の時に前記ヒューズを溶断させるものである。
【0007】
また、前記電圧依存性抵抗器が、前記突入電流制限抵抗素子の負荷側に位置するように配置されたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実態の形態1について図1、2を用いながら説明する。
なお、図1はこの実態の形態1における空気調和機等の制御回路の電源電圧保護装置を示す概略系統図であり、この図1において、1は電源、2はこの電源1回路の一方に並列に接続され、突入電流を制限する突入電流制限抵抗素子、3はこの突入電流制限抵抗素子に直列に接続され、所定以上の電流を遮断するヒューズ、4は電源1の回路の一方に直列に接続され、突入電流拘束後(平滑コンデンサ7への充電後)にONして電源電圧を供給する突入電流制限リレーである。
【0009】
また、この図の5はこのヒューズ3の出口側と電源回路の他方側と間に配線を介して接続され、定格電圧以上の電圧が印加されたると抵抗値を極端に小さくする電圧依存性抵抗器、6は電源1の回路に接続され、交流電源を直流に変換するコンバータ回路、7はこのコンバータ回路6からの直流電圧を安定させるための平滑コンデンサ、8はこの平滑コンデンサ7に接続され、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路、9は平滑コンデンサ7後の直流電圧に基づいて突入電流制限リレー4の動作を制御する制御部、10は空気調和機の圧縮機である。
【0010】
次に、このように構成された動作について説明する。
まず、電源電圧が投入され、電圧依存性抵抗器5に定格電圧範囲の電源電圧が印加された時は、電圧依存性抵抗器5の抵抗値は突入電流制限抵抗素子2の抵抗値によりも非常に大きな値で維持されるため、電流はほとんど流れず、しかも、この時、突入電流制限リレー4はオフ(切り)となっているので、突入電流は突入電流制限抵抗素子2、ヒューズ3を経由して、その先に接続された平滑コンデンサ7へと流れ、平滑コンデンサ7を充電する。
【0011】
次に、この充電により平滑コンデンサ7への充電が完了すると、図2のaの如く、電流はほとんど流れなくなるので、これを検知した制御部9が突入電流制限リレー4をオンして、電源電圧を制御回路6、7、8、へ供給するようになる。なお、電源供給時の突入電流の変化は、突入電流制限抵抗素子2の抵抗値と平滑コンデンサ7の容量との関係で決まる。
【0012】
しかし、前述の電源電圧が電源系統の故障や電源工事ミス等で異常に上昇し、定格電圧の上限値を越えた状態の電源電圧が電圧依存性抵抗器5に印加された時は、電圧依存性抵抗器5の抵抗値は極端に小さくなり、その結果、突入電流制限抵抗素子2の抵抗値よりも遥かに小さくなるため、電流は電圧依存性抵抗器5へ流れることになる。
【0013】
しかも、この時の突入電流は、電圧依存性抵抗器5の抵抗値が極端に小さくなるため、図2のbの如く、急峻な立ち上がりの大きな電流値となり、ヒューズ3を溶断してしまうため、ヒューズから先に接続されたコンバータ回路6、平滑コンデンサ7等に異常な電圧が印可されなくなるので、これらの制御回路機器の破壊を防ぐことができるようになる。
【0014】
また、以上の説明では、突入電流制限抵抗素子2、ヒューズ3の順で接続配置するようにしたが、ヒューズ3の負荷側に電圧依存性抵抗器5を接続配置するようにさいすれば、突入電流制限抵抗素子2とヒューズ3の接続配置の順番に必ずしも拘るものではない。
言い換えれば、突入電流制限抵抗素子2とヒューズ3を図3や図4のように配置してもほぼ同様の効果が得られる。
【0015】
しかし、この時、図1や図3ように、電圧依存性抵抗器5が突入電流制限抵抗素子2の負荷側に来るようにすると、電圧依存性抵抗器5は突入電流制限抵抗素子2の抵抗分だけ影響を受け、電源電圧の急激な変動を和らげるようになるため、電圧依存性抵抗器5の抵抗値の調整が容易な制御回路の保護装置が得られることになる。
【0016】
また、図1、3、4において、突入電流制限抵抗素子2を突入電流制限リレー側設けるようにしたが反対の電源電圧側に設けるような構成にしても、同じ効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、商用電源に接続され、電源投入時にオフとなる突入電流制限リレーと、この制限リレーを介して前記商用電源と接続され、負荷に応じて動作するコンバータ回路、平滑コンデンサ、及びインバータ回路等からなる制御回路と、この制御回路と前記商用電源との間のいずれかの電源線と並列に接続され、突入電流を制限する突入電流制限抵抗素子と、この制限抵抗素子と直列に接続され、所定以上の電流を遮断するヒューズと、このヒューズの負荷側と前記電源線の他方側との間に接続され、前記商用電源の電圧に応じて抵抗値を可変させる電圧依存性抵抗器と、を備え、前記電圧依存性抵抗器が、前記商用電源の投入電圧が所定値以上の時に前記ヒューズを溶断させるので、簡単な構成で、電源投入時の電圧が高くても確実に制御回路の各機器を保護するようになるため、少スペースで、経済的で、信頼性の高い制御回路の保護装置が得られる。
【0018】
また、前記電圧依存性抵抗器が、前記突入電流制限抵抗素子の負荷側に位置するように配置されたので、突入電流制限抵抗素子の抵抗分だけ電源電圧の急激な変動を和らげるようになるため、調整のしやすい制御回路の保護装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1における制御回路の保護装置の概略系統図である。
【図2】この発明に実施の形態1における突入電流とヒューズ溶断との関係を示した図である。
【図3】この発明の実施の形態1における別の実施の形態を示した概略系統図である。
【図4】この発明の実施の形態1における別の実施の形態を示した概略系統図である。
【符号の説明】
1 電源、 2は突入電流制限抵抗素子、3 ヒューズ、4 突入電流制限リレー、5 電圧依存性抵抗器、6 コンバータ回路、7 平滑コンデンサ、8 インバータ回路、9 制御部、10 圧縮機。
Claims (2)
- 商用電源に接続され、電源投入時にオフとなる突入電流制限リレーと、この制限リレーを介して前記商用電源と接続され、負荷に応じて動作するコンバータ回路、平滑コンデンサ、及びインバータ回路等からなる制御回路と、この制御回路と前記商用電源との間のいずれかの電源線と並列に接続され、突入電流を制限する突入電流制限抵抗素子と、この制限抵抗素子と直列に接続され、所定以上の電流を遮断するヒューズと、このヒューズの負荷側と前記電源線の他方側との間に接続され、前記商用電源の電圧に応じて抵抗値を可変させる電圧依存性抵抗器と、を備え、前記電圧依存性抵抗器が、前記商用電源の投入電圧が所定値以上の時に前記ヒューズを溶断させることを特徴とする制御回路の保護装置。
- 前記電圧依存性抵抗器が、前記突入電流制限抵抗素子の負荷側に位置するように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の制御回路の保護装置。
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JP2003057348A JP2004266978A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 制御回路の保護装置 |
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2003
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