JP2008109190A - 自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置、復号化装置、自己同期型ストリーム暗号システム、mac生成装置、暗号化方法、復号化方法、mac生成方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】暗号文を入力し、入力した暗号文に対して排他的論理和演算を行うとともに、非線形変換の処理を行う複数からなる第1の非線形置換関数と、複数の非線形置換関数の出力を入力し、圧縮処理を行い、1の圧縮結果を出力する圧縮関数と、複数個の第2の非線形置換関数を介して接続され、圧縮関数の出力を格納する複数のレジスタと、複数のレジスタからの出力値を入力し、乱数列を生成する乱数列生成関数と、入力した平文と乱数列生成関数が生成した乱数列との排他的論理和演算を行って暗号文を生成する排他的論理和演算器とを備える。
【選択図】図1
Description
(1)本発明は、平文を入力し、暗号文を出力するとともに、該暗号文を入力にフィードバックする自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置であって、前記暗号文を入力し、入力した暗号文に対して排他的論理和演算を行うとともに、非線形変換の処理を行う複数個からなる第1の非線形置換関数(例えば、図1のS関数1aから1hに相当)と、該複数の非線形置換関数の出力を入力し、圧縮処理を行い、1の圧縮結果を出力する圧縮関数(例えば、図1のF関数2に相当)と、複数個の第2の非線形置換関数(例えば、図1のS関数4a、4b・・・に相当)を介して接続され、前記圧縮関数の出力を格納する複数のレジスタ(例えば、図1のレジスタR1、R2、・・・、R16に相当)と、該複数のレジスタからの出力値を入力し、乱数列を生成する乱数列生成関数(例えば、図1のG関数5に相当)と、入力した前記平文と前記乱数列生成関数が生成した乱数列との排他的論理和演算を行って暗号文を生成する排他的論理和演算手段(例えば、図1のXOR6に相当)と、を備えたことを特徴とする自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置を提案している。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
本実施形態に係る自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置は、図1に示すように、S関数(非線形置換関数、図中、「S」と表記)1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、4a、4bと、F関数(圧縮関数、図中、「F」と表記)2と、レジスタ3a、3b、・・・、3p(図中、「R1、R2、・・・、R16」と表記)と、G関数(非線形関数、図中、「G」と表記)5と、排他的論理和演算器6とから構成されている。
F関数(圧縮関数)2は、図2に示すように、排他的論理和演算器20a、20b、20c、20d、20e、20f、20gから構成されている。すなわち、F関数(圧縮関数)2は、S関数(非線形置換関数)1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1hからの出力に対して、排他的論理和演算器20a、20b、20c、20d、20e、20f、20gを用いて、排他的論理和演算を行って、圧縮処理を実行する。これにより、その後の演算を効率化して、計算負荷を低減することができる。
G関数(非線形関数)5は、図3に示すように、T関数(拡大関数、図中、「T」と示す)51a、51b、・・・、51o、51pと、排他的論理和演算器52a、52b、・・・、52o、52pとから構成されている。
次に、図4を用いて、自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置の処理動作について説明する。
まず、初期処理を行って、ストリーム暗号の内部状態をセットする。具体的には、鍵を拡大鍵関数に入力して、拡大鍵を生成し、各S関数1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1hの鍵としてセットする(ステップS101)。次に、すべてのレジスタ3a、3b、・・・、3pに「0」を代入し(ステップS102)、初期値を平文として入力して、暗号化処理を1回行い(ステップS103)、レジスタ3a、3b、・・・、3pの値を更新する。そして、オール「0」の平文を入力して、暗号化処理を32回実行する(ステップS104)。
本実施形態に係る自己同期型ストリーム暗号の復号化装置は、図5に示すように、S関数(非線形置換関数、図中、「S」と表記)7a、7b、7c、7d、7e、7f、7g、7h、4a、4bと、F関数(圧縮関数、図中、「F」と表記)2と、レジスタ3a、3b、・・・、3p(図中、「R1、R2、・・・、R16」と表記)と、G関数(非線形関数、図中、「G」と表記)5と、排他的論理和演算器8とから構成されている。なお、図1と同一の符号を付した構成要素については、同様の機能を有するものであることから、その詳細な説明は省略する。
次に、図6を用いて、自己同期型ストリーム暗号の復号化装置の処理動作について説明する。
まず、初期処理を行って、ストリーム暗号の内部状態をセットする。具体的には、鍵を拡大鍵関数に入力して、拡大鍵を生成し、各S関数7a、7b、7c、7d、7e、7f、7g、7hの鍵としてセットする(ステップS201)。次に、すべてのレジスタ3a、3b、・・・、3pに「0」を代入し(ステップS202)、初期値を平文として入力して、暗号化処理を1回行い(ステップS203)、レジスタ3a、3b、・・・、3pの値を更新する。そして、オール「0」の平文を入力して、暗号化処理を32回実行する(ステップS204)。
MAC生成装置の構成は、図7に示したように、基本的に、すでに説明した図1に示される自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置と同様の構成であり、平文を入力し、出力されたmWビットの暗号文から連続するSビットのメッセージ認証子を出力する。
次に、図7を用いて、MAC生成装置の処理動作について説明する。
まず、初期処理を行って、ストリーム暗号の内部状態をセットする。具体的には、鍵を拡大鍵関数に入力して、拡大鍵を生成し、各S関数1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1hの鍵としてセットする(ステップS301)。次に、すべてのレジスタ3a、3b、・・・、3pに「0」を代入し(ステップS302)、初期値を平文として入力して、暗号化処理を1回行い(ステップS303)、レジスタ3a、3b、・・・、3pの値を更新する。そして、オール「0」の平文を入力して、暗号化処理を32回実行する(ステップS304)。
Claims (14)
- 平文を入力し、暗号文を出力するとともに、該暗号文を入力にフィードバックする自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置であって、
前記暗号文を入力し、入力した暗号文に対して排他的論理和演算を行うとともに、非線形変換の処理を行う複数個からなる第1の非線形置換関数と、
該複数個からなる第1の非線形置換関数の出力を入力し、圧縮処理を行い、1の圧縮結果を出力する圧縮関数と、
複数個の第2の非線形置換関数を介して接続され、前記圧縮関数の出力を格納する複数のレジスタと、
該複数のレジスタからの出力値を入力し、乱数列を生成する乱数列生成関数と、
入力した前記平文と前記乱数列生成関数が生成した乱数列との排他的論理和演算を行って暗号文を生成する排他的論理和演算手段と、
を備えたことを特徴とする自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置。 - 前記圧縮関数が、前記複数個からなる第1の非線形置換関数から入力した値の排他的論理和演算を行うことにより、圧縮処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置。
- 前記乱数列生成関数が、前記複数のレジスタからの出力値のビット数を拡大関数により拡大した後、該拡大したすべての値に対して、排他的論理和演算を行って、乱数列を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置。
- 暗号文を入力し、平文を出力する自己同期型ストリーム暗号の復号化装置であって、
前記平文を入力し、入力した平文に対して排他的論理和演算を行うとともに、非線形変換の処理を行う複数個からなる第1の非線形置換関数と、
該複数個からなる第1の非線形置換関数の出力を入力し、圧縮処理を行い、1の圧縮結果を出力する圧縮関数と、
複数個の第2の非線形置換関数を介して接続され、前記圧縮関数の出力を格納する複数のレジスタと、
該複数のレジスタからの出力値を入力し、乱数列を生成する乱数列生成関数と、
入力した前記暗号文と前記乱数列生成関数が生成した乱数列との排他的論理和演算を行って平文を生成する排他的論理和演算手段と、
を備えたことを特徴とする自己同期型ストリーム暗号の復号化装置。 - 前記圧縮関数が、前記複数個からなる第1の非線形置換関数から入力した値の排他的論理和演算を行うことにより、圧縮処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の自己同期型ストリーム暗号の復号化装置。
- 前記乱数列生成関数が、前記複数のレジスタからの出力値のビット数を拡大関数により拡大した後、該拡大したすべての値に対して、排他的論理和演算を行うことにより、乱数列を生成することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の自己同期型ストリーム暗号の復号化装置。
- 前記請求項1から請求項3に記載の自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置と前記請求項4から請求項6に記載の自己同期型ストリーム暗号の復号化装置とを備えて構成されることを特徴とする自己同期型ストリーム暗号システム。
- 平文を入力し、暗号文を出力するとともに、該暗号文を入力にフィードバックして最終的な暗号文をメッセージ認証子として出力するMAC生成装置であって、
前記暗号文を入力し、入力した暗号文に対して排他的論理和演算を行うとともに、非線形変換の処理を行う複数個からなる第1の非線形置換関数と、
該複数個からなる第1の非線形置換関数の出力を入力し、圧縮処理を行い、1の圧縮結果を出力する圧縮関数と、
複数個の第2の非線形置換関数を介して接続され、前記圧縮関数の出力を格納する複数のレジスタと、
該複数のレジスタからの出力値を入力し、乱数列を生成する乱数列生成関数と、
入力した前記平文と前記乱数列生成関数が生成した乱数列との排他的論理和演算を行って最終的な暗号文をメッセージ認証子として生成する排他的論理和演算手段と、
を備えたことを特徴とするMAC生成装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置を用いた自己同期型ストリーム暗号の暗号化方法であって、
鍵を拡大鍵生成関数に入力し、拡大鍵を生成して、前記第1の非線形置換関数それぞれにセットする第1のステップと、
すべての前記レジスタに0を代入する第2のステップと、
初期値を平文として入力し、暗号化処理を1回行って、前記レジスタの値を更新する第3のステップと、
すべて0からなる平文を入力して、暗号化処理を32回実行する第4のステップと、
前記レジスタそれぞれの値を前記乱数列生成関数に入力して乱数列を生成する第5のステップと、
入力した平文と生成した乱数列との排他的論理和演算を行って、暗号化処理を実行する第6のステップと、
前記レジスタの値を出力側のレジスタに1つシフトする第7のステップと、
空になったレジスタに暗号文を入力して、第5のステップに戻る第8のステップと、
を備えたことを特徴とする自己同期型ストリーム暗号の暗号化方法。 - 請求項4から請求項6のいずれかに記載の自己同期型ストリーム暗号の復号化装置を用いた自己同期型ストリーム暗号の復号化方法であって、
鍵を拡大鍵生成関数に入力し、拡大鍵を生成して、前記第1の非線形置換関数それぞれにセットする第1のステップと、
すべての前記レジスタに0を代入する第2のステップと、
初期値を平文として入力し、暗号化処理を1回行って、前記レジスタの値を更新する第3のステップと、
すべて0からなる平文を入力して、暗号化処理を32回実行する第4のステップと、
前記レジスタそれぞれの値を前記乱数列生成関数に入力して乱数列を生成する第5のステップと、
入力した暗号文と生成した乱数列との排他的論理和演算を行って、復号処理を実行する第6のステップと、
前記レジスタの値を出力側のレジスタに1つシフトする第7のステップと、
空になったレジスタに暗号文を入力して、第5のステップに戻る第8のステップと、
を備えたことを特徴とする自己同期型ストリーム暗号の復号化方法。 - 請求項8に記載のMAC生成装置を用いたMAC生成方法であって、
鍵を拡大鍵生成関数に入力し、拡大鍵を生成して、前記第1の非線形置換関数それぞれにセットする第1のステップと、
すべての前記レジスタに0を代入する第2のステップと、
初期値を平文として入力し、暗号化処理を1回行って、前記レジスタの値を更新する第3のステップと、
すべて0からなる平文を入力して、暗号化処理を32回実行する第4のステップと、
前記レジスタそれぞれの値を前記乱数列生成関数に入力して乱数列を生成する第5のステップと、
入力した平文と生成した乱数列との排他的論理和演算を行って、暗号化処理を実行する第6のステップと、
前記レジスタの値を出力側のレジスタに1つシフトする第7のステップと、
空になったレジスタに暗号文を入力する第8のステップと、
すべての平文を入力したか否かを判断する第9のステップと、
前記第9のステップにおいて、すべての平文を入力したと判断したときに、メッセージ認証子を出力する第10のステップと、
を備えたことを特徴とするMAC生成方法。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置を用いた自己同期型ストリーム暗号の暗号化方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
鍵を拡大鍵生成関数に入力し、拡大鍵を生成して、前記第1の非線形置換関数それぞれにセットする第1のステップと、
すべての前記レジスタに0を代入する第2のステップと、
初期値を平文として入力し、暗号化処理を1回行って、前記レジスタの値を更新する第3のステップと、
すべて0からなる平文を入力して、暗号化処理を32回実行する第4のステップと、
前記レジスタそれぞれの値を前記乱数列生成関数に入力して乱数列を生成する第5のステップと、
入力した平文と生成した乱数列との排他的論理和演算を行って、暗号化処理を実行する第6のステップと、
前記レジスタの値を出力側のレジスタに1つシフトする第7のステップと、
空になったレジスタに暗号文を入力して、第5のステップに戻る第8のステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項4から請求項6のいずれかに記載の自己同期型ストリーム暗号の復号化装置を用いた自己同期型ストリーム暗号の復号化方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
鍵を拡大鍵生成関数に入力し、拡大鍵を生成して、前記第1の非線形置換関数それぞれにセットする第1のステップと、
すべての前記レジスタに0を代入する第2のステップと、
初期値を平文として入力し、暗号化処理を1回行って、前記レジスタの値を更新する第3のステップと、
すべて0からなる平文を入力して、暗号化処理を32回実行する第4のステップと、
前記レジスタそれぞれの値を前記乱数列生成関数に入力して乱数列を生成する第5のステップと、
入力した暗号文と生成した乱数列との排他的論理和演算を行って、復号処理を実行する第6のステップと、
前記レジスタの値を出力側のレジスタに1つシフトする第7のステップと、
空になったレジスタに暗号文を入力して、第5のステップに戻る第8のステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項8に記載のMAC生成装置を用いたMAC生成方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
鍵を拡大鍵生成関数に入力し、拡大鍵を生成して、前記第1の非線形置換関数それぞれにセットする第1のステップと、
すべての前記レジスタに0を代入する第2のステップと、
初期値を平文として入力し、暗号化処理を1回行って、前記レジスタの値を更新する第3のステップと、
すべて0からなる平文を入力して、暗号化処理を32回実行する第4のステップと、
前記レジスタそれぞれの値を前記乱数列生成関数に入力して乱数列を生成する第5のステップと、
入力した平文と生成した乱数列との排他的論理和演算を行って、暗号化処理を実行する第6のステップと、
前記レジスタの値を出力側のレジスタに1つシフトする第7のステップと、
空になったレジスタに暗号文を入力する第8のステップと、
すべての平文を入力したか否かを判断する第9のステップと、
前記第9のステップにおいて、すべての平文を入力したと判断したときに、メッセージ認証子を出力する第10のステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。
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