JP2007318547A - 自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置、復号化装置、自己同期型ストリーム暗号システム、mac生成装置、暗号化方法、復号化方法、mac生成方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】拡大鍵を生成し、生成した拡大鍵を排他的論理演算部および非線形関数部にセットするとともに、初期値をmwビット分生成して、これをデータ入力端に配置されるそれぞれの排他的論理演算部にセットする。そして、m段目に配置されたn個のレジスタからの値をフィルタ関数部に入力し、乱数列を生成するとともに、生成された乱数列と入力した平文との排他的論理和演算を行って、暗号文を生成する。さらに、各レジスタの出力値をシフトするとともに、データ入力端に配置された排他的論理演算部により生成された暗号文を入力し、これらの処理を順次繰り返し実行する。
【選択図】図1
Description
(1)本発明は、平文を入力し、暗号文を出力するとともに、該暗号文を入力にフィードバックする自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置であって、攪拌関数部(例えば、図1の攪拌関数1a、1b、1c、1d・・・1nに相当)により結合されたn個(nは正の整数)のレジスタをm−1段(mは正の整数)配列して、データ入力端に配置される攪拌関数部に前記暗号文と拡大鍵生成部において生成された拡大鍵との排他的論理和の演算結果を入力するとともに、m段目にn個のレジスタを配置し、該n個のレジスタを前記攪拌関数部と非線形関数部(例えば、図1の非線形関数2a、2b、2c、2d・・・2nに相当)とで結合し、データ入力端に配置される攪拌関数部に前記暗号文と前記拡大鍵との排他的論理和の演算結果と前記拡大鍵とを前記非線形関数部に入力した出力結果を入力し、前記m段目に配列されたレジスタからのすべての出力値をフィルタ関数部(例えば、図1のフィルタ関数3に相当)によりフィルタ関数処理した結果と入力した平文との排他的論理和演算を行って暗号文を生成することを特徴とする自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置を提案している。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
本実施形態に係る自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置は、図1に示すように、攪拌関数1a、1b、1c、1d、・・・1nと、非線形関数2a、2b、2c、2d、・・・2nと、フィルタ関数3と、第1の排他的論理演算器4a、4b、4c、・・・4mと、初期値スケジューリングアルゴリズム5と、キースケジューリングアルゴリズム6と、第2の排他的論理演算器7と、n×m個のレジスタとから構成されている。
次に、図3を用いて、自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置の処理動作について説明する。
まず、初期処理を行って、ストリーム暗号の内部状態をセットする。具体的には、鍵をキースケジューリングアルゴリズム6に入力して、拡大鍵を生成し、生成した拡大鍵を第1の排他的論理演算器4a、4b、4c、・・・4mおよび非線形関数2a、2b、2c、2d、・・・2nにセットする。一方、初期値スケジューリングアルゴリズム5に初期値を入力し、秘密鍵をアルゴリズムにセットして、拡大した初期値をn×wビット分生成し、これを第1の排他的論理演算器4a、4b、4c、・・・4mに入力する(ステップS101)。
本実施形態に係る自己同期型ストリーム暗号の復号化装置は、図3に示すように、攪拌関数1a、1b、1c、1d、・・・1nと、非線形関数2a、2b、2c、2d、・・・2nと、フィルタ関数3と、キースケジューリングアルゴリズム6と、第1の排他的論理演算器8a、8b、8c、・・・8mと、第2の排他的論理演算器9と、n×m個のレジスタとから構成されている。なお、図1と同一の符号を付した構成要素については、同様の機能を有するものであることから、その詳細な説明は省略する。
次に、図4を用いて、自己同期型ストリーム暗号の復号化装置の処理動作について説明する。
まず、初期処理を行って、ストリーム暗号の内部状態をセットする。具体的には、鍵をキースケジューリングアルゴリズム6に入力して、拡大鍵を生成し、生成した拡大鍵を第1の排他的論理演算器8a、8b、8c、・・・8mおよび非線形関数2a、2b、2c、2d、・・・2nにセットする(ステップS201)。
MAC生成装置の構成は、図5に示したように、基本的に、すでに説明した自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置と同様の構成であり、平文を入力し、出力されたmwビットの暗号文から連続するSビットのメッセージ認証子を出力する。
次に、図6を用いて、MAC生成装置の処理動作について説明する。
まず、初期処理を行って、ストリーム暗号の内部状態をセットする。具体的には、鍵をキースケジューリングアルゴリズム6に入力して、拡大鍵を生成し、生成した拡大鍵を第1の排他的論理演算器4a、4b、4c、・・・4mおよび非線形関数2a、2b、2c、2d、・・・2nにセットする。一方、初期値スケジューリングアルゴリズム5に初期値を入力し、秘密鍵をアルゴリズムにセットして、拡大した初期値をn×wビット分生成し、これを第1の排他的論理演算器4a、4b、4c、・・・4mに入力する(ステップS301)。
2a、2b、2c、2d、・・・2n 非線形関数
3 フィルタ関数
4a、4b、4c、・・・4m、8a、8b、8c、・・・8m 第1の排他的論理演算器
5 初期値スケジューリングアルゴリズム
6 キースケジューリングアルゴリズム
7、9 第2の排他的論理演算器
Claims (10)
- 平文を入力し、暗号文を出力するとともに、該暗号文を入力にフィードバックする自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置であって、
攪拌関数部により結合されたn個(nは正の整数)のレジスタをm−1段(mは正の整数)配列して、データ入力端に配置される攪拌関数部に前記暗号文と拡大鍵生成部において生成された拡大鍵との排他的論理和の演算結果を入力するとともに、m段目にn個のレジスタを配置し、該n個のレジスタを前記攪拌関数部と非線形関数部とで結合し、データ入力端に配置される攪拌関数部に前記暗号文と前記拡大鍵との排他的論理和の演算結果と前記拡大鍵とを前記非線形関数部に入力した出力結果を入力し、前記m段目に配列されたレジスタからのすべての出力値をフィルタ関数部によりフィルタ関数処理した結果と入力した平文との排他的論理和演算を行って暗号文を生成することを特徴とする自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置。 - 暗号文を入力し、平文を出力するとともに、該平文を入力にフィードバックする自己同期型ストリーム暗号の復号化装置であって、
攪拌関数部により結合されたn個(nは正の整数)のレジスタをm−1段(mは正の整数)配列して、データ入力端に配置される攪拌関数部に前記平文と拡大鍵生成部において生成された拡大鍵との排他的論理和の演算結果を入力するとともに、m段目にn個のレジスタを配置し、該n個のレジスタを前記攪拌関数部と非線形関数部とで結合し、データ入力端に配置される攪拌関数部に前記平文と前記拡大鍵との排他的論理和の演算結果と前記拡大鍵とを前記非線形関数部に入力した出力結果を入力し、前記m段目に配列されたレジスタからのすべての出力値をフィルタ関数部によりフィルタ関数処理した結果と入力した暗号文との排他的論理和演算を行って平文を生成することを特徴とする自己同期型ストリーム暗号の復号化装置。 - 前記請求項1に記載の自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置と前記請求項2に記載の自己同期型ストリーム暗号の復号化装置とを備えて構成されることを特徴とする自己同期型ストリーム暗号システム。
- 平文を入力し、暗号文を出力するとともに、該暗号文を入力にフィードバックして最終的な暗号文をメッセージ認証子として出力するMAC生成装置であって、
攪拌関数部により結合されたn個(nは正の整数)のレジスタをm−1段(mは正の整数)配列して、データ入力端に配置される攪拌関数部に前記暗号文と拡大鍵生成部において生成された拡大鍵との排他的論理和の演算結果を入力するとともに、m段目にn個のレジスタを配置し、該n個のレジスタを前記攪拌関数部と非線形関数部とで結合し、データ入力端に配置される攪拌関数部に前記暗号文と前記拡大鍵との排他的論理和の演算結果と前記拡大鍵とを前記非線形関数部に入力した出力結果を入力し、前記m段目に配列されたレジスタからのすべての出力値をフィルタ関数部によりフィルタ関数処理した結果と入力した平文との排他的論理和演算を行って最終的な暗号文をメッセージ認証子として生成することを特徴とするMAC生成装置。 - 請求項1に記載の自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置を用いた自己同期型ストリーム暗号の暗号化方法であって、
拡大鍵を生成し、生成した拡大鍵を排他的論理演算部および非線形関数部にセットするとともに、初期値をmwビット分生成して、これをデータ入力端に配置されるそれぞれの排他的論理演算部にセットする第1のステップと、
前記m段目に配置されたn個のレジスタからの値を前記フィルタ関数部に入力し、乱数列を生成する第2のステップと、
前記第2のステップで生成された乱数列と入力した平文との排他的論理和演算を行って、暗号文を生成する第3のステップと、
各レジスタの出力値をシフトするとともに、前記データ入力端に配置された排他的論理演算部に第3のステップで生成された暗号文を入力する第4のステップと、
前記第2のステップから第4のステップにおけるまでの処理を順次繰り返し実行する第5のステップと、
を備えたことを特徴とする自己同期型ストリーム暗号の暗号化方法。 - 請求項2に記載の自己同期型ストリーム暗号の復号化装置を用いた自己同期型ストリーム暗号の復号化方法であって、
拡大鍵を生成し、生成した拡大鍵を排他的論理演算部および非線形関数部にセットする第1のステップと、
前記m段目に配置されたn個のレジスタからの値を前記フィルタ関数部に入力し、乱数列を生成する第2のステップと、
前記第2のステップで生成された乱数列と入力した暗号文との排他的論理和演算を行って、平文を生成する第3のステップと、
各レジスタの出力値をシフトするとともに、前記データ入力端に配置された排他的論理演算部に第3のステップで生成された平文を入力する第4のステップと、
前記第2のステップから第4のステップにおけるまでの処理を順次繰り返し実行する第5のステップと、
を備えたことを特徴とする自己同期型ストリーム暗号の復号化方法。 - 請求項4に記載のMAC生成装置を用いたMAC生成方法であって、
拡大鍵を生成し、生成した拡大鍵を排他的論理演算部および非線形関数部にセットするとともに、初期値をmwビット分生成して、これをデータ入力端に配置されるそれぞれの排他的論理演算部にセットする第1のステップと、
前記m段目に配置されたn個のレジスタからの値を前記フィルタ関数部に入力し、乱数列を生成する第2のステップと、
前記第2のステップで生成された乱数列と入力した平文との排他的論理和演算を行って、メッセージ認証子を生成する第3のステップと、
各レジスタの出力値をシフトするとともに、前記データ入力端に配置された排他的論理演算部に第3のステップで生成されたメッセージ認証子を入力する第4のステップと、
すべての平文を入力したか否かを判断する第5のステップと、
前記第5のステップにおいて、すべての平文を入力したと判断したときに、メッセージ認証子を出力する第6のステップと、
を備えたことを特徴とするMAC生成方法。 - 請求項1に記載の自己同期型ストリーム暗号の暗号化装置を用いた自己同期型ストリーム暗号の暗号化方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
拡大鍵を生成し、生成した拡大鍵を排他的論理演算部および非線形関数部にセットするとともに、初期値をmwビット分生成して、これをデータ入力端に配置されるそれぞれの排他的論理演算部にセットする第1のステップと、
前記m段目に配置されたn個のレジスタからの値を前記フィルタ関数部に入力し、乱数列を生成する第2のステップと、
前記第2のステップで生成された乱数列と入力した平文との排他的論理和演算を行って、暗号文を生成する第3のステップと、
各レジスタの出力値をシフトするとともに、前記データ入力端に配置された排他的論理演算部に第3のステップで生成された暗号文を入力する第4のステップと、
前記第2のステップから第4のステップにおけるまでの処理を順次繰り返し実行する第5のステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項2に記載の自己同期型ストリーム暗号の復号化装置を用いた自己同期型ストリーム暗号の復号化方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
拡大鍵を生成し、生成した拡大鍵を排他的論理演算部および非線形関数部にセットする第1のステップと、
前記m段目に配置されたn個のレジスタからの値を前記フィルタ関数部に入力し、乱数列を生成する第2のステップと、
前記第2のステップで生成された乱数列と入力した暗号文との排他的論理和演算を行って、平文を生成する第3のステップと、
各レジスタの出力値をシフトするとともに、前記データ入力端に配置された排他的論理演算部に第3のステップで生成された平文を入力する第4のステップと、
前記第2のステップから第4のステップにおけるまでの処理を順次繰り返し実行する第5のステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項4に記載のMAC生成装置を用いたMAC生成方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
拡大鍵を生成し、生成した拡大鍵を排他的論理演算部および非線形関数部にセットするとともに、初期値をmwビット分生成して、これをデータ入力端に配置されるそれぞれの排他的論理演算部にセットする第1のステップと、
前記m段目に配置されたn個のレジスタからの値を前記フィルタ関数部に入力し、乱数列を生成する第2のステップと、
前記第2のステップで生成された乱数列と入力した平文との排他的論理和演算を行って、メッセージ認証子を生成する第3のステップと、
各レジスタの出力値をシフトするとともに、前記データ入力端に配置された排他的論理演算部に第3のステップで生成されたメッセージ認証子を入力する第4のステップと、
すべての平文を入力したか否かを判断する第5のステップと、
前記第5のステップにおいて、すべての平文を入力したと判断したときに、メッセージ認証子を出力する第6のステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。
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