JP5495754B2 - ストリーム暗号の初期化処理回路、ストリーム暗号化装置、ストリーム復号化装置、ストリーム暗号の初期化処理方法およびプログラム - Google Patents
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なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1および図2を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1を用いて、本実施形態に係る初期化処理回路の構成について説明する。
本実施形態に係る初期化処理回路100は、図1に示すように、非線形フィードバックシフトレジスタ101と、動的線形フィードバックシフトレジスタ102と、クロック制御部103と、非線形フィルタ104とから構成されている。なお、非線形フィードバックシフトレジスタ101と動的線形フィードバックシフトレジスタ102とは、図1に示すように、並列に設けられている。つまり、動的線形フィードバックシフトレジスタと非線形フィードバックシフトレジスタとを組み合わせることにより、さらに安全性を強化することができる。また、図1では、非線形フィードバックシフトレジスタ101と動的線形フィードバックシフトレジスタ102とがそれぞれ1個ずつの構成になっているが、これに限らず、対をなせば、複数であってもよい。
図2を用いて、本実施形態に係る初期化処理回路の処理について説明する。
まず、非線形フィードバックシフトレジスタ101あるいはこれと並列に設けられた動的線形フィードバックシフトレジスタ102のいずれかが初期鍵を読み込み、他方が初期ベクトルを読み込む(ステップS101)。
図3および図4を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
図3を用いて、本実施形態に係る初期化処理回路の構成について説明する。
本実施形態に係る初期化処理回路110は、図3に示すように、非線形フィードバックシフトレジスタ101と、動的線形フィードバックシフトレジスタ102と、クロック制御部103と、非線形フィルタ104とから構成されている。
図4を用いて、本実施形態に係る初期化処理回路の処理について説明する。
まず、非線形フィードバックシフトレジスタ101あるいはこれと並列に設けられた動的線形フィードバックシフトレジスタ102のいずれかが初期鍵を読み込み、他方が初期ベクトルを読み込む(ステップS201)。
図5を用いて、本発明の初期化処理回路を用いたストリーム暗号化装置について説明する。
ストリーム暗号化装置は、図5に示すように、初期化処理回路100と、鍵系列生成部200と、XOR演算器300とから構成されている。ここで、鍵系列生成部200は鍵系列を生成する。XOR演算器300は、平文と鍵系列生成部200が生成した鍵系列のXOR演算を行い、暗号文を生成する。
まず、初期鍵、初期ベクトルを読み込み、初期化処理を実施する。次に、鍵系列生成処理を実行し、鍵系列を生成し、生成した鍵系列と平文とを排他的論理和することで、暗号化する。
図6を用いて、本発明の初期化処理回路を用いたストリーム復号化装置について説明する。
ストリーム復号化装置は、図6に示すように、初期化処理回路100と、鍵系列生成部200と、XOR演算器300とから構成されている。ここで、鍵系列生成部200は鍵系列を生成する。XOR演算器300は、暗号文と鍵系列生成部200が生成した鍵系列のXOR演算を行い、平文を生成する。
まず、初期鍵、初期ベクトルを読み込み、初期化処理を実施する。次に、鍵系列生成処理を実行し、鍵系列を生成し、生成した鍵系列と暗号文とを排他的論理和することで、復号化する。
101;非線形フィードバックシフトレジスタ
102;動的線形フィードバックシフトレジスタ
103;クロック制御部
104;非線形フィルタ
110;初期化処理回路
Claims (7)
- ストリーム暗号の初期化処理回路であって、
出力ビットを入力にフィードバックするフィードバックレジスタと、
前記フィードバックレジスタと並列に設けられた動的線形フィードバックシフトレジスタと、
前記フィードバックレジスタからのビット入力により、前記動的線形フィードバックシフトレジスタにクロックビットを出力するクロック制御手段と、
前記フィードバックレジスタと前記動的線形フィードバックシフトレジスタからのビット入力を演算して鍵系列を出力する演算手段と、
を備え、
前記演算手段から出力される鍵系列を前記フィードバックレジスタあるいは前記動的線形フィードバックシフトレジスタのいずれかにフィードバックし、データの攪拌処理が終了した時点で、前記演算手段から出力される鍵系列のフィードバック先を切り替えることを特徴とする初期化処理回路。 - 前記演算手段から出力される鍵系列を用いた前記データの攪拌処理が早く終了する前記フィードバックレジスタあるいは前記動的線形フィードバックシフトレジスタのいずれかから先にフィードバックすることを特徴とする請求項1に記載のストリーム暗号の初期化処理回路。
- 前記フィードバックレジスタあるいは前記動的線形フィードバックシフトレジスタのいずれかが初期鍵を読み込み、他方が初期ベクトルを読み込むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のストリーム暗号の初期化処理回路。
- 請求項1から請求項3の初期化処理回路と、
鍵系列を生成する鍵系列生成手段と、
前記生成した鍵系列と平文との排他的論理和を行う排他的論理和演算手段と、
を備えたことを特徴とするストリーム暗号化装置。 - 請求項1から請求項3の初期化処理回路と、
鍵系列を生成する鍵系列生成手段と、
前記生成した鍵系列と暗号文との排他的論理和を行う排他的論理和演算手段と、
を備えたことを特徴とするストリーム復号化装置。 - ストリーム暗号の初期化処理回路における初期化方法であって、
フィードバックレジスタあるいは前記フィードバックレジスタと並列に設けられた動的線形フィードバックシフトレジスタのいずれかが初期鍵を読み込み、他方が初期ベクトルを読み込む第1のステップと、
前記フィードバックレジスタが出力ビットを入力にフィードバックしてデータの攪拌処理を行う第2のステップと、
前記動的線形フィードバックシフトレジスタが出力ビットを入力にフィードバックしてデータの攪拌処理を行う第3のステップと、
前記フィードバックレジスタからのビット入力により、前記動的線形フィードバックシフトレジスタに出力するクロックビットを用いて前記動的線形フィードバックシフトレジスタがデータの攪拌処理を行う第4のステップと、
前記フィードバックレジスタと前記動的線形フィードバックシフトレジスタからのビット入力を演算して鍵系列を出力する第5のステップと、
該鍵系列を前記フィードバックレジスタあるいは前記動的線形フィードバックシフトレジスタのいずれかにフィードバックし、データの攪拌処理が終了した時点で、前記演算手段から出力される鍵系列のフィードバック先を切り替える第6のステップと、
を備えたことを特徴とするストリーム暗号の初期化処理方法。 - ストリーム暗号の初期化処理回路における初期化方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
フィードバックレジスタあるいは前記フィードバックレジスタと並列に設けられた動的線形フィードバックシフトレジスタのいずれかが初期鍵を読み込み、他方が初期ベクトルを読み込む第1のステップと、
前記フィードバックレジスタが出力ビットを入力にフィードバックしてデータの攪拌処理を行う第2のステップと、
前記動的線形フィードバックシフトレジスタが出力ビットを入力にフィードバックしてデータの攪拌処理を行う第3のステップと、
前記フィードバックレジスタからのビット入力により、前記動的線形フィードバックシフトレジスタに出力するクロックビットを用いて前記動的線形フィードバックシフトレジスタがデータの攪拌処理を行う第4のステップと、
前記フィードバックレジスタと前記動的線形フィードバックシフトレジスタからのビット入力を演算して鍵系列を出力する第5のステップと、
鍵系列を前記フィードバックレジスタあるいは前記動的線形フィードバックシフトレジスタのいずれかにフィードバックし、データの攪拌処理が終了した時点で、前記演算手段から出力される鍵系列のフィードバック先を切り替える第6のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2009284219A JP5495754B2 (ja) | 2009-12-15 | 2009-12-15 | ストリーム暗号の初期化処理回路、ストリーム暗号化装置、ストリーム復号化装置、ストリーム暗号の初期化処理方法およびプログラム |
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