JP2008109160A - 光モジュールおよび光伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光モジュールおよびそれを用いた光伝送装置において、高周波伝送可能な構造を提供する。
【解決手段】本発明では光モジュールの第1の高周波線路基板と、第2の高周波線路基板の接続点で発生する定在波の周波数を、光モジュールの供用帯域外とする手段を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信で用いられる光半導体素子を内部に収納する光モジュール、およびその光モジュールを用いた光伝送装置に関する。
光伝送装置は半導体レーザまたは/およびフォトダイオードを利用して光を送受信する装置である。
半導体レーザ素子を内蔵したレーザモジュールについて、以下簡単に説明する。
光送信装置では、半導体レーザ素子から出射される光をファイバに効率良く入射、結合させる必要がある。また半導体レーザ素子は主に金属製のパッケージ内に実装され気密封止されている。例えば、特許文献1では、金属、絶縁体、又は金属と絶縁体の複合体からなる枠体と枠体に固定された第1の底板と、第1の底板に固定された金属からなる第2の底板を備えている。
10GBit/sを超える信号伝送を実現するために、例えば特許文献2の従来例にあるように、パッケージ外部からの変調信号の入力部分に高周波コネクタを用いてパッケージ内部との信号の伝達を行い、パッケージ内部に形成された基板上の伝送線路やワイヤボンディングを経由して半導体レーザ素子まで接続する構成が知られている。
パッケージ内部の接続に関しては、半導体レーザ素子の特性を一定に保つために、冷却用クーラ素子(例えばペルチェ素子)を使用する。具体的には半導体レーザ素子を冷却するために、半導体レーザ素子の実装基板側を冷却面、パッケージ筐体側を放熱面とする構成が用いられる。このため、パッケージ壁面に設けられた高周波コネクタ部(放熱部)から半導体レーザ素子の実装基板(冷却部)に至る経路は熱的に分離する必要がある。例えば特許文献3や特許文献4に図示されているように、冷却用クーラ素子の実装基板とパッケージ内壁に実装されている基板同士をワイヤボンディング等で接続する構成が知られている。
以上、レーザモジュールについて説明したが、フォトダイオードを内蔵するフォトダイオードモジュールでも、高周波コネクタ部と接続する実装基板と、フォトダイオード素子を搭載した実装基板との間を、ワイヤボンディング接続することが知られている。また、高周波コネクタと接続する実装基板と、フォトダイオード素子を搭載した実装基板とを、それぞれ別個の導体でパッケージ筐体に固定することが知られている。
特開平11−74395号公報 特開2004−40257号公報 特開2004−79989号公報 特開平11−87852号公報
近年は40GHzを超える、さらなる高周波用途の要求がますます増えている。このため、光モジュールの出入力に用いる高周波コネクタの広帯域化は、改良が進められている。一方、光モジュールのパッケージ内部の実装状態により40GBit/sの信号伝送を阻害する問題が起こっている。
半導体レーザ素子を収容する気密封止用パッケージは、放熱性や気密封止のための溶接性のよい鉄ニッケルコバルト(Fe−Ni−Co)、鉄ニッケル(Fe−Ni)、銅タングステン(CuW)等の金属導体を使用するのが一般的である。また、光伝送装置への実装のためパッケージ高さは5mm〜10mm程度のものが使用される。このサイズの筐体内で、ワイヤボンディング部等の電界閉じ込めが弱い不連続箇所で、電界により空洞内で共振を生じることが分かってきた。
本発明の目的は、上述した空洞内での共振を防止する光モジュールおよび光伝送装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では光モジュールの第1の高周波線路基板と、第2の高周波線路基板の接続点で発生する定在波の周波数を、光モジュールの供用帯域外とする手段を設ける。
本発明によれば、ワイヤボンディング等による接続部とパッケージ筐体との間の経路で発生する共振を防止することができる。これにより、高性能の光モジュールおよび光伝送装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、各図面では、煩雑を避けるために一部の部品や接着固定材料等の図示を適宜省略している。
本発明の第1の実施形態であるレーザモジュールの実施例1について、図1から図5を用いて説明する。図1は本発明の実施例1のレーザモジュールを説明する側面図、図2および図3は実施例1の変形実施例を説明するレーザモジュールの側面図、図5および図6は実施例の伝送特性を説明する図である。なお、各側面図において、手前側および奥側にあるパッケージ筐体2の壁の図示を省略した。これは、他の実施例でも共通である。
本実施例のレーザモジュール100は、図1に示すようにパッケージ筐体2の外壁に高周波コネクタ部1を有する。パッケージ筐体2を高周波コネクタ1で通り抜けた高周波信号は、高周波コネクタ同軸ピン部3からはんだ(図示せず)にて接続された高周波コネクタ同軸ピン実装基板4上に設けられたグランディッドコプレーナ線路へ伝達される。半導体レーザ素子7は、半導体レーザ素子実装基板6、半導体レーザ素子実装基板搭載用導体8を介して冷却用クーラ素子9上に実装される。半導体レーザ素子実装基板6上にも同様にグランディッドコプレーナ線路が施され、半導体レーザ素子7の裏面と接続し、図示しないワイヤボンディングで表面へ接続されている。
本実施例のレーザモジュール100は40GBit/s用であり、40GBit/sの高周波信号(電気信号)を光信号に変換し図示しないファイバ伝送路に送出する。
高周波コネクタ同軸ピン実装基板4と半導体レーザ素子実装基板6とは熱的に分離するため所定の空隙を設けた後、リボン5にて接続されている。なお、パッケージ筐体2の内部に半導体レーザ素子7を気密封止するための金属フタ(図示せず)を用い、窒素置換等を施した後に全周溶接を行っている。なお、金属フタを含めて筐体と呼ぶ。
レーザモジュール100は、半導体レーザ素子7をAuSnはんだ(図示せず)で搭載する半導体レーザ素子実装基板6と、半導体レーザ素子実装基板搭載用導体8上にSnAgはんだ(図示せず)を用いて搭載する。同様に高周波コネクタ同軸ピン実装基板4も高周波コネクタ同軸ピン実装基板搭載用導体10にAuSnはんだ(図示せず)で搭載されている。
高周波コネクタ同軸ピン実装基板搭載用導体10は、パッケージ筐体2と同電位となるように金属導体を用いる。また、高周波コネクタ同軸ピン実装基板4と、半導体レーザ素子実装基板6との間隙部(リボン5)から、パッケージ筐体2底面との間には、高周波コネクタ同軸ピン実装基板搭載用導体10の一部が、少なくとも間隙部の幅より大きいひさし状10aに形成されている。このひさし構造10aは、間隙部から図1の下方のパッケージ底面内壁にいたる経路に、線路基板を搭載する導体10で気密容器内の雰囲気に覆われた経路の一部を遮断(シールド)する構造となっている。
上述した構造の効果を図4および図5を用いて説明する。ここで、図4は、S21特性の周波数依存性を示す図である。また、図5は、リボン5と導体間で発生する定在波の1/4波長を説明する図である。
S21特性をシミュレーションしたレーザモジュールの構造について、図5を用いて説明する。図5(a)は、上述した実施例のひさし10aを有する構造であり、図5(b)は、ひさしのない構造である。図5(b)の構造では、リボン5から垂直方向のパッケージ筐体2内壁に至る距離h2が長いため、このh2の長さに応じた定在波が発生する。経路が全て不活性ガス雰囲気中でありh2=3mmの場合、λ/4波長の定在波は25GHzとなり、40GHzの伝送特性を阻害する成分になる。一方、図5(a)の構造では、高周波コネクタ同軸ピン実装基板搭載用導体10にひさし状の凸部を設け、空隙部に定在波が立つ導体(シールド部)を形成する。これによって、リボン5から鉛直方向のパッケージ筐体と同じ電位の導体(シールド部)に至る距離h1を小さくすることが出来る。h1=1.3mmの場合、λ/4波長の定在波は57.7GHzとなり、レーザモジュールの供用帯域である40GHzより高周波側に共振周波数を追い出すことができる。これによって、良好な伝送特性を得ることができる。なお、40GHzのλ/4波長は、1.88mmであるので、40GHz用のレーザモジュールのh1寸法は、少なくとも1.88mm未満とする必要がある。h1寸法が、1.33mmはさらに好ましい寸法である。
図5に示した2種類構造の伝送特性シミュレーションの結果を図4に示す。破線で示す図5(b)の構造では、27GHz付近に共振に伴う伝送特性の大きなディップが見られる。これに対して、図5(a)の構造では、40GHzまでの広い帯域で良好な特性を得られることが判る。このシミュレーションにより、導体の位置を制御することにより、電界閉じ込め部を形成し、伝送帯域内の共振による伝送劣化を改善することがわかる。
従って、本実施例に拠れば伝送帯域内の共振による伝送劣化を改善した40Gbit/sレーザモジュールを得ることができた。
本実施例の変形例として、図2に示すように半導体レーザ素子実装基板搭載用導体8側にひさし状の凸部8aを設け、半導体レーザ素子実装基板を搭載する導体で気密容器内の雰囲気に覆われた経路の一部を遮断(シールド)する構造としても良い。また、図3に示すように、導体壁面は伝送経路に対して平行平面である必要はなく、半導体レーザ素子実装基板搭載用導体8cに示すような断面方向で斜めの面で形成しても良い。
また、上述した実施例では高周波線路として、グランディッドコプレーナ線路を用いたが、マイクロストリップ線路であっても、コプレーナ線路であっても良い。高周波コネクタ同軸ピン実装基板4と半導体レーザ素子実装基板6とは、ワイヤボンディング接続されてもよい。リボンボンディングのリボンと、ワイヤボンディングのワイヤとを、単に接続ワイヤと呼ぶ。はんだ付け・ロウ付け等の金属接合に用いる金属/方法は、プロセスに応じて適宜決めればよい。
さらに、上記実施例は、高周波コネクタ同軸ピン実装基板4と半導体レーザ素子実装基板6とのレーザ素子駆動用のリボン接続について記述したが、半導体レーザ素子実装基板6には、通常モニタPD(フォトダイオード)やサーミスタが実装されるので、それらについても、本発明と同様な効果が得られる。
なお、上記実施例ではリボンとパッケージ筐体との間に生じる定在波について記載したが、リボンと金属フタとの間についても同様である。上述した変形例でも、以下記載する他の実施例でも共通である。
本発明の第1の実施形態であるレーザモジュールの実施例2について、図6から図8を用いて説明する。図6は本発明の実施例2のレーザモジュールを説明する平面図、図7は実施例2の変形実施例を説明するレーザモジュールの側面図、図8は実施例2の変形実施例を説明するレーザモジュールの平面図である。
本実施例のレーザモジュール100を、図6に示す。図面の符号は実施例1と共通であるので、異なっている箇所のみを説明する。高周波コネクタ同軸ピン実装基板4を搭載する高周波コネクタ同軸ピン実装基板搭載用導体10は、図5(b)に記載された、ひさし状の凸部のない外形を有する。また、高周波コネクタ同軸ピン実装基板4と、半導体レーザ素子実装基板6とには、両者が対抗する辺の上面に導体13が形成され、図示しない銀ペーストにてそれぞれ、基板を搭載する導体と接続されている。このように構成すれば、電界の閉じ込めの弱いリボンボンディング5部からパッケージ筐体2内に放射される電界を、パッケージ筐体2と同電位に施された導体13を近接配置することで、抑制させる効果がある。
従って、本実施例に拠れば伝送帯域内の共振による伝送劣化を改善した40Gbit/sレーザモジュールを得ることができる。
さらに、本実施例に拠れば、導体13は高周波線路の形成と同時に形成でき、搭載用導体の形状を複雑にすることなく製造できる。
本実施例の変形例として、図7に示すレーザモジュール100ように実施例では、高周波コネクタ同軸ピン実装基板4と、半導体レーザ素子実装基板6とには、両者が対抗する辺の側面に導体13を形成する。導体13は、たとえば銀ペーストである。導体13は、それぞれ、基板を搭載する導体と接続されている。このように構成すれば、電界の閉じ込めの弱いリボンボンディング5部からパッケージ筐体2内に放射される電界を、導体と同電位にした導体13を近接配置することで抑制できる。
従って、本実施例に拠れば伝送帯域内の共振による伝送劣化を改善した40Gbit/sレーザモジュールを得ることができる。
本実施例の他の変形例として、図8に示すレーザモジュール100では、実施例2に加えて、2本のリボン5を用いて、導体13間を信号伝送用のリボンを挟むように、それぞれ接続する。このように構成することによって、本変形実施例に拠れば、更なる電界閉じ込め効果を得ることが可能である。
本発明の第1の実施形態であるレーザモジュールの実施例3について、図9を用いて説明する。図9は本発明の実施例3のレーザモジュールを説明する側面図である。
本実施例のレーザモジュール100を、図9に示す。図面の符号は実施例1と共通であるので、異なっている箇所のみを説明する。高周波コネクタ同軸ピン実装基板4を搭載する高周波コネクタ同軸ピン実装基板搭載用導体10は、図5(b)に記載された ひさし状の凸部のない外形を有する。また、高周波コネクタ同軸ピン実装基板4と、半導体レーザ素子実装基板6とを接続する方法として、ワイヤボンディングを用いた。さらに熱硬化性シリコーン樹脂(誘電率4〜7)で、直径25μm(マイクロメータ)のボンディングワイヤの周囲を、直径100〜300μmとなるようポッティングを実施し、熱硬化し、樹脂コートした。これによって、ワイヤボンディング部を50Ω(オーム)線路に近づけることができる。
本実施例に拠れば、ワイヤボンディング部でも、高周波線路と同程度の電界閉じ込め効果を得ることができる。
従って、本実施例に拠れば伝送帯域内の共振による伝送劣化を改善した40Gbit/sレーザモジュールを得ることができる。
なお、本実施例では、熱硬化性樹脂を用いたが、光硬化性樹脂であっても良い。樹脂材料として、シリコーン系を用いたが、一般的なエポキシ系でも良いし、アクリレート系でも良い。
またワイヤボンディング径やポッティング径の組合せにより任意の線路インピーダンスも作成可能である。
なお、実施例1ないし3で示した電界の閉じ込め方法は、それぞれ独立であり、これらを組み合わせて実施することも可能である。
本発明の第2の実施形態であるフォトダイオードモジュールの実施例について、図10を用いて説明する。図1は本発明の実施例のフォトダイオードモジュールを説明する側面図である。
本実施例のフォトダイオードモジュール200を、図10に示す。図面から分かるように、実施例1ないし3に示したレーザモジュールの構造ときわめて類似している。図示しない光ファイバ伝送路から伝送されてきた40Gbit/sの光信号は、フォトダイオード素子16で受信され、高周波電気信号に変換される。フォトダイオード素子16は、グランディッドコプレーナ線路を形成したフォトダイオード素子実装基板17に搭載され、グランディッドコプレーナ線路とは素子裏面と図示しないワイヤボンディングで接続される。高周波電気信号は、フォトダイオード素子実装基板17のグランディッドコプレーナ線路から、高周波コネクタ同軸ピン実装基板4上に設けられたグランディッドコプレーナ線路へ伝達される。高周波コネクタ同軸ピン実装基板4上に設けられたグランディッドコプレーナ線路には、はんだ(図示しない)で高周波コネクタ同軸ピン部3と接続されている。従って、高周波電気信号は、パッケージ筐体2の外壁に取り付けられた高周波コネクタ部1から取り出すことができる。
フォトダイオード素子16は、フォトダイオード素子実装基板17、フォトダイオード素子実装基板搭載用導体18を介してパッケージ筐体2に実装されている。
高周波コネクタ同軸ピン実装基板4とフォトダイオード実装基板17とは、それぞれ別個の高周波コネクタ同軸ピン実装基板搭載用導体10とフォトダイオード素子実装基板搭載用導体18に搭載されているので、リボン5にて接続されている。なお、パッケージ筐体2の内部にフォトダイオード素子16を気密封止するための金属フタ(図示せず)を用い、窒素置換等を施した後に全周溶接を行っている。
高周波コネクタ同軸ピン実装基板搭載用導体10はパッケージ筐体2と同電位となるように金属導体を用いる。また、高周波コネクタ同軸ピン実装基板4と、フォトダイオード実装基板との間隙部(リボン5)から、パッケージ筐体2底面との間には、高周波コネクタ同軸ピン実装基板搭載用導体10の一部が、少なくとも間隙部の幅より大きいひさし状に形成されている。このひさし構造は、間隙部から図10の下方のパッケージ底面内壁にいたる経路に、線路基板を搭載する導体10で気密容器内の雰囲気に覆われた経路の一部を遮断(シールド)する構造となっている。
本実施例のフォトダイオードモジュールと、実施例1のレーザモジュールとは、光信号の受信用、送信用との違いがある。このため、本実施例では、光素子16、リボン5、高周波コネクタ部1の順に高周波電気信号が伝送されるのに対し、実施例1では、高周波コネクタ部1、リボン5、光素子7の順に伝送される違いがある。しかし、高周波線路でないリボン5の部分を40Gbit/sの電気信号が通ることは、同一であり、上記ひさし構造で共振周波数を40GHzより高周波側に追い出すことができる。従って、本実施例によって、伝送帯域内の共振による伝送劣化を改善した40Gbit/sフォトダイオードモジュールを得ることができる。
また、レーザモジュールの実施例1の変形例、実施例2、3およびそれらの変形例ならびに上述の実施例変形例の組合せもすべて、フォトダイオードモジュールに適用可能なことはいうまでもない。
本発明の第3の実施形態である光伝送装置の実施例について、図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施例の光伝送装置を説明するブロック図である。
図11に示す光伝送装置300は、2.5Gbit/s×16の信号を多重化する信号多重部102によって40Gbit/sの電気信号に変換され、駆動部101を経由して、レーザモジュール100に送信される。レーザモジュール100は、40GHzの電気信号を40Gbit/sの光信号に変換し、上り伝送路ファイバ400aに送出する。下り伝送路ファイバ400bからの40Gbit/sの光信号は、フォトダイオードモジュール200で受信され、40Gbit/s電気信号に変換される。40Gbit/sの光信号は伝送路で減衰しているので、電気信号も微弱信号である。この40Gbit/sの電気信号を増幅部201で増幅した後、信号分離部202で2.5Gbit/sの電気信号16本に分離する。
本実施例の光伝送装置では、実施例1ないし実施例3に記載したレーザモジュール100を用いるので、伝送特性に優れた光送信ができる。また、本実施例の光伝送装置では、実施例4に記載したフォトダイオードモジュール200を用いるので、伝送特性に優れた光受信ができる。
本実施例の光伝送装置を、光送受信装置と呼ぶ場合もある。また、図11の、信号多重部102、駆動部101、レーザモジュール100を光送信装置と呼ぶ。フォトダイオードモジュール200、増幅部201、信号分離部202を光受信装置と呼ぶ。
なお、本明細書の記載において、光送信装置も光受信装置も、光伝送装置と呼ぶ。レーザモジュール100とフォトダイオードモジュールとは、光モジュールと呼ぶ。しかし、光モジュールは、これらに限られず例えば変調器モジュールを含む。また、レーザ素子7とフォトダイオード素子16とは、光素子と呼ぶ。しかし、光素子は、これらに限られず例えば変調器素子を含む。
本発明の実施例1を説明するのレーザモジュールの側面図である。 本発明の実施例1を変形した他の実施例を説明するレーザモジュールの側面図である。 本発明の実施例1を変形した他の実施例を説明するレーザモジュールの側面図である。 本発明の実施例1のシミュレーション結果を説明する伝送特性図である。 本発明の実施例1のシミュレーションを説明する図である。 本発明の実施例2を説明するレーザモジュールの平面図である。 本発明の実施例2の変形実施例を説明するレーザモジュールの側面図である。 本発明の実施例2の他の変形実施例を説明するレーザモジュールの平面図である。 本発明の実施例3を説明するレーザモジュールの側面図である。 本発明の実施例4を説明するフォトダイオードモジュールの側面図である。 本発明の実施例5を説明する光伝送装置のブロック図である。
符号の説明
1…高周波コネクタ部、2…パッケージ筐体、3…高周波コネクタ同軸ピン部、4…高周波コネクタ同軸ピン実装基板、5…リボン、6…半導体レーザ素子実装基板、7…半導体レーザ素子、8…半導体レーザ素子実装基板搭載用導体、9…冷却用クーラ素子、10…高周波コネクタ同軸ピン実装基板搭載用導体、11…定在波、12…定在波、13…導体、14…グランディッドコプレーナ線路、15…シリコーン樹脂、16…フォトダイオード素子、17…フォトダイオード素子実装基板、18…フォトダイオード素子実装基板搭載用導体、100…レーザモジュール、101…駆動部、102…信号多重部、200…フォトダイオードモジュール、201…増幅部、202…信号分離部、300…光伝送装置、400…光ファイバ伝送路。

Claims (3)

  1. 光素子を搭載した第1の高周波線路と、前記第1の高周波線路と接続ワイヤを介して接続される第2の高周波線路と、前記第1の高周波線路と前記第2の高周波線路とを収容する筐体とからなる光モジュールであって、
    前記接続ワイヤと前記筐体との間の、前記第1の高周波線路を形成した第1の基板と前記第2の高周波線路を形成した第2の基板との両基板が対向する辺の上面に、前記筐体と電気的接続をとった導体部を有することを特徴とする光モジュール。
  2. 請求項1記載の光モジュールであって、
    前記導体部は、前記第1の基板と前記第2の基板との両基板が対向する辺の側面に形成されていることを特徴とする光モジュール。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光モジュールであって、
    前記接続ワイヤの両側に、前記第1の基板と前記第2の基板とに形成された前記2つの導体部を接続する他の2本の接続ワイヤを有することを特徴とする光モジュール。
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