JP2008109002A - リアクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】有効な材料リサイクル可能なリアクタとする。
【解決手段】中央磁脚鉄心2の表面に離型手段5を施す構造とすることにより、ロの字状の鉄心1と中央磁脚鉄心2とコイル3の3種類の部品に容易に分割でき、鉄鋼材料と非鉄金属材料を分別して廃棄できる有効な材料リサイクルを可能とさせるものである。
【選択図】図1
【解決手段】中央磁脚鉄心2の表面に離型手段5を施す構造とすることにより、ロの字状の鉄心1と中央磁脚鉄心2とコイル3の3種類の部品に容易に分割でき、鉄鋼材料と非鉄金属材料を分別して廃棄できる有効な材料リサイクルを可能とさせるものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、インバータエアコン等の力率改善に用いられるリアクタに関するものである。
従来、この種のリアクタとしては、中央磁脚鉄心が絶縁手段及びコイルと直かに接していた(例えば、特許文献1参照)。
図2は前記文献に記載された従来のリアクタの側面断面図を示すものである。図2において、ロの字状の鉄心1を構成する凹型鉄心を溶接等の手段で積層した鉄心の内に矩形鉄心を溶接等の手段で前記ロの字状の鉄心1とほぼ同一の積層厚みとした中央磁脚鉄心2にコイル3を直か巻きし、絶縁手段4を構成する絶縁紙を巻き付けたコイルユニットを納めた後、上から前記ロの字状の鉄心1を構成するI型鉄心を鉄心突合せ部6にて溶接固定し、ワニス含浸されていた。
特開平9−35965号公報(図1)
しかしながら、前記従来の構成では、中央磁脚鉄心はコイル及び絶縁手段と直かに接しているため、ワニスにより接着されており、鉄心とコイルに分離解体することができないため、鉄鋼材料と非鉄金属材料を分別して廃棄できる有効な材料リサイクルができないと言う課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するために、中央磁脚鉄心の表面に離型手段を施し、鉄芯とコイルが容易に分離解体でき、鉄鋼材料と非鉄金属材料を分別できる有効な材料リサイクルが可能なリアクタを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明のリアクタは、前記中央磁脚鉄心の表面に離型手段を施す構造とするものである。
本発明のリアクタは、鉄鋼材料と非鉄金属材料を分別して廃棄できる有効な材料リサイクルを可能とすることができる。
本発明は、前記中央磁脚鉄心の表面に離型手段を施す構造とすることにより、鉄とコイルが容易に分離解体でき、有効な材料リサイクルに寄与できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるリアクタの側面断面図を示すものである。図1において、図2と同じ構成については同じ符号を用い、説明は省略する。
図1は本発明の実施の形態1におけるリアクタの側面断面図を示すものである。図1において、図2と同じ構成については同じ符号を用い、説明は省略する。
図1において、矩形の珪素鋼板を積層し溶接で固定してなる中央磁脚鉄心2にテフロン(登録商標)等のコ−ティングからなる離型手段5を施し、前記を巻芯として、アルミ・銅を導体としたエナメル巻線からなるコイル3を巻き、電流流入時にI型及び凹型の珪素鋼板を積層してなるロの字状の鉄心1とコイル3間の磁気飽和特性を調整する空隙の磁気吸引力による振動、騒音防止のスペ−サを兼ねる芳香族ポリアミド紙からなる絶縁手段4を巻き付けたコイルユニットを形成し、前記ロの字状の鉄心1を構成する凹型鉄心にコイルユニットを納めた後、上から前記ロの字状の鉄心1を構成するI型鉄心を鉄心突合せ部6にて溶接固定し、不飽和ポリエステル等からなるワニスを含浸する。
これにより、ロの字状の鉄心1積層間及びコイル3タ−ン間の接着による磁気振動防止効果のあるワニスを含浸しても、離型手段5がワニスをはじくため、中央磁脚鉄心2と絶縁手段4の接着性がほとんどなく、コイル側面からの押力にて、簡単に絶縁手段4と一体となったロの字状の鉄心1とコイル3と一体となった中央磁脚鉄心2に分離解体することができる。また、中央磁脚鉄心2とコイル3も前記と同様な離型手段5の効果により、分離解体することができる。尚、離型手段5はテフロン(登録商標)等の高密度シ−トを使用しても、同等の効果を得ることができる。また、離型手段5は中央磁脚鉄心2へのコイル3巻きつけ時、エナメル巻線のエナメルへの傷を防止する効果もある。
この結果、鉄鋼材料であるロの字状の鉄心1と中央磁脚鉄心2及び非鉄金属材料であるコイル3に分解でき、材料を分別して廃棄できる有効な材料リサイクルが可能となる。
本発明のリアクタは、鉄鋼材料と非鉄金属材料を分別して廃棄可能となるため、積層鉄心を使用したインダクタの用途にも適用できる。
1 ロの字状の鉄心
2 中央磁脚鉄心
3 コイル
4 絶縁手段
5 離型手段
6 鉄心突合せ部
2 中央磁脚鉄心
3 コイル
4 絶縁手段
5 離型手段
6 鉄心突合せ部
Claims (1)
- 一つ以上の積層鉄心を用いて形成されたロの字状の鉄心と、前記ロの字状の鉄心の内側に絶縁手段を介して配された中央磁脚鉄心と、この中央磁脚鉄心の周囲に配されたコイルとを備え、ワニス含浸され、前記中央磁脚鉄心の表面に離型手段を施されたリアクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006292135A JP2008109002A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | リアクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006292135A JP2008109002A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | リアクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008109002A true JP2008109002A (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=39442090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006292135A Pending JP2008109002A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | リアクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008109002A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9994450B2 (en) | 2007-07-06 | 2018-06-12 | Evaco, Llc | Method and apparatus for a low cost and carbon free point of use dissociation of water into elemental gases and production of hydrogen related power |
-
2006
- 2006-10-27 JP JP2006292135A patent/JP2008109002A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9994450B2 (en) | 2007-07-06 | 2018-06-12 | Evaco, Llc | Method and apparatus for a low cost and carbon free point of use dissociation of water into elemental gases and production of hydrogen related power |
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