JP2008107235A - 回転角度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転角度の検出誤差を低減する回転角度検出装置、特に製品出荷後の回転角度の検出誤差の増大を防止する回転角度検出装置を提供する。
【解決手段】2個のホール素子は、検出対象の回転に伴う磁界の変化に応じて互いに位相差の異なる正弦波形の出力信号を出力する。ECUは、2個のホール素子の出力信号にオフセット補正(S114)および振幅補正(S116)を施す。次に、ECUは、2個のホール素子のいずれか一方の出力信号が0であるとき(S118)、2個のホール素子のいずれか他方の出力信号の大きさから三角関数演算によって2個のホール素子の出力信号の位相差を算出し、算出した位相差で検出対象の回転角度の検出に用いる位相差を更新する(S120)。そしてECUは、出力信号の位相差に基づいて検出対象の回転角度を検出する(S122)。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出対象の回転角度を検出する回転角度検出装置に関するものである。
従来、検出対象の回転にともない、2個の磁気検出素子を有する磁気検出手段を磁界に対して相対回転させ、検出対象の回転により変化する磁気検出素子の出力信号から検出対象の回転角度を検出する回転角度検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような回転角度検出装置では、2個の磁気検出素子は正弦波形である出力信号(図3参照)を電圧として出力する。そして、出力信号から三角関数演算により、検出対象の回転角度に対して180°周期で1対1に変化する鋸歯状の演算角度(図4参照)を算出する。そして、出力信号の符号から、0°〜360°の範囲において検出対象の回転角度位置を識別し、演算角度に回転角度位置に応じたオフセット角度を加えて演算角度を結合することにより、検出対象の回転角度に対して360°周期で1対1に変化する出力角度を算出する。これにより、0°〜360°の範囲において、検出対象の回転角度を検出できる。
ところが、実際には、2個の磁気検出素子の出力信号間の位相差α(図3参照)が回転角度検出装置毎にばらつくため、これらの出力信号から検出対象の回転角度を正しく検出することはできない。
そこで、回転角度検出装置の製品出荷前の工程において、専用の測定装置を用いて磁気検出素子の出力信号のアナログ波形を測定することにより、上述した位相差のばらつきを検出している。そして、検出した位相差のばらつきに応じて、回転角度検出装置の出力を補正している。このような方法によれば、磁気検出素子の製造時に発生したり、回転角度検出装置の組付時に発生する位相差のばらつきに起因する回転角度の検出誤差を低減することができる。
しかしながら、上述した方法では、製品出荷後の経時劣化や環境温度の変化により発生する位相差のばらつきに起因する回転角度の検出誤差を低減することができないという問題がある。
特開2003−75108号公報
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、回転角度の検出誤差を低減する回転角度検出装置、特に製品出荷後の回転角度の検出誤差の増大を防止する回転角度検出装置を提供することを目的とする。
請求項1〜3に記載の発明では、次のように第1磁気検出素子の出力信号と第2磁気検出素子の出力信号との位相差を算出可能であることに着目し、算出した位相差から検出対象の回転角度を検出している。すなわち、請求項1に記載の発明では、第1磁気検出素子の出力信号の位相が既知である第1磁気検出素子の出力信号の大きさを検出すると、そのときの第2磁気検出素子の出力信号の大きさから、第1磁気検出素子の出力信号と第2磁気検出素子の出力信号との位相差を算出する。また請求項2に記載の発明では、第1磁気検出素子および第2磁気検出素子の出力信号の大きさが同一であることを検出すると、そのときの第1磁気検出素子または第2磁気検出素子の出力信号の大きさから、第1磁気検出素子の出力信号と第2磁気検出素子の出力信号との位相差を算出する。また請求項3に記載の発明では、第1磁気検出素子および第2磁気検出素子の出力信号の大きさから、第1磁気検出素子の出力信号と第2磁気検出素子の出力信号との位相差を算出する。このように算出した出力信号の位相差には機械的な誤差が含まれない。したがって、算出した出力信号の位相差に基づいて検出対象の回転角度を検出することにより、回転角度検出装置の検出誤差を低減することができる。特に、製品出荷後においても出力信号の位相差を算出することができるため、製品出荷後の回転角度の検出誤差の増大を防止することができる。
請求項4に記載の発明では、第1磁気検出素子の出力信号および第2磁気検出素子の出力信号のオフセットを補正し、オフセット後の出力信号から出力信号の位相差を算出している。一方、請求項5に記載の発明では、第1磁気検出素子の出力信号および第2磁気検出素子の出力信号の振幅が略同一の大きさに補正し、振幅補正後の出力信号から出力信号の位相差を算出している。
このような補正によって出力信号を理想的な正弦波形に近づけ、補正後の出力信号の大きさから出力信号の位相差を算出することにより、正確な位相差を求めることができる。したがって、算出した出力信号の位相差から検出対象の回転角度を検出することにより、回転角度検出装置の検出誤差を低減することができる。
請求項6に記載の発明では、第1磁気検出素子の出力信号または第2磁気検出素子の出力信号が所定の大きさであることを複数回検出した後に出力信号の位相差を算出し、算出した位相差で検出対象の回転角度の検出に用いる位相差を更新する。一方、請求項7に記載の発明では、所定時間経過後に出力信号の位相差を算出し、算出した位相差で検出対象の回転角度の検出に用いる位相差を更新する。
このようなタイミングで検出対象の回転角度の検出に用いる位相差を更新することにより、1つの回転角度を検出する処理につき出力信号の位相差を1回算出する場合と比較して、位相差の算出回数を削減することができる。
本発明の複数の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
1.回転角度検出装置の構成
本発明の第1実施形態による回転角速度検出装置を図2に示す。回転角速度検出装置10は、例えばクランクシャフトや車輪等の検出対象の回転角速度を検出する装置である。回転角速度検出装置10は、永久磁石12、14、ホール素子21、22および電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)30を有している。回転角速度検出装置10では、ホール素子21、22とECU30とを別部品にしてもよいし、1個の半導体素子として1部品で構成してもよい。
磁界発生手段としての永久磁石12、14は、平行な一定の磁束密度の磁界を形成し、検出対象とともに回転する。
磁気検出手段を構成する磁気検出素子としてのホール素子21、22は、交差角度αをなして設置されている。また、ホール素子21、22には定電流が供給されている。検出対象とともに永久磁石12、14が回転することにより、図3に示すように、ホール素子21、22はそれぞれ正弦波の出力信号100、102を電圧として出力する。出力信号100と出力信号102とは位相がα異なる。検出対象の回転角度をθ、出力信号100をVa、出力信号102をVb、ホール素子21、22の感度で決定される係数をk、出力信号100、102の初期位相をそれぞれβ、γ、永久磁石12、14が形成する磁界の磁束密度をB、定電流をIとすると、Va、Vb、αは次式(1)、(2)、(3)で示される。
Va=kBI・sin(θ+β) ・・・(1)
Vb=kBI・sin(θ+γ) ・・・(2)
α=γ−β ・・・(3)
そのため、式(1)〜(3)の三角関数演算により、演算角度θ’は次式(4)で示される。ここで演算角度とは、ホール素子21、22の出力特性で決定される180°の周期で検出対象の回転角度と1対1に対応して変化する回転角度である。ECU30は、この演算角度に検出対象の回転角度位置に応じたオフセットを加えて結合することにより、検出対象の回転角度を算出する。
θ’=arctan(cot(α/2)×(Va−Vb)/(Va+Vb))
・・・(4)
しかしながら、実際には、ホール素子21、22の出力信号には、それぞれオフセットが加わっていたり、振幅がばらついている(図5に示す出力信号112参照)。また、出力信号間の位相差αが回転角度検出装置10毎にばらつく。こうしたばらつきは、製造誤差のみならず、経時劣化や環境温度の変化によっても生じる。
上述したような出力信号からは、検出対象の回転角度を正確に検出することができない。例えば図5に示すホール素子22の出力信号112のように振幅がホール素子21の出力信号100に対して1%小さくなった場合は、図6(A)に示すような検出誤差が生じる。この検出誤差は、検出対象の回転角度に応じて180°周期で変化し、最大で+1.1°程度である。また、例えば図5に示すホール素子22の出力信号112のように負のオフセットが加わった場合は、図6(B)に示すような検出誤差が生じる。この検出誤差は、検出対象の回転角度に応じて360°周期で変化し、最大で±1.2°程度である。また、例えばホール素子21の出力信号とホール素子22の出力信号との位相差が1.0°ずれた場合は、図6(C)に示すような検出誤差が生じる。この検出誤差は、検出対象の回転角度に応じて180°周期で変化し、最大で+0.5°、−1.5°程度である。
そこで、ECU30は、後述するように出力信号のオフセットを補正したり、出力信号の振幅を補正したり、出力信号の現在の位相差を検出した後に、補正後の出力信号と検出した位相差とから上述した演算角度を算出する。このような回転角度検出処理により、回転角度検出装置10の検出誤差を低減することができる。詳細は後述する。
ECU30は、図示しないCPUと検出対象の回転角度を算出するプログラムを格納したメモリを有している。CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、ECU30は請求項に記載の「角度検出手段」として機能する。
2.回転角度検出装置の作動
以下に、回転角度検出装置10による回転角度検出処理を図1に基づいて説明する。
はじめに、回転角度検出装置10は、オフセット補正処理および振幅補正処理の要否を判別する。この処理において、ECU30は以下の処理を実行する。すなわち、ECU30は、ホール素子21の出力信号Vaとホール素子22の出力信号Vbを読み込む(図1に示すS100参照)。次に、ECU30は、出力信号Va又は出力信号Vbがそれぞれの最大値Vamax、Vbmaxよりも大きくなっているか否かを判別し(図1に示すS102参照)、出力信号Va又は出力信号Vbがそれぞれの最小値Vamin、Vbminよりも小さくなっているか否かを判別する(図1に示すS104参照)。そしてECU30は、出力信号Va、Vbがそれぞれの最大値Vamax、Vbmax以下であり、かつ出力信号Va、Vbがそれぞれの最小値Vamin、Vbmin以上であると判別すると、後述するオフセット補正処理や振幅補正処理における補正量を更新することなく、出力信号に各補正を施す(図1に示すS114、S116参照)。すなわち、ECU30は、出力信号のオフセットや振幅に変化がないと認識すると補正量の更新を省略する。
次に、ECU30は、出力信号Va又は出力信号Vbがそれぞれの最大値Vamax、Vbmaxよりも大きいと判別した場合、それらの最大値を対応する出力信号の値で更新する(図1に示すS106参照)。一方、出力信号Va又は出力信号Vbがそれぞれの最小値Vamin、Vbminよりも小さくなっていると判別した場合、ECU30は、それらの最小値を対応する出力信号の値で更新する(図1に示すS108参照)。
次に、回転角度検出装置10は、出力信号の最大値Vamax、Vbmaxおよび最小値Vamin、Vbminに基づいて、オフセット補正量を更新する(図1に示すS110参照)。この処理において、ECU30は、次式(5)、(6)に示す演算を行うことにより、出力信号Vaに対するオフセット補正量Vaoff、出力信号Vbに対するオフセット補正量Vboffを更新する。
Vaoff=(Vamax+Vamin)/2 ・・・(5)
Vboff=(Vbmax+Vbmin)/2 ・・・(6)
次に、回転角度検出装置10は、出力信号の最大値Vamax、Vbmaxおよび最小値Vamin、Vbminに基づいて、振幅補正量を更新する(図1に示すS112参照)。この処理において、ECU30は、次式(7)、(8)に示す演算を行うことにより、出力信号Vaに対する振幅補正量Vagain、出力信号Vbに対する振幅補正量Vbgainを更新する。
Vagain=Vamax−Vaoff ・・・(7)
Vbgain=Vbmax−Vboff ・・・(8)
次に、回転角度検出装置10は、オフセット補正量に応じて出力信号のオフセットを補正する(図1に示すS114参照)。この処理において、ECU30は、次式(9)、(10)に示す演算を行うことにより、出力信号Va、Vbのオフセットを補正する。尚、次式(9)、(10)において、Va’及びVb’はオフセット補正後の出力信号を示す。
Va’=Va−Vaoff ・・・(9)
Vb’=Vb−Vboff ・・・(10)
次に、回転角度検出装置10は、振幅補正量に応じて出力信号の振幅を補正する(図1に示すS116参照)。この処理において、ECU30は、次式(11)、(12)に示す演算を行うことにより、オフセット補正処理後の出力信号Va”、Vb”の振幅を補正する。
Va”=Va’ ・・・(11)
Vb”=Vb’×Vagain/Vbgain ・・・(12)
この結果、図5に示す補正前の出力信号110及び出力信号112は、それぞれのオフセットが除去され、互いの振幅が等しく補正され、図3に示す出力信号100及び出力信号102のように補正される。すなわち、補正後の出力信号Va”、Vb”は次式(13)〜(15)で示され、演算角度θ’は次式(16)で示される。尚、次式(13)、(14)において、k”はVa”、Vb”の振幅を1に正規化するための係数、α”は現時点における出力信号の位相差を示す。
Va”=k”・sin(θ+β”) ・・・(13)
Vb”=k”・sin(θ+γ”) ・・・(14)
α”=γ”−β” ・・・(15)
θ’=arctan(cot(α”/2)×(Va”−Vb”)/(Va”+Vb”))
・・・(16)
次に、回転角度検出装置10は、補正後の出力信号からそれらの位相差を算出し、検出対象の回転角度を算出に用いる位相差を算出した位相差により更新する。この処理において、ECU30は以下の処理を実行する。すなわち、ECU30は、補正後のホール素子21、22の出力信号の大きさが0であるか否かを判別する(図1に示すS118参照)。
ここで、補正後のホール素子21の出力信号の大きさが0である場合、その出力信号の位相は0°又は180°であるため、次式(17)又は式(18)が成立する。
θ+β”=0 ・・・(17)
θ+β”=180 ・・・(18)
したがって、式(14)、(15)、(17)から次式(19)を導出でき、次式(19)の三角関数演算により出力信号の位相差α”は次式(20)で示される。
Vb”/k”=sin(θ+γ”)
=sin(γ”−β”)
=sin(α”) ・・・(19)
α”=asin(Vb”/k”) ・・・(20)
同様に、式(14)、(15)、(18)から次式(21)を導出でき、次式(21)の三角関数演算により出力信号の位相差α”は次式(22)で示される。
Vb”/k”=sin(180−(θ+γ”))
=sin(180−(180−β”+γ”))
=sin(β”−γ”)
=sin(−α”) ・・・(21)
α”=−asin(Vb”/k”) ・・・(22)
すなわち、ホール素子21の出力信号の大きさが0であるときのホール素子22の出力信号の大きさVb”から、次式(23)に示す出力信号の位相差α”を算出することができる。
α”=|asin(Vb”/k”)| ・・・(23)
同様にして、ホール素子22の出力信号の大きさが0である場合、出力信号の位相差α”は次式(24)で示される。すなわち、ホール素子22の出力信号の大きさが0であるときのホール素子21の出力信号の大きさVa”から出力信号の位相差α”を算出することができる。
α”=|asin(Va”/k”)| ・・・(24)
このようにして算出した位相差により、ECU30は検出対象の回転角度の算出に用いる位相差を更新する(図1に示すS120参照)。
次に、回転角度検出装置10は、補正後の出力信号の大きさと出力信号の位相差とから検出対象の回転角度を検出する(図1に示すS122参照)。この処理において、ECU30は、式(16)に示す三角関数演算により、上述した演算角度104(図4参照)を算出する。次に、ECU30は、出力信号Va”、Vb”の符号を判定し、演算角度104の周期である180°の2倍の周期である360°の角度範囲内において、検出対象の回転角度位置を識別する。そしてECU30は、識別した検出対象の回転角度位置に基づき、演算角度にオフセット角度を加えて結合し、出力角度θを算出する。この出力角度θの周期は360°である。
(第1実施形態の変形例)
上記実施形態では、ホール素子21の出力信号の大きさが0であるときのホール素子22の出力信号の大きさ又はホール素子22の出力信号が0であるときのホール素子21の大きさから出力信号の位相差を算出した。しかしながら、出力信号の位相差は以下に示す変形例1〜3のように算出してもよい。変形例1〜3の構成は、第1実施形態の回転角度検出装置10と実質的に同一であり、変形例1〜3の回転角度検出処理は、出力信号の位相差を算出する処理を除き、第1実施形態の回転角度検出処理と実質的に同一である。
(変形例1)
回転角度検出装置10は、ホール素子21の出力信号の大きさが1であるときのホール素子22の出力信号の大きさから出力信号の位相差を次のように算出してもよい。すなわち、ホール素子21の出力信号の大きさが1であるとき、ホール素子21の出力信号の位相は90°である。そのため、次式(25)、(26)が成立する。したがって、ECU30は、次式(27)に示す三角関数演算により、出力信号の位相差α”を算出することができる。
θ+β”=90 ・・・(25)
Vb”/k”=sin(180−(θ+γ”))
=sin(90+β”−γ”)
=sin(90−α”) ・・・(26)
α”=90−asin(Vb”/k”) ・・・(27)
同様にして、ECU30は、ホール素子22の出力信号の大きさが1であるときのホール素子21の出力信号の大きさから出力信号の位相差を算出してもよい。この場合、出力信号の位相差α”は次式(28)で示される。したがって、ECU30は、次式(28)に示す三角関数演算により、出力信号の位相差α”を算出することができる。
α”=90−asin(Va”/k”) ・・・(28)
(変形例2)
ECU30は、ホール素子21の出力信号の大きさが−1であるときのホール素子22の大きさから出力信号の位相差を次のように算出してもよい。すなわち、ホール素子21の出力信号の大きさが−1であるとき、ホール素子21の出力信号の位相は−90°である。そのため、次式(29)、(30)が成立する。したがって、ECU30は、次式(31)に示す三角関数演算により、出力信号の位相差α”を算出することができる。
θ+β”=−90 ・・・(29)
Vb”/k”=sin(−90−β”+γ”)
=sin(−90+α”) ・・・(30)
α”=90+asin(Vb”/k”) ・・・(31)
同様にして、ECU30は、ホール素子22の出力信号の大きさが−1であるときのホール素子21の大きさから出力信号の位相差を算出してもよい。この場合、出力信号の位相差α”は次式(32)で示される。したがって、ECU30は、次式(32)に示す三角関数演算により、出力信号の位相差α”を算出することができる。
α”=90+asin(Va”/k”) ・・・(32)
(変形例3)
ECU30は、ホール素子21およびホール素子22の出力信号の大きさが同一であるときのホール素子21又はホール素子22の出力信号の大きさから出力信号の位相差を次のように算出してもよい。すなわち、ホール素子21およびホール素子22の出力信号の大きさが同一であるとき、式(13)、(14)から次式(33)が成立する。
θ+β”=θ+γ” ・・・(33)
したがって、Va”及びVb”が0より大きいとき、次式(34)が成立し、式(13)〜(15)及び次式(34)から次式(35)、(36)が成立する。
θ+β”=180−(θ+γ”) ・・・(34)
Vb”/k”=sin(1/2×(180−β”+γ”))
=sin(1/2×(180−α”)) ・・・(35)
α”=180−2×asin(Vb”/k”) ・・・(36)
一方、Va”及びVb”が0より小さいとき、次式(37)が成立し、次式(37)と式(13)〜(15)とから次式(38)、(39)が成立する。
180−(θ+β”)=θ+γ” ・・・(37)
Vb”/k”=sin(1/2×(−180+α”)) ・・・(38)
α”=180+2×asin(Vb”/k”) ・・・(39)
したがって、ECU30は、式(36)又は式(39)に示す三角関数演算により、出力信号の位相差α”を算出することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による回転角度検出装置を図7に示す。回転角度検出装置210は、第1実施形態の回転角度検出装置10と同様に、例えばクランクシャフトや車輪等の検出対象の回転角度を検出する装置である。回転角度検出装置210は、円板状の永久磁石212、ホールIC220、及びECU30からなる。磁界発生手段としての永久磁石212は、回転軸250を中心として検出対象と連動して回転する。永久磁石212は円板状に形成されており、径方向に向けて着磁されている。
磁気検出手段としてのホールIC220は、永久磁石212の回転方向の1箇所に設置されている。ホールIC220は、永久磁石212の外側に永久磁石212と向き合って設置されている。具体的には、ホールIC220を永久磁石212よりも径方向の外側で永久磁石212の径方向外側の端面と向き合わせてもよいし、ホールIC220を永久磁石212よりも軸方向の外側で永久磁石212の軸方向外側の端面と向き合わせてもよい。ホールIC220は、ホール素子221、222を1チップの半導体として実装した角度センサである。ホールIC220からは、ホール素子221、222の検出信号がそれぞれECU30に出力される。
ホール素子221、222は、感磁面が次の条件を満たすように設置されている。第一に、ホール素子221、222の感磁面は互いに非平行である。第二に、ホール素子221、222の感磁面はそれぞれ回転軸250の回転軸線252と非平行である。この結果、ホール素子221、222の出力信号は、第1実施形態のホール素子21、22と同様に、検出対象の回転角度に応じて変化し、互いに位相の異なる正弦波形を示す。
したがって、回転角度検出装置210では、第1実施形態と同様の回転角度検出処理(図1参照)により、検出対象の回転角度を検出することができる。尚、回転角度検出装置210では、ホール素子221、222とECU30とを別部品にしてもよいし、1個の半導体として1チップで構成してもよい。
(第3実施形態)
第2実施形態の回転角度検出装置210では、ホールIC220を永久磁石212の回転方向の1箇所に設置した。この結果、ホール素子221、222は互いの近傍に配置されている。しかしながら、2個のホール素子を永久磁石の回転方向に離間させて配置してもよい。
図8に示す本発明の第3実施形態による回転角度検出装置310では、ホール素子321、322が永久磁石212の回転方向に離間して配置されている。ホール素子321、322の配置は、永久磁石212の回転方向の距離を除き、第2実施形態のホール素子221、222と実質的に同一である。
このような構成の回転角度検出装置310においても、ホール素子321、322の出力信号は、検出対象の回転角度に応じて変化し、互いに位相の異なる正弦波形を示す。したがって、回転角度検出装置310では、第1実施形態と同様の回転角度検出処理(図1参照)により、検出対象の回転角度を検出することができる。
(第4実施形態)
上記複数の実施形態では、出力信号が所定の大きさになる毎に出力信号の位相差を算出し、算出した位相差で検出対象の回転角度の検出に用いる位相差を更新した。しかしながら、出力信号が所定の大きさであることを複数回検出した後に位相差を更新する処理を実行してもよいし、所定時間経過後に位相差を更新する処理を実行してもよい。
(第五実施形態)
第五実施形態による回転角度検出装置の各構成要素は、第1実施形態による回転角度検出装置10の対応する構成要素と実質的に同一である。また、第五実施形態の回転角度検出処理は、位相差を算出する処理を除き、第1実施形態の回転角度検出処理と実質的に同一である。
第五実施形態の回転角度検出処理では、以下に説明するように位相差を算出する。
すなわち、はじめに、2個のホール素子の出力信号の大きさをそれぞれ式(13)、(14)に直接代入することにより、出力信号の位相θ+β”および位相θ+γ”を算出する。そして、次式(40)に示すように、これらの位相の差から出力信号の位相差α”を算出する。
(θ+γ”)−(θ+β”)=γ”−β”=α”・・・(40)
このような位相差の算出処理は、第2実施形態や第3実施形態による回転角度検出装置にも適用可能である。
以上説明した複数の上記実施形態では、ホール素子の出力信号の大きさから現時点における出力信号の位相差を算出し、算出した位相差で検出対象の回転角度の検出に用いる位相差を更新する。これにより、検出対象の回転角度の検出に用いる位相差に含まれる機械的な誤差を排除することができるため、回転角度検出装置の検出誤差を低減することができる。また、ホール素子の出力信号の大きさから三角関数演算によって出力信号の位相差を算出することにより、製品出荷前のみならず製品出荷後においても出力信号の位相差を容易に検出することができる。したがって、製品出荷の前後を問わず、回転角度検出装置10の検出誤差を低減することができる。
また、上記複数の実施形態では、所定のタイミングで位相差を更新することにより、1つの回転角度を検出する処理につき1回の位相差更新処理を実行する場合と比較して、位相差の算出回数を削減することができる。
また、上記複数の実施形態では、2個のホール素子の出力信号にオフセット補正処理や振幅補正処理を施すことにより、これらの出力信号を理想的な正弦波形に近づけている。そして、補正後の出力信号の大きさから、出力信号の位相差を算出している。このように、補正によって理想的な正弦波形に近づけた出力信号の大きさから出力信号の位相差を算出することにより、正確な位相差を求めることができる。したがって、算出した出力信号の位相差から検出対象の回転角度を検出することにより、回転角度検出装置の検出誤差を低減することができる。
(他の実施形態)
以上説明した複数の上記複数の実施形態では、0°〜360°の範囲の回転角度を検出する回転角度検出装置について説明した。しかしながら、本発明は、所望の範囲の回転角度を検出する回転角度検出装置にも適用可能である。
また、上記複数の実施形態では、磁気検出素子としてホール素子を例示したが、磁気検出素子は磁気抵抗素子などでもよい。
また、上記第1実施形態〜第4実施形態では、2個のホール素子の出力信号のうちいずれか一方の大きさが0、1、―1であるときの他方の大きさから位相差を算出したが、0、1、−1以外の特異点において出力信号の位相差を算出してもよい。ここで特異点とは、対応する位相が既知である出力信号の大きさを検出した時点である。この場合であっても、式(24)、(27)、(28)、(31)、(32)と同様の三角関数演算により、出力信号の大きさから出力信号の位相差を算出することができる。
また、上記複数の実施形態では、ホール素子の出力信号にオフセット補正処理や振幅補正処理を施したが、これらの補正処理は回転角度検出装置の仕様に応じて省略することが可能である。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本発明の第1実施形態の回転角度検出処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第1実施形態の回転角度検出装置を示す模式図。 ホール素子の出力信号を示す模式図。 演算角度を示す模式図。 ホール素子の出力信号を示す模式図。 本発明の第1実施形態の効果を説明するための説明図。 本発明の第2実施形態の回転角度検出装置を示す模式図。 本発明の第3実施形態の回転角度検出装置を示す模式図。
符号の説明
10、210、310:回転角速度検出装置、12、212:永久磁石(磁界発生手段)、21、22、221、222、321、322:ホール素子(磁気検出素子)、30:ECU(角度検出手段)、220:ホールIC(磁気検出手段)

Claims (7)

  1. 検出対象の回転角度を検出する回転角度検出装置において、
    前記検出対象の回転に伴い、磁界発生手段に対して相対回転することにより生じる磁界の変化に応じて互いに位相の異なる出力信号を出力する第1磁気検出素子および第2磁気検出素子を有する磁気検出手段と、
    前記第1磁気検出素子の出力信号および前記第2磁気検出素子の出力信号から前記検出対象の回転角度を検出する角度検出手段と、を備え、
    前記角度検出手段は、前記第1磁気検出素子の出力信号の位相が既知である前記第1磁気検出素子の出力信号の大きさを検出すると、前記第2磁気検出素子の出力信号の大きさから前記第1磁気検出素子の出力信号と前記第2磁気検出素子の出力信号との位相差を算出し、算出した前記位相差に基づいて前記検出対象の回転角度を検出する、
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 検出対象の回転角度を検出する回転角度検出装置において、
    前記検出対象の回転に伴い、磁界発生手段に対して相対回転することにより生じる磁界の変化に応じて互いに位相の異なる出力信号を出力する第1磁気検出素子および第2磁気検出素子を有する磁気検出手段と、
    前記第1磁気検出素子の出力信号および前記第2磁気検出素子の出力信号から前記検出対象の回転角度を検出する角度検出手段と、を備え、
    前記角度検出手段は、前記第1磁気検出素子および前記第2磁気検出素子の出力信号の大きさが同一であることを検出すると、前記第1磁気検出素子または前記第2磁気検出素子の出力信号の大きさから前記第1磁気検出素子の出力信号と前記第2磁気検出素子の出力信号との位相差を算出し、算出した前記位相差に基づいて前記検出対象の回転角度を検出する、
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  3. 検出対象の回転角度を検出する回転角度検出装置において、
    前記検出対象の回転に伴い、磁界発生手段に対して相対回転することにより生じる磁界の変化に応じて互いに位相の異なる出力信号を出力する第1磁気検出素子および第2磁気検出素子を有する磁気検出手段と、
    前記第1磁気検出素子の出力信号および前記第2磁気検出素子の出力信号から前記検出対象の回転角度を検出する角度検出手段と、を備え、
    前記角度検出手段は、前記第1磁気検出素子および前記第2磁気検出素子の出力信号の大きさから、前記第1磁気検出素子の出力信号と前記第2磁気検出素子の出力信号との位相差を算出し、算出した前記位相差に基づいて前記検出対象の回転角度を検出する、
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  4. 前記角度検出手段は、前記第1磁気検出素子の出力信号および前記第2磁気検出素子の出力信号のオフセットをそれぞれ補正し、オフセット補正後の前記第1磁気検出素子および前記第2磁気検出素子の出力信号から前記位相差を算出する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の回転角度検出装置。
  5. 前記角度検出手段は、前記第1磁気検出素子の出力信号および前記第2磁気検出素子の出力信号の振幅を略同一の大きさに補正し、振幅補正後の前記第1磁気検出素子および前記第2磁気検出素子の出力信号から前記位相差を算出する、請求項1から4のいずれか一項に記載の回転角度検出装置。
  6. 前記角度検出手段は、前記第1磁気検出素子または前記第2磁気検出素子の出力信号が所定の大きさであることを複数回検出した後に前記位相差を算出し、算出した前記位相差で前記検出対象の回転角度の検出に用いる位相差を更新する、請求項1から5のいずれか一項に記載の回転角度検出装置。
  7. 前記角度検出手段は、所定時間経過後に前記位相差を算出し、算出した前記位相差で前記検出対象の回転角度の検出に用いる位相差を更新する、請求項1から6のいずれか一項に記載の回転角度検出装置。
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