JP2008105521A - ステアリング操作装置 - Google Patents

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茂 鷲野
Shuzo Hashimoto
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Abstract

【課題】 左右一対のグリップ式ハンドルにおいて、グリップの位置を運転者の好みに柔軟に対応できるようにする。
【解決手段】 左右のスポーク11R,11Lをそれぞれステアリングシャフトの周方向に回転可能に設けるとともに、ステアリングシャフトの周方向における任意の位置にスポーク11R,11Lを連結する手段を設ける。例えば、ステアリングシャフトには複数のキー溝を、スポーク11R,11Lには複数のキー溝に選択的に挿入される吸引ソレノイドを設ける。スポーク11R,11Lの位置を変更する場合には、グリップ10R,10Lに設けた解除ボタン13R,13Lを押して、キー溝からソレノイドの可動プランジャを退避させてスポーク11R,11Lを回転可能状態にし、好みの位置にて解除ボタン13R,13Lの押し操作をやめてグリップ10R,10Lをステアリングシャフトに固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、運転者によって操舵操作が行われるステアリング操作装置に関する。
従来から、車両のステアリング操作装置として、丸形ハンドルであるステアリングホイールが使用されている。最近においては、例えば、特許文献1、特許文献2に提案されているように、丸形ステアリングホイールに代えて左右一対のグリップを備えた操作装置が知られている。こうした1対のグリップを備えた操作装置は、ハンドル操舵角と車輪の転舵角との比を調整可能なステアリングバイワイヤ方式や舵角可変システム(VGRS:Variable Gear Ratio Steering)を備えた操舵装置に適用され、従来の丸形ステアリングホイールのリム上部やリム下部が存在しないため、インストルメントパネルの視認性が良好となる。
特開昭62−55263号 特開2005−246987号
しかしながら、ステアリングホイールのリム上部やリム下部が存在しないことが、かえって運転者にとって不満となるケースがある。例えば、長時間運転時等においてリラックスした姿勢で運転したい場合に、従来の丸形ステアリングホイールのリム上部やリム下部を好んで握っていた運転者がいる。こうした運転者にとっては、上記提案されている左右一対のグリップ式操作装置では、グリップの位置が限定されてしまい、従来から慣れた位置での操作ができず操作性に不満が残る。
本発明の目的は、上記問題に対処するためになされたもので、運転者の好みに柔軟に対応した操作性を備えたステアリング操作装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、運転者の操作によりステアリングシャフトを回転させるステアリング操作装置において、上記ステアリングシャフトとは別体にステアリングシャフトの径方向に延びるとともに、ステアリングシャフトの外周にその周方向に回転可能に設けられるスポークと、上記スポークの先端側に設けられ運転者が把持して回転操作するためのグリップと、上記スポークを上記ステアリングシャフトにその周方向における位置を調整可能に連結して、上記スポークに働く回転操作力を上記ステアリングシャフトに伝達する連結手段と、上記連結手段による上記スポークと上記ステアリングシャフトとの連結を解除する連結解除手段と、上記スポークと上記ステアリングシャフトとの連結を解除するための解除操作手段とを備えたことにある。
上記構成を有する本発明によれば、先端にグリップ設けたスポークがステアリングシャフト外周にその周方向に回転可能に設けられる。このスポークは、連結手段によりステアリングシャフトの周方向における位置を調整可能に連結される。また、解除操作手段を操作することで、連結解除手段が働いてスポークとステアリングシャフトとの連結が解除される。従って、運転者は、解除操作手段を操作することによってスポークとステアリングシャフトとの連結を解除し、スポークのステアリングシャフトに連結される位置を調整することが可能となる。この結果、グリップを自分の好みに応じた位置に配置することができる。従って、従来の丸形ステアリングホイールで慣れた位置での操作が可能となる。
例えば、スポークとグリップとをそれぞれ右手操作用と左手操作用の2組設け、2組のスポークとステアリングシャフトとの連結および解除をそれぞれ独立して行うようにするとよい。この場合、連結手段、連結解除手段、解除操作手段は、それぞれ右手操作用と左手操作用のそれぞれを備えるようにする。従って、転舵角がゼロとなる中立位置において、左右のグリップをそれぞれ水平位置よりも高い位置にも低い位置にも自由に設定することができる。また、2組のスポークのうち、少なくとも一方のみを連結・解除可能に設けるようにしてもよい。
本発明の他の特徴は、上記解除操作手段は、上記グリップに設けられることにある。
この発明によれば、運転者はグリップを把持した状態でスポークの連結を解除することができるため、把持したグリップをそのまま好みの位置にまで回してスポークの連結位置を調整することができる。従って、グリップの位置調整を簡単に行うことができる。また、位置調整対象となるグリップに解除操作手段が設けられるため、運転者にとって操作が分かりやすい。つまり、解除操作手段がブリップの位置調整を行うためのものであることを認識しやすい。この解除操作手段としては、例えば、押しボタンが挙げられる。この場合、運転者のグリップを握る手の親指に近い側のグリップ先端に設けると操作しやすい。
本発明の他の特徴は、上記連結手段は、上記ステアリングシャフトと上記スポークの何れか一方に複数の凹部を、他方に上記複数の凹部に挿入可能な挿入体を設け、上記挿入体を上記複数の凹部のうちの任意の凹部に選択的に挿入して、上記凹部と上記挿入体との係合により上記スポークに働く回転操作力を上記ステアリングシャフトに伝達するように構成され、上記連結解除手段は、上記解除操作部による操作により上記挿入体を上記凹部から抜いて上記凹部と上記挿入体との係合を解くことにある。
この発明によれば、複数の凹部に対して挿入体を選択的に挿入することにより、スポークをステアリングシャフトに対してその位置を調整可能に連結する。従って、簡単な構成で確実な連結を行うことができる。
本発明の他の特徴は、上記スポークおよび上記グリップの自重により上記ステアリングシャフトに作用する回転モーメントを低減するモーメント低減手段を設けたことにある。
ステアリングシャフトに連結するスポークの位置を変更した場合、それに伴ってステアリングシャフトに働く回転モーメントが発生することがある。例えば、中立位置(転舵角がゼロとなる位置)において2本のスポークをステアリングシャフトに左右非対称に連結した場合には、ステアリングシャフトに回転モーメントが働いてしまう。そこで、本発明では、スポークを左右非対称に設けた場合であっても、モーメント低減手段によりステアリングシャフトに作用する回転モーメントを低減する。従って、運転者に与える操舵違和感を低減することができる。
本発明の他の特徴は、上記モーメント低減手段は、上記スポークが上記ステアリングシャフトに連結されるボス部から上記スポークの上記ステアリングシャフトから延びる方向とは反対方向に延びるアームと、上記アームの先端に設けられる錘とを備えたことにある。
この発明によれば、簡単にモーメント調整を行うことができる。例えば、2本のスポークを備えたものでは、その両スポークのボス部にアームを設けるとよい。この場合には、そのスポークごとに回転モーメントが発生しないようにバランスをとることができるため、どの位置で2本のスポークをステアリングシャフトに連結しても常に回転モーメントを発生させないようにすることができる。
本発明の他の特徴は、上記モーメント低減手段は、上記ステアリングシャフトとは別体にステアリングシャフトの径方向に延びるとともに、上記ステアリングシャフトの外周に回転可能に取り付けられるアームと、上記アームの先端に設けられる錘と、上記スポークの上記ステアリングシャフトへの周方向の連結位置に応じて、上記アームの上記ステアリングシャフトに対する周方向の取付位置を変更するアーム連動手段とを備え、上記アーム連動手段は、上記スポークの上記ステアリングシャフトへの連結位置調整範囲における回転角度に対して、上記アームが連動して回転する角度を半分に設定することにある。
この発明によれば、ステアリングシャフトの連結するスポークの連結位置に応じて、アームのステアリングシャフトに対する取付位置が変更される。この場合、スポークのステアリングシャフトへの連結位置調整範囲における周方向の回転角度に対して、アームが連動して回転する角度が半分に設定される。従って、スポーク連結位置を調整するときに、アームの回転する軌道角度を狭くすることができる。この結果、アームの回転移動に必要なスペースを狭くすることができる。
本発明の他の特徴は、上記アーム連動手段は、先端が上記スポークに連結されるとともに後端が上記アームに連結され可撓性を有する線状体と、上記ステアリングシャフトに固定され上記スポークの連結位置調整に伴って移動する上記線状体の移動経路を規定するガイドとを備え、上記ガイドは、上記線状体の先端が移動する第1円弧状通路と、上記第1円弧状通路と同一円周上に設けられ上記線状体の後端が移動する第2円弧状通路と、上記第1円弧状通路の中間位置で分岐して上記第2円弧状通路に合流し上記線状体の中間部を案内する中間通路とを形成することにある。
この発明によれば、可撓性を有する線状体の先端がスポークに連結され後端がアームに連結される。そして、この線状体は、ステアリングシャフトに固定されたガイドによってその移動経路が規制される。スポークの連結位置調整を行うと、スポークがステアリングシャフト回りを回転するため、線状体の先端は第1円弧状通路を移動する。これに伴って、線状体が移動し、その後端の位置も第2円弧状通路で変化する。このため、線状体の後端に連結されたアームがステアリングシャフト回りに回転する。
ガイドの第1円弧状通路には、その中間位置に中間通路が分岐して設けられる。従って、スポークをステアリングシャフトの周方向に回転させて線状体の先端を第1円弧状通路の一端から他端にまで移動させると、線状体の先端が中間位置に近づく方向に移動する過程においては、線状体の後端は第2円弧状通路内において中間通路から離れる方向に移動し、線状体の先端が中間位置を過ぎて中間位置から離れる方向に移動する過程においては、線状体の後端は第2円弧状通路内において中間通路に近づく方向に移動する。つまり、線状体の先端が第1円弧状通路を一方向に移動するとき、線状体の後端が第2円弧状通路を往復する。言い換えれば、スポークをステアリングシャフト回りに、その連結位置調整可能範囲の一端から他端まで一方向に回転させたとき、アームはそれに伴って往復回転運動する。
従って、スポークの連結位置調整範囲の回転角度に対して、アームが連動する回転角度を半分にすることができる。この場合、例えば、スポークをその連結位置調整可能範囲にわたってステアリングシャフトの周方向に回転させたときに線状体の先端が移動する軌跡を第1円弧状通路に対応させ、第1円弧状通路をステアリングシャフトに対して左右反転させた円弧状通路の上半分あるいは下半分を第2円弧状通路に対応させ、この第2円弧状通路の上端あるいは下端と中間通路を連結するとよい。
可撓性を有する線状体としては、スポークの連結位置調整に伴って伝達された力を確実にアームに伝達することができるものがよく、例えば、チェーンあるいはワイヤを使用するとよい。
以下、本発明のステアリング操作装置に係る3つの実施形態について図1〜図16を用いて説明する。
<第1実施形態>
図1〜図5は、第1実施形態にかかる車両のステアリング操作装置を表す。第1実施形態における車両のステアリング操作装置は、運転者が右手で把持する右グリップ10Rと左手で把持する左グリップ10Lとを備える。各グリップ10R,10Lは、握りやすいような形状とされ、また疲れを感じさせないような材質で形成することができる。右グリップ10Rは右スポーク11Rと連結され、左グリップ10Lは左スポーク11Lと連設される。各グリップ10R,10Lと各スポーク11R,11Lとは、一体形成してもよく、また、別体に形成して連結してもよい。
図5に示すように、右スポーク11Rは、その基端側にステアリングシャフト20との連結部となる円筒状のボス部12Rを備え、左スポーク11Lは、その基端側にステアリングシャフト20との連結部となる円筒状のボス部12Lを備える。各スポーク11R,11Lは、その基端部に形成したボス部12R,12Lをステアリングシャフト20に挿通してステアリングシャフト20の周方向に回転可能に取り付けられる。ステアリングシャフト20は、車両前方側が下方に位置するように傾斜した姿勢で支持される。各スポーク11R,11Lは、それぞれボス部12R,12Lに一体形成しても、別体形成して連結してもどちらでもよい。
以下、ボス部12Rを形成した右スポーク11Rとグリップ10Rとを右ハンドル1Rと呼び、ボス部12Lを形成した左スポーク11Lとグリップ10Lとを左ハンドル1Lと呼ぶ。図4は、左ハンドル1Lの運転席側から見た図である。
ステアリングシャフト20は、図5に示すように、その先端に雄ネジ部21が形成され、その雄ネジ部21の下方側となる側面に断面凹状で軸方向に沿って延びたキー溝22が形成される。このキー溝22は、図3に示すように、所定の等間隔で軸方向に沿って平行に形成される。つまり、キー溝22は、ステアリングシャフト20の軸を中心として周方向に所定の角度ピッチで複数本形成される。図3における例では、30度ピッチとなっているが、それよりも細かなピッチ(例えば15度)、あるいは、それよりも大まかなピッチ(例えば、45度)であってもよい。ステアリングシャフト20は、このキー溝22を所定長だけ形成し、そのキー溝22の終端から下方が大径部23となっている。従って、このキー溝22が形成された部分と大径部23との境界部分に段部24が形成される。
ステアリングシャフト20の下方端は、図示しなが、例えばVGRS(舵角可変システム)ユニットに接続され、さらにVRGSユニットの出力軸がインタミディエイトシャフトを介してピニオンギヤに連結している。ピニオンギヤは、両端がタイロッドに接続されたラックシャフトに噛合している。従って、ステアリングシャフトが回転(自転)すると、その回転がVGRSにより調整された所定のギヤ比でインタミディエイトシャフトを介してピニオンギヤに伝わり、さらにピニオンギヤからラックシャフトに伝達されて回転運動が直進運動に変換される。この直線運動はタイロッドに作用し、タイロッドがナックルアームを介してナックルを振ることにより転舵輪が転舵される。
右ハンドル1Rのボス部12Rおよび左ハンドル1Lのボス部12Lには、それぞれその側面に右吸引ソレノイド30R、左吸引ソレノイド30L(以下、これらを区別しない場合は、単に吸引ソレノイド30と呼ぶ)が設けられる。吸引ソレノイド30は、図3に示すように、内部のソレノイドコイル31に通電して可動プランジャ32を退避(後退)させるもので、ソレノイドコイル31に通電しないときには、バネ33により可動プランジャ32が所定位置にまで突出するように構成される。各ボス部12R,12Lには、この吸引ソレノイド30の可動プランジャ32が挿通される貫通孔121R,121Lが形成される。可動プランジャ32は、ソレノイドコイル31に通電しないときに、その先端がバネ33に押されて所定長だけボス部12R,12L内周面よりも内側に突出するように構成されている。
各ボス部12R,12Lは、図5に示すように、ステアリングシャフト20に上下に直列に挿通される。この場合、下段となる右ハンドル1Rのボス部12Rは、リング状のPTFEシート35を介して段部24で受けられる。右ハンドル1Rは、そのボス部12Rが左ハンドル1Lのボス部12Lに対して下段となるため、右スポーク11Rの延設方向を途中でステアリングシャフト20と平行に運転席側に曲折することにより、右グリップ10Rの位置を左グリップ10Lの位置と同一平面上(ステアリングシャフト20の軸に直交する同一平面上)に配置している。
また、ステアリングシャフト20には、上段となる左ハンドル1Lのボス部12Lの上方にカバー取付用ブラケット40が取り付けられる。カバー取付用ブラケット40は、その中央にステアリングシャフト20のキー溝22と噛み合う凹凸を形成した挿通孔41が形成され、この挿通孔41にステアリングシャフト20を挿通することで、ステアリングシャフト20とともに回転するようになっている。各ボス部12R,12L間およびボス部12Lとカバー取付用ブラケット40との間にもPTFEシート35が介装される。
カバー取付用ブラケット40の挿通された上から、2つのナット36,37がステアリングシャフト20の雄ネジ部21に螺合され、ボス部12R,12Lおよびカバー取付用ブラケット40がステアリングシャフト20に抜け止め固定される。カバー取付用ブラケット40には、その外周端にてハンドルカバー42が取り付けられる。ハンドルカバー42は、図1に示すように、その正面(運転席側)にマーク43が設けられる。
このマーク43は、ステアリングシャフト20の回転位置、つまり、転舵輪の操舵角を運転者に対して表示するもので、ステアリングシャフト20が中立位置にあるときに、運転者から見てハンドルカバー42の縦方向中心線上に位置するように設けられる。このマーク43は、印刷、刻印、別部品等、任意のものを使用することができる。また、ハンドルカバー42内には、図示しないエアバッグやホーンスイッチ等が収納されている。また、ステアリングシャフト20のまわりには、ボス部12R,12L、スポーク11R、11Lの基端側等を覆うコラムカバー44が設けられる。
本実施形態における右グリップ10R、左グリップ10Lは、握りやすいように円弧状に形成され、その先端(親指で握られる側の先端)には、プッシュ操作式の右解除ボタン13R、左解除ボタン13Lが設けられる。右解除ボタン13Rは、その裏側に、右吸引ソレノイド30Rのソレノイドコイル31への電源供給ラインに直列に設けた電気接点(図示略)を備え、ボタン押し操作により電気接点をオン状態にする。従って、右解除ボタン13Rが押されているあいだは、電気接点がオンしてソレノイドコイル31に通電され可動プランジャ32が後退する。同様に、左解除ボタン13Lは、その裏側に、左吸引ソレノイド30Lのソレノイドコイル31への電源供給ラインに直列に設けた電気接点(図示略)を備え、ボタン押し操作により電気意接点をオン状態にする。従って、左解除ボタン13Lが押されているあいだは、左吸引ソレノイド30Lの可動プランジャ32が後退する。尚、各解除ボタン13R,13Lの操作信号を入力する図示しないコントローラを設け、コントローラからソレノイドコイル31に通電するようにしてもよい。
このように構成した第1実施形態のステアリング操作装置においては、ステアリングシャフト20に対して左右のスポーク11R,11Lの連結位置を選択することによってグリップ10R,10Lの位置を左右独立して変更調整することができる。
例えば、図2に示すように、転舵角がゼロとなる中立操舵位置において、水平状態となっている左右のスポーク11R,11Lのうち右スポーク11Rを下方に傾けてグリップ10Rの位置を下げることができる。この場合、左手で左グリップ10Lを握ってステアリングシャフト20が回らないように保持するとともに、右手で右グリップ10Rを握りながら親指で右解除ボタン13Rを押して右吸引ソレノイド30Rのソレノイドコイル31に通電する。これにより、可動プランジャ32の先端がキー溝22から退避し右スポーク11Rがステアリングシャフト20に対して相対的に回転可能となる。従って、運転者は、両方のグリップ10R,10Lを握ったまま、右スポーク11Rを自由に揺動させて右グリップ10Rの位置を調整することができる。
そして、希望する位置にまで右グリップ10Rを移動させたのち、右解除ボタン13Rの押し操作をやめる。これにより、右吸引ソレノイド30Rのソレノイドコイル31への通電が断たれて可動プランジャ32がバネ33によりステアリングシャフト20中心方向に押される。そして、右グリップ10Rの位置を少し左右に調整することで可動プランジャ32の先端がキー溝22内に落ち込み、ステアリングシャフト20と右スポーク11Rとが連結される。つまり、可動プランジャ32がキーとなって、ステアリングシャフト20と右スポーク11Rとの連結が行われる。この場合、可動プランジャ32は、非通電時においてはバネ33により常時キー溝22側に付勢されるため、キー溝22との係合が外れることがない。
勿論、このグリップ位置の調整は、左グリップ10Lも同様に行うことができる。この場合は、右手で右グリップ10Rを握ってステアリングシャフト20が回転しないように保持し、左手で左解除ボタン13Lの操作と左グリップ10Lの位置調整とを行えばよい。本実施形態においては、左右のスポーク11R,11Lは、図1に示す水平位置に対して±90°(右回転方向に90度、左回転方向に90度)の範囲で連結位置の調整が可能となっており、それを越える範囲は図示しないストッパにより調整不能としているが、この位置調整範囲は、任意に設定できるものである。例えば、±60度程度にしてもよい。また、水平位置に対して上方向にのみ調整可能に構成してもよい。
尚、本実施形態のステアリング操作装置においては、VGRSユニットによるギヤ比調整にて、中立位置に対するグリップ10R,10Lの最大操舵角が±90度となっているため、運転操作時にグリップ10R,10Lの左右の握り替えは不要となっている。また、ステアバイワイヤ方式の操舵装置に適用して、最大操舵角を小さく抑えて(例えば、±120度以内)、左右のグリップの握り替えが不要になるようにしてもよい。
以上説明した第1実施形態のステアリング操作装置によれば、操作ハンドルを左右のグリップ10R,10Lに分割してメータ類の視認性を向上できるだけでなく、グリップ10R,10Lの位置を運転者の好みに合わせて調整することができるため、従来からの丸形ハンドルと同様な操作性を維持することができる。また、解除ボタン13R,13Lをグリップ10R,10Lの先端に設けたため、ボタン操作をしながらその手でグリップ位置調整ができるため、調整操作が非常に容易である。
また、グリップ10R,10Lを左右非対称に配置した場合には、そのグリップ位置からではハンドルの中立位置が分かりにくいが、本実施形態においては、ハンドルカバー42に設けたマーク43により中立位置を知ることができるため、操舵方向を正しく認識することができる。このため、運転操作性を良好に維持することができる。
尚、本実施形態におけるステアリングシャフト20に形成したキー溝22と、吸引ソレノイド30の可動プランジャ32およびバネ33とが本発明の連結手段に相当し、可動プランジャ32を退避させるソレノイドコイル31が本発明の連結解除手段に相当し、左右の解除ボタン13R,13Lが本発明の解除操作手段に相当する。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のステアリング操作装置について図6、図7を用いて説明する。この第2実施形態においては、ハンドル1R,1Lの自重によりステアリングシャフト20に回転モーメントが生じないようにモーメント低減手段を追加して設けたもので、他の構成については第1実施形態と同一である。従って、ここでは、その追加する構成について説明し、他の共通する構成については図面に同一符号を付して説明を省略する。
図6、図7に示すように、右ボス部12Rには、右スポーク11Rの連設方向と反対方向に右カウンタアーム14Rが連設される。同様に、左ボス部12Lには、この左スポーク11Lの連設方向と反対方向に左カウンタアーム14Lが連設される。各スポーク11R,11Lおよび各カウンタアーム14R,14Lは、それぞれボス部12R,12Lに一体形成しても、別体形成して連結してもどちらでもよい。
右カウンタアーム14Rの先端には、右カウンタウェイト15Rが連設され、同様に、左カウンタアーム14Lの先端には、左カウンタウェイト15Lが連設される。各カウンタウェイト15R,15Lは、ハンドル1R,1Lがステアリングシャフト20回りにその自重で回転しようとするモーメントを打ち消すように、その重さが設定される。従って、各カウンタウェイト15R,15Lは、比重の大きな材料を使用することが望ましいが、カウンタアーム14R,14Lと一体に形成してもよい。この左右のカウンタアーム14R,14Lは本発明のアームに相当し、左右のカウンタウェイト15R,15Lは本発明の錘に相当する。
この第2実施形態のステアリング操作装置によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、カウンタウェイト15R,15Lを設けているため、各ハンドル1R,1Lごとに、どんな連結位置であってもステアリングシャフト20に回転モーメントを働かせないようにすることができる。このため、左右のグリップ10R、10Lをステアリングシャフト20の中心に対して非対称に配置しても、ステアリングシャフト20に回転モーメントが働かないため操舵違和感を与えない。従って、例えば、操舵トルク検出値を使って操舵アシスト制御する電動パワーステアリング装置などのシステムを搭載した車両においては、操舵トルクセンサの検出値がグリップの調整位置に応じて変動することがないため、その制御を良好に行うことができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態のステアリング操作装置について図8〜図16を用いて説明する。先に説明した第2実施形態のステアリング操作装置においては、スポーク11R,11Lとカウンタアーム14R,14Lとをボス部12R、12Lを挟んで反対方向に向けて一体的に設けたが、この第3実施形態のステアリング操作装置においては、スポークとカウンタアームとをステアリングシャフトに対して別体に周方向に回転可能に設け、スポークの連結位置調整範囲における回転角に対して、カウンタアームの回転角度を半分に設定したものである。
この第3実施形態のステアリング操作装置は、第1実施形態のステアリング操作装置の構成に対して、さらに、右ウェイト部50R、右ウェイト制御部60R、左ウェイト部50L、左ウェイト制御部60Lを設けたものである。他の構成については、第1実施形態と同一である。従って、ここでは、その追加する構成について説明し、他の共通する構成については図面に同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、ステアリングシャフト20には、その段部24から上方に向かって、右ウェイト制御部60R、右ハンドル1R、右ウェイト部50R、左ウェイト制御部60L、左ウェイト部50L、左ハンドル1Lが設けられる。
尚、この第3実施形態においても、左右のハンドル1R,1Lは、図1に示す水平位置に対して±90°(右回転方向に90度、左回転方向に90度)の範囲でステアリングシャフト20への連結位置の調整が可能で、それを超える範囲は図示しないストッパにより調整不能となっている。
右ウェイト部50Rは、ステアリングシャフト20に回転可能に挿通される右ウェイトボス部51Rと、右ウェイトボス部51Rから径方向に延びた右カウンタアーム52Rと、右カウンタアーム52Rの先端に形成される右カウンタウェイト53Rとから構成される。同様に、左ウェイト部50Lは、ステアリングシャフト20に回転可能に挿通される左ウェイトボス部51Lと、左ウェイトボス部51Lから径方向に延びた左カウンタアーム52Lと、左カウンタアーム52Lの先端に形成される左カウンタウェイト53Lとから構成される。尚、図9は、右ウェイト部50Rの運転席側から見た図である。
右カウンタウェイト53Rは、右スポーク11Rと右カウンタアーム52Rとがシャフト軸方向視においてステアリングシャフト20を挟んで反対方向に向けて一直線上に配置されたとき、それらの自重によりステアリングシャフト20に回転モーメントが働かないような重さに設定される。同様に、左カウンタウェイト53Lは、左スポーク11Lと左カウンタアーム52Lとがシャフト軸方向視においてステアリングシャフト20を挟んで反対方向に向けて一直線上に配置されたとき、それらの自重によりステアリングシャフト20に回転モーメントが働かないような重さに設定される。
右ウェイト制御部60Rは、ステアリングシャフト20に回転不能に挿通される右ガイドプレート61Rと、右ガイドプレート61R上にて所定の経路で移動可能に設けられるチェーン62Rと、チェーン62Rの先端621Rと右スポーク11Rとを連結する右スポーク連結部材63Rと、チェーン62Rの後端622Rと右カウンタアーム52Rとを連結する右カウンタ連結部材64Rとから構成される。
同様に、左ウェイト制御部60Lは、ステアリングシャフト20に回転不能に挿通される左ガイドプレート61Lと、左ガイドプレート61L上にて所定の経路で移動可能に設けられるチェーン62Lと、チェーン62Lの先端621Lと左スポーク11Lとを連結する左スポーク連結部材63Lと、チェーン62Lの後端622Lと左カウンタアーム52Lとを連結する左カウンタ連結部材64Lとから構成される。
この左ウェイト制御部60Lは、右ウェイト制御部60Rの左右を反転させたものであるため、以下、右ウェイト制御部60Rの説明をもって左ウェイト制御部60Lの説明を省略する。尚、図8、図16中において、左ウェイト制御部60Lの各構成部品に付した符号は、その構成部品に対応する右ウェイト制御部60Rの構成部品の符号の末尾RをLに換えて示している。また、図16は、図11に示す右ウェイト制御部60Rに対応する左ウェイト制御部60Lにかかる図である。
右ウェイト制御部60Rの右ガイドプレート61Rは、図10に示すように略四分の一円を切り欠いた皿状をなし、その中心に円筒状のボス部65Rが形成される。このボス部65Rは、その円筒内周面にステアリングシャフト20のキー溝22に嵌合する複数の突起651Rを形成している。従って、ボス部65Rをステアリングシャフト20に挿通したとき、この突起651Rがキー溝22内に嵌って、右ガイドプレート61Rとステアリングシャフト20とが一体的に回転するようになっている。尚、図10〜図15は、ステアリングシャフト20が中立位置(転舵角がゼロ)にあるときの右ガイドプレート61Rをシャフト軸方向にて見た図で、わかりやすいようにボス部65Rおよび後述のガイド70Rにハッチングを施している。
右ガイドプレート61Rは、左上部となる略四分の一円だけ切り欠いた円板プレート66R上にガイド70Rを立設する。このガイド70Rは、互いに向かい合う壁体と円板プレート66Rとの三方で囲まれた通路を形成するもので、円板プレート66Rの外周に沿って向かい合う壁体により円弧状の通路を形成する外周ガイド71Rと、外周ガイド71Rの2つの地点から中心側に分岐して連通する中間ガイド72Rとからなる。
外周ガイド71Rは、図10に示すように、ステアリングシャフト20が中立位置にあるときに、シャフト軸方向視においてその右半分がチューン62Rの先端621Rが移動する第1円弧状通路81Rを形成する。また、外周ガイド71Rの左半分がチューン62Rの後端622Rが移動する第2円弧状通路82Rを形成する。また、中間ガイド72Rは、チェーン62Rの中間部623Rが案内される中間通路83Rを形成する。
中間通路83Rは、第1円弧状通路81Rの中間位置811R(第1円弧状通路81Rを2等分する位置)から分岐するように設けられる。この中間位置811Rは、ステアリングシャフト20が中立位置にあるときに、シャフト軸方向視において軸心から真横に延ばした直線が第1円弧状通路81Rと交差する位置となる。また、中間通路83Rの他端は、ステアリングシャフト20が中立位置にあるときに、シャフト軸方向視において軸心から真下に延ばした直線が外周ガイド71Rと交差する位置、つまり、第1円弧状通路81Rと第2円弧状通路82Rとの境界位置812Rとなる。
このガイド70R内には、チェーン62Rが摺動自在に配設される。チェーン62Rは、その先端621Rが右スポーク連結部材63Rにより右スポーク11Rの下面と連結される。右スポーク連結部材63Rは、棒状をなし、右スポーク11Rの下面において、第1円弧状通路81Rの径と同じ距離だけシャフト軸心から離れた位置に連結される。
チェーン62Rは、その後端622Rが右カウンタ連結部材64Rにより右カウンタアーム52Rの下面と連結される。右カウンタ連結部材64Rは、棒状をなし、右カウンタアーム52Rの下面において、第2円弧状通路82Rの径(=第1円弧状通路81Rの径)と同じ距離だけシャフト軸心から離れた位置に連結される。
次に、グリップ位置を調整したときの右ウェイト制御部60Rおよび右ウェイト部50Rの動作について説明する。尚、左ウェイト制御部60Lおよび左ウェイト部50Lについては、その構成が右ウェイト制御部60Rおよび右ウェイト部50Rと左右対称であり、その動作についても、右ウェイト制御部60Rおよび右ウェイト部50Rの動作説明をもって理解できるため、左ウェイト制御部60Lおよび左ウェイト部50Lの動作については簡単な説明に留める。
図11は、ステアリングシャフト20が中立位置にあるときに、右スポーク11Rを図1に示すように水平位置に連結したときの右ウェイト制御部60Rの状態を表す。チェーン62Rは、この状態において、その先端621Rが第1円弧状通路81Rの中間位置811Rに配置され、中間部623Rが中間通路83Rおよび第2円弧状通路82Rに配置され、後端622Rが第2円弧状通路82Rの終端位置822Rに配置されるような寸法となっている。尚、中間位置811Rと第2円弧状通路82Rの終端位置822Rとは、ステアリングシャフト20の軸心に対して左右対称位置となる。
この状態から、右グリップ10Rの位置調整を行った場合を考える。右グリップ10Rの位置調整は、第1実施形態に示したように、左手で左グリップ10Lを保持した状態で右解除ボタン13Rを押し右吸引ソレノイド30Rの可動プランジャ32を後退させて右スポーク11Rとステアリングシャフト20との連結を解くことにより可能となる。
このとき、右スポーク11Rは、ステアリングシャフト20の周方向に回転可能となるが、右ガイドプレート61Rはステアリングシャフト20に固定されているため回転しない。従って、右グリップ10Rの位置変更を行うと、右スポーク11Rがステアリングシャフト20の回りを回転し、それに伴って、右スポーク11Rに連結されたチェーン62Rの先端621Rが引っ張られて右ガイドプレート61Rの第1円弧状通路81Rを移動する。
ステアリングシャフト20が中立位置にあるときに、シャフト軸方向視で右スポーク11Rを水平方向に向けてステアリングシャフト20に連結しているときには、チェーン62Rの先端621Rは、第1円弧状通路81Rの中間位置811Rに配置される(図11参照)。この状態から、右グリップ10Rを反時計方向に回すと、右スポーク11Rは、ステアリングシャフト20回りに回転して、チェーン62Rの先端621Rを第1円弧状通路81Rに沿って反時計方向に引っ張る。従って、チェーン62Rは、それに合わせて円板プレート66R上を摺動する。図12は、右スポーク11Rが水平位置から反時計方向に約30度回転したときの状態を表す。
この場合、チューン62Rの後端622Rは、チェーン62Rの先端621Rが第1円弧状通路81Rを移動した距離だけ、第2円弧状通路82Rを反時計方向に移動する。従って、右カウンタアーム52Rは、右カウンタ連結部材64Rを介してチェーン62Rに引っ張られてステアリングシャフト20回りに反時計方向に回転する。この右カウンタアーム52Rの回転角度は、右スポーク11Rの回転角度と同じ30度となる。従って、右スポーク11Rと右カウンタアーム52Rとは、シャフト軸方向視でステアリングシャフト20をはさんで反対方向に向いて一直線上に配置される。この状態においては、右ハンドル1Rの自重によりステアリングシャフト20に働く回転モーメントは、右ウェイト部50Rの自重による回転モーメントにより打ち消される。
そして、更に、右グリップ10Rの位置をシャフト軸視方向でステアリングシャフト20の真上にまでもっていくと、図13に示すように、右スポーク11Rは水平位置に対して反時計方向に90度回転する。これに伴って、チェーン62Rの先端621Rは、右カウンタ連結部材64Rに引っ張られて、第1円弧状通路81Rの終端位置813Rまで移動する。このチェーン62Rの移動により、その後端622Rは、第1円弧状通路81Rと第2円弧状通路82Rとの境界位置812Rに達する。
従って、右カウンタアーム52Rは、右カウンタ連結部材64Rを介してチェーン62Rに引っ張られてステアリングシャフト20回りに反時計方向に回転する。この右カウンタアーム52Rの回転角度は、右スポーク11Rの回転角度と同じ90度となる。従って、右スポーク11Rと右カウンタアーム52Rとは、シャフト軸方向視でステアリングシャフト20をはさんで縦方向に一直線上に配置される。
このように、右グリップ10Rの位置を水平位置から上方向に移動させた場合には、常に、右スポーク11Rと右カウンタアーム52Rとがステアリングシャフト20をはさんで反対方向に向けて一直線上に配置される。そして、右解除ボタン13Rの押し操作をやめて任意の位置で右スポーク11Rとステアリングシャフト20とを連結すると、その位置において、右ハンドル1Rと右ウェイト部50Rとの相対位置関係が固定される。
また、この図13に示す状態から、右解除ボタン13Rの押しながら右グリップ10Rの位置を下方向に変更すると、右スポーク11Rが時計方向に回転してチェーン62Rの先端621Rを押し、図12の状態を経て図11に示す水平状態に戻る。このとき、チェーン62Rの後端622Rは、第2円弧状通路82Rを時計方向に移動して終端位置822Rにまで戻る。従って、右カウンタアーム52Rも時計方向に回転して水平状態に戻る。
グリップ位置を水平位置よりも下にしたい場合には、図11の状態から、右解除ボタン13Rの押しながら右グリップ10Rを時計方向に回す。これにより、右スポーク11Rは、ステアリングシャフト20回りに回転して、チェーン62Rの先端621Rを第1円弧状通路81Rに沿って時計方向に引っ張る。従って、チェーン62Rは、それに合わせて円板プレート66R上を摺動する。図14は、右スポーク11Rが水平位置から時計方向に30度回転したときの状態を表す。
この場合、チューン62Rの後端622Rは、チェーン62Rの先端621Rが第1円弧状通路81Rを時計方向に移動した距離だけ、第2円弧状通路82Rを反時計方向に移動する。従って、右カウンタアーム52Rは、右カウンタ連結部材64Rを介してチェーン62Rに引っ張られてステアリングシャフト20回りに反時計方向に回転する。つまり、右カウンタアーム52Rは、右スポーク11Rの回転方向とは反対方向に同じ角度だけ回転する。図14の例では、右スポーク11Rが時計方向に30度回転し、右カウンタアーム52Rが反時計方向に30度回転した状態を表す。
従って、右スポーク11Rと右カウンタアーム52Rとは、シャフト軸方向視でステアリングシャフト20に対して左右対称位置に配置される。この状態においては、右ハンドル1Rの自重によりステアリングシャフト20に働く回転モーメントは、右ウェイト部50Rの自重による回転モーメントにより打ち消される。
そして、更に、右グリップ10Rの位置をシャフト軸視方向でステアリングシャフト20の真下にまでもっていくと、図15に示すように、右スポーク11Rは水平位置に対して時計方向に90度回転する。これに伴って、チェーン62Rの先端621Rは、右カウンタ連結部材64Rに引っ張られて、第1円弧状通路81Rと第2円弧状通路82Rとの境界位置812Rまで移動する。このチェーン62Rの移動により、その後端622Rは、第1円弧状通路81Rと第2円弧状通路82Rとの境界位置812Rに達する。
従って、右カウンタアーム52Rは、右カウンタ連結部材64Rを介してチェーン62Rに引っ張られてステアリングシャフト20回りに反時計方向に回転し、ほぼ真下に向けられる。この場合、右スポーク11Rと右カウンタアーム52Rとは、どちらも真下を向くことになる。
このように、右グリップ10Rの位置を水平位置から下方向に移動させた場合には、常に、右スポーク11Rと右カウンタアーム52Rとは、シャフト軸方向視でステアリングシャフト20に対して左右対称位置に配置される。従って、右ハンドル1Rの自重によりステアリングシャフト20に働く回転モーメントは、右ウェイト部50Rの自重による回転モーメントにより打ち消される。
運転者は、このグリップ位置調整範囲(水平位置に対して±90度)内において、好みのグリップ位置が決まったら、その位置にて右解除ボタン13Rの押し操作をやめる。そして、右グリップ10Rの位置を少し左右に移動させると可動プランジャ32の先端がキー溝22内に落ち込み、ステアリングシャフト20と右スポーク11Rとが連結される。こうして、右スポーク11Rとステアリングシャフト20とが連結されると、その位置において、右ハンドル1Rと右ウェイト部50Rとの相対位置関係が固定される。
従って、右ハンドル1Rがステアリングシャフト20に連結された後は、その相対位置関係が保持されるため、車両の運転中においては、右ハンドル1Rの回転操作に合わせて右ウェイト部50Rが回転し、中立位置において常に右ハンドル1Rの自重によりステアリングシャフトに働く回転モーメントを右ウェイト部50Rにて打ち消すことができる。
このように、第3実施形態においては、右ウェイト制御部60Rにより右スポーク11Rの連結位置にあわせて右カウンタアーム52Rの取付位置(取付角度)が連動して調整される。この連動調整は、右スポーク11Rの連結調整可能範囲(ステアリングシャフト20への右スポークの連結位置調整可能角度)が180度であるのに対して、それに連動して回転する右カウンタアーム52Rの連動回転角度(ステアリングシャフト20への取付角度)がその半分である90度となる。つまり、右ガイド70Rによって移動方向が規制されるチェーン62Rを用いて、チェーン62Rの先端621Rが第1円弧状通路81Rの終端位置813Rから境界位置812Rにまで移動するあいだに、チェーン62Rの後端622Rが第2円弧状通路82Rを往復動するようにすることで、チェーン62の後端622Rに連結された右カウンタアーム52Rの連動回転角度を半分にしている。
しかも、チェーン62Rの先端が第1円弧状通路81Rにおいて中間位置811Rを境にしてその一方側(中間位置811Rから終端位置813R)に位置するときには、右スポーク11Rと右カウンタアーム52Rとが一直線上に配置され、チェーン62Rの先端621Rが第1円弧状通路81Rにおいて中間位置811Rを境にして他方側(中間位置811Rから境界位置812R)に位置するときには右スポーク11Rと右カウンタアーム52Rとがステアリングシャフト20に対して左右対称位置となるように、チェーン62の移動方向を規制するガイド70Rを設けているため、右ハンドル1Rの自重によりステアリングシャフト20に働く回転モーメントを右ウェイト部50Rの自重による回転モーメントにより打ち消すことができる。
以上、右ウェイト制御部60Rおよび右ウェイト部50Rの動作について説明したが、左ウェイト制御部60Lおよび左ウェイト部50Lについても同様の動作となる。左ウェイト制御部60Lの左ガイドプレート61Lは、図16に示すように、右ウェイト制御部60Rの右ガイドプレート61Rをステアリングシャフト20に対して左右反転したもので、チェーン62Lは、その先端621Lが左スポーク連結部材63Lを介して左スポーク11Lに連結され、後端622Lが左カウンタ連結部材64Lを介して左カウンタアーム52Lに連結される。
左グリップ10Lの位置は、右グリップ10Rと同様に水平位置に対して±90度の範囲で調整可能となっており、グリップ位置調整により左スポーク11Lがステアリングシャフト20回りに回転してチェーン62Lの先端621Lを第1円弧状通路81L内で移動させる。これによりチェーン62Lの終端622Lが第2円弧状通路82L内を摺動し、これに伴って左カウンタアーム52Lがステアリングシャフト20回りに回転する。この場合、右ウェイト制御部60Rと同様に、左グリップ10Lの位置を水平位置から上方向に移動させた場合には、左スポーク11Lと左カウンタアーム52Lとがステアリングシャフト20をはさんで反対方向に向けて一直線上に配置され、左グリップ10Lの位置を水平位置から下方向に移動させた場合には、左スポーク11Lと左カウンタアーム52Lとがステアリングシャフト20をはさんで左右対称位置に配置される。
従って、左ウェイト制御部60Lにおいても、中立位置において左グリップ10Lをどのような位置に配置しても、左ハンドル1Lの自重によりステアリングシャフト20に働く回転モーメントを左ウェイト部50Lの自重による回転モーメントにより打ち消すとともに、左カウンタアーム52Lの連動回転角度を左スポーク11Lの連結調整可能角度範囲の半分にすることができる。
以上説明した第3実施形態のステアリング操作装置によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、左右のウェイト部50R,50Lおよびウェイト制御部60R,60Lを設けているため、左右のグリップ10R,10Lをステアリングシャフト20の中心に対して非対称に配置しても、ステアリングシャフト20の中立位置において回転モーメントが働かないため操舵違和感を与えない。
また、左右のカウンタアーム52R,52Lの回転角度範囲がスポーク11R,11Lの連結位置調整範囲における回転角度の半分となるため、カウンタアーム52R,52Lの回転軌道を確保するスペースを半分にすることができる。特に、カウンタウェイト53R,53Lの重さを軽くして車両の軽量化を図った場合には、カウンタアーム52R,52Lの長さを長くする必要から、その回転軌道を確保するスペースが大きくなってしまうが、この実施形態によればそのスペースを半分にすることができ、小型化を図ることができる。
また、左右のスポーク11R,11Lとカウンタアーム52R,52Lとの連動をとるための線状体としてチェーン62R,62Lを用いているため、連結位置調整時にスポーク11R,11Lに働いた力を確実にカウンタアーム52R,52Lに伝達することができるとともに、チェーン62R,62Lのガイド70R,70L内における移動がスムーズであり連結位置調整を簡単に行うことができる。
尚、この第3実施形態においては、スポーク11R,11Lとカウンタアーム52R,52Lとの間の力の伝達をチェーン62R,62Lにより行っているが、押し方向と引き方向との両方向に対して力の伝達できる可撓性を有する線状体であれば他のものも使用することができる。例えば、チェーン62R,62Lに代えてケーブルを使用してもよく、この場合においても、チェーン62R,62Lと同様な効果が得られる。
以上、本実施形態のステアリング操作装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、吸引ソレノイドを用いてスポークとステアリングシャフトとの係合・解除を行うようにしているが、例えば、解除ボタンと機械的に連結したキー体を設け、解除ボタンの操作によりキー体をキー溝内に進退させるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、左右両方のグリップの取付位置を調整可能にしているが、何れか一方、例えば、右グリップのみ取付位置を調整可能にしてもよい。
また、解除ボタン等の解除操作手段は、必ずしもグリップに設ける必要はない。
また、本実施形態においては、ステアリングシャフト側にキー溝(凹部)を、スポーク側にキー(吸引ソレノイドの可動プランジャ)を設けたが、その関係を逆にして、ステアリングシャフト側にキーを、スポーク側にキー溝を設けても良い。例えば、ステアリングシャフト外周面に径方向に延びるシャフト側鍔部を設けるとともに、スポークのボス部に径方向に延びるスポーク側鍔部を設け、この2つの鍔部を互いに向かい合わせる。そして、スポーク側鍔部に複数のキー溝を形成するとともに、シャフト側鍔部にそのキー溝に選択的に挿入可能なキー(例えば、ソレノイド)を設けて、ステアリングシャフトにスポークを連結するようにしてもよい。この場合、キーの挿入方向はステアリングシャフトの軸方向と平行となる。
本発明の第1実施形態〜第3実施形態に共通する車両用ステアリング操作装置の運転席からみた正面図である。 本発明の第1実施形態〜第3実施形態に共通する車両用ステアリング操作装置の右グリップ位置を変更した状態を表す正面図である。 第1実施形態にかかるステアリングシャフトと右スポークとの連結状態を表す説明図である。 第1実施形態にかかる左ハンドルの正面図である。 第1実施形態にかかる車両用ステアリング操作装置のシャフト軸方向に切断した断面図である。 第2実施形態にかかる車両用ステアリング操作装置のシャフト軸方向に切断した断面図である。 第2実施形態にかかる左ハンドルの正面図である。 第3実施形態にかかる車両用ステアリング操作装置のシャフト軸方向に切断した断面図である。 第3実施形態にかかる右ウェイト部の正面図である。 第3実施形態における右ガイドプレートの正面図である。 第3実施形態における右ウェイト制御部の作動説明図である。 第3実施形態における右ウェイト制御部の作動説明図である。 第3実施形態における右ウェイト制御部の作動説明図である。 第3実施形態における右ウェイト制御部の作動説明図である。 第3実施形態における右ウェイト制御部の作動説明図である。 第3実施形態における左ウェイト制御部の作動説明図である。
符号の説明
1R…右ハンドル、1L…左ハンドル、10R…右グリップ、10L…左グリップ、11R…右スポーク、11L…左スポーク、12R,12L…ボス部、13R…右解除ボタン、13L…左解除ボタン、14R…右カウンタアーム、14L…左カウンタアーム、15R…右カウンタウェイト、15L…左カウンタウェイト、20…ステアリングシャフト、22…キー溝、30R…右吸引ソレノイド、30L…左吸引ソレノイド、31…ソレノイドコイル、32…可動プランジャ、33…バネ、42…ハンドルカバー、43…マーク、50R…右ウェイト部、50L…左ウェイト部、51R…右ウェイトボス部、51L…左ウェイトボス部、52R…右カウンタアーム、52L…左カウンタアーム、53R…右カウンタウェイト、53R…左カウンタウェイト、60R…右ウェイト制御部、60L…左ウェイト制御部、61R…右ガイドプレート、61L…左ガイドプレート、62R,62L…チェーン、63R…右スポーク連結部材、63L…左スポーク連結部材、64R…右カウンタ連結部材、64L…左カウンタ連結部材、65R,65L…ボス部、66R,66L…円板プレート、70R,70L…ガイド、71R,71L…外周ガイド、72R,72L…中間ガイド、81R,81L…第1円弧状通路、82R,82L…第2円弧状通路、83R,83L…中間通路。

Claims (7)

  1. 運転者の操作によりステアリングシャフトを回転させるステアリング操作装置において、
    上記ステアリングシャフトとは別体にステアリングシャフトの径方向に延びるとともに、ステアリングシャフトの外周にその周方向に回転可能に設けられるスポークと、
    上記スポークの先端側に設けられ運転者が把持して回転操作するためのグリップと、
    上記スポークを上記ステアリングシャフトにその周方向における位置を調整可能に連結して、上記スポークに働く回転操作力を上記ステアリングシャフトに伝達する連結手段と、
    上記連結手段による上記スポークと上記ステアリングシャフトとの連結を解除する連結解除手段と、
    上記スポークと上記ステアリングシャフトとの連結を解除するための解除操作手段と
    を備えたことを特徴とするステアリング操作装置。
  2. 上記解除操作手段は、上記グリップに設けられることを特徴とする請求項1記載のステアリング操作装置。
  3. 上記連結手段は、上記ステアリングシャフトと上記スポークの何れか一方に複数の凹部を、他方に上記複数の凹部に挿入可能な挿入体を設け、上記挿入体を上記複数の凹部のうちの任意の凹部に選択的に挿入して、上記凹部と上記挿入体との係合により上記スポークに働く回転操作力を上記ステアリングシャフトに伝達するように構成され、
    上記連結解除手段は、上記解除操作部による操作により上記挿入体を上記凹部から抜いて上記凹部と上記挿入体との係合を解くことを特徴とする請求項1または請求項2記載のステアリング操作装置。
  4. 上記スポークおよび上記グリップの自重により上記ステアリングシャフトに作用する回転モーメントを低減するモーメント低減手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか一項記載のステアリング操作装置。
  5. 上記モーメント低減手段は、上記スポークが上記ステアリングシャフトに連結されるボス部から上記スポークの上記ステアリングシャフトから延びる方向とは反対方向に延びるアームと、上記アームの先端に設けられる錘とを備えたことを特徴とする請求項4記載のステアリング操作装置。
  6. 上記モーメント低減手段は、
    上記ステアリングシャフトとは別体にステアリングシャフトの径方向に延びるとともに、上記ステアリングシャフトの外周に回転可能に取り付けられるアームと、
    上記アームの先端に設けられる錘と、
    上記スポークの上記ステアリングシャフトへの周方向の連結位置に応じて、上記アームの上記ステアリングシャフトに対する周方向の取付位置を変更するアーム連動手段とを備え、
    上記アーム連動手段は、上記スポークの上記ステアリングシャフトへの連結位置調整範囲における回転角度に対して、上記アームが連動して回転する角度を半分に設定することを特徴とする請求項4記載のステアリング操作装置。
  7. 上記アーム連動手段は、
    先端が上記スポークに連結されるとともに後端が上記アームに連結され可撓性を有する線状体と、
    上記ステアリングシャフトに固定され上記スポークの連結位置調整に伴って移動する上記線状体の移動経路を規定するガイドとを備え、
    上記ガイドは、上記線状体の先端が移動する第1円弧状通路と、上記第1円弧状通路と同一円周上に設けられ上記線状体の後端が移動する第2円弧状通路と、上記第1円弧状通路の中間位置で分岐して上記第2円弧状通路に合流し上記線状体の中間部を案内する中間通路とを形成することを特徴とする請求項6記載のステアリング操作装置。
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