JP2008104682A - 血液浄化治療システム - Google Patents

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泰伸 萩原
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Abstract

【課題】感染リスクを低減しつつ治療の準備段階における誤設定を抑制することができる血液浄化治療システムを提供する。
【解決手段】血液透析治療に関わる透析装置本体1近傍の任意器材6に配設され、その器材固有の固有情報が記録されるとともに当該固有情報を無線にて発信し得る固有情報発信手段Mと、血液透析治療に関わる人に取り付けられ、その人固有の個人情報が記録されるとともに当該個人情報を無線にて発信し得る個人情報発信手段Hと、固有情報発信手段及び個人情報発信手段から発信された情報を非接触にて読み取り可能なアンテナA1〜A4と、読み取られた固有情報及び個人情報を識別するとともに関連付けして記憶する関連情報記憶手段7とを具備した血液浄化治療システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、血液浄化治療に関わる血液浄化装置本体を具備した血液浄化治療システムに関するものである。
一般に、血液透析治療などの血液浄化治療は、複数台の血液浄化装置が設置された病院の治療室にて行われ、複数の患者(例えば10〜50人)がほぼ同時に順次治療することとなる。然るに、治療時間においては複数の患者がほぼ同時に血液浄化治療を開始するため、その準備段階では、一人の医療従事者が複数人の患者のための準備を行わなければならず、誤設定の可能性があることから、器材の接続作業や患者に応じた薬剤や器材(ダイアライザ等)の設定や準備に誤りがないよう、複数の医療従事者によって設定確認が複数回行われていた。
一方、複数の患者がほぼ同時に順次治療することから、患者や医療従事者などが同一の装置に触れて使用することがある。即ち、複数の患者や医療従事者などが治療時間の度に順次同一の治療室に入ることとなり、血液回路などのディスポーザブル(使い捨て)器材以外は、一つの器材等を複数人が触れてしまうのである。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記の如く一つの器材等を複数人で触れると感染のリスクが高まってしまい、血液浄化治療の如く血液を体外循環させる環境下においては、衛生上好ましくないという問題があった。また、治療の準備段階における誤設定を避けるべく複数人の医療従事者による確認が必要となってしまうという問題もあった。然るに、複数人の医療従事者によって設定確認を何度も行うと、同一の機材等を複数人で触れる機会が更に増加することとなってしまい衛生管理上好ましくない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、感染リスクを低減しつつ治療の準備段階における誤設定を抑制することができる血液浄化治療システムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、血液浄化治療に関わる血液浄化装置本体近傍の任意器材に配設され、その器材固有の固有情報が記録されるとともに当該固有情報を無線にて発信し得る固有情報発信手段と、血液浄化治療に関わる人に取り付けられ、その人固有の個人情報が記録されるとともに当該個人情報を無線にて発信し得る個人情報発信手段と、前記固有情報発信手段及び個人情報発信手段から発信された情報を非接触にて読み取り可能な読み取り手段と、該読み取り手段にて読み取られた固有情報及び個人情報を識別するとともに関連付けして記憶する関連情報記憶手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の血液浄化治療システムにおいて、前記固有情報発信手段及び個人情報発信手段は、前記読み取り手段との間で情報を送受信可能なIDタグから成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の血液浄化治療システムにおいて、前記関連情報記憶手段で記憶された固有情報及び個人情報に基づき、前記血液浄化装置本体又は器材に対する操作又は作業の履歴情報を作成する履歴情報作成手段を具備したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の血液浄化治療システムにおいて、前記関連情報記憶手段で識別された固有情報に基づき、前記血液浄化装置本体又は器材に対する操作又は作業が誤っているか否かを判定する判定手段を具備し、当該操作又は作業が誤っていると判定された場合には所定の警報を発し得ることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の血液浄化治療システムにおいて、前記血液浄化装置本体は操作内容を表示する表示手段を具備するとともに、前記関連情報記憶手段で識別された個人情報に基づき、当該表示手段で表示される操作内容が適宜選択され得ることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の血液浄化治療システムにおいて、前記関連情報記憶手段で識別された個人情報に基づき、その権限や熟練度に応じた操作内容が前記表示手段にて表示されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、血液浄化治療に関わる所定の情報を発信し得る発信手段と、血液浄化治療に関わる血液浄化装置本体及びその近傍の任意器材に配設され、前記発信手段から発信された所定の情報を無線にて受信しつつ記憶して固有情報とする固有情報記憶手段とを具備したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、血液浄化治療に関わる所定の情報を発信し得る発信手段と、
血液浄化治療に関わる人に取り付けられ、その人固有の個人情報が記録されるとともに前記発信手段から発信された所定の情報を無線にて受信しつつ記憶して個人情報とする個人情報記憶手段とを具備したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、固有情報発信手段及び個人情報発信手段から発信された情報を非接触にて読み取り、その読み取られた固有情報及び個人情報を識別するとともに関連付けして記憶するので、感染リスクを低減しつつ治療の準備段階における誤設定を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、固有情報発信手段及び個人情報発信手段は、読み取り手段との間で情報を送受信可能なIDタグから成るので、任意位置への配設を容易とすることができる。
請求項3の発明によれば、血液浄化装置本体又は器材に対する操作又は作業の履歴情報を作成するので、誰がいつどのような操作又は作業を行ったのかを容易且つ確実に確認することができる。
請求項4の発明によれば、血液浄化装置本体又は器材に対する操作又は作業が誤っていると判定された場合には所定の警報を発し得るので、誤設定を更に確実に防止することができる。
請求項5の発明によれば、関連情報記憶手段で識別された個人情報に基づき、表示手段で表示される操作内容が適宜選択され得るので、当該操作内容の選択操作も読み取られた個人情報に応じて非接触で行うことができ、感染リスクをより低減させて衛生上更に好ましくすることができる。
請求項6の発明によれば、関連情報記憶手段で識別された個人情報に基づき、その権限や熟練度に応じた操作内容が表示手段にて表示されるので、操作者の権限及び熟練度に応じた操作内容の表示を自動的且つ非接触にて行わせることができる。
請求項7の発明によれば、血液浄化治療に関わる血液浄化装置本体及びその近傍の任意器材に配設され、発信手段から発信された所定の情報を無線にて受信しつつ記憶して固有情報とする固有情報記憶手段を具備しているので、血液浄化装置本体やその近傍の任意器材に血液浄化治療に関わる所定の情報を非接触にて書き込みすることができる。
請求項8の発明によれば、血液浄化治療に関わる人に取り付けられ、その人固有の個人情報が記録されるとともに発信手段から発信された所定の情報を無線にて受信しつつ記憶して個人情報とする個人情報記憶手段を具備しているので、血液浄化治療に関わる個人情報と所定の情報とを非接触にて書き込みすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る血液浄化治療システムは、血液透析治療を行うための透析装置本体(血液浄化装置本体)が複数設置された治療室内に配設されたもので、図1に示すように、固有情報発信手段Mと、個人情報発信手段Hと、読み取り手段としてのアンテナA1〜A4と、関連情報記憶手段7と、履歴情報作成手段8と、判定手段9と、警報手段10とから主に構成されている。
固有情報発信手段Mは、血液浄化治療(本実施形態においては血液透析治療)に関わる透析装置本体1近傍の任意器材6に配設され、その器材6固有の固有情報が記録されるとともに当該固有情報を無線にて発信し得るものである。具体的には、固有情報発信手段Mは、アンテナA1〜A4(読み取り手段)との間で情報を送受信可能なIDタグから成るもので、所謂ユビキタス技術におけるRFID(Radio Frequency Identification)タグと呼ばれるものである。このIDタグ(RFID)によれば、任意位置への配設を容易とすることができる。
かかる固有情報発信手段Mが配設される器材6として、例えば、血液回路、穿刺針、テープ及びガーゼ、鉗子、採血管、駆動手段(輸液ポンプ、補液ポンプ等)、シリンジ、生食バッグ(生理食塩水を収容したバッグ)、透析治療で使用される薬剤の容器、ダイアライザ(血液浄化器)、微粒子濾過フィルタ(透析液の濾過フィルタ)などが挙げられる。
また、上記の如き固有情報発信手段Mに記録される固有情報としては、例えば、付与された器材(容器であれば内容物)の種類、ロットナンバー、特性又は性能、寿命期間又は回数などが挙げられる。そして、記録された固有情報が電波や電磁波にて外部に発信され、かかる電波又は電磁波をアンテナA1〜A4で受信することにより無線による固有情報の読み取りが可能とされている。
個人情報発信手段Hは、血液浄化治療に関わる人(患者や医師等医療従事者など)に取り付けられ、その人固有の個人情報が記録されるとともに当該個人情報を無線にて発信し得るものである。具体的には、個人情報発信手段Hは、固有情報発信手段Mと同様、アンテナA1〜A4(読み取り手段)との間で情報を送受信可能なIDタグから成るもので、所謂ユビキタス技術におけるRFID(Radio Frequency Identification)タグと呼ばれるものである。
例えば、かかる個人情報発信手段Hは、図2に示すように、患者や医師等医療従事者などが装着するネームプレートNや靴に固定されるものであり、記録された患者、医師等医療従事者を識別させ得る個人情報が電波や電磁波にて外部に発信され得るようになっている。かかる電波又は電磁波をアンテナA1〜A4で受信することにより、無線による個人情報の読み取りが可能とされている。
更に、患者に付与されるべき個人情報は、患者を特定する識別番号等、その患者の透析条件、処置履歴、過去のデータなどを含んでいるとともに、医師等医療従事者に付与されるべき個人情報は、その者の権限(医療行為を行い得る医師、医療行為を行うことができない看護師、透析装置本体1のメンテナンス等を行う技士等)や治療に対する熟練度を含むものである。
アンテナA1〜A4は、既述の如く固有情報発信手段M及び個人情報発信手段Hから発信された電波又は電磁波を受信し、その情報を非接触にて読み取り可能なものであり、例えば透析装置本体1における上部(透析治療の準備段階で器材6を載置し得る載置台3近傍)、透析治療中に器材6が設置されるべき位置、透析装置本体1の台座部4にそれぞれ設置されているとともに、透析治療を施されるべき患者が着座又は横臥するベッド5に配設されている。
そして、固有情報を具備した器材や個人情報を具備した人がその電波又は電磁波の検知可能範囲内まで近づくと、アンテナA1〜A4の何れかがこれを受信し、読み取り得るよう構成されている。尚、アンテナA1〜A4の検知可能範囲は、最大でも2m程度が好ましいが、アンテナA1〜A4のうち複数のものが同時に個人情報や固有情報を読み取ってしまうのを回避すべく、適宜設定されるのが好ましい。また、固有情報や個人情報の読み取り対象により検知可能範囲を異ならせるようにしてもよい。
関連情報記憶手段7は、アンテナA1〜A4と電気的に接続されたものであり、該アンテナA1〜A4にて読み取られた固有情報及び個人情報を識別するとともに関連付けして記憶するためのものである。しかして、アンテナA1〜A4にて非接触で得られた固有情報と個人情報とを関連付けして記憶することにより、誰が何を操作しているか或いはしたかを装置に触れずに自動的に記憶できる。従って、感染リスクを低減しつつ治療の準備段階における誤設定を抑制することができる。
より具体的には、関連情報記憶手段7は、固有情報や個人情報が予め記憶されたデータベースDBと電気的に接続されており、アンテナA1〜A4で読み取られた情報とデータベースDBで記憶された情報とを比較することにより、受信した固有情報や個人情報を識別するとともに、これらを関連付け(リンク)した状態で記憶し得るよう構成されているのである。
履歴情報作成手段8は、関連情報記憶手段7と電気的に接続されたもので、当該関連情報記憶手段7で記憶された固有情報及び個人情報に基づき、血液透析装置1又は器材6に対する操作又は作業の履歴情報を作成するためのものである。即ち、本実施形態に係る履歴情報とは、固有情報及び個人情報に加え、その情報を得た時間の情報をも含むものであり、これにより何時、誰が何を操作したのかを装置に触れず自動的に記憶できる。従って、誰がいつどのような操作又は作業を行ったのかを容易且つ確実に確認することができる。
判定手段9は、関連情報記憶手段7と電気的に接続されたもので、当該関連情報記憶手段7で識別された固有情報に基づき、透析装置本体1又は周辺の器材6に対する操作又は作業が誤っているか否か(即ち、誤操作等があるか否か)を判別するためのもので、当該操作又は作業が誤っていると判定された場合には警報手段10による所定の警報を発し得るよう構成されている。従って、透析装置本体1又は器材6に対する操作又は作業が誤っていると判定された場合には所定の警報を発し得るので、誤設定を更に確実に防止することができる。
警報手段10は、判定手段9にて透析装置本体1又は周辺の器材6に対する操作又は作業が誤っていると判定されたことを条件として、例えば音声による警報や警告灯を点灯或いは点滅させることにより、医師等医療従事者に対して注意を促すためのものである。尚、警報手段10は、表示手段2にて所定の警告表示を行わせるよう構成されたものであってもよい。
しかして、例えば透析治療前の準備段階で、医療従事者が載置台3に器材6(通常、複数の器材から成る)を用意した際、その器材6の固有情報発信手段Mから発信された固有情報をアンテナA1が受信して関連情報記憶手段7にて識別すれば、正規の器材6が過不足なく用意されているか否かが判定できる。これにより、複数の医療従事者による重複した確認を不要とすることができ、非接触にて確実な確認を行わせることができるとともに、透析治療準備での作業性を向上させることができる。
また、透析治療前の準備段階で、医療従事者がベッド5上に器材6を用意する際、その器材6の固有情報発信手段Mから発信された固有情報をアンテナA4が受信して関連情報記憶手段7にて識別することができる。更に、透析装置本体1の両側にそれぞれベッド5が設置してあり、両者に患者に応じた異なる器材6が用意された際も、各ベッド5に設置されたアンテナA4が、その上に用意された固有情報を読み取って識別することができるので、隣接するベッド5に用意すべき器材6の間違いを防止することができる。
表示手段2は、例えば液晶表示可能なタッチパネル等から成るもので、透析治療中において患者の状態(血圧や循環血液量変化率(ΔBV)など)及び透析条件(血液の体外循環量や除水量など)を表示するとともに、画面に触れることにより所定の操作内容を選択し得るよう構成されたものである。即ち、表示手段2の画面には、複数の操作内容が表示されており、所望の部位を触れることによって、その操作が行われるようになっているのである。
ここで、本実施形態において、表示手段2が関連情報記憶手段7と電気的に接続されており、当該関連情報記憶手段7で識別された個人情報に基づき、表示手段2で表示される操作内容が適宜選択され得るよう構成されている。これにより、表示手段2に対する操作内容の選択操作も読み取られた個人情報に応じて非接触で行うことができ、感染リスクをより低減させて衛生上更に好ましくすることができる。
また、表示手段2は、関連情報記憶手段7で識別された個人情報に基づき、その権限や熟練度に応じた操作内容を表示するよう構成するのが好ましい。例えば、個人情報を権限に応じて3段階(医師、看護師又は技術師)に区分しておき、その権限に応じた操作内容(メニュー表示)を行わせたり、或いは同じ権限の者であっても、その熟練度に応じて操作内容(メニュー表示)を行わせることができる。
上記構成によれば、固有情報発信手段M及び個人情報発信手段Hから発信された情報を非接触にて読み取り、その読み取られた固有情報及び個人情報を識別するとともに関連付けして記憶するので、感染リスクを低減しつつ治療の準備段階における誤設定を抑制することができる。また、透析装置本体1又は器材6に対する操作又は作業の履歴情報を履歴情報作成手段8にて作成するので、誰がいつどのような操作又は作業を行ったのかを容易且つ確実に確認することができる。
更に、関連情報記憶手段7で識別された個人情報に基づき、その権限や熟練度に応じた操作内容が表示手段2にて表示されるので、操作者の権限及び熟練度に応じた操作内容の表示を自動的且つ非接触にて行わせることができる。また、医療従事者の靴に固定された個人情報発信手段Hから発信された個人情報を、透析装置本体1の台座部4に設置されたアンテナA3にて読み取るよう構成すれば、当該透析装置本体1を操作する医療従事者を確実に識別できる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、血液浄化治療(透析治療など)に関わる所定の情報を発信し得る発信手段と、血液浄化治療に関わる血液浄化装置本体(透析装置本体)近傍の任意器材に配設され、発信手段から発信された所定の情報を無線にて受信しつつ記憶して固有情報とする固有情報記憶手段とを具備したものとしてもよい。
即ち、上記実施形態における固有情報を発信する固有情報発信手段Mに代えて、血液浄化装置本体などに配設された発信手段から発信された固有情報を受信して記憶し、これを固有情報として保持し得るものとしてもよいのである。これによれば、血液浄化装置本体やその近傍の任意器材に血液浄化治療に関わる所定の情報を非接触にて書き込みすることができる。固有情報として、その器材が何回治療に用いられたかなどの情報が挙げられる。尚、かかる固有情報記憶手段は、固有情報の記憶機能に加え、上記実施形態の如く予め記録された固有情報を発信し得るものとしてもよい。
更に、血液浄化治療に関わる所定の情報を発信し得る発信手段と、血液浄化治療に関わる人に取り付けられ、その人固有の個人情報が記録されるとともに発信手段から発信された所定の情報を無線にて受信しつつ記憶して個人情報とする個人情報記憶手段とを具備したものとしてもよい。即ち、上記実施形態における個人情報を発信する個人情報発信手段Hに代えて、血液浄化装置本体などに配設された発信手段から発信された個人情報を受信して記憶し、これを個人情報として保持し得るものとしてもよいのである。
これによれば、血液浄化治療に関わる個人情報と所定の情報とを非接触にて書き込みすることができる。個人情報として、その患者の治療状態(治療前、治療後、或いは治療過程の各種データなど)を挙げることができる。尚、かかる個人情報記憶手段は、個人情報の記憶機能に加え、上記実施形態のごとく予め記録された個人情報を発信し得るものとしてもよい。
また更に、本実施形態においては、血液透析治療に用いられているが、他の血液浄化治療(血漿交換など)における血液浄化治療システムにも適用することができる。尚、図1におけるデータベースDB、関連情報記憶手段7、履歴情報作成手段8などを透析装置本体1(血液浄化装置本体)の外(例えば、集中管理室など)に設けるよう構成してもよい。また、履歴情報作成手段8を具備せず、関連情報記憶手段7によって、単にアンテナA1〜A4にて読み取られた固有情報及び個人情報を識別するとともに関連付けして記憶するものとしてもよい。読み取り手段としてのアンテナの設置位置は、上記実施形態の如き位置に限定されず、例えば治療室内の所定位置における床面や壁面としてもよい。
読み取り手段にて読み取られた固有情報及び個人情報を識別するとともに関連付けして記憶する血液浄化治療システムであれば、他の機能が付与されたもの等にも適用することができる。
本発明の実施形態に係る血液浄化治療システムを示すブロック図 同血液浄化治療システムにおける固有情報発信手段、個人情報発信手段、及び読み取り手段としてのアンテナの代表的な設置位置を示す模式図
符号の説明
1 透析装置本体(血液浄化装置本体)
2 表示手段
3 載置台
4 台座部
5 ベッド
6 器材
7 関連情報記憶手段
8 履歴情報作成手段
9 判定手段
10 警報手段
M 固有情報発信手段
H 個人情報発信手段
A1〜A4 アンテナ(読み取り手段)

Claims (8)

  1. 血液浄化治療に関わる血液浄化装置本体近傍の任意器材に配設され、その器材固有の固有情報が記録されるとともに当該固有情報を無線にて発信し得る固有情報発信手段と、
    血液浄化治療に関わる人に取り付けられ、その人固有の個人情報が記録されるとともに当該個人情報を無線にて発信し得る個人情報発信手段と、
    前記固有情報発信手段及び個人情報発信手段から発信された情報を非接触にて読み取り可能な読み取り手段と、
    該読み取り手段にて読み取られた固有情報及び個人情報を識別するとともに関連付けして記憶する関連情報記憶手段と、
    を具備したことを特徴とする血液浄化治療システム。
  2. 前記固有情報発信手段及び個人情報発信手段は、前記読み取り手段との間で情報を送受信可能なIDタグから成ることを特徴とする請求項1記載の血液浄化治療システム。
  3. 前記関連情報記憶手段で記憶された固有情報及び個人情報に基づき、前記血液浄化装置本体又は器材に対する操作又は作業の履歴情報を作成する履歴情報作成手段を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血液浄化治療システム。
  4. 前記関連情報記憶手段で識別された固有情報に基づき、前記血液浄化装置本体又は器材に対する操作又は作業が誤っているか否かを判定する判定手段を具備し、当該操作又は作業が誤っていると判定された場合には所定の警報を発し得ることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の血液浄化治療システム。
  5. 前記血液浄化装置本体は操作内容を表示する表示手段を具備するとともに、前記関連情報記憶手段で識別された個人情報に基づき、当該表示手段で表示される操作内容が適宜選択され得ることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の血液浄化治療システム。
  6. 前記関連情報記憶手段で識別された個人情報に基づき、その権限や熟練度に応じた操作内容が前記表示手段にて表示されることを特徴とする請求項5記載の血液浄化治療システム。
  7. 血液浄化治療に関わる所定の情報を発信し得る発信手段と、
    血液浄化治療に関わる血液浄化装置本体近傍の任意器材に配設され、前記発信手段から発信された所定の情報を無線にて受信しつつ記憶して固有情報とする固有情報記憶手段と、
    を具備したことを特徴とする血液浄化治療システム。
  8. 血液浄化治療に関わる所定の情報を発信し得る発信手段と、
    血液浄化治療に関わる人に取り付けられ、その人固有の個人情報が記録されるとともに前記発信手段から発信された所定の情報を無線にて受信しつつ記憶して個人情報とする個人情報記憶手段と、
    を具備したことを特徴とする血液浄化治療システム。
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