JP2008102666A - 半導体回路設計装置、半導体回路設計方法および半導体装置 - Google Patents

半導体回路設計装置、半導体回路設計方法および半導体装置 Download PDF

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睦 典 五十嵐
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Abstract

【課題】配線パターンのオープン不良を簡易かつ確実に救済可能とする。
【解決手段】半導体回路設計装置は、オープン不良を起こす可能性の高い配線パターンの配置を予め登録するオープン危険パターンデータベース31と、オープン不良を起こした配線パターンを救済するのに用いるダミーパターンを予め登録するオープン救済パターンデータベース33と、レイアウトデータ中に含まれる配線パターンのうち、オープン不良を起こす可能性の高い配線パターンについては、その上方または下方の層の空き領域にダミーパターンを形成して、ビアを用いて迂回経路を作成する故障検出修正装置15とを備える。これにより、配線パターンの一部がオープン不良を起こしても、回路不良となるおそれがなくなり、製造歩留まり向上と信頼性向上が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、オープン不良の対策を行うことが可能な半導体回路設計装置、半導体回路設計方法および半導体装置に関する。
製造工程、例えば、リソグラフィーにおける、配線のオープン(断線)不良の問題に関して、線幅や配線間隔といった単純な設計基準に加えて、オープン不良が発生しやすい危険なパターンについてもパターン間の距離を規定する設計基準を用いて不良対策を行う手法が知られている。この設計基準では、例えば、H型パターンの近傍の配線との間隔や、周囲のパターンから孤立した配線の線幅などを規定している。
一方、ショート(短絡)の問題に関しては、配線間のスペースに余裕が持てる場所では、意図的に間隔を広く取る手法(wire spreading)などが知られている。
また、配線層の膜厚の平坦化対策やパターンの剥がれといった問題を解決するために、層内のメタルの割合を一定割合以上に保つ目的で、回路動作に関係の無いメタル(ダミーメタル)の挿入を行う手法が知られている。
しかしながら、こうしたダミーメタルをオープン不良発生の際の救済用として活用している例は知られていない。
特定のペアネットのペアを指定して、ブリッジ・オープン故障解析パターンを生成する手法が提案されている (特許文献1参照)。しかしながら、レイアウト設計の段階でプロセスシミュレーションと連動して、製造時のオープン・ショート発生危険箇所を求め、オープン・ショートの危険のある信号の組合せに対して、故障を検出するためのテストベクトルを自動生成する手法は知られていない。
近年、リソグラフィー用の光の波長に対して描画パターンが微細化したことで、二次元的な光の近接効果が顕著になってきた。これは、ある描画対象のパターン形状が周辺の他のパターン形状の影響を受けて、描画パターン形状に歪みが発生し、これによってオープン不良が発生しやすくなるものである。
例えば、配線パターンを形成するためのレジストパターンが影響を受けることで問題が発生する。この問題を解決するためには、描画対象を含む周辺パターンとの関係を考慮しなければならず、単純に設計基準を変えることでは解決できない問題である。
今後、配線のオープン不良の発生確率を低くすることが、信号配線層の製造歩留まり(イールド)を改善する上で重要となる。
従来は、動作不良チップが発見された後に、故障検出パターンを用いることにより、配線のオープン不良やショート不良を起こした場所を特定していた。しかしながら、この段階で製造バラツキ起因の故障検出を行ったのでは、元の設計パターンを修正するために多くの時間とコストを要することになる。
加えて、従来の設計システムは、製造起因のオープン・ショート不良発生箇所を予め特定する手法を備えていない。このため、全ての信号の組合わせについての故障検出用のテストベクトルを事前に生成しておく必要があり、不良発生箇所の特定にかなりの時間と労力を要していた。
特開平10-312406号公報
本発明は、配線パターンのオープン不良を簡易かつ確実に救済可能な半導体回路設計装置、半導体回路設計方法および半導体装置を提供するものである。
本発明の一態様によれば、半導体基板上に形成される半導体回路のレイアウトデータに含まれる配線パターンの中で、オープン不良を起こす可能性のある配線パターンを抽出する危険パターン抽出手段と、前記危険パターン抽出手段にて抽出された配線パターンの上方または下方の層内に、配線パターンとビアを介して導通可能で、前記抽出された配線パターンの少なくとも一部と上下に重なり合うダミーパターンを形成する空き領域があるか否かを判定する空き領域判定手段と、前記空き領域判定手段により空き領域があると判定されると、前記上方または下方の層内にオープン不良を救済するためのダミーパターンを配置し、かつ該ダミーパターンと記危険パターン抽出手段にて抽出された配線パターンとを導通するためのビアを形成した修正パターンを生成する修正パターン生成手段と、を備えることを特徴とする半導体回路設計装置が提供される。
また、本発明の一態様によれば、半導体基板上に形成される半導体回路のレイアウトデータに含まれる配線パターンの中で、オープン不良を起こす可能性のある配線パターンを抽出するステップと、前記抽出された配線パターンの上方または下方の層内に、配線パターンとビアを介して導通可能で、前記抽出された配線パターンの少なくとも一部と上下に重なり合うダミーパターンを形成する空き領域があるか否かを判定するステップと、空き領域があると判定されると、前記上方または下方の層内にオープン不良を救済するためのダミーパターンを配置し、かつ該ダミーパターンと記危険パターン抽出手段にて抽出された配線パターンとを導通するためのビアを形成した修正パターンを生成するステップと、を備えることを特徴とする半導体回路設計方法が提供される。
また、本発明の一態様によれば、半導体基板上に形成され、一部にオープン不良のある配線パターンと、前記配線パターンの上方または下方に配置され、前記配線パターンの少なくとも1箇所に設けられたビアを介して前記配線パターンと導通されるダミーパターンと、を備え、前記ダミーパターンは、前記配線パターンと上下に重なり合う形状を有することを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明によれば、配線パターンのオープン不良を簡易かつ確実に救済することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態による半導体回路設計装置の概略構成を示すブロック図である。図1の半導体回路設計装置は、ネットリスト生成装置1と、レイアウト設計装置2と、プロセスシミュレータ3と、レイアウトVSシミュレータパターン比較装置4と、故障発生危険箇所抽出装置5と、特定信号故障検出用テストパターン生成装置6と、故障発生危険箇所事前対策装置7と、マスク設計装置8と、Yield/CA解析装置9と、半導体製造装置10と、アセンブリ装置11と、テスタ12と、回路動作判定装置13と、オープン故障検出装置14と、故障検出修正装置15と、製造工程観測点情報データベース16と、ライブラリ17と、レイアウト設計データベース18と、シミュレーションデータベース19と、故障発生危険信号組合せ情報データベース20と、危険箇所故障検出用テストベクトルデータベース21と、マスクデータベース22と、テストデータ合成装置23と、テスタ用テストベクトルデータベース24とを備えている。
ネットリスト生成装置1は、半導体回路の接続情報を表すネットリストを生成する。レイアウト設計装置2は、ネットリストとライブラリ17に基づいて半導体基板上のレイアウトパターンを設計する。プロセスシミュレータ3は、シミュレーションデータベース19に格納されている各種データを用いて、製造すべき半導体装置の各種物性に関するシミュレーションを行う。
レイアウトVSシミュレータパターン比較装置4は、レイアウト設計装置2で設計したレイアウトパターンと、プロセスシミュレータ3でシミュレーションするのに用いたパターンとの比較を行って、両パターンの乖離(パターン幅の細り具合や短絡など)を検出する。
故障発生危険箇所抽出装置5は、オープン不良やショート不良が生じる可能性のある故障発生危険箇所を抽出する。この装置の処理動作については後に詳述する。
特定信号故障検出用テストパターン生成装置6は、オープン不良やショート不良を確実に検出可能なテストパターンを生成する。より具体的には、オープン不良やショート不良を起こす可能性のある危険パターンにてオープン不良やショート不良が起こった場合に確実に検出可能なテストパターンを生成する。
故障発生危険箇所事前対策装置7は、オープン不良を防止するためにダミーパターンを追加する場所を特定する。故障検出修正装置15は、故障発生危険箇所事前対策装置7にて特定された場所にダミーパターンを追加するために修正マスクパターンを生成する。
マスク設計装置8は、マスクパターンを設計し、設計したマスクパターンをマスクデータベース22に格納する。Yield/CA解析装置9は、歩留まりや不良発生危険度の解析を行う。
テスタ12は、製造した半導体装置をテストベクトルを用いて検査する。テスタ12の検査結果に基づいて、回路動作判定装置13は、製造した半導体装置の動作判定を行う。動作判定の結果がOKであれば、処理を終了するが、動作判定の結果のNGであれば、オープン故障検出装置14にて、配線がオープン不良を起こしているか否かを判定する。
オープン故障検出装置14にてオープン不良を起こしていると判定されると、故障検出修正装置15による修正処理を行う。
故障検出修正装置15は、図1に示すように、オープン危険パターンデータベース31と、故障発生危険箇所対策パターン登録装置32と、オープン救済パターンデータベース33と、不良発生場所特定装置34と、修正パターン検索装置35と、マスクパターン修正装置36と、修正マスクデータベース37とを有する。
オープン危険パターンデータベース31は、後述するように、オープン不良を起こす可能性の高い特徴的なパターンを予め登録している。故障発生危険箇所対策パターン登録装置32は、オープン危険パターンデータベース31に格納されている特徴的なパターンのそれぞれに対する不良対策のためのダミーパターンを生成して、オープン救済パターンデータベース33に登録する。
不良発生場所特定装置34は、オープン不良を起こした場所を特定する。修正パターン検索装置35は、オープン不良を起こした場所のパターン形状に該当する登録パターンをオープン危険パターンデータベース31から検索する。マスクパターン修正装置36は、修正済みのパターンをオープン救済パターンデータベース33から検索してマスクデータを修正し、修正済みのマスクデータを修正マスクデータベース37に格納する。
図2はオープン不良が起こりうるパターンの一例を示す図である。図2(a)は2本のパターンが平行に配置され、そのうちの1本のパターンの一部が他方のパターンに近接配置されている。
図2(a)の場合、リソグラフィ工程において、左側のパターンの影響を受けて、右側のパターンの幅が図2(b)のように細くなり、場合によってオープン不良が起きるおそれがある。
そこで、本実施形態では、このようなオープン不良を防止すべく、図2(c)のように、右側のパターンの2箇所にビアv1,v2を設けて、オープン不良を起こす可能性のあるパターンを上か下の層に配置されたダミーパターンd1と導通させる。このようなブリッジ構造にすることで、パターンにオープン不良が起きても、その影響を受けなくなる。
オープン不良を起こす可能性のあるパターン配置は一通りではなく、複数考えられる。例えば図3(a)は、3本のパターンが平行に配置され、真ん中のパターンだけが両側のパターンよりも長く伸びた例を示している。この場合、真ん中のパターンの一部、具体的には両側のパターンの端部に近接した箇所のパターンが細くなり(図3(b))、オープン不良が起きやすくなる。そこで、図3(c)に示すように、真ん中のパターンのオープン不良発生可能箇所を挟んで両側の2箇所にビアを設けて、上か下の層に配置されたダミーパターンd1と導通させる。これにより、オープン不良が起きても、その影響を受けなくなる。
図4〜図13はオープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図である。これらのパターン配置の情報は図1のオープン危険パターンデータベース31に格納されている。図4〜図13のパターン中に図示された記号A〜Eは、例えば図14に示すパターン幅を有する。図14には、90nmプロセスと65nmプロセスのそれぞれについて、オープン不良が起こり得る基準幅が記されている。図中の基準値は参考値であって、使用している製造装置や製造条件によって変える必要がある。図中、不等号が付されている箇所は、この不等号の条件を満たないときにオープン不良が起こる可能性があることを示している。図4〜図13では、下の層と上の層とがビアで接続される箇所に「×」を付けている。パターン内の点線の矩形領域は、オープン不良が生じる可能性のある箇所を示している。
図4は、第1のパターンp1に平行配置された第2のパターンp2が、第1のパターンp1の端部付近で折れ曲がって配置され、第1のパターンp1に平行に第3および第4のパターンp3,p4が配置される例を示している。この場合、第1のパターンp1の端部付近でオープン不良が生じやすくなる。
図5は、平行配置された第1および第2のパターンp1,p2の端部の位置がずれている例を示している。これらパターンの端部に近接して、第3のパターンp3が折れ曲がって配置されており、その外側には第4のパターンp4が平行配置されている。この場合、第1および第2のパターンp1,p2の端部付近でオープン不良が生じやすくなる。
図6は、第1のパターンp1の端部付近を取り囲むように、逆コの字状の第2のパターンp2が配置される例を示している。この場合、第1のパターンp1の端部付近でオープン不良が生じやすくなる。
図7は、第1のパターンp1に近接して複数の他のパターンが配置され、しかも第1のパターンp1が折れ曲がっている例を示している。この場合、第1のパターンp1の一部でオープン不良が生じやすくなる。
図8は、第1のパターンp1の片側に平行に第2〜第4のパターンp2〜p4が配置され、もう一方の側にも他のパターンが配置される例を示している。この場合、第1のパターンp1の一部でオープン不良が生じやすくなる。
図9は、第1のパターンp1に近接して第2のパターンp2が配置され、この第2のパターンp2が第1のパターンp1の端部付近で折れ曲がっており、その他に、第1のパターンp1の近傍に他のパターンも配置される例を示している。この場合は、第1のパターンp1の端部付近でオープン不良が生じやすくなる。
図10は、第1のパターンp1の端部付近を取り囲むように第2のパターンp2が配置され、第2のパターンp2の外側に第3のパターンp3と他のパターンが配置される例を示している。この場合、第1のパターンp1の端部付近でオープン不良が生じやすくなる。
図11は、図9と同様に、第1のパターンp1の端部付近で、第2のパターンp2が折れ曲がっており、それ以外に第3のパターンp3と他のパターンが第1のパターンp1に平行に配置される例を示している。この場合、第1のパターンp1の端部付近でオープン不良が生じやすくなる。
図12は、平行配置された第1〜第3のパターンp1〜p3のうち、真ん中の第2のパターンp2だけが他のパターンよりも右側に伸びており、端部がずれている場合である。この場合、第2のパターンp2の第1および第3のパターンp1,p3の端部近くでオープン不良が生じやすくなる。
図13は、平行配置された第1〜第3のパターンp1〜p3の端部がそれぞれ異なる場合であり、第2のパターンp2の端部が最も右側で、次に真ん中の第1のパターンp1の端部が位置し、第3のパターンp3の端部が最も左側に位置する。この場合、第1のパターンp1の端部近くでオープン不良が生じやすくなる。
図15〜図26は図4〜図13のパターンに対する対策を行った例を示す図である。図15は図4の第1のパターンp1のオープン不良に対する対策を示す平面図、図16は図15の第1のパターンp1の横断面図である。
これら図に示すように、本実施形態では、オープン不良を起こす可能性のある第1のパターンp1上にビアv1を形成して、例えばその上のメタル層m1と導通させ、このメタル層m1にビアv2を形成して、例えばその上のダミーパターンd1と導通させる。
ダミーパターンd1は、第1のパターンp1の少なくとも一部と同じ形状であり、かつ第1のパターンp1と上下に重なり合う位置に形成されている。なお、メタル層m1やダミーパターンd1は、第1のパターンp1の下方に配置されていてもよい。
図16に示すように、第1のパターンp1の右側部分でオープン不良が起こると、第1のパターンp1の右側に元から設けられていたビアv3とメタル層m2はいずれも、第1のパターンp1と導通しなくなる。そこで、本実施形態では、ダミーパターンd1とメタル層m2を導通するためのビアv4を新たに設けて、メタル層m2と第1のパターンp1とを導通させる。
これにより、第1のパターンp1の一部がオープン不良を起こしても、第1のパターンp1は、ビアv1,v2を介してメタル層m1とダミーパターンd1に導通し、さらには、ビアv4を介して右側のメタル層m2とも導通する。
図17は図5のパターンのオープン不良に対する対策を行った例を示す図である。図5のパターン配置では、平行に配置された第1および第2のパターンp1,p2の端部の位置がずれており、両パターンともに端部付近でオープン不良が起こる可能性がある。
図17は第1のパターンp1のみについてオープン不良の対策を行った例を示す図である。この場合の横断面図は図16と同様になる。第1のパターンp1の左側にビアv1が形成され、第1のパターンp1は、ビアv1を介して上のメタル層m1と導通する。このメタル層m1は、ビアv2を介して上のダミーパターンd1と導通する。また、ダミーパターンd1の右側はビアv4を介してメタル層m2と導通する。
これにより、第1のパターンp1の端部付近にオープン不良が起きても、第1のパターンp1とメタル層m1,m2との導通を確保できる。
図17においても、ダミーパターンd1は、第1のパターンp1の少なくとも一部と同じ形状であり、かつ第1のパターンp1と上下に重なり合う位置に形成されている。なお、メタル層m1やダミーパターンd1は、第1のパターンp1の下方に配置されていてもよい。
図17では、第2のパターンp2のオープン不良の対策を行っていないが、第1のパターンp1と同様に、適当な位置にビアとダミーメタルを形成することで、オープン不良の対策を行うことができる。
図18は図6のパターンのオープン不良に対する対策を行った例を示す図である。この場合、第1のパターンp1の右側に新たにビアv1を設けて、上のメタル層m1と導通し、このメタル層m1をビアv2を介して、上のダミーパターンd1と導通する。ダミーパターンd1は第1のパターンp1と同じ形状で、かつ上下に重なり合う位置に形成されている。ダミーパターンd1の左側端部付近は、ビアをv3介して、下のメタル層m2と導通する。
これにより、第1のパターンp1の左側端部付近にオープン不良が起こっても、第1のパターンp1とメタル層m1,m2とは、ビアとダミーパターンd1を介して導通を図ることができる。
図19は図7のパターンのオープン不良に対する対策を行った例を示す図である。この場合、オープン不良が起こった第1のパターンp1と上下に重なり合うように、例えば上の層にL字状のダミーパターンd1を配置する。そして、ダミーパターンd1の端部にビアv1,v2を設けて、ダミーパターンd1と、その下のメタル層m1と、その下の第1のパターンp1とを導通させる。また、ダミーパターンd1の左側端部付近にビアv4を設けて、その下のメタル層m2と導通させる。
これにより、第1のパターンp1の左側端部付近にオープン不良が起こっても、第1のパターンp1は、ビアv1,v2,v4とダミーパターンd1を介してメタル層m1,m2との導通を図ることができる。
図20は図8のパターンのオープン不良に対する対策を行った例を示す図である。この場合、オープン不良が起こった第1のパターンp1と上下に重なり合うように、例えば上の層に帯状のダミーパターンd1を配置する。そして、ダミーパターンd1の右側端部にビアv1,v2を設けて、ダミーパターンd1と、その下のメタル層m1と、その下の第1のパターンp1とを導通させる。また、ダミーパターンd1の左側端部付近にビアv4を設けて、その下のメタル層m2と導通させる。
これにより、第1のパターンp1の左側端部付近にオープン不良が起こっても、第1のパターンp1は、ビアv1,v2,v4とダミーパターンd1を介してメタル層m1,m2との導通を図ることができる。
図21は図9のパターンのオープン不良に対する対策を行った例を示す図である。この場合、オープン不良が起こった第1のパターンp1と上下に重なり合うように、例えば上の層に帯状のダミーパターンd1を配置する。そして、左側端部付近に設けたビアv1,v2を設けて、ダミーパターンd1を、その下のメタル層m1と、さらにその下の第1のパターンp1と導通させる。また、ダミーパターンd1の右側端部付近にビアv4を設けて、その下のメタル層m2と導通させる。
これにより、第1のパターンp1の右側端部付近にオープン不良が起こっても、第1のパターンp1は、ビアv1,v2,v4とダミーパターンd1を介してメタル層m1,m2との導通を図ることができる。
図22は図10のパターンのオープン不良に対する対策を行った例を示す図である。この場合、オープン不良が起こった第1のパターンp1と上下に重なり合うように、例えば上の層に帯状のダミーパターンd1を配置する。そして、第1のパターンp1と上下に重なり合うように、例えば上の層に帯状のダミーパターンd1を配置する。そして、ダミーパターンd1の両側端部に設けたビアv1,v2,v4を介して、その下のメタル層m1,m2と、さらにその下の第1のパターンp1と導通させる。
これにより、第1のパターンp1の左側端部付近にオープン不良が起こっても、第1のパターンp1は、ビアv1,v2,v4とダミーパターンd1を介してメタル層m1,m2との導通を図ることができる。
図23は図11のパターンのオープン不良に対する対策を行った例を示す図である。この場合、オープン不良が起こった第1のパターンp1と上下に重なり合うように、例えば上の層に帯状のダミーパターンd1を配置する。そして、第1のパターンp1と上下に重なり合うように、例えば上の層に帯状のダミーパターンd1を配置する。そして、ダミーパターンd1の両側端部に設けたビアv1,v2,v4を介して、その下のメタル層m1,m2と、さらにその下の第1のパターンp1と導通させる。
これにより、第1のパターンp1の右側端部付近にオープン不良が起こっても、第1のパターンp1は、ビアv1,v2,v4とダミーパターンd1を介してメタル層m1,m2との導通を図ることができる。
図24は図12のパターンのオープン不良に対する対策を行った例を示す図である。この場合、オープン不良が起こった第1のパターンp1と上下に重なり合うように、例えば上の層に帯状のダミーパターンd1を配置する。そして、オープン不良箇所の両側にビアv1,v2を設けて、ダミーパターンd1と第1のパターンp1とを導通させる。
図25は図24の第1のパターンp1の横断面図である。図示のように、第1のパターンp1のオープン不良箇所の両側にビアv1,v2が形成され、これらビアv1,v2を介して、第1のパターンp1とダミーパターンd1との導通を図っている。
これにより、第1のパターンp1の中間部分でオープン不良が起こっても、その両側に配置されたビアとダミーパターンd1により、第1のパターンp1の導通を確保できる。
図26は図13のパターンのオープン不良に対する対策を行った例を示す図である。この場合も、図24と同様に、オープン不良の起こった第1のパターンp1のオープン不良箇所の両側にビアv1,v2を形成して、例えば上に配置されるダミーパターンd1と導通させる。
これにより、第1のパターンp1の中間部分でオープン不良が起こっても、その両側に配置されたビアv1,v2とダミーパターンd1により、第1のパターンp1の導通を確保できる。
上述した図15〜図26のオープン不良対策は、図1に示した故障発生危険箇所事前対策装置7と故障検出修正装置15が行う。図27は故障発生危険箇所事前対策装置7と故障検出修正装置15の処理動作の一例を示すフローチャートである。
最初に、故障発生危険箇所事前対策装置7の処理動作を説明する。まず、実際に動作不良を起こした半導体チップ(以下、動作不良チップ)のパターンデータを取得する(ステップS1)。ここでは、例えばレイアウトデータベース18からパターンデータを取得する。次に、取得したパターンデータに基づいて、動作不良チップの不良発生場所を特定する(ステップS2)。
次に、特定した不良発生場所での不良が配線パターンによるものか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3の判定がNOの場合は、ステップS2に戻る。同判定がYESの場合は、不良を起こしたレイアウト(マスク)パターンを特定する(ステップS4)。
次に、オープン不良の発生箇所近傍のレイアウト(マスク)パターンを切り出す(ステップS5)。次に、切り出したパターンがオープン危険パターンデータベース31に未登録の新規危険パターンであるか否かを判定する(ステップS6)。この判定がNOであればステップS2に戻り、YESであればステップS4で特定した新規危険パターンを図1に示したオープン危険パターンデータベース31に格納する(ステップS7)。このステップS7は、オープン不良候補登録手段に相当する。
次に、新規救済用のダミーパターンd1を作成する必要があるか否かを判定する(ステップS8)。判定がNOの場合、すなわち既存のダミーパターンd1で対策できる場合は、ステップS2に戻る。判定がYESの場合は、新規救済用のダミーパターンd1を作成し(ステップS9)、そのダミーパターンd1を図1に示したオープン救済パターンデータベース33に登録する(ステップS10)。このステップS9は、ダミーパターン登録手段に相当する。
以上が故障発生危険箇所事前対策装置7の処理動作である。引き続いて、故障検出修正装置15の処理動作を順に説明する。
まず、ネットリストを取得して(ステップS21)、図1に示したライブラリ17を利用してフロアプラニングを行う(ステップS22)。次に、論理合成と物理合成を行う(ステップS23)その後、図1に示したレイアウト設計データベース18に格納されているレイアウトデータを利用して、配置・配線処理(ステップS24)と短絡不良対策処理(Wire Spreading)(ステップS25)を行う。
次に、レイアウトデータとオープン危険パターンデータベース31を利用して、レイアウトパターンが危険パターンと一致するか否かを検出する危険パターンマッチング処理を行う(ステップS26)。このステップS26は、危険パターン抽出手段に相当する。
次に、オープン救済パターンデータベース33を利用して、危険箇所の上下層にダミーパターンd1を挿入するだけの空き領域があるか否かを判定する(ステップS27)。このステップS27は、空き領域判定手段に相当する。
ステップS27の判定がYESの場合、オープン救済パターンデータベース33を利用して、所望の形状の救済用ダミーパターンd1を選択し、選択した救済用ダミーパターンd1を危険パターンの上方または下方の層に上下に重なり合うように配置する(ステップS28)。このステップS28は、修正パターン生成手段に相当する。
ステップS28の処理が終わった場合、またはステップS27で救済用ダミーパターンd1を挿入する空き領域がないと判定された場合、ダミーパターンd1を挿入する層におけるメタル層の密度が均一になるように、平坦化用のダミーパターンd1を挿入する(ステップS29)。
次に、ダミーパターンd1を挿入したレイアウトデータの設計検証を行って問題がないか否かを判定し(ステップS30)、問題があればステップS28に戻って再度別個のダミーパターンd1を挿入し、問題がなければ、MDP(Mask Data Preparation:マスクデータ処理)とOPC(Optical Proximity Correction:光近接効果補正処理)を行う(ステップS31)。
次に、不良発生の危険度に関するCA値解析を行った後(ステップS32)、Yield予測を行う(ステップS32)。次に、電子ビーム照射処理(EB処理)用データを作成し(ステップS33)、次にマスク製造を行う(ステップS34)。
上述したように、図27では、レイアウトデータ中のパターンを予め登録した危険パターンとパターンマッチングして、危険パターンの上方または下方の層に救済用のダミーパターンd1を挿入するが、故障発生危険箇所事前対策装置7と故障検出修正装置15は、パターンマッチング以外の手法でダミーパターンd1を挿入することもできる。
図28は故障発生危険箇所事前対策装置7と故障検出修正装置15の処理動作の変形例を示すフローチャートである。図28では、プロセスシミュレーションの結果を用いてダミーパターンd1の挿入を行うものである。
図28のステップS41〜S45は、図27のステップS21〜S25と同様である。ステップS46では、短絡不良対策処理(Wire Spreading)後の配線パターンデータに対してプロセスシミュレーションを行い、製造後のパターンを予測する。このステップS46は、プロセスシミュレーション手段に相当する。
次に、ステップS47では、レイアウトデータとプロセスシミュレーション後のパターンデータとを比較する(ステップS47)。ここでは、レイアウトデータとプロセスシミュレーションによる予測パターンデータとの乖離(パターン幅の細り加減や短絡など)が予め定めた所定割合よりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはパターンのオープン不良発生確率が高いと判断する。このステップS47は、パターン比較手段に相当する。
ステップS47の処理を基板全面について行い、すべてのオープン不良発生危険箇所を抽出する(ステップS48)。このステップS48は、乖離判定手段に相当する。
その後は、図27のステップS27〜S35と同様の処理を行い、オープン不良発生危険箇所の上下の層にダミーパターンd1を挿入するための空き領域があれば、救済用のダミーパターンd1を挿入し、それ以外の領域には平坦化用のダミーパターンd1を挿入し、最終的にマスク製造を行う(ステップS49〜S57)。
上述した図27または図28の処理を行うことにより、第1のパターンp1等が形成された層の上方または下方の層に救済用のダミーパターンd1と平坦化用のダミーパターンを挿入することができる。ところが、ダミーパターンd1を挿入した場合であっても、オープン不良になることも考えられる。その場合、再度オープン不良箇所の救済処理を行う必要がある。この場合の救済処理(以下、オープン不良箇所再救済処理)も図1に示した故障検出修正装置15が行う。
図29は故障検出修正装置15が行うオープン不良箇所再救済処理の処理動作の一例を示すフローチャートである。
半導体ウエハ上の完成済みパターンとマスクデータとを比較し(ステップS61)、これらパターンの乖離(パターン幅の細り具合や短絡など)が所定割合よりも大きいか否かを判定する(ステップS62)。ここで、所定割合は、不良パターンが発生する可能性が高いか否かを判断する基準値として用いられる。
次に、複数のサンプルに基づいて、パターンのオープン不良の発生箇所と頻度(確率)との対応関係を求め(ステップS63)、不良発生頻度の高い場所を修正対象として特定する(ステップS64)。パターンの乖離が所定割合よりも大きい場合にはパターンのオープン不良発生確率が高いと判断する。
次に、修正対象となった箇所をレイアウト設計データベース18に格納されたレイアウト設計データベース18内の設計データと照合し、修正の対象となったネットや配線パターンなどを特定する(ステップS65)。
次に、修正対象となったパターン近傍に不良パターンを救済するためのダミーパターンd1が存在するか否かを判定し(ステップS66)、修正に利用するダミーパターンd1を特定する(ステップS67)。
次に、修正に利用するダミーパターンd1を用いて、オープン不良が起きる可能性のある危険箇所をバイパスするバイパス回路を生成し、ビアパターンを追加する(ステップS68)。次に、バイパス回路用の修正設計データを生成して出力する(ステップS69)。
次に、修正設計データの検証を行う(ステップS70)。検証に成功した場合、MDP/OPC処理を行った後(ステップS71)、マスク描画データを生成する(ステップS72)。生成したマスク描画データは、修正マスクデータベース37に格納される。これにより、製造に用いるマスクデータが修正マスクデータに置き換えられる。
以上に説明したように、本実施形態では、オープン不良を起こす可能性の高い配線パターンの配置を予め登録しておくとともに、オープン不良を起こした配線パターンを救済するのに用いるダミーパターンを予め登録しておく。そして、レイアウトデータ中に含まれる配線パターンのうち、オープン不良を起こす可能性の高い配線パターンについては、その上方または下方の層の空き領域にダミーパターンを形成して、ビアを用いて迂回経路を作成する。
これにより、配線パターンの一部がオープン不良を起こしても、回路不良となるおそれがなくなり、製造歩留まり向上と信頼性向上が図れる。
上述した実施形態で説明した半導体回路設計装置は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。また、ハードウェアとソフトウェアの組合せで構成してもよい。半導体回路設計装置の少なくとも一部をソフトウェアで構成する場合には、半導体回路設計装置の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の携帯可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、半導体回路設計装置の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明の一実施形態による半導体回路設計装置の概略構成を示すブロック図。 図2(a)〜図2(c)はオープン不良が起こりうるパターンの一例を示す図。 図3(a)〜図3(c)はオープン不良が起こりうるパターンの一例を示す図。 オープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図。 オープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図。 オープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図。 オープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図。 オープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図。 オープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図。 オープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図。 オープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図。 オープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図。 オープン不良が起きる可能性の高いパターン配置の例を示す図。 図4〜図13の記号A〜Eを説明する図。 図4のパターンに対する対策を行った例を示す図。 図15の第1のパターンp1の横断面図。 図5のパターンに対する対策を行った例を示す図。 図6のパターンに対する対策を行った例を示す図。 図7のパターンに対する対策を行った例を示す図。 図8のパターンに対する対策を行った例を示す図。 図9のパターンに対する対策を行った例を示す図。 図10のパターンに対する対策を行った例を示す図。 図11のパターンに対する対策を行った例を示す図。 図12のパターンに対する対策を行った例を示す図。 図24の第1のパターンp1の横断面図。 図13のパターンに対する対策を行った例を示す図。 故障発生危険箇所事前対策装置7と故障検出修正装置15の処理動作の一例を示すフローチャート。 故障発生危険箇所事前対策装置7と故障検出修正装置15の処理動作の変形例を示すフローチャート。 故障検出修正装置15が行うオープン不良箇所再救済処理の処理動作の一例を示すフローチャート。
符号の説明
1 ネットリスト生成装置
2 レイアウト設計装置
3 プロセスシミュレータ
4 レイアウトVSシミュレータパターン比較装置
5 故障発生危険箇所抽出装置
6 特定信号故障検出用テストパターン生成装置
7 故障発生危険箇所事前対策装置
8 マスク設計装置
9 Yield/CA解析装置
10 半導体製造装置
11 アセンブリ装置
12 テスタ
13 回路動作判定装置
14 オープン故障検出装置
15 故障検出修正装置
16 製造工程観測点情報データベース
17 ライブラリ
18 レイアウト設計データベース
19 シミュレーションデータベース
20 故障発生危険信号組合せ情報データベース
21 危険箇所故障検出用テストベクトルデータベース
22 マスクデータベース
23 テストデータ合成装置
24 テスタ用テストベクトルデータベース

Claims (5)

  1. 半導体基板上に形成される半導体回路のレイアウトデータに含まれる配線パターンの中で、オープン不良を起こす可能性のある配線パターンを抽出する危険パターン抽出手段と、
    前記危険パターン抽出手段にて抽出された配線パターンの上方または下方の層内に、配線パターンとビアを介して導通可能で、前記抽出された配線パターンの少なくとも一部と上下に重なり合うダミーパターンを形成する空き領域があるか否かを判定する空き領域判定手段と、
    前記空き領域判定手段により空き領域があると判定されると、前記上方または下方の層内にオープン不良を救済するためのダミーパターンを配置し、かつ該ダミーパターンと記危険パターン抽出手段にて抽出された配線パターンとを導通するためのビアを形成した修正パターンを生成する修正パターン生成手段と、を備えることを特徴とする半導体回路設計装置。
  2. オープン不良を起こす可能性のある配線パターンを予め登録するオープン不良候補登録手段と、
    オープン不良を起こす可能性のある配線パターンを救済するためのダミーパターンを予め登録するダミーパターン登録手段と、を備え、
    前記危険パターン抽出手段は、前記レイアウトデータに含まれる配線パターンの中で、前記オープン不良候補登録手段に登録された配線パターンと一致する配線パターンを抽出し、
    前記空き領域判定手段は、前記抽出された配線パターンに対応するダミーパターンを前記上方または下方の層内に配置するだけの空き領域があるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の半導体回路設計装置。
  3. 前記レイアウトデータを用いてプロセスシミュレーションを行うプロセスシミュレーション手段と、
    前記プロセスシミュレーションにより予測した配線パターンと前記レイアウトデータに基づく配線パターンの設計値とを比較するパターン比較手段と、
    前記パターン比較手段の比較結果により得られる両パターンの乖離が予め定めた所定割合よりも大きいか否かを判定する乖離判定手段と、を備え、
    前記危険パターン抽出手段は、前記乖離が前記所定割合よりも大きいと判定された配線パターンをオープン不良を起こす可能性のある配線パターンとして抽出することを特徴とする請求項1に記載の半導体回路設計装置。
  4. 半導体基板上に形成される半導体回路のレイアウトデータに含まれる配線パターンの中で、オープン不良を起こす可能性のある配線パターンを抽出するステップと、
    前記抽出された配線パターンの上方または下方の層内に、配線パターンとビアを介して導通可能で、前記抽出された配線パターンの少なくとも一部と上下に重なり合うダミーパターンを形成する空き領域があるか否かを判定するステップと、
    空き領域があると判定されると、前記上方または下方の層内にオープン不良を救済するためのダミーパターンを配置し、かつ該ダミーパターンと記危険パターン抽出手段にて抽出された配線パターンとを導通するためのビアを形成した修正パターンを生成するステップと、を備えることを特徴とする半導体回路設計方法。
  5. 半導体基板上に形成され、一部にオープン不良のある配線パターンと、
    前記配線パターンの上方または下方に配置され、前記配線パターンの少なくとも1箇所に設けられたビアを介して前記配線パターンと導通されるダミーパターンと、を備え、
    前記ダミーパターンは、前記配線パターンと上下に重なり合う形状を有することを特徴とする半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009271261A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Powerchip Semiconductor Corp 回路構造とそれを定義するためのフォトマスク
WO2021059580A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01 ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 半導体装置
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