JP2008102601A - 再生処理サーバおよび注文処理システム - Google Patents

再生処理サーバおよび注文処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008102601A
JP2008102601A JP2006282631A JP2006282631A JP2008102601A JP 2008102601 A JP2008102601 A JP 2008102601A JP 2006282631 A JP2006282631 A JP 2006282631A JP 2006282631 A JP2006282631 A JP 2006282631A JP 2008102601 A JP2008102601 A JP 2008102601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
order
information
processing
reproduction processing
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006282631A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tabata
亮 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006282631A priority Critical patent/JP2008102601A/ja
Publication of JP2008102601A publication Critical patent/JP2008102601A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】入出力のメディアの数または種類が複数である注文や、処理工程が複雑な注文を受けた場合であっても、迅速に処理工程を設定して処理を行うとともに、既存のシステムへの装置の追加や変更に柔軟に対応することのできる再生処理サーバおよびこの再生処理サーバを用いる注文処理システムを提供する。
【解決手段】ワークフローサーバにおいて、再生処理に要する複数の工程のうち1以上の工程を実行する複数のアクティビティコンポーネントの個々の能力情報である装置公開情報を取得して、注文処理システム全体で実行可能な能力情報のリストを作成し、これを注文受付装置に送信する。注文受付装置においては、受け取った装置公開情報に基づき注文メニューを表示して、ユーザに選択させることにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル画像データから写真プリントやその他の商品への画像再生処理の注文に応じて画像再生処理を行う再生処理サーバおよびこの再生処理サーバを用いる注文処理システムに関する。
近年のデジタル技術の普及により、いわゆる写真ラボ店等での画像の注文処理システムにおいて、画像をデジタル形式で取り扱うことが一般的に行われるようになってきている。すなわち、写真フィルムに撮影された画像を光電的に読み取ることにより取得したデジタル画像データや、デジタルカメラでの撮影により取得されたデジタル画像データを用い、その画像データにデジタルの画像処理を施して写真プリントやその他の商品に撮影画像を再生することが行われている。
それに伴い、画像入力形式(画像注文形式)も、従来の写真フィルムに限られず、デジタルカメラによる撮影画像データを記録した記録メディアから行われたり、ネットワーク経由で画像データが転送されることによって行われるようになっている。また、画像の出力形式も、銀塩方式や電子写真方式、インクジェット方式等の様々なプリンタを用いてプリントしたり、画像処理後に再度記録メディアに書き込む等、サービスが多様化している。
このようなデジタル画像データの加工処理のサービスを受け付ける装置においては、加工処理や工程管理をスムーズに行うために、ジョブチケットが用いられている。
一例として、特許文献1には、アプリケーションなどからの印刷指示に応じて生成される印刷ジョブのデータとしてジョブチケットを利用する印刷システムが開示されている。特許文献1では、印刷形式や加工処理の内容等の印刷設定を記載したジョブチケットを生成し、これを印刷対象となる印刷データとともにプリンタへ送信する。プリンタでは、ジョブチケットの設定に基づき、印刷データに対する加工処理および印刷処理を実行する。
また、特許文献2には、ジョブチケットを用いることにより、複数の印刷者、仲介者および依頼者の間で、見積もりおよび受発注業務に関するデータの受け渡しを行うことのできる印刷受発注方法および装置が開示されている。特許文献2の印刷受発注装置では、仲介者端末が、各印刷依頼者からの依頼内容を記載したジョブチケットを発行して、これを一括管理する。仲介者端末では、このジョブチケットと、予め有している各印刷者の有する印刷機の情報とを照合して、条件に合致する印刷者へ、印刷依頼者からの依頼内容および発注内容を記載したジョブチケットを発行する。特許文献2では、ジョブチケットを用いて見積もりおよび受発注業務を一括管理することにより、複数の印刷者の中から条件の合致する印刷者へ、短時間で受発注業務を行うことができる。
特開2006−048537号公報 特開2001−265857号公報
ところで、デジタル画像データの加工処理のサービスを受け付ける装置においては、顧客の多様なニーズに対応するため、スキャナやプリンタ、画像処理装置など、複数種の装置により1つの注文処理システムが構成されているものがある。このような注文処理システムにおいては、1件の注文に対して、複数の装置において、画像データの入力、画像処理、印刷物の出力などの各処理を、処理工程ごとに分担して行う。また、既存のシステムにない機能を有する装置を新たにシステムに追加することにより、多様な注文に対応することができる。
このような注文処理システムでは、多様な注文に対応するために、システムを構成する装置を多品種・多機能化することにより、処理工程が注文に応じて多様化し、システム全体の制御も複雑になるという問題がある。
また、注文処理システムに新たに装置を追加し、または別機種に変更した場合、その装置を既存のシステムに有機的に接続して同一の制御部で制御することが困難であるという問題がある。
しかしながら、上記の特許文献1は、1台のプリンタにおいて行う印刷処理の印刷設定をジョブチケットに記録して送信するものである。また、特許文献2は、複数の業者間での業務に関するデータをジョブチケットに記録して受け渡すものである。
したがって、これらの技術では、異なる処理を実行する複数の処理装置により構成された注文処理システムにおいて、新たに装置が追加された場合に、その装置を既存のシステムに接続して同一の制御部で制御することはできず、上述の従来の注文処理システムの問題点は、依然として解決されていない。
本発明の目的は、複数の装置により構成される注文システムにおいて、システムの装置構成に変更が生じた場合に、柔軟に対応可能な再生処理サーバおよびこの再生処理サーバを用いる注文処理システムを提供することにある。
また、本発明の更なる目的は、既存のシステムに対して新たに装置の追加や変更がなされた場合に、システムへ変更内容を迅速かつ容易に反映する再生処理サーバおよびこの再生処理サーバを用いる注文処理システムを提供することにある。
さらに、本発明の目的は、システムが有する装置が故障などにより使用不可能になった場合に、各装置の状態を把握して管理することのできる再生処理サーバおよびこの再生処理サーバを用いる注文処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、注文受付部からの注文情報に基づいて画像の再生処理を実行する実行部に接続され、前記実行部における再生処理の実行を管理する再生処理サーバであって、前記実行部は、前記再生処理に要する複数の工程のうち1以上の工程を実行する複数のコンポーネントを有し、前記再生処理サーバは、前記複数のコンポーネントの能力情報を取得して、受付可能な処理の情報として前記注文受付部に送信することを特徴とする再生処理サーバを提供する。
また、本発明の再生処理サーバは、前記能力情報を定期的に収集監視し、前記能力情報に変化があったことを検知したときに、前記能力情報を新たに取得して、前記受付可能な処理の情報として前記注文受付部に送信することが好ましく、さらに、前記複数のコンポーネントから、各コンポーネントの稼動状況の情報を定期的に取得し、前記稼動状況の情報により前記コンポーネントの異常を検知したときは、そのコンポーネントによる処理が受付不可能である旨の情報を前記注文受付部に送信することが好ましい。
さらに、本発明は、入力画像および入力画像の再生注文の入力を受け付ける注文受付部と、前記再生処理注文に応じた再生処理の実行を管理する再生処理サーバと、前記再生処理に要する複数の工程のうち1以上の工程を実行する複数のコンポーネントとを有し、前記再生処理サーバは、前記コンポーネントの能力情報を取得して前記注文受付部に送信し、前記注文受付部は、前記再生処理サーバから受信した前記能力情報を基に、ユーザに前記コンポーネントにより提供可能な再生処理の種類の選択肢を提示する注文処理システムを提供する。
また、本発明の注文処理システムにおいては、前記再生処理サーバは、前記複数のコンポーネントの能力情報を収集監視する装置監視部を有し、前記装置監視部が前記能力情報に変化があったことを検知したときに、前記能力情報を新たに取得して、前記受付可能な処理の情報として前記注文受付部に送信し、前記注文受付部は、新たに受信した前記能力情報を基に、ユーザに提示する前記選択肢を更新することが好ましい。
さらに、前記再生処理サーバは、前記複数のコンポーネントの稼動状況の情報を収集監視する装置監視部を有し、前記装置監視部が前記稼動状況の情報により前記コンポーネントの異常を検知したときに、そのコンポーネントによる処理が受付不可能である旨の情報を前記注文受付部に送信し、前記注文受付部は、受信した前記受付不可能である旨の情報を基に、ユーザに提示する前記選択肢のうち、受付不可能な前記再生処理の種類を、非表示または選択不可表示とすることが好ましい。
本発明の再生処理サーバおよびこの再生処理サーバを用いる本発明の注文処理システムによれば、複数の装置により構成されるシステムにおいて、システムの装置構成に変更が生じた場合に、柔軟に対応することができる。
また、既存のシステムに対して新たにシステムへの装置の追加や変更がなされた場合に、システムへの変更内容の反映が容易であるため、直ちにユーザに新たなサービスを提供することができる。
さらに、システムが有する装置が故障などにより使用不可能になった場合に、各装置の状態を把握して管理することができる。
本発明に係る再生処理サーバおよびこの再生処理サーバを用いる本発明の注文処理システムを添付の図面に示す好適実施例に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の再生処理サーバを用いる本発明の注文処理システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1に示す注文処理システム10は、本発明の注文処理システムに相当し、プリント作成や、Tシャツ、マグカップ等の各種製品への画像再生、CD等の記録メディアへの画像データの保存等、各種の画像再生処理の注文を受け付けて、その再生処理注文に応じた再生処理を行う注文処理システムである。注文処理システム10は、注文受付部12と、管理部であるワークフローレイヤ(Wfレイヤ)14と、画像処理等の処理作業を行うアクティビティレイヤ(Acレイヤ)16とを備えている。
図1において、ワークフローレイヤ14およびアクティビティレイヤ16は、注文処理システム10のソフトウェア構造を概念的に示している。
注文処理システム10は、複数の装置が連携してひとつのオーダを実行する分散型のシステムである。すなわち、注文処理システム10は、ハードウェア構造においては、異なる機能を有する複数の装置によって構成され、各装置が機能を分担することにより、総合的に、図1に示すワークフローレイヤ14およびアクティビティレイヤ16からなるソフトウェア構造を形成する。
具体的には、例えば、注文処理システム10は、注文受付部12として機能する注文受付機と、ワークフローレイヤ14およびアクティビティレイヤ16における複数の機能を分担する制御機、入力機および出力機等によって構成することができる。このような装置構成例については後述する。
なお、図1において、レイヤ間やレイヤ中の構成要素間の破線枠は、インターフェースを模式的に示している。レイヤ間や構成要素間のインターフェースは、各部の構成に対応するものを用いればよい。
注文受付部12とワークフローレイヤ14との情報の受け渡しには、予め定義されたラボ情報注文規格に準拠したインターフェースが用いられている。したがって、かかるラボ情報注文規格に準拠したオーダ情報を生成するソフトを備えるか、または介在させることにより、任意のパソコン等を注文受付部12として機能させることができる。
注文受付部12は、顧客からのプリント作成等の画像再生処理注文を受け付ける部分である。注文受付部12は、注文内容および注文対象画像(入力画像)の画像データを受け付けて、注文内容の情報(オーダ情報)をワークフローレイヤ14へ送り、注文対象の画像データを、注文受付部12の内部または外部の図示しないストレージユニットに格納する。
また、注文受付部12は、後述するワークフローサーバ26から、注文処理システム10において処理可能な入力・処理・出力などの情報を示す装置公開情報のリストを受け取り、このリストの内容を注文メニューに反映させる。装置公開情報のリストに基づく注文メニューの表示については、後に詳述する。
ワークフローレイヤ14は、注文処理システム10におけるワークフローの管理部として機能する部分であり、オーダ管理部20、オーダ実行指示部22および装置公開情報データベース24を有している。
オーダ管理部20は、本発明の再生処理サーバに相当し、ワークフローサーバ(Wfサーバ)26、オーダ情報データベース28、生産情報データベース30およびテンプレートデータベース32を有している。
ワークフローサーバ26は、後述する装置公開情報データベース24を参照して、注文処理システム10において処理可能な入力・処理・出力などの情報を示す装置公開情報リストを作成し、これを注文受付部12に送る。
また、ワークフローサーバ26は、注文受付部12からのオーダ情報を受け取り、オーダ情報データベース28に登録するとともに、そのオーダ情報およびシステムの状況に基づいて、テンプレートデータベース32内に保持されている作業指示テンプレートであるジョブチケットテンプレートを基に、注文処理システム10における作業指示情報であるジョブチケット(Job Ticket)を生成する。そして、生成したジョブチケットを、画像再生のジョブ(処理作業)を実行するアクティビティレイヤ16に送る。アクティビティレイヤ16は、このジョブチケットに従ってジョブを実行する。
さらに、ワークフローサーバ26は、ジョブチケットに定義したジョブの実行状況を監視する。
本発明において、ジョブチケットとは、注文処理システム10においてオーダを処理するための、いわば作業指示書に相当するものであり、オーダを処理する工程の実行順序(工程フロー)、処理内容及び実行先(装置)を定義した情報である。ジョブチケットは、1件のオーダについて1つ発行される。
このジョブチケットの形式は、写真ラボで使用される多種の装置に対して汎用性を有するように規格されている。
例えば、ジョブチケットに記載される情報としては、画像データ入力、検定、合成、出力のような工程種別の情報、赤目処理、トリミング、日付プリント、画像合成のような特別な処理の情報、入力メディア種別、出力製品種別、プリントサイズ、出力解像度のような入出力関連情報が挙げられ、これらの情報が、多種の処理装置に理解可能な所定の規格に則った形式で記載される。
本発明では、オーダの種別などに基づき、基本的な注文処理工程のパターンを設定したジョブチケットを、ジョブチケットテンプレート(以下、テンプレートという)としてテンプレートデータベース32に複数登録しておき、このテンプレートを用いて、ジョブチケットの生成を行う。この点については後に詳述する。
オーダ情報データベース28は、現在受け付けている未処理のオーダ情報を保存する部分である。注文受付部12から送られたオーダ情報は、ワークフローサーバ26によってオーダ情報データベース28に登録される。オーダ情報データベース28に登録されたオーダ情報は、オーダ実行指示部22でのオーダの一覧表示に用いられ、また、後述するワークフローサーバ26でのジョブチケットの生成に用いられる。
生産情報データベース30は、アクティビティレイヤ16におけるジョブの実行状況に関する情報を保存する部分である。アクティビティレイヤ16は、画像再生処理に必要な複数の工程、例えば画像の入力工程、検定工程、画像合成等の画像処理工程、製品出力工程等のうち1以上の工程を実行するアクティビティコンポーネントAcを複数有しており、各アクティビティコンポーネントAcにおける作業の開始および終了などの、作業の実行状況の情報が、生産情報としてワークフローサーバ26に通知され、ワークフローサーバ26によって生産情報データベース30に記録される。
生産情報データベース30に記録された生産情報は、注文処理システム10における工程管理に用いられる。
また、1つのオーダ情報について各工程での処理が全て完了すると、生産情報データベース30に、実行されたジョブチケットの内容が生産実績として記録される。
テンプレートデータベース32は、テンプレートを保持するものである。テンプレートデータベース32には、各アクティビティコンポーネントAcにおいて実行可能な工程の組み合わせからなるテンプレートが、予め登録されている。
前述のように、ワークフローサーバ26は、注文受付部12からオーダ情報を取得すると、オーダ情報をオーダ情報データベース28に登録するとともに、オーダ情報を基にテンプレートデータベース32から適切なテンプレートを読み出して、これに基づいてジョブチケットを生成する。
テンプレートおよびこれを用いるジョブチケットの生成方法については、後に詳述する。
オーダ実行指示部22は、オーダ情報データベース28に登録されている未処理のオーダについて、オーダの実行を指示する部分である。
オーダ実行指示部22は、図示しないモニタ等の表示部に接続されており、ワークフローサーバ26を介してオーダ情報データベース28に登録されているオーダ(ジョブ)の一覧情報を得て、その一覧情報を表示部に表示する。また、オーダ実行指示部22は、キーボード、マウス、表示部に備えられたタッチパネル等の図示しない指示入力部に接続されており、オペレータによる指示入力部の操作によってオーダの一覧表から実行するオーダが選択されると、選択されたオーダの実行指示(情報)を発行し、ワークフローサーバ26へ送信する。
または、オーダ実行指示部22は、オペレータによるオーダ選択を経ず自動的にオーダの実行指示を発行してもよい。
装置公開情報データベース24は、注文処理システム10を構成する各装置の能力を表す装置公開情報を保持する部分である。
装置公開情報とは、注文処理システム10を構成する各装置のアクティビティコンポーネントAcが、例えば装置の利用者や他の装置など、外部に対して公開する、自己の能力情報である。
各アクティビティコンポーネントAcは、自己の能力情報をワークフローレイヤ14に対して公開し、その能力情報は、装置公開情報として、装置公開情報データベース24に保存される。
上述したように、注文処理システム10は、複数の装置が連携してひとつのオーダを実行する分散型のシステムである。このため、処理の実行においては、各装置間での情報交換が必須である。装置公開情報は、この装置間の情報交換に用いられる。
装置公開情報は、各アクティビティコンポーネントAcの能力情報として、アクティビティコンポーネントAcが実行可能な処理工程および各処理工程について対応可能な処理の種類の情報を含んでいる。
各処理工程について対応可能な処理の種類とは、例えばプリント出力工程のアクティビティコンポーネントAcであれば、対応するプリンタの仕様として出力可能なプリントサイズの情報である。
装置公開情報データベース24に保持された装置公開情報は、ワークフローサーバ26において、装置公開情報リストの作成や、ジョブチケットの生成に用いられる。
アクティビティレイヤ16は、画像再生処理の実行部として機能する。アクティビティレイヤ16は、注文受付部12が受け付けたオーダの対象となる画像データを取得し、ジョブチケットに従って、取得した画像データに対して処理作業を実行する画像処理部として機能する。
また、アクティビティレイヤ16は、処理後の画像を写真プリントやその他の製品に再生し、製品として出力する機能も合わせ持つ。
アクティビティレイヤ16における複数の処理は、ハードウェア上は複数の装置に分担されている。具体的には、例えば、注文処理システム10を構成するハードウェアとして、フィルムスキャナやデータ取込み装置等の画像データ入力機、画像処理機、制御機、プリンタ・プロセッサ等の画像出力機やデータ書込み装置等の画像データ出力機などが用いられ、これらの各装置がアクティビティレイヤ16における複数の処理を分担する。
アクティビティレイヤ16は、注文受付部12が受け付けたオーダの対象となる画像データを取得し、この画像データに対して、ワークフローレイヤ14のワークフローサーバ26が生成したジョブチケットに沿って処理作業を実行する。
アクティビティレイヤ16は、画像再生処理に必要な複数の工程のうち1以上の工程を実行するアクティビティコンポーネントAcを複数有しており、ジョブチケットに沿って、所定のアクティビティコンポーネントAcで所定の処理を所定の順序で実行する。図1には、例として、3つのアクティビティコンポーネントAc(Ac1、Ac2、Ac3)を示してある。アクティビティレイヤ16のアクティビティコンポーネントAcは、ハードウェア上は、注文処理システム10を構成する上述の複数の装置に分担されている。
次に、本発明の再生処理サーバを用いる本発明の注文処理システム10を具体的な装置に適用した例について説明する。
上述したように、注文処理システム10は、ワークフローレイヤ14およびアクティビティレイヤ16に属するコンポーネントで構成される。これらのコンポーネントは、複数の装置に配置することが可能である。ただし、オーダ管理部20は、1システムに1つ配置される。
図2は、図1に示した注文処理システム10を構成する装置(ハードウェア)の例である。図2の注文処理システム40は、注文受付装置42と、第1の画像編集装置を兼ねるワークフロー管理装置44と、第2の画像編集装置46と、フィルムスキャナ48と、プリンタ50、52とから構成される。これらの各装置はイーサネット(登録商標)等の通信回線で接続されている。
注文受付装置42は、図1の注文処理システム10における注文受付部12としての機能を有し、オーダ情報(注文情報)を取得するもので、例えば、写真ラボ店や各種の店舗に設置された自動プリント注文受付機、写真ラボ店のシステム端末、顧客のパソコン等のインターネット注文受付端末である。注文受付装置42は、図示しないが、顧客(ユーザ)がオーダ情報を入力するためのキーボード、マウス、タッチパネル等の指示入力手段、注文受付画面を表示するモニタを備える。
また、注文受付装置42は、画像データの取得手段として、各種の画像記録メディアから画像を読み出す読取装置、インターネット等の通信回線を通じて送信された画像データを受信する通信機器、デジタルカメラに接続する接続部等の1つ以上を備える。
注文受付装置42が画像データの取得手段によって取得した画像データは、図示しないストレージユニットに一時的に格納され、ジョブチケットに従って、ワークフロー管理装置44または第2の画像編集装置46に送られる。
また、注文受付装置42が取得したオーダ情報は、ワークフロー管理装置44に送られる。
ワークフロー管理装置(第1の画像編集装置)44は、注文処理システム40全体のワークフロー管理や実行するオーダの指示の受付を行うオーダ管理部20を有する。このオーダ管理部20は、図1の注文処理システム10におけるオーダ管理部20である。
また、ワークフロー管理装置44は、図1の注文処理システム10におけるオーダ実行指示部22に相当するオーダ実行指示部22Aと、装置公開情報データベース24(図示省略)を有する。
また、ワークフロー管理装置44は、注文受付部12から、顧客からの画像データを受け取り、ジョブチケットに従って、入力された画像データ(入力画像データ)の検定工程や画像合成等の画像処理工程を行い、さらに、画像処理後の画像データをCD−R等の記録メディアに書き込む等の、画像編集装置としての機能を有する。これらの処理は、入力・検定・合成Ac(54)、CD−R(メディア)出力Ac(56)によって実行される。
第2の画像編集装置46は、ワークフロー管理装置44の画像編集装置としての機能と同様の機能を有する。すなわち、顧客からの画像データの入力工程を実行するとともに、入力画像データの検定工程や画像合成等の画像処理工程を実行し、さらに、注文内容に応じて画像処理後の画像データをCD−R等の記録メディアに書き込むことができる。これらの処理は、入力・検定・合成Ac(58)、CD−R(メディア)出力Ac(60)によって実行される。
フィルムスキャナ48は、写真フィルムに撮影された画像を光電的に読み取って画像データに変換する。また、フィルムスキャナ48は、読み取った画像データに対し、必要に応じて、入力画像データの検定工程や画像合成等の画像処理工程を実行することもできる。これらの処理は、入力・検定・合成Ac(62)によって実行される。また、フィルムスキャナ48は、ジョブチケットに従ってオーダ処理を開始させるオーダ実行指示部22Bとしての機能も有する。オーダ実行指示部22Bは、図1の注文処理システム10におけるオーダ実行指示部22に相当する。
フィルムスキャナ48は、全自動を原則とする注文処理システム40を構成する上では必須の構成要素ではないが、フィルムスキャナ48を備えることにより、顧客が写真フィルムからのプリント作成等の画像再生処理注文を行った場合には、このフィルムスキャナ48によって、写真フィルムの撮影画像から画像データを取得して、注文に応じた所定の処理を実行することができる。
プリンタ50およびプリンタ52は、ワークフロー管理装置(第1の画像編集装置)44、第2の画像編集装置46、フィルムスキャナ48から転送された処理後の画像データを写真プリントとして出力する機能を有する。
ワークフロー管理装置44または第2の画像編集装置46で取得され編集処理された画像データ、または、フィルムスキャナ48で取得され編集処理された画像データは、プリンタ50または52に転送され、プリント処理に供される。
ここで、プリンタ50とプリンタ52は互いに仕様の異なるプリンタとしてもよい。例えば、プリンタ50を銀塩写真方式のデジタルプリンタ、プリンタ52をインクジェットプリンタとして適用することが可能である。さらに、この他にも、電子写真方式、昇華型などの公知の各種のプリンタを用いてもよい。また、同方式または異方式のプリンタで、解像度や対応プリントサイズ(用紙サイズ)、仕上げ性状等、能力や機能の異なるプリンタを用いてもよいし、プリンタ50を写真プリントのプリンタとし、プリンタ52をその他の製品へ画像プリント加工を行うプリンタとしてもよい。
図1の注文処理システム10のワークフローレイヤ14に属するオーダ管理部20は、図2の注文処理システム40においては、ワークフロー管理装置44に備えられている。また、注文処理システム10のオーダ実行指示部22は、注文処理システム40のワークフロー管理装置44(実行指示部22Aが対応)およびフィルムスキャナ48(実行指示部22Bが対応)に備えられている。
また、注文処理システム10のアクティビティレイヤ16に属する各アクティビティコンポーネントAcが、ワークフロー管理装置44(入力・検定・合成Ac(54)およびCD−R(メディア)出力Ac(56)が対応)と、第2の画像編集装置46(入力・検定・合成Ac(58)およびCD−R(メディア)Ac(60)が対応)と、フィルムスキャナ48(入力・検定・合成Ac(62)が対応)と、プリンタ50(プリントAc(64)が対応)と、プリンタ52(プリントAc(66)が対応)に、それぞれ備えられている。
このように各レイヤに応じた要素が各装置に配分されることにより、図2の注文処理システム40は、全体として図1の注文処理システム10を構成している。そして、これらの各装置が連携して注文処理を実行する。
なお、注文処理システム40を構成する各装置の数は、図2の例には限定されない。例えば、2台以上の注文受付装置42を備えていても良いし、1台または3台以上のプリンタ50(52)を備えていてもよい。また、画像編集装置46の数も増減可能である。
次に、本発明の再生処理サーバを用いる本発明の注文処理システム10における実施形態について、注文処理システム10の処理の流れを、具体的な装置例である注文処理システム40も参照しつつ、詳細に説明する。
本発明の再生処理サーバを用いる本発明の注文処理システムでは、システムに新たな装置を容易に追加することができるという利点がある。既存のアクティビティコンポーネントにはない新たな能力を有するアクティビティコンポーネントを備える装置が追加された場合には、顧客が新たな装置によるサービスを利用できるようにするために、システムの能力を迅速に注文受付装置に反映できることが重要である。
このような注文処理システムを実現するために、本発明の実施形態では、システムに新たな装置が追加された際に、迅速に対応することのできる注文処理システムを提供する。
前述のように、アクティビティコンポーネントAc1,Ac2,Ac3等(図2のアクティビティコンポーネントAc(54〜66))は、それぞれ自己の能力情報を、装置公開情報としてワークフロー管理装置44に対して公開する。公開された装置公開情報は、装置公開情報データベース24に登録される。
また、注文処理システム10に新たなアクティビティコンポーネントを備える装置が追加されると、新たなアクティビティコンポーネントの能力情報が、装置公開情報として装置公開情報データベース24に記録され、外部に公開される。
システム起動時、およびシステムに新たな装置が接続された時には、ワークフローサーバ26は、装置公開情報データベース24に保持された装置公開情報を参照することにより、注文処理システム10内の全てのアクティビティコンポーネントの能力等を調査し、注文処理システム10において処理可能な入力・処理・出力などの情報を示す装置公開情報リストを作成し、そのリストを注文受付部12に送る。
注文受付部12は、顧客のオーダを受け付けるに際し、ワークフローレイヤ14(ワークフローサーバ26)から受け取った装置公開情報のリストに基づいて、受付可能なオーダの種別をモニタ等にメニュー表示する。これにより、顧客は、注文処理システム10で対応可能なオーダの中から所望のオーダを選択することができる。
注文処理システム10に新たに装置が追加された場合は、ワークフローサーバ26により、装置公開情報のリストが再作成され、注文受付部12に送られる。これにより、注文受付部12では、以後顧客のオーダを受け付ける際に、追加された装置の能力をメニューに表示させることができるため、ユーザに新たなサービスを提供することが可能となる。
図3は、注文処理システム10において、システムを構成する装置として、マグカッププリントを出力することのできるAc4というアクティビティコンポーネントが新たに追加された状態での、注文処理の流れを示している。
上述のように、注文処理システム10に新たにアクティビティコンポーネントが追加されると、そのアクティビティコンポーネントは、自身の能力情報を装置公開情報として、装置公開情報データベース24に登録する。すなわち、図3において、アクティビティコンポーネントAc4が追加されると、Ac4の能力情報が装置公開情報データベース24(図1参照)に登録される。
ワークフローサーバ26は、上述のように、システム起動時、およびシステムに新たな装置が接続された時に、装置公開情報データベース24に保持されている装置公開情報、すなわち、図2に示す画像編集装置およびプリンタ等の注文処理システム40を構成する各処理装置の能力情報を参照して、各アクティビティコンポーネントAcの装置公開情報の和集合、すなわち装置群全体の能力情報に基づいて、装置公開情報のリストを作成する。
図4に、装置公開情報のリストの例を示す。図4には、入力工程、処理工程、出力工程の各工程についての対応可能な項目が列記されている。すなわち、入力工程については、135フィルムネガ、135フィルムセピア等の受け付け可能なフィルム種、Memory Stick等の記録メディア種、およびZip等のファイル圧縮形式等が、処理工程については、トリミング、赤目、テンプレート合成、色補正等の実行可能な画像の加工処理の種類が、出力工程については、プリントサイズ100x200,150x250、CD−R、Zipファイル等の、出力可能なプリントや記録メディアやその他の商品の種類等が、それぞれ示されている。
注文処理システム40のように、画像編集装置、プリンタ等の同種の処理装置を複数備えるシステムの場合、オーダ管理部20は、装置公開情報を参照することにより、いずれかの装置で実行可能な処理は、その注文処理システムにおいて実行可能な処理であるとして、装置公開情報のリストを作成する。
さらに、オーダ管理部20は、作成された装置公開情報のリストを注文受付装置42に送る。
注文受付装置42では、オーダ管理部20から受け取った装置公開情報のリストを基に、受付可能なオーダの種別(メニュー)をモニタの注文受付画面に表示する。
図5および6に、注文受付画面の一例を示す。
図5は、マグカッププリントを出力することのできるアクティビティコンポーネントであるAc4が追加される前の状態での注文受付画面を示している。図5において、注文受付画面90には、オーダ種別選択領域92、詳細設定領域94、および画像選択領域96が表示される。
注文受付装置42は、装置公開情報のリストに基づき、注文受付画面90のオーダ種別選択領域92に、システムにおいて実行可能なオーダの種別を表示させる。なお、装置公開情報のリストに記録されていない能力を用いるオーダについては、文字や背景の色をグレーで表示するなどして、他のオーダ種別の項目よりも目立たないような表示にするなど、実質的に非表示とし、さらに、顧客が指示入力手段などにより画面上で選択することができないようにしてある。図5の例では、注文処理システム10に、マグカッププリントを出力することのできるAc4が追加される前の状態では、装置公開情報のリストには、マグカッププリントは含まれていないため、オーダ種別選択領域92におけるマグカッププリントの項目98は、文字や背景の色をグレーで表示し、顧客が画面上で選択できないようになっている。
オーダ種別選択領域92において、顧客や店員が、注文受付装置42の指示入力手段を用いて、選択可能なオーダの中から所望のオーダを選択すると、詳細設定領域94に、各オーダについての詳細設定を行う画面が表示される。詳細設定領域94では、顧客や店員は、出力する画像の数、サイズ、特殊な画像処理の有無などを設定することができる。
画像選択領域96には、注文する画像の画像データのサムネイル画像が表示される。顧客や店員は、指示入力手段などを用いて、画像選択領域96に表示されている画像を選択することにより、出力する画像の選択を行うことができる。
システムに、マグカップの出力を行うAc4が新たに追加されると、上述のように、オーダ管理部20は、装置公開情報のリストを更新して、これを注文受付装置42に送信する。ここでは、図4に示すように、出力工程として新たにマグカッププリントという種類が追加された装置公開情報のリストが作成される。
注文受付装置42では、受け取った装置公開情報のリストを基に、注文受付画面90を表示する。この場合は、装置公開情報のリストの出力工程に、マグカッププリントが追加されているため、注文受付画面90のオーダ種別選択領域92においては、図6に示すように、マグカッププリントの項目が選択可能な状態で表示される。
顧客や店員は、モニタに表示された注文受付画面90を見て、オーダ種別選択領域92から、所望のオーダを選択する。すると、詳細設定領域94に、選択されたオーダ種別についての詳しい注文設定画面が表示されるので、顧客や店員は、詳細設定領域94に注文内容を入力する。
このようにして、顧客や店員は、注文受付装置42において、所望のオーダを選択して注文を行う。
図3に示すように、注文処理システム10において、注文受付部12がオーダを受け付けると(ステップS1)、オーダ管理部20において適切なテンプレートが選択され(ステップS2)、さらに、ステップS3において、選択されたテンプレートにおける各処理工程を実行するアクティビティコンポーネントAcが選択されて、ステップS4において、選択されたテンプレートおよびアクティビティコンポーネントAcの情報をもとにジョブチケットが生成される。さらに、ステップS5で、ワークフローレイヤ14およびアクティビティレイヤ16において、生成されたジョブチケットに基づき、オーダの生産処理が実行される。生産処理が完了すると、ステップS6において、ジョブチケットの生産処理結果が、生産実績として生産情報データベース30に記録される。
以下、図3の流れに沿って、本実施形態での図1の注文処理システム10における個々の処理について、順に説明する。
ステップS1の注文では、オーダの受付と、受け付けたオーダのオーダ情報データベース28への登録が行われる。
図2の注文処理システム40において、顧客または店員が注文受付装置42で、画像再生処理注文を開始すると、注文受付装置42(図1の注文受付部12)からオーダ管理部20へ、対応するオーダID取得が要求される。
これに応じてオーダ管理部20がオーダIDを発行し、注文受付装置42へ通知する。
注文受付装置42では、システム起動時、およびシステムに新たな装置が接続された時にオーダ管理部20から受け取った装置公開情報のリストに基づいて、モニタに注文受付画面90(図5および6参照)を表示する。ここでは、Ac4が新たに追加されているため、オーダ種別選択領域92において、マグカッププリントの項目が選択可能な状態となっている、図6に示す画面が注文受付画面90として表示される。
顧客や店員は、注文受付装置42の指示入力手段を用いて、注文受付画面90に示されたオーダの種別の中から、画像への特殊処理および加工の有無や、入力メディアおよび出力メディアの種類および数などといった、注文の内容に該当する項目を選択・入力し、画像を再生した所望の商品を注文する。したがって、顧客や店員は、新たに追加されたAc4の能力であるマグカッププリントを選択・入力し、画像を再生した所望の商品を注文することができる。
注文受付装置42は、入力された注文内容を表すオーダ情報70を、オーダ管理部20から通知されたオーダIDに対応付けて、オーダ管理部20に送信し、オーダ管理部20に対してオーダ登録を要求する。
オーダ情報には、少なくとも、オーダID、入力メディア、処理内容、および出力メディアが記録される。オーダIDは、前述のように、オーダ管理部20から通知されたオーダごとのIDである。入力メディアは、オーダの対象となる画像が記録された記録メディアの種類および数であり、記録メディアの種類には、例えば、135フィルムネガ、135フィルムセピア、Memory Stick、Zipファイルなどがある。処理内容は、画像検定など、全てのオーダについて行う基本的な処理内容であり、予めオーダ情報に記録されている。本実施形態においては、一例として、処理内容に画像検定が設定されているものとする。出力メディアは、商品として出力する記録メディアの種類であり、例えば、100x200サイズのプリント、150x250サイズのプリント、CD−R、およびZipファイルなどがある。
さらに、オーダ情報70には、必要に応じて特別処理の項目を設定することができる。特別処理とは、顧客の注文に基づいて行う特殊な画像処理であり、例えば、トリミング、赤目補正、画像合成、色補正などがある。
オーダ情報70には、顧客や店員によって、注文受付装置42から入力された上述の注文内容が登録される。
図3に、オーダ情報の例として、入力メディアがMemory Stickであり、出力メディアにマグカッププリントを指定した場合のオーダ情報70を示す。
オーダ登録要求を受けて、オーダ管理部20では、オーダ情報をオーダ情報データベース28(図1参照)に登録するとともに、オーダ情報を基に、テンプレートデータベース32に登録されたテンプレート72(図3参照)のうち、オーダ情報に記録された各処理を行う工程が設定されたものを選択する(ステップS2)。
ここで、テンプレートを用いるジョブチケットの生成方法、その構成および作用について説明する。
上述したように、ジョブチケットは、処理工程内容を記載した手順情報であり、オーダを処理する工程の実行順序(工程フロー)、処理内容及び実行先(装置)を定義した情報である。ジョブチケットは、テンプレートおよび装置公開情報を基に生成される。
オーダ管理部20では、注文受付装置42からオーダ情報を受け取ると、オーダ情報を基に、テンプレートデータベース32から、そのオーダを実行するのに適切なテンプレートを選択する。テンプレートの選択は、各オーダ情報に記録されている入力メディアおよび出力メディアの数および種類と、さらに、特別処理が指定されている場合は、その内容とに基づいて行う。
上述のように、テンプレートデータベース32には、注文処理システム40において、1つのオーダについて製品を出力する工程フローのパターンとして、各アクティビティコンポーネントAcにおいて実行可能な工程の組み合わせからなるテンプレートが、予め登録されている。
図7に、例として、6種類のテンプレートの例を示す。
図7(a)は、標準的なオーダの場合のテンプレートである。オーダ情報において、入力メディアおよび出力メディアの数が各1であり、特別処理が指定されていない場合は、このテンプレートを選択する。
図7(b)は、特別処理を指定したオーダの場合に用いるテンプレートである。図7(a)と同様に、入力メディアおよび出力メディアの数が各1であり、特別処理が1種類指定されているオーダの場合、このテンプレートを選択する。
また、特別処理が2種類以上ある場合に対応して、図7(b)において、特別処理工程が2つ以上直列したテンプレートを保持してもよい。
また、注文処理システム10(注文処理システム40)で受け付ける注文の中には、注文受付部12では同一の注文処理で注文されたものでありながら、出力メディアの異なる複数種類の商品を生産する場合がある。
例えば、写真プリントの作成と、画像処理後の画像データを記録したCDとを含む注文や、銀塩式ミニラボ機で実行可能な、Lサイズ89mm×127mmのサービスサイズ判の写真プリントの作成と、A1サイズなどの、大判インクジェットプリンタでのみ実行可能なポスターの作成とを含む注文が挙げられる。
あるいは、異なる複数種類の記録メディアに記録されている画像を、同一の出力メディアにまとめて出力する注文も考えられる。
図7(c)〜(f)は、このような注文に対応するテンプレートの例である。
図7(c)は、例えば、1本のフィルムなどの1種類の入力メディアから、異なる2種類の商品を出力する場合に選択するテンプレートである。すなわち図7(c)は、入力メディア数が1で、出力メディア数が2の場合に対応するテンプレートである。図7(c)は、例えば出力工程1で写真プリントの出力を行い、出力工程2でCD−Rの出力を行う場合などに用いるテンプレートである。
図7(d)は、例えば、図7(c)と同様に1本のフィルムなどの1種類の入力メディアから、Lサイズの写真プリントとCD−Rを出力し、さらに、インデックスプリントを作成する場合に用いるテンプレートである。すなわち図7(d)は、入力メディア数が1で、出力メディア数が3の場合に対応するテンプレートである。図7(d)は、例えば出力工程1では、CD−Rを出力して、出力工程2では写真プリントを出力し、さらに、出力工程3においてインデックスプリントを出力する。
図7(e)は、例えば、2本のフィルムから、Lサイズの写真プリントの出力を行う場合に用いる。すなわち図7(e)は、入力メディア数が2で、出力メディア数が2の場合に対応するテンプレートである。この場合は、2本のフィルムを1つのオーダ情報として注文を受け付けている。したがって、入力から出力までの各工程はフィルムごとに別々に行うが、出力された写真プリントは、同一の注文に対する商品としてまとめられる。
図7(f)は、例えば、入力メディアについては図7(e)と同様に、2本のフィルムについて1件のオーダとして注文がなされており、さらに、出力として、各フィルムの写真プリントと、2本のフィルムの画像を同一のCD―Rにまとめたものとを出力する場合に用いるテンプレートである。すなわち図7(f)は、入力メディア数が2で、出力メディア数が3の場合に対応するテンプレートである。図7(f)は、2本のフィルムについて、出力工程1および2において写真プリントを出力するとともに、出力工程3において、各フィルムの画像を同一のCD−Rに出力する場合などに用いられる。
上述のテンプレートは、予めテンプレートデータベース32に登録されている。オーダ管理部20は、オーダ情報に記録されている入力メディアおよび出力メディアの種類および数、特別処理の内容などに基づいて、テンプレートデータベース32からそのオーダを実行するのに適切なテンプレートを選択して、これを基に、ジョブチケットの生成を行う。つまり、オーダ管理部20は、オーダ情報の入力メディアの数とテンプレートの入力工程の数、オーダ情報の出力メディアの数とテンプレートの出力工程の数、および、オーダ情報の特別処理の数とテンプレートの特別処理工程の数とが一致するテンプレートを選択する。
図3に示すオーダ情報70は、入力メディアおよび出力メディアの数はそれぞれ1であり、特別処理は指定されていないので、特別処理の数は0である。よって、入力および出力工程の数が各1であり、特別処理工程の数が0であるテンプレートを選択すればよく、図7(a)がオーダ情報70に対応するテンプレートとなる。したがって、図7(a)のテンプレートを基にジョブチケットの生成を行う。
図3のステップS2においてテンプレートの選択が終了すると、ステップS3において、オーダ管理部20は、選択したテンプレートの複製を作製し、複製されたテンプレートに、各工程での処理を行うアクティビティコンポーネントAcを割り当てる。
アクティビティコンポーネントAcの割り当ては、オーダ管理部20が装置公開情報データベース24を参照して、アクティビティコンポーネントAcの装置公開情報を基に、各工程を実行することのできるアクティビティコンポーネントAc(装置)を選択することにより行う。
図3の装置公開情報74、76に示すように、装置公開情報には、注文処理システム10を構成する装置ごとに、装置名、アクティビティコンポーネント名、対応可能な工程、および各工程についての対応可能な処理内容や記録メディアが列記されている。
例えば、図3において、PC1という装置は、Ac1というアクティビティコンポーネントを備えており、Ac1は入力工程および検定工程を実行する能力を持つ。さらに、Ac1の入力工程は、フィルムおよびMemory Stickからの画像を入力する能力を有し、検定工程は、オートセットアップで画像検定を行う能力を有する。また、PC2という装置は、Ac3およびAc4という出力工程を実行するアクティビティコンポーネントを備えており、Ac3はLサイズの写真プリントを出力する能力を有し、Ac4は、マグカッププリントを出力する能力を有する。
このような装置公開情報74および76は、装置公開情報データベース24に記録され、外部に公開されているため、オーダ管理部20からも参照することができる。オーダ管理部20では、装置公開情報を参照して、複製されたテンプレートの各工程の処理を行う能力のあるアクティビティコンポーネントAcを選択して、各工程の処理を行う装置として割り当てる。
例えば、図3において、オーダ情報70に示すオーダの場合は、入力工程および検定工程を行うアクティビティコンポーネントとしてAc1を割り当て、出力工程を行うアクティビティコンポーネントとして、マグカッププリントを出力する能力を持つAc4を割り当てればよい。
また、該当するアクティビティコンポーネントが複数あるときは、生産情報データベース30を参照して各装置の工程進捗状況を考慮し、処理開始までの待ち時間の少ない装置を選択するなどとすればよい。
このようにして、全ての処理工程について、各工程を行うアクティビティコンポーネントAcが割り当てられると、オーダ管理部20は、複製されたテンプレートに、割り当てられたアクティビティコンポーネントAcの識別情報を記録することにより、ジョブチケット78を生成し、保持する(図3のステップS4)。
図3に示すオーダ情報70に対応するジョブチケットを生成する際には、ステップS2において、図7(a)に示すテンプレートを選択する。さらに、このテンプレートを複製して、入力および検定を行うアクティビティコンポーネントとしてAc1を、出力を行うアクティビティコンポーネントとしてAc4を、それぞれ記録して、図3に示すジョブチケット78を生成する。
注文受付装置42において顧客等の指示操作によりオーダが確定されると、注文受付装置42は、オーダの対象となる画像が記録されたデジタルメディアから対象画像を読み出して、注文受付部12の内部または外部の図示しないストレージユニットに格納する。
なお、画像がフィルムに記録されている場合には、オペレータがフィルムを、例えばフィルムスキャナ48などの読み取り装置にセットすることにより、フィルムスキャナ48において画像データを得て、得られた画像データをストレージユニットに格納する。
次に、図3のステップS5において、オーダ実行指示部22からのオーダ実行指示に基づいて、オーダ管理部20がアクティビティレイヤ16へオーダの実行を指示すると、アクティビティレイヤ16において、ジョブチケットに従った生産処理が開始される。
オーダの実行の際には、まず、オーダ実行指示部22からオーダ管理部20に対して、オーダ情報データベース28に登録されているオーダ(ジョブ)の一覧情報が要求される。
オーダ管理部20は、この要求に対して、オーダ情報データベース28からデータを読み出して、登録されているオーダの一覧情報を生成して、オーダ実行指示部22に送る。
オーダ実行指示部22は、オーダの一覧情報に基づいてオーダを一覧表示する。
オーダ実行指示部22において、オペレータが、オーダの一覧表から実行対象のオーダを選択し、実行を指示すると、オーダ実行指示部22は、オーダ管理部20に対してジョブの実行を要求する。
オーダ管理部20は、実行要求を受けると、注文受付装置42のストレージユニットに格納されている画像データから、そのオーダのジョブチケットに対応する画像データを読み出し、アクティビティレイヤ16におけるアクティビティコンポーネントAcのうち、最初の工程を処理するアクティビティコンポーネントAcに、読み出した画像データとジョブチケットとを渡し、作業の実行を指示する。
アクティビティレイヤ16では、作業の実行指示に応答し、受け取ったジョブチケットに従って、受け取った画像データに対して、各アクティビティコンポーネントAcにおいて各工程を処理する。このとき、各アクティビティコンポーネントAcは、工程の実行の開始や終了など、工程の進捗状況に応じた通知をオーダ管理部20のワークフローサーバ26に対して行う。ワークフローサーバ26は、受け取った通知の内容を生産情報データベース30に記録する。
アクティビティコンポーネントAcは、ジョブチケット上で自分に割り当てられた工程を実行する。作業が完了したら、次の工程を担当するアクティビティコンポーネントAcにジョブチケットを渡して作業の実行指示を行う。
このように、アクティビティレイヤ16では、ジョブチケットに定義された工程フローに従って、ジョブチケットをアクティビティコンポーネントAc間で順に受渡しすることによって、工程フローで指定された最初の工程から最後の工程までを実行する。ジョブチケットの受け渡しをする際には、注文受付装置42またはフィルムスキャナ48等の入力機から入力された画像も一緒に受け渡しをする。
上記は、オーダ実行指示部22においてオペレータからの指示を受けて、ジョブ実行要求が行われる例である。これに対し、自動実行処理を行う自動実行オーダの場合には、オペレータの操作がなされることなく、スケジューリングされた処理開始時刻になるなどの適当な契機によって、自動的に、オーダ管理部20からアクティビティレイヤ16のアクティビティコンポーネントAcに対してジョブ実行要求が発行される。
このようにして、ジョブチケットに従って各処理工程が施され、処理工程が全て終了すると、最後に、ワークフローサーバ26が、アクティビティコンポーネントAcから送られた作業の完了通知を受けて、生産処理結果であるジョブチケットを、生産実績80として生産情報データベース30に保存する(図3のステップS6)。この際、プリント枚数などの、生産した製品に関する情報も、ワークフローサーバ26に伝達される。
このような注文処理システム40によれば、例えば、注文処理システム40に、マグカップへのプリントを実行することのできる第3のプリンタが新たに追加された場合に、第3のプリンタは、自身の能力情報を、装置公開情報として装置公開情報データベース24に登録する。オーダ管理部20は、装置公開情報データベース24から各アクティビティコンポーネントの装置公開情報を取得して、これを基にリストを作成し、注文受付装置42に送る。この時、装置公開情報のリストには、出力内容として「マグカップ」の項目が新たに加えられたものとなる。
注文受付装置42において、画像再生処理注文が開始されると、注文受付装置42では、オーダ管理部20から受け取った装置公開情報のリストを基に、新たに「マグカップ」の項目を含む注文メニューを表示させ、顧客はこれを選択することができる。
なお、装置公開情報のリストの作成は、新たにアクティビティコンポーネントAcが接続された時点で行ってもよいし、注文処理システム40の起動時に行ってもよく、あるいは注文受付装置42において画像再生処理注文が開始された時点で行ってもよい。
上記では、注文処理システムに、新たなアクティビティコンポーネントが追加された場合について説明した。次に、注文処理システムが有している、あるアクティビティコンポーネントが、稼動停止した場合またはシステムから取り外された場合について説明する。
注文処理システム10(40)において、システムが有している各アクティビティコンポーネントが、故障などにより使用不可能な状態になった場合、システムにおいてそれまで受注し、作製していた商品が、作製できなくなる。
このような場合にも、本発明の再生処理サーバを用いる本発明の注文処理システム10(40)は、システムの稼働時に、ワークフローサーバ26が各アクティビティコンポーネントAcの稼動状況の情報を収集監視することにより、システムの能力を迅速かつ容易に注文受付装置42に反映することができる。
アクティビティコンポーネントAcが故障した場合またはシステムから取り外された場合のワークフローサーバ26での処理について、図8を基に詳述する。
ワークフローサーバ26(図1参照)は、図8に示すように、注文処理システム10における各アクティビティコンポーネントの稼動状況を収集監視する機能を受け持つ部分として、全体制御部102と、アクティビティコンポーネント情報監視部104とを有している。これらは、ワークフローサーバ26の内部に配置されている。
アクティビティコンポーネント情報監視部(以下、監視部という)104は、注文処理システム10を構成するアクティビティコンポーネントAcの稼動状況の情報を収集し監視する。注文処理システム10を構成する装置、すなわちワークフローレイヤ14に接続されている複数のアクティビティコンポーネントAc1,Ac2,Ac3,・・・,Acnからなる、アクティビティコンポーネント群106は、注文処理システム10の稼動中、監視部104と定期的に信号受信を行っている。
いずれかのアクティビティコンポーネントAcが故障状態になった場合には、監視部104は、例えば、定期的に送信されてくるはずの応答信号が入力されないことにより、そのアクティビティコンポーネントAcの故障を検知する。
あるアクティビティコンポーネントAcからの応答信号が一定時間入力されない場合、監視部104は、さらに、該当するアクティビティコンポーネントAcへ問い合わせ信号を送信し、無応答であることを確認する。この確認の後、監視部104は、そのアクティビティコンポーネントAcが故障していることを全体制御部102へ通知する。
装置が取り外され、アクティビティコンポーネントAcが非接続状態となった場合も、同様にして、監視部104がそれを検知して全体制御部102へ通知する。
全体制御部102は、監視部104からアクティビティコンポーネントAcの故障が通知されると、装置公開情報データベース24内の、故障したアクティビティコンポーネントの装置公開情報に、故障中であることを示す情報を追加して、装置公開情報を更新する。オーダ管理部20は、装置公開情報データベース24が更新されると、故障したアクティビティコンポーネントを除いたアクティビティコンポーネント群106について、装置公開情報のリストを再作成して、これを注文受付装置42に送信する。
注文受付装置42では、更新された装置公開情報のリストに基づき、注文受付画面の表示内容を更新する。これにより、例えば、マグカッププリントを出力する能力を持つアクティビティコンポーネントが故障した場合は、装置公開情報のリストには、マグカッププリントは含まれていないので、注文受付装置42は、図5に示した場合と同様に、オーダ種別選択領域92において、「マグカッププリント」の項目の文字や背景の色をグレーで表示して、選択不可能な状態とすることにより、顧客や店員が注文できないようにする。
また、全体制御部102は、故障信号を外部へ出力することにより、その装置の故障を外部へ通報し、警報音やモニタ表示により、そのアクティビティコンポーネントの故障をオペレータに知らせる。それとともに、例えば、マグカッププリントを出力する能力を持つアクティビティコンポーネントが故障した場合は、全体制御部102は、マグカッププリントの注文を受け付けられない旨の情報を注文受付装置42へ出力する。注文受付装置42では、注文受付画面を表示する際に、受付不可能となったマグカッププリントのオーダについて、「ただ今、マグカッププリントは都合によりサービスを中止しております」といった音声メッセージやモニタ表示を出す。これにより、故障中のアクティビティコンポーネントによるサービスが中止されており、受付が不可能であることを、ユーザに知らせることができる。
このように、ワークフローサーバ26において、各アクティビティコンポーネントの稼動状況を監視する機能を有することにより、アクティビティコンポーネントの故障などによって、システムで実行可能なオーダに変更が生じた場合であっても、システムの能力を迅速かつ容易に、注文受付装置42に送信し、注文受付画面90に反映させることができる。
なお、このような構成を採用する場合には、アクティビティコンポーネントの追加にも、同様の方法により対応することができる。
すなわち、新たなアクティビティコンポーネントAcが接続された場合には、監視部104は、新たな応答信号を受信することにより、そのアクティビティコンポーネントAcの追加を検知して全体制御部102へ通知する。全体制御部102は、監視部104からアクティビティコンポーネントAcの追加が通知されると、装置公開情報データベース24内を参照して、追加されたアクティビティコンポーネントを含むアクティビティコンポーネント群106について、装置公開情報のリストを再作成して、これを注文受付装置42に送信する。
注文受付装置42では、上記の例と同様にして、更新された装置公開情報のリストに基づき、注文受付画面の表示内容を更新する。これにより、注文受付装置42は、オーダ種別選択領域92(図5および6)において、追加されたアクティビティコンポーネントAcによるオーダの項目を選択肢として追加表示することにより、顧客や店員が注文を行うことができるようにすればよい。
すなわち、ワークフローサーバ26は、アクティビティコンポーネント群106からの故障信号または新たな信号を受信することにより、あるいは信号の不在により、アクティビティコンポーネント群106の変更を検知したときに、新たな能力情報に基づいて装置公開情報のリストを作成し、注文受付装置42に送信すればよい。
以上、詳述したように、本発明の再生処理サーバを用いる本発明の注文処理システムでは、ワークフローサーバが各アクティビティコンポーネントの装置公開情報を参照して、システム全体で処理可能な能力を示す装置公開情報のリストを作成し、注文受付装置においては、このリストを基に注文メニューの表示を行う。これにより、既存のシステムに対して、既存のシステムを構成する装置にはない新たな処理を実行可能なアクティビティコンポーネントが追加された場合や、システムが有するアクティビティコンポーネントが故障した場合など、システム内の装置(アクティビティコンポーネント)構成に変更があった場合に、注文受付装置側では、システムを構成するアクティビティコンポーネントの変更を意識することなく、システムの能力を迅速かつ容易に注文受付装置に反映することができ、直ちにユーザに新たなサービスを提供することができる。
以上、本発明の再生処理サーバおよびこの再生処理サーバを用いる本発明の注文処理システムについて詳細に説明したが、本発明は上記種々の実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明の再生処理サーバを用いる本発明の注文処理システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 システム構成例のブロック図である。 本発明の実施形態における注文処理の流れを示す図である。 装置公開情報のリストの一例を示す図である。 注文受付画面の一例を示す図である。 注文受付画面の他の一例を示す図である。 ジョブチケットテンプレートの例を示す図である。 アクティビティコンポーネントの稼動状況を監視する機能の構成を示す概念図である。
符号の説明
10、40 注文処理システム
12 注文受付部
14 ワークフローレイヤ
16 アクティビティレイヤ
20 オーダ管理部
22 オーダ実行指示部
24 装置公開情報データベース
26 ワークフローサーバ
28 オーダ情報データベース
30 生産情報データベース
32 テンプレートデータベース
42 注文受付装置
44 ワークフロー管理装置(第1の画像編集装置)
46 第2の画像編集装置
48 フィルムスキャナ
50、52 プリンタ
Ac、54、56、58、60、62、64、66 アクティビティコンポーネント
70 オーダ情報
72 ジョブチケットテンプレート
74、76 装置公開情報
78 ジョブチケット
80 生産実績
90 注文受付画面
92 オーダ種別選択領域
94 詳細設定領域
96 画像選択領域
102 全体制御部
104 アクティビティコンポーネント情報監視部
106 アクティビティコンポーネント群

Claims (6)

  1. 注文受付部からの注文情報に基づいて画像の再生処理を実行する実行部に接続され、前記実行部における再生処理の実行を管理する再生処理サーバであって、
    前記実行部は、前記再生処理に要する複数の工程のうち1以上の工程を実行する複数のコンポーネントを有し、
    前記再生処理サーバは、前記複数のコンポーネントの能力情報を取得して、受付可能な処理の情報として前記注文受付部に送信することを特徴とする再生処理サーバ。
  2. 前記能力情報を定期的に収集監視し、前記能力情報に変化があったことを検知したときに、前記能力情報を新たに取得して、前記受付可能な処理の情報として前記注文受付部に送信することを特徴とする請求項1に記載の再生処理サーバ。
  3. 前記複数のコンポーネントから、各コンポーネントの稼動状況の情報を定期的に取得し、前記稼動状況の情報により前記コンポーネントの異常を検知したときは、そのコンポーネントによる処理が受付不可能である旨の情報を前記注文受付部に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の再生処理サーバ。
  4. 入力画像および入力画像の再生注文の入力を受け付ける注文受付部と、
    前記再生処理注文に応じた再生処理の実行を管理する再生処理サーバと、
    前記再生処理に要する複数の工程のうち1以上の工程を実行する複数のコンポーネントとを有し、
    前記再生処理サーバは、前記コンポーネントの能力情報を取得して前記注文受付部に送信し、
    前記注文受付部は、前記再生処理サーバから受信した前記能力情報を基に、ユーザに前記コンポーネントにより提供可能な再生処理の種類の選択肢を提示する注文処理システム。
  5. 前記再生処理サーバは、前記複数のコンポーネントの能力情報を収集監視する装置監視部を有し、前記装置監視部が前記能力情報に変化があったことを検知したときに、前記能力情報を新たに取得して、前記受付可能な処理の情報として前記注文受付部に送信し、
    前記注文受付部は、新たに受信した前記能力情報を基に、ユーザに提示する前記選択肢を更新することを特徴とする請求項4に記載の注文処理システム。
  6. 前記再生処理サーバは、前記複数のコンポーネントの稼動状況の情報を収集監視する装置監視部を有し、前記装置監視部が前記稼動状況の情報により前記コンポーネントの異常を検知したときに、そのコンポーネントによる処理が受付不可能である旨の情報を前記注文受付部に送信し、
    前記注文受付部は、受信した前記受付不可能である旨の情報を基に、ユーザに提示する前記選択肢のうち、受付不可能な前記再生処理の種類を、非表示または選択不可表示とすることを特徴とする請求項4または5に記載の注文処理システム。
JP2006282631A 2006-10-17 2006-10-17 再生処理サーバおよび注文処理システム Withdrawn JP2008102601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006282631A JP2008102601A (ja) 2006-10-17 2006-10-17 再生処理サーバおよび注文処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006282631A JP2008102601A (ja) 2006-10-17 2006-10-17 再生処理サーバおよび注文処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008102601A true JP2008102601A (ja) 2008-05-01

Family

ID=39436906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006282631A Withdrawn JP2008102601A (ja) 2006-10-17 2006-10-17 再生処理サーバおよび注文処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008102601A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012141717A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Canon Marketing Japan Inc ワークフロー制御装置、ワークフロー制御システム、ワークフロー制御方法、プログラムおよび記録媒体。
JP2012181777A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Ricoh Co Ltd 印刷管理プログラム、印刷管理装置、印刷管理方法及び印刷システム
JP2013136423A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Jfe Steel Corp 物品管理装置
JP2013228803A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ワークフロー管理システム、ワークフロー管理方法、サービス状態管理装置、及びワークフロー管理装置
JP2017211940A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 キヤノン株式会社 画像処理システム及び画像処理方法
JP2020102064A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社日立システムズ 作業自動指示システム、方法及びプログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012141717A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Canon Marketing Japan Inc ワークフロー制御装置、ワークフロー制御システム、ワークフロー制御方法、プログラムおよび記録媒体。
JP2012181777A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Ricoh Co Ltd 印刷管理プログラム、印刷管理装置、印刷管理方法及び印刷システム
JP2013136423A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Jfe Steel Corp 物品管理装置
JP2013228803A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ワークフロー管理システム、ワークフロー管理方法、サービス状態管理装置、及びワークフロー管理装置
JP2017211940A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 キヤノン株式会社 画像処理システム及び画像処理方法
JP2020102064A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社日立システムズ 作業自動指示システム、方法及びプログラム
JP7359544B2 (ja) 2018-12-25 2023-10-11 株式会社日立システムズ 作業自動指示システム、方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3832624B2 (ja) プリンタ共有管理プログラムとプリンタ共有管理システム
JPH11102035A (ja) 写真プリント注文受付装置
JP2008102601A (ja) 再生処理サーバおよび注文処理システム
JP4186657B2 (ja) 印刷ジョブ作成装置およびジョブ管理装置並びにこれらを備える印刷ジョブ管理システム
JP3731737B2 (ja) デジタル画像受付装置
JP2007164507A (ja) 注文処理システム
US20090279120A1 (en) Printing system and method for indicating the print status of at least one image of a print sequence
JP2006227833A (ja) ジョブ割当制御装置及び方法
JP3671893B2 (ja) デジタル画像受付装置
JP2008097106A (ja) 注文処理システム
JP3740919B2 (ja) デバイス制御装置、ユーザインターフェイス表示方法およびユーザインターフェイスを表示させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体
JP2008129853A (ja) 再生処理サーバおよび注文処理システム
JP2008117047A (ja) 再生処理サーバおよび注文処理システム
JP2003118210A (ja) デジタル画像受付装置
US20120033537A1 (en) Copy station
JP2007087042A (ja) 印刷ジョブ管理システム
JP2008117133A (ja) 管理システムおよびそれを用いる注文処理システム
JP2003296071A (ja) デジタルプリント注文受け付けシステム
JP4427746B2 (ja) プリント処理システム
JP2005004459A (ja) 画像出力処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像管理装置、画像印刷出力装置およびネットワークを用いた画像管理システム
JP2007272719A (ja) 写真処理システム
JP2004177577A (ja) 写真プリント装置
JP2003300361A (ja) 画像形成装置および画像形成装置ネットワークシステム
JP2003076775A (ja) プリントシステム
JP2002094909A (ja) デジタル写真画像の集中プリントシステム、デジタル写真画像の集中プリントプログラムを記録した媒体およびデジタル写真画像の集中プリント方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080722

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100105