JP2005004459A - 画像出力処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像管理装置、画像印刷出力装置およびネットワークを用いた画像管理システム - Google Patents
画像出力処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像管理装置、画像印刷出力装置およびネットワークを用いた画像管理システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ネットワーク等を用いて画像を転送しこの画像を印刷出力する上で、特に、転送後の画像の機密を維持し、画像の2次利用を防止できること。
【解決手段】フォトシェアリングサイト102の画像データベース112に格納された画像は、端末装置100により、閲覧や、画像をミニラボ105から印刷出力させるための注文が行える。注文時、フォトシェアリングサイト102の管理サーバ111は、ミニラボ105の注文処理部121に対し、選択された画像の複製を一時格納し、この複製画像を転送に用いる。ミニラボ105の注文処理部121は、転送された画像を一時格納した後、ミニラボ出力機123から印刷出力する。印刷出力の終了時、注文処理部121は、一時格納の画像を削除し、管理サーバ111に削除要求する。管理サーバ111は、この削除要求に応じて複製画像を削除する。
【選択図】 図1
【解決手段】フォトシェアリングサイト102の画像データベース112に格納された画像は、端末装置100により、閲覧や、画像をミニラボ105から印刷出力させるための注文が行える。注文時、フォトシェアリングサイト102の管理サーバ111は、ミニラボ105の注文処理部121に対し、選択された画像の複製を一時格納し、この複製画像を転送に用いる。ミニラボ105の注文処理部121は、転送された画像を一時格納した後、ミニラボ出力機123から印刷出力する。印刷出力の終了時、注文処理部121は、一時格納の画像を削除し、管理サーバ111に削除要求する。管理サーバ111は、この削除要求に応じて複製画像を削除する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークを用いて画像の閲覧や出力が行える画像管理システムにかかり、特に、閲覧した画像に対する注文によってミニラボの店舗から画像の印刷出力を行う場合に、画像の機密を維持して印刷出力できる画像出力処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像管理装置、画像印刷出力装置およびネットワークを用いた画像管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラやブロードバンドの急速な普及により、デジタル画像出力サービスへのニーズが急速に高まってきている。このような背景により、近年、フォトシェアリング(あるいはプリントシェアリング)と呼称されるサービスが行われるようになってきている。このプリントシェアリングサービスとは、デジタルカメラ等で撮影した画像をネットワークを介してシェアリングサイトのサーバに格納保持可能な基本構成を有している。このシェアリングサイトに格納保持された画像は、ネットワークを介して第3者を含めた閲覧の共有が可能である。フォトシェアリングサービスでは、このほかに、画像編集や画像出力が行えるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−244827号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記フォトシェアリングサービスを用いた画像出力は、自宅に設置された汎用のプリンタを用いる想定であるため、画像出力可能な印刷サイズがA4〜A3サイズ程度までに限定されていた。A3サイズを超えるなど、大判サイズの画像出力が必要なときや、より高精度な画像品質を得るときには、DPE等の専門業者に任せる必要があった。
【0005】
ところで、DPEの注文を受け付ける注文受付サーバを設置し、ネットワークを介して上記のシェアリングサイトのサーバに接続することにより、ネットワークを介して注文受付サーバが注文を受け付け、DPEの店舗で画像出力を可能にした注文システムが提案されている。また、店舗には、ミニラボと称される、カラーフィルムの現像とそのプリントを店頭で行う画像印刷出力装置が設置されるようになっている。この画像印刷出力装置は、主に、カラー感光材料の処理で、フィルムの現像から、プリント仕上げまでを、非熟練作業者でも簡易迅速に処理作業ができるように設計されている。このようなミニラボにおいても、上記画像の出力をより簡単に行えることが要望されてきている。
【0006】
また、上述のような、ネットワークを用いた注文システムにおける機密維持は、ネットワーク上で送信される画像を暗号化技術等で保護したり、保存管理している画像をIDやパスワードでアクセス制限する程度であった。このため、注文によって注文受付サーバに蓄えられた後の画像の機密を確保することができず、データ状態の画像が不正に2次利用される等のおそれがあった。
【0007】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ネットワーク等を用いて画像を転送しこの画像を印刷出力する上で、特に、転送後の画像の機密を維持し、画像の2次利用を防止できる画像出力処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像管理装置、画像印刷出力装置およびネットワークを用いた画像管理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる画像出力処理方法は、画像の印刷出力の要求発生に基づき、前記画像の複製画像を作成する複製工程と、前記複製画像を印刷手段に送信する送信工程と、前記印刷手段に送信された前記複製画像の印刷出力を行う印刷出力工程と、前記印刷出力の終了を検出する印刷終了検出工程と、前記印刷終了検出工程による印刷出力の終了に基づき、前記複製工程で複製された前記複製画像を削除する削除工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
この請求項1の発明によれば、画像の印刷出力時には、この画像の複製が作成され、複製した画像を送信し印刷出力を行う。そして、印刷出力が終了すると、複製画像を削除するため、オリジナルな画像に対する編集や加工を行わずオリジナルの画像状態を保持し続けることができる。転送後の画像は、印刷終了によって削除されるため、印刷出力した画像の2次利用を防ぐことができ、画像の機密を維持することができる。
【0010】
また、請求項2の発明にかかる画像出力処理方法は、画像を格納保持している画像管理装置からネットワークを介して接続された画像印刷出力装置に対して前記画像を送信し、印刷出力するための画像出力処理方法であって、前記画像管理装置が格納保持している任意の前記画像の印刷出力の要求発生に基づき、該画像管理装置が格納保持している画像の複製画像を作成し、該複製画像を画像管理装置に一時格納する複製工程と、前記複製画像を前記画像印刷出力装置に送信し、該画像印刷出力装置に格納する送信工程と、前記画像印刷出力装置に格納された前記複製画像の印刷出力を行う印刷出力工程と、前記印刷出力の終了を検出する印刷終了検出工程と、前記印刷終了検出工程による印刷出力の終了に基づき、前記画像管理装置の一時格納された前記複製画像と、前記画像印刷出力装置に格納された前記複製画像をそれぞれ削除する削除工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
この請求項2の発明によれば、画像の印刷出力時には、画像管理装置では画像の複製が作成され、複製した画像をネットワークを介して画像印刷出力装置に送信し印刷出力を行う。そして、印刷出力が終了すると、ネットワーク接続された画像管理装置および画像印刷出力装置に格納してある複製画像をそれぞれ削除するため、ネットワークを介して送信した画像の送信元および受信先それぞれの画像を削除することができ、画像の2次利用を防ぐことができ、画像の機密を維持することができる。
【0012】
また、請求項3の発明にかかる画像出力処理方法は、請求項1または2のいずれか一つに記載の発明において、前記画像は、印刷出力用の画像データと、該印刷出力に必要な印刷情報を含み、前記複製工程は、前記画像データと前記印刷情報をいずれも複製し、前記削除工程は、前記画像データと前記印刷情報をいずれも削除することを特徴とする。
【0013】
この請求項3の発明によれば、ネットワークを介して送受された画像と、この画像を印刷出力するための印刷情報をいずれも削除するため、印刷出力後に画像に付随する情報を含めて削除でき、機密をより向上できるようになる。
【0014】
また、請求項4の発明にかかる画像出力処理方法は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記削除工程は、前記印刷終了検出工程による印刷出力の終了に基づき、前記画像管理装置に一時格納された前記複製画像と、前記画像印刷出力装置に格納された前記複製画像をそれぞれ削除対象に設定した後、前記削除工程による削除要求に基づき、前記削除対象の複製画像を削除することを特徴とする。
【0015】
この請求項4の発明によれば、画像の削除を段階を有して削除することができ、削除にかかる処理を円滑に実行できるようになる。
【0016】
また、請求項5の発明にかかるプログラムは、前記請求項1〜4のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
この請求項5の発明によれば、コンピュータを用いて請求項1〜4のいずれか一つに記載された方法を実行できるようになる。
【0018】
また、請求項6の発明にかかるプログラムは、請求項5に記載の発明において、プログラムの起動終了時に、前記複製画像を含む該プログラムが使用したワークエリアのデータを削除することを特徴とする。
【0019】
この請求項6の発明によれば、プログラムの終了に合わせて画像の削除を行うため、より画像の機密を維持できるようになる。
【0020】
また、請求項7の発明にかかる画像管理装置は、画像を格納保持し、該画像の印刷出力時にネットワークを介して接続された画像印刷出力装置に前記画像を送信し、印刷出力させるための画像管理装置であって、前記画像を格納保持する画像データベースと、前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記画像データベースに格納してある画像の複製画像を作成し、該複製画像を一時格納領域に一時保存する管理手段と、前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記一時格納領域に保存した前記複製画像を前記画像印刷出力装置に送信する送信手段とを備え、前記管理手段は、前記画像印刷出力装置による印刷出力の終了に基づき、前記一時領域に保存した前記複製画像を削除することを特徴とする。
【0021】
この請求項7の発明によれば、画像管理装置は、画像の印刷出力時に画像の複製を作成して一時格納し、この複製画像を画像印刷出力装置に転送し印刷を行う。画像印刷出力装置は、転送された画像を格納し、複製画像を用いた印刷出力を行う。印刷終了時には、格納した画像と、画像管理装置が一時格納した画像を削除する。このように、印刷に用いた画像は、印刷終了によって適切な時期に削除されるため、印刷出力した画像の2次利用を防ぐことができ、画像の機密を維持することができる。
【0022】
また、請求項8の発明にかかる画像管理装置は、請求項7に記載の発明において、前記画像データベースの画像を前記ネットワークを介して公開するシェアリングサイトに設置され、前記シェアリングサイトにアクセスしたユーザの端末装置から送信される前記画像の印刷出力の印刷要求に基づき、前記印刷出力の要求を生成することを特徴とする。
【0023】
この請求項8の発明によれば、シェアリングサイトとして公開した画像に対してユーザの端末装置からネットワークを介して容易に印刷出力を要求でき、シェアリングサイトのサービス向上を図ることができる。
【0024】
また、請求項9の発明にかかる画像印刷出力装置は、印刷出力する際に送信元の装置から送信された画像を保持し、印刷出力する画像印刷出力装置であって、前記送信された画像を一時格納する画像格納手段と、前記画像を印刷出力する画像出力手段と、前記送信された画像を前記画像格納手段に一時格納した後、前記画像出力手段から印刷出力させる処理手段と、前記画像出力手段による印刷出力の終了に基づき、前記送信元の装置に対し、該送信元の装置が一時保存した前記画像の削除要求を行うことを特徴とする。
【0025】
この請求項9の発明によれば、画像の印刷出力終了によって、印刷出力に用いた画像を削除するとともに、送信元の画像の削除要求を行うため、印刷出力後において不要な画像を削除し、画像の機密を維持できるようになる。
【0026】
また、請求項10の発明にかかる画像印刷出力装置は、請求項9に記載の発明において、ネットワークを介して画像を管理する画像管理装置に対し、遠隔地に複数台設置され、前記画像管理装置から送信される前記画像には、前記画像印刷出力装置の指定が含まれ、該指定された画像印刷出力装置から前記画像が印刷出力されることを特徴とする。
【0027】
この請求項10の発明によれば、画像管理装置から遠隔地の場所で画像を印刷出力することができるようになり、画像の印刷出力の利便性を向上できる。
【0028】
また、請求項11の発明にかかる画像印刷出力装置は、請求項10に記載の発明において、前記画像の印刷出力の履歴を格納保持する納品情報保持手段を備えたことを特徴とする。
【0029】
この請求項11の発明によれば、画像の印刷出力の履歴を知ることができ、印刷出力の管理を行えるようになる。
【0030】
また、請求項12の発明にかかるネットワークを用いた画像管理システムは、画像を格納保持している画像管理装置からネットワークを介して接続された画像印刷出力装置に対して前記画像を送信し、印刷出力するための画像管理システムであって、前記画像管理装置は、前記画像を格納保持する画像データベースと、前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記画像データベースに格納してある画像の複製画像を作成し、該複製画像を一時格納領域に一時保存する管理手段と、前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記一時保存した前記複製画像を前記画像印刷出力装置に送信する送信手段とを備え、前記画像印刷出力装置は、前記送信された画像を印刷出力用として格納する画像格納手段と、前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記画像格納手段に格納された画像の印刷出力を行う印刷出力手段と、前記印刷出力手段による印刷出力の終了を検出して、前記画像管理装置に一時保存した前記複製画像と、前記画像格納手段に格納された前記複製画像をそれぞれ削除する処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0031】
この請求項12の発明によれば、ネットワークを介して画像の印刷出力を行う際に、印刷終了後における画像の2次利用を防止できるようになる。特に、画像管理装置に対して、画像印刷出力装置が遠隔地に複数設置された場合であっても、各画像印刷出力装置に格納された画像を適切な時期に削除することができるとともに、画像の送信元である画像管理装置に一時保存してある画像を削除するため、ネットワーク上である画像の印刷出力に関わり、この画像をやりとりした装置全てに対する画像の機密維持を徹底できるようになる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像出力処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像管理装置、画像印刷出力装置およびネットワークを用いた画像管理システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0033】
図1は、この発明が適用されるフォトシェアリングサービスを説明するための全体システムを示す概要図である。自宅等に設置されたパーソナル・コンピュータ(PC)等の端末装置100(100a〜100n)は、インターネット等のネットワーク101を介してフォトシェアリングサイト102にアクセス可能に構成されている。
【0034】
フォトシェアリングサイト102は、上述したフォトシェアリングの機能を実現するための管理サーバ111と、画像を格納保持する画像データベース(DB)112からなる。デジタルカメラ等で撮影した画像は、端末装置100、ネットワーク101を介してフォトシェアリングサイト102の管理サーバ111に転送され、管理サーバ111は、予め付与したID等の識別番号別にユーザ(PC)別の画像格納領域を画像データベース112に割り当てて格納する。各ユーザは、IDと暗証番号等を用いた認証により、画像データベース112に格納保持された画像にアクセスすることができる。
【0035】
管理サーバ111は、端末装置100の要求に応じて画像のアップロードや、閲覧、画像の編集、加工および削除等にかかる処理を実行する。そして、画像データベース112に格納された画像は、この画像を保有するユーザが閲覧許可した他のユーザの端末装置100に対しても、ID、パスワード等の付与により、閲覧を共有させるシェアリング機能を有している。
【0036】
加えて、画像をアルバム(サムネイル)形式で一覧表示する機能や、サイズや色調の補正の機能や、ユーザの端末装置100に対して印刷用の画像を転送出力する機能や、画像に加工を施しグリーティングカード(eカードと呼称される)を作成し、他のユーザの端末装置100に対し電子メール等で通知し、閲覧させる機能や、モーフィングと呼称されている顔面画像の特殊加工等の機能等、を有している。このほか、後述するが、ミニラボ(画像印刷出力装置)105へのプリント(印刷出力)注文にかかる処理機能等がある。
【0037】
フォトシェアリングサイト102に対するアクセスは、PC等の端末装置100に限らず、携帯電話機103を介しても同様に行える。携帯電話機103は、画像アップローダ(例えば、Java(R)アプリケーション)を用いて、デジタルカメラで撮影した画像を携帯電話機103を介してアップロードすることができる。また、携帯電話機103にデジタルカメラが内蔵されたものであれば、直接、この携帯電話機103から画像をアップロードすることもできる。
【0038】
注文受付サーバ104は、フォトシェアリングサイト102に格納保持された画像に対し、端末装置100あるいは携帯電話機103から画像出力(印刷)の注文要求時時における注文の受け付けと、ミニラボ105に対する印刷出力に関する注文情報の送受を行う。なお、後述するが、フォトシェアリングサイト102に設けられた管理サーバ111をフロントエンドシステムとして配置し、この注文受付サーバ104は、バックエンドシステムとして配置してなる。この注文受付サーバ104は、上記注文受付処理に関する処理を分担して行う。
【0039】
ミニラボ(画像印刷出力装置)105は、注文受付サーバ104との間での注文情報の送受に基づき、フォトシェアリングサイト102に格納保持された画像の転送を受けてこの画像の印刷出力を行う。なお、注文受付サーバ104は、上記バックエンドシステムであるため、ミニラボ105に対する注文情報の送受は、フロントエンドシステムとしての管理サーバ111を介して行う(詳細は後述する)。このミニラボ105は、図示のように、複数(105a〜105n)設置される。このミニラボ105は、フォトシェアリングサイト102の設置個所から離れた遠隔地の店舗に設置されるものであり、画像の印刷出力を要求したユーザが任意の店舗を指定して受け取ることができるようになっている。
【0040】
このミニラボ(画像印刷出力装置)105は、注文受付サーバ104との間で送受した注文情報と、管理サーバ111から転送された画像に基づき、注文を受け付けた画像の印刷出力を実行する注文処理部121と、注文受付後にフォトシェアリングサイト102から転送された画像を格納する画像格納部122と、ミニラボ出力機123からなる。
【0041】
注文発生時、管理サーバ111は、画像データベース112に格納保持された画像のコピー(複製画像)を作成し、この画像を図示しない一時格納領域に一時的なバックアップ用画像として格納するとともに、ネットワーク101を介してミニラボ105の画像格納部122に転送する。
【0042】
画像注文時の注文内容には、印刷枚数、サイズと共に、画像出力(印刷)を受け取る店舗(ミニラボ)の情報が含まれており、注文受付サーバ104は、該当するミニラボ(105a〜105nのいずれか)に設置されたミニラボ出力機123に対して、必要なサイズおよび枚数の注文情報を送信し、画像の印刷出力を実行させる。
【0043】
この発明では、ミニラボ105に設置されるミニラボ出力機123として、インクジェット技術を用いて画像を印刷出力するプリンタによって構成されている。前述したように、一般家庭でのプリンタによれば、A3程度までのサイズの印刷が高品質で簡単に行えるようになっている。このため、一般家庭での印刷出力と差別化するために、このミニラボ出力機123を構成しているプリンタは、A3〜A0程度の大判印刷が可能なインクジェットプリンタが用いられる。より詳細に説明すると、このミニラボ出力機123として用いるインクジェットプリンタは、マッハジェット(R)と呼称されている技術を用い、圧電素子に電圧を加えて振動させ、インクに圧力を加えることにより水鉄砲の如くインクを射出させて画像を形成させるものである。
【0044】
このように、ミニラボ105に設置されたミニラボ出力機123を構成しているインクジェットプリンタは、省スペースおよび低価格であるため、従来のDPEサービスや従来のミニラボ(現像や焼き付け等の処理を含む装置)の設置が難しかった店舗にも容易に設置できるものである。また、現像液等を使用しない技術(ドライミニラボ)であるため、地球環境の保全にも貢献できる。
【0045】
図2は、この発明にかかるネットワークを用いた画像管理システムのハードウエア構成を示すブロック図である。図2において、201は装置全体を制御するCPUを、202は基本入出力プログラムを記憶したROMを、203はCPU201のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。また、204はCPU201の制御にしたがってHD(ハードディスク)205に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、205はHDD204の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDをそれぞれ示している。
【0046】
また、206はCPU201の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)207に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フレキシブルディスクドライブ)を、207はFDD206の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。また、208はカーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像等の各種データを表示するディスプレイを、209は通信ケーブル210を介してネットワーク101に接続され、このネットワーク101とCPU201とのインターフェース(I/F)として機能するネットワークボードを、それぞれ示している。
【0047】
また、211は文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えたキーボードを、212は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行うマウスを、それぞれ示している。また、213は文字や画像を光学的に読み取るスキャナを、214はCPU201の制御にしたがって文字や画像を印刷するプリンタを、215は着脱可能な記録媒体であるCD/DVDディスクを、216はCD/DVDディスク215に対するデータのリードを制御するディスクドライブを、200は上記各部を接続するためのバスを、それぞれ示している。
【0048】
図1に示す管理サーバ111は、図2におけるROM202,RAM203,CD/DVDディスク215およびディスクドライブ216等に記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。また、図1に示す管理サーバ111が各端末装置100(および携帯電話機103)と接続し、データ送受する具体的構成は、図2に示したI/F209によって実現される。
【0049】
同様に、図1に示す注文受付サーバ104についても、管理サーバ111と同様、図2に記載された各機能を有しており、ROM202,RAM203,CD/DVDディスク215およびディスクドライブ216等に記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。また、図1に示す注文受付サーバ104が管理サーバ111と接続し、データ送受する具体的構成は、図2に示したI/F209によって実現される。
【0050】
同様に、図1に示す注文処理部121についても、管理サーバ111と同様、図2に記載された各機能を有しており、ROM202,RAM203,CD/DVDディスク215およびディスクドライブ216等に記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。また、図1に示す注文処理部121が管理サーバ111(および注文受付サーバ104)と接続し、データ送受する具体的構成は、図2に示したI/F209によって実現される。
【0051】
次に、上記構成における画像出力注文時の処理内容について詳細に説明する。図3は、上記構成による画像出力注文時の処理内容を説明するためのブロック図である。
【0052】
フォトシェアリングサイト102には、上述した管理サーバ111の他に、注文受付サーバ104と、ミニラボ105との間で上記注文情報を電子メールを用いて送受するためのメールボックス113を有している。メールボックス113を利用した電子メールの送受は、所定のプロトコル、例えば受信プロトコルはPOP3、送信プロトコルはSMTPが用いられる。また、管理サーバ111と、注文受付サーバ104と、注文処理部121との間は、印刷出力する画像と、注文情報をweb画面上で操作するために、所定のプロトコル(例えばHTTPSによる暗号化されたHTML)によるデータ送受が行われる。
【0053】
ミニラボ105には、上述した注文処理部121と、画像格納部122と、ミニラボ出力機123の他に、注文状態を表示する表示部124と、操作用の操作部125が設けられている。
【0054】
次に、上記の図3と、図4の注文処理全体の流れを示すフローチャートを用いて、注文処理の流れを説明する。図4の横軸には、ミニラボ105に設置された注文処理部121の注文処理にかかる「状態」と、表示部124と、ミニラボ出力機123と、フォトシェアリングサイトに設けられる管理サーバ111(および注文受付サーバ104)とがそれぞれ配列されている。縦軸には、横軸に記載した各構成部の間における注文情報と、画像のやりとりが時系列に記載されている。
【0055】
図中縦軸に示すように、注文処理部121の注文処理にかかる「状態」は、新規D1→注文受付D2→印刷出力D3→印刷出力終了D4→終了D5の順に遷移する。
【0056】
以下、遷移する各「状態」について順に説明する。はじめに、フォトシェアリングサイト102にアクセス許可されたユーザが、閲覧した画像の印刷出力を要求したとき、注文受付サーバ104は、注文受付のweb画面を管理サーバ111を介してユーザの端末装置100に送出する。ユーザは、端末装置100を用い、注文受付画面上で注文要求を操作入力する。この注文要求は、フォトシェアリングサイト102の注文受付サーバ104に格納される。この注文要求は、上述した必要なサイズおよび枚数等からなる注文情報と、印刷出力対象の一つあるいは複数の画像を指定する情報等からなる。これにより、注文受付サーバ104には、複数の端末装置100を介して複数のユーザからの注文要求が蓄えられることになる。
【0057】
そして、ミニラボ105の店員等の操作者は、注文処理のためのシステム(モニラボシステムと称す)を起動させて、注文処理部121による注文処理が可能な状態にさせる。この後、新規注文の状態を知るために、操作部125を用い、表示部124上に表示されているweb画面上で新規注文獲得操作(ステップS401)を行うと、図3に示したメールボックス113は、注文受付サーバ104に対して注文メールリクエストを行う(ステップS402)。
【0058】
注文受付サーバ104は、注文メールリクエストに対応して上記の注文情報が記載された注文メールを送信する。この注文メールの注文情報は、例えばXML形式で記載され注文メールの添付ファイルとして送信される。注文処理部121は、この注文メールを受信し(ステップS403)、添付解除してから所定のフォルダに格納した後、書式情報を与えるための言語が記載されたスタイルシートを用いてXML形式で記述された注文情報をブラウザ上に展開し表示部124に表示する(ステップS404)。これにより、注文処理部121の「状態」は、新規D1に遷移する。注文情報は、XML形式に限らずHTML形式で記述することもできる。
【0059】
次に、操作者により表示部124に表示された注文情報に対する確認操作が行われると(ステップS405)、注文処理部121は、注文受付サーバ104に対して画像転送要求を行う(ステップS406)。注文受付サーバ104は、この要求を管理サーバ111に転送する。これにより、管理サーバ111は、管理している画像を画像データベース112から注文処理部121に転送する(ステップS407)。
【0060】
この転送処理は、HTTPSプロトコルを用いて機密維持された状態で行われる。管理サーバ111は、画像の転送処理を実行するにあたり、まず、画像データベース112にアクセスして上述した注文情報に該当する1枚あるいは複数枚の画像を読み出し、この画像の複製画像を作成した後に、この複製画像を一時格納領域に一時的なバックアップ用画像として格納する。この一時格納領域は、画像データベースの一部に設定することもできる。この後、管理サーバ111は、バックアップした複製画像をミニラボ105に転送する。このように、画像データベース112に格納されているオリジナルな画像に対する編集や加工を行わないため、オリジナルな画像の状態を削除要求時まで保持し続けることができる。また、画像の転送不良時の再送用として再度一時格納領域から読み出し、送信することができる。
【0061】
注文処理部121は、転送された画像を画像格納部122に格納する。この画像は、印刷出力用に複製された複製画像であるため、後述するように、機密維持のために最終的(印刷出力終了後)には消去される。注文処理部121は、画像転送が終了すると、管理サーバ111にステータス変更メールを送信する(ステップS408)。これにより、注文処理部121の「状態」は、新規D1→注文受付D2に遷移する。
【0062】
次に、操作者が操作部125を操作することによって画像のサムネイル表示操作を行うと(ステップS409)、注文処理部121は、注文情報に対応した画像を縮小化して表示部124に一覧表示させる。同時に、注文処理部121は、サムネイルファイル作成通知をミニラボ出力機123に送信する(ステップS410)。これにより、ミニラボ出力機123は、画像のサムネイルを印刷出力し、注文処理部121に対してサムネイルファイル印刷出力通知を送信する(ステップS411)。この後、注文処理部121は、転写紙310上に画像の印刷出力(サムネイル出力)が可能となる。
【0063】
そして、操作者が操作部125を用い印刷出力操作を行うと(ステップS412)、同状態が表示部124に表示され、注文処理部121の「状態」は、注文受付D2→印刷出力D3に遷移する。同時に、注文受付サーバ104は、ミニラボ出力機123に対して印刷出力要求を送信する(ステップS413)。この印刷出力要求により、注文受付サーバ104は、画像格納部122に格納されている該当する画像を読み出し、また、注文情報にしたがった印刷枚数およびサイズをミニラボ出力機123に送信する。これにより、ミニラボ出力機123は、転写紙311を用いて各画像を注文情報にしたがった印刷枚数およびサイズで印刷出力し、印刷出力通知を注文処理部121に送信する(ステップS414)。
【0064】
この後、ミニラボ出力機123により注文情報に該当する画像の印刷出力が終了し、操作者が操作部125を用いて印刷出力終了操作を行うと(ステップS415)、注文処理部121は、注文受付サーバ104に対してステータス変更メールを送信し(ステップS416)、注文処理部121の「状態」は、印刷出力D3→印刷出力終了D4に遷移し、注文処理部121は、メールボックス113に対し、画像の印刷出力が完了した印刷完了通知メールを送信する。同時に、注文処理部121は、納品情報を納品データベース312に格納する。納品情報は、印刷実行のログに相当するものであり、注文情報のデータを用いて、これに印刷時刻等を付加して生成される。
【0065】
ミニラボの操作者は、印刷完了通知メールを受信後に、所望した画像の印刷が全て揃っているか確認した後、納品完了操作を行う(ステップS417)。これにより、注文受付サーバ104に対してステータス変更メールを送信し(ステップS418)、注文処理部121の「状態」は、印刷出力終了D4→終了D5に遷移する。これにより、管理サーバ111は、一時格納領域に一時格納していた複製画像を削除キューに入れ、削除待ちとなる。
【0066】
この後、操作者によりバックアップ画像削除操作が行われると(ステップS419)、注文処理部121は、管理サーバ111に対して削除指令し、削除キューに入っていた複製画像を削除する。これにより、フォトシェアリングサイト102において印刷出力のために複製した複製画像が削除される。同時に、画像格納部122に格納されていた印刷用の画像が削除される。
【0067】
この後、ミニラボシステムの動作を終了させるクローズ操作を行うと(ステップS420)、注文処理部121は、印刷出力に用いたワークファイルを削除し、システム全体から印刷出力に必要な画像が削除される。例えば、揮発性メモリ(RAM)等に格納されていたワークファイルに印刷用の画像データが含まれていたとしても、この画像データはミニラボシステムの電源断により消去される。このほか、ミニラボシステムのシステム終了時に自動的にワークファイルを消去する構成としてもよい。
【0068】
図5は、画像の印刷出力時に行われる画像の複製および削除処理を示すフローチャートである。この図5には、図4を用いて上述した全体処理の流れのうち、画像の複製および削除にかかる処理を中心に、ミニラボシステム全体の処理をまとめて記載してある。はじめに、シェアリングサイト102に格納されている画像に対する印刷出力の注文発生を待機し(ステップS501:No)、注文が発生すると(ステップS501:Yes)、管理サーバ112は、画像データベース112に格納されている該当する画像の複製を作成し、一時格納領域に格納する(ステップS502)。この画像は、印刷出力ためにシェアリングサイト102における閲覧対象である元画像のバックアップ(上記バックアップ画像)として複製され、以下の転送等に用いられる。
【0069】
この後、複製画像は、ミニラボ105に転送される(ステップS503)。転送された画像は、注文処理部121により、画像格納部122に格納される。この後、上述したように、ミニラボ105側の注文処理部121は、画像格納部122に格納した画像を用いて印刷出力を行う。印刷出力が完了すると(ステップS504:Yes)、注文処理部121は、管理サーバ111に対して、一時格納領域に格納されている複製の画像を削除させる(ステップS505)。また、ミニラボ105内の画像格納部122に格納した複製画像を削除する(ステップS506)。また、ミニラボシステムの終了時にはワークファイルを削除することにより、このミニラボシステム全体から画像を消去する。
【0070】
以上説明したように、この発明によれば、ミニラボ105において画像を印刷出力するために複製された画像全てを削除することができる。この削除は、ミニラボプリントシステムが実行する上記一連の印刷処理に連動して自動的に実行することができ、画像の削除忘れを防止することができる。この際、ミニラボ105の操作者は、画像(データ)の印刷出力にかかる操作のみ実行でき、この画像を複製する等の操作を受け付けないため、不正な2次利用等を防止できる。
【0071】
なお、上記実施の形態において説明したフォトシェアリングサイト102と、ミニラボ105との間は、前述したインターネット等のネットワーク101を使用するに限らず、他に、専用回線を用いてもよく、画像の転送について、より機密を向上させて行えるようになる。
【0072】
なお、本実施の形態で説明した画像の印刷出力にかかる方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ネットワーク等を利用して画像を印刷出力するとき、転送させ保持した後の画像を印刷処理が終了した後の適切な時期に削除することができるため、画像の機密を維持でき、この画像の2次利用を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるフォトシェアリングサービスの概要を説明するための図である。
【図2】この発明にかかるネットワークを用いた画像管理システムのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図3】画像出力注文時の処理内容を説明するためのブロック図である。
【図4】この発明による注文処理全体の流れを示すフローチャートである。
【図5】画像の印刷出力時に行われる画像の複製および削除処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100(100a〜100n) 端末装置
101 ネットワーク
102 フォトシェアリングサイト
104 注文受付サーバ
105 (105a〜105n) ミニラボ
111 管理サーバ
112 画像データベース
113 メールボックス
121 注文処理部
122 画像格納部
123 ミニラボ出力機
124 表示部
125 操作部
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークを用いて画像の閲覧や出力が行える画像管理システムにかかり、特に、閲覧した画像に対する注文によってミニラボの店舗から画像の印刷出力を行う場合に、画像の機密を維持して印刷出力できる画像出力処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像管理装置、画像印刷出力装置およびネットワークを用いた画像管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラやブロードバンドの急速な普及により、デジタル画像出力サービスへのニーズが急速に高まってきている。このような背景により、近年、フォトシェアリング(あるいはプリントシェアリング)と呼称されるサービスが行われるようになってきている。このプリントシェアリングサービスとは、デジタルカメラ等で撮影した画像をネットワークを介してシェアリングサイトのサーバに格納保持可能な基本構成を有している。このシェアリングサイトに格納保持された画像は、ネットワークを介して第3者を含めた閲覧の共有が可能である。フォトシェアリングサービスでは、このほかに、画像編集や画像出力が行えるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−244827号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記フォトシェアリングサービスを用いた画像出力は、自宅に設置された汎用のプリンタを用いる想定であるため、画像出力可能な印刷サイズがA4〜A3サイズ程度までに限定されていた。A3サイズを超えるなど、大判サイズの画像出力が必要なときや、より高精度な画像品質を得るときには、DPE等の専門業者に任せる必要があった。
【0005】
ところで、DPEの注文を受け付ける注文受付サーバを設置し、ネットワークを介して上記のシェアリングサイトのサーバに接続することにより、ネットワークを介して注文受付サーバが注文を受け付け、DPEの店舗で画像出力を可能にした注文システムが提案されている。また、店舗には、ミニラボと称される、カラーフィルムの現像とそのプリントを店頭で行う画像印刷出力装置が設置されるようになっている。この画像印刷出力装置は、主に、カラー感光材料の処理で、フィルムの現像から、プリント仕上げまでを、非熟練作業者でも簡易迅速に処理作業ができるように設計されている。このようなミニラボにおいても、上記画像の出力をより簡単に行えることが要望されてきている。
【0006】
また、上述のような、ネットワークを用いた注文システムにおける機密維持は、ネットワーク上で送信される画像を暗号化技術等で保護したり、保存管理している画像をIDやパスワードでアクセス制限する程度であった。このため、注文によって注文受付サーバに蓄えられた後の画像の機密を確保することができず、データ状態の画像が不正に2次利用される等のおそれがあった。
【0007】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ネットワーク等を用いて画像を転送しこの画像を印刷出力する上で、特に、転送後の画像の機密を維持し、画像の2次利用を防止できる画像出力処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像管理装置、画像印刷出力装置およびネットワークを用いた画像管理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる画像出力処理方法は、画像の印刷出力の要求発生に基づき、前記画像の複製画像を作成する複製工程と、前記複製画像を印刷手段に送信する送信工程と、前記印刷手段に送信された前記複製画像の印刷出力を行う印刷出力工程と、前記印刷出力の終了を検出する印刷終了検出工程と、前記印刷終了検出工程による印刷出力の終了に基づき、前記複製工程で複製された前記複製画像を削除する削除工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
この請求項1の発明によれば、画像の印刷出力時には、この画像の複製が作成され、複製した画像を送信し印刷出力を行う。そして、印刷出力が終了すると、複製画像を削除するため、オリジナルな画像に対する編集や加工を行わずオリジナルの画像状態を保持し続けることができる。転送後の画像は、印刷終了によって削除されるため、印刷出力した画像の2次利用を防ぐことができ、画像の機密を維持することができる。
【0010】
また、請求項2の発明にかかる画像出力処理方法は、画像を格納保持している画像管理装置からネットワークを介して接続された画像印刷出力装置に対して前記画像を送信し、印刷出力するための画像出力処理方法であって、前記画像管理装置が格納保持している任意の前記画像の印刷出力の要求発生に基づき、該画像管理装置が格納保持している画像の複製画像を作成し、該複製画像を画像管理装置に一時格納する複製工程と、前記複製画像を前記画像印刷出力装置に送信し、該画像印刷出力装置に格納する送信工程と、前記画像印刷出力装置に格納された前記複製画像の印刷出力を行う印刷出力工程と、前記印刷出力の終了を検出する印刷終了検出工程と、前記印刷終了検出工程による印刷出力の終了に基づき、前記画像管理装置の一時格納された前記複製画像と、前記画像印刷出力装置に格納された前記複製画像をそれぞれ削除する削除工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
この請求項2の発明によれば、画像の印刷出力時には、画像管理装置では画像の複製が作成され、複製した画像をネットワークを介して画像印刷出力装置に送信し印刷出力を行う。そして、印刷出力が終了すると、ネットワーク接続された画像管理装置および画像印刷出力装置に格納してある複製画像をそれぞれ削除するため、ネットワークを介して送信した画像の送信元および受信先それぞれの画像を削除することができ、画像の2次利用を防ぐことができ、画像の機密を維持することができる。
【0012】
また、請求項3の発明にかかる画像出力処理方法は、請求項1または2のいずれか一つに記載の発明において、前記画像は、印刷出力用の画像データと、該印刷出力に必要な印刷情報を含み、前記複製工程は、前記画像データと前記印刷情報をいずれも複製し、前記削除工程は、前記画像データと前記印刷情報をいずれも削除することを特徴とする。
【0013】
この請求項3の発明によれば、ネットワークを介して送受された画像と、この画像を印刷出力するための印刷情報をいずれも削除するため、印刷出力後に画像に付随する情報を含めて削除でき、機密をより向上できるようになる。
【0014】
また、請求項4の発明にかかる画像出力処理方法は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記削除工程は、前記印刷終了検出工程による印刷出力の終了に基づき、前記画像管理装置に一時格納された前記複製画像と、前記画像印刷出力装置に格納された前記複製画像をそれぞれ削除対象に設定した後、前記削除工程による削除要求に基づき、前記削除対象の複製画像を削除することを特徴とする。
【0015】
この請求項4の発明によれば、画像の削除を段階を有して削除することができ、削除にかかる処理を円滑に実行できるようになる。
【0016】
また、請求項5の発明にかかるプログラムは、前記請求項1〜4のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
この請求項5の発明によれば、コンピュータを用いて請求項1〜4のいずれか一つに記載された方法を実行できるようになる。
【0018】
また、請求項6の発明にかかるプログラムは、請求項5に記載の発明において、プログラムの起動終了時に、前記複製画像を含む該プログラムが使用したワークエリアのデータを削除することを特徴とする。
【0019】
この請求項6の発明によれば、プログラムの終了に合わせて画像の削除を行うため、より画像の機密を維持できるようになる。
【0020】
また、請求項7の発明にかかる画像管理装置は、画像を格納保持し、該画像の印刷出力時にネットワークを介して接続された画像印刷出力装置に前記画像を送信し、印刷出力させるための画像管理装置であって、前記画像を格納保持する画像データベースと、前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記画像データベースに格納してある画像の複製画像を作成し、該複製画像を一時格納領域に一時保存する管理手段と、前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記一時格納領域に保存した前記複製画像を前記画像印刷出力装置に送信する送信手段とを備え、前記管理手段は、前記画像印刷出力装置による印刷出力の終了に基づき、前記一時領域に保存した前記複製画像を削除することを特徴とする。
【0021】
この請求項7の発明によれば、画像管理装置は、画像の印刷出力時に画像の複製を作成して一時格納し、この複製画像を画像印刷出力装置に転送し印刷を行う。画像印刷出力装置は、転送された画像を格納し、複製画像を用いた印刷出力を行う。印刷終了時には、格納した画像と、画像管理装置が一時格納した画像を削除する。このように、印刷に用いた画像は、印刷終了によって適切な時期に削除されるため、印刷出力した画像の2次利用を防ぐことができ、画像の機密を維持することができる。
【0022】
また、請求項8の発明にかかる画像管理装置は、請求項7に記載の発明において、前記画像データベースの画像を前記ネットワークを介して公開するシェアリングサイトに設置され、前記シェアリングサイトにアクセスしたユーザの端末装置から送信される前記画像の印刷出力の印刷要求に基づき、前記印刷出力の要求を生成することを特徴とする。
【0023】
この請求項8の発明によれば、シェアリングサイトとして公開した画像に対してユーザの端末装置からネットワークを介して容易に印刷出力を要求でき、シェアリングサイトのサービス向上を図ることができる。
【0024】
また、請求項9の発明にかかる画像印刷出力装置は、印刷出力する際に送信元の装置から送信された画像を保持し、印刷出力する画像印刷出力装置であって、前記送信された画像を一時格納する画像格納手段と、前記画像を印刷出力する画像出力手段と、前記送信された画像を前記画像格納手段に一時格納した後、前記画像出力手段から印刷出力させる処理手段と、前記画像出力手段による印刷出力の終了に基づき、前記送信元の装置に対し、該送信元の装置が一時保存した前記画像の削除要求を行うことを特徴とする。
【0025】
この請求項9の発明によれば、画像の印刷出力終了によって、印刷出力に用いた画像を削除するとともに、送信元の画像の削除要求を行うため、印刷出力後において不要な画像を削除し、画像の機密を維持できるようになる。
【0026】
また、請求項10の発明にかかる画像印刷出力装置は、請求項9に記載の発明において、ネットワークを介して画像を管理する画像管理装置に対し、遠隔地に複数台設置され、前記画像管理装置から送信される前記画像には、前記画像印刷出力装置の指定が含まれ、該指定された画像印刷出力装置から前記画像が印刷出力されることを特徴とする。
【0027】
この請求項10の発明によれば、画像管理装置から遠隔地の場所で画像を印刷出力することができるようになり、画像の印刷出力の利便性を向上できる。
【0028】
また、請求項11の発明にかかる画像印刷出力装置は、請求項10に記載の発明において、前記画像の印刷出力の履歴を格納保持する納品情報保持手段を備えたことを特徴とする。
【0029】
この請求項11の発明によれば、画像の印刷出力の履歴を知ることができ、印刷出力の管理を行えるようになる。
【0030】
また、請求項12の発明にかかるネットワークを用いた画像管理システムは、画像を格納保持している画像管理装置からネットワークを介して接続された画像印刷出力装置に対して前記画像を送信し、印刷出力するための画像管理システムであって、前記画像管理装置は、前記画像を格納保持する画像データベースと、前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記画像データベースに格納してある画像の複製画像を作成し、該複製画像を一時格納領域に一時保存する管理手段と、前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記一時保存した前記複製画像を前記画像印刷出力装置に送信する送信手段とを備え、前記画像印刷出力装置は、前記送信された画像を印刷出力用として格納する画像格納手段と、前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記画像格納手段に格納された画像の印刷出力を行う印刷出力手段と、前記印刷出力手段による印刷出力の終了を検出して、前記画像管理装置に一時保存した前記複製画像と、前記画像格納手段に格納された前記複製画像をそれぞれ削除する処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0031】
この請求項12の発明によれば、ネットワークを介して画像の印刷出力を行う際に、印刷終了後における画像の2次利用を防止できるようになる。特に、画像管理装置に対して、画像印刷出力装置が遠隔地に複数設置された場合であっても、各画像印刷出力装置に格納された画像を適切な時期に削除することができるとともに、画像の送信元である画像管理装置に一時保存してある画像を削除するため、ネットワーク上である画像の印刷出力に関わり、この画像をやりとりした装置全てに対する画像の機密維持を徹底できるようになる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像出力処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像管理装置、画像印刷出力装置およびネットワークを用いた画像管理システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0033】
図1は、この発明が適用されるフォトシェアリングサービスを説明するための全体システムを示す概要図である。自宅等に設置されたパーソナル・コンピュータ(PC)等の端末装置100(100a〜100n)は、インターネット等のネットワーク101を介してフォトシェアリングサイト102にアクセス可能に構成されている。
【0034】
フォトシェアリングサイト102は、上述したフォトシェアリングの機能を実現するための管理サーバ111と、画像を格納保持する画像データベース(DB)112からなる。デジタルカメラ等で撮影した画像は、端末装置100、ネットワーク101を介してフォトシェアリングサイト102の管理サーバ111に転送され、管理サーバ111は、予め付与したID等の識別番号別にユーザ(PC)別の画像格納領域を画像データベース112に割り当てて格納する。各ユーザは、IDと暗証番号等を用いた認証により、画像データベース112に格納保持された画像にアクセスすることができる。
【0035】
管理サーバ111は、端末装置100の要求に応じて画像のアップロードや、閲覧、画像の編集、加工および削除等にかかる処理を実行する。そして、画像データベース112に格納された画像は、この画像を保有するユーザが閲覧許可した他のユーザの端末装置100に対しても、ID、パスワード等の付与により、閲覧を共有させるシェアリング機能を有している。
【0036】
加えて、画像をアルバム(サムネイル)形式で一覧表示する機能や、サイズや色調の補正の機能や、ユーザの端末装置100に対して印刷用の画像を転送出力する機能や、画像に加工を施しグリーティングカード(eカードと呼称される)を作成し、他のユーザの端末装置100に対し電子メール等で通知し、閲覧させる機能や、モーフィングと呼称されている顔面画像の特殊加工等の機能等、を有している。このほか、後述するが、ミニラボ(画像印刷出力装置)105へのプリント(印刷出力)注文にかかる処理機能等がある。
【0037】
フォトシェアリングサイト102に対するアクセスは、PC等の端末装置100に限らず、携帯電話機103を介しても同様に行える。携帯電話機103は、画像アップローダ(例えば、Java(R)アプリケーション)を用いて、デジタルカメラで撮影した画像を携帯電話機103を介してアップロードすることができる。また、携帯電話機103にデジタルカメラが内蔵されたものであれば、直接、この携帯電話機103から画像をアップロードすることもできる。
【0038】
注文受付サーバ104は、フォトシェアリングサイト102に格納保持された画像に対し、端末装置100あるいは携帯電話機103から画像出力(印刷)の注文要求時時における注文の受け付けと、ミニラボ105に対する印刷出力に関する注文情報の送受を行う。なお、後述するが、フォトシェアリングサイト102に設けられた管理サーバ111をフロントエンドシステムとして配置し、この注文受付サーバ104は、バックエンドシステムとして配置してなる。この注文受付サーバ104は、上記注文受付処理に関する処理を分担して行う。
【0039】
ミニラボ(画像印刷出力装置)105は、注文受付サーバ104との間での注文情報の送受に基づき、フォトシェアリングサイト102に格納保持された画像の転送を受けてこの画像の印刷出力を行う。なお、注文受付サーバ104は、上記バックエンドシステムであるため、ミニラボ105に対する注文情報の送受は、フロントエンドシステムとしての管理サーバ111を介して行う(詳細は後述する)。このミニラボ105は、図示のように、複数(105a〜105n)設置される。このミニラボ105は、フォトシェアリングサイト102の設置個所から離れた遠隔地の店舗に設置されるものであり、画像の印刷出力を要求したユーザが任意の店舗を指定して受け取ることができるようになっている。
【0040】
このミニラボ(画像印刷出力装置)105は、注文受付サーバ104との間で送受した注文情報と、管理サーバ111から転送された画像に基づき、注文を受け付けた画像の印刷出力を実行する注文処理部121と、注文受付後にフォトシェアリングサイト102から転送された画像を格納する画像格納部122と、ミニラボ出力機123からなる。
【0041】
注文発生時、管理サーバ111は、画像データベース112に格納保持された画像のコピー(複製画像)を作成し、この画像を図示しない一時格納領域に一時的なバックアップ用画像として格納するとともに、ネットワーク101を介してミニラボ105の画像格納部122に転送する。
【0042】
画像注文時の注文内容には、印刷枚数、サイズと共に、画像出力(印刷)を受け取る店舗(ミニラボ)の情報が含まれており、注文受付サーバ104は、該当するミニラボ(105a〜105nのいずれか)に設置されたミニラボ出力機123に対して、必要なサイズおよび枚数の注文情報を送信し、画像の印刷出力を実行させる。
【0043】
この発明では、ミニラボ105に設置されるミニラボ出力機123として、インクジェット技術を用いて画像を印刷出力するプリンタによって構成されている。前述したように、一般家庭でのプリンタによれば、A3程度までのサイズの印刷が高品質で簡単に行えるようになっている。このため、一般家庭での印刷出力と差別化するために、このミニラボ出力機123を構成しているプリンタは、A3〜A0程度の大判印刷が可能なインクジェットプリンタが用いられる。より詳細に説明すると、このミニラボ出力機123として用いるインクジェットプリンタは、マッハジェット(R)と呼称されている技術を用い、圧電素子に電圧を加えて振動させ、インクに圧力を加えることにより水鉄砲の如くインクを射出させて画像を形成させるものである。
【0044】
このように、ミニラボ105に設置されたミニラボ出力機123を構成しているインクジェットプリンタは、省スペースおよび低価格であるため、従来のDPEサービスや従来のミニラボ(現像や焼き付け等の処理を含む装置)の設置が難しかった店舗にも容易に設置できるものである。また、現像液等を使用しない技術(ドライミニラボ)であるため、地球環境の保全にも貢献できる。
【0045】
図2は、この発明にかかるネットワークを用いた画像管理システムのハードウエア構成を示すブロック図である。図2において、201は装置全体を制御するCPUを、202は基本入出力プログラムを記憶したROMを、203はCPU201のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。また、204はCPU201の制御にしたがってHD(ハードディスク)205に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、205はHDD204の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDをそれぞれ示している。
【0046】
また、206はCPU201の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)207に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フレキシブルディスクドライブ)を、207はFDD206の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。また、208はカーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像等の各種データを表示するディスプレイを、209は通信ケーブル210を介してネットワーク101に接続され、このネットワーク101とCPU201とのインターフェース(I/F)として機能するネットワークボードを、それぞれ示している。
【0047】
また、211は文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えたキーボードを、212は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行うマウスを、それぞれ示している。また、213は文字や画像を光学的に読み取るスキャナを、214はCPU201の制御にしたがって文字や画像を印刷するプリンタを、215は着脱可能な記録媒体であるCD/DVDディスクを、216はCD/DVDディスク215に対するデータのリードを制御するディスクドライブを、200は上記各部を接続するためのバスを、それぞれ示している。
【0048】
図1に示す管理サーバ111は、図2におけるROM202,RAM203,CD/DVDディスク215およびディスクドライブ216等に記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。また、図1に示す管理サーバ111が各端末装置100(および携帯電話機103)と接続し、データ送受する具体的構成は、図2に示したI/F209によって実現される。
【0049】
同様に、図1に示す注文受付サーバ104についても、管理サーバ111と同様、図2に記載された各機能を有しており、ROM202,RAM203,CD/DVDディスク215およびディスクドライブ216等に記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。また、図1に示す注文受付サーバ104が管理サーバ111と接続し、データ送受する具体的構成は、図2に示したI/F209によって実現される。
【0050】
同様に、図1に示す注文処理部121についても、管理サーバ111と同様、図2に記載された各機能を有しており、ROM202,RAM203,CD/DVDディスク215およびディスクドライブ216等に記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。また、図1に示す注文処理部121が管理サーバ111(および注文受付サーバ104)と接続し、データ送受する具体的構成は、図2に示したI/F209によって実現される。
【0051】
次に、上記構成における画像出力注文時の処理内容について詳細に説明する。図3は、上記構成による画像出力注文時の処理内容を説明するためのブロック図である。
【0052】
フォトシェアリングサイト102には、上述した管理サーバ111の他に、注文受付サーバ104と、ミニラボ105との間で上記注文情報を電子メールを用いて送受するためのメールボックス113を有している。メールボックス113を利用した電子メールの送受は、所定のプロトコル、例えば受信プロトコルはPOP3、送信プロトコルはSMTPが用いられる。また、管理サーバ111と、注文受付サーバ104と、注文処理部121との間は、印刷出力する画像と、注文情報をweb画面上で操作するために、所定のプロトコル(例えばHTTPSによる暗号化されたHTML)によるデータ送受が行われる。
【0053】
ミニラボ105には、上述した注文処理部121と、画像格納部122と、ミニラボ出力機123の他に、注文状態を表示する表示部124と、操作用の操作部125が設けられている。
【0054】
次に、上記の図3と、図4の注文処理全体の流れを示すフローチャートを用いて、注文処理の流れを説明する。図4の横軸には、ミニラボ105に設置された注文処理部121の注文処理にかかる「状態」と、表示部124と、ミニラボ出力機123と、フォトシェアリングサイトに設けられる管理サーバ111(および注文受付サーバ104)とがそれぞれ配列されている。縦軸には、横軸に記載した各構成部の間における注文情報と、画像のやりとりが時系列に記載されている。
【0055】
図中縦軸に示すように、注文処理部121の注文処理にかかる「状態」は、新規D1→注文受付D2→印刷出力D3→印刷出力終了D4→終了D5の順に遷移する。
【0056】
以下、遷移する各「状態」について順に説明する。はじめに、フォトシェアリングサイト102にアクセス許可されたユーザが、閲覧した画像の印刷出力を要求したとき、注文受付サーバ104は、注文受付のweb画面を管理サーバ111を介してユーザの端末装置100に送出する。ユーザは、端末装置100を用い、注文受付画面上で注文要求を操作入力する。この注文要求は、フォトシェアリングサイト102の注文受付サーバ104に格納される。この注文要求は、上述した必要なサイズおよび枚数等からなる注文情報と、印刷出力対象の一つあるいは複数の画像を指定する情報等からなる。これにより、注文受付サーバ104には、複数の端末装置100を介して複数のユーザからの注文要求が蓄えられることになる。
【0057】
そして、ミニラボ105の店員等の操作者は、注文処理のためのシステム(モニラボシステムと称す)を起動させて、注文処理部121による注文処理が可能な状態にさせる。この後、新規注文の状態を知るために、操作部125を用い、表示部124上に表示されているweb画面上で新規注文獲得操作(ステップS401)を行うと、図3に示したメールボックス113は、注文受付サーバ104に対して注文メールリクエストを行う(ステップS402)。
【0058】
注文受付サーバ104は、注文メールリクエストに対応して上記の注文情報が記載された注文メールを送信する。この注文メールの注文情報は、例えばXML形式で記載され注文メールの添付ファイルとして送信される。注文処理部121は、この注文メールを受信し(ステップS403)、添付解除してから所定のフォルダに格納した後、書式情報を与えるための言語が記載されたスタイルシートを用いてXML形式で記述された注文情報をブラウザ上に展開し表示部124に表示する(ステップS404)。これにより、注文処理部121の「状態」は、新規D1に遷移する。注文情報は、XML形式に限らずHTML形式で記述することもできる。
【0059】
次に、操作者により表示部124に表示された注文情報に対する確認操作が行われると(ステップS405)、注文処理部121は、注文受付サーバ104に対して画像転送要求を行う(ステップS406)。注文受付サーバ104は、この要求を管理サーバ111に転送する。これにより、管理サーバ111は、管理している画像を画像データベース112から注文処理部121に転送する(ステップS407)。
【0060】
この転送処理は、HTTPSプロトコルを用いて機密維持された状態で行われる。管理サーバ111は、画像の転送処理を実行するにあたり、まず、画像データベース112にアクセスして上述した注文情報に該当する1枚あるいは複数枚の画像を読み出し、この画像の複製画像を作成した後に、この複製画像を一時格納領域に一時的なバックアップ用画像として格納する。この一時格納領域は、画像データベースの一部に設定することもできる。この後、管理サーバ111は、バックアップした複製画像をミニラボ105に転送する。このように、画像データベース112に格納されているオリジナルな画像に対する編集や加工を行わないため、オリジナルな画像の状態を削除要求時まで保持し続けることができる。また、画像の転送不良時の再送用として再度一時格納領域から読み出し、送信することができる。
【0061】
注文処理部121は、転送された画像を画像格納部122に格納する。この画像は、印刷出力用に複製された複製画像であるため、後述するように、機密維持のために最終的(印刷出力終了後)には消去される。注文処理部121は、画像転送が終了すると、管理サーバ111にステータス変更メールを送信する(ステップS408)。これにより、注文処理部121の「状態」は、新規D1→注文受付D2に遷移する。
【0062】
次に、操作者が操作部125を操作することによって画像のサムネイル表示操作を行うと(ステップS409)、注文処理部121は、注文情報に対応した画像を縮小化して表示部124に一覧表示させる。同時に、注文処理部121は、サムネイルファイル作成通知をミニラボ出力機123に送信する(ステップS410)。これにより、ミニラボ出力機123は、画像のサムネイルを印刷出力し、注文処理部121に対してサムネイルファイル印刷出力通知を送信する(ステップS411)。この後、注文処理部121は、転写紙310上に画像の印刷出力(サムネイル出力)が可能となる。
【0063】
そして、操作者が操作部125を用い印刷出力操作を行うと(ステップS412)、同状態が表示部124に表示され、注文処理部121の「状態」は、注文受付D2→印刷出力D3に遷移する。同時に、注文受付サーバ104は、ミニラボ出力機123に対して印刷出力要求を送信する(ステップS413)。この印刷出力要求により、注文受付サーバ104は、画像格納部122に格納されている該当する画像を読み出し、また、注文情報にしたがった印刷枚数およびサイズをミニラボ出力機123に送信する。これにより、ミニラボ出力機123は、転写紙311を用いて各画像を注文情報にしたがった印刷枚数およびサイズで印刷出力し、印刷出力通知を注文処理部121に送信する(ステップS414)。
【0064】
この後、ミニラボ出力機123により注文情報に該当する画像の印刷出力が終了し、操作者が操作部125を用いて印刷出力終了操作を行うと(ステップS415)、注文処理部121は、注文受付サーバ104に対してステータス変更メールを送信し(ステップS416)、注文処理部121の「状態」は、印刷出力D3→印刷出力終了D4に遷移し、注文処理部121は、メールボックス113に対し、画像の印刷出力が完了した印刷完了通知メールを送信する。同時に、注文処理部121は、納品情報を納品データベース312に格納する。納品情報は、印刷実行のログに相当するものであり、注文情報のデータを用いて、これに印刷時刻等を付加して生成される。
【0065】
ミニラボの操作者は、印刷完了通知メールを受信後に、所望した画像の印刷が全て揃っているか確認した後、納品完了操作を行う(ステップS417)。これにより、注文受付サーバ104に対してステータス変更メールを送信し(ステップS418)、注文処理部121の「状態」は、印刷出力終了D4→終了D5に遷移する。これにより、管理サーバ111は、一時格納領域に一時格納していた複製画像を削除キューに入れ、削除待ちとなる。
【0066】
この後、操作者によりバックアップ画像削除操作が行われると(ステップS419)、注文処理部121は、管理サーバ111に対して削除指令し、削除キューに入っていた複製画像を削除する。これにより、フォトシェアリングサイト102において印刷出力のために複製した複製画像が削除される。同時に、画像格納部122に格納されていた印刷用の画像が削除される。
【0067】
この後、ミニラボシステムの動作を終了させるクローズ操作を行うと(ステップS420)、注文処理部121は、印刷出力に用いたワークファイルを削除し、システム全体から印刷出力に必要な画像が削除される。例えば、揮発性メモリ(RAM)等に格納されていたワークファイルに印刷用の画像データが含まれていたとしても、この画像データはミニラボシステムの電源断により消去される。このほか、ミニラボシステムのシステム終了時に自動的にワークファイルを消去する構成としてもよい。
【0068】
図5は、画像の印刷出力時に行われる画像の複製および削除処理を示すフローチャートである。この図5には、図4を用いて上述した全体処理の流れのうち、画像の複製および削除にかかる処理を中心に、ミニラボシステム全体の処理をまとめて記載してある。はじめに、シェアリングサイト102に格納されている画像に対する印刷出力の注文発生を待機し(ステップS501:No)、注文が発生すると(ステップS501:Yes)、管理サーバ112は、画像データベース112に格納されている該当する画像の複製を作成し、一時格納領域に格納する(ステップS502)。この画像は、印刷出力ためにシェアリングサイト102における閲覧対象である元画像のバックアップ(上記バックアップ画像)として複製され、以下の転送等に用いられる。
【0069】
この後、複製画像は、ミニラボ105に転送される(ステップS503)。転送された画像は、注文処理部121により、画像格納部122に格納される。この後、上述したように、ミニラボ105側の注文処理部121は、画像格納部122に格納した画像を用いて印刷出力を行う。印刷出力が完了すると(ステップS504:Yes)、注文処理部121は、管理サーバ111に対して、一時格納領域に格納されている複製の画像を削除させる(ステップS505)。また、ミニラボ105内の画像格納部122に格納した複製画像を削除する(ステップS506)。また、ミニラボシステムの終了時にはワークファイルを削除することにより、このミニラボシステム全体から画像を消去する。
【0070】
以上説明したように、この発明によれば、ミニラボ105において画像を印刷出力するために複製された画像全てを削除することができる。この削除は、ミニラボプリントシステムが実行する上記一連の印刷処理に連動して自動的に実行することができ、画像の削除忘れを防止することができる。この際、ミニラボ105の操作者は、画像(データ)の印刷出力にかかる操作のみ実行でき、この画像を複製する等の操作を受け付けないため、不正な2次利用等を防止できる。
【0071】
なお、上記実施の形態において説明したフォトシェアリングサイト102と、ミニラボ105との間は、前述したインターネット等のネットワーク101を使用するに限らず、他に、専用回線を用いてもよく、画像の転送について、より機密を向上させて行えるようになる。
【0072】
なお、本実施の形態で説明した画像の印刷出力にかかる方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ネットワーク等を利用して画像を印刷出力するとき、転送させ保持した後の画像を印刷処理が終了した後の適切な時期に削除することができるため、画像の機密を維持でき、この画像の2次利用を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるフォトシェアリングサービスの概要を説明するための図である。
【図2】この発明にかかるネットワークを用いた画像管理システムのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図3】画像出力注文時の処理内容を説明するためのブロック図である。
【図4】この発明による注文処理全体の流れを示すフローチャートである。
【図5】画像の印刷出力時に行われる画像の複製および削除処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100(100a〜100n) 端末装置
101 ネットワーク
102 フォトシェアリングサイト
104 注文受付サーバ
105 (105a〜105n) ミニラボ
111 管理サーバ
112 画像データベース
113 メールボックス
121 注文処理部
122 画像格納部
123 ミニラボ出力機
124 表示部
125 操作部
Claims (12)
- 画像の印刷出力の要求発生に基づき、前記画像の複製画像を作成する複製工程と、
前記複製画像を印刷手段に送信する送信工程と、
前記印刷手段に送信された前記複製画像の印刷出力を行う印刷出力工程と、
前記印刷出力の終了を検出する印刷終了検出工程と、
前記印刷終了検出工程による印刷出力の終了に基づき、前記複製工程で複製された前記複製画像を削除する削除工程と、
を含むことを特徴とする画像出力処理方法。 - 画像を格納保持している画像管理装置からネットワークを介して接続された画像印刷出力装置に対して前記画像を送信し、印刷出力するための画像出力処理方法であって、
前記画像管理装置が格納保持している任意の前記画像の印刷出力の要求発生に基づき、該画像管理装置が格納保持している画像の複製画像を作成し、該複製画像を画像管理装置に一時格納する複製工程と、
前記複製画像を前記画像印刷出力装置に送信し、該画像印刷出力装置に格納する送信工程と、
前記画像印刷出力装置に格納された前記複製画像の印刷出力を行う印刷出力工程と、
前記印刷出力の終了を検出する印刷終了検出工程と、
前記印刷終了検出工程による印刷出力の終了に基づき、前記画像管理装置の一時格納された前記複製画像と、前記画像印刷出力装置に格納された前記複製画像をそれぞれ削除する削除工程と、
を含むことを特徴とする画像出力処理方法。 - 前記画像は、印刷出力用の画像データと、該印刷出力に必要な印刷情報を含み、
前記複製工程は、前記画像データと前記印刷情報をいずれも複製し、
前記削除工程は、前記画像データと前記印刷情報をいずれも削除することを特徴とする請求項1または2のいずれか一つに記載の画像出力処理方法。 - 前記削除工程は、
前記印刷終了検出工程による印刷出力の終了に基づき、前記画像管理装置に一時格納された前記複製画像と、前記画像印刷出力装置に格納された前記複製画像をそれぞれ削除対象に設定した後、
前記削除工程による削除要求に基づき、前記削除対象の複製画像を削除することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像出力処理方法。 - 前記請求項1〜4のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
- プログラムの起動終了時に、前記複製画像を含む該プログラムが使用したワークエリアのデータを削除することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
- 画像を格納保持し、該画像の印刷出力時にネットワークを介して接続された画像印刷出力装置に前記画像を送信し、印刷出力させるための画像管理装置であって、
前記画像を格納保持する画像データベースと、
前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記画像データベースに格納してある画像の複製画像を作成し、該複製画像を一時格納領域に一時保存する管理手段と、
前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記一時格納領域に保存した前記複製画像を前記画像印刷出力装置に送信する送信手段とを備え、
前記管理手段は、
前記画像印刷出力装置による印刷出力の終了に基づき、前記一時領域に保存した前記複製画像を削除することを特徴とする画像管理装置。 - 前記画像管理装置は、
前記画像データベースの画像を前記ネットワークを介して公開するシェアリングサイトに設置され、
前記シェアリングサイトにアクセスしたユーザの端末装置から送信される前記画像の印刷出力の印刷要求に基づき、前記印刷出力の要求を生成することを特徴とする請求項7に記載の画像管理装置。 - 印刷出力する際に送信元の装置から送信された画像を保持し、印刷出力する画像印刷出力装置であって、
前記送信された画像を一時格納する画像格納手段と、
前記画像を印刷出力する画像出力手段と、
前記送信された画像を前記画像格納手段に一時格納した後、前記画像出力手段から印刷出力させる処理手段と、
前記画像出力手段による印刷出力の終了に基づき、前記送信元の装置に対し、該送信元の装置が一時保存した前記画像の削除要求を行うことを特徴とする画像印刷出力装置。 - ネットワークを介して画像を管理する画像管理装置に対し、遠隔地に複数台設置され、
前記画像管理装置から送信される前記画像には、前記画像印刷出力装置の指定が含まれ、該指定された画像印刷出力装置から前記画像が印刷出力されることを特徴とする請求項9に記載の画像印刷出力装置。 - 前記画像の印刷出力の履歴を格納保持する納品情報保持手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載の画像印刷出力装置。
- 画像を格納保持している画像管理装置からネットワークを介して接続された画像印刷出力装置に対して前記画像を送信し、印刷出力するための画像管理システムであって、
前記画像管理装置は、
前記画像を格納保持する画像データベースと、
前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記画像データベースに格納してある画像の複製画像を作成し、該複製画像を一時格納領域に一時保存する管理手段と、
前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記一時保存した前記複製画像を前記画像印刷出力装置に送信する送信手段とを備え、
前記画像印刷出力装置は、
前記送信された画像を印刷出力用として格納する画像格納手段と、
前記画像の印刷出力の要求に基づき、前記画像格納手段に格納された画像の印刷出力を行う印刷出力手段と、
前記印刷出力手段による印刷出力の終了を検出して、前記画像管理装置に一時保存した前記複製画像と、前記画像格納手段に格納された前記複製画像をそれぞれ削除する処理手段と、
を備えたことを特徴とするネットワークを用いた画像管理システム。
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-
2003
- 2003-06-11 JP JP2003166834A patent/JP2005004459A/ja not_active Withdrawn
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